JP2004080960A - 浮上推進装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、絶縁体である空気中に電磁場を持った空間に、導電性液体を噴霧し、この電磁場が掛かった空間において、放電を生じ易くすることによって、空気中での電磁場を持った空間で放電を行い、フレミングの左手の法則による電磁力の反作用として揚力、または推進力を得ることを課題とする。
【解決手段】N極とS極を向かい合って設けた磁石と、磁石によって形成される磁場内で、磁場に直交して放電を行うように、+極と−極を向かい合って設けた放電板と、放電板に電気を供給する電源と、放電が発生する空間に導電性液体を噴霧するノズルと、ノズルに導電性液体を供給するポンプと、ポンプの吸込口を内部に設けた導電性液体を貯めておくタンクからなり、電磁場が掛かった空間に、導電性液体を噴霧して放電を行うことによって得られる電磁力の反作用として揚力、または推進力を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】N極とS極を向かい合って設けた磁石と、磁石によって形成される磁場内で、磁場に直交して放電を行うように、+極と−極を向かい合って設けた放電板と、放電板に電気を供給する電源と、放電が発生する空間に導電性液体を噴霧するノズルと、ノズルに導電性液体を供給するポンプと、ポンプの吸込口を内部に設けた導電性液体を貯めておくタンクからなり、電磁場が掛かった空間に、導電性液体を噴霧して放電を行うことによって得られる電磁力の反作用として揚力、または推進力を得ることができる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁場と磁場に直行する放電を行い、空気および導電性液体にフレミングの左手の法則に従った電磁力が働き、その反作用によって浮上または推進する、人や物の移動、または輸送に関する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の浮上推進装置は無く、フレミングの左手の法則による電磁力の反作用を利用した水中での推進装置として、1985年に神戸商船大学の佐治教授らによる超伝導推進船「ヤマト1号」が実証試験に成功した。
この構成について、図13、および図14を用いて説明する。
図13は推進装置全体の要部構成断面図、図14は推進装置の原理図である。推進装置は、媒体である海水が流れる両端開の水路1を持った筐体2の水路1途中に設けられたN極を内側に持った磁石3とS極を内側に持った磁石4が距離をおいて向かい合うように筐体1に設けられており、磁石3、および磁石4によって形成される磁場内で、磁場に直交した放電を行うように+極を内側に持ったプラス放電板5と−極を内側に持ったマイナス放電板6が距離をおいて向かい合うように筐体1に設けられており、プラス放電板5とマイナス放電板6に直流の電気を供給する電源7から構成されていた。
そして放電と磁場が影響する水路2内部には、海水が充たされており、放電に磁場の影響を受ける距離を磁石の長さL、電流i、磁力Bとすると、F=iBLで求められる電磁力が、各放電している場の海水に作用し、海水は図14で言うと、紙面の裏側から表側に向かって流れるようになる。また図13で言うと、Aの矢印の方向に動くように働く。したがって、この海水を動かす力の反作用として筐体1は、海水の流れる方向とは逆の方向に動くように働く。図13で言うと、Bの矢印の方向に動くことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の推進装置では、7Tという超伝導材料を使った強力な磁場と、電流が流れ易い海水を媒体としており、実証試験で終わり、実用化されるには到っていない。またさらに媒体が絶縁物質である空気である地上での利用、および実現は、パッシェンの法則から高電圧が必要であるため、浮上や推進は出来なかった。そこで、本発明では、磁場内の絶縁物質である空気中に、導電性液体をノズルによって噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ、放電を容易にし、フレミングの左手の法則による電磁力を導電性液体と空気に与え、その反作用として揚力、および推進ができるようにすることを第1の課題とする。また導電性の高い銅、または銅合金を放電板の材料とすることによって、放電性能を向上させることを第2の課題とする。また放電する電流を制御することによって、揚力、または推進力を制御することを第3の課題とする。また強力な磁場を得るとともに、磁場力を制御することによって、揚力、または推進力を制御することを第4の課題とする。またさらに放電板の表面を放電し易い形状にすることによって、揚力、または推進力を向上させることを第5の課題とする。またさらに放電の密度を上げること、ならびに放電板表面をさらに放電し易い形状にすることによって、揚力、または推進力を向上させることを第6の課題とする。またさらに放電の度合いを変えることによって、揚力、または推進力を制御することを第7の課題とする。またさらに導電性液体を安価で、かつ安全なものとすることを第8の課題とする。またさらに導電性液体によって放電板、および表面に設けられた突起が腐食し、放電性能が悪化することを防止することを第9の課題とする。またさらに導電性液体によって、磁石が腐食し、磁力が劣化することを防止すること、ならびに放電板から磁石への漏電を防止することを第10の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置は、距離をおいてN極とS極を向かい合って設けた磁石と、磁石によって形成される磁場内で、磁場に直交した放電を行うように距離をおいて+極と−極を向かい合って設けた放電板と、放電板に電気を供給する電源と、放電板によって形成される放電が発生する空間に導電性液体を噴霧するノズルと、ノズルに導電性液体を供給するポンプと、ポンプの吸込口を内部に設けた導電性液体を貯めておくタンクとを備えたものである。
また第2の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板の材質は、銅、または銅合金としたものである。
また第3の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板に供給する電気を制御する制御装置を備えたものである。
また第4の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、磁石は、電磁石とし、電磁石に供給する電源と、電磁石に供給する電気を制御する制御装置を備えたものである。
また第5の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板は、磁石によって形成される磁場に向かう面に複数の突起を備えたものである。
また第6の課題を解決するために、請求項5記載の浮上推進装置において、突起は、剣山のような針形状、または先端が円錐の釘形状をなすものである。
また第7の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、ノズルから噴霧する導電性液体の流量を制御する流量制御装置を備えたものである。また第8の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、導電性液体は、塩水、または海水としたものである。
また第9の課題を解決するために、請求項1、請求項5、および請求項6記載の浮上推進装置において、放電板の表面、および放電板に設けた突起の表面を、金メッキ処理したものである。
また第10の課題を解決するために、請求項1、および請求項4記載の浮上推進装置において、磁石の表面を、樹脂、またはゴムで被覆したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
【0006】
【実施例1】
図1の浮上推進装置全体の構成図、および図2の推進装置の原理図を用いて説明する。図2中の矢印は、放電を意味しており。他の図面でも同様の意味を示すので、以下省略する。
距離をおいて向かい合って設けた、N極を放電空間側にもった永久磁石101と、S極を放電空間側にもった永久磁石102と、永久磁石101と永久磁石102によって形成される磁場に直交した放電を行うように距離をおいて+極をもった放電板103と、−極をもった放電板104と、放電板3と放電板4に電気を供給する電源105と、放電板103と放電板104によって形成される放電が発生する空間に導電性液体106を噴霧するノズル107と、ノズル107に導電性液体106を供給するポンプ108と、ポンプ108の吸込口109を内部に設けた導電性液体106を貯めておくタンク110と、ポンプ108に電気を供給する電源111から構成され、永久磁石101,102、および放電板103,104は、非電導性の材料からできたドーナツ型に中央に穴112の開いた基板113の面上に、中央の穴112を囲むように固定されている。またノズル107は、この基板113に設けられた固定軸114によって支えられている。本実施例では、電源105と電源111は、共用できるものを用いている。また本実施例では、ノズル107は、磁場と放電が直交する面の法線上の上方に設けているが、ノズル107の位置は、斜め上方でも、横でも、どこでも構わない。またさらに本実施例では、ノズル107は、1ケだけ設けているが、複数であっても構わない。
本構成において、絶縁体である空気中にノズル107から導電性液体106を、永久磁石101,102、および放電板103,104によって作られた電磁場を持った放電空間に噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ放電を容易に行うことができるようになる。放電に磁場の影響を受ける距離を磁石の長さL、電流i、磁力Bとすると、この電磁場空間に放電を行うことによって得られるフレミングの左手の法則によって、F=iBLで求められる電磁力電磁力を、電磁場空間内の空気、および導電性液体に与えることができる。この電磁力は図に示すAの矢印方向にかかり、その反作用として、Bの矢印方向に揚力、または推進力を得ることができるようになる。
【0007】
【実施例2】
図3に示すように、+極放電板103、および−極放電板104の材質は、銅、または銅合金としたものであり、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、両放電板103,104は、銅201、または銅合金202から構成されているので、導電性が高いため、放電し易くなる。したがって、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力、または推進力を向上させることができる。
【0008】
【実施例3】
図4に示すように、距離をおいて向かい合って設けた、+極を磁界空間側にもった+極放電板103と、−極を磁界空間側にもった−極放電板104と、両方の放電板103、104に電気を供給する電源105と、両方の放電板103、104に電源105から供給する電流を制御する制御装置301を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104に供給される電流を制御装置301によって制御することができるようになる。したがって、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができるようになる。
【0009】
【実施例4】
図5に示すように、距離をおいて向かい合って設けた、N極を放電空間側にもった電磁石401と、S極を放電空間側にもった電磁石402と、両方の電磁石401、402に電気を供給する電源403と、両方の電磁石401、402に電源403から供給する電流を制御する制御装置404を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、磁石を電磁石101,102にし、この電磁石101,102に供給する電気を制御装置402によって制御することができ、電磁場の強さを自由に変化させることができるようになる。したがって、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができるようになる。
【0010】
【実施例5】
図6に示すように、+電極をもった放電板103、および−極をもった放電板104の表面には、複数の突起501が設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104の表面に複数の突起501を設けることによって、放電し易い突起の先端から放電が行われるようになる。したがって設けた突起401の数だけ放電が行われ、突起501が無い場合に比べ数倍の放電を行うようにすることができる。したがってフレミングの左手の法則によって得られる電磁力も数倍となり、その反作用としての揚力や推進力も数倍の力を得ることができるようになる。またこの突起501の形状は、三角錐、四角錐、三角柱、または四角柱等、どんな形状でも良い。また突起の形状は、中実でも、図7に示すように中空でも、どちらでも良い。
【0011】
【実施例6】
図8に示すように、複数の突起501は、剣山のような針形状をした突起601、または先端が円錐の釘形状をした突起602であり、それ以外は、実施例5と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、突起501の形状を剣山のような針形状の突起601や、先端が円錐の釘形状の突起602にすることによって、避雷針と同様の効果で、放電がより確実に行うことができるとともに、放電の密度を格段に大きくすることができ、格段に放電の数を増やすことができる。したがってフレミングの左手の法則によって得られる電磁力もさらに格段と大きくすることができ、その反作用としての揚力や推進力も格段の大きな力を得ることができるようになる。
【0012】
【実施例7】
図9に示すように、ノズル107から噴霧する導電性液体106の流量を、流量調整弁701と流量調整弁701を制御する制御装置702からなる流量制御装置703を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、ノズル107から噴霧する導電性液体106の流量を制御装置702によって、流量調整弁701で制御することができ、電磁場中の放電のし易さを制御することができるようになる。したがって、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力を制御することができ、その反作用として受ける揚力や推進力も制御することができるようになる。
【0013】
【実施例8】
図10に示すように、導電性液体106は、塩水801、または海水802としたものであり、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、導電性液体106を塩水801、または海水802とすることによって、導電性液体106が無くなっても、手軽に安価で作ることができるようになる。また地球環境的にも自然界に存在する無害のものであり、公害の恐れが無い。
【0014】
【実施例9】
図11に示すように、放電板103,104の表面、および放電板103,104に設けた突起501の表面を、金メッキ901処理したものであり、それ以外は、実施例1、実施例5、および実施例6と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104の表面、および突起501の表面を金メッキ901処理することによって、突起501からの放電特性を向上することができ、フレミングの左手の法則による電磁力を高めることができ、反作用としての浮力も高めることができる。さらに放電板103,104の表面、および突起501の表面を金メッキ901処理することによって、導電性液体106による腐食を防止することができ、放電板103,104、および突起501の長寿命化、および性能悪化を防止することができるようになる。
【0015】
【実施例10】
図12に示すように、磁石101,102の表面は、樹脂1001、またはゴム1002で、被覆したものであり、それ以外は、実施例1、および実施例4と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、磁石101,102の表面を、樹脂1001やゴム1002で被覆することによって、導電性液体によって磁石101,102が腐食することを防止することができ、磁石101,102の長寿命化、および性能悪化を防止することができるようになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような構成により、次のような効果を奏する。
請求項1に記載されている発明は、絶縁体である空気中にノズルから導電性液体を、磁石、および放電板によって作られた電磁場を持った放電空間に噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ放電を容易に行うことができるようになるので、この電磁場空間に放電を行うことによって得られるフレミングの左手の法則による電磁力を、電磁場空間内の空気、および導電性液体に与えることができる。この電磁力の反作用として、揚力や推進力を得ることができる。
請求項2に記載されている発明は、放電板の材料を銅、または銅合金にすることによって、放電板の導電性を向上でき、放電し易くすることができるので、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を向上させることができる。
請求項3に記載されている発明は、放電板に供給される電流を制御装置によって制御することができるようになるので、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができる。
請求項4に記載されている発明は、磁石を電磁石とし、この電磁石に供給する電気を制御することによって、電磁場の強さを自由に変化させることができるようになる。従って、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができる。
請求項5に記載されている発明は、放電板の表面に複数の突起を設けることによって、設けた突起の先端から放電が行われるようになる。したがって設けた突起の数だけ放電が行われ、突起が無い場合に比べ数倍の放電を行うようにすることができるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力も数倍となり、その反作用として受ける揚力や推進力も数倍の力を得ることができるようになる。
請求項6に記載されている発明は、突起の形状を剣山のような針状、または先端が円錐の形状にすることによって、避雷針と同様の効果で、放電がより確実に行うことができるとともに、放電の密度を格段に大きくすることができ、放電の数を増やすことができるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力もさらに格段と大きくすることができ、その反作用として受ける揚力や推進力も格段の大きな力を得ることができる。
請求項7に記載されている発明は、ノズルから噴霧する導電性液体の流量を制御装置によって制御することができ、電磁場中の放電のし易さを制御することができるようになるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができるようになる。
請求項8に記載されている発明は、導電性液体を塩水、または海水とすることによって、導電性液体が無くなっても、手軽に安価で作ることができるようになる。また自然界に存在する安全な物質であり、公害の心配もない。
請求項9に記載されている発明は、放電板の表面に設けた突起を金メッキ処理することによって、突起からの放電特性を改善することができ、フレミングの左手の法則による電磁力を高めることができるので、反作用として受ける揚力や推進力も高めることができる。さらに放電板、および突起を金メッキ処理することによって、導電性液体による腐食を防止することができるので、放電板、および突起の長寿命化、および性能悪化を防止することができる。
請求項10に記載されている発明は、磁石の表面を、樹脂やゴムで被覆することによって、導電性液体によって磁石が腐食することを防止することができるので、磁石の長寿命化、および性能悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の浮上推進装置の全体概略構成図である。
【図2】本発明の実施例1の浮上推進装置の要部構成図である。
【図3】本発明の実施例2の浮上推進装置の要部構成図である。
【図4】本発明の実施例3の浮上推進装置の要部構成図である。
【図5】本発明の実施例4の浮上推進装置の要部構成図である。
【図6】本発明の実施例5の浮上推進装置の要部構成図である。
【図7】本発明の実施例5の浮上推進装置の要部断面図である。
【図8】本発明の実施例6の浮上推進装置の要部構成図である。
【図9】本発明の実施例7の浮上推進装置の要部構成図である。
【図10】本発明の実施例8の浮上推進装置の要部構成図である。
【図11】本発明の実施例9の浮上推進装置の要部構成図である。
【図12】本発明の実施例10の浮上推進装置の要部構成図である。
【図13】従来の浮上推進装置の全体概略構成図である。
【図14】従来の浮上推進装置の要部構成図である。
【符号の説明】
101 N極磁石
102 S極磁石
103 +極放電板
104 −極放電板
105 電源
106 導電性液体
107 ノズル
108 ポンプ
109 吸込口
110 タンク
201 銅
202 銅合金
301 制御装置
401 N極電磁石
402 S極電磁石
403 電源
404 制御装置
501 突起
601 針状の形状の突起
701 流量制御装置
801 塩水
802 海水
901 金メッキ
1001樹脂
1002ゴム
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁場と磁場に直行する放電を行い、空気および導電性液体にフレミングの左手の法則に従った電磁力が働き、その反作用によって浮上または推進する、人や物の移動、または輸送に関する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の浮上推進装置は無く、フレミングの左手の法則による電磁力の反作用を利用した水中での推進装置として、1985年に神戸商船大学の佐治教授らによる超伝導推進船「ヤマト1号」が実証試験に成功した。
この構成について、図13、および図14を用いて説明する。
図13は推進装置全体の要部構成断面図、図14は推進装置の原理図である。推進装置は、媒体である海水が流れる両端開の水路1を持った筐体2の水路1途中に設けられたN極を内側に持った磁石3とS極を内側に持った磁石4が距離をおいて向かい合うように筐体1に設けられており、磁石3、および磁石4によって形成される磁場内で、磁場に直交した放電を行うように+極を内側に持ったプラス放電板5と−極を内側に持ったマイナス放電板6が距離をおいて向かい合うように筐体1に設けられており、プラス放電板5とマイナス放電板6に直流の電気を供給する電源7から構成されていた。
そして放電と磁場が影響する水路2内部には、海水が充たされており、放電に磁場の影響を受ける距離を磁石の長さL、電流i、磁力Bとすると、F=iBLで求められる電磁力が、各放電している場の海水に作用し、海水は図14で言うと、紙面の裏側から表側に向かって流れるようになる。また図13で言うと、Aの矢印の方向に動くように働く。したがって、この海水を動かす力の反作用として筐体1は、海水の流れる方向とは逆の方向に動くように働く。図13で言うと、Bの矢印の方向に動くことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の推進装置では、7Tという超伝導材料を使った強力な磁場と、電流が流れ易い海水を媒体としており、実証試験で終わり、実用化されるには到っていない。またさらに媒体が絶縁物質である空気である地上での利用、および実現は、パッシェンの法則から高電圧が必要であるため、浮上や推進は出来なかった。そこで、本発明では、磁場内の絶縁物質である空気中に、導電性液体をノズルによって噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ、放電を容易にし、フレミングの左手の法則による電磁力を導電性液体と空気に与え、その反作用として揚力、および推進ができるようにすることを第1の課題とする。また導電性の高い銅、または銅合金を放電板の材料とすることによって、放電性能を向上させることを第2の課題とする。また放電する電流を制御することによって、揚力、または推進力を制御することを第3の課題とする。また強力な磁場を得るとともに、磁場力を制御することによって、揚力、または推進力を制御することを第4の課題とする。またさらに放電板の表面を放電し易い形状にすることによって、揚力、または推進力を向上させることを第5の課題とする。またさらに放電の密度を上げること、ならびに放電板表面をさらに放電し易い形状にすることによって、揚力、または推進力を向上させることを第6の課題とする。またさらに放電の度合いを変えることによって、揚力、または推進力を制御することを第7の課題とする。またさらに導電性液体を安価で、かつ安全なものとすることを第8の課題とする。またさらに導電性液体によって放電板、および表面に設けられた突起が腐食し、放電性能が悪化することを防止することを第9の課題とする。またさらに導電性液体によって、磁石が腐食し、磁力が劣化することを防止すること、ならびに放電板から磁石への漏電を防止することを第10の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置は、距離をおいてN極とS極を向かい合って設けた磁石と、磁石によって形成される磁場内で、磁場に直交した放電を行うように距離をおいて+極と−極を向かい合って設けた放電板と、放電板に電気を供給する電源と、放電板によって形成される放電が発生する空間に導電性液体を噴霧するノズルと、ノズルに導電性液体を供給するポンプと、ポンプの吸込口を内部に設けた導電性液体を貯めておくタンクとを備えたものである。
また第2の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板の材質は、銅、または銅合金としたものである。
また第3の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板に供給する電気を制御する制御装置を備えたものである。
また第4の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、磁石は、電磁石とし、電磁石に供給する電源と、電磁石に供給する電気を制御する制御装置を備えたものである。
また第5の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、放電板は、磁石によって形成される磁場に向かう面に複数の突起を備えたものである。
また第6の課題を解決するために、請求項5記載の浮上推進装置において、突起は、剣山のような針形状、または先端が円錐の釘形状をなすものである。
また第7の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、ノズルから噴霧する導電性液体の流量を制御する流量制御装置を備えたものである。また第8の課題を解決するために、請求項1記載の浮上推進装置において、導電性液体は、塩水、または海水としたものである。
また第9の課題を解決するために、請求項1、請求項5、および請求項6記載の浮上推進装置において、放電板の表面、および放電板に設けた突起の表面を、金メッキ処理したものである。
また第10の課題を解決するために、請求項1、および請求項4記載の浮上推進装置において、磁石の表面を、樹脂、またはゴムで被覆したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
【0006】
【実施例1】
図1の浮上推進装置全体の構成図、および図2の推進装置の原理図を用いて説明する。図2中の矢印は、放電を意味しており。他の図面でも同様の意味を示すので、以下省略する。
距離をおいて向かい合って設けた、N極を放電空間側にもった永久磁石101と、S極を放電空間側にもった永久磁石102と、永久磁石101と永久磁石102によって形成される磁場に直交した放電を行うように距離をおいて+極をもった放電板103と、−極をもった放電板104と、放電板3と放電板4に電気を供給する電源105と、放電板103と放電板104によって形成される放電が発生する空間に導電性液体106を噴霧するノズル107と、ノズル107に導電性液体106を供給するポンプ108と、ポンプ108の吸込口109を内部に設けた導電性液体106を貯めておくタンク110と、ポンプ108に電気を供給する電源111から構成され、永久磁石101,102、および放電板103,104は、非電導性の材料からできたドーナツ型に中央に穴112の開いた基板113の面上に、中央の穴112を囲むように固定されている。またノズル107は、この基板113に設けられた固定軸114によって支えられている。本実施例では、電源105と電源111は、共用できるものを用いている。また本実施例では、ノズル107は、磁場と放電が直交する面の法線上の上方に設けているが、ノズル107の位置は、斜め上方でも、横でも、どこでも構わない。またさらに本実施例では、ノズル107は、1ケだけ設けているが、複数であっても構わない。
本構成において、絶縁体である空気中にノズル107から導電性液体106を、永久磁石101,102、および放電板103,104によって作られた電磁場を持った放電空間に噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ放電を容易に行うことができるようになる。放電に磁場の影響を受ける距離を磁石の長さL、電流i、磁力Bとすると、この電磁場空間に放電を行うことによって得られるフレミングの左手の法則によって、F=iBLで求められる電磁力電磁力を、電磁場空間内の空気、および導電性液体に与えることができる。この電磁力は図に示すAの矢印方向にかかり、その反作用として、Bの矢印方向に揚力、または推進力を得ることができるようになる。
【0007】
【実施例2】
図3に示すように、+極放電板103、および−極放電板104の材質は、銅、または銅合金としたものであり、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、両放電板103,104は、銅201、または銅合金202から構成されているので、導電性が高いため、放電し易くなる。したがって、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力、または推進力を向上させることができる。
【0008】
【実施例3】
図4に示すように、距離をおいて向かい合って設けた、+極を磁界空間側にもった+極放電板103と、−極を磁界空間側にもった−極放電板104と、両方の放電板103、104に電気を供給する電源105と、両方の放電板103、104に電源105から供給する電流を制御する制御装置301を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104に供給される電流を制御装置301によって制御することができるようになる。したがって、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができるようになる。
【0009】
【実施例4】
図5に示すように、距離をおいて向かい合って設けた、N極を放電空間側にもった電磁石401と、S極を放電空間側にもった電磁石402と、両方の電磁石401、402に電気を供給する電源403と、両方の電磁石401、402に電源403から供給する電流を制御する制御装置404を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、磁石を電磁石101,102にし、この電磁石101,102に供給する電気を制御装置402によって制御することができ、電磁場の強さを自由に変化させることができるようになる。したがって、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができるようになる。
【0010】
【実施例5】
図6に示すように、+電極をもった放電板103、および−極をもった放電板104の表面には、複数の突起501が設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104の表面に複数の突起501を設けることによって、放電し易い突起の先端から放電が行われるようになる。したがって設けた突起401の数だけ放電が行われ、突起501が無い場合に比べ数倍の放電を行うようにすることができる。したがってフレミングの左手の法則によって得られる電磁力も数倍となり、その反作用としての揚力や推進力も数倍の力を得ることができるようになる。またこの突起501の形状は、三角錐、四角錐、三角柱、または四角柱等、どんな形状でも良い。また突起の形状は、中実でも、図7に示すように中空でも、どちらでも良い。
【0011】
【実施例6】
図8に示すように、複数の突起501は、剣山のような針形状をした突起601、または先端が円錐の釘形状をした突起602であり、それ以外は、実施例5と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、突起501の形状を剣山のような針形状の突起601や、先端が円錐の釘形状の突起602にすることによって、避雷針と同様の効果で、放電がより確実に行うことができるとともに、放電の密度を格段に大きくすることができ、格段に放電の数を増やすことができる。したがってフレミングの左手の法則によって得られる電磁力もさらに格段と大きくすることができ、その反作用としての揚力や推進力も格段の大きな力を得ることができるようになる。
【0012】
【実施例7】
図9に示すように、ノズル107から噴霧する導電性液体106の流量を、流量調整弁701と流量調整弁701を制御する制御装置702からなる流量制御装置703を設けており、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、ノズル107から噴霧する導電性液体106の流量を制御装置702によって、流量調整弁701で制御することができ、電磁場中の放電のし易さを制御することができるようになる。したがって、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力を制御することができ、その反作用として受ける揚力や推進力も制御することができるようになる。
【0013】
【実施例8】
図10に示すように、導電性液体106は、塩水801、または海水802としたものであり、それ以外は、実施例1と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、導電性液体106を塩水801、または海水802とすることによって、導電性液体106が無くなっても、手軽に安価で作ることができるようになる。また地球環境的にも自然界に存在する無害のものであり、公害の恐れが無い。
【0014】
【実施例9】
図11に示すように、放電板103,104の表面、および放電板103,104に設けた突起501の表面を、金メッキ901処理したものであり、それ以外は、実施例1、実施例5、および実施例6と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、放電板103,104の表面、および突起501の表面を金メッキ901処理することによって、突起501からの放電特性を向上することができ、フレミングの左手の法則による電磁力を高めることができ、反作用としての浮力も高めることができる。さらに放電板103,104の表面、および突起501の表面を金メッキ901処理することによって、導電性液体106による腐食を防止することができ、放電板103,104、および突起501の長寿命化、および性能悪化を防止することができるようになる。
【0015】
【実施例10】
図12に示すように、磁石101,102の表面は、樹脂1001、またはゴム1002で、被覆したものであり、それ以外は、実施例1、および実施例4と同じ構成であり、同番号を付す。
本構成において、磁石101,102の表面を、樹脂1001やゴム1002で被覆することによって、導電性液体によって磁石101,102が腐食することを防止することができ、磁石101,102の長寿命化、および性能悪化を防止することができるようになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような構成により、次のような効果を奏する。
請求項1に記載されている発明は、絶縁体である空気中にノズルから導電性液体を、磁石、および放電板によって作られた電磁場を持った放電空間に噴霧することによって、パッシェンの法則から逃れ放電を容易に行うことができるようになるので、この電磁場空間に放電を行うことによって得られるフレミングの左手の法則による電磁力を、電磁場空間内の空気、および導電性液体に与えることができる。この電磁力の反作用として、揚力や推進力を得ることができる。
請求項2に記載されている発明は、放電板の材料を銅、または銅合金にすることによって、放電板の導電性を向上でき、放電し易くすることができるので、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を向上させることができる。
請求項3に記載されている発明は、放電板に供給される電流を制御装置によって制御することができるようになるので、フレミングの法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができる。
請求項4に記載されている発明は、磁石を電磁石とし、この電磁石に供給する電気を制御することによって、電磁場の強さを自由に変化させることができるようになる。従って、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができる。
請求項5に記載されている発明は、放電板の表面に複数の突起を設けることによって、設けた突起の先端から放電が行われるようになる。したがって設けた突起の数だけ放電が行われ、突起が無い場合に比べ数倍の放電を行うようにすることができるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力も数倍となり、その反作用として受ける揚力や推進力も数倍の力を得ることができるようになる。
請求項6に記載されている発明は、突起の形状を剣山のような針状、または先端が円錐の形状にすることによって、避雷針と同様の効果で、放電がより確実に行うことができるとともに、放電の密度を格段に大きくすることができ、放電の数を増やすことができるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力もさらに格段と大きくすることができ、その反作用として受ける揚力や推進力も格段の大きな力を得ることができる。
請求項7に記載されている発明は、ノズルから噴霧する導電性液体の流量を制御装置によって制御することができ、電磁場中の放電のし易さを制御することができるようになるので、フレミングの左手の法則によって得られる電磁力の反作用として受ける揚力や推進力を調節することができ、上昇や下降が自由に操ることができるようになる。
請求項8に記載されている発明は、導電性液体を塩水、または海水とすることによって、導電性液体が無くなっても、手軽に安価で作ることができるようになる。また自然界に存在する安全な物質であり、公害の心配もない。
請求項9に記載されている発明は、放電板の表面に設けた突起を金メッキ処理することによって、突起からの放電特性を改善することができ、フレミングの左手の法則による電磁力を高めることができるので、反作用として受ける揚力や推進力も高めることができる。さらに放電板、および突起を金メッキ処理することによって、導電性液体による腐食を防止することができるので、放電板、および突起の長寿命化、および性能悪化を防止することができる。
請求項10に記載されている発明は、磁石の表面を、樹脂やゴムで被覆することによって、導電性液体によって磁石が腐食することを防止することができるので、磁石の長寿命化、および性能悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の浮上推進装置の全体概略構成図である。
【図2】本発明の実施例1の浮上推進装置の要部構成図である。
【図3】本発明の実施例2の浮上推進装置の要部構成図である。
【図4】本発明の実施例3の浮上推進装置の要部構成図である。
【図5】本発明の実施例4の浮上推進装置の要部構成図である。
【図6】本発明の実施例5の浮上推進装置の要部構成図である。
【図7】本発明の実施例5の浮上推進装置の要部断面図である。
【図8】本発明の実施例6の浮上推進装置の要部構成図である。
【図9】本発明の実施例7の浮上推進装置の要部構成図である。
【図10】本発明の実施例8の浮上推進装置の要部構成図である。
【図11】本発明の実施例9の浮上推進装置の要部構成図である。
【図12】本発明の実施例10の浮上推進装置の要部構成図である。
【図13】従来の浮上推進装置の全体概略構成図である。
【図14】従来の浮上推進装置の要部構成図である。
【符号の説明】
101 N極磁石
102 S極磁石
103 +極放電板
104 −極放電板
105 電源
106 導電性液体
107 ノズル
108 ポンプ
109 吸込口
110 タンク
201 銅
202 銅合金
301 制御装置
401 N極電磁石
402 S極電磁石
403 電源
404 制御装置
501 突起
601 針状の形状の突起
701 流量制御装置
801 塩水
802 海水
901 金メッキ
1001樹脂
1002ゴム
Claims (10)
- 距離をおいてN極とS極を向かい合って設けた磁石と、前記磁石によって形成される磁場内で、磁場に直交した放電を行うように距離をおいて+極と−極を向かい合って設けた放電板と、前記放電板に電気を供給する電源、前記放電板によって形成される放電が発生する空間に導電性液体を噴霧するノズルと、前記ノズルに前記導電性液体を供給するポンプと、前記ポンプの吸込口を内部に設けた前記導電性液体を貯めておくタンクからなる浮上推進装置。
- 放電板の材質は、銅、または銅合金とした請求項1記載の浮上推進装置。
- 放電板に供給する電気を制御する制御装置を設けた請求項1記載の浮上推進装置。
- 磁石は、電磁石とし、前記電磁石に供給する電源と、前記電磁石に供給する電気を制御する制御装置を設けた請求項1記載の浮上推進装置。
- 放電板は、磁石によって形成される磁場に向かう面に複数の突起を設けた請求項1記載の浮上推進装置。
- 突起は、剣山のような針形状、または先端が円錐の釘形状をなす請求項5記載の浮上推進装置。
- ノズルから噴霧する導電性液体の流量を制御する流量制御装置を設けた請求項1記載の浮上推進装置。
- 導電性液体は、塩水、または海水とした請求項1記載の浮上推進装置。
- 放電板の表面、および放電板表面に設けた突起の表面を、金メッキ処理した請求項1、請求項5、および請求項6記載の浮上推進装置。
- 磁石の表面は、樹脂、またはゴムで被覆した請求項1、および請求項4記載の浮上推進装置。
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