JP2004082487A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録装置や記録ヘッドの個体差や記録媒体の種類によらず、好ましい色味および濃度の階調再現を安定して行える記録装置および記録方法を提供する。
【解決手段】記録媒体の種類に対応して好ましい色味および濃度の階調再現を安定して行い得る記録ヘッド等の駆動情報を記憶する記憶手段101Aを設ける。そして、記録時には、紙種検知手段105で判別した記録媒体の種類に応じて記憶手段101Aから適切な情報を取り出して用いる。また、記憶手段101Aに対しては、駆動情報を新規に加えたり更新することを可能にする。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置および記録方法に関し、特に記録する記録媒体の種類を検知してその記録媒体に適した記録制御を行うものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に各種記録装置では、複数種類の記録媒体に対応可能とし、それぞれの記録媒体に応じて記録の制御が行われている。特にインクジェット記録装置のように、液体であるインクを滴として記録媒体に記録する場合、記録媒体の種類によって記録媒体上でのインクの挙動が大きく異なり、結果的には画像の濃度や色味の差となって現れる。通常、対応可能な記録媒体に対しては、ユーザーがホストPCなどにインストールされたプリンタドライバによって、または、記録装置本体の操作機能などによって、記録媒体の種類を指定する。そしてこの情報に応じて、予め記録媒体毎に決められている記録制御で対応することにより、どの記録媒体に対しても良好な画像が得られるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリンタドライバなどからユーザーに記録媒体の種類を選択させる構成は、ユーザーの手を煩わせるのみでなく、誤操作の恐れがある。また、ユーザーが記録媒体の種類を指定せずに記録を開始させると、デフォルトの設定で記録が行われることになるが、このデフォルトの設定が記録対象となっている記録媒体の種類に適合したものでなければ、例えば高濃度の部分で色がつぶれる等の階調性の乏しい画像や本来の色味とは異なる画像が記録されてしまうおそれがある。
【0004】
更に、市場に流通している記録媒体の種類に比べ、選択できる種類は僅かなものであり、ユーザーが選択肢のない記録媒体に記録を行いたい場合には、ユーザーの判断で適当な記録媒体設定を行わなければならなかった。この場合、適切な選択が行われる可能性は低く、また、ユーザーも常に同じ判断ができるわけではないので、得られる画像も良好とは言いがたい状態にあった。
【0005】
また、記録装置本体や記録に用いられる記録ヘッドにおいては、個体差があったり使用状況によって記録動作に変化が生じることもある。このような場合には、ユーザーの操作に誤りがなくとも、出力される画像の濃度や色味にばらつきが生じ、好ましくない状況となっていた。例えば、インクジェット記録ヘッドの個体差によりインク吐出量が異なり、記録ヘッドを交換するたびに色味の異なる画像が記録されてしまうことがあるからである。
【0006】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、記録装置や記録ヘッドの個体差や記録媒体の種類によらず、好ましい色味および濃度の階調再現を安定して行えるようにする記録装置および記録方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明は、記録媒体の種類に対応した記録濃度の補正指示を記録手段に与えて記録を行う記録装置であって、記録媒体の種類を検知するための検知手段と、複数種類の前記記録媒体に対応した複数の濃度補正指示データを記憶するための記憶手段と、前記検知手段によって検知された記録媒体の種類情報に基づき、対応する濃度補正指示データを前記記憶手段から選択する手段と、記録媒体の種類に対応して作成された濃度補正指示データを前記記憶手段に記憶させる手段とを具えることを特徴とする。
【0008】
また、記録媒体の種類に対応した記録濃度の補正指示を記録手段に与えて記録を行う記録方法であって、記録媒体の種類を検知する検知工程と、複数種類の前記記録媒体に対応した複数の濃度補正指示データを記憶するための記憶手段から、前記記録媒体検知工程によって検知された記録媒体の種類情報に基づいて、対応する濃度補正指示データを選択する工程と、記録媒体の種類に対応して作成された濃度補正指示データを前記記憶手段に記憶させる工程とを具えたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成によれば、判別した記録媒体の種類に応じて記憶手段から適切な情報を取り出して記録に用いることが出来、また、記録情報を新規に加えたり更新することができるので、記録装置や記録ヘッドの個体差、および記録媒体の種類によらず、好ましい色味および濃度の階調再現を安定して行うことが可能となる。
なお、本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パターン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う場合を言うものとする。
【0010】
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、記録剤を受容可能な物も言うものとするが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を複数の実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は本実施形態で適用するインクジェット記録装置本体の模式的斜視図を示したものである。図1において、1はインクジェット記録装置本体、2は紙などの記録媒体を支持し給紙する給紙機構、3は記録媒体を搬送する搬送ローラ、4はプラテン、5は記録ヘッドとインクタンクとが一体となったカートリッジ、6はカートリッジ5を搭載し、矢印の方向に往復移動するキャリッジ、7は記録媒体を排出させる排紙ローラ、8は記録媒体の種類を検知する紙種検知センサとして用いられるフォトセンサ、および9は白基準板を示す。本実施形態で紙種検知センサとして使用されるフォトセンサ8は、発光素子とその反射を受ける受光素子が一体化された構成になっている。そして、発光素子から放出された光の光量に対する受光素子に入射した光の光量から、対象物の反射率を計測する構成となっている。
【0013】
図2は、図1のカートリッジに搭載された記録ヘッドの分解斜視図である。本実施形態の記録ヘッド110において、111は複数のインク路壁112が形成された基板、113は天板、114は複数のノズルを構成する複数の吐出口、115は複数の吐出口114のそれぞれに連通する複数のインク路、116は複数のインク路115に共通に連通する共通液室である。画像記録用のインクは、図示しないインク供給部から供給管117を通して共通液室116内に供給される。共通液室116内のインクは、毛管現象によりインク路115内に供給され、そのインク路115の先端の吐出口114にてメニスカスを形成することにより、安定に保持される。流路115内のそれぞれには、発熱素子(電気熱変換体)118が備えられている。配線119を通して発熱素子118に通電して、その発熱素子118から熱エネルギーを発生させることにより、流路115内のインクが加熱されて膜沸騰により発泡し、そのときの発泡エネルギーによって吐出口114からインク滴が吐出される。このように、発熱素子からの熱エネルギーによって記録がなされる場合、発熱素子に与える電気量を調整することによって、吐出するインク滴の量を調整することが出来る。本実施形態では、記録する記録媒体に応じて発熱素子に与える電圧パルスの印加時間を調整し、吐出するインクの量を制御している。
【0014】
図3は図1で示したインクジェット記録装置の制御系の構成例を示したブロック図である。図3において、100はCPUであり、ホスト装置200からの指示や情報に従って、記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。101はROMであり、CPU100が処理を行うためのプログラムや、後述するリファレンスチャートデータ等が格納されている。101AはEEPROMであり、記録媒体の種類に応じて電圧パルスの設定を行うための後述する濃度補正データが格納される。102はRAMであり、CPU100が処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。110は記録ヘッド、110Aは記録ヘッド110を駆動するヘッドドライバである。ホスト装置200から転送されてきた画像データは、CPU100によって記録ヘッド用の駆動信号に変換され、ヘッドドライバ110Aに供給される。ヘッドドライバ110Aは記録ヘッド110の各発熱素子18に対し、与えられた電圧パルスを印加し、これによって記録ヘッド110からは印加時間に応じた量のインクが吐出される。また、CPU100は、モータドライバ103Aを介してキャリッジモータ103を制御し、更にモータドライバ104Aを介して搬送モータ(P.Fモータ)104を制御することにより、キャリッジの走査および記録媒体の搬送を行わせる。105は紙種検知センサであり、本実施形態においてはフォトセンサ8がこれに該当する。CPU100は紙種検知センサ105によって記録媒体の種類を検知させ、ここからの情報と、ホスト装置200からの情報とに基づいて、予めROM101に格納されている複数の記録モードの中から適切な記録モードを選択する。上述した様に、本実施形態では記録媒体によって記録ヘッドからの吐出量を調整する構成となっているので、CPU100は、紙種検知センサ105からの情報に基づいて、ROM101に格納されている複数の電圧パルスの中から適切なものを選択する。
【0015】
図4は、上述したインクジェット記録装置によって実際の記録を行う際のフローチャートである。
【0016】
ユーザーがプリンタドライバより記録枚数や記録モードを選択し、記録をスタートさせると、記録命令はデジタル信号に変換され、ホスト装置200からインクジェット記録装置本体のCPU100に送信される。
【0017】
ステップ101では、給紙動作が行われる。CPU100は記録命令を受信すると、給紙機構2に積載された記録媒体の給紙動作を行う。給紙機構2は、給紙ローラによって記録媒体に給紙圧を与え、インクジェット記録装置本体1内へと給紙する。本体内へ給紙された記録媒体は搬送ローラ3でプラテン4上に位置するまで搬送される。
【0018】
ステップ102では、記録媒体検知動作が開始され、まず、白基準板9の反射率計測が行われる。キャリッジ6は白基準板9上に移動し、紙種検知センサ8によって白基準板9の反射率R0を計測する。このとき白基準板9の反射率はCPU内に一時的に保存される。
【0019】
ステップ103では、記録媒体の反射率を測定する。キャリッジ6はプラテン4上に搬送された記録媒体上に移動し、紙種検知センサ8は給紙されたプラテン上記録媒体の反射率Rを測定する。
【0020】
ステップ104では、得られたR0およびRから記録媒体の種類を判別する。すなわちCPU100は、白基準板9の反射率R0に対する記録媒体の反射率Rを算出し、得られた値から記録媒体の種類を判別する。つまり、本実施形態では、記録媒体の白色度からその種類を判別する。ステップ102及びステップ103による一回ずつの反射率測定で記録媒体の種類が検知できない場合でも、複数回の反射率測定を行い、記録媒体の種類を検知することが可能である。
【0021】
ステップ105では、測定した記録媒体の種類に適した記録が行われるようにする電圧パルス設定を行う。すなわち、CPU100は、ステップ104で得られた記録媒体の種類によって、ROM102に記憶されている複数の電圧パルスから1つを選択し、記録ヘッド110に与える駆動パルスとして設定する。
【0022】
ステップ106では、実際の記録を行う。記録ヘッド110は、ステップ105で設定された駆動パルスによって記録を開始する。記録ヘッド110を搭載したキャリッジ6は、記録ヘッドが記録を行っている状態で主走査方向に移動し、一方搬送ローラ3は、1行分の記録が終了するたびに記録媒体を所定量搬送する。このような動作を繰り返すことによって、記録媒体上に画像が形成されていくステップ107では、排紙を行う。記録が終了した記録媒体は搬送ローラ3と排紙ローラ7で送られて、インクジェット記録装置本体1の外に排出される。
以上で、一連の記録動作が完了する。
【0023】
ところで、以上は既に定められた記録媒体、すなわちインクジェット記録装置が指定する複数種類の記録媒体のうち、一つに記録を行う場合を例にして説明したものである。しかし、本実施形態では、上記のように予め定められた記録媒体以外でも適切な記録が行われることを目的としており、どのような記録媒体でも適切な吐出量を得る電圧パルスを決められるようなモードを設けている。本実施形態では、このようなモードを濃度補正指示データ作成モードと称す。
【0024】
図5は、濃度補正指示データ作成モードを示すフローチャートである。
【0025】
ステップ1において、ユーザーは、指定されていない種類の記録媒体に記録を行う場合、プリンタドライバから濃度補正指示データの作成を要請する。
【0026】
ステップ2では、プリンタドライバがインストールされているホスト装置200から、濃度補正指示データの作成命令がデジタル信号として記録装置本体に送信される。
【0027】
ステップ3では、インクジェット記録装置本体のCPU100が濃度補正指示データ作成命令を受信する。
【0028】
ステップ4では、インクジェット記録装置本体の給紙機構2に具備されている不図示のセンサが、給紙機構2上の記録媒体の有無を検知する。
【0029】
ステップ4で給紙機構2上に記録媒体がないと判断された場合、ステップ5では、その旨をプリンタドライバを介してユーザーに通知し、濃度補正データ作成動作を中止する。ユーザーへの通知の方法としては、インクジェット記録装置に装備されたブザーやLED等を用いてエラーとして表示しても良い。
【0030】
ステップ4で給紙機構2上に記録媒体があると判断された場合、ステップ6では、給紙機構2および搬送ローラ3によって記録媒体をプラテン4上まで給紙する。
【0031】
ステップ7では、紙種検知を行う。紙種検知センサ8は白基準板9の反射率を読みとった後、給紙された記録媒体の反射率を読み取り、上述した紙種検知を行う。そして、検知された記録媒体の種類の情報がすでにEEPROM101Aに記録されているものであるか否かを判別する。
【0032】
ステップ7で検知された記録媒体の情報が、すでにEEPROM101Aに記録されているものである場合、ステップ8では、濃度補正指示データを再度作成するか否かをユーザーに確認する。CPU100はプリンタドライバを介して、ユーザーに確認し、ユーザーが再度作成しないと指定した場合は、ステップ14へ進み本モードを終了する。
【0033】
ステップ8でユーザーが再度作成すると指定した場合、ステップ10では、既にEEPROM101Aに記憶されている当該記録媒体についての濃度補正指示データを削除する。
【0034】
ステップ7で検知された記録媒体の情報が、EEPROM101Aに記録されていない場合、あるいは、ステップ8でユーザーが濃度補正指示データを再度作成すると判断した場合、ステップ9では、給紙された記録媒体に対し、デフォルトの吐出量でROM101に格納されているリファレンスチャートを記録する。
【0035】
図6は本実施形態で適用するリファレンスチャートの一例を示している。図6において、10はパッチであり、記録する際の濃度信号値11を異ならせた複数種類が記録される。濃度信号値11は、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)に分けてそれぞれ示されている。図示の例では、パッチは256個存在し、それぞれはRGBの入力データで0から255までの階調値を持っている。チャートの構成はこれ以外にも、階調ステップ数を大きくとってパッチの数を少なくしてもよい。この場合、予めROM102に記憶させておく情報量や、濃度補正指示データの作成に関わる処理時間を少なくできるという利点がある。更にレッド、グリーンおよびブルーのデータをそれぞれ独立して256階調ずつ持ったパッチでもよいし、実際にインクジェット記録装置が用いるインク色に適合したシアン、マゼンタ、イエローの256階調をもったパッチでもよい。無論、各スケールをいくつか組み合わせたパッチ群をリファレンスチャートに用いてもよい。
【0036】
再び図5を参照するに、ステップ11では、ステップ9で記録されたリファレンスチャートに対し、各パッチの濃度測定を行う。ここで、本実施形態のインクジェット記録装置では、紙種検知センサ8を光学的な濃度計として利用する。紙種検知センサ8は、反射率測定装置を用いているため、以下の換算式を用いることにより、容易に光学的濃度を求めることが出来る。
D=−log10R=log10(1/R)
ここで、Dは光学的濃度、Rは反射率を示している。すなわち、反射率が10%であった場合、光学的濃度は「1.0」と換算され、反射率が1%であった場合、光学的濃度は「2.0」と換算される。
【0037】
ステップ12では、測定入出力濃度データを作成する。測定入出力濃度データとは、各パッチのRGBの値に対するステップ11で測定された光学的濃度を関数曲線として示したものである。
【0038】
ステップ13では、ステップ11で得た測定入出力濃度データと、予めROM102に記憶されている基準入出力濃度データとを比較し、濃度補正指示データを作成する。以下に、基準入出力濃度データおよび、濃度補正指示データの作成方法を説明する。
【0039】
図7は、各パッチに対応するRGBの値に従ってインクジェット記録装置本体に記録させた場合の、理想的な光学的濃度すなわち基準光学的濃度を表すものである。この図において、横軸はRGBの入力データ、縦軸は各パッチの光学濃度を示している。ここで、曲線12はリファレンスチャートのRGB値に対する基準光学的濃度を表し、人間の視覚特性を反映した形となっている。13は記録する記録媒体に対してインクジェット記録装置が出力できる光学的最高濃度を示している。また、14は記録媒体の光学的濃度を表し、白紙の状態で濃度を測定した結果と一致している。
【0040】
図8は、記録媒体によって基準光学的濃度が異なっている例を示したものである。光学的最高濃度および光学的濃度は記録媒体によって異なるため、基準光学的濃度の領域幅(記録装置が表現できる濃度範囲)も記録媒体によって異なる。例えばAという種類の記録媒体の光学的濃度をDAmin、Bという種類の記録媒体の光学的濃度をDBmin、Aという種類の記録媒体の光学的最高濃度をDAmax、Bという種類の記録媒体の光学的最高濃度をDBmaxとする。このとき、DAmin<DBmin,DBmax<DAmaxの関係があるとすると、記録媒体A,Bに対する基準入出力濃度データは図8(A)および図8(B)のようになっている。両図において、Aは濃度表現範囲が広い記録媒体、Bは狭い記録媒体と言える。このように表現できる濃度の範囲は異なっているが、夫々の範囲の中で人間の視覚特性に応じた濃度表現すなわち基準光学的濃度は存在する。
【0041】
本実施形態では、夫々の記録媒体に応じた基準光学的濃度を実現する為の吐出量調整を行うことを目的とする。すなわち、ステップ13では、実測したデータに基づいて作成した測定入出力濃度データと、ROM102に格納されている基準光学的濃度とを比較し、測定入出力濃度データが基準光学的濃度を超えてしまっている場合には、吐出量を少なくする方向に、測定入出力濃度データが基準光学的濃度を下回っている場合には吐出量を多くする方向に、記録ヘッド110に与える電圧パルスの印加時間を調整するのである。このときの各記録媒体に対する電圧パルスの印加時間が、本実施形態では濃度補正指示データとして、ROM102に記録媒体毎に格納される。必要であれば、入力データ毎に電圧パルスの印加時間を変更できる構成にしておいても良い。そして、この濃度補正指示データは、ユーザーの指示により、書き換え、新規保存および削除が可能となっている。
【0042】
ステップ14では、濃度補正データ作成動作を終了し、その旨をユーザーに通知する。
【0043】
新たにデータが作成された記録媒体に関しては、次回の記録からは図4で説明したフローチャートに従って、新しいデータを用いた記録がなされる。
【0044】
以上説明した様に、本実施形態によれば、発光素子と受光素子とを兼ね備えた反射率測定センサを用い、対象となる記録媒体に記録したテストチャートの濃度測定を行うことにより、その記録媒体に対するインクジェット記録装置の適切な吐出量を判別し、記憶し、またその情報を用いて実画像を記録することにより、記録媒体の種類に因らず安定した色再現を実現することが可能となる。また、カートリッジの交換、記録装置の経時変化、および記録装置の個体差等に起因する出力画像のばらつきも、本実施形態によれば適時各記録媒体に対し濃度補正指示データを作成し直すことが出来るので、好ましい色味および濃度の階調再現を安定して得ることが出来る。
【0045】
(第2の実施形態)
以下に本発明第2の実施形態を説明する。本実施形態では第1の実施形態の紙種検知センサの代わりにスキャナを用いた構成について説明する。
【0046】
図9は、スキャナを設置したインクジェット記録装置の模式的斜視図であり、図1の装置と同様に構成できる各部については対応箇所に同一符号を付してその説明を省略する。図9の構成が図1の構成と異なるのは、フォトセンサの形態の紙種検知センサ8に代えてスキャナ15を設けたことである。
【0047】
図10はスキャナ15の模式的斜視図である。図10において16はCCDカメラ、17はLED、18は照射レンズ、19はフィールドレンズ、20はミラーおよび21は結像レンズを表す。
【0048】
図11は、スキャナ15の横断面模式図である。図11において、22は記録媒体である。以下に、図10および図11を参照しながら、記録媒体22の検知およびテストチャートの光学的濃度測定を行う際のスキャナ15の動作について説明する。
【0049】
LED17はレッド、グリーンおよびブルーの3色で構成されており、記録媒体22上面の反射率を計測するのに十分な照度をもっている。LED17が一個では十分な照度を持たないときは複数個のLEDを使用してもよい。紙種検知を行う際、光源となるLED17が発光し、光は照射レンズ18を通過する。照射レンズ18はLED17の光を集光するD型レンズの形態を有し、ここから出た光が記録媒体22上面を照射する。記録媒体22で反射された光は、フィールドレンズ19で集光される。フィールドレンズ19は、記録媒体22の位置がずれて記録媒体22とスキャナ15との距離が多少変化しても縮小倍率の変化を防ぐ役割を果たす。フィールドレンズ19を通過した反射光は、ミラー20によって方向を変えられ、結像レンズ21を介してCCDカメラ16上に結像する。
【0050】
CCDカメラ16は、記録媒体22上面の画像を読取るのに十分な画素数をもつ半導体製のイメージセンサである。CCDカメラ16の各画素は、副走査方向(紙送り方向)に一次元に配置されている。CCDカメラ16は結像された光を電気信号に変換し、インクジェット記録装置本体1内のCPU100に送信する。CPU100では、LED17から発光される光の光量とCCDカメラ16に結像された光の電気信号の大きさから、記録媒体22の反射率を計測する。
【0051】
紙種検知動作が開始されると、第1の実施形態と同様に、図4で示した一連の工程が実行される。即ち、本実施形態においても、白基準板9の反射率に対する記録媒体22の反射率から記録媒体22の種類を判別する。同様に、光学的濃度検知も行うことが出来る。
【0052】
以上の構成を第1実施形態の紙種検知センサの代わりに持つことによっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが出来る。但し、本実施形態では、スキャナを用いているので、得られる反射率や光学的濃度は、反射型光学式センサを用いた場合よりも高い精度となっている。よって、第1実施形態に比べ、更に補正の信頼性が増し、安定した色再現において、より好適な結果が期待できる。
【0053】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では紙種検知の為のセンサと光学的濃度を測定するためのセンサとを別々に設ける構成となっている。
【0054】
図12は、本実施形態で適用するインクジェット記録装置の模式的斜視図であり、図1の装置と同様に構成できる各部については対応箇所に同一符号を付してその説明を省略する。図12において23は記録媒体形状検知機構、24は光学的濃度計を表す。光学的濃度計24は、第1実施形態で用いた反射型光学式センサ、第2実施形態で説明したスキャナあるいはそれ以外のものでも良い。
【0055】
図13は本実施形形態で用いる記録媒体22の用紙先端部の様子を示している。本実施形態で用いる記録媒体には、どの種類の記録媒体にも記録に影響を与えない程度の切りこみ25が、記録可能領域外、例えば図示のような記録媒体先端の角部や周縁部に設けられている。この切りこみ25の形状は、あらかじめ記録媒体の種類によって異なっている。本実施形態では、切りこみ25の形状を検知することによって記録媒体の種類を判別する。
【0056】
本実施形態においても、図3で示した制御系を適用することが可能である。但し、本実施形態における紙種検知センサ105は、1次元あるいは2次元に配列された複数の発光素子と受光素子とから構成されている記録媒体形状検知機構となっている。実際に紙種を検知する際には、記録媒体の切りこみ25部分に発光素子からの光を照射する。そして、記録媒体から反射される光を検知する受光素子の数とその位置情報から切りこみ25の形状を検知し、認識する。また、図3におけるEEPROM101Aには、予め幾つかの切り込み形状に対応した情報が記憶されている。
【0057】
図14は、本実施形態のインクジェット記録装置によって実際の記録を行う際のフローチャートである。
【0058】
ユーザーがプリンタドライバより記録枚数や記録モードを選択し、記録をスタートさせると、記録命令はデジタル信号に変換され、ホスト装置200からインクジェット記録装置本体のCPU100に送信される。
【0059】
ステップ1401では、給紙動作が行われる。CPU100は記録命令を受信すると、給紙機構2に積載された記録媒体の給紙動作を行う。給紙機構2は、給紙ローラによって記録媒体に給紙圧を与え、インクジェット記録装置本体1内へと給紙する。本体内へ給紙された記録媒体は搬送ローラ3で送られ、記録媒体の切りこみ25が、記録媒体形状検知機構23の上に位置するまで搬送される。
【0060】
ステップ1402では、紙種検知動作が開始される。すなわち、記録媒体形状検知機構23に備わった複数の発光素子から光を照射し、記録媒体から反射される光を複数の受光素子で検出する。そして、反射光を検知した受光素子の数とその位置情報からCPU100は、記録媒体の切りこみ形状を検知する。
【0061】
ステップ1403において、CPU100は検知された記録媒体の形状と予めROM101に記憶されている複数の切りこみ形状とを照らし合わせ、記録媒体の種類を判別する。ステップ1402による記録媒体の切りこみ形状検知で記録媒体の種類が判別できない場合でも、複数回の切りこみ形状の検知を行うことが可能である。
【0062】
ステップ1404では、測定した記録媒体に対する電圧パルス設定を行う。CPU100は、ステップ1403で得られた記録媒体の種類によって、ROM102に記憶されている複数の電圧パルスから1つを選択し、記録ヘッド110に与える駆動パルスとして設定する。
【0063】
ステップ1405では、実際の記録を行う。記録ヘッド110は、ステップ1404で設定された駆動パルスによって記録を開始する。記録ヘッド110を搭載したキャリッジ6は、記録ヘッドが記録を行なっている状態で主走査に移動し、搬送ローラ3は、1行分の記録が終了するたびに記録媒体を所定量搬送する。このような動作を繰り返すことによって、記録媒体上に画像が形成されていく。
【0064】
ステップ1406では、排紙を行う。記録が終了した記録媒体は搬送ローラ3と排紙ローラ7で送られて、インクジェット記録装置本体1の外に排出される。以上で、一連の記録動作が完了する。
【0065】
本実施形態においても、図3に示すROM101には、上述した実施形態と同様に濃度補正を行うためのリファレンスチャートデータおよび基準入出力濃度データが、またEEPROM101Aには記録媒体に応じた濃度補正指示データが記録されているものとする。そして、ユーザーが切りこみの無い記録媒体に記録したい場合や、既に補正情報が記憶されていても再度濃度補正指示データを作成しなおしたい場合には、光学的濃度計24を用いて、図5で説明した濃度補正指示データ作成モードの各工程を行うことにより、上述した第1および第2実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
【0066】
本実施形態によれば、記録媒体形状検知機構23によって記録媒体の切りこみ形状から、その種類を判別しているので、記録媒体の白色度から判別する第1および第2実施形態に比べ、メディア判別の信頼度が高い。記録媒体端部が多少汚れている場合にも、本実施形態であれば記録媒体の種類を誤って検知する恐れが少ない。また、記録媒体によっては同じ種類でもロットによって白色度が若干異なることがあるが、このような場合にも本実施形態の紙種検知方法であれば誤検知する恐れも少ない。
【0067】
更に、本実施形態では記録媒体形状機構23と光学的濃度計24との双方を具えているので、本実施形態で説明メディアを判別方法と、上述した実施形態で説明した白色度から記録媒体を検知する方法とを併せ持つことができる。例えば、紙種検知を行う際、最初は信頼度の高い切りこみ形状を検知する方法を採っておきながら、この方法でメディアが判別できなかった場合や、切りこみの無い記録媒体に記録する場合に対しては、上述した実施形態と同様に、ROM101の中に白色度の情報も管理しておき、これによってもメディアを判別できる様にしておくことも可能である。
【0068】
尚、以上説明した実施形態においては、記録の前段階に行う紙種検知の工程と、濃度補正指示データを作成する工程とを夫々独立した工程として、別のフローチャートを用いて説明して来た。しかし、本発明においてはこれらの工程が一連の流れとして構成されていてもよい。例えば、ユーザーが記録を行おうとして紙種検知を行った際に、適切な情報がROMに記憶されていなかった場合、自動的に濃度補正指示データ作成モードに移行する形をとってもよいのである。
【0069】
また、上記実施形態では、発熱素子からの熱エネルギーによって吐出を行うインクジェット記録装置を例にし、濃度補正指示データとしては吐出量を調整する為の電圧パルスを適用した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。ピエゾ素子のような圧電素子によってインクを吐出する構成のインクジェット記録装置を用い、メディアに応じて電圧パルスを調整し吐出量を制御する方法を採っても良い。また、吐出量でなく入力されてくる濃度信号そのものを信号値変換するような補正方法であっても本発明は有効である。
【0070】
更に、メディアによって、発色濃度や発色性が異なるのはインクジェット記録のみではない。どのような記録装置においても、記録する記録媒体を検知し、そのメディアへの記録制御が行われれば本発明は有効に適用できる。
【0071】
さらに、上述の各実施形態においては濃度補正指示データを記録装置において作成し、記録手段であるEEPROMの内容を更新可能なものとしたが、記録媒体種類に応じて作成された濃度補正指示データが外部、例えばホスト装置側から提供されるものでもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、判別した記録媒体の種類に応じて記憶手段から適切な情報を取り出して記録に用いることが出来、また、記録情報を新規に加えたり更新することができるので、記録装置や記録ヘッドの個体差、および記録媒体の種類によらず、好ましい色味および濃度の階調再現を安定して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態で適用したインクジェット記録装置の斜視図である。
【図2】図1の装置に適用可能なインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。
【図3】図1の装置に適用可能な制御系の構成例を示したブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態における記録動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の各実施形態で適用した濃度補正指示データ作成モードを説明する為のフローチャートである。
【図6】本発明の各実施形態で適用可能なリファレンスチャートの一例である。
【図7】基準光学的濃度を説明する為の図である。
【図8】(A)および(B)は、メディアによって基準光学的濃度が異なっている例を説明するための図である。
【図9】本発明の第2実施形態で適用したインクジェット記録装置の斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態で適用したスキャナの模式的斜視図である。
【図11】本発明の第2実施形態で適用したスキャナの横断面模式図である。
【図12】本発明の第3実施形態で適用したインクジェット記録装置の斜視図である。
【図13】本発明の第3実施形態で適用した記録媒体先端部の様子を示した図である。
【図14】本発明の第3実施形態における記録動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置本体
2 給紙機構
3 搬送ローラ
4 プラテン
5 カートリッジ
6 キャリッジ
7 排紙ローラ
8 フォトセンサ
9 白基準板
10 パッチ
11 濃度信号値
12 基準光学的濃度曲線
13 光学的最高濃度
14 記録媒体の光学的濃度
15 スキャナ
16 CCDカメラ
17 LED
18 照射レンズ
19 フィールドレンズ
20 ミラー
21 結像レンズ
22 記録媒体
23 記録媒体形状検知機構
24 光学的濃度計
25 切りこみ
100 CPU
101 ROM
101A EEPROM
102 RAM
103 キャリッジモータ
103A モータドライバ
104 P.F.モータ
104A モータドライバ
105 紙種検知センサ
110 記録ヘッド
110A ヘッドドライバ
111 基板
112 インク路壁
113 天板
114 吐出口
115 インク路
116 共通液室
117 供給管
118 発熱素子
119 配線

Claims (9)

  1. 記録媒体の種類に対応した記録濃度の補正指示を記録手段に与えて記録を行う記録装置であって、
    記録媒体の種類を検知するための検知手段と、
    複数種類の前記記録媒体に対応した複数の濃度補正指示データを記憶するための記憶手段と、
    前記検知手段によって検知された記録媒体の種類情報に基づき、対応する濃度補正指示データを前記記憶手段から選択する手段と、
    記録媒体の種類に対応して作成された濃度補正指示データを前記記憶手段に記憶させる手段と
    を具えることを特徴とする記録装置。
  2. 記録媒体に記録されたリファレンスチャートの光学的濃度を測定する濃度測定手段と、当該測定された光学的濃度に基づいて、前記記録媒体に対応する前記濃度測定指示データを作成する濃度測定指示データ作成手段とをさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記濃度測定指示データ作成手段は、前記濃度測定手段により測定された光学的濃度と、予め記憶されている基準入出力データとを比較して前記濃度補正指示データを作成することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録手段は、吐出口からインク吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであり、前記濃度補正指示データは、前記インクジェット記録ヘッドから吐出されるインクの量を調整する為の情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記検知手段は光学的な反射率測定手段であり、前記記録媒体と白基準板との反射率の比により記録媒体の種類を検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記記録媒体検知手段および前記濃度測定手段としてCCDカメラを用いることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記検知手段は記録媒体の種類に応じ異ならせて形成された記録媒体端部の形状を検知する手段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  8. 記録媒体の種類に対応した記録濃度の補正指示を記録手段に与えて記録を行う記録方法であって、
    記録媒体の種類を検知する検知工程と、
    複数種類の前記記録媒体に対応した複数の濃度補正指示データを記憶するための記憶手段から、前記記録媒体検知工程によって検知された記録媒体の種類情報に基づいて、対応する濃度補正指示データを選択する工程と、
    記録媒体の種類に対応して作成された濃度補正指示データを前記記憶手段に記憶させる工程と
    を具えたことを特徴とする記録方法。
  9. 記録媒体に記録されたリファレンスチャートの光学的濃度を測定する濃度測定工程と、測定された前記光学的濃度に基づいて、前記記録媒体に対応する前記濃度測定指示データを作成する濃度測定指示データ作成工程とをさらに具えたことを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
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