JP2004075110A - 塩ビ推進管用の保護キャップおよびこれを用いた塩ビ推進管の梱包形態 - Google Patents
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Abstract
【課題】再使用可能な塩ビ推進管用の保護キャップの提供、およびこの保護キャップを使用した塩ビ推進管の梱包形態の提供。
【解決手段】本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、外周壁2および内周壁3からなる二重壁円筒状のキャップであって、外周壁2と内周壁3との間の空隙部4を、塩ビ推進管5の端部に差し込み、塩ビ推進管の端部に形成された連結部6を管の内外から保護する。また、本発明の塩ビ推進管5の梱包形態は、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を上記保護キャップで1覆う。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、外周壁2および内周壁3からなる二重壁円筒状のキャップであって、外周壁2と内周壁3との間の空隙部4を、塩ビ推進管5の端部に差し込み、塩ビ推進管の端部に形成された連結部6を管の内外から保護する。また、本発明の塩ビ推進管5の梱包形態は、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を上記保護キャップで1覆う。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水管工事に使用される塩ビ推進管に用いられる保護キャップおよび塩ビ推進管の梱包形態に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記塩ビ推進管を使用した下水道配管工事は、配管予定路の所々に設けられた工事用縦穴から次の工事用縦穴に向けて、図3に示すように、複数の塩ビ推進管25の端部に形成された連結部26同士を、それぞれステンレス連結管21で次々と接続して一本化し、土中を推進させて下水道を形成している。また、塩ビ推進管には、図4に示すように、塩ビ推進管30の端部を雄ねじ側28と雌ねじ側29のごとく切削加工し、ねじの嵌め合いにより接続するねじ式タイプのものもある。
【0003】
塩ビ推進管は、上記したように、ステンレス連結管方式の場合、ステンレス連結管21で接続一本化しながら土中を推進させるため、ステンレス連結管21が塩ビ推進管の外周面より突出すると土中の推進を妨げる。
そのため、塩ビ推進管25とステンレス連結管21の外周面が一致するように、塩ビ推進管25の連結部26は、ステンレス連結管21の厚さ分薄く、かつ、この連結部26には水密性を得るためにゴム輪27を嵌め込む凹状の溝20が形成されているため、更に管の厚さは薄くなっている。
また、ねじ式連結管31の場合、雄ねじ側28および雌ねじ側29は原管厚さの中で形成されているため、それぞれねじ凹部の厚さは原管厚さの半分以下である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、塩ビ推進管25、30の端部にある連結部26、31は、他の部分よりも肉厚が薄いため、その部分の強度が低く、移送中に塩ビ推進管同士の接触・衝突や、車両等への荷揚げや荷降ろし作業中に、車両等にぶつけて破損し、塩ビ推進管としての使用が不能になることがある。
そこで、塩ビ推進管の連結部26、31を保護するため、従来、出荷時に、段ボール紙で塩ビ推進管の連結部26、31およびその周辺を覆い紐等で結束した後、それらの部分をさらにクロスラミネート包装紙で覆い、その上から紐等で結束するという大掛かりな包装がなされていた。
【0005】
しかし、このような大掛かりな包装は、包装を解いた後再び利用されることなく、包装紙や段ボール紙等が廃棄物として多量に残ることになる。
また、不定形である包装紙や段ボール紙等は、そのままでは大きく場所を塞ぎ、折畳むには人手を要する上に、これらの廃棄物の回収には費用がかかるため、工事現場で放置されたり燃やされたりすることが多く、放置、燃焼された廃棄物は環境汚染を引き起こすなどの弊害を生じる。
したがって、本発明の課題は、上記従来の包装紙の廃棄という無駄と放置による環境汚染を無くし、梱包に使用していた包装紙や段ボール紙に替えて、再使用可能な塩ビ推進管用の保護キャップを提供すること、およびこの保護キャップを使用した塩ビ推進管の梱包形態を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップは、外周壁および内周壁からなる二重壁円筒状のキャップであって、外周壁と内周壁との間の空隙部を、塩ビ推進管の端部に差し込み、塩ビ推進管の端部に形成された連結部を管の内外から保護する構成としている。
また、本発明の塩ビ推進管の梱包形態は、塩ビ推進管の端部に形成された連結部を請求項1の保護キャップで覆う。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面により詳述する。
図1は、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップの一例を示す概略断面図であり、図2は、図1の塩ビ推進管用の保護キャップを塩ビ推進管に取り付けた状態の部分概略断面図である。
【0008】
図1に示すように、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、外周壁2および内周壁3からなる二重壁円筒状であり、外周壁2と内周壁3との間には空隙部4が形成されている。
本発明の保護キャップ1は、図2に示すように、この空隙部4を塩ビ推進管5の端部に差し込むことにより、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を、管の内外から、即ち外周壁2と内周壁3の間で挟持状に保護できるようになっている。
【0009】
外周壁2と内周壁3との間の空隙部4は、塩ビ推進管5側に開口部7を有し、その反対側端部で、外周壁2と内周壁3が基部8を介して接続一体化されている。
また、空隙部4は、図1、図2に示すように、内周壁3が、外周壁2を基準線として基部8から15度〜25度内側に拡開した構成にして、塩ビ推進管5側に拡開した開口部7を形成するようにするとよい。
このような構成にすることにより、本発明の保護キャップ1を塩ビ推進管5の端部に被せる際に、塩ビ推進管5の端部が、開口部7から内周壁3に沿って摺動状に基部8まで円滑に誘導することができる。
【0010】
なお、図2では、外周壁2の長さ(高さ)が、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6とほぼ同等であり、外周壁2の内径が連結部6の端部外径にほぼ見合うものとして示されているが、これに限定されるものではなく、連結部6より長くし、かつ外周壁2の内径を連結部6の端部外径よりも大きく形成してもよい。
【0011】
内周壁3の塩ビ推進管5側端部には、その端部全周縁を一体に結ぶ側板9が形成されている。この側板9は、移送中に塩ビ推進管5の管内に埃等の侵入を阻止するものである。側板9は、図で示すような平板状に限られず、湾曲したもの等であってもよい。
また、側板9の塩ビ推進管5側と反対面に把っ手を設けるようにすると、塩ビ推進管5への保護キャップ1の着脱が極めて容易になり、作業性が一段と向上する。
【0012】
本発明の保護キャップ1は、塩ビ推進管5の連結部6を弾力的に保護することができるように、軟質の合成樹脂製若しくはゴム製で成形するとよい。
これらの合成樹脂やゴムは、成形後の硬度がデュロ硬度50〜65の範囲が用いられ、好ましくはデュロ硬度55〜60である。
【0013】
本発明の保護キャップ1における外周壁2の、塩ビ推進管5の連結部6に形成された凹状の溝10に対応した内周面に、図2に示すような突状物11を設けることもできる。
このような突状物11を設けることにより、保護キャップ1を、塩ビ推進管5の端部に被せた際、突状物11が凹状の溝10に嵌合するので、保護キャップ1の抜け防止が図れると同時に、保護キャップの装着時に適度なクリック感が得られ、装着の確認ができる。
突状物11の形状としては、半円錐状、三角錐、台形等各種形状のものが採用できる。
【0014】
また、保護キャップ1の基部8の外周面に、全周に若しくは間隔を空けて凸条12を設け、保護キャップ1を順次積重ねても、外周壁2の端部内側面が凸条12に係止できる構成にしてもよい。
これにより、保護キャップ1を塩ビ推進管5に装着するまでの間や現場で回収を待つ間、保護キャップ1を順次積重ねても崩れることがなく、整理整頓が図れる。
【0015】
本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を、塩ビ推進管5の内外から、弾力性のある外周壁2と内周壁3によって挟持状に覆って保護するので、塩ビ推進管の理想的な梱包形態が得られる。
また、保護キャップ1は、塩ビ推進管5の連結部6のある端部に、簡単に着脱できるため、従来のような大掛かりな包装作業や包装を解く作業が省略でき、従来に比べて作業効率を大幅に向上させることができる。
さらに、本発明の保護キャップは、塩ビ推進管5の端部外周面に形成された連結部6に保護キャップ1を被せて移送し、塩ビ推進管の施工後に用済みとなった保護キャップ1を回収して、繰り返し再使用することができるので、資源を無駄にすることが無く、また廃棄物が排出されかつ放置若しくは燃焼されることによる環境汚染を引き起こすこともない。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、塩ビ推進管の移送に際し、塩ビ推進管の端部にある連結部を保護キャップで着脱自在に簡単に保護することができ、かつ繰り返し使用することができるので、従来のような包装形態により工事現場で包装紙等の大量の廃棄物を出すことがなく、また、環境汚染を引き起こすことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塩ビ推進管用の保護キャップの一例を示す概略断面図である。
【図2】図1の塩ビ推進管用の保護キャップを塩ビ推進管に取り付けた状態の部分概略断面図である。
【図3】塩ビ推進管同士をステンレス連結管で接続した状態を示す部分概略断面図である。
【図4】塩ビ推進管をねじ嵌合で接続した状態を示す部分概略断面図である。
【符号の説明】
1 保護キャップ
2 外周壁
3 内周壁
4 空隙部
5、25、30 塩ビ推進管
6、26、31 連結部
7 開口部
8 基部
9 側板
10、20 凹状の溝
11 突状物
12 凸条
21 ステンレス連結管
27 ゴム輪
28 連結部雄ねじ側
29 連結部雌ねじ側
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水管工事に使用される塩ビ推進管に用いられる保護キャップおよび塩ビ推進管の梱包形態に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記塩ビ推進管を使用した下水道配管工事は、配管予定路の所々に設けられた工事用縦穴から次の工事用縦穴に向けて、図3に示すように、複数の塩ビ推進管25の端部に形成された連結部26同士を、それぞれステンレス連結管21で次々と接続して一本化し、土中を推進させて下水道を形成している。また、塩ビ推進管には、図4に示すように、塩ビ推進管30の端部を雄ねじ側28と雌ねじ側29のごとく切削加工し、ねじの嵌め合いにより接続するねじ式タイプのものもある。
【0003】
塩ビ推進管は、上記したように、ステンレス連結管方式の場合、ステンレス連結管21で接続一本化しながら土中を推進させるため、ステンレス連結管21が塩ビ推進管の外周面より突出すると土中の推進を妨げる。
そのため、塩ビ推進管25とステンレス連結管21の外周面が一致するように、塩ビ推進管25の連結部26は、ステンレス連結管21の厚さ分薄く、かつ、この連結部26には水密性を得るためにゴム輪27を嵌め込む凹状の溝20が形成されているため、更に管の厚さは薄くなっている。
また、ねじ式連結管31の場合、雄ねじ側28および雌ねじ側29は原管厚さの中で形成されているため、それぞれねじ凹部の厚さは原管厚さの半分以下である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、塩ビ推進管25、30の端部にある連結部26、31は、他の部分よりも肉厚が薄いため、その部分の強度が低く、移送中に塩ビ推進管同士の接触・衝突や、車両等への荷揚げや荷降ろし作業中に、車両等にぶつけて破損し、塩ビ推進管としての使用が不能になることがある。
そこで、塩ビ推進管の連結部26、31を保護するため、従来、出荷時に、段ボール紙で塩ビ推進管の連結部26、31およびその周辺を覆い紐等で結束した後、それらの部分をさらにクロスラミネート包装紙で覆い、その上から紐等で結束するという大掛かりな包装がなされていた。
【0005】
しかし、このような大掛かりな包装は、包装を解いた後再び利用されることなく、包装紙や段ボール紙等が廃棄物として多量に残ることになる。
また、不定形である包装紙や段ボール紙等は、そのままでは大きく場所を塞ぎ、折畳むには人手を要する上に、これらの廃棄物の回収には費用がかかるため、工事現場で放置されたり燃やされたりすることが多く、放置、燃焼された廃棄物は環境汚染を引き起こすなどの弊害を生じる。
したがって、本発明の課題は、上記従来の包装紙の廃棄という無駄と放置による環境汚染を無くし、梱包に使用していた包装紙や段ボール紙に替えて、再使用可能な塩ビ推進管用の保護キャップを提供すること、およびこの保護キャップを使用した塩ビ推進管の梱包形態を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップは、外周壁および内周壁からなる二重壁円筒状のキャップであって、外周壁と内周壁との間の空隙部を、塩ビ推進管の端部に差し込み、塩ビ推進管の端部に形成された連結部を管の内外から保護する構成としている。
また、本発明の塩ビ推進管の梱包形態は、塩ビ推進管の端部に形成された連結部を請求項1の保護キャップで覆う。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面により詳述する。
図1は、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップの一例を示す概略断面図であり、図2は、図1の塩ビ推進管用の保護キャップを塩ビ推進管に取り付けた状態の部分概略断面図である。
【0008】
図1に示すように、本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、外周壁2および内周壁3からなる二重壁円筒状であり、外周壁2と内周壁3との間には空隙部4が形成されている。
本発明の保護キャップ1は、図2に示すように、この空隙部4を塩ビ推進管5の端部に差し込むことにより、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を、管の内外から、即ち外周壁2と内周壁3の間で挟持状に保護できるようになっている。
【0009】
外周壁2と内周壁3との間の空隙部4は、塩ビ推進管5側に開口部7を有し、その反対側端部で、外周壁2と内周壁3が基部8を介して接続一体化されている。
また、空隙部4は、図1、図2に示すように、内周壁3が、外周壁2を基準線として基部8から15度〜25度内側に拡開した構成にして、塩ビ推進管5側に拡開した開口部7を形成するようにするとよい。
このような構成にすることにより、本発明の保護キャップ1を塩ビ推進管5の端部に被せる際に、塩ビ推進管5の端部が、開口部7から内周壁3に沿って摺動状に基部8まで円滑に誘導することができる。
【0010】
なお、図2では、外周壁2の長さ(高さ)が、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6とほぼ同等であり、外周壁2の内径が連結部6の端部外径にほぼ見合うものとして示されているが、これに限定されるものではなく、連結部6より長くし、かつ外周壁2の内径を連結部6の端部外径よりも大きく形成してもよい。
【0011】
内周壁3の塩ビ推進管5側端部には、その端部全周縁を一体に結ぶ側板9が形成されている。この側板9は、移送中に塩ビ推進管5の管内に埃等の侵入を阻止するものである。側板9は、図で示すような平板状に限られず、湾曲したもの等であってもよい。
また、側板9の塩ビ推進管5側と反対面に把っ手を設けるようにすると、塩ビ推進管5への保護キャップ1の着脱が極めて容易になり、作業性が一段と向上する。
【0012】
本発明の保護キャップ1は、塩ビ推進管5の連結部6を弾力的に保護することができるように、軟質の合成樹脂製若しくはゴム製で成形するとよい。
これらの合成樹脂やゴムは、成形後の硬度がデュロ硬度50〜65の範囲が用いられ、好ましくはデュロ硬度55〜60である。
【0013】
本発明の保護キャップ1における外周壁2の、塩ビ推進管5の連結部6に形成された凹状の溝10に対応した内周面に、図2に示すような突状物11を設けることもできる。
このような突状物11を設けることにより、保護キャップ1を、塩ビ推進管5の端部に被せた際、突状物11が凹状の溝10に嵌合するので、保護キャップ1の抜け防止が図れると同時に、保護キャップの装着時に適度なクリック感が得られ、装着の確認ができる。
突状物11の形状としては、半円錐状、三角錐、台形等各種形状のものが採用できる。
【0014】
また、保護キャップ1の基部8の外周面に、全周に若しくは間隔を空けて凸条12を設け、保護キャップ1を順次積重ねても、外周壁2の端部内側面が凸条12に係止できる構成にしてもよい。
これにより、保護キャップ1を塩ビ推進管5に装着するまでの間や現場で回収を待つ間、保護キャップ1を順次積重ねても崩れることがなく、整理整頓が図れる。
【0015】
本発明の塩ビ推進管用の保護キャップ1は、塩ビ推進管5の端部に形成された連結部6を、塩ビ推進管5の内外から、弾力性のある外周壁2と内周壁3によって挟持状に覆って保護するので、塩ビ推進管の理想的な梱包形態が得られる。
また、保護キャップ1は、塩ビ推進管5の連結部6のある端部に、簡単に着脱できるため、従来のような大掛かりな包装作業や包装を解く作業が省略でき、従来に比べて作業効率を大幅に向上させることができる。
さらに、本発明の保護キャップは、塩ビ推進管5の端部外周面に形成された連結部6に保護キャップ1を被せて移送し、塩ビ推進管の施工後に用済みとなった保護キャップ1を回収して、繰り返し再使用することができるので、資源を無駄にすることが無く、また廃棄物が排出されかつ放置若しくは燃焼されることによる環境汚染を引き起こすこともない。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、塩ビ推進管の移送に際し、塩ビ推進管の端部にある連結部を保護キャップで着脱自在に簡単に保護することができ、かつ繰り返し使用することができるので、従来のような包装形態により工事現場で包装紙等の大量の廃棄物を出すことがなく、また、環境汚染を引き起こすことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塩ビ推進管用の保護キャップの一例を示す概略断面図である。
【図2】図1の塩ビ推進管用の保護キャップを塩ビ推進管に取り付けた状態の部分概略断面図である。
【図3】塩ビ推進管同士をステンレス連結管で接続した状態を示す部分概略断面図である。
【図4】塩ビ推進管をねじ嵌合で接続した状態を示す部分概略断面図である。
【符号の説明】
1 保護キャップ
2 外周壁
3 内周壁
4 空隙部
5、25、30 塩ビ推進管
6、26、31 連結部
7 開口部
8 基部
9 側板
10、20 凹状の溝
11 突状物
12 凸条
21 ステンレス連結管
27 ゴム輪
28 連結部雄ねじ側
29 連結部雌ねじ側
Claims (2)
- 外周壁および内周壁からなる二重壁円筒状のキャップであって、外周壁と内周壁との間の空隙部を、塩ビ推進管の端部に差し込み、塩ビ推進管の端部に形成された連結部を管の内外から保護することを特徴とする塩ビ推進管用の保護キャップ。
- 塩ビ推進管の端部に形成された連結部を請求項1記載の保護キャップで覆うことを特徴とする塩ビ推進管の梱包形態。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236940A JP2004075110A (ja) | 2002-08-15 | 2002-08-15 | 塩ビ推進管用の保護キャップおよびこれを用いた塩ビ推進管の梱包形態 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236940A JP2004075110A (ja) | 2002-08-15 | 2002-08-15 | 塩ビ推進管用の保護キャップおよびこれを用いた塩ビ推進管の梱包形態 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004075110A true JP2004075110A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32020916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002236940A Pending JP2004075110A (ja) | 2002-08-15 | 2002-08-15 | 塩ビ推進管用の保護キャップおよびこれを用いた塩ビ推進管の梱包形態 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004075110A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101966889A (zh) * | 2010-09-14 | 2011-02-09 | 天津市津英达塑料制品有限责任公司 | 光管保护帽 |
JP2016008677A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | 株式会社栗本鐵工所 | 端面防護キャップ |
CN110709334A (zh) * | 2017-06-06 | 2020-01-17 | 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 | 一种管道焊接坡口的保护装置 |
-
2002
- 2002-08-15 JP JP2002236940A patent/JP2004075110A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101966889A (zh) * | 2010-09-14 | 2011-02-09 | 天津市津英达塑料制品有限责任公司 | 光管保护帽 |
JP2016008677A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | 株式会社栗本鐵工所 | 端面防護キャップ |
CN110709334A (zh) * | 2017-06-06 | 2020-01-17 | 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 | 一种管道焊接坡口的保护装置 |
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