JP2004075366A - 検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法 - Google Patents
検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】検出用タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その検出用タグから反射される反射波を強くすることのできる検出用タグ等を提供する。
【解決手段】所定の共振周波数を有するコイル8Aをプリントした第1共振タグ8を備えた検出用タグ20であって、第1共振タグ8の隣接位置にその第1共振タグと同一の共振周波数を有する第2共振タグ9を備え、この第2共振タグ9は、第1共振タグ8のコイル8Aの巻回方向と逆向にプリントされたコイル9Aを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の共振周波数を有するコイル8Aをプリントした第1共振タグ8を備えた検出用タグ20であって、第1共振タグ8の隣接位置にその第1共振タグと同一の共振周波数を有する第2共振タグ9を備え、この第2共振タグ9は、第1共振タグ8のコイル8Aの巻回方向と逆向にプリントされたコイル9Aを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように、印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイル3Aをプリントした共振タグ3を用いて印刷紙の種類を判別する判別方法が知られている。かかる判別方法は、紙管1の表面2に貼り付けた共振タグ3に向けてそれぞれ周波数の異なる電波を順次当てていき、その共振タグ3から反射される反射波の周波数に基づいて、紙管に巻回された印刷紙の種類を判別する。そして、プリンタは判別した印刷紙の種類に対応したスピードや熱量等の印刷環境でその印刷紙に印字を行っていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、他の機器に妨害電波とならないように共振タグに当てる電波は微弱に制限されており、このため、共振タグから反射される反射波も微弱なものとなる。このため、例えば紙管の筒内に共振タグを貼り付けてしまうと、その反射波はさらに微弱なものとなり、印刷紙の種類を判別することができなくなるという問題があった。
【0004】
また、盗難防止のために商品に共振タグ(検出用タグ)3を貼り付けておき、レジにおいてその商品の支払いを済ませた場合、レジで共振タグ3に強い出力信号を当ててコイル3Aを破壊して共振タグ3から反射波が出力しないようにしておき、出入口に設けたアンテナから共振タグ3に電波を当ててその共振タグ3からの反射波を受信することにより、その商品がレジを済ませているか否かを判断して盗難の防止を図っている。
【0005】
しかし、共振タグ3からの反射波が弱いため、アンテナの本数を増加させて対応することが必要であり、また、出口の幅も反射波がアンテナにより受信可能な広さに限定されるため、余裕のある出口幅を確保することができないという問題があった。
【0006】
さらに、アンテナと共振タグ3との距離が大きいと、コイル3Aが破壊されていない共振タグ3であっても、その共振タグ3からの反射波がさらに微弱となり、その商品がレジを済ませているか否かの判断が困難なものとなり、商品の盗難を確実に防止することができないという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、検出用タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その検出用タグから反射される反射波を強くすることのできる検出用タグと被検出体と被検出体の検出方法と紙管と印刷紙の判別方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、所定の共振周波数を有するコイルをプリントした第1共振タグを備えた検出用タグであって、
前記第1共振タグの隣接位置にその第1共振タグと同一の共振周波数を有する第2共振タグを備え、
この第2共振タグは、第1共振タグのコイルの巻回方向と逆向にプリントされたコイルを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、被検出体を検出するために請求項1の検出用タグを前記被検出体に貼り付けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、所定の共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを被検出体に貼り付け、その共振タグに向けて電波を当てて、その共振タグから反射される反射波に基づいて被検出体を検出する被検出体の検出方法であって、前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを貼り付けるとともに、その印刷紙を巻回する紙管であって、前記共振タグを請求項1の検出用タグにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、印刷紙を巻回するとともに、その印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを紙管に貼り付け、共振タグに向けてそれぞれ周波数の異なる電波を順次当てていき、その共振タグから反射される各反射波のうち、最も強い反射波の電波の周波数に基づいて前記印刷紙の種類を判別する印刷紙の判別方法であって、
前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
この発明に係る検出用タグと被検出体とこの被検出体の検出方法の第1実施形態を図1および図2に基づいて説明する。
【0014】
図1に示す20は検出用タグであり、この検出用タグ20は、台紙21に共振タグ8,9を互いに隣接して貼ったものである。
【0015】
共振タグ(第1共振タグ)8は、プリントされたコイル8Aを備えており、このコイル8Aは所定の周波数で共振するように設定されている。共振タグ(第2共振タグ)9は、プリントされたコイル9Aを備えており、このコイル9Aは共振タグ8のコイル8Aと同一周波数で共振するように設定されている。そして、共振タグ8のコイル8Aの巻回方向と共振タグ9のコイル9Aの巻回方向とが互いに逆方向となっている。
【0016】
図2は商品(被検出体)30に検出用タグ20を貼ったものである。この検出用タグ20にはレジ(図示せず)にて強い出力信号(電磁波)を当ててその検出用タグ20の各コイル8A,9Aを破壊する。この破壊した各コイル8A,9Aに所定周波数の電波を当ててもその破壊した各コイル8A,9Aから反射波は出力されない。
【0017】
レジを済ませていない商品30の検出用タグ20には強い出力信号が当てられておらず、その検出用タグ20の各コイル8A,9Aは破壊されていない。したがって、出入口に設けたアンテナ(図示せず)から所定周波数の電波が検出用タグ20の各コイル8A,9Aに当てられると、各コイル8A,9Aから反射波が発生する。
【0018】
ところで、検出用タグ20の各コイル8A,9Aの巻回方向が互いに逆向きになっているので、コイル8A,9A同士の相互誘導作用により、共振タグ8,9に共振周波数の電波を与えると、逆起電流が増加して強い反射波が発生する。この強い反射波により、商品30がレジを済ませたか否かを確実に検出することができ、商品の盗難を確実に防止することができる。また、反射波が強くなることにより、出入口を広くする場合であってもアンテナ数を増やさずに、商品の盗難を確実に防止することができる。すなわち、商品の検出を確実に行うことができる。
【0019】
この実施形態では、台紙21とともに共振タグ8,9を商品30に貼り付けているが、台紙21を省略して共振タグ8,9を商品30に直接貼り付けても良い。
[第2実施形態]
次に、第1実施形態の共振タグ8,9を利用して紙管に巻回される印刷紙の判別方法について説明する。
【0020】
まず、図3において、5はこの発明に係る紙管であり、紙管5には感熱紙(印刷紙)11が巻回され、この感熱紙11は送りローラ7によって印刷機の印字部に送り出されていく。紙管5の筒内6には図2に示すように2枚の共振タグ8,9が互いに隣接して貼り付けられている。
【0021】
10はそれぞれ異なる周波数の電波を共振タグ8,9に当てるアンテナであり、このアンテナ10は共振タグ8,9から反射される反射波を受信するようになっている。
【0022】
この紙管5を用いて感熱紙11の判別を行う場合、上述したようにアンテナ10からそれぞれ異なる周波数の電波を共振タグ8,9に順次当てていき、その反射波の電波の周波数から感熱紙の種類を判別する。
【0023】
その際、共振タグとして同一共振周波数のものを2枚(共振タグ8,9)、それらのコイル8A,9Aの巻回方向が互いに逆向きになるように貼り付けたことにより、コイル8A,9A同士の相互誘導作用により、共振タグ8,9に共振周波数の電波を与えると、逆起電流が増加して反射波の到達距離が伸びることとなる。
【0024】
これにより、共振タグ8,9とアンテナとの距離を短くすることなく、共振タグ8,9から反射される反射波を強くすることができる。このため、紙管5の筒内6に共振タグ8,9を貼り付けても感熱紙11の判別を確実に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、検出用タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その検出用タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0026】
請求項2の発明によれば、被検出体の第1,第2共振タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その第1,第2共振タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0027】
請求項3の発明によれば、被検出体を確実に検出することができる。
【0028】
請求項4の発明よれば、紙管に貼り付けた第1,第2共振タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その第1,第2共振タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0029】
請求項5の発明によれば、印刷紙の判別を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検出用タグを示した平面図である。
【図2】商品に検出用タグを貼り付けた状態を示した説明図である。
【図3】印刷紙の判別方法を示す説明図である。
【図4】紙管内に共振タグを貼った状態を示した説明図である。
【図5】従来の印刷紙の判別方法に用いる紙管を示した説明図である。
【符号の説明】
5 紙管
6 筒内
8 共振タグ
9 共振タグ
8A,9A コイル
10 アンテナ
11 感熱紙
20 検出用タグ
30 商品(被検出体)
【発明が属する技術分野】
この発明は、検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように、印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイル3Aをプリントした共振タグ3を用いて印刷紙の種類を判別する判別方法が知られている。かかる判別方法は、紙管1の表面2に貼り付けた共振タグ3に向けてそれぞれ周波数の異なる電波を順次当てていき、その共振タグ3から反射される反射波の周波数に基づいて、紙管に巻回された印刷紙の種類を判別する。そして、プリンタは判別した印刷紙の種類に対応したスピードや熱量等の印刷環境でその印刷紙に印字を行っていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、他の機器に妨害電波とならないように共振タグに当てる電波は微弱に制限されており、このため、共振タグから反射される反射波も微弱なものとなる。このため、例えば紙管の筒内に共振タグを貼り付けてしまうと、その反射波はさらに微弱なものとなり、印刷紙の種類を判別することができなくなるという問題があった。
【0004】
また、盗難防止のために商品に共振タグ(検出用タグ)3を貼り付けておき、レジにおいてその商品の支払いを済ませた場合、レジで共振タグ3に強い出力信号を当ててコイル3Aを破壊して共振タグ3から反射波が出力しないようにしておき、出入口に設けたアンテナから共振タグ3に電波を当ててその共振タグ3からの反射波を受信することにより、その商品がレジを済ませているか否かを判断して盗難の防止を図っている。
【0005】
しかし、共振タグ3からの反射波が弱いため、アンテナの本数を増加させて対応することが必要であり、また、出口の幅も反射波がアンテナにより受信可能な広さに限定されるため、余裕のある出口幅を確保することができないという問題があった。
【0006】
さらに、アンテナと共振タグ3との距離が大きいと、コイル3Aが破壊されていない共振タグ3であっても、その共振タグ3からの反射波がさらに微弱となり、その商品がレジを済ませているか否かの判断が困難なものとなり、商品の盗難を確実に防止することができないという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、検出用タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その検出用タグから反射される反射波を強くすることのできる検出用タグと被検出体と被検出体の検出方法と紙管と印刷紙の判別方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、所定の共振周波数を有するコイルをプリントした第1共振タグを備えた検出用タグであって、
前記第1共振タグの隣接位置にその第1共振タグと同一の共振周波数を有する第2共振タグを備え、
この第2共振タグは、第1共振タグのコイルの巻回方向と逆向にプリントされたコイルを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、被検出体を検出するために請求項1の検出用タグを前記被検出体に貼り付けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、所定の共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを被検出体に貼り付け、その共振タグに向けて電波を当てて、その共振タグから反射される反射波に基づいて被検出体を検出する被検出体の検出方法であって、前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを貼り付けるとともに、その印刷紙を巻回する紙管であって、前記共振タグを請求項1の検出用タグにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、印刷紙を巻回するとともに、その印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを紙管に貼り付け、共振タグに向けてそれぞれ周波数の異なる電波を順次当てていき、その共振タグから反射される各反射波のうち、最も強い反射波の電波の周波数に基づいて前記印刷紙の種類を判別する印刷紙の判別方法であって、
前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
この発明に係る検出用タグと被検出体とこの被検出体の検出方法の第1実施形態を図1および図2に基づいて説明する。
【0014】
図1に示す20は検出用タグであり、この検出用タグ20は、台紙21に共振タグ8,9を互いに隣接して貼ったものである。
【0015】
共振タグ(第1共振タグ)8は、プリントされたコイル8Aを備えており、このコイル8Aは所定の周波数で共振するように設定されている。共振タグ(第2共振タグ)9は、プリントされたコイル9Aを備えており、このコイル9Aは共振タグ8のコイル8Aと同一周波数で共振するように設定されている。そして、共振タグ8のコイル8Aの巻回方向と共振タグ9のコイル9Aの巻回方向とが互いに逆方向となっている。
【0016】
図2は商品(被検出体)30に検出用タグ20を貼ったものである。この検出用タグ20にはレジ(図示せず)にて強い出力信号(電磁波)を当ててその検出用タグ20の各コイル8A,9Aを破壊する。この破壊した各コイル8A,9Aに所定周波数の電波を当ててもその破壊した各コイル8A,9Aから反射波は出力されない。
【0017】
レジを済ませていない商品30の検出用タグ20には強い出力信号が当てられておらず、その検出用タグ20の各コイル8A,9Aは破壊されていない。したがって、出入口に設けたアンテナ(図示せず)から所定周波数の電波が検出用タグ20の各コイル8A,9Aに当てられると、各コイル8A,9Aから反射波が発生する。
【0018】
ところで、検出用タグ20の各コイル8A,9Aの巻回方向が互いに逆向きになっているので、コイル8A,9A同士の相互誘導作用により、共振タグ8,9に共振周波数の電波を与えると、逆起電流が増加して強い反射波が発生する。この強い反射波により、商品30がレジを済ませたか否かを確実に検出することができ、商品の盗難を確実に防止することができる。また、反射波が強くなることにより、出入口を広くする場合であってもアンテナ数を増やさずに、商品の盗難を確実に防止することができる。すなわち、商品の検出を確実に行うことができる。
【0019】
この実施形態では、台紙21とともに共振タグ8,9を商品30に貼り付けているが、台紙21を省略して共振タグ8,9を商品30に直接貼り付けても良い。
[第2実施形態]
次に、第1実施形態の共振タグ8,9を利用して紙管に巻回される印刷紙の判別方法について説明する。
【0020】
まず、図3において、5はこの発明に係る紙管であり、紙管5には感熱紙(印刷紙)11が巻回され、この感熱紙11は送りローラ7によって印刷機の印字部に送り出されていく。紙管5の筒内6には図2に示すように2枚の共振タグ8,9が互いに隣接して貼り付けられている。
【0021】
10はそれぞれ異なる周波数の電波を共振タグ8,9に当てるアンテナであり、このアンテナ10は共振タグ8,9から反射される反射波を受信するようになっている。
【0022】
この紙管5を用いて感熱紙11の判別を行う場合、上述したようにアンテナ10からそれぞれ異なる周波数の電波を共振タグ8,9に順次当てていき、その反射波の電波の周波数から感熱紙の種類を判別する。
【0023】
その際、共振タグとして同一共振周波数のものを2枚(共振タグ8,9)、それらのコイル8A,9Aの巻回方向が互いに逆向きになるように貼り付けたことにより、コイル8A,9A同士の相互誘導作用により、共振タグ8,9に共振周波数の電波を与えると、逆起電流が増加して反射波の到達距離が伸びることとなる。
【0024】
これにより、共振タグ8,9とアンテナとの距離を短くすることなく、共振タグ8,9から反射される反射波を強くすることができる。このため、紙管5の筒内6に共振タグ8,9を貼り付けても感熱紙11の判別を確実に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、検出用タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その検出用タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0026】
請求項2の発明によれば、被検出体の第1,第2共振タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その第1,第2共振タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0027】
請求項3の発明によれば、被検出体を確実に検出することができる。
【0028】
請求項4の発明よれば、紙管に貼り付けた第1,第2共振タグとアンテナとの距離を短くすることなく、その第1,第2共振タグから反射される反射波を強くすることができる。
【0029】
請求項5の発明によれば、印刷紙の判別を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検出用タグを示した平面図である。
【図2】商品に検出用タグを貼り付けた状態を示した説明図である。
【図3】印刷紙の判別方法を示す説明図である。
【図4】紙管内に共振タグを貼った状態を示した説明図である。
【図5】従来の印刷紙の判別方法に用いる紙管を示した説明図である。
【符号の説明】
5 紙管
6 筒内
8 共振タグ
9 共振タグ
8A,9A コイル
10 アンテナ
11 感熱紙
20 検出用タグ
30 商品(被検出体)
Claims (5)
- 所定の共振周波数を有するコイルをプリントした第1共振タグを備えた検出用タグであって、
前記第1共振タグの隣接位置にその第1共振タグと同一の共振周波数を有する第2共振タグを備え、
この第2共振タグは、第1共振タグのコイルの巻回方向と逆向にプリントされたコイルを有することを特徴とする検出用タグ。 - 被検出体を検出するために請求項1の検出用タグを前記被検出体に貼り付けたことを特徴とする被検出体。
- 所定の共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを被検出体に貼り付け、その共振タグに向けて電波を当てて、その共振タグから反射される反射波に基づいて被検出体を検出する被検出体の検出方法であって、
前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする被検出体の検出方法。 - 印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを貼り付けるとともに、その印刷紙を巻回する紙管であって、
前記共振タグを請求項1の検出用タグにしたことを特徴とする紙管。 - 印刷紙を巻回するとともに、その印刷紙の種類に対応した共振周波数を有するコイルをプリントした共振タグを紙管に貼り付け、共振タグに向けてそれぞれ周波数の異なる電波を順次当てていき、その共振タグから反射される各反射波のうち、最も強い反射波の電波の周波数に基づいて前記印刷紙の種類を判別する印刷紙の判別方法であって、
前記共振タグを請求項1の検出用タグにして、前記反射波を強くしたことを特徴とする印刷紙の判別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241305A JP2004075366A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241305A JP2004075366A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 検出用タグ、この検出用タグを利用した被検出体、この被検出体の検出方法、検出用タグを貼り付けた紙管、及びその紙管に巻回された印刷紙の判別方法 |
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