JP2004080066A - 通信制御方法、通信制御システム及び通信制御プログラム - Google Patents

通信制御方法、通信制御システム及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバ間の個人差を考慮した情報アクセスを可能とする。
【解決手段】自動車外との通信を行う通信手段211と、自動車の運転状況を取得する運転状況取得手段220と、ユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを格納する情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段212と、ユーザが通信を行う際に使用するヒューマン・マシン・インタフェース手段214と、前記運転状況取得手段で取得した運転状況と、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に格納されたユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値と情報処理負荷値とを用いて前記運転状況に応じてユーザが行う通信の情報量とタイミングの制御を行う通信制御手段213とを有する
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に設置された車載システムを通して、ユーザが行うコミュニケーション(通信)を制御する通信制御方法、通信制御システム及び通信制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
モバイル技術の発達に伴って、自動車の車内での携帯電話機やカーナビゲーション装置といった情報機器の利用が広く行われるようになってきている。それらの普及は自動車の車室内での快適性向上に資する一方、注意の散漫による事故の増大を招いている。その対策として、携帯電話機のハンズフリー装置の利用が提案されている。
ハンズフリー装置は、携帯電話機を持つことからドライバを解放しており、事故防止を図る上で、一定の効果を上げていると考えられる。
また、アクセルオフをトリガーとして情報機器の制御を動的に行うインタフェースが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハンズフリー装置においてはターゲットが主として携帯電話機であり、今後大きな需要が見込まれるE−mailやWebアクセスに対しては十分な対策が行われているとは言えないという問題が有った。
また、情報機器の制御を動的に行うインタフェースについても、個人間の差異への検討はあまり行われておらず、個人差を考慮せずに安全性を確保しようとすれば快適性が失われることになるという問題も有った。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ドライバ間の個人差を考慮した情報アクセスインタフェースとして機能する、通信制御方法、通信制御システム及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御する通信制御方法であって、予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶しておき、取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出し、リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出し、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行うことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信制御方法において、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度が大きい場合には通信を許可し、余裕度が少ない場合には、ユーザの情報処理能力に応じて快適に通信を行えるように情報処理負荷を軽減し、かつ余裕度が非常に少ない場合には通信を保留、または禁止することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の通信制御方法において、前記自動車の運転状況は、天候や混雑状況、車線数、速度、路面状態、道路曲率、道路種別などを用いて特定されることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御する通信制御システムであって、前記自動車外との通信を行う通信手段と、前記自動車の運転状況を取得する運転状況取得手段と、ユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを格納する情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段と、ユーザが通信を行う際に使用するヒューマン・マシン・インタフェース手段と、前記運転状況取得手段で取得した運転状況と、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に格納されたユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値と情報処理負荷値とを用いて前記運転状況に応じてユーザが行う通信の情報量とタイミングの制御を行う通信制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の通信制御システムにおいて、前記通信制御手段は、前記運転状況取得手段から取得した前記自動車の運転状況を、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出し、リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出し、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行うことを特徴とする。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の通信制御システムにおいて、前記通信制御手段は、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度が大きい場合には通信を許可し、余裕度が少ない場合には、ユーザの情報処理能力に応じて快適に通信を行えるように情報処理負荷を軽減し、かつ余裕度が非常に少ない場合には通信を保留、または禁止することを特徴とする。
【0011】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれかに記載の通信制御システムにおいて、前記運転状況取得手段は、天候や混雑状況、車線数、速度、路面状態、道路曲率、道路種別などを用いて運転状況を特定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システムにおいて、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、
その記憶する値を、外部のサーバより前記通信手段を介して取得し、記憶することを特徴とする。
【0013】
また、請求項9に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システムにおいて、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、その記憶する値を、オフィスやホームといった自動車外の環境でサーバより取得した後、それをメモリカードやPDAなどの記憶媒体に格納し、該記憶媒体から自動車に搭載されたシステムにより読み出すことにより取得し、記憶することを特徴とする。
【0014】
また、請求項10に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システムにおいて、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、その記憶する値を、オフィスやホームといった自動車外の環境でサーバより取得し、それをメモリカードやPDAなどの記憶媒体に格納し、それらと自動車上のシステムとの間で無線通信を行うことによって取得し、記憶することを特徴とする。
【0015】
また、請求項11に記載の発明は、自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御するための通信制御プログラムであって、予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶する第1のステップと、取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出する第2のステップと、リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出する第3のステップと、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行う第4のステップとをコンピュータに実行させるための通信制御プログラムを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して,本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る通信制御システムの構成を図1に示す。同図において、本実施形態に係る通信制御システムは、自動車200に設置された端末システム210と、車載センサ群220と、サーバ通信部311及び情報処理データベース(以下、情報処理DBと記す。)320からなるサーバ300とを有している。
端末システム210は、自動車200の外部に設けられたサーバ300内のサーバ通信部311と通信する端末通信部211と、端末記憶部212と、端末処理部213と、ユーザ100が通信を行う際に使用するヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)214とを有している。
【0017】
情報処理DB320は、ユーザプロファイルデータベース(以下、ユーザプロファイルDBと記す。)321と、リファレンスデータベース(以下、リファレンスDBと記す。)322とを有している。
ユーザプロファイルDB321は、各ユーザの情報処理能力値、及び各ユーザを特徴づけるデータとが格納されている。ここで、「ユーザを特徴づけるデータ」とは、例えば、ユーザの性別、年齢、嗜好、行動様式、家族構成等を示すデータである。
【0018】
また、リファレンスDB322は、リファレンスドライバの情報処理能力値及び、各種運転状況下におけ情報処理負荷値が格納されている。ここで、リファレンスドライバとは、情報処理能力値が既知の特定のドライバを意味するものとする。
車載センサ群220は、自動車200の運転状況を検知し、運転状況を示す状態データを出力する。ここで、車載センサ群220により検知される自動車200の運転状況は、天候や混雑状況、車線数、速度、路面状態、道路曲率、道路種別などを用いて特定される。
【0019】
端末通信部311は、ヒューマン・マシン・インタフェース214からの指示に基づいてサーバ通信部311を介して情報処理DB320内のユーザプロファイルDB321、リファレンスDB322にアクセスし、通信制御に必要なデータをこれらDB321、322より取り出し、端末記憶部212に格納する。具体的には、端末記憶部212には、ユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値と情報処理負荷値とが格納される。
【0020】
端末処理部213は、車載センサ群220で取得した運転状況と、端末記憶部212に格納されたユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値と情報処理負荷値とを用いて前記運転状況に応じてユーザが行う通信の情報量とタイミングの制御を行う。ここで、端末通信部211は本発明の通信手段に、端末記憶部212は本発明の情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に、端末処理部213は通信制御手段に、ヒューマン・マシン・インタフェース214はヒューマン・マシン・インタフェース手段に、車載センサ群220は本発明の運転状況取得手段に、それぞれ相当する。
【0021】
上記構成において、ユーザ100が車両200に乗車し、ヒューマン・マシン・インタフェース214を使用して端末システム210にログインすると、端末通信部211はサーバ300のサーバ通信部311に情報処理プロファイルを要求する。
サーバ通信部311は情報処理DB320に端末システム210からの要求をユーザIDと共に伝える。
【0022】
情報処理DB320では、ユーザプロファイルDB321から検索した当該ユーザのユーザプロファイルと、リファレンスDB322から各種環境下のリファレンスデータを、サーバ通信部311を経由して端末通信部211に送信する。
端末システム210では、端末通信部211に送られてきたユーザプロファイル及びリファレンスデータは端末記憶部212に格納される。
【0023】
端末処理部213は、以前にその端末システム210をそのユーザ100が使用した経験があり、そのユーザプロファイルが端末記憶部212に残っていた場合には、端末記憶部212に残存するユーザプロファイルとサーバ300におけるユーザプロファイルDB321に格納されているユーザプロファイルとを比較する。
そして、両者が異なっていた場合には、車両200内の端末記憶部212に残存するユーザプロファイルとユーザプロファイルDB321に格納されているユーザプロファイルとの差分を、サーバ通信部311及び端末通信部211経由で取得し、端末記憶部212に格納されているユーザプロファイルを更新する。
【0024】
同様に、端末処理部213は、以前にその端末システム210を稼働した経験があり(特定のユーザに特定しない)、リファレンスデータが端末記憶部212に残っていた場合には、端末記憶部212に残存するリファレンスデータとサーバ300におけるリファレンスDB322に格納されているリファレンスデータとを比較する。
そして、両者が異なっていた場合には、車両200内の端末記憶部212に残存するリファレンスデータとリファレンスDB322に格納されているリファレンスデータとの差分を、サーバ通信部311及び端末通信部211経由で取得し、端末記憶部212内のリファレンスデータを更新する。
【0025】
また、車両200における端末記憶部212内に残存するユーザプロファイルと、サーバ300内のユーザプロファイルDB321に格納されているユーザプロファイルとを比較して、それらが同一であった場合には、端末記憶部212内に残存するユーザプロファイルを最新のものとして使用する。
また、車両200内の端末記憶部212内に残存するリファレンスデータと、サーバ300内のリファレンスDB322に格納されているリファレンスデータとを比較して、それらが同一であった場合には、端末記憶部212内に残存するリファレンスデータを最新のものとして使用する。
【0026】
一方、端末処理部213は、端末通信部211がサーバ300のサーバ通信部311と通信を行うことができないと判断した場合には、車両200の端末記憶部212内に残存するユーザプロファイル及びリファレンスデータを通信の制御に使用する。但し、端末記憶部212に過去の履歴であるユーザプロファイルが残存していなかった場合には、予め端末記憶部に格納されているデフォルトプロファイルを通信の制御に使用する。
【0027】
これらの端末処理部213により実行されるログイン処理のユーザプロファイル更新に関するフローチャートを図2に示す。図2のフローチャートでは、ユーザプロファイルの更新についてのみ図示しているが、リファレンスデータの更新についても同様である。図2の処理について簡単に説明する。同図において、ユーザ認証(ログイン)が行われると(ステップ400)、サーバ300との接続が可能か否かが判定される(ステップ401)。ステップ411の判定が否定されると、ステップ409で、当該ユーザのプロファイルが端末記憶部212に残存しているか否かが判定される。ステップ409の判定が肯定された場合には、端末記憶部212に残存しているプロファイルを通信の制御に使用する(ステップ410)。
【0028】
また、ステップ409の判定が否定された場合には、端末記憶部212に予め格納されているデフォルトプロファイルを通信の制御に使用する(ステップ411)。
また、ステップ401の判定が肯定された場合、すなわちサーバ300との接続が可能であると判定された場合には、当該ユーザのプロファイルが端末記憶部212に残存しているか否かが判定される(ステップ402)。ステップ402の判定が否定された場合には、ユーザプロファイルDB321にアクセスしてユーザプロファイルを取得し(ステップ406)、端末記憶部212に格納し、このプロファイルを通信の制御に使用する(ステップ407)。
【0029】
また、ステップ402の判定が肯定された場合には、更新項目が有るか否かが判定される(ステップ403)。ステップ403の判定が否定された場合には端末記憶部212に残存しているユーザプロファイルを通信の制御に使用する(ステップ408)。
また、ステップ403の判定が肯定された場合には、端末記憶部に記憶されているユーザプロファイルを更新し(ステップ404)、更新済みのユーザプロファイルを通信の制御に使用する(ステップ405)。
【0030】
なお、ログイン時に車両2002設置された端末システム210とサーバ300との間で通信が行えなかった場合には、走行中に通信が可能になり次第、最新のユーザプロファイル又はリファレンスデータをサーバ300より取得するよう試みる方法も考えられる。これによって、ログイン時(通常は乗車時)に十分な通信環境下になくても、通信環境が整い次第、最新のデータを用いた制御の恩恵を得ることが可能となる。
【0031】
また、通信が可能であるがユーザがそれを望まない場合、もしくはユーザの意図を確認する必要がある場合には、ユーザの意図を確認後、通信を開始し、ユーザプロファイル又はリファレンスデータの更新を行う方法も考えられる。
これによってユーザが意図しない通信費が発生することを抑制することが可能となる。
【0032】
また、電話やメール、Webといった通信要求(イベント)が発生した場合、端末処理部213は、車載センサ群220からユーザ100がそのとき置かれている状態(運転状況)を取得し、端末記憶部212に格納されているユーザプロファイルと比較し、許容される情報処理種別及び情報量を算出する。
これにより、当該通信を許可すべきか否か、通信を許可する場合にも、どの位の情報量を許可するのかが決定される。
端末処理部213はこの結果を、ヒューマン・マシン・インタフェース214を通してユーザ100に通知する。
【0033】
また、この結果に応じて、情報量を制御する必要がある場合には、対象となる通信の情報量を制御する。そして、通信が許可された場合には、ヒューマン・マシン・インタフェース214を通してユーザ100に通知し、ユーザ100は通信を開始する。
さらに、通信が開始された後も、端末処理部213は車載センサ群220からの状態データを監視し、必要な場合には通信の保留や情報の再制御を行う。
【0034】
上述した端末処理部213により実行されるイベント処理の内容を図3に示す。同図において、通信要求(イベント)が発生すると、通信要求に対応する通信の情報量αを算出し(ステップ500)、車載センサ群220より運転状況を取得する(ステップ501)。次いで、端末記憶部212に格納されているユーザプロファイルを参照し、通信の情報量に対する許容量βを算出する(ステップ502、503)。次いで、情報量αと許容量βとの大小比較を行い、α≫βであるか否かが判定される(ステップ504)。ステップ504の判定が肯定された場合には、イベントを保留し(ステップ508)、ステップ501に処理が戻る。
【0035】
他方、ステップ504の判定が否定された場合には、α>βであるか否かが判定される(ステップ505)。ステップ505の判定が否定された場合にはヒューマン・マシン・インタフェース214によりユーザ100に通知され(ステップ506)、コミュニケーション(通信)が開始され(ステップ507)、処理はステップ501に戻る。
また、ステップ505の判定が肯定された場合には、イベント情報量、すなわち通信情報量が制御され(ステップ509)、処理はステップ506に移行し、既述した処理が行われる。
【0036】
なお、端末処理部213が通信の可否をユーザ100に通知する際に、電話の着信やメールの自動受信など、ユーザ100以外がトリガーを発生させた通信で、通信不許可の場合は、ユーザに不許可を通知しない、または、画面表示などリアルタイム性の低いメディアで通知する方法も考えられる。
これによって、ユーザ100に余裕がない場合に、外(ユーザ以外)からの通信要求による、外乱の影響を抑制することが可能となる。
【0037】
また、ユーザプロファイルデータをサーバ300の情報処理DB320内に格納するのではなく、メモリカードやPDA(Persoanl Digital Asistant)に格納してユーザ100が保持し、車両200に乗車時に端末システム210に接続することにより、メモリカードやPDA内のユーザプロファイルを端末システム210に転送して通信の制御に供する方法も考えられる。
これによって、車両内でユーザプロファイルに関わる通信を行わなくても最新のユーザプロファイルを利用することが可能となる。
【0038】
また、メモリカードやPDA内のユーザプロファイル自体が認証のキーとなるので、ログインに関してユーザ100が行うことは、メモリカードやPDAの端末システム210への接続以外は必要なくなるという利点が生じる。
また、オフィスやホームで最新のリファレンスデータをダウンロードし、メモリカードやPDAに格納し、車両200に乗車時に、これらメモリカードやPDAを端末システム210に無線又は有線により接続し、通信することによって端末システム210をアップデートする方法も考えられる。
これによって、ユーザは任意のアップデート方法を選択することが可能となる。
【0039】
〈情報処理能力及び情報処理負荷の算出方法〉
視線解析を用いてユーザの情報処理能力及び各種作業負荷を計測し,リファレンス値として登録する。まず、視線の動きを視線計測器によって計測する。
ドライバの視線は対象の注視と、次の対象への移動を繰り返す。k番目の対象(O)に対する注視時間をFT,k+1番目の対象(Ok+1)への移動時間をMT;とすれば、図4のように表すことができる。
【0040】
ユーザの情報処理能力Pを、例えば、次式で表す。
【数1】
Figure 2004080066
但し、Cは比例定数である。すなわち、計測時間に占める注視時間の割合と情報処理能力に比例関係があるとする。ここで、注視とは、例えば、視線の移動量(視線角度)が300度/sec以下の状態が0.1秒以上継続した状態とする。この値は、運転状況(直線路、曲線路、渋滞路)に依存せず、運転作業だけのタスクであればユーザごとにほぼ一定の値を取る。これを、そのユーザの情報処理能力の総量とする。
【0041】
次に、運転状況がユーザ(ドライバ)に与える運転作業負荷Lを、例えば、次式で表す。
【数2】
Figure 2004080066
但し、Cは比例定数である。すなわち、視線移動距離(視線角度変化量の総和)の逆数と運転作業負荷に比例関係があるとする。
また、異なったユーザ間の情報処理能力及び運転作業負荷に、例えば、以下の関係を設定する。
【0042】
ドライバXについて,情報処理能力PTX及び,種々の運転環境における運転作業負荷Lx1、Lx2〜LXNを測定することによって,情報処理能力PTYが既知のドライバYの、種々のドライビング環境における運転作業負荷LY1,LY2,〜LYNを以下のように定義する。但し、k=1〜Nとする。
【数3】
Figure 2004080066
これによって、リファレンスドライバについて様々な運転環境下の運転作業負荷を計測しておくことによって、他のドライバについてもその運転環境下の運転作業負荷を推定することが可能になる。
【0043】
次に、運転作業にメールなどの読み上げを認識する作業が加わった場合の、情報処理能力の配分と情報処理負荷の定義を示す。
視覚のみが要求される運転作業での注視時間割合をTR,聴覚も要求される文章認識等での注視時間割合をTRとすれば,聴覚へ割り振られる情報処理能力Pを、例えば以下のように記述する。
【数4】
Figure 2004080066
但し、Cは比例定数である。すなわち,運転タスクだけの状態の注視時間割合を基準とすれば、聴覚へ割り振られる情報処理能力は、それからの減少分に比例する。
【0044】
視覚のみが要求される運転タスクでの視線移動距離(視線角度移動量の総和)をD,聴覚も要求される文章認識等での視線移動距離(視線角度移動量の総和)をDとすれば,聴覚に依存する情報処理負荷Lを、例えば以下のように記述することができる。
【数5】
Figure 2004080066
但し、Cは比例定数である。すなわち、運転タスクだけの状態の視線移動距離を基準とすれば、聴覚に依存する情報処理負荷は、それからの増加分に比例する。
【0045】
つぎに、これらの値を格納したデータベースの構成例について説明する。
図5は情報処理能力値を格納したデータベースの構造及びそれを用いた情報処理負荷算出方式の一例を示している。
同図において、リファレンスDB322には、複数のリファレンスドライバの情報処理能力値及び種々の状況(運転状況)における情報処理負荷値が格納されている。このリファレンスDB322内のリファレンスドライバの値を処理し、標準的リファレンス値(情報処理能力値及び各運転状況における情報処理負荷値)を作成する。
【0046】
この標準リファレンス値と、各ユーザの情報処理能力値を比較することによって、各ユーザの標準リファレンスに対する変位が算出され、この変位を用いて各種状況下における各ユーザの情報処理負荷値を算出する。図5に示す例では、ユーザBについて各運転状況に対応する情報処理負荷値が算出される場合を示している。
【0047】
図6は情報処理能力値を格納したデータベースの構造及びそれを用いた情報処理負荷算出方式の別の一例を示している。
同図において、リファレンスDB322にアクセスしてあるユーザ(ユーザC)の情報処理能力値に最も近い情報処理能力値を持つリファレンスドライバ(リファレンスβ)の値を用いて、あるユーザ(ユーザC)の情報処理負荷を算出する。
リファレンスドライバの値をそのまま用いるだけでなく、前述の比例計算式で算出することも可能である。
【0048】
また、最も近い一人のリファレンスドライバの値を使うのではなく、あるユーザ(ユーザC)の能力値からある範囲内の能力値を持つリファレンスドライバの情報処理能力値及び情報処理負荷値から、ユーザの標準的な情報処理負荷値(各運転状況に対応する)を算出する方法も考えられる。
図7はユーザの情報処理能力値を格納したデータベース(プロファイルDB321)の構造及びそれを用いた情報処理負荷算出方式の別の例を示している。
運転環境に関わる情報処理負荷の比率には大きな個人差はないが、通信による情報処理負荷には大きな個人差が存在する。
そこで図7に、メンタルワークロード(MWL)の値を用いることによってこの個人差を吸収する方式について示す。
【0049】
各種通信が行われる際におけるMWL値の測定にはNASA・TLX(RNASA−TLX)などの主観評価を用いることにより、ユーザに負担をかけない、簡便且つ短時間の測定が考えられる。MWL値を用いることにより、ユーザをカテゴライズし、各カテゴリに対応するリファレンスドライバの情報処理負荷値と組み合わせることで、さらに細かい通信の制御が可能になる。
例えば、記憶タスクが苦手なユーザ群には、電子メールを通知する際に情報を圧縮(要約)して伝えて負荷を減少させ、判断タスクが得意なユーザ群には、電子メールに対する返信文候補を選択させることによって快適性を向上させる。
また、判断タスクは苦手だが比較的長期記憶タスクが得意なユーザ群に対しては、複数の電子メールの内容を次々に(又はある一定数まで)通知するが、返信処理等に関しては停車時まで提示しないといった制御を行うことによって快適性の向上と負荷の減少が図れる。
【0050】
なお、上述した本発明の実施形態に係る通信制御システムの機能を実現するための通信制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された上記通信制御プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記通信制御システムと同様の機能を実現してもよい。
【0051】
ここで、「通信制御プログラム」とは、自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御するための通信制御プログラムであって、予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶する第1のステップと、取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出する第2のステップと、リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出する第3のステップと、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行う第4のステップとをコンピュータに実行させるための通信制御プログラムである。
【0052】
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0053】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の実施形態によれば、自動車に搭載されて運転環境をセンシングすると共に、適切な情報量/種類でユーザに情報を通知するシステムと、センタに設置されて各ユーザのプロファイルを管理するデータベースシステムとからなる、走行している運転環境及び個人プロファイルに応じた通信制御システムを実現することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶しておき、取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出し、リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出し、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行うようにしたので、ユーザの運転状況に応じた情報通知の情報量とタイミングを制御することができ、情報アクセスの利便性を著しく損なうことなく、ドライバの運転への集中確保と情報アクセスとを両立することができる。
【0055】
また、本発明では、ユーザごとの特徴を記したユーザプロファイルを持ち、各ユーザプロファイルに応じた制御を行うので、通信の制御を行う際にユーザの特性に合わせた情報量やタイミングのカスタマイズを行うことが可能になる。
さらに、本発明によれば、すべてのユーザに対して,膨大な視線解析を必要とせず、ある特定の状況の場合の視線解析を行い、その値をリファレンスドライバの値と比較することにより、様々な状況での各ユーザの情報処理負荷や情報処理余裕度を定量的に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】図1における端末処理部により実行されるログイン時の処理内容を示すフローチャート。
【図3】図1における端末処理部により実行されるイベント発生時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】本発明に適用される視線解析理論の説明に使用する視線移動例を示す説明図。
【図5】本発明に使用されるデータベースの構成及びそれを用いた情報処理負荷値算出方法の一例を示す図。
【図6】本発明のデータベースの構成及びそれを用いた情報処理負荷値算出方法の一例を示す図。
【図7】本発明のプロファイルデータベースの構成の一例を示す図。
【符号の説明】
200…車両、210…端末システム、211…端末通信部、212…端末記憶部、213…端末処理部、214…ヒューマン・マシン・インタフェース、220…車載センサ群、300…サーバ、311…サーバ通信部、321…ユーザプロファイルDB、322…リファレンスDB

Claims (11)

  1. 自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御する通信制御方法であって、
    予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶しておき、
    取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出し、
    リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出し、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行うことを特徴とする通信制御方法。
  2. ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度が大きい場合には通信を許可し、
    余裕度が少ない場合には、ユーザの情報処理能力に応じて快適に通信を行えるように情報処理負荷を軽減し、
    かつ余裕度が非常に少ない場合には通信を保留、または禁止することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記自動車の運転状況は、天候や混雑状況、車線数、速度、路面状態、道路曲率、道路種別などを用いて特定されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の通信制御方法。
  4. 自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御する通信制御システムであって、
    前記自動車外との通信を行う通信手段と、
    前記自動車の運転状況を取得する運転状況取得手段と、
    ユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを格納する情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段と、
    ユーザが通信を行う際に使用するヒューマン・マシン・インタフェース手段と、
    前記運転状況取得手段で取得した運転状況と、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に格納されたユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値と情報処理負荷値とを用いて前記運転状況に応じてユーザが行う通信の情報量とタイミングの制御を行う通信制御手段と、
    を有することを特徴とする通信制御システム。
  5. 前記通信制御手段は、
    前記運転状況取得手段から取得した前記自動車の運転状況を、前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段に記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出し、
    リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出し、ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の通信制御システム。
  6. 前記通信制御手段は、
    ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度が大きい場合には通信を許可し、
    余裕度が少ない場合には、ユーザの情報処理能力に応じて快適に通信を行えるように情報処理負荷を軽減し、
    かつ余裕度が非常に少ない場合には通信を保留、または禁止することを特徴とする請求項5に記載の通信制御システム。
  7. 前記運転状況取得手段は、
    天候や混雑状況、車線数、速度、路面状態、道路曲率、道路種別などを用いて運転状況を特定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の通信制御システム。
  8. 前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、
    その記憶する値を、外部のサーバより前記通信手段を介して取得し、記憶することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システム。
  9. 前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、
    その記憶する値を、オフィスやホームといった自動車外の環境でサーバより取得した後、それをメモリカードやPDAなどの記憶媒体に格納し、該記憶媒体から自動車に搭載されたシステムにより読み出すことにより取得し、記憶することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システム。
  10. 前記情報処理能力値/情報処理負荷値記憶手段は、
    その記憶する値を、オフィスやホームといった自動車外の環境でサーバより取得し、それをメモリカードやPDAなどの記憶媒体に格納し、それらと自動車上のシステムとの間で無線通信を行うことによって取得し、記憶することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の通信制御システム。
  11. 自動車に設置された車載システムを介して、ユーザが行う通信を制御するための通信制御プログラムであって、
    予めユーザ及びリファレンスドライバの情報処理能力値とリファレンスドライバの種々の運転状況における情報処理負荷値とを記憶する第1のステップと、
    取得した前記自動車の運転状況を、前記予め記憶されているリファレンスドライバのデータと比較することにより、リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値を抽出する第2のステップと、
    リファレンスドライバの情報処理能力値とユーザの情報処理能力値の比率及び前記リファレンスドライバのその運転状況における情報処理負荷値から、その運転状況におけるユーザの情報処理負荷値を算出する第3のステップと、
    ユーザの前記通信に対する情報処理能力の余裕度を算出し、該算出結果に応じて通信の制御を行う第4のステップと、
    をコンピュータに実行させるための通信制御プログラム。
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