JP2004082872A - Vehicle equipped with high transmittance glass and high reflecting interior trim - Google Patents

Vehicle equipped with high transmittance glass and high reflecting interior trim Download PDF

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小川 裕純
Hiroaki Harada
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    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicle equipped with high transmittance glass and a high reflecting interior trim, suppressing deterioration of an interior environment due to heat radiation from glass absorbing light such as solar radiation and accumulating heat during parking that cannot use the same means (cooling glass by traveling wind) as at the time of traveling, and preventing impairment of a forcibly cooling effect of the glass by the traveling window even during traveling. <P>SOLUTION: In the vehicle equipped with the high transmittance glass and the high reflecting interior, window glass with solar radiation transmittance of not less than 60%, and an interior skin partially having a part with solar radiation total reflection factor of not less than 40% are provided. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夏期の熱暑感を低減し快適な温熱環境を提供できる車両に関し、特に、炎天下における駐車時の室内温度の低減を目的とした高透過率ガラスと高反射率内装表皮を有する車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
炎天下環境に置かれた自動車の室内は周知のごとく非常な高温になる。日本国内の夏期環境の測定例では駐車の場合においては、室内空気温度が約70℃近くに達する。同時に室内の内装材温度はインスツルメントパネル上面で100℃近く、天井は70℃近くに上昇する。こうした状況で乗車した時の不快さは言うまでもないが、換気あるいは冷房装置を作動させた後でも内装材温度は容易に下がらず長時間にわたって乗員に放射熱を放射し続け、快適性を大きく損なっている。この温度上昇の原因の主な原因は、日射の室内への侵入である。
【0003】
従来このような温度上昇を抑制するための方策としてまずガラスに着目し、室内への日射の透過量を左右する日射透過率を下げている。現行車両においてはウィンドシールドガラスを例に採ると、45から53%である。これによりガラスを透過して室内に入る日射量を低減している。これは、ガラスの組成を調整して、ガラスが日射の一部を吸収するように吸収率を高くすることで行われている。
【0004】
また、温度上昇を抑制する別の方策として、例えば特開2001−122066に記載されているように、赤外線反射顔料が添加された自動車内装部品であるエアバッグモジュールカバーが提案されている。
【0005】
また、車のウィンドウに沿って配置され、ガラスを透過する日射を遮るシェードも市販されて公知である。更に効果を高めるべく、日射光を室内から外に返すために、反射率の高い材料をシェードのガラスと対向する側に貼り付けたシェードも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ここに取り上げた方策はいずれも問題点がある。まず、ガラスを透過する日射量を低減するべく、ガラスにその光の一部を吸収させているが、これによりガラスは熱を溜め込んでいることになる。また、一般に市販されている車両では内装部品の部位にもよるが日射全反射率は10〜33%程度であり、一部反射してもやはりガラスが吸収して熱を溜め込むことになる。反射率の高い材料を貼り付けたシェードを用いる場合も同様である。
【0007】
いずれの場合においても、ガラスが蓄熱して温度上昇することになる。ガラスはその周囲の空気よりも高温になるので、その熱は外と室内に分配、放熱される。
このガラスに溜め込んだ熱は、走行時は走行により車両が受ける風である走行風により外側が冷却されて、大部分が外に放熱される。その結果として室内側への放熱が少なくなる。しかしながら、駐車した場合は走行風のような強い風によるガラスの冷却効果が期待できず、ガラスから室内に多量に放熱されてしまう。すなわち、現行の方策は、走行時にのみ効果が期待できる方策である。
【0008】
本発明は、上述の課題に鑑み、走行時と同様な手段(走行風によるガラス冷却)を利用できない駐車時における日射などの光を吸収して蓄熱したガラスから、室内への放熱による室内環境の悪化を抑制し、走行時においてもガラスの走行風による強制冷却効果を損なうことのない高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、駐車時においてもガラスから室内への放熱に起因する室内環境の悪化を抑制すべく、ガラス及び室内の内装について検討し、以下の要件を具備することにより前述の目的が達成されるものと考えた。
・ガラスを60%以上の日射透過率とする。
・内装の表皮の全反射率を40%以上とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】
本願発明にあっては、車両のガラスを60%以上の日射透過率とすることで、まず、室内からの反射光を車外に抜けやすくできる。併せて、内装表皮の全反射率を40%以上にすることにより、ガラスを透過した日射を光のまま、ガラスに戻すことができる。
【0011】
よって、室内に入る日射の量が増えるが、内装の反射による反対方向の光の量も増え、透過日射と反射光の差分が小さくなる。すなわち、ガラスの吸収率が低くなるのでガラスが熱を溜め込まなくなり、更に内装表皮も光吸収率が下がるので熱を溜め込まず、温度上昇を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における走行支援装置の実施形態について説明するが、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
(実施の形態1)
本発明の代表的な実施の形態1について図を用いて説明する。図1は実施の形態1を表す概略図である。日射(太陽光)がガラスを透過して室内(内装)の表皮にあたる。あたった光が反射されて、ガラスを透過して車外に放出される。本発明の車両のガラス及び内装は光を吸収しにくいので温度上昇が小さい。実施の形態1にあっては、車両のガラスを60%以上の日射透過率とすることで、まず、室内からの反射光を車外に抜けやすくできる。勿論、日射は車室内に入りやすくなるが、同時に出やすくもなる。室内からの反射光が多くなると、その効果は大きい。
【0014】
次に、日射がガラスに吸収される比率、吸収率が従来のガラスよりも低くなる。これにより、ガラスが日射及び車室内からの反射光を吸収しにくくなるので、ガラス自体の温度上昇を低減することができる。
【0015】
透過率が60%以下では、光を吸収しやすく、容易に高温になる。従って、駐車時において、光の吸収によりガラスが溜め込んだ熱の放出が困難である。
【0016】
併せて、内装表皮の全反射率を40%以上にすることにより、ガラスを透過した日射を光のまま、ガラスに戻すことができる。すなわち、高透過率ガラスによって、入射光をそのまま反射光として外へ排出することができる。
【0017】
次に、内装の温度上昇を小さくできる。内装の透過率は0%と見なせるので、反射されない光は吸収されて熱に変換し、温度上昇する。内装表皮の光吸収率が低いので温度上昇をより少なくできる。それにより室内空気への伝熱量が小さくなる。
【0018】
全反射率が40%以下では内装表皮が光を吸収して熱に変換し、容易に温度上昇してしまい、ガラスに反射する光の量が十分でない。
【0019】
ここで述べている、ガラスの日射透過率は、JIS R 3106(板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法)により求めたものである。内装表皮の全反射率は、表皮の分光全反射測定結果よりJIS R 3106の付表2を用いて求めたものである。
【0020】
このように高透過率ガラスと高反射内装表皮を併せて具備することで初めて得られる効果をまとめると次の様になる。
【0021】
まず、熱の一形態である光のガラスを経由した車室内への侵入量を減らせる。これは室内に入る日射の量が増えるが、内装の反射による反対方向の光の量も増えることによる。光による伝熱は透過日射と反射光の差分であり、これは従来よりも小さくなる。この差分は内装表皮の反射率が高いほど小さくなる。又、内装表皮の反射率が高いので光を吸収しなくなる。
【0022】
次にガラスの吸収率が低くなるのでガラスが熱を溜め込まなくなる。これにより室内/車外への放熱量が小さくなる。勿論、これは走行風による窓ガラスの冷却効果を妨げるものではない。又、内装表皮も光吸収率が下がるので熱を溜め込まず、温度上昇を防ぐことができる。
【0023】
ガラスは日射透過率以外の性能については通常の自動車用ガラスと同じ要件を満たすものである。ここで述べているガラスとは、ウィンドシールドガラス、サイドガラス、リアガラスである(請求項4,5に対応)。また、日射透過率は60%以上が望ましく(請求項1に対応)、70%以上であれば更に望ましい。更に望ましくは内装表皮などの劣化防止の為に、紫外線領域(300から380nm)の透過率が50%以下であれば望ましい。
【0024】
このように高い日射透過率を有するガラスは、SiO,CaO及びNaOを必須成分として含有するソーダライムシリカガラスである。SiO,CaO及びNaOの含有量は65〜75重量%、1〜12重量%、1〜18重量%であることが好ましい。更に、望ましくは下記の組成を有している。
SiO 65〜75重量%
Al2O3 0.1〜5重量%
MgO 1〜6重量%
CaO 1〜12重量%
Na2O+KO 5〜18重量%
(請求項2に対応)
【0025】
更に望ましくは、FeとTiを含み、FeがFeとして、0.10〜0.42重量%、TiがTiOとして2重量%以下である(請求項3に対応)。Feは0.10重量%以下では日射透過率が60%よりも低くなり、0.42重量%を超えると内装表皮を劣化させる紫外線の透過率が高くなり、望ましくない。Tiは紫外線の透過率低下に有効であるが、2重量%以上存在させると、日射透過率が60%よりも低下し望ましくない。これに対し、一般的に用いられている自動車用ガラスの日射透過率は使用部位により異なるが大体45から55%以下である。
【0026】
図2は実施の形態1における内装表皮の適用対象としうる内装部位の一つを表す図である。該当部位はインストルメント1、リアパーセルシェルフ2、シート3、ドアトリム4、ヘッドライニング5、ピラーガーニッシュ6の少なくとも一つである(請求項12に対応)。特に高反射率にすることで大きな効果を得られるのは、インストルメント1とリアパーセルシェルフ2の組合せ(請求項13に対応)で、更に好ましくはインストルメント1、リアパーセルシェルフ2とシート3の組合せ(請求項14に対応)である。この部位はガラスを透過した日射があたって温度上昇がおきやすい部位である。内装表皮についても、ガラスの場合と同様に、本実施の形態で着目する全反射率以外の性能については通常の内装材と同様でよい。なお、一般的に用いられている内装の表皮の全反射率は10から30%である。
【0027】
反射率を高くする方法としては、以下に挙げる素材を内装表皮に用いることで達成できる。即ち、アルミニウム箔、銅箔、透明な樹脂層で表面を保護したアルミニウム箔、透明な樹脂層で表面を保護した銅箔、アルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルム、アルミニウムや銅などの金属を蒸着させた繊維の集合体、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ繊維の集合体、或いはブライト糸を少なくとも60重量%以上好ましくは75重量%以上用いた繊維体からなる意匠層と可視光、近赤外光および遠赤外光を反射する反射層と反射層を支持する支持層の積層体である(請求項6に対応)。
【0028】
表皮用の反射素材にアルミニウム箔、銅箔、透明な樹脂層を付着させたアルミニウム箔、透明な樹脂層を付着させた銅箔を用いる場合、その厚みは1μmから1000μm、特に5μmから50μmが好適である。厚さが1μm未満であると強度が低く取り扱い時に破損しやすい。1000μmを超えると、柔軟性が損なわれる。透明な樹脂層を付着させたアルミニウム箔、透明な樹脂層を付着させた銅箔は、樹脂によるアルミニウム、銅箔の金属面の損傷を防ぐために樹脂層付着面を表にして使用する。
【0029】
表皮用の反射素材にアルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルムのいずれかを用いる場合、アルミニウム、反射塗料の無い面からの熱線が樹脂フィルムに吸収されにくいように、樹脂は可視から赤外領域において平均透過率が70%以上であれば望ましい。また、その種類は特に限定されないが、耐熱性・柔軟性などを考慮してポリエステルやポリエチレンなどが好適である(請求項7に対応)。
【0030】
樹脂フィルムの厚みは5μmから100μmとするのが取り扱いに好適である。アルミニウムを付着させる厚みは、5nmから100μmの範囲にあることが望ましい。5nm未満であると反射効果が十分でなく、100μmを超えるとコストアップの要因となるからである。
【0031】
アルミニウムの付着方法としては蒸着が好適である。反射塗料としてはアルミニウム鱗片を主成分として含むものを使用できる(請求項8に対応)。その塗布厚みは、樹脂に付着させたアルミニウムと同様に、その厚みは10nmから100μmとするのが好適である。10nm未満であると反射効果が十分でなく、100μmを超えると割れやすくなるからである。
【0032】
樹脂に混ぜ込む反射材及び白色顔料としては前記のアルミニウム鱗片や酸化チタン微粒子、酸化亜鉛微粒子やチタニアを表面に付着させたマイカ粉末などである(請求項9に対応)。含有量としては0.001から0.2重量%である。0.001重量%以下では透過率が高く、0.2重量%以上混ぜ込んでも表皮としての成形性に難があるからである。
【0033】
内装表皮として、アルミニウム及び/又は銅を蒸着させた繊維の集合体、或いは反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ繊維の集合体を用いる場合、集合体の繊維を主に構成する樹脂は、ポリエステルであることが望ましい(請求項10に対応)。また、この繊維の集合体の反射材料及び/又は白色顔料は、アルミニウム鱗片、チタニア微粒子、チタニアを表面に付着させたマイカ粉末からなる群より選ばれる少なくとも一種であることが望ましい(請求項11に対応)。
【0034】
ブライト糸を少なくとも60重量%以上好ましくは75重量%以上用いた繊維体からなる意匠層と可視光、近赤外光および遠赤外光を反射する反射層と反射層を支持する支持層の積層体の反射層としては前記のアルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルムのいずれかを用いることが望ましい。本品は意匠性と反射性能の両立を図れるもので内装表皮として好ましい。
【0035】
本実施の形態1で取り上げている表皮を用いた内装部材は既知の方法を用いて生産が可能である。例えば、インストルメントの場合、本実施の形態1に対応した表皮を真空成型法で貼り付ける。リアパーセルシェルフの場合は、本実施の形態1の表皮を樹脂ボードに接着剤で貼り付ける。
【0036】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2を表す概略図である。日射(太陽光)がガラスを透過してガラスと対向する位置にあるシェードにあたる。あたった光が反射されて、ガラスを透過して車外に放出される(請求項15に対応)。これは、駐車時に使用されてガラスを透過した光を反射、断熱することでシェードより内側の室内に光、熱を入れないようにしたものである。シェードはガラスと対向する形で配置され、使用時は平面状のもので、ガラスに対向する面の日射全反射率が40%以上、好ましくは70%以上である(請求項16に対応)。
【0037】
シェードの反射素材としては、アルミニウム箔、銅箔、透明な樹脂層で表面を保護したアルミニウム箔、透明な樹脂層で表面を保護した銅箔、アルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルムを用いることができる。
【0038】
また、巻き取ったりする際に皺ができたりしないよう、取り扱いが容易になるように、柔軟性と断熱性がある厚さ0.3から3mmまでの発泡体を心材として前記の反射素材をその面に貼り付けたものも望ましい。
【0039】
貼り付ける面は、少なくともガラスと対向する側で、室内空間の側も貼り付けるとその効果が高くなる。
【0040】
図4は実施の形態2におけるシェードの好適な配置を表す図である。好適な位置としては、ウィンドシールドガラスを対象とするシェード11で、インストルメント1上に配置させるものである。更にサイドガラス12、リアガラス13も対象とするシェードがあればより好ましい。シェードとガラスの間の空間の間隙は小さいほうが望ましく、ガラスから10cm以内、できれば3cm以内が良い。
【0041】
(実施例)
次に、本発明に係わる車両の実施例について説明するが、本発明は、このような実施例のみに限定されないことはいうまでもない。
【0042】
〔実施例1〕
下記組成のガラス(日射透過率70%)をウィンドシールドに適用し、表皮が下記のインストルメント(日射全反射率42%)とリアパーセルシェルフ(日射全反射率42%)の車両を実施例1とした。このときのサイドガラスには日射透過率32%の旭硝子株式会社製テンパライト、リアガラスには日射透過率40%の旭硝子株式会社製テンパライトを用いた。シートの日射全反射率は35%、ヘッドライニングの日射全反射率は33%、ドアトリムの日射全反射率は15%、ピラーガーニッシュの日射全反射率は33%である。
【0043】
(ウィンドシールドガラス)
下記及び不可避的に含まれる不純物よりなる
SiO 70重量%
Al 1.8重量%
MgO 4.0重量%
CaO 8.5重量%
NaO 12.5重量%
O 0.6重量%
Fe 0.180重量%
TiO 1.60重量%
【0044】
(インストルメント表皮)
下記組成を含む塩ビ表皮を用い、真空成型法によりインストルメントとした。
樹脂成分(ポリ塩化ビニル単体) 100重量部
フタル酸エステル系可塑剤 72重量部
ホスフェイト系可塑剤 7重量部
Ba−Zn系安定材 3重量部
アミン系安定材 0.4重量部
チタニアを表面に付着させたマイカ粉末 1重量部
【0045】
(リアパーセルシェルフ表皮)
繊維径2デニール繊維長51mmのポリエチレンテレフタレート(以下PETという)ブライト糸70%と、繊維径3デニール繊維長51mmのPETコンジュゲート繊維(芯成分:PET,鞘成分:融点170℃の共重合ポリエステル)のブライト糸30%から構成される、目付け50g/mの繊維体を、カードクロスレイヤーを用いて調整し、ニードルパンチすることにより意匠層不織布を得た。
厚み25ミクロンのポリエステルフィルムの片面にアルミを蒸着したアルミ蒸着フィルム(ユニチカ株式会社製商品名エンブレットMP25)を反射層および支持層とした。該反射層側に上記意匠層不織布をフレームラミネーションによって接着して表皮材とした。
【0046】
〔実施例2〕
実施例1の車両のフロントシート及びリアシートを変えて、その表皮の日射全反射率を42%とする以外は同様にした車両を実施例2とした。
(シート表皮)
リアパーセルシェルフと同様な方法で表皮を作成した。
【0047】
〔実施例3〕
実施例2の車両のドアトリム、ヘッドライニング、ピラーガーニッシュを変えて、その表皮の日射全反射率を42%とする以外は同様にした車両を実施例3とした。
(ドアトリム、ピラーガーニッシュ表皮)
酸化チタンを0.01重量%混ぜ込んだポリエチレンテレフタレートフィルムを表皮として用いた。表皮はモールドプレス成形により、所要形状に成形された樹脂芯材に貼り付けた。
(ヘッドライニング表皮)
リアパーセルと同様な方法で表皮を作成した。ポリフェニレンオキシド(PPO)変性品である発泡ノリルの芯材に本発明の表皮材3を貼着けた。
【0048】
〔実施例4〕
実施例1の車両において、日射透過率が62%のガラスを用いる以外は同様にした車両を実施例4とした。
(ウィンドシールドガラス)
下記及び不可避的に含まれる不純物よりなる
SiO 69.5重量%
Al 2.0重量%
MgO 3.8重量%
CaO 8.7重量%
NaO 12.4重量%
O 0.4重量%
Fe 0.230重量%
TiO 1.40重量%
【0049】
〔実施例5〕
実施例1の車両において、インストルメントとリアパーセルシェルフの日射全反射率を50%になるようにする以外は同様にした車両を実施例5とした。
(インストルメント表皮)
下記組成を含む塩ビ表皮を用い、真空成型法によりインストルメントとした。
樹脂成分(ポリ塩化ビニル単体) 100重量部
フタル酸エステル系可塑剤 72重量部
ホスフェイト系可塑剤 7重量部
Ba−Zn系安定材 3重量部
アミン系安定材 0.4重量部
チタニアを表面に付着させたマイカ粉末 1.5重量部
(リアパーセルシェルフ表皮)
アルミニウム顔料(東洋アルミニウム株式会社製リーフィングアルミペースト)10重両部とオイルフリーポリエステル樹脂ワニス(大日本インキ株式会社製,固形分60%)5重両部とポリイソシアネート樹脂(日本ポリウレタン社製,固形分70%)1重両部とを混合分散し,溶剤で希釈して粘度調整し,厚み50ミクロンのポリエステルフィルム(ユニチカ株式会社製商品名エンブレットS25)に乾燥膜厚として20ミクロンになるように均一にスプレー塗布し、80℃で10分間乾燥し反射層および支持層とした。その反射層側に実施例1と同様の方法により得た意匠層不織布をフレームラミネーションによって接着して表皮材とした。
【0050】
〔実施例6〕
実施例1の車両において、日射透過率が70%のガラスをウィンドシールド以外にサイドに用いる以外は同様にした車両を実施例6とした。
【0051】
〔実施例7〕
実施例1の車両において、日射透過率が70%のガラスをウィンドシールド以外にサイドとリアに用いる以外は同様にした車両を実施例7とした。サイドとリアのガラスは、実施例1のウィンドシールドガラスと同様な組成である。
〔実施例8〕
実施例7の車両において、シート、ドアトリム、ヘッドライニング、ピラーガーニッシュを変えて、その表皮の日射全反射率を42%とする以外は同様にした車両を実施例8とした。
【0052】
〔実施例9〕
実施例1の車両において、ウィンドシールドガラスに対向する部位に両面の日射全反射率が70%のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例9とした。このシェードは、白色のPE発泡体スリムエースR3002(古河電気工業株式会社製)でウィンドシールドガラスを覆う形状である。
【0053】
〔実施例10〕
実施例1の車両において、ウィンドシールドガラスに対向する部位にガラス側の日射全反射率が90%、室内側が81%のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例10とした。このシェードは、Al蒸着PETフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名エンブレットMP12)でウィンドシールドガラスを覆う形状に加工されている。
【0054】
〔実施例11〕
実施例1の車両において、ウィンドシールドガラスに対向する部位にガラス側の日射全反射率が87%のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例11とした。このシェードは、白色のPE発泡体(古河電気工業株式会社製、商品名スリムエースR3002)のガラス側にAl蒸着PETフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名エンブレットMP12)をはりつけたものでウィンドシールドガラスを覆う形状に加工されている。
【0055】
〔実施例12〕
実施例1の車両において、ウィンドシールドガラスに対向する部位に両側の日射全反射率が87%のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例12とした。このシェードは、白色のPE発泡体(古河電気工業株式会社製、商品名スリムエースR3002)の両側にAl蒸着PETフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名エンブレットMP12)をはりつけたものでウィンドシールドガラスを覆う形状に加工されている。
【0056】
〔実施例13〕
実施例6の車両において、ウィンドシールドガラスに対向する部位に加えてサイドガラスに対向する部位にもウィンドシールドガラスに対向するものと同様のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例13とした。
【0057】
〔実施例14〕
実施例7の車両において、ウィンドシールドガラス及びサイド、リアガラスに対向する部位に実施例9と同様のシェードを設ける以外は同様にした車両を実施例14とした。
【0058】
〔実施例14〕
実施例7の車両において、ウィンドシールドガラス及びサイド、リアガラスに対向する部位に実施例10と同様のシェードを設ける車両を実施例14とした。
【0059】
〔実施例15〕
実施例7の車両において、ウィンドシールドガラス及びサイド、リアガラスに対向する部位に実施例11と同様のシェードを設ける車両を実施例15とした。
【0060】
〔実施例16〕
実施例7の車両において、ウィンドシールドガラス及びサイド、リアガラスに対向する部位に実施例12と同様のシェードを設ける車両を実施例16とした。
【0061】
〔比較例1〕
実施例1の車両において、日射透過率が45%のガラスをウィンドシールドガラスに、インストルメント、リアパーセルシェルフに日射全反射率をそれぞれ10%、12%のものを用いる以外は同様にした車両を仕立て、比較例1とした。
(ウィンドシールドガラス組成)
下記及び不可避的に含まれる不純物よりなる
SiO 71.0重量%
Al 1.5重量%
MgO 3.0重量%
CaO 12.5重量%
NaO 13.5重量%
O 0.5重量%
Fe 0.30重量%
TiO 2.60重量%
【0062】
〔比較例2〕
比較例1の車両のインストルメントとリアパーセルシェルフの日射全反射率を36%にする以外は同様にした車両を比較例2とした。
【0063】
〔比較例3〕
実施例1の車両において、日射透過率が62%のガラスをウィンドシールドガラスとサイドガラスとリアガラスに用いる以外は同様にした車両を仕立て、比較例3とした。
【0064】
〔比較例4〕
比較例1の車両のウィンドシールドガラスに対向する部位にガラス側の日射全反射率が90%、室内側が81%のシェードを設ける以外は同様にした車両を比較例4とした。このシェードは、Al蒸着PETフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名エンブレットMP12)でウィンドシールドガラスを覆う形状に加工されている。
【0065】
〔比較例5〕
比較例4の車両のウィンドシールドガラスに対向する部位に加えてサイド、リアガラスに対向する部位にもウィンドシールドガラスに対向するものと同様なシェードを設ける以外は同様にした車両を比較例5とした。
【0066】
(実施例及び比較例の一覧)
実施例及び比較例で得られた車両のガラス日射透過率と内装日射反射率の比較を表1に示す。

Figure 2004082872
【0067】
次に、実施例及び比較例で得られた車両の評価方法は以下の通りである。
<試験方法1>
車両を入れることができる大きさで、その内部を一定温湿度に維持でき、人工太陽灯による日射相当の光を車両のエクステリアに照射でき、一定風速の風を一方向から供給できる人工気候室に車両を入れ、下記条件下に2時間置いた。これにより炎天下放置の状態を模擬した。
(車の置かれる条件)
温度:35℃
湿度:70%
日射:1000W/m(ルーフ上にて日射計で計測)、照射は車の真上から実施
風:0.1m/s(車両の前から供給)
このような条件で放置する車両に予め、ドライバー席の乗員頭部相当位置に熱電対を設置して、2時間放置後の温度を測定した。
【0068】
結果を表2に示す。本発明の実施例の車両では明らかに温度が比較例車両よりも低くなっている。比較例の70℃レベルは車に乗り込んだ直後の人間が我慢できないレベルの温度であり、実施例の60℃から40℃のレベルは乗り込んでから最大30秒まで許容されるレベルである。
Figure 2004082872

【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の構成を表す概略図である。
【図2】実施の形態1における日射反射率の高い内装を適用する部位を表す図である。
【図3】実施の形態2の構成を表す概略図である。
【図4】実施の形態2におけるシェードの適用部位を表す図である。
【符号の説明】
1  インストルメント
2  リアパーセルシェルフ
3  シート
4  ドアトリム
5  ヘッドライニング
6  ピラーガーニッシュ
11  シェード
12  サイドガラス
13  リアガラス[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle that can provide a comfortable thermal environment by reducing the heat sensation in summer, and in particular, a vehicle that has a high transmittance glass and a high reflectance interior skin for the purpose of reducing the indoor temperature during parking under hot weather. About.
[0002]
[Prior art]
As is well known, the interior of a car placed in a hot sun environment becomes extremely hot. In the measurement example of the summer environment in Japan, in the case of parking, the indoor air temperature reaches about 70 ° C. At the same time, the temperature of the interior material in the room rises near 100 ° C. on the upper surface of the instrument panel and rises to near 70 ° C. on the ceiling. Not to mention the discomfort of riding in such a situation, the interior material temperature does not fall easily even after the ventilation or cooling system is activated, and radiant heat continues to be radiated to the occupants for a long time, which greatly impairs comfort. I have. The main cause of this temperature rise is the penetration of solar radiation into the room.
[0003]
Conventionally, as a measure for suppressing such a rise in temperature, attention has first been paid to glass, and the solar transmittance, which affects the amount of sunlight transmitted to a room, has been reduced. In current vehicles, taking windshield glass as an example, the ratio is 45 to 53%. This reduces the amount of solar radiation that passes through the glass and enters the room. This is done by adjusting the composition of the glass to increase the absorption so that the glass absorbs some of the solar radiation.
[0004]
Further, as another measure for suppressing the temperature rise, for example, as described in JP-A-2001-12266, an airbag module cover as an automobile interior part to which an infrared reflective pigment is added has been proposed.
[0005]
Shades that are arranged along the window of a car and block solar radiation passing through the glass are also commercially available and known. In order to further enhance the effect, there has been proposed a shade in which a material having a high reflectance is attached to a side of the shade facing the glass in order to return the sunlight from the room to the outside.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, each of the measures discussed here has problems. First, in order to reduce the amount of solar radiation that passes through the glass, a part of the light is absorbed by the glass, so that the glass stores heat. In general, in a commercially available vehicle, the total reflectance of solar radiation is about 10 to 33%, depending on the part of the interior parts. Even if a part of the light is reflected, the glass absorbs heat and stores heat. The same applies to the case where a shade to which a material having a high reflectance is attached is used.
[0007]
In any case, the glass accumulates heat and the temperature rises. Since the glass becomes hotter than the surrounding air, the heat is distributed and radiated outside and inside the room.
During traveling, the heat stored in the glass is cooled on the outside by the traveling wind which is the wind received by the vehicle during traveling, and most of the heat is radiated to the outside. As a result, heat radiation to the indoor side is reduced. However, when the vehicle is parked, the effect of cooling the glass by a strong wind such as a running wind cannot be expected, and a large amount of heat is radiated from the glass into the room. That is, the current measure is a measure that can be expected to be effective only during traveling.
[0008]
In view of the above problems, the present invention absorbs light such as sunlight and stores heat during parking when the same means (glass cooling by running wind) as during running cannot be used, and reduces the indoor environment by radiating heat to the room. It is an object of the present invention to provide a vehicle provided with a high transmittance glass and a highly reflective interior that suppresses deterioration and does not impair the forced cooling effect of the running wind of the glass even during running.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention examines glass and the interior of the room to suppress the deterioration of the indoor environment due to heat radiation from the glass to the room even during parking, and by satisfying the following requirements. It was considered that the above-mentioned object was achieved.
The glass has a solar radiation transmittance of 60% or more.
-The total reflectance of the interior skin is 40% or more.
[0010]
Function and effect of the present invention
In the present invention, by setting the glass of the vehicle to have a solar radiation transmittance of 60% or more, first, it is possible to easily pass the reflected light from the room to the outside of the vehicle. At the same time, by setting the total reflectance of the interior skin to 40% or more, the solar radiation transmitted through the glass can be returned to the glass while keeping the light.
[0011]
Therefore, although the amount of solar radiation entering the room increases, the amount of light in the opposite direction due to the reflection of the interior also increases, and the difference between the transmitted solar radiation and the reflected light decreases. That is, since the absorption rate of the glass is low, the glass does not store heat, and the light absorption rate of the interior skin also decreases, so that the heat is not stored and the temperature rise can be prevented.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the driving support device according to the present invention will be described, but the present invention is not limited to the embodiments.
[0013]
(Embodiment 1)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic diagram showing the first embodiment. The sunlight (sunlight) passes through the glass and hits the skin of the room (interior). The applied light is reflected, transmitted through the glass, and emitted outside the vehicle. Since the glass and interior of the vehicle of the present invention hardly absorb light, the temperature rise is small. In the first embodiment, by setting the glass of the vehicle to have a solar radiation transmittance of 60% or more, first, the reflected light from the room can be easily emitted to the outside of the vehicle. Of course, solar radiation is easy to enter the passenger compartment, but at the same time it is easy to come out. The effect is greater when the amount of reflected light from the room increases.
[0014]
Next, the ratio of solar radiation absorbed by the glass, the absorptance, is lower than that of conventional glass. This makes it difficult for the glass to absorb the solar radiation and the reflected light from the vehicle interior, so that the temperature rise of the glass itself can be reduced.
[0015]
When the transmittance is 60% or less, light is easily absorbed and the temperature easily rises. Therefore, at the time of parking, it is difficult to release the heat accumulated in the glass due to light absorption.
[0016]
At the same time, by setting the total reflectance of the interior skin to 40% or more, the solar radiation transmitted through the glass can be returned to the glass while keeping the light. That is, the high transmittance glass allows the incident light to be directly emitted as reflected light to the outside.
[0017]
Next, the temperature rise of the interior can be reduced. Since the transmittance of the interior can be regarded as 0%, non-reflected light is absorbed and converted into heat, and the temperature rises. Since the light absorption of the interior skin is low, the temperature rise can be further reduced. As a result, the amount of heat transferred to the indoor air is reduced.
[0018]
If the total reflectance is 40% or less, the interior skin absorbs light and converts it into heat, and the temperature easily rises, and the amount of light reflected on the glass is not sufficient.
[0019]
The solar transmittance of the glass described herein is determined by JIS R 3106 (a test method for transmittance, reflectance, emissivity, and solar heat gain of sheet glass). The total reflectance of the interior skin was determined from the results of the spectral total reflection measurement of the skin using Appendix Table 2 of JIS R 3106.
[0020]
The effects obtained for the first time by providing the high transmittance glass and the highly reflective interior skin together as described above are summarized as follows.
[0021]
First, it is possible to reduce the amount of light, which is a form of heat, entering the vehicle interior through the glass. This is because the amount of solar radiation entering the room increases, but the amount of light in the opposite direction due to the reflection of the interior also increases. Heat transfer by light is the difference between transmitted sunlight and reflected light, which is smaller than in the past. This difference decreases as the reflectance of the interior skin increases. Further, since the reflectance of the interior skin is high, light is not absorbed.
[0022]
Next, the absorption rate of the glass decreases, so that the glass does not store heat. As a result, the amount of heat radiation inside / outside the vehicle is reduced. Of course, this does not hinder the cooling effect of the window glass by the traveling wind. In addition, since the light absorption rate of the interior skin also decreases, heat does not accumulate and the temperature rise can be prevented.
[0023]
The glass satisfies the same requirements as ordinary automotive glass except for the solar transmittance. The glass described here is a windshield glass, a side glass, and a rear glass (corresponding to claims 4 and 5). Further, the solar radiation transmittance is preferably 60% or more (corresponding to claim 1), and more preferably 70% or more. More preferably, the transmittance in the ultraviolet region (300 to 380 nm) is 50% or less in order to prevent deterioration of the interior skin.
[0024]
Glass having such a high solar transmittance is SiO 2 2 , CaO and Na 2 Soda lime silica glass containing O as an essential component. SiO 2 , CaO and Na 2 The O content is preferably 65 to 75% by weight, 1 to 12% by weight, and 1 to 18% by weight. Further, it preferably has the following composition.
SiO 2 65-75% by weight
Al2O3 0.1-5% by weight
MgO 1-6% by weight
CaO 1 to 12% by weight
Na2O + K 2 O 5-18% by weight
(Corresponding to claim 2)
[0025]
More preferably, it contains Fe and Ti, and Fe is Fe 2 O 3 0.10 to 0.42% by weight, Ti is TiO 2 2% by weight or less (corresponding to claim 3). If Fe is 0.10% by weight or less, the solar radiation transmittance is lower than 60%, and if it exceeds 0.42% by weight, the transmittance of ultraviolet rays which deteriorates the interior skin increases, which is not desirable. Although Ti is effective in lowering the transmittance of ultraviolet rays, the presence of 2% by weight or more undesirably lowers the solar transmittance below 60%. On the other hand, the solar transmittance of generally used automotive glass varies depending on the use site, but is generally 45 to 55% or less.
[0026]
FIG. 2 is a diagram illustrating one of interior parts to which the interior skin according to Embodiment 1 can be applied. The corresponding part is at least one of the instrument 1, the rear parcel shelf 2, the seat 3, the door trim 4, the head lining 5, and the pillar garnish 6 (corresponding to claim 12). Particularly, a great effect can be obtained by setting the reflectance to a high value in a combination of the instrument 1 and the rear parcel shelf 2 (corresponding to claim 13). More preferably, the instrument 1, the rear parcel shelf 2 and the seat 3 are combined. Combination (corresponding to claim 14). This site is a site where temperature rise is likely to occur due to solar radiation transmitted through the glass. As for the interior skin, similarly to the case of the glass, the performance other than the total reflectance to which attention is paid in this embodiment may be the same as that of the ordinary interior material. The total reflectance of a commonly used interior skin is 10 to 30%.
[0027]
The method for increasing the reflectance can be achieved by using the following materials for the interior skin. That is, aluminum foil, copper foil, an aluminum foil whose surface is protected by a transparent resin layer, a copper foil whose surface is protected by a transparent resin layer, a resin film to which aluminum is adhered, a resin film coated with a reflective paint, and a reflective material And / or a resin film mixed with a white pigment, an aggregate of fibers in which a metal such as aluminum or copper is evaporated, an aggregate of fibers in which a reflector and / or a white pigment is mixed, or at least 60% by weight of bright yarn Preferably, it is a laminate of a design layer composed of a fibrous body used in an amount of 75% by weight or more, a reflective layer that reflects visible light, near infrared light, and far infrared light, and a support layer that supports the reflective layer. Correspondence).
[0028]
When an aluminum foil, a copper foil, an aluminum foil having a transparent resin layer adhered thereto, and a copper foil having a transparent resin layer adhered thereto are used as the reflective material for the skin, the thickness is preferably 1 μm to 1000 μm, particularly preferably 5 μm to 50 μm. It is. When the thickness is less than 1 μm, the strength is low and the sheet is easily broken during handling. If it exceeds 1000 μm, flexibility is impaired. The aluminum foil to which the transparent resin layer is adhered and the copper foil to which the transparent resin layer is adhered are used with the surface of the resin layer adhered to prevent the resin or the metal surface of the copper foil from being damaged by the resin.
[0029]
When using a resin film with aluminum adhered to the reflective material for the skin, a resin film coated with a reflective paint, or a resin film mixed with a reflective material and / or a white pigment, the aluminum, from the surface without the reflective paint It is desirable that the resin has an average transmittance of 70% or more in the visible to infrared region so that heat rays are not easily absorbed by the resin film. The type is not particularly limited, but polyester, polyethylene, or the like is preferable in consideration of heat resistance and flexibility (corresponding to claim 7).
[0030]
The thickness of the resin film is preferably 5 μm to 100 μm for handling. It is desirable that the thickness for attaching aluminum is in the range of 5 nm to 100 μm. If the thickness is less than 5 nm, the reflection effect is not sufficient, and if it exceeds 100 μm, the cost increases.
[0031]
As a method for attaching aluminum, vapor deposition is preferable. As the reflective paint, a paint containing aluminum scale as a main component can be used (corresponding to claim 8). The thickness of the coating is preferably from 10 nm to 100 μm, similarly to aluminum adhered to the resin. If the thickness is less than 10 nm, the reflection effect is not sufficient, and if it exceeds 100 μm, the film is easily broken.
[0032]
The reflecting material and white pigment to be mixed into the resin include the above-mentioned aluminum flakes, titanium oxide fine particles, zinc oxide fine particles, and mica powder having titania adhered to the surface (corresponding to claim 9). The content is 0.001 to 0.2% by weight. If the content is 0.001% by weight or less, the transmittance is high, and even if 0.2% by weight or more is mixed, the moldability as the skin is difficult.
[0033]
When an aggregate of fibers in which aluminum and / or copper is deposited, or an aggregate of fibers in which a reflective material and / or a white pigment is mixed is used as the interior skin, the resin mainly constituting the aggregate fibers is: Desirably, it is polyester (corresponding to claim 10). The reflection material and / or white pigment of the fiber aggregate is preferably at least one selected from the group consisting of aluminum scales, titania fine particles, and mica powder having titania adhered to the surface. Correspondence).
[0034]
Lamination of a design layer composed of a fibrous body using at least 60% by weight or more, preferably 75% by weight or more of a bright yarn, a reflective layer that reflects visible light, near-infrared light and far-infrared light, and a support layer that supports the reflective layer As the reflective layer of the body, it is preferable to use any one of the above-mentioned resin film to which aluminum is adhered, a resin film to which a reflective paint is applied, and a resin film in which a reflective material and / or a white pigment is mixed. This product can achieve both design and reflection performance, and is preferable as an interior skin.
[0035]
The interior member using the skin described in the first embodiment can be produced using a known method. For example, in the case of an instrument, a skin corresponding to the first embodiment is attached by a vacuum molding method. In the case of a rear parcel shelf, the skin of the first embodiment is attached to a resin board with an adhesive.
[0036]
(Embodiment 2)
FIG. 3 is a schematic diagram showing Embodiment 2 of the present invention. The sunlight (sunlight) passes through the glass and hits the shade at a position facing the glass. The applied light is reflected, transmitted through the glass, and emitted outside the vehicle (corresponding to claim 15). This is to prevent light and heat from entering the room inside the shade by reflecting and insulating the light that has been used during parking and transmitted through the glass. The shade is arranged so as to face the glass, and when used, is flat, and the total solar reflectance of the surface facing the glass is 40% or more, preferably 70% or more (corresponding to claim 16).
[0037]
As the reflective material of the shade, an aluminum foil, a copper foil, an aluminum foil whose surface was protected by a transparent resin layer, a copper foil whose surface was protected by a transparent resin layer, a resin film to which aluminum was applied, and a reflective paint were applied. A resin film, a resin film in which a reflective material and / or a white pigment are mixed can be used.
[0038]
In addition, in order to prevent wrinkles from being formed when the film is rolled up, the above-mentioned reflection material is used as a core material with a foam having a thickness of 0.3 to 3 mm having flexibility and heat insulation so as to facilitate handling. It is also desirable to have one attached to the surface.
[0039]
The effect is enhanced if the surface to be attached is at least the side facing the glass and the interior space side is also attached.
[0040]
FIG. 4 is a diagram illustrating a preferred arrangement of shades according to the second embodiment. A preferred position is a shade 11 for the windshield glass, which is arranged on the instrument 1. Further, it is more preferable that the side glass 12 and the rear glass 13 have shades to be used. It is desirable that the gap between the shade and the glass be small, and it is preferable that the gap be within 10 cm from the glass, and preferably within 3 cm.
[0041]
(Example)
Next, embodiments of the vehicle according to the present invention will be described. However, it goes without saying that the present invention is not limited to only such embodiments.
[0042]
[Example 1]
Example 1 A vehicle having a glass having the following composition (solar transmittance 70%) applied to a windshield and having the following instrument (solar total reflectance 42%) and rear parcel shelf (solar total reflectance 42%) is shown in Example 1. And At this time, Tempalite manufactured by Asahi Glass Co., Ltd. having a solar transmittance of 32% was used as the side glass, and Tempalite manufactured by Asahi Glass Co., Ltd. having a solar transmittance of 40% was used as the rear glass. The sheet has a total solar reflectance of 35%, the headlining has a solar reflectance of 33%, the door trim has a total solar reflectance of 15%, and the pillar garnish has a solar total reflectance of 33%.
[0043]
(Wind shield glass)
Consists of the following and unavoidable impurities
SiO 2 70% by weight
Al 2 O 3 1.8% by weight
MgO 4.0% by weight
8.5% by weight of CaO
Na 2 O 12.5% by weight
K 2 O 0.6% by weight
Fe 2 O 3 0.180% by weight
TiO 2 1.60% by weight
[0044]
(Instrument skin)
Using a PVC skin containing the following composition, an instrument was formed by a vacuum molding method.
100 parts by weight of resin component (polyvinyl chloride alone)
72 parts by weight of phthalate plasticizer
Phosphate plasticizer 7 parts by weight
Ba-Zn based stabilizer 3 parts by weight
Amine stabilizer 0.4 parts by weight
1 part by weight of mica powder with titania adhered to the surface
[0045]
(Rear parcel shelf skin)
70% of a bright yarn of polyethylene terephthalate (hereinafter referred to as PET) having a fiber diameter of 2 denier 51 mm and PET conjugate fiber having a fiber diameter of 3 denier 51 mm (core component: PET, sheath component: copolymerized polyester having a melting point of 170 ° C.) 50g / m, composed of 30% bright yarn 2 Was adjusted using a card cloth layer, and needle-punched to obtain a design layer nonwoven fabric.
An aluminum-deposited film in which aluminum was deposited on one surface of a polyester film having a thickness of 25 microns (Emblet MP25, manufactured by Unitika Co., Ltd.) was used as the reflective layer and the support layer. The design layer nonwoven fabric was bonded to the reflection layer side by frame lamination to obtain a skin material.
[0046]
[Example 2]
Example 2 A vehicle having the same configuration as that of Example 1 except that the front seat and the rear seat of the vehicle were changed and the total solar reflectance of the skin was 42%.
(Seat skin)
An epidermis was prepared in the same manner as the rear parcel shelf.
[0047]
[Example 3]
Example 3 A vehicle having the same configuration as that of Example 2 except that the door trim, the head lining, and the pillar garnish were changed and the total solar reflectance of the skin was 42%.
(Door trim, pillar garnish skin)
A polyethylene terephthalate film containing 0.01% by weight of titanium oxide was used as a skin. The skin was attached to a resin core material formed into a required shape by mold press molding.
(Headlining skin)
The epidermis was prepared in the same manner as the rear parcel. The skin material 3 of the present invention was attached to a core material of foamed noril, which is a modified product of polyphenylene oxide (PPO).
[0048]
[Example 4]
The vehicle of Example 4 was the same as the vehicle of Example 1, except that the glass having a solar radiation transmittance of 62% was used.
(Wind shield glass)
Consists of the following and unavoidable impurities
SiO 2 69.5% by weight
Al 2 O 3 2.0% by weight
3.8% by weight of MgO
8.7% by weight of CaO
Na 2 O 12.4% by weight
K 2 O 0.4% by weight
Fe 2 O 3 0.230% by weight
TiO 2 1.40% by weight
[0049]
[Example 5]
The vehicle of Example 1 was the same as Example 5 except that the total solar reflectance of the instrument and the rear parcel shelf was 50%.
(Instrument skin)
Using a PVC skin containing the following composition, an instrument was formed by a vacuum molding method.
100 parts by weight of resin component (polyvinyl chloride alone)
72 parts by weight of phthalate plasticizer
Phosphate plasticizer 7 parts by weight
Ba-Zn based stabilizer 3 parts by weight
Amine stabilizer 0.4 parts by weight
1.5 parts by weight of mica powder with titania adhered to the surface
(Rear parcel shelf skin)
Aluminum pigment (Leafing aluminum paste manufactured by Toyo Aluminum Co., Ltd.) 10 parts both parts, oil-free polyester resin varnish (Dai Nippon Ink Co., Ltd., solid content 60%) 5 parts both and polyisocyanate resin (Nippon Polyurethane Co., The mixture was dispersed and mixed with a single part and diluted with a solvent to adjust the viscosity, and the dried film thickness of a 50-micron polyester film (Emblet S25 manufactured by Unitika Ltd.) was adjusted to 20 microns. And then dried at 80 ° C. for 10 minutes to form a reflective layer and a support layer. A design layer nonwoven fabric obtained in the same manner as in Example 1 was adhered to the reflective layer side by frame lamination to obtain a skin material.
[0050]
[Example 6]
The vehicle of Example 1 was the same as Example 6, except that the glass having a solar transmittance of 70% was used on the side other than the windshield.
[0051]
[Example 7]
The vehicle of Example 1 was the same as the vehicle of Example 1, except that the glass having a solar transmittance of 70% was used for the side and rear in addition to the windshield. The side and rear glasses have the same composition as the windshield glass of the first embodiment.
Example 8
The vehicle of Example 7 was the same as Example 8 except that the seat, the door trim, the head lining, and the pillar garnish were changed and the total solar reflectance of the skin was changed to 42%.
[0052]
[Example 9]
The vehicle of Example 1 was the same as the vehicle of Example 1 except that a shade having a total solar reflectance of 70% on both surfaces was provided at a portion facing the windshield glass. This shade has a shape covering the windshield glass with white PE foam Slim Ace R3002 (manufactured by Furukawa Electric Co., Ltd.).
[0053]
[Example 10]
The vehicle of Example 1 was the same as Example 10, except that the shade facing the windshield glass was provided with a 90% total solar reflectance on the glass side and 81% on the indoor side. This shade is processed into a shape that covers the windshield glass with an Al-deposited PET film (Emblet MP12, manufactured by Unitika Ltd.).
[0054]
[Example 11]
The vehicle of Example 1 was the same as the vehicle of Example 1, except that a shade having a total reflectance of 87% on the glass side was provided at a portion facing the windshield glass. This shade is made of a white PE foam (made by Furukawa Electric Co., Ltd., trade name: Slim Ace R3002) with an Al vapor-deposited PET film (product name: Unitika Co., Ltd., trade name: Emblet MP12) attached to the glass side. It is processed into a shape that covers the glass.
[0055]
[Example 12]
Example 12 The vehicle of Example 1 was the same as Example 12 except that shades having a total reflectance of 87% on both sides were provided on the portion facing the windshield glass. This shade is made of a white PE foam (made by Furukawa Electric Co., Ltd., trade name: Slim Ace R3002), and an aluminum vapor-deposited PET film (made by Unitika Co., Ltd., trade name: Emblet MP12) attached to both sides, and is a windshield glass. It is processed into a shape that covers
[0056]
[Example 13]
The vehicle of Example 6 was the same as Example 13 except that the same shade as that facing the windshield glass was provided at the portion facing the side glass in addition to the portion facing the windshield glass.
[0057]
[Example 14]
A vehicle of Example 14 was the same as Example 14 except that the same shade as that of Example 9 was provided in the portion facing the windshield glass, the side, and the rear glass.
[0058]
[Example 14]
In the vehicle according to the seventh embodiment, a vehicle in which a shade similar to that of the tenth embodiment is provided at a portion facing the windshield glass, the side, and the rear glass is referred to as a fourteenth embodiment.
[0059]
[Example 15]
In the vehicle of the seventh embodiment, a vehicle in which a shade similar to that of the eleventh embodiment is provided at a portion facing the windshield glass, the side, and the rear glass is referred to as a fifteenth embodiment.
[0060]
[Example 16]
In the vehicle of the seventh embodiment, a vehicle in which a shade similar to that of the twelfth embodiment is provided at a portion facing the windshield glass, the side, and the rear glass is referred to as a sixteenth embodiment.
[0061]
[Comparative Example 1]
The vehicle of Example 1 is the same except that the glass having the solar transmittance of 45% is used as the windshield glass, and the instrument and the rear parcel shelf are used with the solar total reflectance of 10% and 12%, respectively. Tailoring was performed as Comparative Example 1.
(Wind shield glass composition)
Consists of the following and unavoidable impurities
SiO 2 71.0% by weight
Al 2 O 3 1.5% by weight
3.0% by weight of MgO
12.5% by weight of CaO
Na 2 O 13.5% by weight
K 2 O 0.5% by weight
Fe 2 O 3 0.30% by weight
TiO 2 2.60% by weight
[0062]
[Comparative Example 2]
The vehicle of Comparative Example 1 was the same as Comparative Example 2 except that the total solar reflectance of the instrument and the rear parcel shelf was 36%.
[0063]
[Comparative Example 3]
The vehicle of Example 1 was prepared in the same manner as Comparative Example 3 except that the glass having a solar transmittance of 62% was used for the windshield glass, the side glass, and the rear glass.
[0064]
[Comparative Example 4]
The vehicle of Comparative Example 1 was the same as Comparative Example 4 except that a shade facing the windshield glass was provided at a portion facing the windshield glass so that the total reflectance of the glass was 90% and the interior side was 81%. This shade is processed into a shape that covers the windshield glass with an Al-deposited PET film (Emblet MP12, manufactured by Unitika Ltd.).
[0065]
[Comparative Example 5]
Comparative Example 5 was the same as that of the vehicle of Comparative Example 4 except that a shade similar to that facing the windshield glass was provided at the portion facing the side and rear glass in addition to the portion facing the windshield glass. .
[0066]
(List of Examples and Comparative Examples)
Table 1 shows a comparison between the glass solar radiation transmittance and the interior solar reflectance of the vehicles obtained in Examples and Comparative Examples.
Figure 2004082872
[0067]
Next, the evaluation method of the vehicle obtained in the example and the comparative example is as follows.
<Test method 1>
The artificial climate chamber is large enough to hold a vehicle, can maintain the inside at a constant temperature and humidity, can illuminate the exterior of the vehicle with light equivalent to solar radiation from artificial sun lamps, and can supply wind at a constant wind speed from one direction. The vehicle was put in and left for 2 hours under the following conditions. This simulated the state of being left under the scorching sun.
(Conditions for placing the car)
Temperature: 35 ° C
Humidity: 70%
Solar radiation: 1000 W / m 2 (Measured with a pyranometer on the roof), irradiation is carried out from directly above the car
Wind: 0.1m / s (supplied from the front of the vehicle)
A thermocouple was previously installed on the vehicle left under such conditions at a position corresponding to the head of the occupant in the driver's seat, and the temperature after leaving for 2 hours was measured.
[0068]
Table 2 shows the results. The temperature of the vehicle according to the embodiment of the present invention is clearly lower than that of the vehicle according to the comparative example. The 70 ° C. level in the comparative example is a temperature that cannot be tolerated by a human immediately after getting into the car, and the level of 60 ° C. to 40 ° C. in the example is a level allowed up to a maximum of 30 seconds after getting on.
Figure 2004082872

[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration of a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a portion to which an interior with high solar reflectance according to the first embodiment is applied.
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating a configuration of a second embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing a portion to which a shade is applied according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Instrument
2 Rear parcel shelf
3 sheets
4 door trim
5 Headlining
6 Pillar garnish
11 shade
12 Side glass
13 Rear glass

Claims (16)

日射透過率が60%以上の窓ガラスと、
日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮と、
を具備することを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A window glass having a solar transmittance of 60% or more,
An interior skin having a part having a total solar reflectance of 40% or more,
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior, comprising:
請求項1に記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射透過率が60%以上の窓ガラスを、SiO,CaO及びNaOを必須成分として含有するソーダライムシリカガラスであって、以下の組成
SiO 65〜75重量%
Al 0.1〜5重量%
MgO 1〜6重量%
CaO 1〜12重量%
NaO+KO 5〜18重量%
としたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to claim 1,
A soda-lime silica glass containing the window glass having the solar radiation transmittance of 60% or more as essential components of SiO 2 , CaO and Na 2 O, and having the following composition SiO 2: 65 to 75% by weight.
Al 2 O 3 0.1-5% by weight
MgO 1-6% by weight
CaO 1 to 12% by weight
Na 2 O + K 2 O 5 to 18% by weight
A vehicle equipped with a high transmittance glass and a high reflection interior, characterized in that:
請求項1または2に記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
日射透過率が60%以上の窓ガラスを、SiO,CaO及びNaOを必須成分として含有するソーダライムシリカガラスであって、FeとTiを含み、FeがFeとして0.10〜0.42重量%、TiがTiOとして2重量%以下のガラスとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to claim 1 or 2,
A soda-lime silica glass containing a window glass having a solar radiation transmittance of 60% or more as essential components of SiO 2 , CaO and Na 2 O, containing Fe and Ti, and having Fe of 0.10 as Fe 2 O 3. A vehicle comprising high transmittance glass and highly reflective interior, wherein the glass is made up to 0.42% by weight and Ti is 2 % by weight or less as TiO2.
請求項1ないし3いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射透過率が60%以上の窓ガラスを、ウィンドシールドガラスとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to claim 1,
A vehicle having a high transmittance glass and a highly reflective interior, wherein a window glass having a solar transmittance of 60% or more is a windshield glass.
請求項1ないし4いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射透過率が60%以上の窓ガラスを、ウィンドシールドガラスとサイドガラスとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising a high transmittance glass and a high reflection interior according to any one of claims 1 to 4,
A vehicle having a high transmittance glass and a highly reflective interior, wherein the window glass having the solar transmittance of 60% or more is a windshield glass and a side glass.
請求項1ないし5いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
アルミニウム箔、銅箔、透明な樹脂層で表面を保護したアルミニウム箔、透明な樹脂層で表面を保護した銅箔、アルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルム、アルミニウム及び/又は銅を蒸着させた繊維の集合体、反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ繊維の集合体、或いはブライト糸を少なくとも60重量%以上好ましくは75重量%以上用いた繊維体の少なくともいずれか1つからなる意匠層と、
可視光、近赤外光および遠赤外光を反射する反射層と、
反射層を支持する支持層を積層してなる積層体と、
のいずれかを含んだ内装表皮としたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 5,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
Aluminum foil, copper foil, aluminum foil whose surface is protected by a transparent resin layer, copper foil whose surface is protected by a transparent resin layer, a resin film to which aluminum is adhered, a resin film coated with a reflective paint, a reflective material and / or Or at least 60% by weight or more of a resin film mixed with a white pigment, an aggregate of fibers in which aluminum and / or copper is deposited, an aggregate of fibers in which a reflective material and / or a white pigment is mixed, or a bright yarn. Is a design layer consisting of at least one of the fibrous bodies used at 75% by weight or more,
A reflective layer that reflects visible light, near infrared light and far infrared light,
A laminate formed by laminating a support layer that supports the reflective layer,
A vehicle having a high transmittance glass and a highly reflective interior, characterized in that the interior skin includes any one of the following.
請求項1ないし6いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
透明な樹脂層で表面を保護したアルミニウム箔、透明な樹脂層で表面を保護した銅箔、アルミニウムを付着させた樹脂フィルム、反射塗料を塗布した樹脂フィルム、反射材及び又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルムの少なくともいずれか1つとし、
前記樹脂層及び/又は樹脂フィルムを、ポリエステル、塩化ビニル、またはポリエチレンのいずれかとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 6,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
Aluminum foil whose surface is protected by a transparent resin layer, copper foil whose surface is protected by a transparent resin layer, a resin film to which aluminum is adhered, a resin film coated with a reflective paint, a reflective material and / or a white pigment are mixed. At least one of the resin films,
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior, wherein the resin layer and / or the resin film is made of any one of polyester, vinyl chloride, and polyethylene.
請求項1ないし7いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、アルミニウム鱗片を主成分とする反射塗料を塗布した樹脂フィルムとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior according to any one of claims 1 to 7,
A high transmittance glass and a highly reflective interior, wherein the interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more is a resin film coated with a reflective paint mainly composed of aluminum scales. A vehicle comprising:
請求項1ないし8いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ樹脂フィルムであって、前記反射材料及び/又は白色顔料が、アルミニウム鱗片、酸化チタン微粒子、酸化亜鉛微粒子、チタニアを表面に付着させたマイカ粉末からなる群より選ばれる少なくとも1種である樹脂フィルムとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the highly reflective interior according to any one of claims 1 to 8,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
A resin film mixed with a reflective material and / or a white pigment, wherein the reflective material and / or the white pigment is a group consisting of aluminum scale, titanium oxide fine particles, zinc oxide fine particles, and mica powder having titania adhered to the surface. A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior, characterized in that the resin film is at least one resin film selected from the group consisting of:
請求項1ないし6に記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
アルミニウム及び/又は銅を蒸着させた繊維の集合体、或いは反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ繊維の集合体であって、該集合体を主に構成する樹脂をポリエステルとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to claim 1,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
An aggregate of fibers in which aluminum and / or copper is deposited, or an aggregate of fibers in which a reflective material and / or a white pigment is mixed, wherein the resin mainly constituting the aggregate is polyester. Vehicle with high transmittance glass and high reflection interior.
請求項1ないし6いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、反射材料及び/又は白色顔料を混ぜ込んだ繊維の集合体とし、
前記反射材料及び白色顔料を、アルミニウム鱗片、チタニア微粒子、チタニアを表面に付着させたマイカ粉末からなる群より選ばれる少なくとも1種としたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 6,
The interior total skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more as a part thereof is an aggregate of fibers mixed with a reflective material and / or a white pigment,
The reflective material and the white pigment are made of at least one selected from the group consisting of aluminum scale, titania fine particles, and mica powder having titania adhered to the surface. vehicle.
請求項1ないし11いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
インストルメント、リアパーセルシェルフ、シート、ドアトリム、ヘッドライニング、ピラーガーニッシュの表皮の少なくとも一つとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior according to any one of claims 1 to 11,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
A vehicle having high transmittance glass and high reflection interior, wherein at least one of an instrument, a rear parcel shelf, a seat, a door trim, a head lining, and a pillar garnish is provided.
請求項1ないし12いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
少なくともインストルメントとリアパーセルシェルフの表皮としたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 12,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
A vehicle comprising at least an instrument and a skin of a rear parcel shelf, which is provided with a high transmittance glass and a highly reflective interior.
請求項1ないし13いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装表皮を、
少なくともインストルメント、リアパーセルシェルフ及びシートの表皮としたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior according to any one of claims 1 to 13,
An interior skin having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
A vehicle equipped with at least an instrument, a rear parcel shelf, and a skin of a seat, comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior.
請求項1ないし14いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記日射全反射率が40%以上の部分をその一部に有する内装を、
ガラスと対向する形で配置されるシェードとしたことを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 14,
An interior having a part where the total solar reflectance is 40% or more,
A vehicle equipped with a high transmittance glass and a high reflection interior, wherein a shade is arranged to face the glass.
請求項1ないし15いずれかに記載の高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両において、
前記シェードの日射全反射率が70%以上であることを特徴とする高透過率ガラスと高反射内装を具備する車両。
A vehicle comprising the high transmittance glass and the high reflection interior according to any one of claims 1 to 15,
A vehicle comprising a high transmittance glass and a highly reflective interior, wherein the shade has a total solar reflectance of 70% or more.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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