JP2004075111A - Colored dampproofing corrugated board box - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に青果物包装用に用いられる、着色防湿防湿段ボール箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主として青果物包装用として防湿段ボール箱が用いられていた。防湿段ボール箱とは、段ボール箱の少なくとも片方の表面に防湿層を設けたものであり、防湿層の青果物の蒸散抑制作用によって、鮮度保持効果を有するものである。
上記防湿性を付与する方法として、段ボールライナ表面にポリエチレンなどの熱可塑性合成樹脂フィルムををラミネートしたものが知られている。
しかし、このような段ボールは、古紙として回収し、パルプの原料として再利用するのが困難であり、その大部分が産業廃棄物として埋立、焼却処分せざるを得ないのが現状である。
【0003】
そのため、近年資源リサイクルの気運が醸成されるにつれ、防水機能を有すると共に、使用後に古紙パルプの原料となり、リサイクル利用が可能な種々の段ボールが提案されている。
例えば、特公平2−1671号公報は、段ボールの表面に合成樹脂エマルジョンとワックスエマルジョンを塗工して防水層を形成したものであり、防水性と離解性を両立させたとするものである。
しかし、このような段ボールを原料古紙として使用した場合、ワックスに起因するピッチトラブル、紙表面へのしみの発生等のトラブルが発生する。また、例えばライナ原紙を製造した場合、ライナ表面が滑りやすくなるという問題が発生する。また、中芯原紙を製造した場合は、ライナとの接着時に接着不良を起こしやすくなるといった問題が発生する。
【0004】
そこで、上記の問題を解決する防湿段ボールの技術としては、特開平10−194326号公報、特願2001−187519号が存在する。
これらの技術は、段ボールシート表面に、合成樹脂エマルジョンと平板顔料を主成分のする防湿層を形成することにより、透湿度を10〜500g/m2・24hr(一般段ボールシートは1000〜3000g/m2・24hr)とするものである。
【0005】
これらは、フィルムを用いないので容易に離解可能であり、ワックスレスであるため、ワックスに起因するピッチトラブルや、再生した紙表面へのしみの発生等のトラブルが発生せずリサイクル性に優れたものである。
【0006】
ところで、通常青果物用等の段ボールの外面には印刷が施されている。その印刷には単に内容物の種類、数量、産地、品質等を示すのみならず、広告・宣伝効果や、美粧性によって内容物の商品価値を高める役割を果たしているが、近年、陳列時における商品の見栄えを良くして商品価値を高めるために、段ボール箱の内側を商品を引き立てる色合いに着色することが求められている。
しかし、青果物等の鮮度保持用の防湿段ボール箱は、少なくとも片方の表面(通常箱の内側面)に防湿層が設けられているため、片面に印刷層を設けた場合、防湿層であるもう片面は着色することが困難であった。
そこで、箱の内部に色彩を必要とする場合には、段ボール箱内部に、着色されたワックス含浸紙等のシート状の包材あらかじめ敷いておき、青果物等の内容物を包むことが広く行われている。例えば茄子の包装の際にはあらかじめ段ボール箱内に紫色等に着色されたワックス含浸紙を敷いて茄子を入れて包み、段ボール箱を封緘する方法が取られていた。
しかし、この方法では包装資材が余計に必要となり、手間がかかる上コスト的にも問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、余分な包装材料を用いることなく、箱の内側に青果物等の内容物を引き立てる色彩を付与することができる着色防湿段ボール箱が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の方法をとる。
即ち、本発明は、箱の内面又は外面に合成樹脂エマルジョンとアスペクト比が5以上の平板状顔料を主成分とする防湿塗料を塗工した防湿塗工層を有する防湿段ボール箱において、前記防湿塗工層中に染料及び又は着色顔料を含有する着色防湿段ボール箱である。
【0009】
また、本発明の第2は防湿塗工層中の染料及び又は着色顔料の固形分比率が0.5〜10%である本発明の第1記載の着色防湿段ボール箱である。
【0010】
また、本発明の第3は、防湿塗工層中にアスペクト比3以下であって平均粒子径5〜15μmの粒状顔料を含有する本発明の第1〜2に記載の着色防湿段ボール箱である。
【0011】
また、本発明の第4は、本発明の第1〜3記載の着色防湿段ボール箱で青果物を包装した包装体である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明は、合成樹脂エマルジョンと、アスペクト比が5以上の平板状顔料と、染料又は着色顔料を配合した防湿塗料による塗工層を設けた着色防湿段ボール箱である。
【0013】
本発明における平板状顔料は、アスペクト比が5以上のものを指し、アスペクト比10以上のものが更に好適に用いられる。
アスペクト比が5未満の顔料は平板性が不足しているため、塗工時に塗工面に対して平行に配向できなくなるため、優れた防湿性を得ることができない。アスペクト比は大きいほど平板状顔料の塗工層中における層数が多くなるため、高い防湿性能を発揮する。
【0014】
具体的な平板状顔料としては、フィロケイ酸塩化合物(層状構造を有する層状ケイ酸塩化合物)が挙げられる。フィロケイ酸塩化合物に属するものは、板状又は薄片状であって明瞭な劈開を有し、雲母族、パイロフィライト、タルク(滑石)、緑泥石、セプテ緑泥石、蛇紋石、スチルプノメレーン、粘土鉱物がある。これらの中でも雲母族、タルクが好ましい。雲母族には、白雲母(マスコバイト)、絹雲母(セリサイト)、金雲母(フロコパイト)、黒雲母(バイオタイト)、フッ素金雲母(人造雲母)、紅マイカ、ソーダマイカ、バナジンマイカ、イライト、チンマイカ、パラゴナイト、ブリトル雲母などが挙げられる。
これらのフィロケイ酸塩化合物のうち、白雲母、金雲母又は絹雲母が粒子径の大きさ、アスペクト比などの点から更に好適である。
【0015】
本発明で好適に用いられる平板状顔料の平均粒子径は1〜100μm、更に好ましくは5〜50μmである。
平均粒子径が5μm未満の平板状顔料は、塗工層中での平板状顔料の配向が支持体に対して平行になりにくく、50μm以上になると平板状顔料の一部が塗工層から突き出たり、平板状顔料の厚みが数μm程度となるに伴い、配向した平板状顔料の塗工層中における層数が少なくなってしまうために防湿性能向上効果が減少する。
【0016】
本発明の合成樹脂エマルジョンに用いられる合成樹脂としては、スチレン−ブタジエン系共重合体、アクリル−スチレン系共重合体、メタクリレート−ブタジエン系共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン系共重合体、アクリル系共重合体、ポリエステル系共重合体、ポリウレタン系共重合体などが挙げられる。これらの中でもスチレン−ブタジエン系共重合体が好適である。
【0017】
スチレン−ブタジエン系共重合体(SBR)は、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−t−ブチルスチレン、クロロスチレンなどの芳香族ビニル化合物と、ブタジエン、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエンなどの共役ジエン化合物、及びこれらと共重合可能なその他の化合物からなる単量体を乳化重合することによって得られる共重合ラテックスである。
芳香族ビニル化合物としてはスチレン、また、共役ジエン化合物としては1,3−ブタジエンが好適である。
合成樹脂のガラス転移温度(Tg)、粒子径、ゲル分率(溶媒としてテトラヒドロフランを用いた時の不溶部分の重量)、分子量などは、特に限定されないが、一般的にTgは−10℃〜40℃、より好ましくは−5℃〜35℃、粒子径50〜500nm、ゲル分率は10〜90%、特に離解性を向上させたい場合は90%以上が好適である。
また、本発明に使用する「平板状顔料:合成樹脂」の配合(固形分重量)比率は30:70〜70:30、好ましくは35:65〜60:40である。
平板状顔料が30%未満の場合には、合成樹脂が多く存在するため、十分な離解性が得られない。平板状顔料が70%を越えた場合には、塗料の皮膜状態が悪化し、十分な防湿性が得られない。
【0018】
本発明における防湿塗料の防湿効果を高めるためには、カップリング剤を使用することが好ましい。
このようなカップリング剤としては、親水基部分にSiを含むシランカップリング剤、親水基部分にTiを含むチタネートカップリング剤、親水基部分にAlを含むアルミニウムカップリング剤等が挙げられる。
このようなカップリング剤には、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、イソプロピルトリ(N−アミノエチルアミノエチル)チタネートなどが挙げられる。
【0019】
カップリング剤の構造は、フィロケイ酸塩化合物等の平板状顔料のような無機化合物と相互作用する親水基と、樹脂のような有機化合物と相互作用する疎水基に大別され、特にその親水基部分はTi、Al等の金属元素やSiに結合したアルコキシ基を加水分解して得られる。
一方、カップリング剤の疎水基部分については、疎水基部分が有機オリゴマーである場合、無機化合物表面に高分子有機質の被膜を形成し、表面を完全に疎水化して樹脂マトリックスとの接着性を高める効果がある。また、疎水基部分がエポキシ基、ビニル基、アミノ基等の反応性有機官能基を有する場合、その官能基と樹脂マトリックスの反応性官能基とが架橋し、より一層樹脂マトリックスとの接着性が高まる。
【0020】
こうしたカップリング剤により、平板状顔料をインテグラルブレンド法や前処理法などで表面処理して使用する。
インテグラルブレンド法は平板状顔料と合成樹脂ラテックスを含む塗料にカップリング剤を直接添加する方法である。
また、前処理法はあらかじめ平板状顔料をカップリング剤で処理する方法である。カップリング剤の添加量は平板状顔料100質量部に対して0.1〜5質量部、好ましくは0.5〜2質量部である。添加量が0.1質量部未満の場合、カップリング剤による平板状顔料表面の被覆が不十分となるため好ましくなく、5質量部を越える場合、カップリング剤の効果が頭打ちとなるため不経済である。
【0021】
本発明で使用する染料又は顔料としては食品添加物、又は食品包装材料に添加されることが認可されているものが好適に用いられる。また、塗工層中に含有する染料及び又は顔料は、固形分比率で0.5〜10%であることがさらに望ましい。
【0022】
なお、本発明の着色防湿層は、アスペクト比3以下であって、平均粒子径5〜15μmである粒状顔料を含有することが更に望ましい。
本発明で用いるアスペクト比3以下の粒状顔料は、防湿塗料に配合することで、塗工層表面に前記顔料を露出させて粗面化し、塗工層表面とカレンダーロール表面との接触面積を小さくして防湿塗料のオンマシン塗工時のカレンダー表面への粘着を防止するものである。
また、前記粒状顔料のアスペクト比の範囲は3〜1、更に望ましくは2〜1のように1にできるだけ近い形状であることが更に望ましい。アスペクト比が3を越えた場合には、防湿層の塗工表面に顔料が露出せず、防湿層の粘着防止効果が得られないという問題が発生するおそれがある。
【0023】
また、前記粒状顔料の平均粒子径は5〜15μmの範囲が望ましい。平均粒子径が5μm未満の場合は、塗工面に粒状顔料が十分露出せず、塗工面とマシンカレンダー部との接触面積が大きくなるため、粘着防止効果を得ることが困難である。
また15μmを越えた場合は、防湿層の塗工面の表面性が悪化し、防湿性が低下するおそれがある。
【0024】
また、前記粒状顔料は、塗料中全固形分に対して、3〜15質量%配合することが望ましい。3質量%未満の場合には、粒状顔料の量が少なすぎるため、マシンカレンダーにおける粘着防止効果が十分に得られない恐れがある。また、15質量%を越えた場合には、防湿層の塗工層の表面性が悪化し、防湿性が低下するおそれがある。
なお、粒状顔料はマシンカレンダーの熱圧より塗工面を保護するものであることから、それ自体耐熱性を有するものであることが望ましい。
具体的にこのような粒状顔料としては、炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、シリカ、クレー等が使用できる。特に重質炭酸カルシウムが好適に用いられる。
【0025】
なお、本発明における平均粒子径とは、レーザー回折法で測定したものである。またアスペクト比とは、前記平均粒子径を板状粒子の平均厚さで割った値である。レーザー回折法による粒子径測定は、島津製作所製「レーザー回折式粒度分布測定装置SALD2000J」等により測定できる。
【0026】
以上の材料を混合して着色防湿塗料とするが、この時に必要であれば、ポリカルボン酸などの分散剤、消泡剤、界面活性剤を添加したりすることができる。
【0027】
このようにして調製した着色防湿塗料は、オンマシン上の塗工設備で塗工することが可能である。即ち、ライナ原紙を抄造する抄紙機のドライヤーパートとカレンダーパートの間に塗工設備を設けて前記塗工設備によって防湿塗料を塗工するものである。
本発明で使用可能な塗工設備としては特に限定はなく、公知のものが任意に採用できるが、ブレードコーター、バーコーター、エアナイフコーター等、塗工表面をスクレイプする塗工方式が、平板状顔料の配向を促す傾向があるので更に好ましい。
また、この防湿塗料のライナへの塗工量は、片面当たり固形分として、5〜35g/m2、更に好ましくは7〜30g/m2である。
このようにオンマシンにより本発明の防湿塗料を塗工し、通常110〜150℃で30秒〜120秒間乾燥された防湿ライナは、マシンカレンダー(通常線圧約10〜30kg/cm)通過時に、防湿塗料による粘着トラブルを起こさないため通常通り操業可能である。
【0028】
本発明で使用されるライナ原紙としては、通常使用されるライナ原紙が任意に使用できるが、より耐水性を付与するためには、耐水化剤を配合して抄紙するか、又は抄紙機における乾燥前に耐水化剤を含浸させる等の方法で得られた耐水ライナ原紙を使用することも可能である。
なお、本発明における防湿ライナの透湿度は、JISZ0208カップ法(B法)で測定して10〜500g/m2・24hr、更に好ましくは15〜350g/m2・24hrである。
【0029】
前述のようにして得られた着色防湿ライナを使用して、着色防湿段ボールシートを作成する。
段ボールシートを製造するにはライナ原紙と中芯原紙との貼合が必要となるが、貼合はコルゲータと呼ばれる段ボールシート製造装置で行われる。
コルゲータは、主として、ライナ原紙と中芯原紙を貼合するSF部と、SF部で貼合した片段ボールシートの中芯側に更にライナ原紙を貼合するDF部とから構成される。コルゲータにおける貼合時に段ボールシートはSF部のプレスロール部で温度150〜200℃、線圧20〜40kg/cm、加圧時間0.01〜0.20秒、DF部の熱盤部分で温度150〜200℃、線圧0.3kg/cm2という条件で貼合されるが、本発明の防湿ライナ原紙は、塗工層表面に粒状顔料が露出し粗面化されているので、コルゲータのプレスロール及び熱盤との塗工面の接触面積が少なく、耐熱性を有するため、塗工面のプレスロールや熱盤への融着トラブルが発生せず、通常のライナ原紙と全く同様に製造することができる。
着色防湿段ボールシート製造の際には、片面に着色防湿層を設けた着色防湿ライナを使用し、塗料の非塗工面側に、中芯原紙をコルゲータにより貼合するものである。
また、着色防湿ライナは、段ボールシートのSF側とDF側両面のライナとして用いることができる。また、どちらか片方のライナとして用い、他方は一般のライナを使用することも可能である。
【0030】
このようにして得られた着色防湿段ボールシートは、フレキソフォルダーグルアー(FFG)により印刷と打ち抜き及びグルー糊付けを行い、着色防湿段ボール箱を製造することができる。
なお、本発明においては、片側表面にのみ着色防湿層を有する着色段ボールシートを使用し、前記着色防湿層が、箱内側面となるように製函することが、更に望ましい。
【0031】
【実施例】
本発明を下記の実施例により、更に詳しく説明する。
<実施例1>
SBRラテックス(HOJ4027、固形分48%:日本ゼオン製)を100質量部、白雲母(マイカA21、平均粒子径22μm、アスペクト比20〜30:山口雲母工業所製)50質量部、アミノシランカップリング剤(KBM603、有効成分98%以上:信越化学工業製)0.5質量部、重質炭酸カルシウム(BF300、平均粒子径8μm、アスペクト比1〜2:備北粉化工業製)5質量部、着色顔料(SA青紫#800:御国色素製)5質量部の配合で塗料を調製した。
次に、220g/m2のライナ原紙(NRK220:王子製紙製)を基材とし、前記塗料をメイヤーバーで乾燥後の塗工量が8g/m2となるように基材表面に塗工し、本発明の着色防湿ライナを得た。
以上のようにして得た着色防湿ライナと、中芯原紙(S160、160g/m2)、及び段ボールライナ原紙(ONRK220、220g/m2)とを、コルゲータを用いて常法により貼合し、片側表面に着色防湿層を有する着色防湿段ボールシートを得た。なお着色防湿層は、青紫色であった。
更に、前記着色防湿段ボールシートを、着色防湿層が内側となるように製函機にてA式函として製函し、着色防湿段ボール箱を得た。なお、本件着色防湿段ボール箱は、ナス等の包装用に適する。
【0032】
<実施例2>
着色顔料として、SAブラックDY−6(御国色素製)を用いた以外は、実施例1と全く同様にして着色防湿ライナ、及び着色防湿段ボール箱を得た。なお着色防湿層は、黒色であった。なお、本件着色防湿段ボール箱は、ナス等の包装用に適する。
【0033】
<実施例3>
着色顔料として、GPホワイト#101コンク(御国色素製)を用いた以外は、実施例1と全く同様にして着色防湿ライナ、及び着色防湿段ボール箱を得た。なお着色防湿層は、白色であった。なお、本件着色防湿段ボール箱は、渋柿、花卉類等の包装用に適する。
【0034】
<実施例4>
着色顔料として、SAブルーDY−12(御国色素製)を用いた以外は、実施例1と全く同様にして着色防湿ライナ、及び着色防湿段ボール箱を得た。なお着色防湿層は、青色であった。なお、本件着色防湿段ボール箱は、ナス等の包装用に適する。
【発明の効果】
本発明により、余分な包装材料を用いることなく、箱の内側に青果物等の内容物を引き立てる色彩を付与することが可能な着色防湿段ボール箱を提供することが可能となった。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a colored moisture-proof and moisture-proof cardboard box mainly used for packing fruits and vegetables.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a moisture-proof corrugated cardboard box has been used mainly for packing fruits and vegetables. The moisture-proof corrugated cardboard box has a moisture-proof layer provided on at least one surface of the cardboard box, and has a freshness-retaining effect due to the effect of the moisture-proof layer on the evaporation of fruits and vegetables.
As a method for imparting moisture resistance, there is known a method in which a thermoplastic synthetic resin film such as polyethylene is laminated on a corrugated cardboard liner surface.
However, it is difficult to recover such cardboard as waste paper and reuse it as a raw material for pulp, and at present, most of the cardboard must be landfilled or incinerated as industrial waste.
[0003]
For this reason, as the trend of resource recycling has been fostered in recent years, various cardboards that have a waterproof function, become a raw material of waste paper pulp after use, and can be recycled have been proposed.
For example, Japanese Patent Publication No. 2-1671 discloses that a waterproof layer is formed by coating a synthetic resin emulsion and a wax emulsion on the surface of a corrugated cardboard.
However, when such a corrugated cardboard is used as raw material waste paper, problems such as pitch trouble due to wax and occurrence of blot on the paper surface occur. Further, for example, when a liner base paper is manufactured, there is a problem that the surface of the liner becomes slippery. In addition, when the core base paper is manufactured, there is a problem in that poor adhesion is likely to occur when the core base paper is bonded to the liner.
[0004]
Then, as a technique of moisture-proof corrugated cardboard which solves the above-mentioned problem, there are Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-194326 and Japanese Patent Application No. 2001-187519.
These techniques, the corrugated board sheet surface, synthesized by the resin emulsion and the flat pigment to form a moisture barrier to the main component, the moisture permeability 10~500g / m 2 · 24hr (typically corrugated sheet is 1000 to 3000 g / m it is an 2 · 24hr).
[0005]
Since these do not use a film, they can be easily disintegrated and are waxless, so they have excellent recyclability without problems such as pitch trouble caused by wax and occurrence of spots on the reproduced paper surface. Things.
[0006]
By the way, usually, the outer surface of cardboard for fruits and vegetables is printed. The printing not only shows the type, quantity, production area, quality, etc. of the contents, but also plays a role in increasing the commercial value of the contents through advertising and promotional effects and cosmetics. In order to improve the appearance of the product and enhance the value of the product, it is required to color the inside of the cardboard box with a color that enhances the product.
However, since a moisture-proof cardboard box for keeping freshness of fruits and vegetables is provided with a moisture-proof layer on at least one surface (usually the inner surface of the box), if a printed layer is provided on one side, the other side which is a moisture-proof layer is provided. Was difficult to color.
Therefore, when a color is required inside the box, it is widely practiced to pre-lay a sheet-like packaging material such as colored wax-impregnated paper inside the cardboard box and wrap the contents such as fruits and vegetables. ing. For example, when packaging eggplants, a method has been adopted in which wax-impregnated paper colored in purple or the like is placed in advance in a cardboard box, the eggplant is wrapped therein, and the cardboard box is sealed.
However, this method requires extra packaging materials, which is time-consuming and costly.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, there is a demand for a colored moisture-proof cardboard box that can give a color that enhances the contents such as fruits and vegetables inside the box without using an extra packaging material.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following method to solve the above problems.
That is, the present invention relates to a moisture-proof corrugated cardboard box having a moisture-proof coating layer in which a synthetic resin emulsion and a flat pigment having an aspect ratio of 5 or more are coated on the inner or outer surface of the box. It is a colored moisture-proof cardboard box containing a dye and / or a colored pigment in the working layer.
[0009]
A second aspect of the present invention is the colored moisture-proof cardboard box according to the first aspect, wherein the solid content ratio of the dye and / or the color pigment in the moisture-proof coating layer is 0.5 to 10%.
[0010]
The third aspect of the present invention is the colored moisture-proof cardboard box according to the first or second aspect of the present invention, wherein the moisture-proof coating layer contains a particulate pigment having an aspect ratio of 3 or less and an average particle diameter of 5 to 15 μm. .
[0011]
A fourth aspect of the present invention is a package obtained by packaging fruits and vegetables in the colored moisture-proof cardboard box according to any one of the first to third aspects of the present invention.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described specifically.
The present invention is a colored moisture-proof cardboard box provided with a coating layer made of a synthetic resin emulsion, a tabular pigment having an aspect ratio of 5 or more, and a dye or a colored pigment, and a moisture-proof paint.
[0013]
The tabular pigment in the present invention refers to those having an aspect ratio of 5 or more, and those having an aspect ratio of 10 or more are more preferably used.
Since the pigment having an aspect ratio of less than 5 has insufficient flatness, the pigment cannot be oriented in parallel with the coating surface during coating, and therefore, excellent moisture resistance cannot be obtained. The higher the aspect ratio, the greater the number of layers in the coating layer of the tabular pigment, so that high moisture-proof performance is exhibited.
[0014]
Specific examples of the tabular pigment include a phyllosilicate compound (a layered silicate compound having a layered structure). Those belonging to the phyllosilicate compounds are plate-like or flaky and have distinct cleavages, and mica, pyrophyllite, talc, chlorite, septe chlorite, serpentine, stilpnomeraine , There are clay minerals. Of these, mica and talc are preferred. Mica includes muscovite (muscovite), sericite (sericite), phlogopite (flokopite), biotite (biotite), fluorophlogopite (artificial mica), red mica, soda mica, vanadin mica, illite, Chin mica, paragonite, brittle mica and the like.
Among these phyllosilicate compounds, muscovite, phlogopite or sericite is more preferable in terms of the particle size, aspect ratio, and the like.
[0015]
The average particle size of the tabular pigment suitably used in the present invention is from 1 to 100 μm, more preferably from 5 to 50 μm.
In the case of a tabular pigment having an average particle diameter of less than 5 μm, the orientation of the tabular pigment in the coating layer is unlikely to be parallel to the support, and when it exceeds 50 μm, a part of the tabular pigment protrudes from the coating layer. In addition, as the thickness of the tabular pigment becomes about several μm, the number of layers of the oriented tabular pigment in the coating layer decreases, and the effect of improving the moisture-proof performance decreases.
[0016]
Examples of the synthetic resin used in the synthetic resin emulsion of the present invention include a styrene-butadiene copolymer, an acryl-styrene copolymer, a methacrylate-butadiene copolymer, an acrylonitrile-butadiene copolymer, and an acrylic copolymer. Examples include a polymer, a polyester-based copolymer, and a polyurethane-based copolymer. Among these, a styrene-butadiene copolymer is preferred.
[0017]
Styrene-butadiene copolymer (SBR) is composed of an aromatic vinyl compound such as styrene, α-methylstyrene, vinyltoluene, pt-butylstyrene, chlorostyrene, butadiene, 1,3-butadiene, isoprene, And a conjugated diene compound such as 1,3-dimethyl-1,3-butadiene and 1,3-pentadiene, and a copolymer latex obtained by emulsion polymerization of a monomer composed of another compound copolymerizable therewith.
Styrene is preferred as the aromatic vinyl compound, and 1,3-butadiene is preferred as the conjugated diene compound.
The glass transition temperature (Tg), particle size, gel fraction (weight of the insoluble portion when tetrahydrofuran is used as a solvent), molecular weight, and the like of the synthetic resin are not particularly limited, but generally Tg is -10 ° C to 40 ° C. C., more preferably -5.degree. C. to 35.degree. C., a particle size of 50 to 500 nm, and a gel fraction of 10 to 90%, and particularly preferably 90% or more in order to improve disintegration.
The blending ratio (solid content weight) of the “plate-like pigment: synthetic resin” used in the present invention is 30:70 to 70:30, preferably 35:65 to 60:40.
When the content of the tabular pigment is less than 30%, sufficient disintegration cannot be obtained because a large amount of synthetic resin is present. When the amount of the tabular pigment exceeds 70%, the state of the coating film deteriorates, and sufficient moisture-proof properties cannot be obtained.
[0018]
In order to enhance the moisture-proof effect of the moisture-proof paint in the present invention, it is preferable to use a coupling agent.
Examples of such a coupling agent include a silane coupling agent containing Si in the hydrophilic group, a titanate coupling agent containing Ti in the hydrophilic group, and an aluminum coupling agent containing Al in the hydrophilic group.
Examples of such a coupling agent include γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, N-β (aminoethyl) γ-aminopropylmethyldimethoxysilane, and isopropyl tri (N-aminoethylaminoethyl) titanate.
[0019]
The structure of the coupling agent is roughly classified into a hydrophilic group that interacts with an inorganic compound such as a plate-like pigment such as a phyllosilicate compound, and a hydrophobic group that interacts with an organic compound such as a resin. The portion is obtained by hydrolyzing a metal element such as Ti or Al or an alkoxy group bonded to Si.
On the other hand, as for the hydrophobic group portion of the coupling agent, when the hydrophobic group portion is an organic oligomer, a high molecular organic film is formed on the surface of the inorganic compound, and the surface is completely hydrophobized to enhance the adhesion with the resin matrix. effective. When the hydrophobic group has a reactive organic functional group such as an epoxy group, a vinyl group, or an amino group, the functional group and the reactive functional group of the resin matrix are cross-linked to further improve the adhesiveness with the resin matrix. Increase.
[0020]
With such a coupling agent, the tabular pigment is used after being surface-treated by an integral blending method, a pretreatment method, or the like.
The integral blending method is a method in which a coupling agent is directly added to a paint containing a tabular pigment and a synthetic resin latex.
Further, the pretreatment method is a method in which a tabular pigment is previously treated with a coupling agent. The amount of the coupling agent to be added is 0.1 to 5 parts by mass, preferably 0.5 to 2 parts by mass, per 100 parts by mass of the tabular pigment. When the addition amount is less than 0.1 part by mass, the surface of the tabular pigment is not sufficiently coated with the coupling agent, which is not preferable. When the addition amount is more than 5 parts by mass, the effect of the coupling agent reaches a peak and is uneconomical. It is.
[0021]
As the dye or pigment used in the present invention, those approved to be added to food additives or food packaging materials are preferably used. Further, the dye and / or pigment contained in the coating layer is more preferably 0.5 to 10% in solid content ratio.
[0022]
It is more desirable that the colored moisture-proof layer of the present invention contains a particulate pigment having an aspect ratio of 3 or less and an average particle size of 5 to 15 μm.
The granular pigment having an aspect ratio of 3 or less used in the present invention is roughened by exposing the pigment to the surface of the coating layer by blending it into a moisture-proof coating, and reduces the contact area between the surface of the coating layer and the surface of the calender roll. To prevent adhesion of the moisture-proof paint to the surface of the calender during on-machine application.
Further, the range of the aspect ratio of the granular pigment is more preferably from 3 to 1, more preferably from 2 to 1, as close to 1 as possible. If the aspect ratio exceeds 3, the pigment may not be exposed on the coating surface of the moisture-proof layer, and there may be a problem that the effect of preventing adhesion of the moisture-proof layer cannot be obtained.
[0023]
The average particle diameter of the particulate pigment is desirably in the range of 5 to 15 μm. When the average particle size is less than 5 μm, the granular pigment is not sufficiently exposed on the coated surface and the contact area between the coated surface and the machine calender becomes large, so that it is difficult to obtain an anti-adhesion effect.
If it exceeds 15 μm, the surface properties of the coated surface of the moisture-proof layer may be deteriorated, and the moisture-proof property may be reduced.
[0024]
Further, it is desirable that the particulate pigment is blended in an amount of 3 to 15% by mass with respect to the total solid content in the paint. If the amount is less than 3% by mass, the amount of the particulate pigment is too small, so that the effect of preventing adhesion in a machine calendar may not be sufficiently obtained. If the content exceeds 15% by mass, the surface properties of the coating layer of the moisture-proof layer may deteriorate, and the moisture-proof property may decrease.
In addition, since the granular pigment protects the coated surface from the heat and pressure of the machine calendar, it is desirable that the granular pigment itself has heat resistance.
Specifically, as such a granular pigment, calcium carbonate, heavy calcium carbonate, silica, clay and the like can be used. Particularly, heavy calcium carbonate is preferably used.
[0025]
In addition, the average particle diameter in the present invention is measured by a laser diffraction method. The aspect ratio is a value obtained by dividing the average particle diameter by the average thickness of the plate-like particles. The particle size can be measured by a laser diffraction method using a “laser diffraction type particle size distribution analyzer SALD2000J” manufactured by Shimadzu Corporation.
[0026]
The above materials are mixed to form a colored moisture-proof paint. At this time, if necessary, a dispersant such as polycarboxylic acid, an antifoaming agent, and a surfactant can be added.
[0027]
The colored moisture-proof paint thus prepared can be applied by an on-machine coating facility. That is, a coating facility is provided between a dryer part and a calendar part of a paper machine for producing liner base paper, and a moisture-proof paint is applied by the coating facility.
The coating equipment that can be used in the present invention is not particularly limited, and known coating equipment can be arbitrarily employed.Blade coaters, bar coaters, air knife coaters, and the like, a coating method for scraping a coating surface is a flat pigment. Is more preferable since the orientation tends to be promoted.
The coating amount for this moisture-proof coating of the liner, as solid per side content, 5~35g / m 2, more preferably from 7~30g / m 2.
The moisture-proof liner thus coated with the moisture-proof paint of the present invention on-machine and dried at 110 to 150 ° C. for 30 seconds to 120 seconds normally passes through a machine calendar (usually at a linear pressure of about 10 to 30 kg / cm). It can be operated normally as it does not cause adhesion problems due to paint.
[0028]
As the liner base paper used in the present invention, a commonly used liner base paper can be used arbitrarily.However, in order to impart more water resistance, the paper is mixed with a waterproofing agent, or dried in a paper machine. It is also possible to use a water-resistant liner base paper obtained beforehand by impregnating with a water-proofing agent.
The moisture permeability of the moisture-proof liner of the present invention is measured by JISZ0208 cup method (B method) 10~500g / m 2 · 24hr, further preferably 15~350g / m 2 · 24hr.
[0029]
A colored moisture-proof corrugated cardboard sheet is prepared using the colored moisture-proof liner obtained as described above.
To manufacture a corrugated cardboard sheet, it is necessary to bond a liner base paper and a core base paper, and the bonding is performed by a corrugated sheet manufacturing apparatus called a corrugator.
The corrugator mainly includes an SF section for bonding the liner base paper and the core base paper, and a DF section for further bonding the liner base paper to the center side of the single-cardboard sheet bonded in the SF section. At the time of lamination in a corrugator, the corrugated cardboard sheet is heated at a temperature of 150 to 200 ° C. at a press roll part of the SF part, at a linear pressure of 20 to 40 kg / cm, for a pressurization time of 0.01 to 0.20 second, at a temperature of 150 at a hot plate part of the DF part. to 200 DEG ° C., although stuck on the condition that a linear pressure 0.3 kg / cm 2, moisture-proof liner base paper of the present invention, since the particulate pigment in the coating layer surface is roughened to expose the press corrugator Since the contact area of the coated surface with the roll and hot platen is small and it has heat resistance, there is no fusing trouble of the coated surface to the press roll or hot platen, and it can be manufactured exactly like normal liner base paper. it can.
When producing a colored moisture-proof corrugated cardboard sheet, a colored moisture-proof liner provided with a colored moisture-proof layer on one side is used, and a core base paper is adhered to the non-coated side of the paint by a corrugator.
The colored moisture-proof liner can be used as a liner on both the SF side and the DF side of the corrugated cardboard sheet. It is also possible to use one of the liners and use a general liner for the other.
[0030]
The colored moisture-proof corrugated cardboard sheet thus obtained can be printed, punched and glued with a flexo folder gluer (FFG) to produce a colored moisture-proof cardboard box.
In the present invention, it is more desirable to use a colored corrugated cardboard sheet having a colored moisture-proof layer only on one side surface, and to make the box such that the colored moisture-proof layer faces the inner side of the box.
[0031]
【Example】
The present invention is described in more detail by the following examples.
<Example 1>
100 parts by mass of SBR latex (HOJ4027, solid content 48%: manufactured by Nippon Zeon), 50 parts by mass of muscovite (mica A21, average particle size 22 μm, aspect ratio 20-30: manufactured by Mica Yamaguchi MFG), aminosilane coupling agent (KBM603, 98% or more of active ingredient: manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) 0.5 parts by mass, heavy calcium carbonate (BF300, average particle diameter 8 μm, aspect ratio 1-2: manufactured by Bihoku Powder Chemical Industry) 5 parts by mass, coloring pigment (SA blue-purple # 800: manufactured by Okuni Pigment Co.) A coating material was prepared with a blending amount of 5 parts by mass.
Next, a 220 g / m 2 liner base paper (NRK220: manufactured by Oji Paper Co., Ltd.) was used as a base material, and the paint was applied to the surface of the base material so that the coating amount after drying with a Mayer bar was 8 g / m 2. Thus, a colored moisture-proof liner of the present invention was obtained.
The colored moisture-proof liner obtained as described above, the core base paper (S160, 160 g / m 2 ), and the corrugated cardboard liner base paper (ONRK220, 220 g / m 2 ) are stuck together by a conventional method using a corrugator, A colored moisture-proof cardboard sheet having a colored moisture-proof layer on one surface was obtained. The colored moisture-proof layer was blue-violet.
Further, the colored moisture-proof cardboard sheet was prepared as an A-type box with a box-making machine so that the colored moisture-proof layer was on the inside to obtain a colored moisture-proof cardboard box. The present colored moisture-proof cardboard box is suitable for packaging eggplants and the like.
[0032]
<Example 2>
A colored moisture-proof liner and a colored moisture-proof cardboard box were obtained in exactly the same manner as in Example 1 except that SA Black DY-6 (manufactured by Mikuni Pigment) was used as the coloring pigment. The colored moisture-proof layer was black. The present colored moisture-proof cardboard box is suitable for packaging eggplants and the like.
[0033]
<Example 3>
A colored moisture-proof liner and a colored moisture-proof cardboard box were obtained in exactly the same manner as in Example 1 except that GP White # 101 Conch (manufactured by Mikuni Pigment) was used as the coloring pigment. The colored moisture-proof layer was white. In addition, the present colored moisture-proof cardboard box is suitable for packaging of persimmon, flowers and the like.
[0034]
<Example 4>
A colored moisture-proof liner and a colored moisture-proof cardboard box were obtained in exactly the same manner as in Example 1, except that SA Blue DY-12 (manufactured by Mikuni Pigment) was used as the coloring pigment. The colored moisture-proof layer was blue. The colored moisture-proof cardboard box is suitable for packaging eggplants and the like.
【The invention's effect】
According to the present invention, it has become possible to provide a colored moisture-proof cardboard box capable of giving a color that enhances contents such as fruits and vegetables to the inside of the box without using an extra packaging material.
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