JP2004086477A - 印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、pos端末およびposシステム - Google Patents

印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、pos端末およびposシステム Download PDF

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横山 和幸
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Abstract

【課題】単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行することを目的とする。
【解決手段】印刷装置50において、ドットマトリクス状に展開された背景パターンの構成要素となる単位画像を表す単位画像データを、レシート61の幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことによって背景パターンデータを生成する。続いて、端末装置40から印刷データが送信されると、印刷装置50は、印刷データに生成した背景パターンデータを付加して背景パターン付印刷データを生成する。その後、背景パターン付印刷データをレシート61上に印刷する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これをレシート上に印刷する印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、POS端末およびPOSシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーやコンビニエンス・ストア等の小売業において利用されているPOSシステム(販売時点情報管理システム)では、レシートに印刷を行うための印刷装置(レシートプリンタ)が設けられている。この種の印刷装置としては、図15に示すようなレシートを発行する、いわゆる単色(モノクロ)・テキストベースの印刷装置が広く利用されているが、近年、カラープリンタの小型化、高速化に伴い、POSシステムへのカラープリンタの適用が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際にカラープリンタを導入しようとした場合、POSシステムのアプリケーションは、単色プリンタを前提とした単色・テキストベースのものが一般的であるため、レシートをカラーで印刷したり、絵柄を挿入したりするためには、アプリケーションをカラー・グラフィックベースに変更しなければならない。しかしながら、アプリケーションの変更には多額の投資を必要とするため、カラープリンタを導入しても、これを有効に活用できないといった問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑み、単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行可能な印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、POS端末およびPOSシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷方法は、商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これをレシート上に印刷する印刷方法であって、ホストコンピュータから印刷データを取得する印刷データ取得工程と、ドットマトリクス状に展開された背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶工程と、単位画像データをレシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、背景画像データを生成する背景画像データ生成工程と、印刷データに、背景画像データを付加して背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成工程と、背景画像付印刷データをレシート上に印刷する印刷工程と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の印刷装置は、商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これをレシート上に印刷する印刷装置であって、ホストコンピュータから印刷データを取得する印刷データ取得手段と、ドットマトリクス状に展開された背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶手段と、単位画像データをレシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、背景画像データを生成する背景画像データ生成手段と、印刷データに、背景画像データを付加して背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成手段と、背景画像付印刷データをレシート上に印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
これらの構成によれば、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成するため、ホストコンピュータが例えば単色・テキストベースのアプリケーションであっても、アプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行することができる。また、背景画像データは、単位画像データを、レシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことによって生成するため、背景画像データを記憶するための記憶容量が小さい場合でも、見栄えの良い背景画像データを効率よく生成することができる。
【0008】
この場合、印刷工程では、主色と、当該主色以外の副色とによるカラー印刷が可能であり、印刷データを主色によって印刷し、背景画像データを副色によって印刷することが好ましい。
【0009】
また、この場合、印刷手段は、主色と、当該主色以外の副色とによるカラー印刷が可能であり、印刷データを主色によって印刷し、背景画像データを副色によって印刷することが好ましい。
【0010】
これらの構成によれば、印刷データは主色によって印刷され、背景画像データは副色によって印刷されるため、印刷データに基づいて印刷される文字等の見やすさを損ねることなく、背景画像を付加することができる。また、カラー印刷が可能であるため、視認性を高めることができる。
【0011】
この場合、背景画像データ生成工程では、間引き処理後の単位画像データを複数配列することにより、背景画像データを生成することが好ましい。
【0012】
また、この場合、背景画像データ生成手段は、間引き処理後の単位画像データを複数配列することにより、背景画像データを生成することが好ましい。
【0013】
これらの構成によれば、間引き処理後の単位画像データを複数配列することによって背景画像データを生成するため、背景画像データを記憶するための記憶容量が小さい場合でも、多様な背景画像データを効率よく生成することができる。
【0014】
この場合、背景画像データ生成工程では、ホストコンピュータから送信された設定コマンドにしたがって背景画像データを生成することが好ましい。
【0015】
また、この場合、背景画像データ生成手段は、ホストコンピュータから送信された設定コマンドにしたがって背景画像データを生成することが好ましい。
【0016】
これらの構成によれば、ホストコンピュータから送信された設定コマンドにしたがって背景画像データを生成するため、ユーザは印刷装置を直接操作することなく背景画像の設定を行うことができる。
【0017】
この場合、設定コマンドには、背景画像データの印刷色を指定するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0018】
この構成によれば、ユーザの好みに応じて背景画像データの印刷色を指定することができる。
【0019】
これらの場合、単位画像データ記憶工程では、単位画像データを複数記憶しており、設定コマンドには、複数の単位画像データの中から、背景画像の構成要素となる1の単位画像データを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0020】
また、これらの場合、単位画像データ記憶手段は、単位画像データを複数記憶しており、設定コマンドには、複数の単位画像データの中から、背景画像の構成要素となる1の単位画像データを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0021】
これらの構成によれば、単位画像データを複数記憶しているため、多様な背景画像データを生成することができる。また、ユーザは、複数の単位画像データの中から1の単位画像データを選択するだけで単位画像データの指定を行うことができる。
【0022】
これらの場合、設定コマンドには、単位画像データの拡大率を指定するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0023】
この構成によれば、ユーザの好みに応じて単位画像データの拡大率を指定することができる。また、単位画像をサイズ別に複数記憶する必要がないため、単位画像を記憶するための記憶容量を抑えることができる。
【0024】
これらの場合、複数の単位画像データの配列パターンを複数記憶する配列パターン記憶工程を更に備え、設定コマンドには、複数の配列パターンの中から、1の配列パターンを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0025】
また、これらの場合、複数の単位画像データの配列パターンを複数記憶する配列パターン記憶手段を更に備え、設定コマンドには、複数の配列パターンの中から、1の配列パターンを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0026】
これらの構成によれば、配列パターンを複数記憶しているため、多様な背景画像データを生成することができる。また、ユーザは、複数の配列パターンの中から1の配列パターンを選択するだけで配列パターンの指定を行うことができる。
【0027】
これらの場合、設定コマンドには、単位画像データの配列ピッチを指定するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0028】
この構成によれば、ユーザの好みに応じて配列ピッチを指定することができる。
【0029】
これらの場合、設定コマンドには、間引き処理におけるドットの間引き率を指定するコマンドが含まれることが好ましい。
【0030】
この構成によれば、ユーザの好みに応じてドットの間引き率を指定することができる。
【0031】
これらの場合、間引き処理におけるドットの間引きパターンを複数記憶する間引きパターン記憶工程を更に備え、設定コマンドには、複数の間引きパターンの中から、1の間引きパターンを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0032】
また、これらの場合、間引き処理におけるドットの間引きパターンを複数記憶する間引きパターン記憶手段を更に備え、設定コマンドには、複数の間引きパターンの中から、1の間引きパターンを選択するコマンドが含まれていることが好ましい。
【0033】
これらの構成によれば、ドットの間引きパターンを複数記憶しているため、多様な背景画像データを生成することができる。また、ユーザは、複数の間引きパターンの中から1の間引きパターンを選択するだけで間引きパターンの指定を行うことができる。
【0034】
これらの場合、設定コマンドは、ホストコンピュータに組み込まれたプリンタドライバによって生成されることが好ましい。
【0035】
この構成によれば、プリンタドライバによって設定コマンドを生成するため、ホストコンピュータのアプリケーションを変更することなく、ホストコンピュータから背景画像データの設定を行うことができる。
【0036】
これらの場合、背景画像データ生成工程では、単位画像データの拡大率に応じて間引き率を設定し、当該間引き率で間引き処理を行うことが好ましい。
【0037】
また、これらの場合、背景画像データ生成手段は、単位画像データの拡大率に応じて間引き率を設定し、当該間引き率で間引き処理を行うことが好ましい。
【0038】
これらの構成によれば、単位画像データの拡大率に応じて間引き率が設定されるため、ユーザは間引き率を設定する手間を必要とすることなく、見栄えの良い背景画像データを生成することができる。
【0039】
本発明のプログラムは、上記のいずれか1に記載の印刷方法をコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0040】
この構成によれば、ホストコンピュータの単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行可能なプログラムを提供することができる。
【0041】
本発明の記録媒体は、上記に記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
【0042】
この構成によれば、ホストコンピュータの単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行可能なプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0043】
本発明のプリンタドライバは、ホストコンピュータに組み込まれ、商品販売に関する入力情報に基づいて当該ホストコンピュータ内のアプリケーションによって生成された印刷データに、背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これを印刷装置に送信するプリンタドライバであって、ホストコンピュータから印刷データを取得する印刷データ取得手段と、ドットマトリクス状に展開された背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶手段と、単位画像データをレシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、背景画像データを生成する背景画像データ生成手段と、印刷データに、背景画像データを付加して背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成手段と、背景画像付印刷データをレシート上に印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
【0044】
この構成によれば、ホストコンピュータ内のアプリケーションによって生成された印刷データに、背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これを印刷装置に送信するため、アプリケーションが例えば単色・テキストベースであっても、これを変更することなく、印刷装置によってカラー・グラフィックベースのレシートを発行することができる。また、背景画像データは、単位画像データを、レシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことによって生成するため、背景画像データを記憶するための記憶容量が小さい場合でも、見栄えの良い背景画像データを効率よく生成することができる。
【0045】
本発明のPOS端末は、上記のいずれか1に記載の印刷装置と、ホストコンピュータとして機能する端末装置とを備えたことを特徴とする。
【0046】
この構成によれば、端末装置の単色・テキストベースのアプリケーションやプリンタドライバを変更することなく、印刷装置によりカラー・グラフィックベースのレシートを発行可能なPOS端末を提供することができる。
【0047】
本発明の他のPOS端末は、上記に記載のプリンタドライバを有すると共に、ホストコンピュータとして機能する端末装置と、印刷装置と、を備えたことを特徴とする。
【0048】
この構成によれば、端末装置の単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、印刷装置によりカラー・グラフィックベースのレシートを発行可能なPOS端末を提供することができる。
【0049】
本発明のPOSシステムは、上記に記載のPOS端末と、ネットワークを介してPOS端末と相互に接続され、当該POS端末を管理するPOSサーバと、によって構成されていることを特徴とする。
【0050】
この構成によれば、端末装置の単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、印刷装置によりカラー・グラフィックベースのレシートを発行可能なPOSシステムを提供することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、POS端末およびPOSシステムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータ(端末装置)によって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像(ウォーターマーク)を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成するものである。そして、この構成により、例えばホストコンピュータが単色・テキストベースのアプリケーションであっても、アプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシートを発行することができるといった作用・効果を奏するものである。そこで、以下、スーパーやコンビニエンス・ストア等の店舗にて利用され、オペレータによって入力された商品販売に関する入力情報に基づいてレシート(印刷対象物)を発行するPOSシステムを例に挙げて説明する。
【0052】
図1に示すように、本発明のPOSシステム10は、オペレータ(ユーザ)によって、主に商品に付されたバーコードが読み取られることにより入力情報を取得する複数のPOS端末20(1つのみ図示)と、ネットワークを介して当該POS端末20と相互に接続され、POS端末20に入力された入力情報の管理を行うPOSサーバ30とによって構成されている。
【0053】
POSサーバ30は、制御装置(CPU31)の他、ROM32やRAM33等のメモリを有し、ROM32内に記憶された制御プログラムにしたがって、RAM33内のバッファ39等に記憶された情報の処理を行う。特にRAM33内には、商品コードブロック35、商品名ブロック36、金額ブロック37、在庫ブロック38等からなる商品マスタを有しており、CPU31は、POS端末20より送信された入力情報に基づいて、商品マスタから商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、レシート61への印刷およびPOS端末20のディスプレイ42の表示に用いる商品データを生成する。なお、「商品データ」とは、端末装置40で生成される印刷データの元となるデータであり、レシート61上に印刷される商品名やその金額等の商品情報が含まれるものである。
【0054】
POS端末20は、POSサーバ30から送信される商品データや入力情報に基づき、レシート61上に印刷を行うための印刷データを生成する端末装置40と、印刷データに基づいてレシート61上に印刷を行う印刷装置50(レシートプリンタ)とを備え、互いにコネクタ46,53を介して接続されている。端末装置40は、キーボード43による入力またはバーコードリーダ44によるバーコードの読み取りによって商品に関する情報(商品情報)や顧客60に関する情報(顧客情報)などの入力情報を取得する。また、カードリーダ45によって顧客60のクレジットカードや会員カードを読み取り、クレジット清算に関する情報や会員番号等の会員に関する情報を取得する。更に、POSサーバ30から送信された商品データを元に生成した商品情報を表示するディスプレイ42を有し、顧客60に対して購入商品の金額等を提示する。
【0055】
また、端末装置40の制御は、ウィンドウズ(登録商標)等のOS上で稼働するプリンタドライバOLE for Rental POS(以下、OPOSという)により行われる。OPOSとは、OS上で稼働するPOSアプリケーション41aに対して、印刷装置50やバーコードリーダ44等の周辺デバイスとの機種依存性のないインターフェースを提供するものであり、デバイスのカテゴリ毎に対応したデバイスコントロールオブジェクト(CO)41bと、デバイスの機種毎に対応したサービスオブジェクト(SO)41cとによって構成されている。
【0056】
POSアプリケーション41aは、POSサーバ30から送信される商品データや入力情報に基づいてレシート61上に印刷するための印刷データを生成するが、この印刷データは、印刷装置用のCO41bに引き渡され、更にCO41bから印刷装置の機種に対応したSO41cに引き渡される。SO41cは、この印刷データを加工して、印刷装置のコマンド仕様に応じた印刷コマンドを生成し、OS41dを介して印刷装置50へ送信する。なお、上記したOPOSは、SO41cとCO41bとをコンバインした形態で、プリンタドライバ109としてユーザに提供される。
【0057】
また、SO41cには、背景画像データを設定するための背景画像データ設定プログラム108が実装されている。具体的な説明は後述するが、背景画像データ設定プログラム108は、ディスプレイ42上に所定の設定画面(図7および図8参照)を表示させることにより、背景画像データ設定のためのインターフェースをユーザに提供するものである。このように、プリンタドライバ109によって背景画像データ設定プログラム108が提供されるため、端末装置40のPOSアプリケーション41aを変更することなく、端末装置40から背景画像データの設定を行うことができる。
【0058】
一方、印刷装置50は、インクジェット方式で印刷が行われるインクジェットプリンタであり、第1印刷ヘッド55aないし第6印刷ヘッド55fの、6つのインクジェットヘッド55を有する印刷部120を備えている。これらのインクジェットヘッド55は、それぞれ、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、LM(ライトマゼンタ)、LC(ライトシアン)、K(ブラック)のインクを吐出することで、フルカラーの印刷ができるように構成されている。なお、印刷ヘッド55の構成は、これに限らず、ヘッド数を増やして、更に多色の印刷を行い得るよう構成しても良いし、ヘッド数を減らして1色若しくは2色のみの印刷を行う構成としても良い。
【0059】
また、印刷装置50は、第6印刷ヘッド55fのみで印刷を行うモノクロ印刷モードと、全ての印刷ヘッドによって印刷を行うカラー印刷モードとのいずれかを、ディップスイッチやメモリスイッチなどによって設定可能となっている。そして、このモード設定に関する情報を端末装置40が取得し、生成する印刷データにカラー情報を含ませるか否かを判断することができる。したがって、カラー印刷モードに設定されている場合であって、且つ印刷データにカラー情報が含まれる場合、これに基づきレシート61上に2色若しくは多色刷りの印刷を行うことが可能となる。なお、以下の説明では、印刷装置50はカラー印刷モードに設定されており、商品情報等を含む印刷データは主色の「K(ブラック)」にて印刷され、背景画像データは主色以外の指定された副色にて印刷されるものとする。
【0060】
次に、POS端末20の装置構成について、図2を参照して説明する。同図(a)は、POS端末20をオペレータによる操作側から見た正面斜視図であり、同図(b)は、これを顧客側から見た背面斜視図である。両図に示すように、POS端末20は、箱形の本体ケース48によってその主体部を成す端末装置40と、本体ケース48の後部左側に配置される印刷装置50とによって構成されている。なお、印刷装置50は、本体ケース48とケーブル接続されているため、この配置に限らず、ケーブル長が許す範囲で任意の場所に配置可能となっている。
【0061】
端末装置40は、本体ケース48の前部上面にオペレータが商品情報や顧客情報などの情報を入力するキーボード43と、その後部右側にオペレータが入力情報を確認するオペレータ用ディスプレイ42aとを配置し、本体ケース48内にはキャッシュドロア49が収納さている。また、本体ケース48の右側側面には商品に貼付若しくは印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダ44、左側側面には印刷装置50と接続するための印刷装置側インターフェース47を備え、キーボード43の右側には、顧客60から提示されたクレジットカードを読み取るためのカードリーダ用スロット45が形成されている。更に、本体ケース48の背面側には、顧客60が商品情報等を確認するための顧客用ディスプレイ42bが配置されている。なお、背景画像データ設定のための設定画面(図7および図8参照)は、上記のオペレータ側ディスプレイ42aに表示され、オペレータはこれを確認しながら、設定操作を行うこととなる。
【0062】
一方、印刷装置50は、その前面側に動作表示ランプ65と、端末装置側インターフェース51とが配置されており、端末装置側インターフェース51と、端末装置40に備えられた印刷装置側インターフェース47とはケーブル63およびコネクタ46,53を介して接続されている。また、印刷装置50の上面には、印刷済みのレシート61が排出されるレシート排出口64が形成されている。
【0063】
次に、印刷装置50の制御構成について、図3の機能ブロック図を参照して説明する。同図に示すように、印刷装置50の制御部140は、端末装置40から「背景画像設定コマンド」を取得し、背景画像データの各種設定を行う「背景画像データ設定部70」と、「背景画像データ設定部70」による設定内容にしたがって背景画像データを生成する「背景画像データ生成部80」と、「背景画像データ生成部80」によって生成された背景画像データ、および端末装置40から送信された印刷データに基づいて背景画像付印刷データを生成する「背景画像付印刷データ生成部90」とを備え、これらは主にCPU141によって構成されている(詳細については後述する)。そして、上記の制御部140によって生成された背景画像付印刷データに基づき、印刷部120によって印刷を行うことができる(背景画像付のレシート61の印刷例;図9等参照)。
【0064】
また、「背景画像データ設定部70」は、ドットマトリクス状に展開された背景画像の構成要素となる単位画像(図6参照)を表す単位画像データを設定する「単位画像データ設定部71」と、単位画像の拡大率を設定する「拡大率設定部72」と、単位画像のドットの間引き率を設定する「間引き率設定部73」と、背景画像の印刷色を設定する「カラー設定部74」と、単位画像の配列パターンを設定する「配列パターン設定部75」と、単位画像の配列ピッチを設定する「配列ピッチ設定部76」とによって構成されており、これらの設定は、図7および図8に示す設定画面によって行われる。
【0065】
図4は、印刷装置50の制御ブロック図を示したものであるが、同図に示すように、印刷装置50は、端末装置側インターフェース51を有し、端末装置40からの背景画像設定コマンドや印刷データを入力するデータ入力部110と、6つのインクジェットヘッド55を有し、それぞれ異なる色のインクを吐出することによりカラー印刷を行う印刷部120と、ヘッドドライバ131を有し、インクジェットヘッド55を駆動する駆動部130と、印刷装置50全体を制御する制御部140とによって構成されている。
【0066】
制御部140は、CPU141、ROM142、CG−ROM143およびRAM144を有し、互いに内部バス145により接続されている。ROM142は、CPU141で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック142aの他、各種テーブルを含む制御データを記憶する制御データブロック142bを有している。また、CG−ROM143は、印刷する文字のフォントデータを記憶し、文字を特定するコードが与えられたときに対応するフォントデータを出力する。
【0067】
RAM144は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック151の他、端末装置40から送信された印刷データを記憶する印刷データブロック152と、背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを複数記憶する単位画像データブロック153と、背景画像の印刷色に関する情報を記憶するカラー情報ブロック154と、単位画像を配列する複数の配列パターンを記憶する配列パターンブロック155と、生成した背景画像データを記憶する背景画像データブロック156と、背景画像データを印刷データに付加することによって生成した背景画像付印刷データを記憶する背景画像付印刷データブロック157とを有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM144は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。
【0068】
また、内部バス145は、データ入力部110および駆動部130とも接続され、端末装置側インターフェース51から入力データ(背景画像設定コマンド、印刷データ等)を取り込む(図3参照)と共に、CPU141等から出力された出力データ(背景画像付印刷データ等)や制御信号を、駆動部130(ヘッドドライバ131)に出力する。
【0069】
そして、CPU141は、上記の構成により、ROM142内の制御プログラムに基づいて、印刷装置50内の各部から各種信号・データ等を入力し、RAM144内の各種データ等を処理すると共に、各部に各種信号・データ等を出力することにより、背景画像データの設定を行い、その設定内容にしたがって背景画像データを生成したり、印刷データおよび背景画像データに基づいて背景画像付印刷データの生成を行うなど、印刷装置50全体を制御している。
【0070】
なお、端末装置側インターフェース51および端末装置40に備えられた印刷装置側インターフェース47(図3参照)は、RS−232規格などのシリアルデータ転送、セントロニクス規格などのパラレルデータ転送、イーサネット(登録商標)の10Base−Tなどのネットワーク接続、若しくはUSBなどのデータ転送規格に対応したものを採用することができる。
【0071】
また、端末装置40の内部TTL(Transistor Transistor Logic)と、印刷装置50の内部との駆動電圧レベルが異なる場合には、端末装置側インターフェース51および印刷装置側インターフェース47にレベル変換を行うドライバ回路を備えることが好ましい。この構成によれば、信号レベルを容易に変換することができる。
【0072】
次に印刷装置50における背景画像付印刷データの生成処理について、図5のフローチャート、並びに図6に示す背景画像データ生成処理の説明図を参照して説明する。まず、印刷装置50は、入力データを取得すると、これが背景画像設定コマンドであるか否かを判別する(S11)。そして、入力データが背景画像設定コマンドである場合(S11:Yes)は、背景画像データの設定を行う(S12)。
【0073】
背景画像データの設定は、端末装置40において、背景画像データ設定プログラム108(図1参照)が実行されることにより行われる。具体的には、背景画像データ設定プログラム108が起動されると、図7および図8に示すような設定画面が、オペレータ側ディスプレイ42aに表示され、オペレータが各種情報を入力することにより設定が行われるが、これについては、後に詳述するものとし、ここでは簡単に、背景画像データの生成処理について、図6を参照して説明する。
【0074】
図6に示すように、図9の<印刷例1>に示す背景画像データを生成する場合、まず背景画像の構成要素となる「単位画像」(設定画面において選択された画像;ここでは「炎柄」)に対し(S13a)、設定内容に応じて拡大処理(200%)を行う(S13b)。更に、これを、設定内容に応じて間引き処理(25%)することにより、背景画像データを生成する(S13c)。
【0075】
以上の通り、背景画像データが生成されると(S13)、生成された背景画像データは、背景画像データブロック156(図4参照)に格納され、その後送信された印刷データに対して付加処理が行われる。すなわち、入力データが背景画像設定コマンドではなく(S11:No)、印刷データである場合(S14:Yes)、背景画像データの付加設定が為されているか否かを判別し(S15)、付加設定が為されている場合(S15:Yes)は、当該印刷データに予め生成された背景画像データを付加し(S16)、背景画像付印刷データを生成する(S18)。また、付加設定が為されていない場合(S15:No)は、背景画像データを付加することなく(S17)、端末装置40から送信された印刷データを最終的な印刷データとする。
【0076】
一方、入力データが背景画像設定コマンドではなく(S11:No)、印刷データでもない場合(S14:No;例えば、単位画像データの登録のための情報が入力された場合など)、その指示に応じた処理が為される(S19)。
【0077】
次に、背景画像データ設定プログラム108により実行される背景画像データの設定処理について、図7および図8に示す設定画面(D11〜D14)を参照して説明する。背景画像データ設定プログラム108が起動されると、印刷装置50に対して背景画像データの設定情報を読み出すコマンドが送信され、このコマンドに応じて、それまでの背景画像データの設定情報が、設定画面上に表示される。オペレータは、この設定情報と異なる情報部分を設定していくことで、新規に背景画像データの設定を行う。
【0078】
図7に示すように、設定画面では、背景画像を設定するための各種情報が複数の画面に分かれて設定可能となっており、オペレータ(ユーザ)は、所望の設定画面を開いて設定を行っていく。なお、最初のタブ「基本」の設定画面を開くと、レシート61の幅サイズ、背景画像の印刷濃度および印刷品質等を設定可能となっており、通常の印刷設定ユーティリティーとほぼ同内容であるため、ここでは説明を省略する。
【0079】
同図(a)は、「単位画像」についての情報を設定する画面(D11)であり、オペレータによって既登録ファイル一覧201の中から1のファイルが選択されることにより、単位画像となるファイルが指定され、ファイル指定欄202に入力される。また、オペレータは、登録済みのIDをID欄203で選択することにより、ファイルを指定することも可能である。ここで、「単位画像」とは、図6に示すように、ドットマトリクス状に展開された背景画像の構成要素となる画像を指すものである。
【0080】
更に、設定画面(D11)の拡大率設定欄204では、単位画像の拡大率が設定され、設定された拡大率に応じてレシート61の幅方向および送り方向に対し同倍率で拡大処理を行う。例えば図9に示す<印刷例1>は、拡大率が200%である場合を示し、図11に示す<印刷例3>は、拡大率が100%である場合を示している。
【0081】
また、設定画面(D11)の間引き率設定欄205では、単位画像のドットの間引き率を設定可能であり、設定された間引き率に応じてドットの間引き処理を行う。ドットの間引き処理は、例えば単位画像を構成するドットが、4×4のマトリクス状に展開される場合、図13に示すような「パターン格子」を用いて行われる。したがって、間引き率設定欄205において、間引き率が0%に設定された場合は、間引きパターン(p)に示すように間引きを全く行わず、全体としてドットがつまった「濃い」画像となる。また、間引き率設定欄205において、間引き率が75%に設定された場合は、16のマトリクス(ドット)のうち、12個のマトリクス(ドット)を間引くため、間引きパターン(e)に示すような全体としてドットの間隔が広い「淡い」画像となる。なお、図9に示す<印刷例1>は、間引き率が25%である場合を示し、図10に示す<印刷例2>は、間引き率が50%である場合を示している。
【0082】
以上の内容の設定が完了すると、オペレータにより「OK」ボタン206がクリックされ、「単位画像」について設定された情報が端末装置40内のRAM等のメモリに格納される。
【0083】
続いて、図7(b)は、「カラー印刷」についての情報を設定する画面(D12)であり、まずカラー印刷を行うか否かが設定される。更に、カラー印刷を「する」にチェックされた場合は、背景色設定欄211において、背景画像を印刷する印刷色が設定される。
【0084】
なお、ここでは、購入商品名やその金額等を表す印刷データの印刷が主色「K(ブラック)」にて行われるように予め設定されているため、背景画像は、「K(ブラック)」以外の印刷色(副色)が設定可能となっている。したがって、例えば、「K(ブラック)」と「R(レッド)」のみの2色印刷を行う印刷装置では、印刷データが主色「K(ブラック)」にて印刷される場合、背景画像データは必然的に副色「R(レッド)」にて印刷されることになる。このように、印刷データが主色にて印刷され、背景画像データが副色にて印刷されることで、印刷データに基づいて印刷される文字等の見やすさを損ねることなく、背景画像を付加することができる。
【0085】
以上の内容の設定が完了すると、オペレータにより「OK」ボタン212がクリックされ、「カラー印刷」について設定された情報が、端末装置40内のRAM等のメモリに格納される。
【0086】
続いて、図7(c)は、「配列パターン」についての情報を設定する画面(D13)であり、まず配列を行うか否かが選択される。ここで、「配列しない」にチェックされた場合は、それ以上の内容が設定されることなく、オペレータにより「OK」ボタン222がクリックされる。
【0087】
一方、オペレータにより、「配列する」にチェックされた場合は、更に「配列形式」および「配列ピッチ」の指定が行われる。配列形式は、パターン(A)〜パターン(C)の中から1の配列パターンが選択される。更に、配列ピッチ(配列された隣り合わせの単位画像間における間隔)を指定するか否かが設定され、配列ピッチが「指定する」にチェックされた場合は、レシート61の幅方向(図11に示す<印刷例3>の場合、横方向)および送り方向(例えば、図11に示す<印刷例3>の場合、縦方向)のピッチが配列ピッチ設定欄221において、数値入力されることにより設定可能となっている。一方、配列ピッチが「指定しない」にチェックされた場合は、単位画像のサイズに応じて自動的にピッチを設定する。なお、配列ピッチが「指定しない」にチェックされた場合、ピッチを「0」に設定するように構成しても良い。以上の内容の設定が完了すると、オペレータにより「OK」ボタン222がクリックされ、「配列パターン」について設定された情報が、端末装置40内のRAM等のメモリに格納される。
【0088】
続いて、図8は、「詳細」についての情報を設定する画面(D14)であり、まず、背景画像を付加するか否かが設定される。ここで、背景画像を「付加しない」にチェックされた場合は、上記した設定内容に関わらず、背景画像データの付加は行わず、印刷データのみをレシート61上に印刷する(図15参照)。また、単位画像の登録欄241においては、「追加」ボタン242および「削除」ボタン243がクリックされることにより、単位画像データの追加登録および削除が行われる。以上の内容の設定が完了すると、オペレータにより「OK」ボタン244がクリックされ、「詳細」について設定された情報が、端末装置40内のRAM等のメモリに格納される。
【0089】
そして、図7および図8に示す全ての情報の設定が完了し、オペレータにより図示しない背景画像データの「設定完了ボタン」がクリックされると、設定された情報(端末装置40内のRAM等のメモリに格納された情報)を「背景画像設定コマンド」として、端末装置40から印刷装置50に送信する。印刷装置50では、上記のとおり、この「背景画像設定コマンド」にしたがって背景画像データを生成し、これを端末装置40から送信された印刷データに付加することによって背景画像付印刷データを生成する。更に、「詳細」の設定画面(D14)において登録された単位画像に関する情報は、背景画像データの「設定完了ボタン」がクリックされたときに「背景画像設定コマンド」と共に印刷装置50に送信し、単位画像データブロック153(図4参照)に格納する。
【0090】
ここで、幾つかの例を挙げて、その他の背景画像の印刷例について説明する。図10の<印刷例2>は、図6に示すように、単位画像「炎柄」を200%に拡大した後(S13b)、間引き率を50%(間引きパターン(h);図13参照)に設定すると共に背景色を「黄色」に設定した場合を示したものである(S13d)。
【0091】
また、図11の<印刷例3>は、単位画像「炎柄」の拡大を行わず(拡大率100%に設定;S13e)、間引き率を25%(間引きパターン(l);図13参照)に設定し、レシート61の幅方向(図示横方向)の長さに応じて、幅方向に複数配列し、更に、所定長さとなるように(例えば、単位画像2列分)レシート61の送り方向(図示縦方向)に複数配列(配列形式(A))した場合を示したものである(S13f)。
【0092】
なお、この場合(単位画像データを複数配列する場合)、印刷データへの背景画像データの付加領域は、図11に示すように、レシート61の前端から所定長さXの行、ないしレシート61の後端から所定長さYの行までとしても良いし、印刷データに含まれる所定文字列(例えば「TEL:」など)が印刷される行、ないし印刷データに含まれる他の所定文字列(例えば、「お買いあげありがとうございました。」など)が印刷される行までとしても良い。この構成によれば、背景画像をレシート61上における所定の領域に付加することができるため、見栄えの良いレシート61を作成することができる。
【0093】
また、他の応用例として、背景画像データの生成順序や処理対象を変更させても良い。例えば、図12の<印刷例4>は、図6に示すように、単位画像として「桜の花びら柄」を選択し(S13g)、これを配列形式(B)で、レシート61の幅方向および送り方向費複数配列し(S13h)、最後に乱数を用いて単位画像を間引いた場合を示したものである(S13i)。
【0094】
すなわち、図6に示すように、<印刷例1>、<印刷例2>および<印刷例3>の例では、「▲1▼単位画像の拡大」、「▲2▼単位画像を構成するドットの間引き」(「▲3▼単位画像の幅方向および送り方向への配列」;<印刷例3>のみ)の順序で、背景画像データを生成したが、<印刷例4>の例では、「▲1▼単位画像の幅方向および送り方向への配列」、「▲2▼単位画像の間引き」の順序で、背景画像の生成を行った場合を示している。このように、生成処理の順序を変更したことで、本発明を逸脱するものではなく、図7および図8に示す設定画面の内容も適宜変更可能である。したがって、図12の<印刷例4>に示す背景画像データを生成する場合にも、図7および図8に示す設定画面の内容が一部異なってくるが、設定画面の説明については省略する。
【0095】
また、<印刷例4>では、間引き処理として、<印刷例1>、<印刷例2>および<印刷例3>のように、ドットを間引くのではなく、単位画像自体を間引いている。更に、その間引く対象となる単位画像の決定に乱数を用いることで、画一的ではない動きのある背景画像を生成することができ、顧客に対してよりインパクトを与えることができる。
【0096】
以上の通り、本発明によれば、単位画像や配列パターンを表すデータを複数記憶しておくことにより、オペレータ(ユーザ)はその中から好みのものを選択するだけで簡単に背景画像データの設定を行うことができる。また、単位画像の拡大、間引き、配列パターン、並びに背景色の設定等を行うことができるため、背景画像データの構成要素となる単位画像データが、数種類しか登録されていなくても、多種多様な背景画像データを生成することができる。
【0097】
特に、本実施形態のように、POSシステム10において本発明の印刷装置50が用いられる場合は、店舗のロゴなどを単位画像として記憶させておくことで、店舗のロゴが様々な態様でデザインされた背景画像を有するレシート61を発行することができる。すなわち、レシートプリンタとして用いる印刷装置50に、単位画像(ロゴ)を格納するだけの小さなメモリを備えるだけで、視認性の高いレシートを作成することができると共に、顧客に対して店舗のイメージを強く印象づけ、宣伝効果を高めることができる。
【0098】
また、印刷装置50内の制御部140により、背景画像データの生成を行うため、例えば端末装置40のPOSアプリケーション41aが単色・テキストベースであっても、これを変更することなく、カラー・グラフィックベースの印刷データ(背景画像付印刷データ)を生成することができる。
【0099】
なお、上記の例では、間引き率設定欄205において間引き率の設定を行うことができるものとしたが、配置形式(図7(c)参照)の設定のように、複数の間引きパターンの中から、1の間引きパターンが選択できるように構成しても良い。この場合、図13に示す間引きパターン(a)〜(p)の中から幾つか(例えば、(d)、(h)、(l)および(p)の4パターン)を設定画面に表示して、その中から選択可能に構成することが好ましい。また、間引きパターンを、「濃い」、「普通」、「淡い」などの語句で表現した選択肢の中から選択できるように構成しても良い。さらに、選択肢の一つとして、乱数を用いてドットを間引く間引きパターンを加えても良い。これらの構成によれば、ユーザは、複数の間引きパターンの中から1の間引きパターンを選択するだけで、容易に間引きパターンの指定を行うことができる。
【0100】
また、ドットの間引き率を、単位画像データの拡大率に応じて 一義的に設定するように構成しても良い。この場合、拡大率と間引き率の相対関係を示したテーブルを記憶させ、これを用いて、間引き率を決定することが好ましい。この構成によれば、ユーザは間引き率を設定する手間を必要とすることなく、見栄えの良い背景画像データを生成することができる。
【0101】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の実施形態では、印刷装置50内の制御部140により、背景画像データの生成を行うものとしたが、本実施形態では、これを端末装置40に組み込まれたプリンタドライバ452により実現するものである。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0102】
図14に示すように、本実施形態の端末装置400は、金銭処理時において購入商品名やその金額を表示すると共に、背景画像データの設定時においてその設定画面を表示するディスプレイ442と、商品コードや金額を入力すると共に、背景画像データ設定のための情報を入力するキーボード443と、金銭処理時において商品に貼付または印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダ444と、同じく金銭処理時において顧客60のクレジットカードや会員カードを読み取るカードリーダ445と、POSサーバ30との情報の入出力を行うPOSサーバ側インターフェース448と、印刷装置50との情報の入出力を行う印刷装置側インターフェース447と、商品登録や清算等の金銭処理を実行する金銭処理部420と、主に印刷データを生成するデータ生成部430と、CPUの他、RAMやROM等のメモリを有し、端末装置400全体を制御する中央制御部410と、により構成されている。
【0103】
データ生成部430は、金銭処理部420において処理された情報およびPOSサーバ30から送信された情報に基づいて印刷データを生成する「印刷データ生成部431」と、背景画像データの各種設定を行う「背景画像データ設定部432」と、「背景画像データ設定部432」による設定内容にしたがって背景画像データを生成する「背景画像データ生成部433」と、「背景画像データ生成部433」によって生成された背景画像データ、および「印刷データ生成部431」によって生成された印刷データに基づいて背景画像付印刷データを生成する「背景画像付印刷データ生成部434」とにより構成されている。このうち、「印刷データ生成部431」はPOSアプリケーション451により実現され、「背景画像データ設定部432」、「背景画像データ生成部433」および「背景画像付印刷データ生成434」は、プリンタドライバ452により実現される。また、「背景画像データ設定部432」には、背景画像データ設定のための設定プログラム(第1実施形態の背景画像データ設定プログラム108に相当;図1参照)も含まれる。
【0104】
プリンタドライバ452は、印刷装置側インターフェース447を介して、印刷データ(背景画像付印刷データ)を送信したり、印刷装置50からの制御信号を受信したりすることが可能である。また、プリンタドライバ452内の「背景画像データ設定部432」、「背景画像データ生成部433」および「背景画像付印刷データ生成部434」では、上記の第1実施形態において印刷装置50内の制御部140で実行された処理と同様の処理が行われるため、説明を省略する。
【0105】
このように、本発明の第2実施形態によれば、例えば端末装置400のPOSアプリケーション451が単色・テキストベースであっても、これを変更することなく、プリンタドライバ452によりカラー・グラフィックベースの印刷データ(背景画像付印刷データ)を生成することができる。
【0106】
なお、上記第1実施形態および第2実施形態では、背景画像データの生成および背景画像付印刷データの生成は、印刷装置50内の制御部140、若しくは端末装置400に組み込まれたプリンタドライバ452によって実現されるものとしたが、背景画像データの生成プログラムおよび背景画像付印刷データの生成プログラムを記録媒体に格納し、これを他の印刷装置や端末装置に読み込ませて容易に生成プログラムを利用できるように構成しても良い。記録媒体としては、ハードディスク、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
【0107】
また、背景画像データの生成および背景画像付印刷データの生成を、端末装置40内のPOSアプリケーション41aで実行することも当然可能である。
【0108】
以上の通り、本発明の印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、POS端末およびPOSシステムによれば、端末装置40によって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって印刷装置50内で背景画像付印刷データを生成するため、端末装置40が単色・テキストベースのアプリケーションであっても、アプリケーションを変更することなく、カラー・グラフィックベースのレシート61を発行することができる。
【0109】
また、この構成によれば、印刷装置50側で背景画像付印刷データを生成するため、端末装置40と印刷装置50間のインターフェースとして低速インターフェースを用いた場合でも、端末装置40から印刷装置50へのデータ伝送時間が問題となることがない。更に、プリンタドライバも変更する必要が無いため、最小限の投資で、カラー・グラフィックベースのレシート61の発行を実現することができる。
【0110】
また、背景画像データは、単位画像データを、レシートの幅方向および/または送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことによって生成するため、背景画像データを記憶するための記憶容量が小さい場合でも、印刷データに基づいて印刷される文字等の見やすさを損ねることのない、見栄えの良い背景画像データを効率よく生成することができる。
【0111】
また、背景画像付印刷データを設定するための設定コマンドを、プリンタドライバ109によって生成することにより、端末装置400が単色・テキストベースのアプリケーションであっても、アプリケーションを変更することなく、また印刷装置50を直接操作することなく、端末装置40から背景画像データの設定を行うことができる。
【0112】
また、端末装置400に組み込まれたプリンタドライバ452において、背景画像付印刷データを生成することによっても(第2実施形態)、端末装置400の単色・テキストベースのアプリケーション451を変更することなく、印刷装置50によってカラー・グラフィックベースのレシートを発行することができる。
【0113】
なお、上記の例では、印刷データが主色「K(ブラック)」にて行われるように予め設定されており、背景画像は、「K(ブラック)」以外の印刷色(副色)が設定可能となっているものとしたが、背景画像として「K(ブラック)」を設定できるように構成しても良い。但し、この場合(印刷データと背景画像が同色で印刷されるように設定された場合)、背景画像は自動的に印刷濃度を低くして(若しくは、間引き率を高くして)印刷されるように設定されることが好ましい。この構成によれば、印刷データに基づいて印刷される文字等の見やすさを損ねることなく、背景画像を付加することができる。
【0114】
また、背景画像だけでなく、印刷データの印刷色も設定可能に構成しても良い。但し、この場合にも、印刷データに基づいて印刷される文字等の見やすさを損ねることがないように、背景画像の印刷色は、印刷データの印刷色以外の色を設定可能とするか、若しくは印刷データと背景画像が同色で印刷される場合、背景画像は自動的に印刷濃度を低くして(若しくは、間引き率を高くして)印刷されるように設定されることが好ましい。
【0115】
また、上記の例では、単位画像の拡大率を設定でき、レシート61の幅方向および送り方向には、同倍率で拡大されるものとしたが、それぞれ幅方向および送り方向に分けて、拡大率を設定できるようにしても良い。この構成によれば、より多様な背景画像データを生成することができる。
【0116】
また、背景画像データの設定は、図7および図8に示した設定内容に限らず、単位画像の回転角度の設定、2以上の単位画像の指定およびそれらの配列パターンの設定、フィルタの拡大率の設定などを行い得るように構成しても良い。この構成によれば、更に多様な背景画像データを生成することができる。
【0117】
また、上記の例では、印刷装置50として、インクジェット方式のものを使用するものとしたが、これに限らず、サーマルヘッド方式、ワイヤードット方式の印刷装置を使用しても良い。
【0118】
また、上述したPOSシステムの例によらず、例えばシステム構成や装置構成等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0119】
【発明の効果】
上述のように、本発明の印刷方法、その印刷方法を実現させるためのプログラム、記録媒体、印刷装置、プリンタドライバ、POS端末およびPOSシステムによれば、ホストコンピュータの単色・テキストベースのアプリケーションを変更することなく、印刷装置によりカラー・グラフィックベースのレシートを発行することができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPOSシステムの一例を示す構成図である。
【図2】本発明のPOSシステムを構成するPOS端末の外観斜視図である。
【図3】本発明の印刷装置の機能ブロック図である。
【図4】本発明の印刷装置の制御ブロック図である。
【図5】本発明の背景画像付印刷データ生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の背景画像データ生成処理の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の背景画像データを設定するための設定画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の背景画像データを設定するための設定画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の印刷方法によって作成されるレシートの一例である<印刷例1>を示す図である。
【図10】本発明の印刷方法によって作成されるレシートの一例である<印刷例2>を示す図である。
【図11】本発明の印刷方法によって作成されるレシートの一例である<印刷例3>を示す図である。
【図12】本発明の印刷方法によって作成されるレシートの一例である<印刷例4>を示す図である。
【図13】本発明の単位画像を構成するドットの間引きパターンを示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係る端末装置の機能ブロック図である。
【図15】本発明の従来例におけるレシートの作成例を示す図である。
【符号の説明】
10    POSシステム
20    POS端末
30    POSサーバ
40    端末装置
41a   POSアプリケーション
41b   デバイスコントロールオブジェクト
41c   サービスオブジェクト
41d   OS
47    印刷装置側インターフェース
50    印刷装置
51    端末装置側インターフェース
61    レシート
108    背景画像データ設定プログラム
109    プリンタドライバ
110    データ入出力部
111    POSサーバ側インターフェース
120    入力部
130    表示部
140    駆動部
150    制御部
151    CPU
152    ROM
153    RAM
154    内部バス
400    端末装置
410    中央制御部
420    金銭処理部
430    データ生成部
431    印刷データ生成部
432    背景画像データ設定部
433    背景画像データ生成部
434    背景画像付印刷データ生成部
451    POSアプリケーション
452    プリンタドライバ

Claims (32)

  1. 商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これをレシート上に印刷する印刷方法であって、
    前記ホストコンピュータから前記印刷データを取得する印刷データ取得工程と、
    ドットマトリクス状に展開された前記背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶工程と、
    前記単位画像データを前記レシートの幅方向および/または前記送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、前記背景画像データを生成する背景画像データ生成工程と、
    前記印刷データに、前記背景画像データを付加して前記背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成工程と、
    前記背景画像付印刷データを前記レシート上に印刷する印刷工程と、
    を備えたことを特徴とする印刷方法。
  2. 前記印刷工程では、主色と、当該主色以外の副色とによるカラー印刷が可能であり、
    前記印刷データを前記主色によって印刷し、前記背景画像データを前記副色によって印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記背景画像データ生成工程では、前記間引き処理後の単位画像データを複数配列することにより、前記背景画像データを生成することを特徴とする請求項2に記載の印刷方法。
  4. 前記背景画像データ生成工程では、前記ホストコンピュータから送信された設定コマンドにしたがって前記背景画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の印刷方法。
  5. 前記設定コマンドには、前記背景画像データの印刷色を指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4に記載の印刷方法。
  6. 前記単位画像データ記憶工程では、前記単位画像データを複数記憶しており、
    前記設定コマンドには、前記複数の単位画像データの中から、前記背景画像の構成要素となる1の単位画像データを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4または5に記載の印刷方法。
  7. 前記設定コマンドには、前記単位画像データの拡大率を指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4、5または6に記載の印刷方法。
  8. 前記複数の単位画像データの配列パターンを複数記憶する配列パターン記憶工程を更に備え、
    前記設定コマンドには、前記複数の配列パターンの中から、1の配列パターンを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1に記載の印刷方法。
  9. 前記設定コマンドには、前記単位画像データの配列ピッチを指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1に記載の印刷方法。
  10. 前記設定コマンドには、前記間引き処理におけるドットの間引き率を指定するコマンドが含まれることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1に記載の印刷方法。
  11. 前記間引き処理におけるドットの間引きパターンを複数記憶する間引きパターン記憶工程を更に備え、
    前記設定コマンドには、前記複数の間引きパターンの中から、1の間引きパターンを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1に記載の印刷方法。
  12. 前記設定コマンドは、前記ホストコンピュータに組み込まれたプリンタドライバによって生成されることを特徴とする請求項4ないし11のいずれか1に記載の印刷方法。
  13. 前記背景画像データ生成工程では、前記単位画像データの拡大率に応じて間引き率を設定し、当該間引き率で間引き処理を行うことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1に記載の印刷方法。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1に記載の印刷方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 商品販売に関する入力情報に基づき、ホストコンピュータによって生成された印刷データを取得すると共に、当該印刷データに背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これをレシート上に印刷する印刷装置であって、
    前記ホストコンピュータから前記印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
    ドットマトリクス状に展開された前記背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶手段と、
    前記単位画像データを前記レシートの幅方向および/または前記送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、前記背景画像データを生成する背景画像データ生成手段と、
    前記印刷データに、前記背景画像データを付加して前記背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成手段と、
    前記背景画像付印刷データを前記レシート上に印刷する印刷手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  17. 前記印刷手段は、主色と、当該主色以外の副色とによるカラー印刷が可能であり、
    前記印刷データを前記主色によって印刷し、前記背景画像データを前記副色によって印刷することを特徴とする請求項16に記載の印刷装置。
  18. 前記背景画像データ生成手段は、前記間引き処理後の単位画像データを複数配列することにより、前記背景画像データを生成することを特徴とする請求項17に記載の印刷装置。
  19. 前記背景画像データ生成手段は、前記ホストコンピュータから送信された設定コマンドにしたがって前記背景画像データを生成することを特徴とする請求項18に記載の印刷装置。
  20. 前記設定コマンドには、前記背景画像データの印刷色を指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19に記載の印刷装置。
  21. 前記単位画像データ記憶手段は、前記単位画像データを複数記憶しており、
    前記設定コマンドには、前記複数の単位画像データの中から、前記背景画像の構成要素となる1の単位画像データを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19または20に記載の印刷装置。
  22. 前記設定コマンドには、前記単位画像データの拡大率を指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19、20または21に記載の印刷装置。
  23. 前記複数の単位画像データの配列パターンを複数記憶する配列パターン記憶手段を更に備え、
    前記設定コマンドには、前記複数の配列パターンの中から、1の配列パターンを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19ないし22のいずれか1に記載の印刷装置。
  24. 前記設定コマンドには、前記単位画像データの配列ピッチを指定するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19ないし23のいずれか1に記載の印刷装置。
  25. 前記設定コマンドには、前記間引き処理におけるドットの間引き率を指定するコマンドが含まれることを特徴とする請求項19ないし24のいずれか1に記載の印刷装置。
  26. 前記間引き処理におけるドットの間引きパターンを複数記憶する間引きパターン記憶手段を更に備え、
    前記設定コマンドには、前記複数の間引きパターンの中から、1の間引きパターンを選択するコマンドが含まれていることを特徴とする請求項19ないし24のいずれか1に記載の印刷装置。
  27. 前記設定コマンドは、前記ホストコンピュータに組み込まれたプリンタドライバによって生成されることを特徴とする請求項19ないし26のいずれか1に記載の印刷装置。
  28. 前記背景画像データ生成手段は、前記単位画像データの拡大率に応じて間引き率を設定し、当該間引き率で間引き処理を行うことを特徴とする請求項16ないし24のいずれか1に記載の印刷装置。
  29. ホストコンピュータに組み込まれ、商品販売に関する入力情報に基づいて当該ホストコンピュータ内のアプリケーションによって生成された印刷データに、背景画像を表す背景画像データを付加することによって背景画像付印刷データを生成し、これを印刷装置に送信するプリンタドライバであって、
    前記ホストコンピュータから前記印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
    ドットマトリクス状に展開された前記背景画像の構成要素となる単位画像を表す単位画像データを記憶する単位画像データ記憶手段と、
    前記単位画像データを前記レシートの幅方向および/または前記送り方向に拡大すると共に、ドットの間引き処理を行うことにより、前記背景画像データを生成する背景画像データ生成手段と、
    前記印刷データに、前記背景画像データを付加して前記背景画像付印刷データを生成する背景画像付印刷データ生成手段と、
    前記背景画像付印刷データを前記レシート上に印刷する印刷手段と、
    を備えたことを特徴とするプリンタドライバ。
  30. 請求項16ないし28のいずれか1に記載の印刷装置と、前記ホストコンピュータとして機能する端末装置とを備えたことを特徴とするPOS端末。
  31. 請求項29に記載のプリンタドライバを有すると共に、前記ホストコンピュータとして機能する端末装置と、前記印刷装置と、を備えたことを特徴とするPOS端末。
  32. 請求項30または31に記載のPOS端末と、
    ネットワークを介して前記POS端末と相互に接続され、当該POS端末を管理するPOSサーバと、によって構成されていることを特徴とするPOSシステム。
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