JP2004081790A - 車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】自由に角度調整する機能を持たせ、最適な位置に固定できる車椅子テーブル用体幹保持自在グリップを提供する。
【解決手段】(イ)車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、は簡易雲台1、とそれに取り付けた金属棒2、2に取り付けたパイプ3、それを覆うラバーグリップ4、よりなる。(ロ)金属棒2、は死角をなくするためにパイプの付け根付近を30度の角度で折り曲げてある。(ハ)簡易雲台1、の下側には固定用フランジ5、が水平に取り付けられており、取り付け穴6、が空いている。また、裏側中央部にはグリップロック用ホーローセット7、が配置されている。(ニ)車椅子テーブルに取り付ける位置をマーキングし中心に締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。以上の如く、(イ)(ロ)からなるグリップ部と(ハ)からなる簡易雲台部で構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】(イ)車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、は簡易雲台1、とそれに取り付けた金属棒2、2に取り付けたパイプ3、それを覆うラバーグリップ4、よりなる。(ロ)金属棒2、は死角をなくするためにパイプの付け根付近を30度の角度で折り曲げてある。(ハ)簡易雲台1、の下側には固定用フランジ5、が水平に取り付けられており、取り付け穴6、が空いている。また、裏側中央部にはグリップロック用ホーローセット7、が配置されている。(ニ)車椅子テーブルに取り付ける位置をマーキングし中心に締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。以上の如く、(イ)(ロ)からなるグリップ部と(ハ)からなる簡易雲台部で構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、材質、構造を見直すことによって、自由に角度調整する機能を持たせ、最適な位置に固定できるようにした、車椅子テーブル用体幹保持グリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車椅子テーブルでの体幹保持にはマッジックベルトを用いることが多かった。強くベルトで腕を固定しないと、前後に力が抜けてしまい体幹が保持できなかった。車椅子テーブル用体幹保持グリップもあるにはあったが、木の棒でできている物がほとんどで、角度位置ともに固定されていた。また、木の棒にニスを塗っただけであり、テーブルの裏からにネジ止めしてあった。材質が木で、テーブルとの接合部分が小さいため、大きな力を加えるとぐらついたりしてしまい、体幹保持のために必要な支点としての機能を果たしていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように今までの車椅子用体幹保持ベルト、グリップ共に、体幹を支えるための手がかりとならず、運動機能を確立させることができなかった。そのためコミュニケーションをとろうとして、相手を見たくても見ることができないため視界世界が確立しないという悪循環に陥っていた。こういった致命的な欠点はなかなか改善が難しかった。また、身体拘束禁止により、縛るイメージの強いマジックベルトの使用は極力避けたかった。体幹保持のしっかりできない車椅子使用者でも、テーブルの最適な位置に角度調整が自由にできる握りやす易いグリップがあれば、マジックベルトで腕を拘束しなくても、少ない力で体幹保持ができる。そういった条件を満たす車椅子テーブル用体幹保持グリップの開発が是非とも必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
車椅子で体幹を保持する為には、体調による微妙なグリップの位置変化が必要であることに着目し、グリップを自在にし、調整後ロックできるようにした。さらにラバーグリップを取り付けることによって車椅子上での体幹保持を容易にした。いま、その構成を説明すると、
(イ)車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、は簡易雲台1、とそれに取り付けた金属棒2、2に取り付けたパイプ3、それを覆うラバーグリップ4、よりなる。
(ロ)金属棒2、は死角をなくするためにパイプの付け根付近を30度の角度で折り曲げてある。
(ハ)簡易雲台1、の下側には固定用フランジ5、が水平に取り付けられており、取り付け穴6、が空いている。また、裏側中央部にはグリップロック用ホーローセット7、が配置されている。
(ニ)車椅子テーブルに取り付ける位置をマーキングし中心に締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。
以上の如く、(イ)(ロ)からなるグリップ部と(ハ)からなる簡易雲台部で構成された体幹保持自在グリップ。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を述べると、まずクランプ型車椅子テーブル用体幹保持グリップを用いて、取りつけ位置を決定する。クランプ締め付けネジ12、ホーローセット7、を緩める。体幹を保持し易い位置で仮締めしロックする。再度グリップロック用ホーローセット7、を緩める。さらに体幹を保持し易い位置で締め付けロックする。こうすることによって決定した個人のグリップの位置に合わせるようにして基本型車椅子テーブル用体幹保持グリップを調整し、フランジ5、に合わせマーキングする。中心には締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。再度グリップ位置を調整し決定する。
基本型は微妙な調整が必要なとき適するが、木ネジ固定式のため、取り外しが必要な時や成長期で位置関係の調整巾が大きい時はクランプ型の使用が好ましい。
【0006】
【発明の効果】
こうすることにより、テーブル上の好きな位置に好きな角度でグリップを握ることができるようになり、体幹保持のための支点として容易にグリップが使えるようになる。そのため、支えが無く倒れ気味であった体を起こしやすくなり、顔が持ち上がり話し相手と目を合わせての会話が可能になるため積極性がでてくる。筋力に変化が無くても体幹保持機能がアップするため、食事や、作業にかかる時間が短縮できるようになる。自分で握ったり離したりの動作が徐々にできるようになり、体を起こす筋肉の発達を促せる。取り付け位置がグリップの位置より外側になるため、食事の際テーブルにおぼんを載せたり、作業材料を載せたりしやすくなる。
この発明はこのように従来の体幹保持方法を根本から見直すことによって、いままで不可能と思われていた障害者の体幹保持機能を著しく改善することができる。また、そのために起因する悪循環を断ち切ることができ、自力での食事や作業、コミュニケーション拡大等の可能性を開く発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車椅子テーブル用体幹保持グリップ本体部斜視図
【図2】本考案 請求項2の斜視図
【図3】本考案車椅子テーブル用体幹保持グリップ及び簡易雲台の断面図
【符号の説明】
1 は簡易雲台、
2 は金属棒、
3 はパイプ、
4 はラバーグリップ、
5 は固定用フランジ、
6 は取り付け穴、
7 はグリップロック用ホーローセット、
8 は締め付けレンチ用穴、
9 はクランプ、
10はストレート金属棒、
11は高さ調整用ホーローセット、
12はクランプ締め付けネジ、
13はカップ部、
14はカップ部用蓋、
15はアルミボール部、
16はボール押さえ皿、
【発明の属する技術分野】
本発明は、材質、構造を見直すことによって、自由に角度調整する機能を持たせ、最適な位置に固定できるようにした、車椅子テーブル用体幹保持グリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車椅子テーブルでの体幹保持にはマッジックベルトを用いることが多かった。強くベルトで腕を固定しないと、前後に力が抜けてしまい体幹が保持できなかった。車椅子テーブル用体幹保持グリップもあるにはあったが、木の棒でできている物がほとんどで、角度位置ともに固定されていた。また、木の棒にニスを塗っただけであり、テーブルの裏からにネジ止めしてあった。材質が木で、テーブルとの接合部分が小さいため、大きな力を加えるとぐらついたりしてしまい、体幹保持のために必要な支点としての機能を果たしていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように今までの車椅子用体幹保持ベルト、グリップ共に、体幹を支えるための手がかりとならず、運動機能を確立させることができなかった。そのためコミュニケーションをとろうとして、相手を見たくても見ることができないため視界世界が確立しないという悪循環に陥っていた。こういった致命的な欠点はなかなか改善が難しかった。また、身体拘束禁止により、縛るイメージの強いマジックベルトの使用は極力避けたかった。体幹保持のしっかりできない車椅子使用者でも、テーブルの最適な位置に角度調整が自由にできる握りやす易いグリップがあれば、マジックベルトで腕を拘束しなくても、少ない力で体幹保持ができる。そういった条件を満たす車椅子テーブル用体幹保持グリップの開発が是非とも必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
車椅子で体幹を保持する為には、体調による微妙なグリップの位置変化が必要であることに着目し、グリップを自在にし、調整後ロックできるようにした。さらにラバーグリップを取り付けることによって車椅子上での体幹保持を容易にした。いま、その構成を説明すると、
(イ)車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、は簡易雲台1、とそれに取り付けた金属棒2、2に取り付けたパイプ3、それを覆うラバーグリップ4、よりなる。
(ロ)金属棒2、は死角をなくするためにパイプの付け根付近を30度の角度で折り曲げてある。
(ハ)簡易雲台1、の下側には固定用フランジ5、が水平に取り付けられており、取り付け穴6、が空いている。また、裏側中央部にはグリップロック用ホーローセット7、が配置されている。
(ニ)車椅子テーブルに取り付ける位置をマーキングし中心に締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。
以上の如く、(イ)(ロ)からなるグリップ部と(ハ)からなる簡易雲台部で構成された体幹保持自在グリップ。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を述べると、まずクランプ型車椅子テーブル用体幹保持グリップを用いて、取りつけ位置を決定する。クランプ締め付けネジ12、ホーローセット7、を緩める。体幹を保持し易い位置で仮締めしロックする。再度グリップロック用ホーローセット7、を緩める。さらに体幹を保持し易い位置で締め付けロックする。こうすることによって決定した個人のグリップの位置に合わせるようにして基本型車椅子テーブル用体幹保持グリップを調整し、フランジ5、に合わせマーキングする。中心には締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。再度グリップ位置を調整し決定する。
基本型は微妙な調整が必要なとき適するが、木ネジ固定式のため、取り外しが必要な時や成長期で位置関係の調整巾が大きい時はクランプ型の使用が好ましい。
【0006】
【発明の効果】
こうすることにより、テーブル上の好きな位置に好きな角度でグリップを握ることができるようになり、体幹保持のための支点として容易にグリップが使えるようになる。そのため、支えが無く倒れ気味であった体を起こしやすくなり、顔が持ち上がり話し相手と目を合わせての会話が可能になるため積極性がでてくる。筋力に変化が無くても体幹保持機能がアップするため、食事や、作業にかかる時間が短縮できるようになる。自分で握ったり離したりの動作が徐々にできるようになり、体を起こす筋肉の発達を促せる。取り付け位置がグリップの位置より外側になるため、食事の際テーブルにおぼんを載せたり、作業材料を載せたりしやすくなる。
この発明はこのように従来の体幹保持方法を根本から見直すことによって、いままで不可能と思われていた障害者の体幹保持機能を著しく改善することができる。また、そのために起因する悪循環を断ち切ることができ、自力での食事や作業、コミュニケーション拡大等の可能性を開く発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車椅子テーブル用体幹保持グリップ本体部斜視図
【図2】本考案 請求項2の斜視図
【図3】本考案車椅子テーブル用体幹保持グリップ及び簡易雲台の断面図
【符号の説明】
1 は簡易雲台、
2 は金属棒、
3 はパイプ、
4 はラバーグリップ、
5 は固定用フランジ、
6 は取り付け穴、
7 はグリップロック用ホーローセット、
8 は締め付けレンチ用穴、
9 はクランプ、
10はストレート金属棒、
11は高さ調整用ホーローセット、
12はクランプ締め付けネジ、
13はカップ部、
14はカップ部用蓋、
15はアルミボール部、
16はボール押さえ皿、
Claims (3)
- (イ)車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、は簡易雲台1、とそれに取り付けた金属棒2、2に取り付けたパイプ3、それを覆うラバーグリップ4、よりなる。
(ロ)金属棒2、は死角をなくするためにパイプの付け根付近を30度の角度で折り曲げてある。
(ハ)簡易雲台1、の下側には固定用フランジ5、が水平に取り付けられており、取り付け穴6、が空いている。また、裏側中央部にはグリップロック用ホーローセット7、が配置されている。
(ニ)車椅子テーブルに取り付ける位置をマーキングし中心に締め付けレンチ用穴8、を空ける。取り付け穴6、に木ネジで取り付ける。
以上の如く、(イ)(ロ)からなるグリップ部と(ハ)からなる簡易雲台部で構成された体幹保持自在グリップ。 - (ホ)クランプ型車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ、はパイプ3、に簡易雲台1、を取り付け、パイプ3、はラバーグリップ4、で覆う。簡易雲台より出たストレート金属棒10、はクランプ9、にとりつける。
(ヘ)簡易雲台1、は死角を無くすため、パイプに45度の角度で取り付けられている。
(ト)ストレート金属棒10、は高さ調整用ホーローセット11、での固定を強めるために6角の物を用いる。
(チ)クランプ9、にはパイプが溶接され金属棒10、は高さ調整用ホーローセット11、で固定される。
(リ)テーブルにはクランプ9、の締め付けネジ12、で固定する。
以上の如く、構成された体幹保持自在グリップ。 - (ヌ)簡易雲台は金属棒2、がでる部分を穴あけ加工し、口の部分に雌ネジ加工を施したカップ部13、その口に適合するように雄ねじ加工し、さらにホーローセット用雌ネジ加工を施したカップ部用蓋14、とアルミボール部15、ボール押さえ皿16、その皿を押さえる役目のホーローセット7、より構成される。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002291696A JP2004081790A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002291696A JP2004081790A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004081790A true JP2004081790A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32063887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002291696A Pending JP2004081790A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 車椅子テーブル用体幹保持自在グリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004081790A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011139858A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Toyo Vending Kk | オーバーベッドテーブル |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002291696A patent/JP2004081790A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011139858A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Toyo Vending Kk | オーバーベッドテーブル |
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