JP2004085151A - 冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凝縮器1、液配管3、蒸発器2及びガス配管4を順次配管で接続して冷媒回路を構成し、凝縮器1を蒸発器2よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,凝縮器1が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,複数の冷媒流路の流入管12及び流出管9をそれぞれ第1の分岐管8及び第1の合流管5に接続すると共に,ガス配管4が冷媒流れ方向の下り勾配部13を設けた逆U字型配管20を介して第1の分岐管8の上方に接続さされるようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は冷媒自然循環による冷却運転を利用する冷却装置に関するものであり、特に起動時などに液冷媒がガス配管を逆流して逆循環が発生するのを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体通信の中継電子機器を納めた通信基地局に代表されるような電子機器の発熱を除去する分野が急速に広がっており、これらの場所では年間を通しての冷却運転が必要となっている。
これらの用途では、冬季、夜間のように外気温度が低い場合には、換気によって冷房することも可能であるが、霧、雨、雪、塵埃の侵入を防ぐ装置が必要となり、しかも外気温度の変動によって室内温度も変動するため安定した冷却が行えない。
この様な条件では、室内温度と外気温度との温度差を利用して、室内から室外へ冷媒により熱を運ぶ冷媒自然循環を利用した冷却装置を用いることができる。この冷媒自然循環を利用した冷却装置は、通常の蒸気圧縮式の冷却装置よりも年間消費電力を大幅に低減することができる。
【0003】
ところで、冷媒自然循環(以下,自然循環という)を利用した冷却装置の例としては、特開平9−243111号公報に開示のものが知られている。
図12はかかる公報に開示の従来の冷却装置の構成を示す模式図である。
従来の冷房装置は,2つの冷媒回路を有している。1つの冷媒回路は、冷却器100、ガス配管101、熱交換器102、液配管103の順に冷媒が循環する自然循環回路104であり、他の冷媒回路は、コンデンシングユニット200、液配管201、膨張弁202、熱交換器102、ガス配管203の順に冷媒が循環する冷却補助回路204である。
【0004】
このうち、自然循環回路104はビル内に縦にめぐらされた回路であり、この回路内の冷媒によりビルの室内が冷房される。すなわち、冷却器100は室内に配置され,ファン105は冷却器100に室内空気を当てて効果的な冷房を行うものである。
熱交換器102は自然循環回路104の上端部に、ガス配管101との接続口を上にし、液配管103との接続口を下にして、鉛直に配置される。通常、熱交換器102はコンデンシングユニット200など冷却補助回路204の他の構成要素とともに、ビル最上部に設置される。
冷却補助回路204は、コンデンシングユニット200に圧縮機と凝縮器とを有し、一般的に知られた蒸気圧縮冷凍サイクルである。自然循環回路104と冷却補助回路204とは、異なる冷媒回路系であるが、熱交換器102において熱交換が行われ,自然循環回路104に対しては凝縮器として機能し、冷却補助回路204に対しては蒸発器(冷却器)として機能する。
【0005】
次に,従来の冷却装置の動作を説明する。
自然循環回路104の冷媒は,冷却器100において蒸発・気化し冷媒ガスとなる。冷却器100において発生した冷媒ガスは、ガス配管101を通って、冷却器100から熱交換器102に導かれる。この冷媒ガスは熱交換器102において、冷却補助回路204の冷媒液(湿り蒸気)と熱交換して冷却され凝縮・液化される。
熱交換器102は鉛直に配置されているので、液化された自然循環回路104の冷媒は、重力により熱交換器102内を流下する。凝縮した液冷媒は,下部の液配管103との接続口から流出し,液配管103を通って冷却器100に再び供給される。
【0006】
上述のように、熱交換器102が鉛直に配置されていることにより、熱交換器102内の冷媒液の流れは必ず下向きとなり、冷媒ガスが常にガス配管101を上昇する向きに冷媒が循環する。もしも冷媒の循環が逆転したならば、冷媒ガスは液配管103を上昇することとなり、冷媒ガスの圧力損失によって、冷媒の循環速度が所期の値よりも減少して冷却能力が低下するが,従来の冷房装置は,常に正しい方向に冷媒が循環するので、所期の高い冷却能力を安定して発揮することができるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自然循環回路を備えた冷却装置は,熱交換器102を自然循環回路104の上端部に,ガス配管101との接続口を上にし,液配管103との接続口を下にして,鉛直に配置する構成であるが,プレートフィン型熱交換器を自然循環回路に用いる場合,一般に熱交換器は複数の冷媒流路とそれらの冷媒流路が接続される分岐管および合流管を有しており,それらとガス配管および液配管の接続構造については冷媒の逆循環の発生を防止するという点が考慮されていないという課題があった。
また,従来の冷却装置は,熱交換器102を鉛直に配置する構成であるが,冷媒流路が水平に配置される場合についても冷媒の逆循環の発生を防止するという点が考慮されていないという課題があった。
【0008】
本発明は上記のような従来の課題を解決するためになされたもので、冷媒自然循環を用いる冷却装置において,起動時などに液冷媒がガス配管を逆流して逆循環が発生するのを防止できる安価で簡素な構成の冷却装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わる冷却装置は、少なくとも凝縮器,液配管、蒸発器及びガス配管を順次配管で接続して冷媒回路を構成し,前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,前記凝縮器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第1の分岐管及び第1の合流管に接続されると共に,前記ガス配管が冷媒流れ方向に下り勾配部を設けて第1の分岐管の上方に接続されるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
この発明の請求項2に係わる冷却装置は,前記構成に加え,前記蒸発器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第2の分岐管及び第2の合流管に接続されると共に,前記液配管が冷媒流れ方向に上り勾配部を設けて前記第2の分岐管の下方に接続されるようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
この発明の請求項3に係わる冷却装置は,前記構成に加え,前記下り勾配部の最高位置を前記凝縮器の最高位置よりも20mm以上高くする構成と,前記上り勾配部の最低位置を前記蒸発器の最低位置よりも20mm以上低くする構成と,の少なくとも一方の構成を有することを特徴とするものである。
【0012】
この発明の請求項4に係わる冷却装置は,前記構成に加え,前記第1の合流管の下方から冷媒流れ方向の下り勾配部を設けて前記液配管を接続すると共に,第2の合流管の上方から冷媒流れ方向の上り勾配部を設けて前記ガス配管を接続するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明の請求項5に係わる冷却装置は,少なくとも凝縮器,液配管,蒸発器及びガス配管を順次配管で接続して冷媒回路を構成し,前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,前記凝縮器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第1の分岐管及び第1の合流管に接続されると共に,前記流入管が第1の分岐管の下方から冷媒の流れ方向に下り勾配部を設けて前記凝縮器の入口部に接続され,前記流出管が前記凝縮器の出口部から冷媒の流れ方向に下り勾配部を設けて第1の合流管の上方に接続され,前記第1の分岐管を前記凝縮器の最高位置よりも高所に,前記第2の合流管を前記凝縮器の最低位置よりも低所に設置するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
この発明の請求項6に係わる冷却装置は,前記構成に加え,前記蒸発器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第2の分岐管及び第2の合流管に接続されるとともに,前記流入管が第2の分岐管の上方から冷媒の流れ方向に上り勾配部を設けて前記蒸発器の入口部に接続され,前記流出管が前記蒸発器の出口部から冷媒の流れ方向に上り勾配部を設けて第2の合流管の下方に接続され,前記第2の分岐管を前記蒸発器の最低位置よりも低所に,前記第2の合流管を前記蒸発器の最高位置よりも高所に設置するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
この発明の請求項7に係わる冷却装置は,前記構成に加え,前記凝縮器における複数の冷媒流路及び前記蒸発器における複数の冷媒流路の少なくとも一方が,列方向が垂直となるように配置されると共に,段方向が水平となるように配置されることを特徴とするものである。
【0016】
この発明の請求項8に係わる冷却装置は,前記蒸発器の近傍に蒸気圧縮式冷凍サイクル装置の蒸発器を配置したことを特徴とするものである。
【0017】
この発明の請求項9に係わる冷却装置は,前記蒸発器出口と前記凝縮器入口とを接続する前記ガス配管に第1開閉弁を設け、該ガス配管で該第1開閉弁より前記凝縮器側に圧縮機を接続し、前記凝縮器出口と前記蒸発器入口とを接続する前記液配管に膨張弁を設け、該膨張弁をバイパスする配管に第2開閉弁を設け、前記圧縮機,凝縮器,膨張弁及び蒸発器の経路で冷凍サイクルを構成し,前記第1開閉弁及び第2開閉弁を開閉することにより,圧縮機運転による強制循環運転と圧縮機停止による自然循環運転とを切り換え可能に構成したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施形態1に係る冷却装置の構成を示す模式図、図2は同冷却装置の凝縮器の構成を示す斜視図、図3は同冷却装置の逆循環が生じる原理を示す模式図である。
図1に示すように、凝縮器1及び蒸発器2とそれらを接続するための液配管3及びガス配管4から構成されている。
凝縮器1には,複数の流入管12及び流出管9が接続され,流入管12の他端は第1の分岐管8に接続され,流出管9の他端は第1の合流管5に接続されている。同様に,蒸発器2には,複数の流入管10及び流出管11が接続され,流入管10の他端は第2の分岐管6に接続され,流出管11の他端は第2の合流管7に接続されている。
【0019】
また,第1の合流管5と第2の分岐管6は液配管3で接続され,第1の分岐管8と第2の合流管7は第1の分岐管8の上方に接続される冷媒流れ方向の下り勾配部13を設けた逆U字型配管20を介してガス配管4で接続されている。ここで,上り勾配や下り勾配の定義は,冷媒が正方向に自然循環する場合の冷媒流れ方向(凝縮器1,液配管3,蒸発器2,ガス配管4の順に冷媒が循環)に対する勾配を意味するものとする。
この逆U字型配管20は,その最高位置が凝縮器1の最高位置に対して20mm以上高く設定されている。
また,凝縮器1には室外送風機40が,蒸発器2には室内送風機41が備えられており,凝縮器1の外表面へ室外空気が,蒸発器2の外表面へ室内空気が強制的に供給される。なお,凝縮器1は蒸発器2よりも高所に設置されており,凝縮器1上面と蒸発器2下面は,例えば数十cm程度の高低差を設けて設置されている。
【0020】
図2において、凝縮器1は,プレートフィン30と流入管12,流出管9等のチューブ(伝熱管)から構成されるプレートフィンチューブ型熱交換器であり,列方向が垂直に,段方向が水平に配置される。
また,複数の流入管12が第1の分岐管8に,複数の流出管9が第1の合流管5に接続され,流入管12と流出管9を両端とする複数の冷媒流路は水平に配置されると共に,第1の分岐管8及び第1の合流管5も水平に配置されている。第1の分岐管8の上方には,冷媒流れ方向に下り勾配部13を備えた逆U字型配管20が接続され,管端部31でガス配管4に接続されている。
また,第1の合流管5には,冷媒流れ方向に下り勾配を備えた直管が接続され,管端部32で液配管3に接続されている。
なお,流入管12や流出管9などの伝熱管は例えば6mm〜13mm程度のものが,分岐管8,合流管5,液配管3,ガス配管4は例えば9mm〜20mm程度のものが使用される。
【0021】
上記のように構成されたこの発明の実施の形態1に係る冷却装置の運転動作を図1に基づいて説明する。
この冷却装置は例えば年間を通して冷却が必要な場所に利用され、室内温度が外気温度よりも高い場合に室内と外気との温度差を利用して冷媒自然循環による冷却運転を行う。
自然循環運転では、凝縮器1で凝縮した液冷媒が複数の流出管9より流出して第1の合流管5に合流し,液配管3を下降する。液配管3を下降した液冷媒は,第2の分岐管6で複数の流入管10に分岐され,蒸発器2に流入する。
蒸発器2で蒸発したガス冷媒は、流出管11より流出して第2の合流管7に合流し,ガス配管4を上昇する。ガス配管4を上昇した冷媒は,逆U字型配管20を通って下り勾配部13を下降し,第1の分岐管8で複数の流入管12に分岐され,凝縮器1に戻ることで自然循環サイクルが形成される。
【0022】
ここで,起動時や室内温度低下防止のため室外送風機40を停止すると,冷媒が逆に循環する場合が生じる。この原理について図3を用いて説明する。
図3において,(a)は,室内送風機41が運転され,室外送風機40が停止された状態,(b)は(a)の状態から室外送風機41を起動した状態,(c)は(b)の状態から逆循環が発生した状態を示している。また,凝縮器1及び蒸発器2内の黒塗りは冷媒液を示している。
図3の(a)に示すように室外送風機40の停止状態では,凝縮器1での凝縮量が非常に小さく,冷媒は主に蒸発器2内に存在する。この状態で室外送風機40を起動すると,(b)に示すように凝縮器1での熱交換性能が増加して圧力が低下するため,冷媒は蒸発器2から凝縮器1に液配管3及びガス配管4を通って移動する。
【0023】
この冷媒移動がほぼ終了した段階(冷媒回路内がほぼ均圧した段階)で,(c)に示すように液配管3がガス冷媒のみとなり,ガス配管4に液冷媒が取り残された状態が発生すると,取り残された液冷媒がガス配管4から蒸発器2へ逆流する。蒸発器2に逆流した液冷媒は,蒸発器2内で蒸発して冷媒ガスとなるため,圧力が上昇し,凝縮器1から液冷媒が流下(正方向に循環)するのを妨げる。
この逆循環現象は,ガス配管4内に存在する液冷媒が蒸発器2及び凝縮器1内に存在する液冷媒と繋れば常に循環駆動力となる液ヘッドが生じて継続的に発生することになる。
なお,この逆循環現象は,室外送風機40の停止時における蒸発器2内の冷媒量の分布状態(偏在)に依存し,この分布状態は蒸発器2を内蔵する図示しない室内ユニットの吸込み空気の温度分布などに依存する。
【0024】
本実施の形態1では,第1の分岐管8の上方に,冷媒流れ方向の下り勾配部13を備えた逆U字型配管20が接続されており,ガス配管4に液冷媒が取り残された状態となる場合でも,逆U字型配管20により液冷媒が途切れ、送循環駆動力である液ヘッドを切断して継続的な逆循環を防止することができる。
また,逆U字型配管20の最高位置を凝縮器1の最高位置に対して20mm以上高くしているため,凝縮器1の最高位置の伝熱管内が飽和液で満たされる場合でも逆U字型配管20内をガス冷媒で満たすことができ,確実に逆循環を防止することが可能な冷却装置を提供することができる。
【0025】
また,本実施の形態1では,第1の分岐管8の上方に,冷媒流れ方向の下り勾配部13を備えた逆U字型配管20が接続される構成を示したが,図4に示すように下り勾配部13を備えた逆V字型配管20で構成しても同様の効果を発揮することは勿論である。
【0026】
さらに,本実施の形態1では,凝縮器1における複数の冷媒流路と蒸発器における複数の冷媒流路が水平に配置され,第1及び第2の合流管5,7と第1及び第2の分岐管8,6も水平に配置されているため,冷却装置が設置される通信基地局などに地上からの高さ制約がある場合にも,冷媒自然循環に必要な高低差を確保でき,かつ蒸発器2下面から凝縮器1上面までの高さを低く抑えることができるため,冷却装置を小型化できるという効果がある。
【0027】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
本実施の形態2における冷却装置において,実施の形態1と同構成については同一符号を付し,詳細な説明を省略する。
本実施の形態2において,実施の形態1と異なる構成は,液配管3と第2の分岐管6の間にも冷媒流れ方向に上り勾配部14を備えたU字型配管21が設けられ,そのU字型配管21が第2の分岐管6の下方に接続されている点である。
このU字型配管21は,その最低位置が蒸発器2の最低位置よりも20mm以上低く設定されている。
【0028】
本実施の形態2では,実施の形態1の効果に加え,第2の分岐管6の下方に,冷媒流れ方向に上り勾配部14を設けたU字型配管21が接続されているため,上り勾配14内が常に液冷媒で満たされ,蒸発器2内で蒸発したガス冷媒の逆流を防止でき,常に流出管11へガス冷媒を供給して逆循環を防止することができる。
また,U字型配管21の最低位置を蒸発器2の最低位置よりも20mm以上低くしているため,蒸発器2の最低位置の伝熱管内がガス冷媒で満たされる場合でもガス冷媒の逆流を抑制し,確実に逆循環を防止することができる冷却装置を提供することができる。
【0029】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る冷却装置の構成を示す模式図、図7は同冷却装置の凝縮器の構成を示す斜視図である。
本実施の形態3の冷却装置において,実施の形態2と同構成については同一符号を付し,詳細な説明を省略する。
本実施の形態3において,実施の形態2と異なる構成は,第1の合流管5と液配管3との間に第1の合流管5の下方に接続される冷媒流れ方向の下り勾配部15を設けると共に,第2の合流管7とガス配管4の間にも第2の合流管7の上方に接続される冷媒流れ方向の上り勾配部16を設けた点である。
【0030】
図7に示す凝縮器1は実施の形態1と異なり,第1の合流管5の下方に,冷媒流れ方向に下り勾配部15を備えたL字型配管が接続され,管端部32で液配管3に接続される。
【0031】
本実施の形態3では,実施の形態2の効果に加え,第1の合流管5の下方に冷媒流れ方向に下り勾配部15を設けたため,第1の合流管5に合流した液冷媒を重力により確実に液配管3へ流下させることができ,液冷媒の逆循環を防止することができる。
また,第2の合流管7の上方に冷媒流れ方向に上り勾配16を設けたため,第2の合流管7に合流したガス冷媒を確実にガス配管4へ流入させることができ,ガス冷媒の逆循環を防止することができる。
【0032】
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
本実施の形態4の冷却装置において,実施の形態3と同構成については同一符号を付し,詳細な説明を省略する。
本実施の形態4において,実施の形態3と異なる構成は,ガス配管4と第1の分岐管8との間に設けらた逆U字型配管20及び液配管3と第2の分岐管6との間に設けられたU字型配管21並びに第1の合流管5と液配管3との間に設けられた冷媒流れ方向の下り勾配部15及び第2の合流管7とガス配管4との間に設けられた冷媒流れ方向の上り勾配部16の代わりに、ガス配管4に接続された第1の分岐管8の下方に冷媒流れ方向の下り勾配部22を備えた流入管12が接続され,第1の合流管5の上方に冷媒流れ方向の下り勾配部23を備えた流出管9が接続され,液配管3に接続された第2の分岐管6の上方に冷媒流れ方向の上り勾配部24を備えた流入管10が接続され,第2の合流管7の下方に冷媒流れ方向の上り勾配部25を備えた流出管11が接続される点である。
また,上記下り勾配22,23や上り勾配24,25を設けたことにより,第1の分岐管8は凝縮器1の最高位置よりも高所に,第1の合流管5は凝縮器1の最低位置よりも低所に,第2の分岐管6は蒸発器2の最低位置よりも低所に,第2の合流管7は蒸発器2の最高位置よりも高所に設置されている。
【0033】
本実施の形態4では,第1の分岐管8が凝縮器1の最高位置よりも高所となるように第1の分岐管8の下方に冷媒流れ方向の下り勾配部22を設けたため,実施の形態1と同様に液冷媒の逆流を防止することができる。
また,第1の合流管5が凝縮器の最低位置よりも低所となるように第1の合流管5の上方に冷媒流れ方向の下り勾配部23を設けたため,実施の形態3と同様に凝縮器1で凝縮した液冷媒を確実に第1の合流管5に供給でき,液冷媒の逆循環を防止することができる。
また,第2の分岐管6が蒸発器2の最低位置よりも低所となるように第2の分岐管6の上方に冷媒流れ方向の上り勾配部24を設けたため,実施の形態2と同様に蒸発器2で蒸発したガス冷媒の逆流を防止することができる。
また,第2の合流管7が蒸発器2の最高位置よりも高所となるように第2の合流管7の下方に冷媒流れ方向の上り勾配部25を設けたため,実施の形態3と同様に蒸発器2で蒸発したガス冷媒を確実に第2の合流管7に流入させ,ガス冷媒の逆循環を防止することができる。
【0034】
なお,第1の分岐管8を凝縮器1の最高位置よりも20mm以上高所に,第1の合流管5を凝縮器1の最低位置よりも20mm以上低所に,第2の分岐管6を蒸発器2の最低位置よりも20mm以上低所に,第2の合流管7を蒸発器2の最高位置よりも20mm以上高所に設置すれば,実施の形態1および実施の形態2と同様の効果を発揮することは言うまでもない。
【0035】
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5に係る通信基地局50に設置された冷却装置を示す構成図である。
冷媒自然循環を用いる冷却装置が,圧縮機を用いる蒸気圧縮式冷凍サイクル装置と併用して用いられる例を示している。
図9に示すように、室外ユニット53は通信基地局50の外壁上部に室外ユニット支持台52によって固定され,室内ユニット54と室外ユニット53は,ガス配管4及び液配管3により接続されている。また,通信基地局50には,発熱体である通信機器58と室内ユニット54が収納され,通信機器58からの発熱が室内ユニット54によって冷却される。
図9において,51aは室外ユニット吸込み口、51bは室外ユニット吹出し口,55aは室内ユニット吸込み口、55bは室内ユニット吹出し口である。
【0036】
室内ユニット54内には,自然循環サイクルおよび蒸気圧縮式サイクルに対応した2つの蒸発器2及び蒸発器57が収納され,通信機器58の発熱負荷を冷却する。また,室内空気を強制的に蒸発器2および蒸発器57の外表面に送風するための室内送風機41,蒸発器2及び蒸発器57の吸込み側空間と吹き出し側空間とをそれぞれ仕切る仕切り板56a及び56bより構成されている。
また、室外ユニット53は、凝縮器1、室外送風機40より構成され,第1の分岐管8とガス配管4との間には,凝縮器1で凝縮した液冷媒の逆流を防止するための逆U字型配管20が設けられると共に,第2の分岐管6と液配管3との間には,蒸発器2で蒸発したガス冷媒の逆流を防止するためのU字型配管21が設けられている。
また,圧縮機を用いる蒸気圧縮式冷凍サイクルの室外ユニット59は通信基地局50の横に設置され,蒸発器57と配管で接続されている。
なお、室外ユニット53の凝縮器1は室内ユニット54の蒸発器2よりも高所に配置されており、ここでは例えば50cm程度の高低差を設けて配置している。
【0037】
次に、本実施の形態5における冷却装置の運転動作について説明する。
この冷却装置は,室内温度が外気温度よりも高い場合に室内と外気との温度差を利用して冷媒自然循環による冷却運転を行う。
自然循環運転では、凝縮器1で凝縮した液冷媒が液配管3を下降し、U字型配管21を通って蒸発器2に流入する。蒸発器2で蒸発したガス冷媒は、ガス配管4を上昇し,逆U字型配管20を通って凝縮器1に戻ることで自然循環サイクルが形成される。
【0038】
本実施の形態5では,圧縮機を用いる蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置と併用される冷却装置において,第1の分岐管8とガス配管4との間に液冷媒の逆流を防止するための逆U字型配管20を設けると共に,第2の分岐管6と液配管3との間にガス冷媒の逆流を防止するためのU字型配管21を設けたため,確実に冷媒の逆循環を防止することができる。
また,蒸気圧縮式冷凍サイクル装置を設けたので、自然循環運転だけでは冷却能力が不足する発熱負荷に対しても蒸気圧縮式冷凍サイクル装置によって対応可能な冷却装置を提供することができる。
【0039】
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6による冷却装置の構成を示す模式図、図11は同冷却装置の凝縮器を示す斜視図である。
この冷却装置は,通信基地局や電算機室などの扉や壁などに設置され,凝縮器1,蒸発器2,液配管3,ガス配管4を共用し,圧縮機による蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置と自然循環サイクルを切り換えて通信機器などの発熱を冷却する冷却装置である。
図10において,60は冷却装置の筐体,61はガス配管4に逆止弁66を介して接続された圧縮機,62はガス配管4に開閉弁65を介して接続されたアキュムレータ,63は液配管3中に設けられた絞り装置として例えば電子式膨張弁,64はガス配管4中に設けられた第1開閉弁である逆止弁,67は液配管3に接続され、電子式膨張弁63をバイパスする配管に設けられた第2開閉弁であり,実施の形態5と同構成については同一符号を付し,詳細な説明を省略する。
【0040】
本実施の形態6による冷却装置は,筐体60内部が仕切り板68によって室外空間70と室内空間71に分離されている。
その室外空間70内には、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機61、この冷媒ガスを冷却・液化させるための凝縮器1、室外送風機40、凝縮器1を出た高温高圧の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気とする電子式膨張弁63、過渡的現象や冷媒の過充填などの場合に圧縮機61への液戻りを防止するためのアキュムレータ62、圧縮機61及びアキュムレータ62をバイパスするための開閉弁65とガス配管4中に設けられた第1開閉弁である逆止弁64、自然循環運転時に圧縮機61への冷媒の流入を防止する逆止弁66、電子式膨張弁63をバイパスする配管に設けられた第2開閉弁67が配置されている。
また、室内空間71内には,液配管3から流入した湿り蒸気を発熱負荷によって蒸発させる蒸発器2、室内送風機41が配置されている。
さらに,室外空間70内の第1の分岐管8とガス配管4との間には,凝縮器1で凝縮した液冷媒の逆流を防止するための逆U字型配管20が設けられると共に,室内空間71内の第2の分岐管6と液配管3との間には,蒸発器2で蒸発したガス冷媒の逆流を防止するためのU字型配管21が設けられている。
【0041】
本実施の形態6における凝縮器1を図11に示しており、その凝縮器1は,プレートフィン30と流入管12,流出管9等のチューブ(伝熱管)から構成されるプレートフィンチューブ型熱交換器であり,複数の流入管12が第1の分岐管8に,複数の流出管9が第1の合流管5に接続され,流入管12と流出管9を両端とする複数の冷媒流路は水平に配置され,第1の分岐管8と第1の合流管5は重力方向に対して傾斜して配置されている。
第1の分岐管8の上方には,冷媒流れ方向に下り勾配部13を備えた逆U字型配管20が接続され,管端部31でガス配管4に接続されている。
また,第1の合流管5には,冷媒流れ方向に下り勾配15を備えたL字型配管が接続され,管端部32で液配管3に接続されている。
【0042】
本実施の形態6による冷却装置では、圧縮機61による強制循環運転を行う場合、第2開閉弁67を閉、開閉弁65を開とし、電子式膨張弁67の開度を凝縮器1から流出した冷媒液が減圧されて二相状態の湿り蒸気となる適切な開度に設定し、圧縮機61を運転する。
そうすると,第1開閉弁である逆止弁64は圧縮機61の吐出圧力と吸入圧力との圧力差で閉止されて圧縮機61による強制循環サイクルが形成される。
また、自然循環運転を行う場合、開閉弁65を閉、第2開閉弁67を開とし、電子式膨張弁63を全開すると、逆止弁64は冷媒の流れにより開放され、自然循環サイクルが形成される。
【0043】
本実施の形態6による冷却装置では,圧縮機を用いる蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置と自然循環サイクルを切り換え可能な冷却装置において,第1の分岐管8とガス配管4との間に液冷媒の逆流を防止するための逆U字型配管20を設けると共に,第2の分岐管6と液配管3との間にガス冷媒の逆流を防止するためのU字型配管21を設けたため,確実に冷媒の逆循環を防止することができる。
また,自然循環運転だけでは冷却能力が不足する発熱負荷に対しても蒸気圧縮式冷凍サイクル装置によって対応可能な冷却装置を提供することができる。
【0044】
以上,この発明の冷媒自然循環を用いる冷却装置の実施の形態について詳述したが,この発明は,上記の実施の形態に限定されるものではなく,種々の変形が可能である。
例えば,逆U字型配管は,一端が凝縮器入口部の分岐管に,他端がガス配管に接続される構成を示したが,凝縮器入口部の分岐管近傍であればガス配管の途中に設ける構成としてもよい。
また,U字型配管についても,一端が蒸発器入口部の分岐管に,他端が液配管に接続される構成を示したが,蒸発器入口部の分岐管近傍であれば液配管の途中に設ける構成としてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したとおり,この発明に係わる冷却装置は,少なくとも凝縮器,液配管,蒸発器,ガス配管を順次配管で接続して冷媒回路を構成し,凝縮器を蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,凝縮器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第1の分岐管及び第1の合流管に接続されると共に,ガス配管が冷媒流れ方向に下り勾配部を設けて第1の分岐管の上方に接続されるようにしたため,安価で簡素な構成で起動時などに発生する冷媒の逆循環を防止でき,安定した冷却性能が得られる冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図2】同冷却装置の凝縮器の構成を示す斜視図である。
【図3】同冷却装置の逆循環が生じる原理を示す模式図である。
【図4】同冷却装置の凝縮器の他の構成を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図7】同冷却装置の凝縮器の構成を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図9】この発明の実施の形態5に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図10】この発明の実施の形態6に係る冷却装置の構成を示す模式図である。
【図11】同冷却装置の凝縮器の構成を示す斜視図である。
【図12】従来の冷媒自然循環を利用する冷却装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 凝縮器,2 蒸発器,3 液配管,4 ガス配管,5 第1の合流管,6第2の分岐管,7 第2の合流管,8 第1の分岐管,9,11 流出管,10 ,12 流入管,13 上り勾配部,20 逆U字型配管,40 室外送風機,41 室内送風機。
Claims (9)
- 少なくとも凝縮器,液配管,蒸発器及びガス配管を順次配管で接続して冷媒回路を構成し,前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,
前記凝縮器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第1の分岐管及び第1の合流管に接続されると共に,前記ガス配管が冷媒流れ方向に下り勾配部を設けて前記第1の分岐管の上方に接続されるようにしたことを特徴とする冷却装置。 - 前記蒸発器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管および流出管がそれぞれ第2の分岐管及び第2の合流管に接続されると共に,前記液配管が冷媒流れ方向に上り勾配部を設けて前記第2の分岐管の下方に接続されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
- 前記下り勾配部の最高位置を前記凝縮器の最高位置よりも20mm以上高くする構成と,前記上り勾配部の最低位置を前記蒸発器の最低位置よりも20mm以上低くする構成と,の少なくとも一方の構成を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の冷却装置。
- 前記第1の合流管の下方から冷媒流れ方向の下り勾配部を設けて前記液配管を接続すると共に,第2の合流管の上方から冷媒流れ方向の上り勾配部を設けて前記ガス配管を接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷却装置。
- 少なくとも凝縮器,液配管,蒸発器及びガス配管を順次配管で接続して冷媒回路を構成し,前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環により冷却運転を行う冷却装置において,
前記凝縮器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第1の分岐管及び第1の合流管に接続されると共に,前記流入管が第1の分岐管の下方から冷媒の流れ方向に下り勾配部を設けて前記凝縮器の入口部に接続され,前記流出管が前記凝縮器の出口部から冷媒の流れ方向に下り勾配部を設けて第1の合流管の上方に接続され,前記第1の分岐管を前記凝縮器の最高位置よりも高所に,前記第1の合流管を前記凝縮器の最低位置よりも低所に設置するようにしたことを特徴とする冷却装置。 - 前記蒸発器が複数の冷媒流路を有するプレートフィンチューブ型熱交換器で構成され,前記複数の冷媒流路の流入管及び流出管がそれぞれ第2の分岐管及び第2の合流管に接続されると共に,前記流入管が第2の分岐管の上方から冷媒の流れ方向に上り勾配部を設けて前記蒸発器の入口部に接続され,前記流出管が前記蒸発器の出口部から冷媒の流れ方向に上り勾配部を設けて第2の合流管の下方に接続され,前記第2の分岐管を前記蒸発器の最低位置よりも低所に,前記第2の合流管を前記蒸発器の最高位置よりも高所に設置するようにしたことを特徴とする請求項5記載の冷却装置。
- 前記凝縮器における複数の冷媒流路及び前記蒸発器における複数の冷媒流路の少なくとも一方が,列方向が垂直となるように配置されると共に,段方向が水平となるように配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置。
- 前記蒸発器の近傍に蒸気圧縮式冷凍サイクル装置の蒸発器を配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置。
- 前記蒸発器出口と前記凝縮器入口とを接続する前記ガス配管に第1開閉弁を設け、該ガス配管で該第1開閉弁より前記凝縮器側に圧縮機を接続し、前記凝縮器出口と前記蒸発器入口とを接続する前記液配管に膨張弁を設け、該膨張弁をバイパスする配管に第2開閉弁を設け、前記圧縮機,凝縮器,膨張弁及び蒸発器の経路で冷凍サイクルを構成し,前記第1開閉弁及び第2開閉弁を開閉することにより,圧縮機運転による強制循環運転と圧縮機停止による自然循環運転とを切り換え可能に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の冷却装置。
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