JP2004084811A - 二段式開閉弁 - Google Patents

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酒井 捷司
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Abstract

【課題】構造が簡単で、作動不良を起こすことなく円滑に開閉作動させることができるとともに、各部品の耐久性の向上を図ることのできる二段式開閉弁を提供する。
【解決手段】作動機構10は、主弁5に摺動自在に貫通され主弁5に当接する当接部27bを有するとともに、副弁6を保持した状態で貫通され、流入室2と流出室3とに亘って配置された作動ロッド20と、流出室2に設けられるとともに、作動ロッド20の一端が連結され、流入室2(一次側)から導入される流体により流出室3に連通されたガイド部材31により案内されながら作動ロッド20を軸方向に移動させる移動体30と、流入室2に設けられ、副弁6を閉塞方向に付勢する付勢部材40とを備えてなり、流入室2(一次側)から導入される流体により移動体30を作動ロッド20とともに移動させ、作動ロッド20により副弁6及び主弁5を開放方向に案内しながら開放させるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の流入を利用して開放する副弁及び主弁とを備えた二段式開閉弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、流入室と流出室とを隔離する隔壁に設けられた主弁及び副弁を、流入室を含む一次側からの流体の流入を利用して作動機構により順次開放させるようにした二段式開閉弁が種々提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の二段式開閉弁では、作動機構として、流入室(一次側)に供給した流体をシリンダ内のピストンへ導入し、このシリンダ内におけるピストンの移動により副弁及び主弁を開閉させている。このようにピストンを移動させるためには、シリンダ内においてピストンで隔離された両室間で流体を給排するための機構が必要であった。また、この作動機構とは別に、副弁及び主弁を開閉方向に案内するためのガイドを設けていた。
【0004】
このように作動機構を構成するとともに、ガイドを別個設けているため、構造が複雑になるとともに、この構造の複雑化が作動不良を起こす大きな要因になっていた。
【0005】
また、副弁及び主弁を通じて流れる流体によってこれら副弁及び主弁などが回転する現象が生じ、これにより各部材に磨耗や欠損が生じて作動不良を起こすとともに、耐久性の低下を招くという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、構造が簡単で、作動不良を起こすことなく円滑に開閉作動させることができるとともに、各部品の耐久性の向上を図ることのできる二段式開閉弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の二段式開閉弁は、流入室と流出室とを隔離する隔壁に主弁及び副弁が設けられ、流入室を含む一次側からの流体の流入を利用して作動機構により副弁と主弁を順次開放させるように構成された二段式開閉弁において、前記作動機構は、前記主弁に摺動自在に貫通され該主弁に当接する当接部を有するとともに、前記副弁を保持した状態で貫通され、前記流入室と流出室とに亘って配置された作動ロッドと、前記流出室に設けられるとともに、作動ロッドの一端が連結され、流入室を含む一次側から導入される流体により上記流出室に連通されたガイド部材により案内されながら当該作動ロッドを軸方向に移動させる移動体と、前記流入室に設けられ、副弁を閉塞方向に付勢する付勢部材とを備えてなり、流入室を含む一次側から導入される流体により移動体を作動ロッドとともに移動させ、該作動ロッドにより副弁及び主弁を開放方向に案内しながら開放させるように構成されたものである。
【0008】
請求項2に係る発明の二段式開閉弁は、前記作動ロッドに対する副弁及び主弁の回転を防止する回転防止手段が設けられたものである。
【0009】
請求項3に係る発明の二段式開閉弁は、前記回転防止手段が、貫通部分の断面形状が円形でない形状に形成されてなるものである。
【0010】
請求項4に係る発明の二段式開閉弁は、前記作動ロッドが、流出室側で分割可能に構成されてなるものである。
【0011】
ここで、上述した断面形状が円形でない形状とは、楕円形、三角形、四角形、五角形以上の多角形を含む他、キーとキー溝のように凹凸状の形状も含む。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の二段式開閉弁の構成を示している。
【0014】
図1において、1は弁本体となる弁箱であって、弁箱1内は流入室(一次側)2と流出室(二次側)3とに隔壁4、主弁5及び副弁6によって隔離されている。
【0015】
具体的には、隔壁4の中間部に弁座7aを備えた連通口7が形成されている。弁座7a上には主弁5が配置されるとともに、主弁5上に副弁6が配置され、主弁5及び副弁6により連通口7を閉塞している。
【0016】
主弁5は、底面により弁座7aを通じて連通口7を閉塞する大きさの円盤状に形成されており、その中心部寄りに図1及び図2に示すように複数(図示例では4個)の通孔8が設けられている。
【0017】
副弁6は、下端に鍔を有するハット形の円筒状に形成されており、その底面で上記通孔8を閉塞するようにして主弁5上に当該主弁5と同軸心上に配置されている。
【0018】
そして、このようにして配置された主弁5及び副弁6は、作動機構10により開放されるように構成されている。
【0019】
作動機構10は、前記主弁5及び副弁6に貫通配置された作動ロッド20と、前記流出室3に設けられ作動ロッド20の一端が連結された移動体30と、前記流入室2に設けられ副弁6を閉塞方向に付勢する付勢部材としてのスプリング40とを備えている。
【0020】
作動ロッド20は、上下に分割可能な上ロッド21と、下ロッド25とで構成されている。
【0021】
上ロッド21は、図2に示すように、下端部22が矩形状に、中間部23が下端部22よりも断面形状の大きな矩形状に、上端部24が中間部23よりも小さい円筒状の一体物に形成されている。
【0022】
下端部22は、前記主弁5の中心部に摺動自在に貫通配置されている。つまり、主弁5の通孔8よりも内側中心部には下端部22に対応した矩形状の貫通孔5aが形成されている。
【0023】
中間部23は、上端部24の下部とともに前記副弁6の中心部に貫通配置されている。つまり、副弁6の中心部には中間部23及び上端部24に対応した矩形状と円筒形状の貫通孔6aが形成されている。
【0024】
このように下端部22及び主弁5の貫通孔5a、並びに中間部23及び副弁6の貫通孔6aをそれぞれ矩形状に形成することで、上ロッド21に対する主弁5及び副弁6の回転を防止する回転防止手段を構成している。
【0025】
従って、上ロッド21が図1の状態から軸方向上方に移動すると、下端部22が主弁5を摺動しながら中間部23により副弁6が上方に移動することになる。
【0026】
下ロッド25は、図2に示すように、下端部26が矩形状に、上端部27が下端部26よりも大きい六角形状の一体物に形成されている。
【0027】
下端部26は、後述するガイド部材31のガイド孔35に摺動自在に挿入されており、その下端には移動体30との連結用のネジ部26aが形成されている。
【0028】
上端部27は、その中心部に前記上ロッド21の下端部22が上方から挿入可能な矩形状の挿入口27aが形成されている。従って、挿入口27aに下端部22を挿入配置することで、上ロッド21と下ロッド25とが図1に示すように同軸上にしかも両者が回り止めされた状態で連結されて作動ロッド20を構成し、流入室2と流出室3とに亘って配置される。
【0029】
また、上端部27は、その上面が主弁5の底面と当接する当接部27bになされており、図1のように作動ロッド20を配置した状態では、当接部27bが主弁5の底面と所定間隔を隔てて配置されている。
【0030】
従って、下ロッド25が図1の状態から上方軸方向に移動すると、所定長さ移動した後、主弁5の底面に当接部27bが当接し、ここからさらに移動することで主弁5が上方に移動することになる。
【0031】
前記移動体30は、流出室3の底部に配設された円筒状のガイド部材31内に摺動自在に配置されている。
【0032】
ガイド部材31は、底部が弁箱1に設けられた底蓋1aにより閉塞され、上面開口31aには図2に示すように、その中心部に支持部材32が上面周縁部から中心に向かって延設された複数の支持片33によって支持されている。この支持部材32の中心には、前記下ロッド25の下端部26が摺動自在な矩形状のガイド孔35が形成されている。このように下端部26及びガイド孔35を矩形状にすることによってガイド部材31に対する下ロッド25(並び上ロッド21)の回転を防止している。
【0033】
前記移動体30は、その中心部にガイド孔35を挿通した下端部26のネジ部26aが挿通可能な挿通孔30aが設けられている。従って、移動体30の底面において挿通孔30aを挿通したネジ部26aにナット36を螺入することによって、下ロッド25の下端部26と移動体30とが一体的に固定される。
【0034】
また、移動体30には、適数個(図示では2個)のオリフィス37が形成されている。このオリフィス37は、後述するように上方に移動した移動体30を下方に移動させる際に機能する。
【0035】
一方、前記底蓋1aの内面には、移動体30と下ロッド25とを連結したナット36を逃がすザグリ1bが形成されており、このザグリ1bに流入室2(一次側)が導入路2aを通じて連通されている。さらに、導入路2aの途中には手動又は電動等で開閉する起動弁2bが設置されていて、この起動弁2bを開放することで、流入室2(一次側)に流入した流体の一部が導入路2aを通じて移動体30の底面に導入されることになる。なお、移動体30の底面への流体の導入は、上述した流入室2からの他、この流入室2に接続された後述する一次側配管側から導入路を通じて行うようにしてもよい。
【0036】
底蓋1aは、ボルト・ナット1cなどの固定手段により弁箱1に着脱自在に取付けられている。
【0037】
前記スプリング40は、下端部が前記副弁6の外周面に嵌入されるとともに、上端部が上蓋1dに流入室2内へ下方に突出して設けられた支持部材41の外周に嵌入されている。
【0038】
この支持部材41には開度調整部材50が螺入されている。開度調整部材50は、支持部材41に対して螺入量が調整可能に構成されており、流入室2内において開度調整部材50の下端位置を適宜に設定することで、開放方向に移動する副弁6が当接する当接位置を調整して副弁6及び主弁5の開度を調整するようにしている。
【0039】
また、開度調整部材50は、作動ロッド20の上ロッド21の上端部を摺動自在に挿入支持しており、後述する作動ロッド20の軸方向上方への移動を案内する役目も果たしている。
【0040】
前記上蓋1dは、流入室2の上部においてボルト・ナット1eなどの固定手段により弁箱1に着脱自在に取付けられている。
【0041】
そして、このように構成された二段式開閉弁の流入室2側(一次側)は、一次側配管を通じてポンプ等の加圧送水装置に接続されており、また、流出室3側(二次側)は二次側配管を通じてスプリンクラーヘッドや放水銃などの適宜な放水手段に接続されている。
【0042】
次に、このように構成された二段式開閉弁の開閉動作について説明する。
【0043】
まず、図1に示すように副弁6及び主弁5が閉塞している状態で、流入室2内に水道水等の適宜に加圧された流体(加圧流体)を供給する。次に、導入路2aに設置した起動弁2bを開放すると、流入室2(一次側)内に供給された流体の一部が導入路2aを通じて移動体30の底面に導入され、この作用で移動体30をガイド部材31に沿って上方に押し上げる。この移動体30の上方への移動に伴って当該移動体30に連結された作動ロッド20もスプリング40の付勢力に抗して同様に軸方向上方に移動する。
【0044】
この作動ロッド20の上方への移動により、上ロッド21の下端部22が主弁5の貫通孔5aを摺動しながら、上ロッド21の中間部23に保持されている副弁6がまず上方(開放方向)に移動する。これにより主弁5は閉塞状態のままで副弁6のみが図3に示すように開放し、流入室2に供給された流体が主弁5と副弁6との間の隙間から通孔8を通じて流出室3に流入し、この流出室3を通じて流体の送給が開始される。
【0045】
そして、移動体30の上方への移動に伴いさらに作動ロッド20が上方に移動すると、下ロッド25の上端部27の当接部27bが主弁5の底面中心部周辺に下方から当接する(図3参照)。これにより今度は主弁5が作動ロッド20の上方への移動に伴って上方に移動し、図4に示すように弁座7aから上方に離間することで連通口7を開放し、この連通口7を通じて大量の流体を流出室3側に流入させ、流出室3を通じて大量の流体が送給される。
【0046】
このように移動体30の移動に伴う作動ロッド20の移動により副弁6及び主弁5を当該作動ロッド20により案内しながら開放させることで、副弁6及び主弁5を作動不良を起こすことなく確実且つ円滑に開放させることができる。また、回転防止手段により作動ロッド20に対する副弁6及び主弁5の回転を確実に防止するとともに、作動ロッド20自体の回転も防止しているため、開放動作に伴う副弁6及び主弁5の回転による磨耗や損傷を防止でき、耐久性の向上を図ることができるとともに、さらに円滑な開放動作を得ることができる。
【0047】
なお、図4に示すように副弁6及び主弁5が開放した状態においては、スプリング40の付勢力を主要とする流入室2側における副弁6及び主弁5を閉塞方向に作用する力と、流入室2(一次側)に供給される流体による移動体30を上方に押し上げる力とがこの状態でバランスするように予め設定している。具体的には、流入室2側(一次側)から移動体30の底面側に供給される流体はオリフィス37を通じて流出室3側に抜けていくので、この分が移動体30を上方に押し上げる力を低下させることになる。このため、移動体30の底面側に流体を供給している場合には、これに打ち勝ってスプリング40の付勢力などに抗して副弁6及び主弁5を開放状態で保持できるだけの底面受圧面積を得ることができるように移動体30の大きさを設定している。
【0048】
次に、このようにして開放した二段式開閉弁の閉塞は、移動体30の底面側への流体の供給を停止することで行われる。
【0049】
つまり、導入路2aに設けた起動弁2bを閉じることによって移動体30の底面側への流体の供給を停止することで、移動体30の底面側の流体圧が低下して移動体30を上方に押し上げる力が低下する。これにより上述したバランスが崩れてスプリング40の付勢力を主要とする副弁6及び主弁5を閉塞方向に移動させる力が勝り、移動体30の底面側の流体がオリフィス37を通じて流出室3側に排出されながら、作動ロッド20が下方に移動して上述と逆の動作により、まず主弁5が弁座7aに当接して、続いて副弁6が主弁5に当接して連通口7を閉塞する(図1参照)。
【0050】
このように副弁6及び主弁5の閉塞動作も、前述した開放動作と同様に作動ロッド20により案内されながら閉塞することで、これら副弁6及び主弁5を作動不良を起こすことなく確実且つ円滑に開放させることができる。また、回転防止手段により、各部材の磨耗や損傷を防止でき、耐久性の向上を図ることができるとともに、さらに円滑な開放動作を得ることができる。
【0051】
また、この二段式開閉弁は、前述したような各部材で構成しているので、構造が簡単であり、しかも上蓋1d及び底蓋1aを取り外すことにより、流入室2と流出室3内の各部材のメンテナンスを簡単に行うことができる。
【0052】
例えば、底蓋1aを取り外すことで、流入室2側に流体が溜まっている状態でも流出室3側における移動体30、ガイド部材31や下ロッド25のメンテナンスを容易に行うことができ、逆に上蓋1dを取り外すことで、流入室2側の主弁5や副弁6などの各部材のメンテナンスを容易に行うことができる。つまり、上蓋1dと底蓋1aの両方全部を取り外さなくとも必要な部材のメンテナンスを手軽に行うことができる。
【0053】
なお、本実施の形態では、回転防止手段として主弁5及び副弁6とこれらが摺動もしくは保持する作動ロッドとの各部位の断面形状を矩形状に形成したものについて述べたが、回転防止手段はこの断面形状に限るものでない。例えば、断面形状が楕円形や三角形の他、五角形以上の多角形であってもよいし、キーとキー溝のように凹凸状の嵌合形状であってもよい。
【0054】
また、本実施の形態では、二段式開閉弁を主弁5及び副弁6の開閉移動が上下方向となる所謂横配管に適用したものについて説明したが、二段式開閉弁を図1に示す状態から90°回転させた状態の所謂縦配管に適用することも無論可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の二段式開閉弁によれば、作動機構を主弁に摺動自在に貫通され該主弁に当接する当接部を有するとともに、副弁を保持した状態で貫通され、流入室と流出室とに亘って配置された作動ロッドと、流出室に設けられるとともに、作動ロッドの一端が連結され、流入室(一次側)から導入される流体により上記流出室に連通されたガイド部材により案内されながら当該作動ロッドを軸方向に移動させる移動体と、流入室に設けられ、副弁を閉塞方向に付勢する付勢部材とを備えてなり、流入室(一次側)から導入される流体により移動体を作動ロッドとともに移動させ、該作動ロッドにより副弁及び主弁を開放方向に案内しながら開放させるように構成したことで、構造が簡単になり、作動不良を起こすことなく確実且つ円滑に開閉作動させることができる。
【0056】
また、回転防止手段により主弁及び副弁の回転を防止することで、この回転による各部材の磨耗や損傷を防止でき、耐久性の向上を図ることができるとともに、開閉作動をさらに円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二段式開閉弁の構成を示す断面図である。
【図2】同じく二段式開閉弁の各構成部材を示す分解斜視図である。
【図3】同じく二段式開閉弁の動作を示す断面図である。
【図4】同じく二段式開閉弁の動作を示す断面図である。
【符号の説明】
2 流入室
3 流出室
4 隔壁
5 主弁
6 副弁
10 作動機構
20 作動ロッド
21 上ロッド
25 下ロッド
27b 当接部
30 移動体
31 ガイド部材
40 スプリング(付勢部材)

Claims (4)

  1. 流入室と流出室とを隔離する隔壁に主弁及び副弁が設けられ、流入室を含む一次側からの流体の流入を利用して作動機構により副弁と主弁を順次開放させるように構成された二段式開閉弁において、
    前記作動機構は、
    前記主弁に摺動自在に貫通され該主弁に当接する当接部を有するとともに、前記副弁を保持した状態で貫通され、前記流入室と流出室とに亘って配置された作動ロッドと、
    前記流出室に設けられるとともに、作動ロッドの一端が連結され、流入室を含む一次側から導入される流体により上記流出室に連通されたガイド部材により案内されながら当該作動ロッドを軸方向に移動させる移動体と、
    前記流入室に設けられ、副弁を閉塞方向に付勢する付勢部材と、
    を備えてなり、
    流入室を含む一次側から導入される流体により移動体を作動ロッドとともに移動させ、該作動ロッドにより副弁及び主弁を開放方向に案内しながら開放させるように構成されたことを特徴とする二段式開閉弁。
  2. 前記作動ロッドに対する副弁及び主弁の回転を防止する回転防止手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の二段式開閉弁。
  3. 前記回転防止手段は、貫通部分の断面形状が円形でない形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載の二段式開閉弁。
  4. 前記作動ロッドは、流出室側で分割可能に構成されてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の二段式開閉弁。
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