JP2004077721A - 大正琴実演奏補正プログラム及び大正琴実演奏補正装置 - Google Patents

大正琴実演奏補正プログラム及び大正琴実演奏補正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】音の強弱はそのままで、テンポのずれや音程のずれを修正する。
【解決手段】コンピュータを、楽譜入力手段、楽譜データ記憶手段、音符データ作成手段、実音入力手段、サンプリングデータ作成手段、基準演奏ファイル作成手段、実演奏入力手段、実演奏記憶手段、波形微分手段、無音部挿入手段、実演奏音データ記憶手段、実演奏最大振幅周波数記憶手段、実演奏音長記憶手段、及び音符データに対し実演奏ファイルの対応する音データが音長は0ミリセコンド〜300ミリセコンド、最大振幅周波数はマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合は実演奏ファイルの音データを、実演奏ファイルの音データが上記を満足しない場合はサンプルデータファイルの音データを、演奏修正ファイルに開始時間とともに記憶するようにした実演奏修正手段、補正後の演奏をさせるようにした演奏再現手段、として機能させるための大正琴実演奏補正プログラム。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、大正琴の演奏をコンピュータを利用し、演奏自体の音を極力使用しながら、テンポのずれや音程のずれを予め記憶させてある大正琴の音源を利用して楽譜通りに修正するようにしたものである。
特に本発明は、大正琴の合奏演奏を練習する場合に、各パート毎の演奏が楽譜通りに正確なテンポや音程で再現されるようにし、合奏練習が効率的に行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
大正琴には、ソプラノ、アルト、テナー、ベースといった音域の異なる楽器があり、一般にはそれぞれの楽器の演奏を合わせた合奏形式で演奏される。
そして、大正琴を練習するための教室では、指導者が演奏の手本を示す場合、それぞれの楽器を一つづつ演奏している。しかしながら、一人の指導者が合奏のイメージを一人の演奏により手本として示すことは不可能である。
【0003】
この場合、合奏イメージの手本としては以下の二通りが考えられる。
▲1▼ 楽譜に基づいて、コンピュータで演奏させる方法。すなわち、コンピュータに演奏させようとする曲の各パートの楽譜を入力し、コンピュータによる合成音を利用して自動演奏させるものである。
▲2▼ 指導者がそれぞれのパートをコンピュータに録音し、それを多重することで合奏音として示す方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コンピュータで自動演奏させたものはテンポや音程は正確であるが、あまりに機械的な演奏であるため音楽性に欠け合奏のイメージとは異なったものとなってしまうのが実情である。したがって、合奏のイメージとしては後者の指導者の演奏を多重録音した方が望ましいが、現実には指導者の技量にもよるが、各パートごとにテンポがずれたり音程が微妙にずれたりして、合奏手本として用いるには音楽的にはグレードの低いものとなってしまっている。
【0005】
人間の五感により、指導者の演奏した各パートの録音データ(WAVEデータ)について、テンポのずれや音程のずれを手作業により修正することは可能であるが、非常に多くの時間を要し現実問題として大変な作業である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、指導者の演奏した各パートの録音データを利用し、これをコンピュータを利用してテンポのずれや音程のずれをコンピュータにより自動的に補正できるようにすれば、基本となる演奏は指導者の演奏に基づいたものなので音の強弱や曲想等については指導者の演奏をそのまま再現しながら、曲全体として統率のとれた合奏手本を簡単に作成することが可能となる。
【0007】
そこで、この発明にかかる大正琴実演奏補正プログラムは上記課題を解決するために、大正琴の実演奏を補正して再現するためにコンピュータを、演奏する曲の楽譜をコンピュータに入力する楽譜入力手段、楽譜入力手段で入力された楽譜につき曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに、音符や休符について一音毎に音階と音符や休符の種類と、その他必要な臨時記号や強弱記号や特殊演奏記号等の諸記号を楽譜データファイルに記憶する楽譜データ記憶手段、楽譜データファイルに記憶した一音符毎に、長さを楽譜に指示されたテンポに基づきミリセコンドの単位に換算した音長及び開始時間並びに最大振幅周波数を音符データとして前記楽譜データファイルに記憶する音符データ作成手段、演奏に使用する楽器の音をコンピュータに入力する実音入力手段、実音入力手段で入力した楽器の音を一音ずつ、音程とテンポと音符の種類と音符長及びフーリエ展開して求めた最大振幅周波数により整理してサンプルデータファイルを作成するサンプルデータ作成手段、実演奏をコンピュータに入力する実演奏入力手段、実演奏入力手段で入力した演奏をWAVEデータとして記憶する実演奏記憶手段、実演奏記憶手段により記憶しているWAVEデータについて、その波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスが発生するようにする波形微分手段、インパルスが発生した部分の直前に無音部を挿入して各音を分割する無音部挿入手段、無音部挿入手段により各音に分割された音を実演奏ファイルに音データとして記憶する実演奏音データ記憶手段、実演奏ファイルの音データの各音について、窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を実演奏ファイルに記憶する実演奏最大振幅周波数記憶手段、実演奏ファイルの音データ各音について、音の長さを計測しミリセコンドの単位で実演奏ファイルに記憶する実演奏音長記憶手段、楽譜データファイルの各音と実演奏ファイルの各音を演奏順に対照し、楽譜データファイルを基準として演奏順に各音について、実演奏ファイルの実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイルの音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長とを比較し、楽譜データファイルの音符データの音に対し、実演奏ファイルの対応する音データの音が音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンド、最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合にはその対応する実演奏ファイルの音データを、また対応する実演奏ファイルの音データが上記2条件を満たしていない場合には実演奏ファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、さらに実演奏ファイルの音データに上記2条件を満たしている音データがない場合はサンプルデータファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、実演奏ファイルの対応する音データ又は実演奏ファイルから検索した音データ又はサンプルデータから検索した音データを演奏修正ファイルに順次楽譜データファイルに基づいた開始時間とともに記憶するようにした実演奏修正手段、演奏修正ファイルに記憶した音データ及び開始時間に基づき補正後の演奏をさせるようにした演奏再現手段、として機能させるようにしたものである。
【0008】
また上記に加え、複数の楽器についてそれぞれ個別に演奏修正ファイルを作成し、それらを合奏形式で再現させるようにした合奏再現手段、
として機能させるようにしたものである。
さらに上記に加え、楽譜入力手段により入力した楽譜を画面に表示する楽譜表示手段、演奏再現時に演奏楽譜を画面に表示する演奏楽譜表示手段、
として機能させるようにしたものである。
【0009】
あるいは、この発明にかかる大正琴実演奏補正装置は大正琴の実演奏を補正して再現するための装置であって、上記大正琴実演奏補正プログラムを組み込んだコンピュータ装置からなるものである。さらに、装置としての使用便宜を高めるために開放弦修正手段や基準演奏ファイル作成手段を有するものである。
【0010】
【作用】
先ず、演奏する曲の楽譜をコンピュータに入力し、曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに、音符について一音符毎に音階と長さとその他必要な臨時記号や強弱記号や特殊演奏記号等の諸記号を楽譜データファイルに記憶させる。さらに、楽譜データファイルには楽譜に指示されたテンポに基づきミリセコンド単位に換算した一音符毎の音長及び開始時間並びに最大振幅周波数を音符データとして記憶させる。
【0011】
また、演奏に使用する楽器の音をコンピュータに入力(サンプリング)し、楽器の音を一音ずつ音程とテンポと音符の種類と音符長及びフーリエ展開して求めた最大振幅周波数により整理してサンプルデータファイルに記憶させる。
【0012】
一方、実演奏をコンピュータに入力し、演奏をWAVEデータとして記憶させ、実演奏記憶手段により記憶しているWAVEデータについて、その波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスが発生するようにし、インパルスが発生した部分の直前に無音部を挿入して各音を分割(スライス)し、各音に分割された音を実演奏ファイルに音データとして記憶させる。
【0013】
そして実演奏ファイルの音データの各音について、窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を実演奏ファイルに記憶させ、実演奏ファイルの音データ各音について、音の長さを計測しミリセコンドの単位で実演奏ファイルに記憶させる。
【0014】
ここまでの準備が整ったら演奏補正として、楽譜データファイルを基準として演奏順に各音について、実演奏ファイルの実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイルの音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長とを比較し、楽譜データファイルの音符データの音に対し、実演奏ファイルの対応する音データの音が音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンド、最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合にはその対応する実演奏ファイルの音データを、また対応する実演奏ファイルの音データが上記2条件を満たしていない場合には実演奏ファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、さらに実演奏ファイルの音データに上記2条件を満たしている音データがない場合はサンプルデータファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、実演奏ファイルの対応する音データ又は実演奏ファイルから検索した音データ又はサンプルデータから検索した音データを演奏修正ファイルに順次楽譜データファイルに基づいた開始時間とともに記憶させる。
【0015】
そして、演奏修正ファイルに記憶した音データに基づき補正後の演奏をさせるように指示し、適当なスピーカー等の再現装置を経て演奏を再現する。
【0016】
また、複数の楽器についてそれぞれ個別に演奏修正ファイルを作成したのち、個別に作成した演奏修正ファイルを合奏形式で再現させるようにする。さらに、楽譜入力手段により入力した楽譜を画面に表示できるようにし、演奏再現時に演奏楽譜を画面に表示させるようにする。
【0017】
一方必要に応じて、電子的な基準音演奏をさせるために、楽譜データファイルに記憶させてある各音符に対応する音をサンプルデータファイルより取り出し開始時間とともに基準演奏ファイルに音データとして整理して記憶させたり、実演奏録音時の調弦誤差を修正するために開放弦の音を入力して調弦のずれを修正できるようにしておいてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、この発明にかかる大正琴実演奏補正プログラム及び大正琴実演奏補正装置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の大正琴実演奏補正装置のシステム構成の概要を示す図であり、図2〜図17は楽譜や画面表示の例やそれぞれのデータファイルの内容を示す図である。図18〜図24は該装置により実行される処理のフローである。なお、大正琴実演奏補正プログラムについても機能的には同様な構成となっている。
【0019】
図1において、1は楽譜入力手段であり演奏する曲の楽譜をコンピュータに入力するためのものであり、2は楽譜データ記憶手段であり楽譜入力手段1で入力された楽譜につき曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに、音符や休符について一音毎に音階と音符や休符の種類と、その他必要な臨時記号や強弱記号や特殊演奏記号等の諸記号を楽譜データファイル3に記憶する。4は音符データ作成手段であり楽譜データファイル3に記憶した一音符毎に、長さを楽譜に指示されたテンポに基づきミリセコンドの単位に換算した音長及び開始時間並びに最大振幅周波数を音符データとして前記楽譜データファイルに記憶する。
【0020】
5は実音入力手段であり演奏に使用する楽器の音をコンピュータに入力させるものであり、6はサンプルデータ作成手段であり実音入力手段5で入力した楽器の音を一音ずつ、音程とテンポと音符の種類と音符長及びフーリエ展開して求めた最大振幅周波数により整理してサンプルデータファイル7を作成する。
【0021】
8は基準演奏作成手段であり楽譜データファイル3に記憶している各音符に対応する音をサンプルデータファイル7より取り出し開始時間とともに基準演奏ファイル9に音データとして整理する。10は基準音演奏手段であり基準演奏ファイル9に基づいて基準音演奏を行うためのものである。なお、この基準演奏作成手段8と基準演奏ファイル9と基準音演奏手段10は、主に練習を行う生徒等が曲のテンポ等の参考用に聞くために必要なものであり、実演奏補正のためには必ずしもなくてもよいものである。
【0022】
11は実演奏入力手段であり実演奏をコンピュータに入力するためのものであり、12は開放弦修正手段であり実演奏録音時の調弦誤差を修正するために、開放弦の音を入力して調弦のずれを修正するものである。13は実演奏記憶手段であり実演奏入力手段11で入力した演奏をWAVEデータ14として記憶するためのものである。
【0023】
15は波形微分手段であり実演奏記憶手段13により記憶しているWAVEデータ14について、その波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスが発生するようにするためのものであり、16は無音部挿入手段でありインパルスが発生した部分の直前に無音部を挿入して各音を分割するものである。17は実演奏音データ記憶手段であり無音部挿入手段16により各音に分割された音を実演奏ファイル18に音データとして記憶するためのものである。
【0024】
19は実演奏最大振幅周波数記憶手段であり実演奏ファイル18の音データの各音について、窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を実演奏ファイル18に記憶するためのものであり、20は実演奏音長記憶手段であり実演奏ファイル18の音データ各音について、音の長さを計測しミリセコンドの単位で実演奏ファイル18に記憶するものである。
【0025】
21は実演奏修正手段であり、楽譜データファイル3の各音と実演奏ファイル18の各音を演奏順に対照する。そして、楽譜データファイル3を基準として演奏順に各音について、実演奏ファイル18の実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイル3の音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長とを比較する。
【0026】
その結果、楽譜データファイル3の音符データの音に対し、実演奏ファイル18の対応する音データの音が音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンド、最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合には実演奏ファイル18の音データを、また対応する実演奏ファイルの音データが上記2条件を満たしていない場合には実演奏ファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、さらに実演奏ファイルの音データに上記2条件を満たしている音データがない場合はサンプルデータファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索する。
【0027】
そして上記の順番により照合又は検索した結果に基づき、実演奏ファイルの対応する音データ又は実演奏ファイルから検索した音データ又はサンプルデータから検索した音データを、演奏修正ファイル22に楽譜データファイル3に基づいた開始時間とともに記憶するようにするものである。
【0028】
23は演奏再現手段であり演奏修正ファイル22に記憶した音データ及び開始時間に基づき補正後の演奏をさせるようにしたものである。24は合奏再現手段であり、複数の楽器についてそれぞれ個別に演奏修正ファイル22を作成したものを、合奏形式で再現させるものである。25は楽譜表示手段であり、楽譜入力手段1により入力した楽譜を画面に表示するためのものであり、26は演奏楽譜表示手段であり演奏再現時に演奏楽譜を画面に表示するためのものである。
【0029】
【実施例】
まず、実施例についての説明をする前に大正琴で使用される楽譜について説明する。大正琴は通常の五線譜の楽譜を使用する場合もあるが、その他図2に示すような楽譜もある。図2は大正琴の楽譜の2小節分の一例を示したものである。また図3はこのような形式の楽譜についての各音符等の種類やその他楽譜記号の見方についての説明を記したものである。
【0030】
楽譜入力手段1により演奏する楽譜の情報をコンピュータに入力し、楽譜データ記憶手段2により、図4に示すように楽譜データファイル3に曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに音符や休符について一音毎に音階と音符や休符の種類を整理し配列Aとして記録する。一拍分ごとにデータを区切り、楽譜の拍数に応じて0列(第1拍目)〜n列(最終拍目)の長さの配列Aを作成する。
【0031】
楽譜入力手段1としては画面に無記入の配列Aを表示させ、そこに手作業で一音ずつ必要な情報を記入していくようにしてもよいし、図2のような楽譜や一般的な五線譜による楽譜を画像として読取りこれを自動的に配列Aの状態に整理できるようにプログラミングしておいてもよい。あるいは、大正琴の楽譜として通常の五線譜のものを利用する場合は、一般に利用されている各種楽譜入力手段が利用できる。なお、配列Aの状態に整理した楽譜は、楽譜表示手段25により図2に示すような楽譜が画面に表示されるようにし、演奏時には演奏楽譜表示手段26により演奏箇所をカーソルで示すようにしてもよい。
【0032】
また、配列Aの楽譜データファイル3の一音符毎に、図5に示すように配列A−1−1として音符種類に対応した音符長と開始時間を、配列A−1−2として音符の音程に応じた最大振幅周波数を音符データ作成手段4により作成し、楽譜データファイル3に音符データとして記憶させる。具体的には音符長については楽譜の指示テンポに基づいて音長をミリセコンド単位で換算する。併せて各音符について、楽譜の最初からの時間、すなわち演奏開始からの時刻を開始時間としてミリセコンド単位で計算する。また、音程については予めわかっているデータに基づきその音の最大振幅周波数を記録する
【0033】
次に、楽譜入力手段1と楽譜表示手段25と演奏楽譜表示手段26の具体例について説明する。大正琴の楽譜の入力と画面での表示のために図6に示すような内容のファイルから構成した配列AAを設ける。配列AAには、譜面を表す区分線、楽譜上の演奏位置を示す進行カーソル線、楽譜データがファイルされている入力ボックス、演奏するためのプレイパネル、録音パネル及びファイル・編集パネルが表示用座標データとともにファイルされている。
【0034】
図7はプレイパネル及び録音パネル及びファイル・編集パネルの画面表示の一例であり、それぞれの該当箇所をクリックすることにより所望の動作をさせることができるようになっている。図8は配列AAにファイルされている楽譜1拍分の座標位置の例示であり、図2に示す譜面はこの内容を譜面として表示したものである。それぞれの項目における座標位置が図2に示す譜面位置と対応していることになる。なお、図8は便宜上1拍分だけ図示したが、実際の譜面はこれが連続しており、最終的には図2にのような形式で表示されることになる。
【0035】
また、図9は配列AAにファイルされている楽譜データ入力ボックスの例示であり、新規の楽譜作成画面とともにこの入力ボックスを画面に表示し、楽譜の入力位置をクリックした後そこへ入力する楽譜データをクリックすることで新たな譜面を作成できる。なお、図10はこのようにして各パートごとに作成した譜面を段組した例を示したものである。
【0036】
一方、演奏に使用する楽器の音を実音入力手段5によりコンピュータに入力する。そしてこれをサンプルデータ作成手段6により、図11に示すように配列Bとして一音ずつ整理してサンプルデータファイル7を作成する。ソプラノ,アルト,テナー,バスのそれぞれの大正琴について、音符の種類(全音符〜16分音符の11種類)ごとに、それぞれの楽器の音域についてテンポごとに実音を入力する。
【0037】
図11はソプラノ大正琴についての配列Bの例を示したものであるが、4分音符でもってテンポ60から10刻みでテンポ140までの9種類(a行〜i行)について、全音符の長さで下5(1点ト音)〜上6シャープ(3点嬰イ音)までの28音を0列〜27列に配列し、次に長い音符(符点2分音符)をその次の列(28〜55)に配列する。またその次の音符(2分音符)を次の列(56〜93)に配列する。このように音符の長さを順次短くして0列〜307列に該当する音を記憶させる。
【0038】
配列Bの各欄には具体的には、サンプルデータ作成手段6により各音のサンプルデータ(WAVEデータ)とこれをフーリエ展開して求めた最大振幅周波数を、それに該当する音程,テンポ,音符の種類,音符長の欄に例えば図12に示すように照合用データとしても使用できるように配列の内容として区分して記録する。
【0039】
なお、ソプラノ大正琴と同様にして他の音域の大正琴についても同様に配列Bを作成する。例えばアルト大正琴9種類のテンポ(j行〜r行)について下5(ト音)〜上6シャープ(2点嬰イ音)までの28音を0列〜27列に配列し、次に長い音符(符点2分音符)をその次の列(28〜55)に配列する。このように音符の長さを順次短くしてソプラノ大正琴と同様に0列〜307列に該当する音を記憶させる。
【0040】
図13は配列Cとして基準演奏ファイル9の音データの配列例を示したものである。基準演奏ファイル作成手段8により楽譜データファイル3に記憶させた各楽譜に対応する音を、サンプルデータファイル7より検索して取り出し、基準演奏ファイル9に音データとして整理する。各音の開始時間も同時に基準演奏ファイル9には楽譜データファイル3の開始時間を元にして入れておく。なお、各音の開始時間は、基準音演奏手段10により基準演奏を行う時に、配列Aを参照して開始時間を特定するようにしておいてもよい。そして、基準音演奏手段10により基準演奏ファイル9の内容に基づいた演奏を行えるようにしておく。参考用の模範演奏としては利用価値のある演奏を聴くことができる。
【0041】
次に、実演奏の入力について説明する。実演奏入力手段11で入力した演奏をWAVEデータ14として実演奏記憶手段13により記録する。そして、WAVEデータ14について、図14に示すように波形微分手段15によりその波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスを発生させる。そして、インパルスが発生した部分の直前に無音部挿入手段16により無音部を挿入して各音を分割する。
【0042】
このようにして各音に分割した音データを実演奏音データ記憶手段17により実演奏ファイル18として、図15に示す配列Dのa行の0列〜n列に順番に格納する。また実演奏ファイル18の前記音データの各音について、実演奏最大振幅周波数記憶手段19により窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を配列Dのb行の音データに対応する0列〜n列に格納する。なお、窓関数を使用してフーリエ展開するのは、図16に示すようにこのままフーリエ展開すると、振幅の大きい低周波が出るためであり、窓関数を使用してt1〜t2部分の連続として周波数を分解する。
【0043】
さらに実演奏ファイル18の前記音データの各音について、実演奏音長記憶手段により音の長さを計測し、その長さをみりセコンド単位で配列Dのc行の音データに対応する0列〜n列に格納する。
【0044】
なお、実演奏を入力するに際して調弦誤差を修正するために、開放弦修正手段12によりそれぞれの開放弦の音を修正するようにしておいてよい。この調弦誤差の修正は、実演奏の入力に先だって行うが、場合によっては実演奏完了後に修正するようにしてもよい。具体的には開放弦の音を窓関数を用いてフーリエ展開して最大振幅周波数を計算し、配列Bの開放弦の音の最大振幅周波数と、計算した最大振幅周波数の差を計算し、1%以上の差が生じた場合は配列Aの全ての最大振幅周波数を補正し、データを入れ替える。
【0045】
次に、実演奏の修正について説明する。楽譜データファイル3の各音と実演奏ファイル18の各音を実演奏修正手段21により演奏順に対照する。そして、楽譜データファイル3のを基準として演奏順に対応する各音について、実演奏ファイル18の配列Dの実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイル3の配列Aの音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長を照合する。
【0046】
その結果、楽譜データファイル18の配列Aの音符データの音に対し、実演奏ファイル18の配列Dの対応する音データの音が、音長について0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンドであり最大振幅周波数についてマイナス2%〜プラス2%であることの2条件を同時に満たしている場合には、実演奏ファイル18の音データを演奏修正ファイル22として図17の配列Eのa行の0列〜n列の対応する位置に格納する。
【0047】
また、楽譜データファイル18の配列Aの音符データの音に対し、実演奏ファイル18の配列Dの対応する音データの音が上記2条件を満たしていない場合は、実演奏ファイル18の中から上記2条件を満たす音データを検索し、その音データを配列Eのa行の0列〜n列の対応する位置に格納する。
【0048】
さらにまた、実演奏ファイル18の音データの中に上記2条件を満たしている音データがない場合は、サンプルデータ7の対応する音データを配列Eのa行の0列〜n列の対応する位置に格納する。
【0049】
すなわち、演奏修正ファイル22では、上記2条件を同時に満たしている場合には実演奏の楽譜データファイル3に対応する音データが記録される。そして、2条件のうち1条件しか満たしていないか2条件共に満たしていない場合は、先ず、実演奏ファイル18の中から上記2条件を満たす音データを検索し、それを配列Eに記録する。
【0050】
そして、最終的に実演奏ファイル18の中に上記2条件を満たす音データが検索されなかった、すなわち無かった場合にはサンプルデータファイル7から上記2条件を満たす音データを検索し、それが配列Eに記録されることになる。
【0051】
これにより、実際に演奏されるべき楽譜と比較し、音程や長さが大きく外れている音についてはサンプルデータファイル7の正しい音を用い、許容範囲(音長について0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンドであり最大振幅周波数についてマイナス2%〜プラス2%であること)にあるものについては、実演奏に基づく音が用いられることになる。また実演奏の雰囲気を最大限生かすために、楽譜データファイル3と対応する実演奏の音データを最優先し、ついで対応する音が条件を満たしていない場合は、次善の策として実演奏の音データの中から条件を満たす音を検索して使用するようにしている。そして、最終的に実演奏の音データの中に条件を満たしている音が無かった場合は、サンプルデータファイル7の音データを使用することになる。
【0052】
また、各音データが正しいテンポで演奏されるようにするため、演奏修正ファイル22の配列Eのb行の0列〜n列の音データ対応箇所に、楽譜データファイル3の図5に示す配列A−1−1に基づいた開始時間を記録する。これにより演奏修正ファイル22の音データがテンポ正しく再現されることになる。
【0053】
そして、演奏再現手段23により演奏修正ファイル22に記憶した音データ及び開始時間に基づき補正後の演奏が再現される。
【0054】
なお、各パートごとに演奏修正ファイル22を作成しておき、合奏再現手段24により合奏形式で各パートごとの演奏修正ファイル22が同時に再現されるようにしておいてもよい。
【0055】
また、楽譜表示手段25により楽譜入力手段1により入力した楽譜を例えば図2に示すように表示させ、演奏楽譜表示手段26により演奏再現時にカーソルで演奏箇所を示しながら演奏している楽譜が図2に示すように画面に表示されるようにしてもよい。
【0056】
次に、上記大正琴実演奏補正装置の使用方法について説明する。先ず、図4に示す配列A、図5に示す配列A−1−1と配列A−1−2、図6に示す配列AA、図11に示す配列B及び図13に示す配列Cを使用して楽譜入力手段1と楽譜データ記憶手段2及び音符データ作成手段4により楽譜データファイル3を作成する方法について図18に基づいて説明する。
【0057】
楽譜入力手段1により配列AAのうち図7,図8及び図9に示す譜面入力に必要な操作パネルを画面に表示させる(S1)。図8の入力領域を指定し(図8は1拍分だけ図示してあるが、入力画面ではこれが横に連続してつながって表示されるので、音符の入力領域を指定する必要があることになる。)、図9で入力する楽譜データを指定する(S2)。すると、指定された座標に選択された楽譜データ(音符の種類や音程及びその他の記号等)が表示され、楽譜データ記憶手段2により配列Aにそのデータがファイルされる(S3)。
【0058】
入力された音符を、音符データ作成手段4により、1小節の開始を500ミリセコンドとし、音長と開始時刻を計算し、その結果を配列A−1−1にファイルする(S4−1)。また、図11に示す配列Bの音符を照合し、相当する音符の最大振幅周波数を図12に示す配列の内容区分から検索し、配列A−l−2にファイルする(S4−2)。そして、曲の最後までいったら、エンド記号を入力して曲が終了したことを指示して配列Aにファイルする(S5)。曲の題名をつけ保存することにより楽譜入力作業が完成する。
【0059】
次に、サンプルデータ作成のための実音入力を図19に基づいて説明する。実音入力手段5により配列AAのうち図7,図8及び図9に示す実音入力に必要な操作パネルを画面に表示させる(S6)。そして、指定されたテンポで指定された音程の音を一音ずつ録音する(S7)。例えば、ソプラノ大正琴であれば、図11の配列Bに示すように先ずa行にテンポ60として、0列〜307列までの308種類の音を録音する。この内訳は、ソプラノ大正琴の音域は下5〜上6シャープ(1点ト音〜3点嬰イ)の28であり、音符の種類が全音符から32分音符までの11種類であるので、合計308個となる。
【0060】
入力された音はWAVEデータとしてファイルする(S8)。そして、WAVEデータをサンプルデータ作成手段6により一音ずつ配列Bにファイルする(S9)。ついで、窓関数を使用し、フーリエ展開して最大振幅周波数を求め、図12に示すように配列Bの該当箇所にファイルする(S10−1)。また、照合用データとして、楽器の種類,テンポ,音符の種類,音符の音程もそれぞれファイルする(S10−2)。テンポ70(b行)〜テンポ140(i行)間で同様にして行う。また、他の楽器についても同様にしてサンプルデータを作成し、サンプルデータファイル7を完成させる。なお、全部の音をこのようにして入力するのが大変な場合は、基準音のみを入力し、他の音程や音長についてをデジタル処理したものを使用してもよい。但し、自然な音で演奏を再現するためには、全音実演奏に基づく音を使用することが望ましい。
【0061】
次に、サンプルデータ及び楽譜データを利用して基準演奏を行う方法を図20に基づいて説明する。先ず、図4に示す配列A、図5に示す配列A−1−1と配列A−1−2、図6に示す配列AA、図11に示す配列B及び図13に示す配列Cを用意する。そして基準演奏ファイル作成手段8により配列AAのうち図7に示す基準演奏に必要な操作パネルを画面に表示させる(S11)。そして、楽譜データファイル3から希望する曲のファイルを開き配列Aを読み、楽譜データを表示する(S12)。
【0062】
先ず、配列Aのa行のテンポを読み(S13)、配列Bの該当するテンポをアクティブとする(S14)。そして、アクティブ配列の音について、音符長を越える部分を削除する(S15)。テンポは10刻みとしてあるため、中間のテンポについては直近の長いテンポのものを利用し、はみ出る部分は削除して使用するからである。そして、配列Aの0列〜n列まで順にb行〜m行までのデータを読む(S16)。そして、読み込んだ配列の論理積の音を配列Bから検索し、基準演奏ファイル9として配列Cにファイルする(S17)。
【0063】
また、基準演奏ファイル9に記憶させた曲を演奏させるには、配列Aを読み、楽譜データを表示する(S12)と、配列Aについての基準演奏ファイル9が完成しているので、画面上のプレイボタンをクリックする(S18)と、配列Cの音を配列Aの音の開始時刻に合わせて順次読み出し、基準音による演奏を行うことになる(S19)。なお、配列Cに音データとともに開始時刻も同時にファイルしておいてもよい。
【0064】
次に、実演奏の入力方法(実演奏データの録音)を図21に基づいて説明する。先ず、実演奏入力手段11により配列AAを用意し、図7に示す実演奏入力に必要な操作パネルを画面に表示させる(S20)。そして調弦修正ボタンをクリックして開放弦を引く(S21)。また、この段階で必要に応じて待機する。ついで、実演奏データを格納するための配列Dを用意する(S22)。開放弦修正手段12により開放弦の音をメモリーに記録し(S23)、記録音を窓関数を用いてフーリエ展開し、最大振幅周波数を計算する(S24)。そして、配列Bの開放弦の最大振幅周波数とS24で計算した最大振幅周波数の差を計算し、1%以上の差が生じた場合は配列Aの全ての最大振幅周波数を補正し、データを入れ替える(S25)。これで実演奏入力のための準備が整ったことになる。なお、調弦修正を行わない場合は、配列Dを用意(S22)した後、録音ボタンをクリック(S26)する。
【0065】
実演奏を入力するには、図7に示す録音ボタンをクリックし(S26)、演奏を行いオーディオポートの出力の音を出し、メモリーに書き込む(S27)。演奏が完了した停止ボタンをクリックして書き込みを停止する(S28)。そして、実演奏記憶手段13により名前をつけてWAVEデータ14としてファイルする(S29)。
【0066】
次に、実演奏データの処理方法を図22に基づいて説明する。先ず、図6に示す配列AA及び図15に示す配列Dを用意し(S29)、実演奏入力手段11により配列AAのうち図7に示す実演奏のデータ処理に必要な操作パネルを画面に表示させる。そして、WAVEデータ14のファイルを開き、希望曲のWAVEファイルを読み込む(S30)。次に、このWAVEデータの波形を波形微分手段15で微分し(S31)、発生したインパルスの時間を計測し(S32)、無音部挿入手段16でWAVEデータのインパルス部分の直前の時刻に無音部を挿入(S33)して各音を分割する。そしてこの分離したWAVEデータを図15に示すように実演奏ファイル18として配列Dのa行に分割した音の順番に0列〜n列まで区分けしてファイルする(S34)。
【0067】
次に、この配列Dの音データについて、実演奏最大振幅振幅周波数記憶手段19により各音を窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を同様に実演奏ファイル18の配列Dのb行の0列〜n列にファイルする(S35)。ついで、実演奏ファイルの音データについて、実演奏音長記憶手段20により各音の音の長さを計測しミリセコンドの単位で同様に実演奏ファイル18の配列Dのc行の0列〜n列にファイルする(S36)。
【0068】
次に、実演奏データの修正方法を図23に基づいて説明する。なお、この実演奏データの修正は前記図22に示す実演奏データの処理に続いて行われるものである。前記で作成した実演奏ファイル18にファイルした配列Dとともに、楽譜データファイル3(図4に示す配列A)とサンプルデータファイル7(図11に示す配列B)と演奏修正ファイル22(図17に示す配列E)を用意する(S37)。そして、楽譜データファイル3の配列Aのうちl−1行の音符長とl−2行の最大振幅周波数をそれぞれ0列〜n列まで読む(S38)。また、実演奏ファイル18の配列Dのb行の最大振幅周波数とc行の音長をそれぞれ0列〜n列まで読む(S39)。
【0069】
配列Aの音符長と最大振幅周波数に対し、実演奏ファイル18の配列Dのb行の最大振幅周波数とc行の音長を0列〜n列まで対応させて比較する。そして対応する配列Dが、配列Aに対して最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%であり、音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンドの双方を満たしているか照合する。また、対応するものが照合の結果前記2条件を満たしていない場合は、配列Dを検索して音データ中に前記2条件を満たしているものを見い出す(S40)。
【0070】
そして、照合の結果配列Dの対応する音データが前記2条件を満たしている場合にはその音を、また検索の結果前記2条件を満たしている音データが見つかった場合にはその音を、演奏修正ファイル22の配列Eのa行の該当する列に配列Dからその音を切り取りファイルする(S41)。
【0071】
さらに、配列Dに該当する音データがない場合は、サンプルデータファイル7の配列Bから検索し、その音を配列Eのa行の該当する列にファイルする(S42)。
【0072】
配列Eのa行が完成したら、音を所定の長さに合わせるため、配列Aの音符長を元にして、余長を削除する(S43)。そして、配列Aのl−1行の音開始時間を読み、配列Eのb行の0列〜n列に順にファイルする(S44)。配列Eが完成したら演奏修正ファイル22にWAVEデータとしてファイルする(S45)。
【0073】
次に、修正した演奏の再現方法と合奏再現方法を図24に基づいて説明する。。先ず、演奏再現手段23により配列AAのうち図7に示す演奏再現に必要な操作パネルを画面に表示させる(S46)。そして演奏修正ファイル22がファイルされているWAVEファイルを開き(S47)、演奏しようとする曲パートののWAVEデータを読み込ませる(S48)。これを単独で演奏させる場合には、プレイパネルのプレイボタンのうちWAVEをクリックすると補正後の演奏が再現される(S49)、
【0074】
また、合奏形式で再現させる婆は、さらに別のパートのWAVEデータを読み込み(S50)、開いたデータを先に開いたデータに加算し、メモリー上にファイルする(S51)。そして、これを再度演奏修正ファイル22としてファイルする。このファイルをプレイボタンをクリックして演奏させると(S52)、合奏形式で補正後の演奏が再現されることになる。
【0075】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明にかかる大正琴実演奏補正プログラムによれば、コンピュータに楽譜データファイルと実演奏ファイルとサンプルデータファイルを記憶させこれらを比較対照させることにより、実演奏の音データを基本的には使用しながら楽譜データファイルに基づいたテンポ及び音程,音長で持って演奏を再現することが可能となる。
【0076】
また、テンポを楽譜通りに修正することにより、パート毎に演奏してそれを修正した場合でも、それを合奏形式で正しく再現できる。さらに、演奏再現時に楽譜を画面に表示することにより、演奏している箇所が一目で確認できる。
【0077】
一方、この発明に係る大正琴実演奏補正装置によれば、演奏しようとする楽譜を入力し、実演奏を入力すれば、楽譜通りのテンポに実演奏が修正されながら実演奏を生かした状態の補正後の演奏を簡単に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる大正琴実演奏補正装置のシステム構成を示す図である。
【図2】大正琴の楽譜の画面表示の一例を示す図である。
【図3】図2に示す楽譜の説明図である。
【図4】楽譜データファイルとなる配列Aの内容を示す図である。
【図5】楽譜データファイルの配列A−1−1及び配列A−1−2の内容を示す図である。
【図6】配列AAの内容を示す図である。
【図7】プレイパネル及び録音パネル及びファイル・編集パネルの画面表示の一例を示す図である。
【図8】配列AAにファイルされている楽譜1拍分の座標位置を示す図である。
【図9】配列AAにファイルされている楽譜データボックスの一例を示す図である。
【図10】パート譜を段組した例を示す図である。
【図11】サンプルデータファイルとなる配列Bの内容を示す図である。
【図12】サンプルデータの一例を示す図である。
【図13】基準演奏ファイルとなる配列Cの内容を示す図である。
【図14】WAVEデータの一例を示す図である。
【図15】実演奏ファイルとなる配列Dの内容を示す図である。
【図16】フーリエ展開して最大振幅周波数を求めることの説明図である。
【図17】演奏修正ファイルとなる配列Eの内容を示す図である。
【図18】楽譜の作成、修正についてのフローである。
【図19】サンプルデータを配列Bにファイルするフローである。
【図20】楽譜に基づく基準音による演奏についてのフローである。
【図21】実演奏データの録音についてのフローである。
【図22】実演奏データの処理部分についてのフローである。
【図23】図22の続きであり、実演奏データの修正部分についてのフローである。
【図24】修正済みデータの再現、合奏音の作成についてのフローである。
【符号の説明】
1 楽譜入力手段
2 楽譜データ記憶手段
3 楽譜データファイル
4 音符データ作成手段
5 実音入力手段
6 サンプルデータ作成手段
7 サンプルデータファイル
8 基準演奏ファイル作成手段
9 基準演奏ファイル
10 基準音演奏手段
11 実演奏入力手段
12 開放弦修正手段
13 実演奏記憶手段
14 WAVEデータ
15 波形微分手段
16 無音部挿入手段
17 実演奏音データ記憶手段
18 実演奏ファイル
19 実演奏最大振幅周波数記憶手段
20 実演奏音長記憶手段
21 実演奏修正手段
22 演奏修正ファイル
23 演奏再現手段
24 合奏再現手段
25 楽譜表示手段
26 演奏楽譜表示手段

Claims (6)

  1. 大正琴の実演奏を補正して再現するためにコンピュータを、
    演奏する曲の楽譜をコンピュータに入力する楽譜入力手段、
    楽譜入力手段で入力された楽譜につき曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに、音符や休符について一音毎に音階と音符や休符の種類と、その他必要な臨時記号や強弱記号や特殊演奏記号等の諸記号を楽譜データファイルに記憶する楽譜データ記憶手段、
    楽譜データファイルに記憶した一音符毎に、長さを楽譜に指示されたテンポに基づきミリセコンドの単位に換算した音長及び開始時間並びに最大振幅周波数を音符データとして前記楽譜データファイルに記憶する音符データ作成手段、
    演奏に使用する楽器の音をコンピュータに入力する実音入力手段、
    実音入力手段で入力した楽器の音を一音ずつ、音程とテンポと音符の種類と音符長及びフーリエ展開して求めた最大振幅周波数により整理してサンプルデータファイルを作成するサンプルデータ作成手段、
    実演奏をコンピュータに入力する実演奏入力手段、
    実演奏入力手段で入力した演奏をWAVEデータとして記憶する実演奏記憶手段、
    実演奏記憶手段により記憶しているWAVEデータについて、その波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスが発生するようにする波形微分手段、
    インパルスが発生した部分の直前に無音部を挿入して各音を分割する無音部挿入手段、
    無音部挿入手段により各音に分割された音を実演奏ファイルに音データとして記憶する実演奏音データ記憶手段、
    実演奏ファイルの音データの各音について、窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を実演奏ファイルに記憶する実演奏最大振幅周波数記憶手段、
    実演奏ファイルの音データ各音について、音の長さを計測しミリセコンドの単位で実演奏ファイルに記憶する実演奏音長記憶手段、
    楽譜データファイルの各音と実演奏ファイルの各音を演奏順に対照し、
    楽譜データファイルを基準として演奏順に各音について、実演奏ファイルの実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイルの音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長とを比較し、楽譜データファイルの音符データの音に対し、実演奏ファイルの対応する音データの音が音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンド、最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合にはその対応する実演奏ファイルの音データを、また対応する実演奏ファイルの音データが上記2条件を満たしていない場合には実演奏ファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、さらに実演奏ファイルの音データに上記2条件を満たしている音データがない場合はサンプルデータファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、実演奏ファイルの対応する音データ又は実演奏ファイルから検索した音データ又はサンプルデータから検索した音データを演奏修正ファイルに順次楽譜データファイルに基づいた開始時間とともに記憶するようにした実演奏修正手段、
    演奏修正ファイルに記憶した音データ及び開始時間に基づき補正後の演奏をさせるようにした演奏再現手段、
    として機能させるための大正琴実演奏補正プログラム。
  2. 請求項1に加え、複数の楽器についてそれぞれ個別に演奏修正ファイルを作成し、それらを合奏形式で再現させるようにした合奏再現手段、として機能させるための大正琴実演奏補正プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に加え、楽譜入力手段により入力した楽譜を画面に表示する楽譜表示手段、演奏再現時に演奏楽譜を画面に表示する演奏楽譜表示手段、
    として機能させるための大正琴実演奏補正プログラム。
  4. 大正琴の実演奏を補正して再現するための装置であって、
    演奏する曲の楽譜をコンピュータに入力する楽譜入力手段、
    楽譜入力手段で入力された楽譜につき曲全体のテンポ,強弱,拍子とともに、音符や休符について一音毎に音階と音符や休符の種類と、その他必要な臨時記号や強弱記号や特殊演奏記号等の諸記号を楽譜データファイルに記憶する楽譜データ記憶手段、
    楽譜データファイルに記憶した一音符毎に、長さを楽譜に指示されたテンポに基づきミリセコンドの単位に換算した音長及び開始時間並びに最大振幅周波数を音符データとして前記楽譜データファイルに記憶する音符データ作成手段、
    演奏に使用する楽器の音をコンピュータに入力する実音入力手段、
    実音入力手段で入力した楽器の音を一音ずつ、音程とテンポと音符の種類と音符長及びフーリエ展開して求めた最大振幅周波数により整理してサンプルデータファイルを作成するサンプルデータ作成手段、
    楽譜データファイルに記憶している各音符に対応する音をサンプルデータファイルより取り出し開始時間とともに基準演奏ファイルに音データとして整理する基準演奏ファイル作成手段、
    基準演奏ファイルに基づいて基準音演奏を行う基準音演奏手段、
    実演奏をコンピュータに入力する実演奏入力手段、
    実演奏録音時の調弦誤差を修正するために、開放弦の音を入力して調弦のずれを修正する開放弦修正手段、
    実演奏入力手段で入力した演奏をWAVEデータとして記憶する実演奏記憶手段、
    実演奏記憶手段により記憶しているWAVEデータについて、その波形を微分して音の立ち上がり部分にインパルスが発生するようにする波形微分手段、
    インパルスが発生した部分の直前に無音部を挿入して各音を分割する無音部挿入手段、
    無音部挿入手段により各音に分割された音を実演奏ファイルに音データとして記憶する実演奏音データ記憶手段、
    実演奏ファイルの音データの各音について、窓関数を使用しフーリエ展開してその最大振幅周波数を実演奏ファイルに記憶する実演奏最大振幅周波数記憶手段、
    実演奏ファイルの音データ各音について、音の長さを計測しミリセコンドの単位で実演奏ファイルに記憶する実演奏音長記憶手段、
    楽譜データファイルの各音と実演奏ファイルの各音を演奏順に対照し、
    楽譜データファイルを基準として演奏順に各音について、実演奏ファイルの実演奏最大周波数及び実演奏音長と、楽譜データファイルの音符データ最大振幅周波数及び音符データ音長とを比較し、楽譜データファイルの音符データの音に対し、実演奏ファイルの対応する音データの音が音長については0ミリセコンド〜プラス300ミリセコンド、最大振幅周波数についてはマイナス2%〜プラス2%の双方を満たす場合にはその対応する実演奏ファイルの音データを、また対応する実演奏ファイルの音データが上記2条件を満たしていない場合には実演奏ファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、さらに実演奏ファイルの音データに上記2条件を満たしている音データがない場合はサンプルデータファイルの中から上記2条件を満たしている音データを検索し、実演奏ファイルの対応する音データ又は実演奏ファイルから検索した音データ又はサンプルデータから検索した音データを演奏修正ファイルに順次楽譜データファイルに基づいた開始時間とともに記憶するようにした実演奏修正手段、
    演奏修正ファイルに記憶した音データ及び開始時間に基づき補正後の演奏をさせるようにした演奏再現手段、
    からなる大正琴実演奏補正装置。
  5. 請求項4に加え、複数の楽器についてそれぞれ個別に演奏修正ファイルを作成し、それらを合奏形式で再現させるようにした合奏再現手段、として機能させるための大正琴実演奏補正装置。
  6. 請求項4又は請求項5に加え、楽譜入力手段により入力した楽譜を画面に表示する楽譜表示手段、演奏再現時に演奏楽譜を画面に表示する演奏楽譜表示手段、
    として機能させるための大正琴実演奏補正装置。
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