JP2004080084A - 無線lan情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯情報端末を所有する利用者が、無線LANを通じてシンクロサーバーより目的先の情報を事前に入手することを可能とする無線LAN情報配信システムを提供することを課題とする。
【解決手段】携帯情報端末に無線LANを介して無線LANサーバーから情報が送られる無線LAN情報配信システムにおいて、前記携帯情報端末所有の利用者が目的先を指定することによって、利用者の状況や要求に応じた目的先に関係する情報を他のサーバーへアクセスして取得し、前記利用者の指定した目的先に即した情報を抽出して前記利用者の携帯情報端末に配信するシンクロサーバーを備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムであるとする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、携帯情報端末を所有する利用者に対して無線LANを通じて無線LANサーバーより情報を配信する無線LAN情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯情報端末の一種であるPDA<Personal Digital(Data) Assistants>は一般には手のひらに収まるサイズの、バッテリで駆動する電子機器で、液晶ディスプレイ、ペン入力機能などを備えた特殊化されたコンピュータ装置である。また、画像表示可能な多機能な携帯電話も携帯情報端末の一種といえる。
【0003】
携帯パソコン(ポータブルパーソナルコンピュータ)は小型軽量化が進んでいる。しかし小型軽量化され、鞄に入れて持ち運びが可能であるといっても、パソコンとしてフル機能を有する携帯パソコンはポケットや鞄に入れて常時持ち運びするには大きいし、重たすぎる。これに対して一般に携帯情報端末は手のひらサイズであるために、ポケットPCとしての利用が可能である。とくに最近では、無線LANと結び付けることによって、その利用範囲を広げている。例えば、食堂におけるメニューの注文システムである。このシステムは、客からの注文をペンで携帯情報端末に打ち込むと、その注文内容が無線LANを通じてサーバーに入力されるというものである。
【0004】
大がかりなシステムとしては、無線LANとインターネット(専用回線も可)を結び付けた注文生産システムがある。例えば店頭で自動車に対して車種、ボディーの色、装備品などの注文を携帯情報端末に入力すると、注文は店内の無線LANサーバーに送信され、さらに無線LANサーバーからインターネットを通じて工場の受注エントリサーバーに送信される。工場では受注した自動車の細かな注文内容をもとに注文生産が行われる。このように携帯情報端末と無線LANとを結び付けたシステムの利点は、携帯情報端末が小型軽量であり、しかも配線を必要としないために、現場でデータ入力が行え、なおかつ双方向通信が可能なことである。
【0005】
携帯電話やPHSを使ったメールは、いまや人気のある通信システムとなっている。とくにインターネットに接続することによって、インターネット上で提供している情報を携帯電話やPHSで受信することができる。電車の運行表やタウン情報を携帯電話のディスプレイ上に表示することによって、見知らぬ土地の名店街、ホテル情報、名所旧跡などをガイドブックなしで自由に閲覧できるようになってきている。携帯情報端末の一部にはウェイクオンリング機能(Wake−on Ring<WOR>)があり、電源が切られていてもリモートでスイッチオンにし、スリープモードからの復帰を可能にすることができる。これは、ラジオやテレビなどでサービスしている緊急時のスイッチオン機能と同じものであり、完全に本体の電源が切れる場合(例えば、携帯端末のバッテリ切れやテレビの電源コンセントが抜けている場合)はもちろん使えない。なお、WORはコンピュータの場合、WOL(Wake−on LAN)などとも呼ばれている。それぞれの用語にはニュアンスの違いはあるが、本稿ではWORで統一記述する。
【0006】
WORを携帯情報端末に応用したシステムも実用化の段階を迎えている。例えば、駅の改札口に無線LAN用のアンテナを設置し、携帯情報端末を携帯した利用者が改札口を通過するときに携帯情報端末のWOR機能が働き、自動的に新聞や雑誌の記事を携帯情報端末に送信するシステムなどが提唱されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話は割合広範囲の領域をカバーしているが、その目的は会話によるコミニュケーションにあるために、画面が小さい。最近ではインターネット情報の取得、あるいは電子メールやテレビ電話としての新たな機能が加わっているが、これもコミュニケーションの一環として利用されている。PHSも基本的に携帯電話と同じ目的から生じているために、その機能と性能は携帯電話とほぼ同じものといえる。これに対して携帯情報端末(PDA)は、情報端末として誕生しているために、小型のコンピュータ機能を備えている。また入力装置としての機能も備えていて、ペンによる入力も可能となっている。画面も、手のひらサイズといっても、携帯電話やPHSに比べてかなり大きく、見やすい。大容量のメモリも確保しやすく、小型版の携帯パソコンに近い機能を有している。
【0008】
しかしその反面、携帯電話やPHSに比べて基地局が少なく、電波の届く範囲も狭く、容易にネット接続ができないという問題がある。もちろん電話機につなげれば、インターネットが利用できなくもないが、外出先でそのつどネット接続するのは大変なことである。そこで最近では利用場所と目的を絞った分野に対して、無線LANによるコンピュータ通信を可能とする方法が採られている。従来技術で見てきた食堂や自動車販売店など受注システムで使われるコンピュータ通信は、この無線LANの特殊化された応用例である。
【0009】
インターネットに接続して携帯電話へ情報を配信するシステムは現在一般的になっている。しかし画面の大きさに眼界があるために、情報量も限られている。位置決めによる現在地の地図情報や目的先の地図情報などの提供サービスも行われているが、画面が小さいために、拡大機能などを備えて細かな部分を分かりやすく表示するなどの工夫も行われている。この点、携帯情報端末は画面が大きく、またコンピュータとしての機能も高いために、携帯電話よりもより詳細な情報提供が期待されている。
【0010】
そこで本発明が解決しようとする課題は、携帯情報端末の特徴を生かし、無線LANを用いて携帯情報端末を情報配信管理センターと結び、操作がやさしく、きめ細かな目的先に関する情報を提供するシステムを構築することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の発明が解決しようとする課題を解決するため、本発明では情報配信管理センターにシンクロサーバーを据え付け、個人情報管理データベースと目的先情報となる各種のデータベースを接続し、利用者の携帯情報端末で入力した無線LANより送信されてきた現在地、目的先をもとにその個人に即した情報を選び出して、目的先の事前情報として携帯情報端末に送信するシステムとする。
【0012】
請求項1に記載された発明は、携帯情報端末に無線LANを介して無線LANサーバーから情報が送られる無線LAN情報配信システムにおいて、前記携帯情報端末所有の利用者が目的先を指定することによって、利用者の状況や要求に応じた目的先に関係する情報を他のサーバーへアクセスして取得し、前記利用者の指定した目的先に即した情報を抽出して前記利用者の携帯情報端末に配信するシンクロサーバーを備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0013】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、目的先を鉄道路線図で指定する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0014】
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、前記利用者のスケジュール表より行き先を読み取り、目的先を特定する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0015】
請求項4に記載された発明は、請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、前記シンクロサーバーが、前記利用者所有の携帯情報端末の電波を受信した位置から自動的に現在地を判断する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0016】
請求項5に記載された発明は、請求項3に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、前記利用者のスケジュール表から読み取った情報とその利用者が所属する団体の情報から、利用者の所属する団体にネット接続をして目的先の情報をシンクロサーバーが取得し、前記利用者の携帯情報端末に配信する手段、を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0017】
請求項6に記載された発明は、請求項1に記載の無線LAN情報配信システムを鉄道機関に応用したことを特徴とする無線LAN情報配信システムである。
【0018】
請求項7に記載された発明は、前記携帯情報端末が携帯電話であることを特徴とする請求項1乃至6記載の無線LAN情報配信システムである。
【0019】
請求項8に記載された発明は、前記無線LANサーバーが個人毎の配信管理手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7記載の無線LAN情報配信システムである。
【0020】
本発明の特徴は、利用者の目的先に関する情報を事前に提供することにある。そのためには、現在地と目的先の指定が必要となる(場合によっては現在地は不要)。現在地の指定の仕方にはいくつかの方法がある。もっとも一般的なのはメニュー形式で入力する方法であるが、本発明では鉄道路線図からの入力方法、スケジュール表からの入力方法、および自動的に位置決めなどによる入力方法を採用できる。自動的な位置決めは、無線LANが携帯情報端末の電波を感知した場所(アンテナの位置)を利用者の現在位置と判断する方法である。無線LANの場合には、電波の届く範囲が半径約50メートルの円内であるから、正確な位置情報として捉えることができる。とくに本発明では交通機関を主としたシステムを念頭に置いているために、その位置は高精度で把握できることになる。鉄道路線図による入力方法もこの一環である。もちろん、交通機関でなくても、無線LANの設置してある場所なら現在位置は同様の精度で判定することができる。例えば、大型店舗やコンビニエンスストアといった一般の人がよく利用する場所に無線LANアンテナを設置しておけば、利用者は本発明を有効に活用できることになる。
【0021】
目的先については、鉄道路線図やスケジュール表から読み取る方法がある。とくに鉄道の場合、無線LANを駅ごとに設置してあれば、利用者は乗客者であり、改札口あるいは駅のホームで必要とする情報が取得しやすくなる。
【0022】
本発明のシステムは必要にあわせて目的先に関する情報を提供する。目的としては観光、ショッピング、仕事などがある。例えば、歴史探索を目的とした旅行なら、名所旧跡情報、歴史情報、古地図情報などを目的先情報として提供することになる。
【0023】
あらゆる情報を情報配信管理センターで準備しておくことは不可能である。そこで本システムでは、情報配信管理センターのシンクロサーバーが利用者が所属する団体の情報管理サーバーとオンラインで結び、利用者の要求する情報を利用者の所属する団体の情報管理サーバーから取得して利用者の携帯情報端末に配信する方法も用意する。
【0024】
例えば、出張先の企業情報を取得する場合には、スケジュール表の出張先から企業名を読み取り、利用者の所属する会社の情報管理サーバーと接続し、該会社が保管している企業情報をシンクロサーバーが入手し、利用者の携帯情報端末に送信することになる。もちろん、団体単位にその団体が該団体に所属する利用者に提供する情報を予め情報配信管理センターのデータベースに登録する方法も可能である。いずれにしろ、このようなルートを設けておくことによって、一般の利用の仕方と違った特殊な利用方法が可能となる。
【0025】
なお、利用者が携帯情報端末で情報を取得するためには、無線LANの電波の届く範囲にいなければならない。例えば、これから出かける駅に無線LANが設置されているとすれば、その駅で現在地、目的先、取得情報の種類などを入力してその場で入力することも可能であるが、急ぎの場合などではそのような余裕がないときもある。そのような場合でも、事前に取得希望情報の項目を携帯情報端末(具体的にはスケジュール表)に登録しておけば、無線LANの設置された改札口を通過するときにWOR機能が働き、自動的に取得希望情報の項目(入力項目)が読み取られてシンクロサーバーに送信され、シンクロサーバーが入力項目にそった情報を選択して携帯情報端末に送信し、携帯情報端末のメモリに記録される。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の無線LAN情報配信システムのシステム構成図である。情報配信管理センター1にシンクロサーバー110と配信情報を提供するための各種のデータベースが準備されている。データベースとしては個人情報管理データベース121、地図情報データベース122、観光地情報データベース123、団体別特殊情報管理データベース124などがあり、シンクロサーバーの管理下に置かれている。多種多様な情報を提供するためには、このほか地域別ショッピング情報、観光地別歴史情報、企業情報等をデータベース化した各種のデータベースが必要となる。また利用者が所属する団体に関する特殊な情報を必要とする場合には、直接利用者が所属する団体4の情報管理サーバー410に接続して、該サーバーに接続されたデータベース420(団体固有情報データベース)から情報を引き出すルートも用意しておく。24時間利用者の要求に対応するためには、団体の情報管理サーバーとシンクロサーバーは常時インターネット9接続されている必要がある。ただし、団体固有の情報も団体別特殊情報管理データベース124に予め送信し、登録しておけば、そのつど団体4の情報管理サーバー410に接続する必要はない。
【0027】
一方、利用者の携帯情報端末2とシンクロサーバー110との接続は、無線LAN用のアンテナ310を設置してある無線LAN設置場所3から電波の届く範囲に利用者(正確には携帯情報端末)が入ったとき、WOR機能によって自動的に接続される。アンテナの設置場所は駅の改札口、駅構内、駅のホーム、コンビニエンスストア、店舗の入口などを選べば、利用者が頻繁に利用する場所だけに、本発明のシステムを効率よく活用できる。アンテナは端末(図示略)と接続されていて、携帯情報端末の情報はアンテナを介して端末の送信され、さらに端末とインターネット9接続されているシンクロサーバー110に送信される。またシンクロサーバーからの情報はインターネットを通じて無線LAN設置場所の端末に送られ、さらにアンテナを介して携帯情報端末に送信される。
【0028】
なお以下では話を分かりやすくするために、鉄道を例に説明する。無線LAN用アンテナは、駅の改札口、ホーム、待合い室等、鉄道で最もよく利用される場所に設置すると効果的である。一つのアンテナがカバーできる電波範囲は半径約50メートルであるから、駅の何カ所かにアンテナを設置する。
【0029】
利用者が情報配信システムからのサービスを受けるには最低、現在地と目的先(行き先)が必要となる(経路探索などの特別な場合以外、現在地はなくてもよい)。携帯情報端末に表示される鉄道路線図で指定する場合には、現在の駅から行き先の駅をペンでポイントすればよい。ただし、現在地はシンクロサーバーが携帯情報端末の位置を正確に捉えれることができるから、出発駅は自動的に把握することができる(正確には半径50メートルの誤差があるが、駅の場合、携帯情報端末の電波を捉えたアンテナが設置されている駅が分かることになる)。利用者が現在地(鉄道路線図の場合は駅名)を指定した場合には、指定した現在地が優先的に使われる。このほか利用者が指定する項目は、目的や取得希望情報であるが、取得希望情報も個人情報管理データベースに利用者が登録したデフォルト値を使う方法も可能である。図2は個人情報管理データベースの項目の一例で、氏名、ID(ユーザー識別子)、パスワード、住所、電話、メールアドレス等の通常の個人情報のほか、所属団体、利用目的、取得希望情報などの項目を含めておくと、デフォルト値としてシンクロサーバーが自動的に判断する携帯情報端末情報とすることができる。例えば、予め個人情報管理データベースに
所属団体   利用目的     取得希望情報
====  ======  ===========
(なし)  ショッピング  目的先周辺の名店街情報
(なし)  観光      目的先周辺の観光情報
B社    仕事      訪問先の経路情報
と、複数指定しておき、携帯情報端末から指定する行き先情報を
現在地   目的先  目的  取得希望情報
===   ===  ==  ======
東京駅   仙台駅  観光  (指定しない)
とした場合、携帯情報端末で取得希望情報を指定しなくても、個人情報管理データベースの取得希望情報が使われ、仙台駅周辺の観光情報がシンクロサーバーより自動的に送られてくる。もちろん携帯情報端末で取得希望情報を指定した場合には、その指定した内容が使われる。また上記の例で目的も指定しなかった場合には、個人情報管理データベースの最上行の目的である「ショッピング」が優先的に使われる。従って、目的も取得希望情報も指定しない場合には、仙台駅周辺の名店街情報が携帯情報端末に表示される。
【0030】
経路情報指定の場合には、鉄道の経路と料金が表示される。例えば地下鉄の茅場町を現在地にし、行き先を神保町駅とすると、候補経路がいくつか表示される。仮に第一経路が
時間   料金   □茅場町[出口案内][地図]
3分        ↓ 営団東西線
260円  ○大手町[出口案内][地図]
3分        ↓ 都営三田線
□神保町[出口案内][地図]
のように表示されたとしよう。これは、システムが探索した第一経路は大手町乗り換えで所要時間6分、料金は260円であることを意味する。また目的先である神保町駅周辺の地図が欲しい場合には、[地図]をペンでポイントすれば取得できる。このような表示形態は最近の経路探索では一般化しているので目新しくないが、本発明の場合、携帯情報端末に表示された内容はそのままメモリに記録されるので、急ぎのときには必要情報のみを取り合えず取得し、電車の中でゆっくりと参照することができる。
【0031】
もう一つの行き先情報(目的先や目的などの情報)を指定する方法として、携帯情報端末に添え付けのスケジューラを使う方法がある。予めスケジュール表に登録した目的先を次々に指定していくことによって、経路上の観光案内(目的が観光の場合)を連続して取得することが可能である。この場合、シンクロサーバーは目的先を指定した一つ前の目的先が現在地となる。
【0032】
以上は、無線LANの電波の届く範囲で操作しなければならない。しかし現在地、目的先などを路線図やスケジューラを使うことによって、効率的な指定ができ、操作時間はそれほど掛からない。
【0033】
一方、WOR機能を使う方法もある。この方法では、予め行き先情報をスケジューラに登録しておき、自動入手にしておけば、無線LANの電波範囲に入った時点で携帯情報端末のスイッチが入り、スケジューラから目的先情報が読み取られてシンクロサーバーに送られ、その利用者の目的に合わせた情報が対応するデータベースから読み取られ、携帯情報端末に送信され、保存される。情報量はある程度限定される場合があるが、利用者は立ち止まって特殊な操作をする必要がないというメリットがある。
【0034】
利用者が所属する団体から別の団体を訪問する場合、相手側の情報を入手しておくことはビジネスを進めるうえでも、コミュニケーションをスムーズに進めるためにも重要になる。しかし、このような団体個別の情報をすべて情報配信管理センターで管理することは不可能である。そこで本発明では、団体に所属する利用者が訪問先の団体の情報を要求した場合には、シンクロサーバーは利用者が属する団体の情報管理サーバーにアクセスして、利用者の要求する訪問先の情報を情報管理サーバーより入手して、利用者に送信するためのインターフェイスを用意しておく。これにより、配信情報の幅を広げることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
携帯情報端末は携帯電話やPHSに比べてコンピュータとしての機能に優れている。またメモリも画面も携帯電話やPHSに比べて大きい。しかし通信を行う場合の問題は、基地局の設置である。この点に関して、人が日常よく利用する場所に設置すれば、問題は解決する。その候補の一つが鉄道の駅である。とくに本発明では移動を伴い、移動先(目的先)の情報を事前に取得すること目的としているために、鉄道機関の駅は有効な無線LAN設置場所となる。また日本全国24時間営業のコンビニエンスストアに設置しておけば、駅まで行かなくても、最寄りの店で目的先情報の取得ができる。ただし、本発明では移動機関の要所要所で事前に情報を取得して、移動中に参照できるというメリットを最大限に生かせる機関が鉄道である。この点を考えれば、基地局の少なさの欠点は解消される。しかも携帯電話やPHSに比べて画面が大きく見やすく、大量の情報を同時に記録できるために、目的先情報をガイドブックのような感覚で利用できるという利点がある。
【0036】
本発明では現在地と目的先の指定が簡単になっている。路線図を用いた場合には、ペンで現在地と目的先をポイントするだけで指定できる。また予めスケジュール表を作っておけば、スケジュール表の目的先だけをポイントしていくだけで、目的先情報が連続して取得でき、スケジュールにそった目的先の情報をあとでゆっくりと見ることができる。これも、取得情報が携帯情報端末のメモリに保存されるためである。
【0037】
また、個人情報管理データベースに予め目的とその際の取得希望情報をデフォルト値として登録しておけば、目的先だけを指定するだけで求める情報が得られる。もちろん、携帯情報端末から個々の指定を行えば、携帯情報端末の情報が優先されるので、何の不便もない。利用者個人のそれぞれの要求に応じた情報を即座に提供できるのも本発明の特徴となっている。また取得情報から次の情報のチェーニングも可能であるから、順次より細かな目的情報を知ることもできる。
【0038】
以上は手動操作(無線LAN下のペン入力)による目的先や目的場所の情報取得であるが、スケジューラとWOR機能を使えば、無線LANのアンテナ設置場所を通過するときに自動的に目的先情報が取得できる。駅が混んでいてゆっくりと操作できない場合も、予め目的先等の情報をスケジュール表に登録し「自動取得する」としておけば、自動的に目的先情報が取得できるために、急ぎの時でも本発明を有効に活用することが可能である。また目的先情報の取得忘れもなくなる。
【0039】
本発明では利用者の所属団体とのインターフェイスも用意されている。情報配信管理センターですべての情報を管理することは不可能である。とくに所属団体に関連した情報はその所属団体でしか作れないし、また管理できないことが多い。本発明では所属団体とのインターフェイスを用意することによって、利用者が団体と関連する訪問先の情報などを、直接所属団体の情報管理サーバーから取得する道が開け、幅の広い情報の提供を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線LANを用いた無線LAN情報配信システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の個人情報管理データベースの項目の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1    情報配信管理センター
110  シンクロサーバー
121  個人情報管理データベース
122  地図情報データベース
123  観光地情報データベース
124  団体別特殊情報管理データベース
2    携帯情報端末
3    無線LAN設置場所
310  アンテナ
4    団体
410  情報管理サーバー
420  団体固有情報データベース
9    インターネット

Claims (8)

  1. 携帯情報端末に無線LANを介して無線LANサーバーから情報が送られる無線LAN情報配信システムにおいて、
    前記携帯情報端末所有の利用者が目的先を指定することによって、利用者の状況や要求に応じた目的先に関係する情報を他のサーバーへアクセスして取得し、前記利用者の指定した目的先に即した情報を抽出して前記利用者の携帯情報端末に配信するシンクロサーバーを備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  2. 請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、
    目的先を鉄道路線図で指定する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  3. 請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、
    前記利用者のスケジュール表より行き先を読み取り、目的先を特定する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  4. 請求項1に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、
    前記シンクロサーバーが、前記利用者所有の携帯情報端末の電波を受信した位置から自動的に現在地を判断する手段を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  5. 請求項3に記載の無線LAN情報配信システムにおいて、
    前記利用者のスケジュール表から読み取った情報とその利用者が所属する団体の情報から、利用者の所属する団体にネット接続をして目的先の情報をシンクロサーバーが取得し、前記利用者の携帯情報端末に配信する手段、
    を備えたことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  6. 請求項1に記載の無線LAN情報配信システムを鉄道機関に応用したことを特徴とする無線LAN情報配信システム。
  7. 前記携帯情報端末が携帯電話であることを特徴とする請求項1乃至6記載の無線LAN情報配信システム。
  8. 前記無線LANサーバーが個人毎の配信管理手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7記載の無線LAN情報配信システム。
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