JP2004074392A - 首長インサートハンマー - Google Patents

Abstract

【課題】補助道具を必要としない首長インサートハンマーを提供する。
【解決手段】パイプ柄（２）の柄尻に磁石（４）を設け、反対側に首長ハンマー（１）を装着することを特徴とする。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、釘付き打ち込み型インサート及びはめ込み型インサートの取り付けに使える、首長インサートハンマーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、補助道具を使って普通のハンマーで取り付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
（イ）床木製板型枠の上に、釘付き打ち込み型インサートを取り付ける時、上段下段にそれぞれマス目に組まれた床の鉄筋の上からインサートを打ち込もうとした場合、普通のハンマーではインサートの頭までハンマーが届かないので、インサートとハンマーの間に太い鉄棒などの補助道具を使って、非能率な取り付け作業をしていた。
（ロ）床鉄板製型枠の上に、はめ込み型インサートを取り付ける時、上段下段にそれぞれマス目に組まれた床の鉄筋の上から、あらかじめ床にあけてある専用の穴に、手でつかんだインサートをはめ込もうとした場合、鉄筋がじゃまになり手がさし込みにくく、非能率な取り付け作業をしていた。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
パイプ柄（２）の柄尻に磁石（４）を設ける。
そして、パイプ柄（２）のもう片方に首長ハンマー（１）を装着する。
本発明は、以上のような構成よりなる首長インサートハンマーである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について説明する。
（イ）ゴムグリップ（３）を取り付けたパイプ柄（２）の柄尻に、磁石（４）を設ける。設けかたとしては、図５に示すように柄尻の小ぐち面に凹部をつくり、磁石（４）を凹部にはめ込み、表面が同一になるようにする。
なを図６に示すように、柄尻の小ぐち面に磁石（４）を出っぱらせた設け方もある。
（ロ）パイプ柄（２）のもう片方に、首長ハンマー（１）を装着する。これの構造については、図２に示すように普通のハンマーはハンマー先端からパイプ柄（２）の下端まで、５ｃｍから６ｃｍであるが、首長ハンマー（１）はこの２倍の１２ｃｍ前後の首下寸法（１１）とする。
本発明は、以上のような構造でこれを使用する場合、図３に示すように、床木製板型枠（８）の上に、釘打ち込み型インサート（７）を取り付ける時、上段ます目組み鉄筋（５）と下段ます目組み鉄筋（６）で構成された床の鉄筋の上から、首長ハンマー（１）で、釘付き打ち込み型インサート（７）の頭を直にたたければ、補助道具が不必要になる。
なを図４に示すように、床鉄板製型枠（１０）の上にあらかじめあけてある専用の穴に、はめ込み型インサート（９）を取り付ける時、首長ハンマー（１）の部分を手で握り、磁石（４）にはめ込み型インサート（９）を接着させ、上段ます目組み鉄筋（５）の上から専用穴めがけてはめ込めば、鉄筋がじゃまにならずに楽にインサートを取り付けられる。
【０００６】
【発明の効果】
補助道具が不必要になり能率も上がり、打ち込み型及びはめ込み型両方のインサートに使えるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の斜視図である。
【図２】本発明の側面図である。
【図３】本発明の使用状態を示す側面図である。
【図４】本発明の他の使用状態を示す側面図である。
【図５】本発明の柄尻に磁石装着の断面図である。
【図６】本発明の柄尻に磁石装着の別形態の断面図である。
【符号の説明】
１　首長ハンマー
２　パイプ柄
３　ゴムグリップ
４　磁石
５　上段ます目組み鉄筋
６　下段ます目組み鉄筋
７　釘付き打ち込み型インサート
８　床木製板型枠
９　はめ込み型インサート
１０　床鉄板製型枠
１１　首下寸法

Claims (1)

1. パイプ柄（２）の柄尻に磁石（４）を設け、反対側に首長ハンマー（１）を装着した、首長インサートハンマー。

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