JP2004080177A - 映像品質評価装置、映像品質評価方法、映像品質評価プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

映像品質評価装置、映像品質評価方法、映像品質評価プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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岡本 淳
Rei Takahashi
高橋 玲
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Abstract

【課題】本発明は、映像の主観品質を統一的に決定できるようにする新たな映像品質評価技術の提供を目的とする。
【解決手段】評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量や、評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量とその劣化映像信号の劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、評価対象となる劣化映像信号についての推定主観品質を算出すると、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報(視線情報や補正式の情報)を使って、その算出した推定主観品質を補正することにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を推定するという構成を採る。これにより、評価対象となる劣化映像信号の主観品質を統一的に決定できるようになる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号の物理的特徴量の測定から人間が映像を見たときに感ずる主観品質を推定することで映像品質を評価する映像品質評価装置及びその方法と、その映像品質評価方法の実現に用いられる映像品質評価プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
評価対象系(例えばコーデックなど)から出力される映像の品質の評価を具体例にして説明するならば、従来、映像品質を評価する方法として、評価対象系への入力映像の持つ物理的特徴量と評価対象系からの出力映像の持つ物理的特徴量との差分から劣化の程度を判断する客観品質評価法や、評価対象系からの出力映像の持つ物理的特徴量のみから求められる劣化量に基づいて劣化の程度を判断する客観品質評価法が用いられている。
【0003】
しかるに、人間が映像を見たときに感ずる映像の主観品質は、入力映像の性質に依存するため、上述のようにして求められる劣化量の程度が同じ場合でも、結果として判断される主観品質は異なる場合が多い。
【0004】
例えば、入力映像のうち人間が注視する部分に生じた劣化は、そうでない部分に生じた劣化に比べて、物理的に同じ劣化量であっても主観品質に与える影響は大きい。
【0005】
そこで、従来では、映像の主観品質を求める場合には、人間がその映像を実際に見て、その品質を評価するという主観評価試験を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術のように、人間が映像を実際に見て、その品質を評価するという主観評価試験を行っていると、その映像を見る人間の感覚により映像の主観品質が決定されることになることから、映像の主観品質を統一的(客観的)に決定できないという問題がある。
【0007】
すなわち、従来技術に従っていると、映像の主観品質を統一的に決定することができないことで、映像の主観品質を高精度に決定することができないという問題がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、映像の主観品質を統一的に決定できるようにする新たな映像品質評価技術の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の映像品質評価装置は、映像信号の主観品質を推定することで映像品質を評価することを実現するために、▲1▼評価対象となる劣化映像信号を入力する入力手段と、▲2▼入力手段の入力した劣化映像信号の持つ物理的特徴量から、あるいは、その物理的特徴量とその劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、その劣化映像信号についての推定主観品質を算出する算出手段と、▲3▼算出手段の算出した推定主観品質と、入力手段の入力した劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報とに基づいて、その劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定する推定手段とを備えるように構成する。
【0010】
以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供することができる。
【0011】
このように構成される本発明の映像品質評価装置では、評価対象となる劣化映像信号を入力すると、その劣化映像信号の持つ物理的特徴量から、その劣化映像信号についての推定主観品質を算出したり、その劣化映像信号の持つ物理的特徴量とその劣化映像信号の劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、それらの物理的特徴量やそれらの物理的特徴量の差分値などに基づいて、その劣化映像信号についての推定主観品質を算出する。
【0012】
そして、その算出した推定主観品質と、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報とに基づいて、その劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定する。
【0013】
例えば、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報として、人間が映像を見たときの視線情報を用いる場合には、例えば、視線軌跡の近傍領域で大きな値を示し、これから遠ざかるに従って小さな値を示す重み付け係数を使って、算出した推定主観品質を補正することにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を推定する。
【0014】
また、例えば、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報として、人間が映像を見たときの評価実験結果に基づいて決定される推定主観品質についての補正式を用いる場合には、その補正式を使って、算出した推定主観品質を補正することにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を推定する。
【0015】
このようにして、本発明では、評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量や、評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量とその劣化映像信号の劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、評価対象となる劣化映像信号についての推定主観品質を算出すると、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報を使って、その算出した推定主観品質を補正することにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を推定するという構成を採ることから、評価対象となる劣化映像信号の主観品質を統一的に決定できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1に、本発明を具備する映像品質評価システム1の一実施形態例を図示する。
【0018】
この実施形態例に従う場合には、本発明の映像品質評価システム1は、入力映像データベース(入力映像DB)10と、視線情報データベース(視線情報DB)11と、信号送出部12と、評価対象系13と、推定主観品質算出部14と、視線情報検索部15と、重み付け部16とを備える。
【0019】
この入力映像データベース10は、劣化していない入力映像信号を蓄える。
【0020】
視線情報データベース11は、入力映像データベース10に蓄えられている入力映像信号のIDに対応付けて、各入力映像に対して予め行った実験により得られた視線情報(ある人が実際にその入力映像を見たときの視線情報で、フレーム毎に得られている)を蓄える。
【0021】
信号送出部12は、入力映像データベース10から入力映像信号を読み出して評価対象系13に送出する。
【0022】
評価対象系13は、評価対象となるコーデックなどで構成されて、入力映像信号が入力されると、それに対して規定の処理を行うことで劣化映像信号を出力する。
【0023】
推定主観品質算出部14は、評価対象系13の出力する劣化映像信号を入力として、その劣化映像信号についての推定主観品質を算出する。
【0024】
視線情報検索部15は、信号送出部12から与えられる入力映像信号のID(評価対象系13へ入力された入力映像信号のID)をキーにして視線情報データベース11を検索することで、評価対象系13へ入力された入力映像信号に対応付けられる視線情報を検索する。
【0025】
重み付け部16は、推定主観品質算出部14の算出した推定主観品質を、視線情報検索部15が検索した視線情報に基づいて重み付けすることにより、最終的な推定主観品質を算出して出力する。
【0026】
次に、このように構成される本発明の映像品質評価システム1の動作について詳細に説明する。
【0027】
信号送出部12は、映像品質評価者などから入力映像信号のIDを指定して評価要求が発行されると、そのIDを入力映像データベース10に渡すことで、入力映像データベース10からそのIDの指す入力映像信号を読み出して、それを評価対象系13に送出するとともに、そのIDを視線情報検索部15に渡す。
【0028】
この入力映像信号の送出を受けて、評価対象系13は、信号送出部12から入力される劣化していない入力映像信号に対して符号化等の処理を施し、この処理により劣化した映像信号を推定主観品質算出部14に出力する。
【0029】
これを受けて、推定主観品質算出部14は、評価対象系13から入力される劣化映像信号の劣化量を導出し、それに対して規定の関数変換処理などを施すことにより推定主観品質を算出して、それを重み付け部16に渡す。
【0030】
一方、信号送出部12からの入力映像信号のIDの送出を受けて、視線情報検索部15は、その入力映像信号のIDをキーにして視線情報データベース11を検索することで、評価対象系13へ入力された入力映像信号に対応付けられる視線情報を検索して、それを重み付け部16に渡す。
【0031】
このようにして、推定主観品質算出部14により算出された推定主観品質と、視線情報検索部15により検索された視線情報とが与えられると、重み付け部16は、その算出された推定主観品質をその視線情報に基づいて補正することで、評価対象系13から入力された劣化映像信号についての最終的な主観品質を算出して出力する。
【0032】
上述したように、推定主観品質算出部14では、評価対象系13から入力される劣化映像信号の劣化量を導出し、それに対して規定の関数変換処理などを施すことにより推定主観品質を算出する処理を行う。
【0033】
このとき使用する劣化量導出のアルゴリズムとしては、例えば、米国ANSIが規定する映像品質客観評価尺度(ANSI T1.801.03−1996,”Digital Transport of One−Way Video signals−Parameters for Objective Performance Assessment”)に規定されている、フレーム間の劣化量を示す動き電力やフレーム内での劣化量を示すエッジ電力等の一部あるいは全部を用いることができる。
【0034】
本実施形態例では、この劣化量として、ブロック単位で導出したブロック毎の動き電力(M)やエッジ電力(E)を用いる。なお、動き電力(M)については、評価対象系13から入力された劣化映像信号のみから求めるものを使うものとする。
【0035】
また、このようにして導出した劣化量に基づいて算出することになる推定主観品質の算出アルゴリズムとしては、様々なものを用いることが可能であるので、本実施形態例では、
XQij=F(Mij,Eij)
但し、i,jはフレーム内のブロック単位のx方向、y方向の位置
という算出式に従って、導出したブロック単位の劣化量からブロック毎の推定主観品質XQijを算出するものとする。
【0036】
ここで、この関数Fについては、あらかじめ主観評価実験により主観品質特性に対応するようにと求めておくことになる。
【0037】
また、上述したように、視線情報データベース11には、入力映像データベース10に蓄えられている入力映像信号のIDに対応付けて、各入力映像に対して予め行った実験により得られたフレーム毎の視線情報が蓄えられている。
【0038】
すなわち、視線情報データベース11には、推定主観品質の算出という客観評価に先立って、各入力映像(入力映像そのものでも、あるいは入力映像に圧縮処理等を施した映像でも可)を被験者に提示し、その視線軌跡を視線追跡装置を用いて記録することにより作成されたフレーム毎の視線情報が蓄えられているのである。
【0039】
次に、重み付け部16により実行される最終的な主観品質の算出処理について説明する。
【0040】
重み付け部16は、推定主観品質算出部14により算出された推定主観品質XQijを、視線情報検索部15により検索された視線情報(その推定主観品質XQijの算出対象となったフレームの視線情報)に基づいて補正することで、評価対象系13から入力された劣化映像信号についての最終的な主観品質を算出して出力する。
【0041】
例えば、図2に示すように、フレーム毎に、視線軌跡の近傍領域では大きく、これから遠ざかるに従って小さくなるような視線重み付け関数W(i,j)を定義して、この視線重み付け関数W(i,j)を使って、ブロック毎の補正推定主観品質YQijを、
YQij=W(i,j)×XQij
という算出式に従って算出する。
【0042】
そして、この算出した補正推定主観品質YQijについて、
Q=Σ1 Σ2 YQij
但し、Σ1 は映像フレーム内のx方向についての和
Σ2 は映像フレーム内のy方向についての和
というように全ブロックの総和を算出することにより、1フレームについての最終的な推定主観品質を算出する。
【0043】
ここで、視線重み付け関数W(i,j)については、あらかじめ主観評価実験により主観品質特性に対応するようにと求めておくことになる。
【0044】
このようにして、本実施形態例では、客観的に算出されることになる推定主観品質を算出すると、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号(入力映像信号)について先見的に得られている主観的情報である視線情報を使って、その算出した推定主観品質を補正することにより最終的な推定主観品質を算出することから、評価対象となる劣化映像信号の主観品質を統一的に決定できるようになる。
【0045】
なお、視線重み付け関数W(i,j)については、フレーム単位の視線位置による重み付け係数を想定しているが、より詳細に視線追跡が行える場合には、視線位置とともに、視線が滞留している時間を考慮して視線重み付け関数W(i,j)を導出するようにしてもよい。
【0046】
図3に、本実施形態例に従う場合に、本発明の映像品質評価システム1が実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0047】
この処理フローに従う場合には、本発明の映像品質評価システム1は、映像品質評価者などから入力映像信号のIDを指定して評価要求が発行されると、先ず最初に、ステップ10で、入力映像データベース10から、その入力映像信号IDの指す入力映像信号を読み出す。
【0048】
続いて、ステップ11で、視線情報データベース11から、その入力映像信号IDの指す視線情報を取得する。続いて、ステップ12で、読み出した入力映像信号を評価対象系13に入力することで、評価対象となる劣化映像信号を得る。
【0049】
続いて、ステップ13で、評価対象となる劣化映像信号の全フレームについて処理したのか否かを判断して、全フレームについて処理していないことを判断するときには、ステップ14に進んで、フレームの順番に従って、未処理のフレームを1つ選択する。
【0050】
続いて、ステップ15で、その選択したフレームの劣化量を導出し、それに基づいて、そのフレームについての推定主観品質を算出する。続いて、ステップ16で、ステップ11で取得した視線情報の中から、選択したフレームに対応付けられる視線情報を抽出する。
【0051】
続いて、ステップ17で、その抽出した視線情報に基づき、上述したアルゴリズムに従って、算出した推定主観品質を補正することにより、選択したフレームについての最終的な推定主観品質を算出してから、ステップ13に戻る。
【0052】
そして、ステップ13〜ステップ17の処理を繰り返していくことで、ステップ13で、評価対象となる劣化映像信号の全フレームについて処理したことを判断するときには、ステップ18に進んで、算出したフレーム毎の最終的な推定主観品質から、それらの平均値を算出することなどにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を算出して、それを出力する。
【0053】
なお、この処理フローでは、フレーム毎の最終的な推定主観品質から、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を算出するように処理したが、フレーム毎の最終的な推定主観品質の時系列データを主観品質として、そのまま出力するようにしてもよい。
【0054】
次に、本発明の他の実施形態例について説明する。
【0055】
図4に、本発明を具備する映像品質評価システム2の他の実施形態例を図示する。
【0056】
この実施形態例に従う場合には、本発明の映像品質評価システム2は、入力映像データベース(入力映像DB)20と、補正式データベース(補正式DB)21と、信号送出部22と、評価対象系23と、一次推定主観品質算出部24と、補正式検索部25と、補正部26とを備える。
【0057】
この入力映像データベース20は、劣化していない入力映像信号を蓄える。
【0058】
補正式データベース21は、入力映像データベース20に蓄えられている入力映像信号のIDに対応付けて、各入力映像に対して予め行った実験により得られた補正式を蓄える。
【0059】
信号送出部22は、入力映像データベース20から入力映像信号を読み出して評価対象系23に送出する。
【0060】
評価対象系23は、評価対象となるコーデックなどで構成されて、入力映像信号が入力されると、それに対して規定の処理を行うことで劣化映像信号を出力する。
【0061】
一次推定主観品質算出部24は、評価対象系23の出力する劣化映像信号を入力として、その劣化映像信号についての一次推定主観品質を算出する。
【0062】
補正式検索部25は、信号送出部22から与えられる入力映像信号のID(評価対象系23へ入力された入力映像信号のID)をキーにして補正式データベース21を検索することで、評価対象系23へ入力された入力映像信号に対応付けられる補正式を検索する。
【0063】
補正部26は、一次推定主観品質算出部24の算出した一次推定主観品質を、補正式検索部25が検索した補正式に基づいて補正することにより、最終的な推定主観品質を算出して出力する。
【0064】
次に、このように構成される本発明の映像品質評価システム2の動作について詳細に説明する。
【0065】
信号送出部22は、映像品質評価者などから入力映像信号のIDを指定して評価要求が発行されると、そのIDを入力映像データベース20に渡すことで、入力映像データベース20からそのIDの指す入力映像信号を読み出して、それを評価対象系23に送出するとともに、そのIDを補正式検索部25に渡す。
【0066】
この入力映像信号の送出を受けて、評価対象系23は、信号送出部22から入力される劣化していない入力映像信号に対して符号化等の処理を施し、この処理により劣化した映像信号を一次推定主観品質算出部24に出力する。
【0067】
この評価対象系23から入力される劣化映像信号と、その劣化する前の映像信号である入力映像信号(評価対象系23へ入力された入力映像信号)とを受けて、一次推定主観品質算出部24は、評価対象系23から入力される劣化映像信号の劣化量を導出し、それを使って一次推定主観品質を算出して、それを補正部26に渡す。
【0068】
一方、信号送出部22からの入力映像信号のIDの送出を受けて、補正式検索部25は、その入力映像信号のIDをキーにして補正式データベース21を検索することで、評価対象系23へ入力された入力映像信号に対応付けられる補正式を検索して、それを補正部26に渡す。
【0069】
このようにして、推定主観品質算出部24により算出された一次推定主観品質と、補正式検索部25により検索された補正式とが与えられると、補正部26は、その算出された一次推定主観品質をその補正式に基づいて補正することで、評価対象系23から入力された劣化映像信号についての最終的な主観品質を算出して出力する。
【0070】
上述したように、一次推定主観品質算出部24では、評価対象系23から入力される劣化映像信号の劣化量を導出し、それを使って一次推定主観品質を算出する処理を行う。
【0071】
このとき使用する劣化量導出のアルゴリズムとしては、例えば、米国ANSIが規定する映像品質客観評価尺度(ANSI T1.801.03−1996,”Digital Transport of One−Way Video signals−Parameters for Objective Performance Assessment”)に規定されている、フレーム間の劣化量を示す動き電力やフレーム内での劣化量を示すエッジ電力等の一部あるいは全部を用いることができる。
【0072】
本実施形態例では、この劣化量として、このフレーム間の劣化量を示す動き電力(M)やフレーム内での劣化量を示すエッジ電力(E)を用いる。なお、動き電力(M)については、評価対象系23に入力される入力映像信号と評価対象系23から出力される劣化映像信号との差分信号から、その劣化映像信号の劣化の程度を定量化したものを使うものとする。
【0073】
また、このようにして導出した劣化量に基づいて算出することになる一次推定主観品質SQの算出アルゴリズムとしては、様々なものを用いることが可能であるので、本実施形態例では、
SQ=F(M,E)
という算出式に従って、映像の絵柄に依存しない一次推定主観品質SQを算出するものとする。
【0074】
ここで、この関数Fについては、あらかじめ主観評価実験により主観品質特性に対応するようにと求めておくことになる。
【0075】
また、上述したように、補正式データベース21には、入力映像データベース10に蓄えられている入力映像信号のIDに対応付けて、各入力映像に対して予め行った実験により得られた補正式の情報が蓄えられている。
【0076】
すなわち、補正式データベース21には、一次推定主観品質の算出という客観評価に先立って、各入力映像を用いた主観・客観評価実験(例えば、符号化ビットレートをパラメータとした評価実験)を行い、入力映像毎に異なる両者の対応関係を補正する図5に示すような補正式の情報が蓄えられている。
【0077】
例えば、暗めで動きの小さい映像と、明るめで動きの大きい映像とでは、同じ一次推定主観品質が与えられている場合でも、被験者が感ずる主観品質は異なるものとなるので、本実施形態例に従う場合には、各入力映像を用いた主観・客観評価実験によりそれを補正する補正式を求めておいて、その補正式の情報を補正式データベース21に登録しておくのである。
【0078】
このとき登録される補正式としては、入力映像信号の全フレームで同一となる必要はなく、例えば、この間のフレームについてはこういう補正式というような形で登録されてもよい。
【0079】
次に、補正部26により実行される最終的な主観品質の算出処理について説明する。
【0080】
補正部26は、一次推定主観品質算出部24により算出された一次推定主観品質SQを、補正式検索部25により検索された補正式を使い、例えば、
Q=αx ×SQ+βx
というように補正することで、評価対象系23から入力された劣化映像信号についての最終的な主観品質Qを算出して出力する。
【0081】
ここで、補正式の係数αx,βx(入力映像信号に対応付けて定義されることもあるし、入力映像信号中のフレームに対応付けて定義されることもある)については、あらかじめ主観評価実験により最適な係数を導出しておくことになる。
【0082】
図6に、本実施形態例に従う場合に、本発明の映像品質評価システム2が実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0083】
この処理フローに従う場合には、本発明の映像品質評価システム2は、映像品質評価者などから入力映像信号のIDを指定して評価要求が発行されると、先ず最初に、ステップ20で、入力映像データベース20から、その入力映像信号IDの指す入力映像信号を読み出す。
【0084】
続いて、ステップ21で、補正式データベース21から、その入力映像信号IDの指す補正式の情報を取得する。続いて、ステップ22で、読み出した入力映像信号を評価対象系23に入力することで、評価対象となる劣化映像信号を得る。
【0085】
続いて、ステップ23で、評価対象となる劣化映像信号の全フレームについて処理したのか否かを判断して、全フレームについて処理していないことを判断するときには、ステップ24に進んで、フレームの順番に従って、未処理のフレームを1つ選択する。
【0086】
続いて、ステップ25で、その選択したフレームの劣化量を導出し、それに基づいて、そのフレームについての一次推定主観品質を算出する。続いて、ステップ26で、ステップ21で取得した補正式の情報の中から、選択したフレームに対応付けられる補正式の情報を抽出する。
【0087】
続いて、ステップ27で、その抽出した補正式に従って、算出した一次推定主観品質を補正することにより、選択したフレームについての最終的な推定主観品質を算出してから、ステップ23に戻る。
【0088】
そして、ステップ23〜ステップ27の処理を繰り返していくことで、ステップ23で、評価対象となる劣化映像信号の全フレームについて処理したことを判断するときには、ステップ28に進んで、補正したフレーム毎の一次推定主観品質から、それらの平均値を算出することなどにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を算出して、それを出力する。
【0089】
なお、この処理フローでは、フレーム毎の補正した一次推定主観品質から、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を算出するようにしたが、フレーム毎の補正した最終的な推定主観品質の時系列データを主観品質として、そのまま出力するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量や、評価対象となる劣化映像信号の持つ物理的特徴量とその劣化映像信号の劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、評価対象となる劣化映像信号についての推定主観品質を算出すると、評価対象となる劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報を使って、その算出した推定主観品質を補正することにより、評価対象となる劣化映像信号についての主観品質を推定するという構成を採ることから、評価対象となる劣化映像信号の主観品質を統一的に決定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】視線重み付け関数の説明図である。
【図3】本発明の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図4】本発明の他の実施形態例である。
【図5】補正式の説明図である。
【図6】本発明の実行する処理フローの他の実施形態例である。
【符号の説明】
1  映像品質評価システム
2  映像品質評価システム
10 入力映像データベース
11 視線情報データベース
12 信号送出部
13 評価対象系
14 推定主観品質算出部
15 視線情報検索部
16 重み付け部
20 入力映像データベース
21 補正式データベース
22 信号送出部
23 評価対象系
24 一次推定主観品質算出部
25 補正式検索部
26 補正部

Claims (10)

  1. 映像信号の主観品質を推定することで映像品質を評価する映像品質評価装置であって、
    評価対象となる劣化映像信号を入力する手段と、
    上記劣化映像信号の持つ物理的特徴量から、あるいは、その物理的特徴量とその劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、上記劣化映像信号についての推定主観品質を算出する手段と、
    上記推定主観品質と、上記劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報とに基づいて、上記劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定する手段とを備えることを、
    特徴とする映像品質評価装置。
  2. 請求項1記載の映像品質評価装置において、
    上記推定する手段は、上記主観的情報として、人間が映像を見たときの視線情報を用いることを、
    特徴とする映像品質評価装置。
  3. 請求項2記載の映像品質評価装置において、
    上記推定する手段は、視線軌跡の近傍領域で大きな値を示し、これから遠ざかるに従って小さな値を示す重み付け係数を使って、上記推定主観品質を補正することにより、上記劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定することを、
    特徴とする映像品質評価装置。
  4. 請求項1記載の映像品質評価装置において、
    上記推定する手段は、上記主観的情報として、人間が映像を見たときの評価実験結果に基づいて決定される上記推定主観品質についての補正式を用いることを、
    特徴とする映像品質評価装置。
  5. 映像信号の主観品質を推定することで映像品質を評価する映像品質評価方法であって、
    評価対象となる劣化映像信号を入力する過程と、
    上記劣化映像信号の持つ物理的特徴量から、あるいは、その物理的特徴量とその劣化前の映像信号の持つ物理的特徴量とから、上記劣化映像信号についての推定主観品質を算出する過程と、
    上記推定主観品質と、上記劣化映像信号の劣化前の映像信号について先見的に得られている主観的情報とに基づいて、上記劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定する過程とを備えることを、
    特徴とする映像品質評価方法。
  6. 請求項5記載の映像品質評価方法において、
    上記推定する過程では、上記主観的情報として、人間が映像を見たときの視線情報を用いることを、
    特徴とする映像品質評価方法。
  7. 請求項6記載の映像品質評価方法において、
    上記推定する過程では、視線軌跡の近傍領域で大きな値を示し、これから遠ざかるに従って小さな値を示す重み付け係数を使って、上記推定主観品質を補正することにより、上記劣化映像信号についての最終的な主観品質を推定することを、
    特徴とする映像品質評価方法。
  8. 請求項5記載の映像品質評価方法において、
    上記推定する過程では、上記主観的情報として、人間が映像を見たときの評価実験結果に基づいて決定される上記推定主観品質についての補正式を用いることを、
    特徴とする映像品質評価方法。
  9. 請求項5ないし8のいずれか1項に記載の映像品質評価方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための映像品質評価プログラム。
  10. 請求項5ないし8のいずれか1項に記載の映像品質評価方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための映像品質評価プログラムを記録した記録媒体。
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