JP2004078266A - プリンタドライバ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行う場合でも、印刷条件の設定操作を簡単に行うことができるプリンタドライバを提供する。
【解決手段】基本ソフト上で動作するプリンタドライバであって、プリンタドライバの設定情報を一般的な電子ファイルとして書き出す手段と、書き出された電子ファイルを読み込んでプリンタドライバの設定情報を更新する手段を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】基本ソフト上で動作するプリンタドライバであって、プリンタドライバの設定情報を一般的な電子ファイルとして書き出す手段と、書き出された電子ファイルを読み込んでプリンタドライバの設定情報を更新する手段を備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、基本ソフト上で動作するプリンタドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に一般的なプリンタドライバの構成を示す。プリンタドライバ6aは、コンピュータ1a内の応用ソフト5aで作成された文書ファイル10を、基本ソフト4aと連携しながらプリンタ2aで解釈することが可能な印刷データ9aへ変換する。プリンタドライバ6aにより生成された印刷データ9aは、基本ソフト4aを経由して通信手段3aによりプリンタ2aに送信され、プリンタ2aは、受信した印刷データ9aの内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0003】
文書ファイル10をプリンタ2aで印刷する際に、用紙サイズ、用紙を給紙するトレイ、片面/両面印刷の指定など印刷条件を指定するには、プリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aが用いられる。ユーザインタフェース7aで印刷条件が指定されると、プリンタドライバ6aが保持するプリンタドライバ設定情報8aの書き換えが行われる。このときプリンタドライバ6aは、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷指定などの印刷条件が格納されたプリンタドライバ設定情報8aにしたがって、文書ファイル10を印刷データ9aへ変換し、文書ファイル10の各ページごとの印刷内容のほかに、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷の指定などのプリンタ制御命令も印刷データ9aに付加している。
【0004】
ここで文書ファイル10を他のコンピュータ1bへ移動し、プリンタ2bで印刷する場合を考える。応用ソフト5bから文書ファイル10を読み込み印刷を実行すると、コンピュータ1aの場合と同様に、プリンタドライバ6bは、基本ソフト4bと連携しながら文書ファイル10をプリンタ2bで解釈することが可能な印刷データ9bへ変換する。プリンタドライバ6bにより生成された印刷データ9bは、基本ソフト4bを経由して通信手段3bによりプリンタ2bに送信され、プリンタ2bは、受信した印刷データ9bの内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0005】
このとき、コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行するには、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aでの個々の設定内容をすべて把握した上で、コンピュータ1bに組み込まれているプリンタドライバ6bのユーザインタフェース7bから、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aでの設定内容と全く同じになるように、個々の印刷条件を設定しなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のプリンタドライバでは、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行うには、各コンピュータに組み込まれているプリンタドライバのユーザインタフェースで、印刷条件すべてを設定しなおさなくてはならなかったので、印刷条件の設定操作が非常に煩わしく手間がかかっていた。特に、各ページごとに印刷する用紙サイズや用紙を給紙するトレイを切り替えたり、間紙を挿入するような複雑な印刷を行う場合には、プリンタドライバのユーザインタフェースでの設定操作が非常に複雑になっていた。
【0007】
本発明の目的は、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行う場合でも、印刷条件の設定操作が簡単なプリンタドライバを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、基本ソフト上で動作するプリンタドライバであって、プリンタドライバの設定情報を一般的な電子ファイルとして書き出す手段と、書き出された電子ファイルを読み込んでプリンタドライバの設定情報を更新する手段を備えることによって達成される。
【0009】
さらに上記目的は、ネットワーク接続された複数のコンピュータそれぞれに組み込まれているプリンタドライバで、ひとつまたは複数のプリンタドライバ設定情報を共有する手段を備えることによりにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の一実施例を説明するためのプリンタドライバを示す。プリンタドライバ6は、コンピュータ1内の応用ソフト5で作成された文書ファイル10を、基本ソフト4と連携しながらプリンタ2で解釈することが可能な印刷データ9へ変換する。プリンタドライバ6により生成された印刷データ9は、基本ソフト4を経由して通信手段3によりプリンタ2に送信され、プリンタ2は、受信した印刷データ9の内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0011】
文書ファイル10をプリンタ2で印刷する際に、用紙サイズ、用紙を給紙するトレイ、片面/両面印刷の指定など印刷条件を指定するには、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7が用いられる。ユーザインタフェース7で印刷条件が指定されると、プリンタドライバ6が保持するプリンタドライバ設定情報8の書き換えが行われる。このときプリンタドライバ6は、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷指定などの印刷条件が格納されたプリンタドライバ設定情報8にしたがって、文書ファイル10を印刷データ9へ変換し、文書ファイル10の各ページごとの印刷内容のほかに、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷の指定などのプリンタ制御命令も印刷データ9に付加している。
【0012】
プリンタドライバ6は、ユーザインタフェース7により設定されたプリンタドライバ設定情報8を、プリンタドライバ設定情報ファイル11として書き出すことと、プリンタドライバ設定情報ファイル11の記述内容を読み込んで、プリンタドライバ6内のプリンタドライバ設定情報8をプリンタドライバ設定情報ファイル11の記述内容に置き換えることができる。
【0013】
プリンタドライバ設定情報ファイル11の記述例を図2に示す。プリンタドライバ設定情報ファイル11は、「General」セクション20a、「Document」セクション20b、「Finishing」セクション20cのように複数のセクション20に分かれており、各セクション20には「キーワード21=値22」の書式でプリンタドライバ設定情報8のすべてを記述することができる。また、「General」セクション20aには、プリンタドライバの識別ID22aを記述することが可能で、プリンタドライバ設定情報ファイル11にプリンタドライバ設定情報8を書き出したプリンタドライバ6の種類を判別することが可能で、プリンタドライバ6とプリンタドライバ設定情報ファイル11との互換性を確保することができる。
【0014】
プリンタドライバ設定情報ファイル11へのプリンタドライバ設定情報8の書き出しと、プリンタドライバ設定情報ファイル11からプリンタドライバ設定情報8への読み込みは、図3の処理フローに従って実行する。プリンタドライバ6のユーザインタフェース7から、プリンタドライバ設定情報8の書き出しを指示すると、プリンタドライバ設定情報ファイル11のファイル名をコンピュータ利用者が指定することができる。プリンタドライバ設定情報ファイル11の保存先に同じ名称のファイルが存在するかどうかを確認してから、プリンタドライバ6の識別IDとプリンタドライバ設定情報8をプリンタドライバ設定情報ファイル11に書き込む。一方、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7から、プリンタドライバ設定情報ファイル11の読み込み指示すると、実際に読み込みを行うプリンタドライバ設定情報ファイル11をコンピュータ利用者が指定することができる。プリンタドライバ6の識別IDと読み込みを行うプリンタドライバ設定情報ファイル11に記載されている識別ID22aが一致するかどうかを判別して、識別IDが一致した場合はプリンタドライバ設定情報ファイル11からプリンタドライバの設定情報を読み込み、最終的にプリンタドライバ6の現在のプリンタドライバ設定情報8に上書きする。
【0015】
本発明によるプリンタドライバ6で、文書ファイル10をコンピュータ1aから他のコンピュータ1bへ移動し、プリンタ2bで印刷する場合を考える。コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行するには、まず、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aから、プリンタドライバ設定情報8aをプリンタドライバ設定情報ファイル11に書き出す。文書ファイル10とプリンタドライバ設定情報ファイル11を、移動可能な媒体やネットワーク通信手段などを利用して、コンピュータ1bに移動する。そして、プリンタドライバ6bのユーザインタフェース7bからプリンタドライバ設定情報ファイル11をプリンタドライバ設定情報8bへ読み込むように指示をする。ここで応用ソフト5bから文書ファイル10を読み込み印刷を実行すると、プリンタドライバ6bは、プリンタドライバ設定情報8aと同じ印刷条件となっているプリンタドライバ設定情報8bにしたがって、文書ファイル10をプリンタ2bで解釈することが可能な印刷データ9bへ変換する。したがって、コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行することができる。
【0016】
また、本発明によるプリンタドライバ6を利用すれば、プリンタドライバ設定情報ファイル11を、コンピュータ1aとコンピュータ1bがネットワーク通信手段を利用して互いにアクセス可能なファイルサーバ上に設置すれば、プリンタドライバ6aとプリンタドライバ6bからプリンタドライバ設定情報ファイル11を相互参照することもできる。さらに、プリンタドライバ設定情報ファイル11を複数用意して、それぞれのプリンタドライバ設定情報ファイル11に、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7で設定するさまざまな印刷条件でのプリンタ設定情報8を書き込んでおけば、プリンタ2で印刷を実行するときの印刷条件を集めたライブラリとして複数のコンピュータ1から利用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によるプリンタドライバによれば、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行う場合でも、各コンピュータに組み込まれているプリンタドライバのユーザインタフェースで、印刷条件すべてを設定しなおす必要がなくなるため、印刷条件の設定操作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタドライバの一実施例を示す図。
【図2】本発明におけるプリンタドライバ設定情報ファイルの記述例を示す図。
【図3】本発明におけるプリンタドライバ設定情報ファイルの書き出し処理、および読み込み処理のフロー図。
【図4】従来のプリンタドライバの説明図。
【符号の説明】
1はコンピュータ、2はプリンタ、3は通信手段、4は基本ソフト、5は応用ソフト、6はプリンタドライバ、7はユーザインタフェース、8はプリンタドライバ設定情報、9は印刷データ、10は文書ファイル、11はプリンタドライバ設定情報ファイル、20はプリンタドライバ設定情報ファイルの各セクション、21はプリンタドライバ設定情報ファイルのキーワード、22はプリンタドライバ設定情報ファイルのキーワードに対応する値である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、基本ソフト上で動作するプリンタドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に一般的なプリンタドライバの構成を示す。プリンタドライバ6aは、コンピュータ1a内の応用ソフト5aで作成された文書ファイル10を、基本ソフト4aと連携しながらプリンタ2aで解釈することが可能な印刷データ9aへ変換する。プリンタドライバ6aにより生成された印刷データ9aは、基本ソフト4aを経由して通信手段3aによりプリンタ2aに送信され、プリンタ2aは、受信した印刷データ9aの内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0003】
文書ファイル10をプリンタ2aで印刷する際に、用紙サイズ、用紙を給紙するトレイ、片面/両面印刷の指定など印刷条件を指定するには、プリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aが用いられる。ユーザインタフェース7aで印刷条件が指定されると、プリンタドライバ6aが保持するプリンタドライバ設定情報8aの書き換えが行われる。このときプリンタドライバ6aは、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷指定などの印刷条件が格納されたプリンタドライバ設定情報8aにしたがって、文書ファイル10を印刷データ9aへ変換し、文書ファイル10の各ページごとの印刷内容のほかに、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷の指定などのプリンタ制御命令も印刷データ9aに付加している。
【0004】
ここで文書ファイル10を他のコンピュータ1bへ移動し、プリンタ2bで印刷する場合を考える。応用ソフト5bから文書ファイル10を読み込み印刷を実行すると、コンピュータ1aの場合と同様に、プリンタドライバ6bは、基本ソフト4bと連携しながら文書ファイル10をプリンタ2bで解釈することが可能な印刷データ9bへ変換する。プリンタドライバ6bにより生成された印刷データ9bは、基本ソフト4bを経由して通信手段3bによりプリンタ2bに送信され、プリンタ2bは、受信した印刷データ9bの内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0005】
このとき、コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行するには、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aでの個々の設定内容をすべて把握した上で、コンピュータ1bに組み込まれているプリンタドライバ6bのユーザインタフェース7bから、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aでの設定内容と全く同じになるように、個々の印刷条件を設定しなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のプリンタドライバでは、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行うには、各コンピュータに組み込まれているプリンタドライバのユーザインタフェースで、印刷条件すべてを設定しなおさなくてはならなかったので、印刷条件の設定操作が非常に煩わしく手間がかかっていた。特に、各ページごとに印刷する用紙サイズや用紙を給紙するトレイを切り替えたり、間紙を挿入するような複雑な印刷を行う場合には、プリンタドライバのユーザインタフェースでの設定操作が非常に複雑になっていた。
【0007】
本発明の目的は、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行う場合でも、印刷条件の設定操作が簡単なプリンタドライバを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、基本ソフト上で動作するプリンタドライバであって、プリンタドライバの設定情報を一般的な電子ファイルとして書き出す手段と、書き出された電子ファイルを読み込んでプリンタドライバの設定情報を更新する手段を備えることによって達成される。
【0009】
さらに上記目的は、ネットワーク接続された複数のコンピュータそれぞれに組み込まれているプリンタドライバで、ひとつまたは複数のプリンタドライバ設定情報を共有する手段を備えることによりにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の一実施例を説明するためのプリンタドライバを示す。プリンタドライバ6は、コンピュータ1内の応用ソフト5で作成された文書ファイル10を、基本ソフト4と連携しながらプリンタ2で解釈することが可能な印刷データ9へ変換する。プリンタドライバ6により生成された印刷データ9は、基本ソフト4を経由して通信手段3によりプリンタ2に送信され、プリンタ2は、受信した印刷データ9の内容にしたがって印刷処理を実行する。
【0011】
文書ファイル10をプリンタ2で印刷する際に、用紙サイズ、用紙を給紙するトレイ、片面/両面印刷の指定など印刷条件を指定するには、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7が用いられる。ユーザインタフェース7で印刷条件が指定されると、プリンタドライバ6が保持するプリンタドライバ設定情報8の書き換えが行われる。このときプリンタドライバ6は、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷指定などの印刷条件が格納されたプリンタドライバ設定情報8にしたがって、文書ファイル10を印刷データ9へ変換し、文書ファイル10の各ページごとの印刷内容のほかに、用紙サイズや給紙トレイ、両面印刷の指定などのプリンタ制御命令も印刷データ9に付加している。
【0012】
プリンタドライバ6は、ユーザインタフェース7により設定されたプリンタドライバ設定情報8を、プリンタドライバ設定情報ファイル11として書き出すことと、プリンタドライバ設定情報ファイル11の記述内容を読み込んで、プリンタドライバ6内のプリンタドライバ設定情報8をプリンタドライバ設定情報ファイル11の記述内容に置き換えることができる。
【0013】
プリンタドライバ設定情報ファイル11の記述例を図2に示す。プリンタドライバ設定情報ファイル11は、「General」セクション20a、「Document」セクション20b、「Finishing」セクション20cのように複数のセクション20に分かれており、各セクション20には「キーワード21=値22」の書式でプリンタドライバ設定情報8のすべてを記述することができる。また、「General」セクション20aには、プリンタドライバの識別ID22aを記述することが可能で、プリンタドライバ設定情報ファイル11にプリンタドライバ設定情報8を書き出したプリンタドライバ6の種類を判別することが可能で、プリンタドライバ6とプリンタドライバ設定情報ファイル11との互換性を確保することができる。
【0014】
プリンタドライバ設定情報ファイル11へのプリンタドライバ設定情報8の書き出しと、プリンタドライバ設定情報ファイル11からプリンタドライバ設定情報8への読み込みは、図3の処理フローに従って実行する。プリンタドライバ6のユーザインタフェース7から、プリンタドライバ設定情報8の書き出しを指示すると、プリンタドライバ設定情報ファイル11のファイル名をコンピュータ利用者が指定することができる。プリンタドライバ設定情報ファイル11の保存先に同じ名称のファイルが存在するかどうかを確認してから、プリンタドライバ6の識別IDとプリンタドライバ設定情報8をプリンタドライバ設定情報ファイル11に書き込む。一方、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7から、プリンタドライバ設定情報ファイル11の読み込み指示すると、実際に読み込みを行うプリンタドライバ設定情報ファイル11をコンピュータ利用者が指定することができる。プリンタドライバ6の識別IDと読み込みを行うプリンタドライバ設定情報ファイル11に記載されている識別ID22aが一致するかどうかを判別して、識別IDが一致した場合はプリンタドライバ設定情報ファイル11からプリンタドライバの設定情報を読み込み、最終的にプリンタドライバ6の現在のプリンタドライバ設定情報8に上書きする。
【0015】
本発明によるプリンタドライバ6で、文書ファイル10をコンピュータ1aから他のコンピュータ1bへ移動し、プリンタ2bで印刷する場合を考える。コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行するには、まず、コンピュータ1aに組み込まれているプリンタドライバ6aのユーザインタフェース7aから、プリンタドライバ設定情報8aをプリンタドライバ設定情報ファイル11に書き出す。文書ファイル10とプリンタドライバ設定情報ファイル11を、移動可能な媒体やネットワーク通信手段などを利用して、コンピュータ1bに移動する。そして、プリンタドライバ6bのユーザインタフェース7bからプリンタドライバ設定情報ファイル11をプリンタドライバ設定情報8bへ読み込むように指示をする。ここで応用ソフト5bから文書ファイル10を読み込み印刷を実行すると、プリンタドライバ6bは、プリンタドライバ設定情報8aと同じ印刷条件となっているプリンタドライバ設定情報8bにしたがって、文書ファイル10をプリンタ2bで解釈することが可能な印刷データ9bへ変換する。したがって、コンピュータ1aから行った印刷と全く同一の印刷条件でコンピュータ1bから印刷を実行することができる。
【0016】
また、本発明によるプリンタドライバ6を利用すれば、プリンタドライバ設定情報ファイル11を、コンピュータ1aとコンピュータ1bがネットワーク通信手段を利用して互いにアクセス可能なファイルサーバ上に設置すれば、プリンタドライバ6aとプリンタドライバ6bからプリンタドライバ設定情報ファイル11を相互参照することもできる。さらに、プリンタドライバ設定情報ファイル11を複数用意して、それぞれのプリンタドライバ設定情報ファイル11に、プリンタドライバ6のユーザインタフェース7で設定するさまざまな印刷条件でのプリンタ設定情報8を書き込んでおけば、プリンタ2で印刷を実行するときの印刷条件を集めたライブラリとして複数のコンピュータ1から利用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によるプリンタドライバによれば、あるコンピュータから印刷したときの印刷条件と全く同じ印刷を他のコンピュータから行う場合でも、各コンピュータに組み込まれているプリンタドライバのユーザインタフェースで、印刷条件すべてを設定しなおす必要がなくなるため、印刷条件の設定操作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタドライバの一実施例を示す図。
【図2】本発明におけるプリンタドライバ設定情報ファイルの記述例を示す図。
【図3】本発明におけるプリンタドライバ設定情報ファイルの書き出し処理、および読み込み処理のフロー図。
【図4】従来のプリンタドライバの説明図。
【符号の説明】
1はコンピュータ、2はプリンタ、3は通信手段、4は基本ソフト、5は応用ソフト、6はプリンタドライバ、7はユーザインタフェース、8はプリンタドライバ設定情報、9は印刷データ、10は文書ファイル、11はプリンタドライバ設定情報ファイル、20はプリンタドライバ設定情報ファイルの各セクション、21はプリンタドライバ設定情報ファイルのキーワード、22はプリンタドライバ設定情報ファイルのキーワードに対応する値である。
Claims (2)
- コンピュータの応用ソフトからプリンタで印刷を行う場合に、基本ソフト上で動作するプリンタドライバであって、プリンタドライバの設定情報を一般的な電子ファイルとして書き出す手段と、書き出された電子ファイルを読み込んでプリンタドライバの設定情報を更新する手段を備えたこを特徴とするプリンタドライバ。
- ネットワーク接続された複数のコンピュータそれぞれに組み込まれているプリンタドライバであって、ひとつまたは複数のプリンタドライバ設定情報を共有する手段を備えたことを特徴とするプリンタドライバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233400A JP2004078266A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | プリンタドライバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233400A JP2004078266A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | プリンタドライバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004078266A true JP2004078266A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233400A Pending JP2004078266A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | プリンタドライバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004078266A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009163626A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Kyocera Mita Corp | 印刷設定プログラムおよび印刷設定方法 |
JP2011060151A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Canon Inc | 制御方法、情報処理装置、及びプログラム |
JP2014109856A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Canon Inc | 情報処理装置、制御方法およびプログラム |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233400A patent/JP2004078266A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009163626A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Kyocera Mita Corp | 印刷設定プログラムおよび印刷設定方法 |
JP2011060151A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Canon Inc | 制御方法、情報処理装置、及びプログラム |
CN102023824A (zh) * | 2009-09-11 | 2011-04-20 | 佳能株式会社 | 信息处理装置及其控制方法 |
JP2014109856A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Canon Inc | 情報処理装置、制御方法およびプログラム |
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