JP2004078063A - トナー粒子の分級方法及び製造方法 - Google Patents

トナー粒子の分級方法及び製造方法 Download PDF

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會田 修一
Momosuke Takaichi
高市 桃介
Tetsuya Ida
井田 哲也
Kazuhiko Hayami
速見 一彦
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Abstract

【課題】粉砕法トナーの製造において、簡易な装置構成でトナー粒子の凝集を防止しつつ効率良く分級して、フルカラー用トナーに用いうる微細で高品質なトナー粒子を製造する。
【解決手段】トナー粗砕原料を加速管に供給して加速管出口において複数の衝突部材に衝突させて粉砕し、得られた粉砕トナー原料を第1分級手段において粗粉を除去してトナー粉砕物とし、該トナー粉砕物を第2分級手段に供給して、回転分級ロータの内部より空気を吸引することで微粉を除去し、粗粉をトナー粒子とする。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真、静電気録またはトナージェットなどの画像形成方法において使用される乾式トナーの製造方法に関する。特に、ジェット気流の如き高圧気体を用いた衝突式気流粉砕機を用いて微粒子化し、該微粒子化された粉体を機械的に分級し、所定の粒径のトナー粒子を得るトナー粒子の製造方法及び分級方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機やプリンタ等の高精細化、或いはオンデマンドプリンティング等の要求により、定着性が良好で微細なトナー粒子が要求されており、該トナー粒子を用い、長期にわたり安定した画像を提供できるトナー、特にカラートナーに対する要求が増大している。
【0003】
特に、フルカラー用トナーに対しては、従来の白黒画像に対して、銀塩写真或いはオフセット印刷物と同等以上の性能を目指すため、多種多様で且つ厳密な品質性能が要求されている。
【0004】
係る要求に対しては、使用する原材料によることも多いが、粉砕法によるトナーにおいては、その製造方法により左右される部分が多い。この様なトナーにおいて、トナー性能のみを考慮して製造方法を選択すると、生産性が悪くなったり、装置構成が複雑になるといった問題が発生し、また、逆に生産性を追求すると品質が安定しないという問題が発生していた。
【0005】
一方で、省エネルギー、コスト削減要求も強く、これらの要求を満たす製造方法が望まれている。
【0006】
粉砕法による乾式トナーの製造方法は、基本的に、原材料を混合、混練した後、粉砕し、分級する工程からなる。当該製造方法に用いられる粉砕機及び分級装置としては多数の開示があるが、例えば、特開平5−309288号公報には、加速管の後端から被粉砕物を供給する粉砕機が提案されており、該装置によれば、被粉砕物の粉砕効率が向上し、省エネルギー、低コストの製造方法が実現する。
【0007】
また、特開平11−109678号公報には、複数のスリットを有するロータを利用したトナーの分級方法において、所定の粒子群よりも細かい粒子群を除去した後に、所定の粒子群よりも粗い粒子群を除去することにより、粗い粒子群を細かい粒子群よりも先に除去した場合の、製品に凝集物が混入するという問題を解決した方法が開示されている。しかしながら、当該方法では、トナー粒子の凝集を解する効果が本質的に小さいという課題と、所定の粒径のトナー粒子の収率が不十分であるという課題が残る。
【0008】
さらに、特開平11−109678号公報に開示された分級方法では、外気温の低い環境下においては、粗粉の発生が少ないものの、外気温の高い状況下においては粗粉が発生する場合もあり、改善すべき課題が残る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、粉砕法トナーの分級工程において、長期にわたり安定して粗粉の発生を抑制できる分級方法を提供することにあり、さらに、粉砕法トナーの粉砕、分級工程において、装置構成を簡略化しつつ、トナー粒子の凝集を防止した上で粉砕効率の向上を図り、所定の粒径のトナー粒子を高収率で製造する製造方法を提供することにある。特に、微細で且つ厳密な品質管理が要求されるフルカラートナーに使用しうるトナー粒子の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、所定の粒径のトナー粒子を得る分級方法であって、中心軸が鉛直方向に配置し、上部を覆った分級ロータと、該分級ロータの外周の分級ゾーンに設けられた固定螺旋状案内手段とを有する分級手段を用い、回転する上記分級ロータ上部よりトナー粉砕物を供給して上記分級ゾーンへ導入し、上記固定螺旋状案内手段によりトナー粉砕物と空気とを分級ロータ側面上部から下部へと案内する過程において、分級ロータ内部より吸引される空気とともに上記トナー粉砕物より微粉を除去し、所定の粒径のトナー粒子を得ることを特徴とするトナー粒子の分級方法である。
【0011】
本発明の第二は、トナー粗砕原料を粉砕手段において衝突部材に衝突させて粉砕し、分級手段において分級して所定の粒径のトナー粒子を得るトナー粒子の製造方法において、
加速管と、該加速管の出口側に配置された複数の衝突部材とを有する粉砕手段を用い、トナー粗砕原料を、上記加速管の後端部から供給し、高圧気体により搬送加速し、第1の衝突部材に衝突させた後、第2以降の衝突部材に衝突させて粉砕し、粉砕トナー原料とした後、
上記粉砕トナー原料を第1分級手段により粗粉を除去し、所定の粒径の粒子を捕集してトナー粉砕物とし、
中心軸が鉛直方向に配置し、上部を覆った分級ロータと、該分級ロータの外周の分級ゾーンに設けられた固定螺旋状案内手段とを有する第2分級手段を用い、回転する上記分級ロータ上部より上記トナー粉砕物を供給して上記分級ゾーンへ導入し、上記固定螺旋状案内手段によりトナー粉砕物と空気とを分級ロータ側面上部から下部へと案内する過程において、分級ロータ内部より吸引される空気とともに上記トナー粉砕物より微粉を除去し、所定の粒径のトナー粒子を得ることを特徴とするトナー粒子の製造方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の製造方法は、トナー粗砕原料を効率よく、余分な粗い粒子を生成せずに粉砕、分級し、粒度分布のシャープなトナー粉砕物を得、トナー粒子の凝集を防止しつつ微粉を除去することのみで粒度分布がシャープで微細なトナー粒子を効率よく、高収率で安定して製造する方法である。本発明では、簡易な製造システムを採用することが可能となり、特に、微細化されたフルカラートナーを効率よく高品質を維持して生産することが可能となる。
【0013】
図1は、本発明のトナー粒子の製造方法の好ましい実施形態の概要を示すフローチャートである。本発明の製造方法においては、結着樹脂及び着色剤等の原材料を混合手段により混合し原材料混合物を得、該原材料混合物を混練手段により溶融混練し、得られた混練物を冷却した後、冷却物を粗砕手段により粉砕し、必要に応じてさらなる粉砕を行って得られた粗砕物をトナー粗砕原料として使用する。
【0014】
先ず、トナー粗砕原料を粉砕手段により粉砕して得られた粉砕トナー原料を第1分級手段に供給し、粉砕粗粉と粉砕微粉に分級して、微粉をトナー粉砕物として第2分級手段に供給する。粗粉はトナー粗砕原料と共に再度粉砕手段に供給されて粉砕される。第2分級手段では、微粉を除去して所定の粒径のトナー粒子を得る。第2分級手段において除去された微粉は、必要に応じて混合手段に供給されて原材料と共に再度混合して使用することも好ましく行われる。
【0015】
本発明においては、トナー粗砕原料を粉砕手段に供給する前に第1分級手段に供給することが好ましい。第1分級手段によって予め粗粉のみとしたものを粉砕手段に投入することにより、より効率よく粉砕、分級を行うことができるからである。
【0016】
本発明に用いられるトナー粗砕原料の粉砕手段は、加速管と、該加速管の出口側に配置された複数の衝突部材とを有する粉砕機であり、トナー粗砕原料を、上記加速管の後端部から供給し、高圧気体により搬送加速し、第1の衝突部材に衝突させた後、第2以降の衝突部材に衝突させて粉砕し、粉砕トナー原料とする。当該分級機においては、トナー粗砕原料を加速管の後端部から供給し、高圧気体により搬送加速することで、該トナー粗砕原料と該高圧気体の混合流が形成され、トナー粗砕原料は加速管出口側に配置される第1の衝突部材に衝突した後に一次粉砕される。一次粉砕は、第1衝突部材の頂点周辺にて行われるため、粉砕すると同時に粉体の分散が良好となり、第2以降の衝突部材に衝突させて粉砕する際に、分散が良好な状態で粉砕されるため、粉体の凝集、融着を防止でき、効率の良い粉砕が可能で不要な粗い粒子の生成を抑え、粒度分布の狭い粉砕トナー原料を得ることができる。
【0017】
当該粉砕手段として具体的には、例えば図2に示すような粉砕機が好ましく用いられる。図中、11はトナー粗砕原料供給管、13は加速管、14は加速管スロート部、15は高圧気体噴出ノズル、16はトナー粗砕原料供給口、17は高圧気体供給口、18は高圧気体チャンバー、19は高圧気体導入管、20は加速管出口、21は第1衝突部材、22、22’は衝突面、23は粉砕室、24は側壁、25は粉砕トナー原料排出口である。
【0018】
図2の粉砕機において、トナー粗砕原料供給管11より供給されたトナー粗砕原料は、加速管13のスロート部14の内壁と、高圧気体噴出ノズル15の外壁との間で形成されたトナー粗砕原料供給口16(スロート部14でもある)から加速管13へと供給される。尚、高圧気体噴出ノズル15の中心軸と、加速管13の中心軸とは、実質的に同軸上にあることが好ましい。
【0019】
一方、高圧気体は、高圧気体供給口17より導入され、高圧気体チャンバー18を経由して、好ましくは複数本の高圧気体導入管19を通り、高圧気体噴出ノズル15より加速管出口20方向に向かって急激に膨張しながら噴出する。この時、加速管スロート部14の近傍で発生するエゼクター効果により、トナー粗砕原料は、共存している気体に同伴されながらトナー粗砕原料供給口16より加速管出口20方向に向かって、加速管スロート部14において高圧気体と均一に混合されながら急加速される。そして、加速管出口20に対向した第1の衝突部材21の衝突面22に、粉体濃度の偏りなく均一な固気混合流の状態で衝突する。衝突時に発生する衝撃力は、十分分散した個々の粒子(トナー粗砕原料)に与えられるため、非常に効率の良い粉砕を実施することができる。尚、高圧気体の圧力は、4×10〜7×10Paが用いられ、流量は、粉砕機のスケールに合わせて適宜設計される。
【0020】
衝突部材21の衝突面22にて粉砕された粉砕物は、さらに粉砕室23の側壁24を第2以降の衝突部材として二次衝突(または三次衝突)し、衝突部材21の後方に配設された粉砕トナー原料排出口25より排出される。また、図2に示した衝突式気流粉砕機において、衝突部材21は円錐状の形状が好ましく用いられるが、さらに好ましくは衝突面22を図3に示す如く円錐状の突起を中央部に有する衝突面とすれば、粉砕室23内における粉砕物の分散を均一に行い、側壁24との高次衝突を効率よく行うことができるのでさらに好ましい。さらに、粉砕トナー原料排出口25が衝突部材21よりも後方にある場合には、粉砕トナー原料の排出を円滑に行うことができるので、好ましい態様である。
【0021】
即ち、図2に示したように、衝突部材21の衝突面22に中央部が突出している錐体状の中央突出部を設けることにより、加速管13から噴出されたトナー粗砕原料と圧縮空気の固気混合流は、衝突部材21の突起表面の衝突面22で一次粉砕され、さらにその外周に設けられている円錐状の衝突面22’で二次粉砕された後、粉砕室側壁24で三次粉砕される。
【0022】
この時、衝突部材21に好適な構成は以下に示すとおりである。図3において、衝突部材21の突起表面中央部における衝突面22のなす頂角α(°)と、外周衝突面22’と加速管12の中心軸の垂直面に対する傾斜角β(°)が、下記の関係を満足するときに、非常に効率よく粉砕が行われる。
【0023】
0<α<90、β>0
30≦α+2β≦90
【0024】
即ち、α=90の時は、中央の突起表面22で一次粉砕された粉砕物の反射流が、加速管23から噴出する固気混合流の流れを乱す傾向にあり、β=0の時は、外周衝突面22’が固気混合流に対して直角に近くなり、外周衝突面22’での反射流が固気混合流に向かって流れるため、固気混合流の乱れを生じやすく粉砕効率が低下する傾向にある。さらに、β=0の時には、外周衝突面22’上での粉体濃度が大きくなり熱可塑性樹脂を主成分とする粉体を原料とした場合、外周衝突面22’上で融着物及び凝集物を生じやすく、かかる融着物を生じた場合、粉砕機の安定した運転が困難となる。
【0025】
また、α+2β<30の時には、突起表面22での一次粉砕の衝撃力が弱められるため、粉砕効率の低下を招き、α+2β>90の時には、外周衝突面22’での反射流が、固気混合流の下流側に流れるため、粉砕室側壁24での三次粉砕の衝撃力が弱くなり、粉砕効率の低下を引き起こす。
【0026】
さらに好ましいα、βの値は以下の通りである。
【0027】
0<α<80
5<β<40
【0028】
本発明においては、上記のような構造の衝突式気流粉砕機を用いることによって、図9に示したような従来の気流粉砕機を用いた場合に比べて、衝突回数を増やし、且つ、より効果的に原料粒子を衝突させることができるため、粉砕効率の向上を図ることが可能であると共に、衝突後の粉砕物の分散も良好となり、図9に示す従来の粉砕機よりも効率良くトナー破砕原料を粉砕することができる。
【0029】
図9に示した従来の気流粉砕機は、衝突面96を有する衝突部材94があり、粉体供給部95から粉体が供給される。高圧気体入力部91から高圧気体が入力され、加速管92内部を空気と共に加速され、ノズル先端部93から粉砕室98に向けて高速に噴出される。中心線に対して90°の平面状である衝突部材94の衝突面96に衝突し、粉砕され、排出部97を通して排出される。
【0030】
本発明に用いられる粉砕機は、従来の粉砕機に比べ、樹脂や粘着性のある物質を粉砕する場合に、被粉砕物の融着、凝集及び素粒子が発生しにくく、高い粉体濃度での粉砕が可能であり、粉砕効率が高いことを特徴とすると共に、摩耗性のある粉砕原料を用いる場合においても、加速管内壁や衝突部材の衝突面に発生する摩耗が局部的に集中することがなく、それらの部材の長寿命化が図れ、安定な運転が可能である。
【0031】
このようにして得られた粉砕トナー原料より、第1分級手段により所定流度の粒子を捕集してトナー粉砕物を得る。本発明においては、上記した粉砕手段を用いていることにより、粉砕トナー原料に必要以上に粗い粒子を含まないようにすることができる。
【0032】
本発明において用いられる第1分級手段としては、公知の分級機が用いられるが、好ましくは図4に示す分級機が挙げられる。図中、31は本体ケーシング、32は分級室、33は案内室、34は分級ロータ、35は原料投入口、36は空気投入口、38は周波数変換器、39は微粉排出管、40は微粉回収手段、41はファン、42はホッパー、43はロータリーバルブ、45は粉砕手段である。また、図4中の分級ロータ34の拡大図を図5に示す。図中、44は羽根である。
【0033】
図4に示す分級機の分級ロータ34は、複数のスリットからなる回転ロータを回転させると共に、該ロータ内部より空気を吸引することにより、分級を行うものである。該ロータ34は、側面に一定の間隔で並んだ複数の羽根44を有し、個々の羽根44が分級ロータ34の中心と羽根44の先端を結ぶ直線に対して一定の角度θをなすようにして配置されたものである。
【0034】
この様な構造を有する回転式気流分級機を使用すれば、分級ロータ34により生ずる強制渦流によって、該分級機に導入される粉砕トナー原料が均一に分散され、処理量が増加したとしても分級機内で極微粒子が凝集を起こすことなく、高精度な分級が可能となる。
【0035】
上記した回転式気流分級機と、前記した本発明に係る粉砕手段との組み合わせは以下の理由で好ましいものである。粉砕手段における衝突面近傍の局所的流れは、中央部の突起表面の衝突面で均一に分散されるため、トナー粒子の融着、粗粒化、或いは凝集が抑制される効果もあって、第1分級手段における分級効率が非常に改善され、その結果、トナー粒子の粒径を微小化したとしても、第1分級手段への供給量は増加せず、分級機内でトナー粒子の凝集を発生することなく、高精度の分級が可能となり、トナー粉砕物を粒度分布のシャープなものとすることができる。よって、第2分級手段へと供給されるトナー粉砕物の粒度分布はシャープなものとなり、第2分級手段によって微粉のみを分級することにより、所望粒径のトナー粒子の収率を格段に向上させることができる。
【0036】
本発明で用いられる第1分級手段として具体的には、例えば、ホソカワミクロン社製;ティープレックス(ATP)分級機等が挙げられる。本発明においては、図4に示したような水平型回転ロータを有する回転式気流分級機を用いる事によって、微粉及び粗粉の分級精度を向上させることができる。図4の装置について以下に詳細に説明する。
【0037】
筒状の本体ケーシング31の内部には分級室32が形成されており、この分級室32の下部には案内室33がある。図4に示した分級機は個別駆動方式であり、分級室32内に、遠心力を利用した強制渦を発生させて原料(粉砕トナー原料、或いは、粉砕トナー原料とトナー粗砕原料)を、粗粉と微粉とに分級する。分級室32内には分級ロータ34が設けられており、案内室33に送り込まれた原料とエアーとを、分級ロータ34の側面からの吸引によって、分級室32内に旋回流入させる。
【0038】
原料(粉砕トナー原料、トナー粗砕原料)は、原料投入口35から投入され、空気は投入口36、さらには原料投入口35より原料と共に取り込まれる。原料は、流入空気と共に分級室32へと運ばれる。尚、投入口35を経て案内室33中を流動するエアーと原料とが、分級ロータ34に均一に配分されるようにすることが精度良く分級するためには好ましい。また、分級ロータ34へ到達するまでの流路は濃縮が起こりにくい形状にする必要がある。しかしながら、投入口35の位置はこれに限定されるものではない。
【0039】
上記分級機の構成部材である分級ロータ34は、直径Lが100〜1000mm、羽根44の長さLが10〜100mm、分級ロータ34の中心と羽根44の先端とを結ぶ直線と羽根44とのなす角度θが20〜90°であるものを使用するのが好ましい。図5に示したように、当該角度θは、直線OAとBCのなす角度ABCを指す。θが20°未満の場合、強い強制渦流を発生させづらく、また、発生させたとしても分級ロータ34の高速回転が必要であり、安定且つ安全な運転を維持することが難しく、好ましくない。また、θのさらに好ましい範囲は35〜65°であり、当該範囲に設定することで、分級室32に強い強制渦流を効率良く発生させることができる。
【0040】
図4の分級機においては、必要に応じて複数の分級ロータ34を配置することも好ましい構成の一つである。この様な形状を有する分級ロータ34のスピードコントロールは周波数変換器38を通して行われる。
【0041】
また、微粉排出管39は、サイクロンや集塵機のような微粉回収手段40を介して吸引ファン41に接続されており、該吸引ファン41を作動させることによって、分級ロータ34の側面から分級室32に吸引力を作用させて強制渦流を発生させている。
【0042】
上記のようにして、分級室32内に流入した原料は、高速回転する分級ロータ34により、強制渦流が発生している分級室32内で十分に分散されながら、強制渦流によって各原料粒子に作用する遠心力により粗粉と微粉とに遠心分離される。そして、分級室32内の粗粉は粉砕原料として、本体ケーシング31下部に接続してある粗粉排出用のホッパー42を通り、ロータリーバルブ43を介して前述の粉砕手段45に再び供給されて粉砕される。また、微粉は、微粉排出管39によって微粉回収手段40へと排出された後、後述する第2分級手段に導入されてさらに精緻な分級がなされ、所望の粒径のトナー粒子が得られる。
【0043】
本発明のトナーの製造方法においては、図4に示した分級機において、分級ロータ34の回転数は、1000〜8000rpmが好ましい。当該回転数が1000rpm未満の場合、分級室32内における強制渦流の発生が効率良くなされず、原料の分散及び分級が十分に行われず、また、回転数が8000rpmを超えると、安定且つ安全な運転を維持することが難しくなる。
【0044】
図4の分級機において、水平型回転ロータを上記したような高速で回転させると、分級室32内に強制渦流が効率良く発生して原料が均一に分散される。その結果、処理量が増加して微粒子が凝集を起こすことなく、高精度に分級を行うことができる。特に、上記のような構成を有する回転式気流分級機を上記のような高速回転で作動させることにより、回転する分級ロータ34の周速と羽根44の傾きが最適となり、効率良く、詳しくは低エネルギーで強制渦流を生じさせることが可能となるため、経済的に、精緻な分級を行うことができる。
【0045】
上記したような回転式気流分級機は、分級ロータの回転数によって分級点が決定され、微粒子領域での精緻な分級が可能となるが、従来は、これに接続される粉砕手段の効率が良好でなかったため、微小径のトナー粒子を得ることが難しく、得られたとしても、非常な労力を要していた。本発明においては、粉砕手段として図3に例示したような構成の、粉砕効率の良い衝突式気流粉砕機を用いているため、粉砕処理の性能向上が図られ、また、当該回転式分級機によって分級された粗粉の微粒子化も効率良くなされる。
【0046】
本発明においては、第1分級手段において分級され、粗粉を除去して得られたトナー粉砕物を第2分級手段においてさらに分級し、微粉を除去して所望の粒径のトナー粒子を得る。本発明の分級方法は、かかる第2分級手段を用いたトナー粉砕物の分級方法である。本発明に用いられる該第2分級手段は、中心軸が鉛直方向に配置し、上部を覆った分級ロータと、該分級ロータの外周の分級ゾーンに設けられた固定螺旋状案内手段とを有し、回転する上記分級ロータ上部より上記トナー粉砕物を供給して上記分級ゾーンへ導入し、上記固定螺旋状案内手段によりトナー粉砕物と空気とを分級ロータ側面上部から下部へと案内する過程において、分級ロータ内部より吸引される空気とともに上記トナー粉砕物より微粉を除去し、所望の粒径のトナー粒子を得る。
【0047】
本発明に用いられる第2分級手段としては、図6に示される構成を備えた分級機が好ましく用いられる。図6において、51はケーシング、52は駆動軸、53は案内羽根、54は分級空気入口、55は微粒物取り出し口、56は粗粒物取り出し口、58は分級ロータ、59は分級羽根、60は貫通部、61はねじ、62は固定ねじ、63は粗粒物排出室、64は微粒物排出室、66は分配円盤、67a〜67cは固定螺旋状案内手段、68はトナー粉砕物供給口である。
【0048】
本発明において用いられる分級手段においては、図6に示すように、中心軸が鉛直方向に配置し、回転する分級ロータ58上部からトナー粉砕物を供給口68より供給し、分級ロータ58外周の分級ゾーンへ導入することで、トナー粉砕物が分級ロータ58の上部を覆う分配円盤66の上面中心から外面に向かうため、該粉砕物が分散された状態で分級ゾーンへと供給されるため、分級効率が高い。また、当該分級手段において、分級ロータ58の外周に固定螺旋状案内手段67a〜67cが配設されており、該案内手段67a〜67cによりトナー粉砕物と空気が分級ロータ58の側面上部から下部へと案内される。分級ロータ58は内部より空気が吸引されており、トナー粉砕物に含まれる微粉は上記案内手段67a〜67cを下部へ移動する間に、該分級ロータ58内に吸引されて除去される。当該分級手段では、例えば、凝集した微粉が該分級ロータ58上部においてロータ外部へはじかれたとしても、案内手段67a〜67cに沿って下部へと移動する間に凝集が解けるため、効率良く微粉を除去することができ、粒度分布がシャープなトナー粒子が高収率で得られる。
【0049】
特に、本発明のトナー粒子の製造方法においては、真比重が1.2mg/cm以下であるような微細なトナー粒子の分級性能が向上するため、この様な微細なトナー粒子が望まれるフルカラートナーの製造に好ましく適用される。
【0050】
本発明において第2分級手段として用いられる図6の分級機についてさらに詳しく説明する。当該分級機は、ケーシング51の下方端部に駆動軸52が軸受けされており、該駆動軸52は軸の上方端部に分級ロータ58を有している。分級ロータ58はその側面に、同一円周上に一定の間隔で並んだ分級羽根59によりスリットを形成しており、スリットを構成する分級羽根59の高さで案内羽根53が不動に配置される。案内羽根53は、同一円周上に一定の間隔で並んでスリットを形成しており、一定の勾配を有する固定螺旋状は、分級ロータ58の分級羽根59の高さ全体にわたって延びている。図6の構成では、案内手段67a〜67cとして、一定の勾配を有する3本の螺旋状部材が使用され、案内羽根53に固定され、案内羽根53周方向に等配置に設置されることが好ましい。さらに、案内手段は図6の如く複数本設ける方が分級ゾーンでの旋回流を安定化し、トナー粉砕物の凝集を解き、分級精度が上がるという効果が得られる。
【0051】
分級ロータ58は、固定ねじ62によって駆動軸52に取り外し可能に固定されている。また、分配円盤66として構成された、分級ロータ58のカバー円盤は、取り外し可能なねじ61によって閉められている。
【0052】
本発明においては、上記分級ロータ58を構成する分級羽根59のエッジが円弧状に加工されている、いわゆるアールを形成していることが望ましい。具体的には、図7に示すように、分級羽根59のエッジが鋭利でなくなるように加工を施すことであり、正確な円弧でなくても、面取り等によってほぼ円弧状に加工したものも含む。この様な加工を施すことで、当該エッジのトナー粒子融着を効果的に防止することができる。特に、回転方向下流側のエッジに対してアールを形成することが好ましい。アールの好ましい形態としては、曲率半径が0.1〜10mmの円弧であり、当該半径が小さすぎると、特に雰囲気温度が高いときの連続運転時に、トナー粒子がエッジに付着融着し、分級されるトナー粒子に粗い粒子が混入する場合があり、当該トナー粒子を用いて画像を形成した際に、画像上にポチが発生したり、現像機中でトナー融着を招く原因となったりする。さらに好ましくは曲率半径が0.5〜8mm、望ましくは0.7〜5mmであり、5mm以下で特に高い分級精度及び高収率が得られる。
【0053】
トナー粉砕物は、供給口68より供給され、回転する分配円盤66を伝ってスリットを構成する分級羽根59と案内羽根53とで構成される分級ゾーンに供給される。
【0054】
分級空気の供給は、案内羽根53の後方の分級空気入口54を通って行われる。ケーシング51の内部にリング状の粗粒物排出室63が配置されており、粗粒物は粗粒物取り出し口56により収集され、本発明においてはこれがトナー粒子となる。
【0055】
分級ロータ58の下方には、カバー円盤65を介してリング状の微粒物排出室64が、駆動軸52に対して同軸的に配置され、カバー円盤65に設けられた貫通部60により、分級ロータ58の内部から微粒物排出室64内へ微粒物が排出され、次いで、該微粒物は、微粒物取り出し口55より収集される。
【0056】
真比重が1.2g/cm以下のトナー粒子、例えばフルカラー用のトナー粒子を製造する場合、真比重が1.2g/cmを超える磁性トナー粒子に比較して分級しづらいことから収率が劣る傾向にあるが、本発明においては、真比重が1.2g/cm以下のトナー粒子であっても、高い収率を維持することができる。本発明は、重量平均粒径が10μm以下、さらに好ましくは8μm以下の小粒径のシャープな粒度分布を有するトナー粒子を製造する際の収率の向上効果が顕著である。
【0057】
本発明の製造方法の好ましい装置システムの一例を図8に示す。図中、71は原材料貯蔵及び/または秤量システム、72は原材料混合手段、73は原材料混合物ホッパー及び定量供給装置、74は混練手段、75は混練物冷却装置、76は粗砕手段、77はトナー粗砕原料ホッパー及び定量供給装置、78はインジェクションフィーダー、79は第1分級手段、80は粉砕手段、81は捕集サイクロン、82はトナー粉砕物ホッパー及び定量供給装置、83は第2分級手段、84はトナー粒子取り出し口、85は回収ライン、86はインジェクションエアー、87は微粉捕集サイクロン、88は微粉ホッパー及び微粉供給装置である。
【0058】
図8のシステムにおいて、先ず原料貯蔵及び/または秤量システム71により、原材料の秤量を行い、秤量終了後に原材料混合手段72を用いて攪拌混合する。次いで、原材料混合物を原材料混合物ホッパー及び定量供給装置73を介して混練手段74にて溶融混練し、混練物を冷却装置75にて冷却し、粗砕手段76により粗粉砕してトナー粗砕原料とする。トナー粗砕原料は、トナー粗砕原料ホッパー及び定量供給装置77を用い、インジェクションエアー86によるインジェクションフィーダー78を用いて第1分級手段79に投入する。第1分級手段79において分級除去された粉砕粗粉は、粉砕手段80により粉砕されて粉砕トナー原料となり、上記トナー粗砕原料と共に第1分級手段79に送られ、分級された微粉がトナー粉砕物として捕集サイクロン81で捕集されてトナー粉砕物ホッパー及び定量供給装置82から第2分級手段83に送られる。第2分級手段83により分級された所望の粒子径のトナー粒子はトナー粒子取り出し口84から取り出され、それ以外(微粉)は必要に応じて原材料として用いることが可能である。例えば、微粉捕集サイクロン87において収集し、微粉ホッパー及び微粉供給装置88を使用し、再利用のための回収ライン85を設け、原材料と共に使用することも可能である。
【0059】
本発明のトナー粒子の製造方法においては、原材料として、結着物質、着色剤、さらには必要に応じて帯電制御剤や離型剤等の添加剤が用いられる。
【0060】
本発明において使用する結着物質としては、従来より電子写真用トナー結着樹脂として知られている各種の樹脂材料が好ましく用いられる。例えば、ポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・アクリル共重合体等のスチレン系共重合体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体の様なエチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸系樹脂等である。これらの樹脂の中で、特に負帯電能の高いポリエステル系樹脂を用いることが、カラートナーに使用するのに適している。
【0061】
着色剤としては、顔料及び/または染料を用いることができる。例えば染料としては、C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシックレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6等がある。顔料としては、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、ベンジジンオレンジG、パーマネントレッド4R、ウオッチングレッドカルシウム塩、エオシンレーキ、ブリリアントカーミン3B、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、クロムグリーン、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
【0062】
また、本発明で製造したトナー粒子をフルカラー画像形成用トナーとして使用する場合には、マゼンタ用着色顔料としては、C.I.ピグメントレッド1〜19,21〜23,30〜32,37〜41,48〜55,57,58,60,63,64,68,81,83,87〜90,112,114,122,123,163,202,206,207,209,C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.バットレッド1,2,10,13,15,23,29,35等が挙げられる。
【0063】
かかる顔料は単独で使用しても構わないが、染料と顔料とを併用してその鮮明度を向上させた方がフルカラー画像の画質の点からより好ましい。マゼンタ用染料としては、C.I.ソルベントレッド1,3,8,23〜25,27,30,49,81〜84,100,109,121,C.I.ディスパースレッド9、C.I.ソルベントバイオレット8,13,14,21,27、C.I.ディスパースバイオレット1の如き油溶染料;C.I.ベーシックレッド1,2,9,12〜15,17,18,22〜24,27,29,32,34〜40、C.I.ベーシックバイオレット1,3,7,10,14,15,21,25〜28の如き塩基性染料が挙げられる。
【0064】
シアン用着色顔料としては、C.I.ピグメントブルー2,3,15,16,17;C.I.アシッドブルー6;C.I.アシッドブルー45またはフタロシアニン骨格にフタルイミドメチル基を1〜5個置換した銅フタロシアニン顔料等である。
【0065】
イエロー用着色顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1〜17,23,65,73,83,97,180、C.I.バットイエロー1,3,20等が挙げられる。
【0066】
着色剤の使用量は結着樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1〜60質量部、より好ましくは0.5〜50質量部、さらに好ましくは1〜15質量部である。
【0067】
一方、ブラックトナー用の着色剤としては、カーボンブラックが挙げられ、結着樹脂100重量部に対して好ましくは2.0〜10重量部、さらに好ましくは3.0〜7重量%用いる。
【0068】
また、本発明によるトナー粒子を磁性トナーとして用いる場合、原材料に磁性体を用いる。その場合、磁性体は着色剤としての機能も有する。磁性材料としては、マグネタイト、マグヘマイト、フェライト等の酸化鉄、及び他の金属酸化物を含む酸化鉄;Fe、Co、Niのような金属、或いは、これらの金属とAl、Co、Cu、Pb、Mg、Ni、Sn、Zn、Sb、Be、Bi、Cd、Ca、Mn、Se、Ti、W、Vのような金属との合金、及びこれらの混合物等が挙げられる。これら磁性体は、結着樹脂100質量部に対して、好ましくは10〜200質量部、さらに好ましくは20〜150質量部使用する。
【0069】
帯電制御剤としては公知の種々の正荷電性または負荷電性のものを用いることができる。サリチル酸またはアルキルサリチル酸の金属塩乃至は金属錯体が用いられる。例えば3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸と金属との塩や錯体、特に3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸とクロム、アルミニウムまたは亜鉛との金属塩や金属錯体等が好適に用いられる。また、ベンジル酸アルミニウム、ジルコニウムなどの化合物も好ましく用いられる。
【0070】
本発明において、必要に応じて一種または二種以上の離型剤を、トナー粒子中に含有させてもかまわない。
【0071】
離型剤としては次のものが挙げられる。低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックスの如き脂肪族炭化水素系ワックス;酸化ポリエチレンワックスの如き脂肪族炭化水素系ワックスの酸化物;脂肪族炭化水素系ワックスのブロック共重合物;カルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステルワックスの如き脂肪酸エステルを主成分とするワックス;及び脱酸カルナバワックスの如き脂肪酸エステルを一部または全部を脱酸化したものなどが挙げられる。さらに、離型剤として、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸の如き飽和直鎖脂肪酸;ブランジン酸、エレオステアリン酸、バリナリン酸の如き不飽和脂肪酸;ステアリルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メリシルアルコールの如き飽和アルコール;ソルビトールの如き多価アルコール;リノール酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミドの如き脂肪酸アミド;メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミドの如き飽和脂肪酸ビスアミド;エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミドの如き不飽和脂肪酸アミド;m−キシレンビスステアリン酸アミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミドの如き芳香族系ビスアミド;ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムの如き脂肪酸金属塩(一般に金属石けんといわれているもの);脂肪族炭化水素系ワックスにスチレンやアクリル酸の如きビニルモノマーをグラフト化させたグラフトワックス;ベヘニン酸モノグリセリドの如き脂肪酸と多価アルコールの部分エステル化物;植物性油脂を水素添加することによって得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合物などが挙げられる。
【0072】
離型剤の量は、結着樹脂100質量部あたり0.1〜20質量部、好ましくは0.5〜10質量部が好ましい。
【0073】
本発明によれば、重量平均粒径が10μm以下のシャープな粒度分布を有するトナー製品を効率よく得ることが可能であり、特に重量平均粒径が8μm以下のシャープな粒度分布を有するトナー製品を効率よく得ることができる。
【0074】
【実施例】
(実施例1)
図8に示す装置システムの構成を用いてトナー粒子の製造を行った。但し、第2分級手段から得られる所望の粒径のトナー粒子以外の微粉は使用しなかった。
【0075】
本実施例における粉砕手段及び分級手段の詳細は以下に説明する。
【0076】
粉砕手段79としては、図2に示す構成の粉砕機を用い、第1分級手段72としては、図4に示す分級機を、第2分級手段83としては、ホソカワミクロン社製「315TSP」(分級ロータの羽根の下流側エッジに1.5mmの円弧状アールを形成)を固定螺旋状案内手段を3本配置した図6の構成に改造して用いた。各装置の詳細は以下の如くである。
【0077】
〔粉砕機〕
鉛直線を基準とした加速管13の長軸方向の傾き(以下、加速管傾きとする)を約0°とし実質的に鉛直に設置した。衝突部材21は図3に示すものを使用し、α=55°、β=10°、外径(直径)100mmとした。粉砕室23の形状は、内径150mmの円筒状のものとした。
【0078】
〔第1分級手段〕
分級ロータ34の直径Lは200mm、分級ロータ34の羽根44の長さLは30mmであり、分級ロータ34の中心と羽根44の先端とを結ぶ直線と羽根44とのなす角θを45°に設定した。
【0079】
〔原材料〕
・ポリエステル樹脂   100質量部
・イエロー顔料     4.5質量部
・サリチル酸金属錯体  4.0質量部
上記処方にて、原材料混合装置72としては、ヘンシェルミキサー;三井三池化工機社製「FM−75型」、混練手段としては、温度100℃に設定した2軸混練機;池貝鉄工社製「PCM−30型」を用いて混合し、溶融混練した。次いで、冷却装置として冷却手段を内部に備えた対向するロール間を通過させることで冷却した後に、粗砕手段76としてハンマーミルを用い、粒径1mm以下に粗粉砕し、トナー粗砕原料を得た。
【0080】
該トナー粗砕原料を、トナー粗砕原料ホッパー及び定量供給装置77(定量供給装置はテーブル式を用いた)にて、35.0kg/hの割合でインジェクションフィーダー78にて、第1分級手段79に供給し、次いで粉砕手段80により微粉砕した。この時、第1分級手段79の分級ロータ34の回転数は、3400rpmとした。
【0081】
粉砕手段80のトナー粗砕原料供給管11より供給されたトナー粗砕原料は、圧力6.0×10Pa、6.0Nm/minの圧縮空気を用いて粉砕された後、原料導入部にて供給されているトナー粗砕原料と混合されて、再び第1分級手段79へと導入し、閉回路粉砕を行った。
【0082】
一方、第1分級手段79で分級されたトナー粉砕物は、捕集サイクロン81にて捕集され、トナー粉砕物ホッパー及び定量供給装置82へと導入されて貯蔵される。この時に第1分級手段79で分級されて得られたトナー粉砕物は、重量平均径が6.8μmであり、粒径4.0μm以下の粒子が54個数%、且つ粒径10.1μm以上の粒子を4.1体積%含有するシャープな粒度分布を有していた。
【0083】
貯蔵されたトナー粉砕物は、第2分級手段83の供給口68より150kg/hの割合で供給した。分級ロータ58の回転数は、3000rpmとした。第2分級手段83で分級された中粉体(分級品)は、重量平均粒径が7.2μmであり、粒径4.0μm以下の粒子を22個数%含有し、粒径10.1μm以上の粒子を5.6体積%含有するシャープな粒度分布を有しており、トナー粒子として優れた性能を有していた。この時、投入されたトナー粉砕物に対する最終的に得られたトナー粒子の量の比率(即ち、分級収率)は86%であった。真比重は、1.1g/cmであった。分級ロータ58の分級羽根59のエッジを確認したところトナー原材料の融着物は見られなかった。詳細を、表1に挙げる。
【0084】
本実施例における粒度分布は次の測定装置を用いて行なった。即ち、測定装置としては、コールターカウンターTA−II型或いはコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)を用いた。電解質溶液には、1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製して用いたが、例えば、ISOTONR−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)を使用することができる。測定方法としては、前記電解質溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベルゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解質溶液は超音波分散機で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用い、トナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分布とを算出した。それから、体積分布から求める重量基準の重量平均粒径を求めた。
【0085】
(実施例2)
図6の分級機において、固定螺旋状案内手段を1本とし、3周の長さに製造した以外は実施例1とほぼ同様に製造を行った。トナー粒子の分級収率は84%であった。詳細を表1に挙げる。
【0086】
(比較例1)
実施例1において用いたトナー粗砕原料を用い、ターボミル「T−250」を用いて、重量平均径が6.8μmとなるように供給量を調整し、粉砕した。次いで、分級機として実施例1で第2分級機として用いた「315TSP」(分級ロータの羽根のエッジにアールを形成しないもの)を用い、微粉をカットした。この時の粉体の粒度分布を確認したところ、粗粉の量が増加していることが確認できた。分級ロータのエッジを確認したところトナー原材料の融着物が見られ、この融着物が混合したためと考えられる。この後に、さらに同じ分級機を用いて粗粉をカットしたところ、分級収率は、74%であった。詳細を表1に挙げる。
【0087】
(実施例3)
実施例1において、第1分級手段の分級ロータ34の回転数を3000rpmとし、第2分級手段の分級ロータの回転数を2800rpmとする以外は実施例1とほぼ同様に製造を行った。トナー粒子の分級収率は、87%であった。詳細を表1に挙げる。
【0088】
(比較例2)
実施例1において用いたトナー粗砕原料を用い、ターボミル「T−250」を用いて、重量平均径が、8.1μmとなるように供給量を調整し粉砕した。次いで、分級機として実施例1で用いた第2分級機「315TSP」(分級ロータの羽根のエッジにアールを形成しないもの)を用い、微粉をカットした後に、さらに同じ分級機を用いて粗粉をカットしたところ、トナー粒子の分級収率は、78%であった。詳細を表1に挙げる。
【0089】
(実施例4)
実施例1において、イエロー顔料の代わりにシアン顔料を5質量部、マゼンタ顔料を5質量部、及びカーボンブラック7質量部を用いることを除いて同様に製造を行い、トナー粒子を得た。真比重は、いずれも1.1g/cmであった。
【0090】
上記各色のトナー粒子100質量部に対し、疎水性酸化チタン微粒子1.5質量部を添加しヘンシェルミキサーで乾式混合し、シアン、マゼンタ、ブラックトナーを得た。さらに、実施例1にて得られたイエロートナー粒子に同様の外添を行いイエロートナーを得た。
【0091】
上記トナーとシリコーン樹脂をコートしたキヤリアを混合し、現像機としてキヤノン社製「CLC1000」を用いて、画像を出力したところ、高品質で、画像欠陥のない鮮明な高精細フルカラー画像が得られた。
【0092】
【表1】
Figure 2004078063
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易な装置構成でありながら、微細なトナー粒子、特に、フルカラー用トナーに好適なトナー粒子を、高品質で且つ高収率で製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー粒子の製造方法の好ましい実施形態の概要を示すフローチャートである。
【図2】本発明に用いられる粉砕機の構成を示した図である。
【図3】図2の粉砕機の衝突部材を示す図である。
【図4】本発明にかかる第1分級手段の一例である分級機の構成を示す図である。
【図5】図4の分級機の分級ロータの拡大図である。
【図6】本発明にかかる第2分級手段の一例である分級機の構成を示す図である。
【図7】図6の分級機の分級ロータの羽根のアール加工の説明図である。
【図8】本発明の製造方法に好ましい装置システムの一例を示す図である。
【図9】従来用いられていた粉砕機の一例の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 トナー粗砕原料供給管
13 加速管
14 加速管スロート部
15 高圧気体噴出ノズル
16 トナー粗砕原料供給口
17 高圧気体供給口
18 高圧気体チャンバー
19 高圧気体導入管
20 加速管出口
21 第1衝突部材
22、22’ 衝突面
23 粉砕室
24 側壁
25 粉砕トナー原料排出口
31 本体ケーシング
32 分級室
33 案内室
34 分級ロータ
35 原料投入口
36 空気投入口
38 周波数変換器
39 微粉排出管
40 微粉回収手段
41 ファン
42 ホッパー
43 ロータリーバルブ
44 羽根
45 粉砕手段
51 ケーシング
52 駆動軸
53 案内羽根
54 分級空気入口
55 微粒物取り出し口
56 粗粒物取り出し口
58 分級ロータ
59 分級羽根
60 貫通部
61 ねじ
62 固定ねじ
63 粗粒物排出室
64 微粒物排出室
66 分配円盤
67a〜67c 固定螺旋状案内手段
71 原材料貯蔵及び/または秤量システム
72 原材料混合手段
73 原材料混合物ホッパー及び定量供給装置
74 混練手段
75 混練物冷却装置
76 粗砕手段
77 トナー粗砕原料ホッパー及び定量供給装置
78 インジェクションフィーダー
79 第1分級手段
80 粉砕手段
81 捕集サイクロン
82 トナー粉砕物及び定量供給装置
83 第2分級手段
84 トナー粒子取り出し口
85 回収ライン
86 インジェクションエアー
87 微粉捕集サイクロン
88 微粉ホッパー及び微粉供給装置
91 高圧気体入力部
92 加速管
93 ノズル先端部
94 衝突部材
95 粉体供給部
96 衝突面
97 排出部
98 粉砕室

Claims (8)

  1. 中心軸が鉛直方向に配置し、上部を覆った分級ロータと、該分級ロータの外周の分級ゾーンに設けられた固定螺旋状案内手段とを有する分級手段を用い、回転する上記分級ロータ上部よりトナー粉砕物を供給して上記分級ゾーンへ導入し、上記固定螺旋状案内手段によりトナー粉砕物と空気とを分級ロータ側面上部から下部へと案内する過程において、分級ロータ内部より吸引される空気とともに上記トナー粉砕物より微粉を除去し、所定の粒径のトナー粒子を得る分級方法であって、
    上記分級ロータを構成する羽根のエッジが円弧状に加工されていることを特徴とするトナー粒子の分級方法。
  2. トナー粗砕原料を粉砕手段において衝突部材に衝突させて粉砕し、分級手段において分級して所定の粒径のトナー粒子を得るトナー粒子の製造方法において、
    加速管と、該加速管の出口側に配置された複数の衝突部材とを有する粉砕手段を用い、トナー粗砕原料を、上記加速管の後端部から供給し、高圧気体により搬送加速し、第1の衝突部材に衝突させた後、第2以降の衝突部材に衝突させて粉砕し、粉砕トナー原料とした後、
    上記粉砕トナー原料を第1分級手段により粗粉を除去し、所定の粒径の粒子を捕集してトナー粉砕物とし、
    中心軸が鉛直方向に配置し、上部を覆った分級ロータと、該分級ロータの外周の分級ゾーンに設けられた固定螺旋状案内手段とを有する第2分級手段を用い、回転する上記分級ロータ上部より上記トナー粉砕物を供給して上記分級ゾーンへ導入し、上記固定螺旋状案内手段によりトナー粉砕物と空気とを分級ロータ側面上部から下部へと案内する過程において、分級ロータ内部より吸引される空気とともに上記トナー粉砕物より微粉を除去し、所定の粒径のトナー粒子を得ることを特徴とするトナー粒子の製造方法。
  3. 上記第2分級手段の分級ゾーンに、上記固定螺旋状案内手段が複数本設けられている請求項2に記載のトナー粒子の製造方法。
  4. 上記第1分級手段が、側面に複数のスリットを備えた回転ロータを回転させるとともに、該ロータ内より空気を吸引することで、所定の粒径のトナー粉砕物を捕集する請求項2または3に記載のトナー粒子の製造方法。
  5. トナー粗砕原料を、上記粉砕手段に供給する前に、粉砕トナー原料と共に上記第1の分級手段に供給する請求項2乃至4のいずれかに記載のトナー粒子の製造方法。
  6. 上記分級ロータを構成する羽根のエッジが円弧状に加工されている請求項2乃至5のいずれかに記載のトナー粒子の製造方法。
  7. トナー粒子の真比重が1.2g/cm以下である請求項2乃至6のいずれかに記載のトナー粒子の製造方法。
  8. トナー粒子がフルカラー用トナーを構成する請求項2乃至7のいずれかに記載のトナー粒子の製造方法。
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