JP2004080817A - ビデオカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アイリスの不感帯を除去することによって、自然な露光制御を行う。
【解決手段】CCD撮像素子3は、AGCアンプ4及びA/D変換器5を介して検波回路7に接続される。検波回路7は、コンパレータ9及びループフィルタ11を介して制御量演算回路12に接続される。また、レンズ1のズームレンズ位置を検出するズームレンズ位置検出回路12は、ROM16を介して制御量演算回路12に接続される。制御量演算回路12は、アイリス駆動回路13及びD/A変換器14に接続される。アイリス駆動回路13によりアイリス2の開閉が制御されると共に、D/A変換器14によりAGCアンプ4のゲインが制御される。
【選択図】図1
【解決手段】CCD撮像素子3は、AGCアンプ4及びA/D変換器5を介して検波回路7に接続される。検波回路7は、コンパレータ9及びループフィルタ11を介して制御量演算回路12に接続される。また、レンズ1のズームレンズ位置を検出するズームレンズ位置検出回路12は、ROM16を介して制御量演算回路12に接続される。制御量演算回路12は、アイリス駆動回路13及びD/A変換器14に接続される。アイリス駆動回路13によりアイリス2の開閉が制御されると共に、D/A変換器14によりAGCアンプ4のゲインが制御される。
【選択図】図1
Description
この発明はビデオカメラ装置、特に、露光制御回路を有するビデオカメラ装置に関する。
ビデオカメラ装置のレンズ系として、前玉が固定で、レンズ内部を移動自在なズームレンズ及びフォーカスレンズが配設されたインナーフォーカスレンズが用いられたビデオカメラ装置が知られている。
図5には、インナーフォーカスレンズが用いられたビデオカメラ装置のブロック図が示される。図5において、インナーフォーカスレンズ51から入射された被写体像は、アイリス52を介してCCD撮像素子53の受光面に結像される。アイリス52の開閉は、後述するアイリス駆動回路の出力により制御される。CCD撮像素子53の出力信号は、AGCアンプ54に供給される。AGCアンプ54のゲインは、後述するD/Aコンバータの出力信号に応じて制御される。
AGCアンプ54の出力信号は、A/Dコンバータ55によりアナログ信号からディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、信号処理回路56及び検波回路57に供給される。信号処理回路56では、供給されたディジタル信号に対して所定の信号処理が行われ、出力端子58から出力される。検波回路57において、ディジタル信号は、検波された後にコンパレータ59に供給される。コンパレータ59には、レファレンスレベル設定回路60が接続され、これにより、レファレンスレベルが設定される。コンパレータ59の出力信号は、ループフィルタ61を介して、制御量演算回路62に供給される。
制御量演算回路62では、撮像信号レベルに応じたアイリス52の開閉度及びAGCアンプ54のゲインが演算される。その後、制御量演算回路62の出力は、アイリス駆動回路63及びD/Aコンバータ64に供給される。アイリス駆動回路63の出力がアイリス52に供給され、アイリス52の開閉度が制御される。また、D/Aコンバータ64によりアナログ信号に変換された出力信号がAGCアンプ54に供給され、AGCアンプ54のゲインが制御される。
図6は、インナーフォーカスレンズ51の構成を示す図である。図6において、インナーフォーカスレンズ51内の1群レンズF1と3群レンズF3は固定とされ、また、2群レンズF2と4群レンズF4は移動可能とされる。なお、2群レンズF2はズームレンズであり、4群レンズF4はフォーカスレンズとされる。ズームレンズと3群レンズF3との間にはアイリス52が配設され、フォーカスレンズとCCD撮像素子53との間には色分解プリズムPが配設される。
従来のビデオカメラ装置においては、Fドロップ現象が生じる場合がある。以下、図7を参照してFドロップ現象の説明をする。図7において、入射光は、1群レンズF1を介し、ズームレンズによりズーミングされる。その後、アイリス52を通過し、3群レンズにより方向が修正された後、フォーカスレンズによりCCD撮像素子53上に結像される。
図7Aには、ズームレンズがワイド端の場合の光束が示される。入射光束dのうち、アイリス52を通過する光束の径は、アイリス52の最大開口径と等しくなっている。このため、通過する光量は、アイリス52の開閉によって決定される。図7Bには、ズームレンズがワイド端とテレ端の中間付近に位置する場合の光束が示される。アイリス52を通過する光量は、図7Aと同様に、アイリス52の開閉によって決定される。図7Cには、ズームレンズがテレ端の場合の光束が示される。図7Cにおいて、アイリス52を通過する光束の径は、アイリス52の最大開口径に比べて小さいものとされる。なお、この通過光束の径は、1群レンズF1のレンズ径により決定される。
Fドロップ現象は、1群レンズF1が原因で発生する光束のケラレ(図7C中のJで示される)により、アイリス52を通過する光束の径がアイリス52の最大開口径よりも小さくなり、従って、アイリス52を開閉しても通過する光量を変化することができない現象のことである。
図8には、従来のビデオカメラ装置における被写体の明るさによるアイリスのゲインカーブA及びAGCアンプのゲインカーブBが示される。なお、横方向は被写体の光量が、縦方向はゲインの大小が軸とされる。これらのゲインカーブは、被写体の明るさをQ、アイリスのゲインをR、AGCアンプのゲインをS、CCD撮像素子の光電変換率をT、検波回路の出力をUとすると、
Q×R×S×T=U・・・(i)
により求められる。
Q×R×S×T=U・・・(i)
により求められる。
式(i)において、被写体の明るさが露光制御範囲内である場合、検波回路の出力は一定となる。しかしながら、インナーフォーカスレンズ51のズームレンズによるFドロップ現象が生じると、図8に示されるように、ワイド端でのアイリスのゲイン(位置Cで示される)とテレ端でのアイリスのゲイン(位置Dで示される)との差(Fドロップ量F)であるアイリス不感帯(Eで示される)を生じてしまい、アイリスを開閉しても明るさが変化しなくなる。また、アイリス不感帯Eで式(i)が成立しなくなってしまい、その結果、アイリスの応答性が悪くなってしまう。さらに、アイリスとAGCアンプの制御の切り換わり(位置Gで示される)に不自然さを生じてしまう。上述の説明は、実際のアイリスのゲインをVとすると、
Q×V×S×T≠U・・・ (ii)
の関係とされ、また、Fドロップ量Fに相当するゲインをWとすると、
式(i)のR−W=V・・・ (iii)
と示される。
Q×V×S×T≠U・・・ (ii)
の関係とされ、また、Fドロップ量Fに相当するゲインをWとすると、
式(i)のR−W=V・・・ (iii)
と示される。
このFドロップ現象を解消するためには、1群レンズの径を大きくする必要がある。しかしながら、1群レンズを大きくすると、レンズ自体が大型化及び重量化してしまい、ビデオカメラ装置の小型化及び軽量化に相反してしまうと共にコストアップしてしまう。
また、上述のようなビデオカメラ装置の場合、撮像信号レベルに応じて、アイリスの開閉度及びAGCアンプのゲインを制御する露光制御回路では、上記のFドロップ量が大きい程、アイリスの開閉度を変化させても得られる撮像信号レベル変化がない領域が発生してしまう。このため、アイリスの応答性及びアイリスとAGCアンプの切り換わりに不自然さを生じてしまい、自動露光制御回路としての性能が著しく低下してしまう。
したがって、この発明の目的は、アイリスの不感帯をなくして、自然な露光制御を行うことが可能なビデオカメラ装置を提供することである。
この発明は、撮像光量を制御するアイリス手段と、
アイリスを駆動するアイリス駆動手段と、
撮像信号レベルを可変する為の撮像信号レベル可変手段と、
撮像信号レベルを検出する為の撮像信号レベル検出手段と、
アイリス駆動手段と撮像信号レベル可変手段のそれぞれの制御量を撮像信号レベル検出手段の出力に応じて演算する制御量演算手段と、
ズームレンズの位置を検出する為のズームレンズ位置検出手段とからなり、
制御量演算手段は、さらにズームレンズ位置検出手段の出力に応じて、アイリス駆動手段の制御量をアイリス不感帯において制限することを特徴とするビデオカメラである。
アイリスを駆動するアイリス駆動手段と、
撮像信号レベルを可変する為の撮像信号レベル可変手段と、
撮像信号レベルを検出する為の撮像信号レベル検出手段と、
アイリス駆動手段と撮像信号レベル可変手段のそれぞれの制御量を撮像信号レベル検出手段の出力に応じて演算する制御量演算手段と、
ズームレンズの位置を検出する為のズームレンズ位置検出手段とからなり、
制御量演算手段は、さらにズームレンズ位置検出手段の出力に応じて、アイリス駆動手段の制御量をアイリス不感帯において制限することを特徴とするビデオカメラである。
AGCアンプでアイリスの不感帯に相当するゲインを補正することによって、ズームレンズのFドロップにより生じるアイリスの不感帯を除去する。
この発明に依れば、アイリスの不感帯に相当するゲインを補正することによって、アイリスの不感帯を除去する。従って、アイリスの不感帯に相当するゲインを補正することによって、アイリスの制御を制限することができる。このため、ビデオカメラ装置の自然な露光制御が可能になる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1には、この発明が適用されたビデオカメラ装置の回路ブロック図が示される。図1において、インナーフォーカスレンズ1から入射された被写体像は、アイリス2を介してCCD撮像素子3の受光面に結像される。アイリス2の開閉は、後述するアイリス駆動回路の出力により制御される。
CCD撮像素子3の出力信号は、AGCアンプ4に供給される。AGCアンプ4のゲインは、後述するD/Aコンバータの出力信号に応じて制御される。AGCアンプ4の出力信号は、A/Dコンバータ5によりアナログ信号からディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、信号処理回路6及び検波回路7に供給される。信号処理回路6では、供給されたディジタル信号に対して所定の信号処理が行われ、出力端子8から出力される。
検波回路7において、ディジタル信号は、検波された後にコンパレータ9に供給される。コンパレータ9には、レファレンスレベル設定回路10が接続され、これにより、レファレンスレベルが設定される。コンパレータ9の出力信号は、ループフィルタ11を介して、制御量演算回路12に供給される。
また、ズームレンズ位置検出回路15は、インナーフォーカスレンズ1中のズームレンズの移動量を検出し、ROM16にその検出移動量を供給する。なお、ROM16には、図2に示すようなズームレンズの移動量に対応したFドロップ量Fが蓄えられる。なお、図2において、横方向はズームレンズの位置が、縦方向はFドロップ量が軸とされる。ROM16から制御量演算回路12にズームレンズの移動量に対応したFドロップ量Fが供給される。
制御量演算回路12では、ループフィルタ11及びROM16からの出力に基づいて、アイリス2の開閉度及びAGCアンプ4のゲインが演算される。その後、制御量演算回路12の出力は、アイリス駆動回路13及びD/Aコンバータ14に供給される。
アイリス駆動回路13の出力がアイリス2に供給され、アイリス2の開閉度が制御される。また、D/Aコンバータ14でアナログ信号に変換された出力信号がAGCアンプ4に供給され、AGCアンプ4のゲインが制御される。
図3には、この発明によるビデオカメラ装置における被写体の明るさによるアイリスのゲインカーブAと、AGCアンプのゲインカーブB及びB'が示される。なお、横方向は被写体の光量が、縦方向はゲインの大小が軸とされる。これらのゲインカーブは、
Q×V×(S+W)×T=U・・・(iv)
と示される。
Q×V×(S+W)×T=U・・・(iv)
と示される。
ここで、式(ii)と式(iv)を比較してみると、式(ii)の第3項は単に「S」であるが、式(iv)の第3項は「(S+W)」とされている。このように、AGCアンプのゲインにFドロップ量Fに相当するゲイン「W」を加えることにより、AGCアンプのゲインカーブBは、点線で示されるゲインカーブB'のように補正される。これにより、アイリスの不感帯Eに相当するゲインが補正されることになり、アイリスの不感帯Eを除去することが可能になる。言い換えると、アイリスの不感帯Eに相当するゲインが補正されることによって、アイリスの不感帯Eにおいてアイリスの制御を制限することが可能になる。
図4には、上述のズームレンズ位置検出回路15の一例が示される。図4において、ズームレンズ位置検出回路15は、可変抵抗器15A及びA/D変換器15Bからなる。なお、可変抵抗器15Aのアームがズームレンズ1A及びA/D変換器15Bに接続される。また、可変抵抗器15Aの両端の電極は、固定バイアスとされ、ズームレンズ1Aの移動に対応して、可変抵抗15Aとアームの可変接点の電圧が変化する。この電圧の変化量がA/D変換器15Bでディジタル値とされる。A/D変換器15Bからのディジタル値は、ズーム位置を示す信号としてROM16に供給される。
なお、この発明の一実施の形態では、レンズとしてインナーフォーカスレンズが用いられたが、これに限定されるものではない。また、この発明は、スチル撮影用のカメラ等にも適用可能である。
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
2 アイリス
4 AGCアンプ
7 検波回路
13 アイリス駆動回路
15 ズームレンズ位置検出回路
16 ROM
4 AGCアンプ
7 検波回路
13 アイリス駆動回路
15 ズームレンズ位置検出回路
16 ROM
Claims (1)
- 撮像光量を制御するアイリス手段と、
上記アイリスを駆動するアイリス駆動手段と、
撮像信号レベルを可変する為の撮像信号レベル可変手段と、
上記撮像信号レベルを検出する為の撮像信号レベル検出手段と、
上記アイリス駆動手段と上記撮像信号レベル可変手段のそれぞれの制御量を上記撮像信号レベル検出手段の出力に応じて演算する制御量演算手段と、
ズームレンズの位置を検出する為のズームレンズ位置検出手段とからなり、
上記制御量演算手段は、さらに上記ズームレンズ位置検出手段の出力に応じて、上記アイリス駆動手段の制御量をアイリス不感帯において制限することを特徴とするビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333135A JP2004080817A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | ビデオカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333135A JP2004080817A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | ビデオカメラ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002362087A Division JP2003204479A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | ビデオカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004080817A true JP2004080817A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32025835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003333135A Withdrawn JP2004080817A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | ビデオカメラ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004080817A (ja) |
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2003
- 2003-09-25 JP JP2003333135A patent/JP2004080817A/ja not_active Withdrawn
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050525 |