JP3688486B2 - 止水機能付シャワーヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタンの操作で湯水の吐水,止水の切り替えのできる止水機能付シャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャワーヘッドから吐水される湯水を水栓のハンドルでの開閉操作だけでなく、シャワーヘッドに設けたボタンの操作で吐水,止水の切り替えをできるようにしたものとして特開平7−259152号公報のものがある。このシャワーヘッドは吐水状態と止水状態に流路を切り替えるための弁とは別に、止水状態で弁室内部の水圧が上昇した場合に、弁室の圧力水を外部に逃がす安全弁を収容することで、シャワーヘッドで止水をした場合に過大な水圧がシャワーヘッドの内部部品に加わり破損することを防止できるものである。
【0003】
上記のものにあっては、シャワーヘッドの弁室に流路切替用の弁とは別に新たに安全弁を収容しなければならないために、部品点数,組立工数が増加してコストが高くなるうえ、シャワーヘッドをコンパクトに形成することができない等の欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、シャワーヘッドで止水をする場合に、シャワーヘッド内部の水圧が上昇するのを防止する安全弁を、部品点数の少ない簡略な構造により提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ボタンの操作で湯水の吐水,止水の切り替えを可能にした止水機能付シャワーヘッドにおいて、該シャワーヘッドは内部の流路を仕切板により一次流路と二次流路とに区画し、二次流路と交差して穿設された貫通孔にボタンが摺動自在に貫挿され、該ボタンは仕切板と向かい合うように凹設された凹欠部に保持部材を収容し、ボタンと連繋した保持部材に、仕切板の通水孔を二次流路から開閉する止水弁及び該止水弁を閉鎖位置に押圧するスプリングを介在させ、前記止水弁及びスプリングは一次流路の水圧が、止水時に通水孔を閉鎖可能なスプリングの設定荷重以上に上昇すると、通水孔を開放する安全弁を兼用するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
この実施例は図1に示すように、シャワーヘッド1は合成樹脂からなり、浴室等の壁面に取り付けられた水栓2とホース4により連通してホルダー5に支持されており、水栓2とホース4の間には、ホース4及びシャワーヘッド1に対し給水源又は給湯源からの過大な圧力水が供給されることのないように圧力を低下させる従来周知の減圧弁6を装着している。
【0007】
シャワーヘッド1は図2に示すように、使用者が手に持つ握り部7の先端に水密を確保するためのOリング9を介してヘッド8を螺着して取り付け、該ヘッド8の先端に湯水を外部へ吐水する散水板10を装着している。
【0008】
前記ヘッド8は図3乃至図5に示すように、握り部7内部の湯水が通過する一次流路11と連通する開口部12及び二次流路13を形成し、該二次流路13と前記一次流路11は開口部12の内周面に螺着された固定具14によって開口部12内に固定された円筒状の仕切板15により図面中上下に区画され、この仕切板15の通水方向で中心から偏心した位置にシート16を嵌着し、該シート16に貫通した通水孔17により一次流路11と二次流路13を連通させている。
【0009】
シーソー式に両側から操作するボタン18は、ヘッド8の二次流路13と交差して穿設した貫通孔19に摺動自在に貫挿され、図3乃至図5の図面中左右両側のうち、いずれか一方がヘッド8から外方へ露出する円筒状で、両端の環状溝20に水密保持用のOリング21を嵌装し、前記仕切板15と向かい合うように凹設した凹欠部22には保持部材23を収容し、該保持部材23の内部にはスプリング25を介在させ、該スプリング25により仕切板15と向かい合うボール状の止水弁24を弾力的に押圧している。
【0010】
前記止水弁24はボタン18の操作で仕切板15上を水平方向へ移動し、図3では止水弁24はシート16の通水孔17と向かい合い、スプリング25の弾性力により通水孔17を閉鎖しているので、湯水は一次流路11から二次流路13へ供給されない止水状態であり、図5ではボタン18の操作で止水弁24は保持部材23と共に移動し、通水孔17を開放するので一次流路11と二次流路13は連通し、湯水をヘッド8の散水板10から外部へ吐水することができる。
【0011】
前記止水弁24は図3に示すように、ボタン18を止水位置に操作すると通常はスプリング25の弾性力によりシート16に着座して通水孔17を閉鎖しているが、何らかの理由により水栓2とホース4の間に装着した減圧弁6が故障して、一次流路11の水圧が止水弁24を押圧するスプリング25の通水孔17を閉鎖するために設定された荷重に打ち勝つほどに上昇すると、図4に示すように止水弁24は上昇し、シート16から離れて一次流路11の湯水はシート16の通水孔17から二次流路13に供給されて散水板10から排水され、ホース4及びシャワーヘッド1内の過大な水圧の上昇を防止することができるものである。
【0012】
従って、止水弁24及びスプリング25は安全弁としての役割を果たすことができ、ホース4の流路及びヘッド8の一次流路11は一定の水圧以下に維持され、ホース4及びシャワーヘッド1に対し高圧力水が加わることにより発生する内部部品の破損や漏水等を防止することができる。
【0013】
上記構成のシャワーヘッド1において、図3ではボタン18と連繋した止水弁24はシート16の通水孔17と上下に向かい合う位置にあり、スプリング25の弾性力により下部に付勢され通水孔17を閉鎖しているので、水栓2のハンドル3を吐水方向へ操作しても、湯水は握り部7の一次流路11からヘッド8の二次流路13へは供給されず、止水状態である。
【0014】
この時、給水源又は給湯源からの過大な圧力水が供給されると、通常は水栓2とホース4の間に装着した減圧弁6によりホース4及びシャワーヘッド1へ供給される湯水を減圧するが、何らかの理由により減圧弁6が故障するとホース4及びシャワーヘッド1に過大な圧力水がそのまま供給される。そこで、シート16の通水孔17を閉鎖している止水弁24は図4に示すように、通水孔17を閉鎖するのに予め設定されたスプリング25の付勢力に打ち勝つほどに、一次流路11の圧力が上昇すると、一次流路11の湯水は通水孔17から二次流路13へ供給され安全弁として機能し、散水板10から外部へ排出される。
【0015】
次にボタン18のヘッド8から突出している側を押すと、図5に示すように止水弁24は保持部材23と共に水平方向へ移動して通水孔17を開放し、一次流路11と二次流路13は通水孔17により連通し、湯水はヘッド8の散水板10から外部へ吐水される。
【0016】
【発明の効果】
本発明においては、シャワーヘッドに設けたボタンの操作で止水を行い、水栓に連通するホース及びシャワーヘッドの一次流路の内圧が上昇した場合、通水孔を開閉して吐水,止水を切り替える止水弁がスプリングの設定された荷重に打ち勝ち通水孔を開放し、安全弁として機能し、一次流路の圧力水を外部へ排出することができる。従って、止水弁及びスプリングが安全弁を兼用するので、従来のように止水弁とは別に安全弁を設ける必要がなく、部品点数や組立工数などを増加させることなく、ホース及びシャワーヘッド内部の水圧上昇を防止でき、信頼性を向上させることができる。
【0017】
また、シャワーヘッドは安全弁の機能を備えるため他の物品を加える必要がなく、外観形状を何ら変更することなくコンパクトに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホースを介して水栓に連通したシャワーヘッドの側面図である。
【図2】シャワーヘッドの部分断面した平面図である。
【図3】シャワーヘッドの止水状態の部分平断面図である。
【図4】シャワーヘッドの水圧上昇時の部分平断面図である。
【図5】シャワーヘッドの吐水状態の部分平断面図である。
【符号の説明】
1 シャワーヘッド
11 一次流路
13 二次流路
15 仕切板
17 通水孔
18 ボタン
23 保持部材
24 止水弁
25 スプリング
Claims (1)
- ボタンの操作で湯水の吐水,止水の切り替えを可能にした止水機能付シャワーヘッドにおいて、該シャワーヘッドは内部の流路を仕切板により一次流路と二次流路とに区画し、二次流路と交差して穿設された貫通孔にボタンが摺動自在に貫挿され、該ボタンは仕切板と向かい合うように凹設された凹欠部に保持部材を収容し、ボタンと連繋した保持部材に、仕切板の通水孔を二次流路から開閉する止水弁及び該止水弁を閉鎖位置に押圧するスプリングを介在させ、前記止水弁及びスプリングは一次流路の水圧が、止水時に通水孔を閉鎖可能なスプリングの設定荷重以上に上昇すると、通水孔を開放する安全弁を兼用することを特徴とする止水機能付シャワーヘッド。
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