JP2004072648A - 近距離無線通信を利用してリモートコントロールする方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートコントローラの記憶部にリモートコントロールプログラムを確保する領域を不要とし、またリモートコントローラ側にリモートコントロールプログラムを実行するための環境も不要とする。
【解決手段】被制御機器が、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを、リモートコントローラに送信するステップと、リモートコントローラが、ウェブデータを受信し、複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するステップと、被制御機器が、リクエストデータを受信し、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するステップとを構成することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
【解決手段】被制御機器が、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを、リモートコントローラに送信するステップと、リモートコントローラが、ウェブデータを受信し、複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するステップと、被制御機器が、リクエストデータを受信し、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するステップとを構成することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Bluetooth(2.4GHz帯域を用いる無線伝送方式)、赤外線通信方式(IrDA)などの近距離無線通信を利用するリモートコントロールシステムに関するものである。本発明は、特に、被制御機器とリモートコントローラーとのデータリンクが確立すると、リモートコントローラが、被制御機器に対してリモートコントロール機能を果たすウェブデータ転送を要求するリクエストデータを生成し、被制御機器の機器内制御プログラムが、リクエストデータに基づいて被制御機器を制御するリモートコントロールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリモートコントロールシステムによれば、例えば、特開2001−268668号公報に開示されているように、被制御機器側にこの被制御機器を遠隔制御する機能をもつリモートコントロールプログラムを格納し、被制御機器とリモートコントローラとのデータリンクが確立すると、被制御機器側からリモートコントローラ側に、リモートコントロールプログラムをダウンロードする事によりリモートコントロールシステムを実現するものがある。
【0003】
このような従来の技術によれば、新たな被制御機器を導入したとしても、その被制御機器とリモートコントローラとを近距離無線通信(Bluetoothなど)を介して接続するだけで、リモートコントロールプログラムの導入が簡単に行えるというメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術は、リモートコントローラ側に、JAVA(登録商標)、ActiveXなどのリモートコントロールプログラムを実行するための環境を備えなければならないという問題がある。
【0005】
また、従来の技術は、リモートコントローラ側の記憶部に、被制御機器に対応するリモートコントロールプログラムをダウンロードして格納する領域を確保しなければならないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、リモートコントローラ側で、被制御機器を制御可能とするデータを送信し、被制御機器側で、このデータに基づいてリモートコントロールプログラム(機器内制御プログラム)を実行するリモートコントロールシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールする方法であって、該方法は、
被制御機器が、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを、リモートコントローラに送信するステップと、
リモートコントローラが、ウェブデータを受信し、複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するステップと、
被制御機器が、リクエストデータを受信し、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するステップと
を含む方法である。
【0008】
また、上記目的を達成するために、第2の発明は、第1の発明の方法において、
ウェブデータ及びリクエストデータの送受信を、近距離無線通信を利用して実行する、方法である。
【0009】
また、上記目的を達成するために、第3の発明は、被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールするシステムであって、
前記被制御機器は、
複数のプログラムモジュールを含む制御プログラムを記憶する記憶部と、
複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを送信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを受信して、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するサーバー機能部とを備え、
前記リモートコントローラは、
前記ウェブデータを受信し、また前記リクエストデータを送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザとを備える、システムである。
【0010】
また、上記目的を達成するために、第4の発明は、第5の発明のシステムにおいて、
前記被制御機器はさらに、近距離無線通信を利用して、リモートコントローラとの間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備え、
前記リモートコントローラはさらに、近距離無線通信を利用して、被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備える、システムである。
【0011】
また、上記目的を達成するために、第5の発明は、第3又は第4の発明のシステムにおいて、
被制御機器内の前記制御プログラムが、前記制御結果に対応する新たなウェブデータを生成し、
被制御機器の前記サーバー機能部が、新たなウェブデータを送信する、システムである。
【0012】
また、上記目的を達成するために、第6の発明は、被制御機器をリモートコントロールするリモートコントローラであって、該リモートコントローラは、
被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースと、
通信インターフェースを介して、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを被制御機器から受信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザと
を備えるリモートコントローラである。
【0013】
また、上記目的を達成するために、第7の発明は、第6に発明のリモートコントローラにおいて、
前記通信インターフェースが、近距離無線通信を利用して、データリンクを確立する、リモートコントローラである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明のリモートコントロールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、リモートコントロールシステム100は、被制御機器10とリモートコントローラ20とを含む。
【0015】
被制御機器10は、様々なデータを記憶可能な記憶部12と、リモートコントローラ20との間でデータリンクを確立する通信インターフェース14と、リモートコントローラ20との間でデータを送受信するサーバー機能部13とを備える。この被制御機器10は、リモートコントロールの対象になる任意の機器であり、例えば、テレビなどの家庭電化製品である。
【0016】
被制御機器10の記憶部12は、複数のプログラムモジュールを含む機器内制御プログラム11と、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータを送信可能なウェブデータ15とを記憶している。この機器内制御プログラム11の複数のプログラムモジュールのそれぞれは、リモートコントローラー20からのHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストなどのリクエストデータに基づいて、制御被制御機器10の内部機構を直接制御する機能を持つ。また、ウェブデータ15は、HTML(Hypertext Markup Language)形式のテキストデータである。このウェブデータ15の記述例(ファイル名:「index.html」)を図2に示す。
【0017】
リモートコントローラ20は、被制御機器10との間でデータリンクを確立する通信インターフェース21と、被制御機器10に対してデータを送受信するクライアント機能部22と、リクエストデータを生成してクライアント機能部22に出力し、またウェブデータデータを解析してデータに対応する情報を表示手段に表示するブラウザ23とを備える。このリモートコントローラ20は、例えばノートパソコン、HPC(Handheld Personal Computer)、携帯電話などの機器である。なお、図2に示すウェブデータをブラウザ23で表示した情報例を図3に示す。
【0018】
被制御機器10のサーバー機能部13は、リモートコントローラ20との間でデータリンクが確立すると、通信インターフェース14及び21を介してリモートコントローラ20側のクライアント機能部22と接続されることとなる。サーバー機能部13は、クライアント機能部22からの接続開始用リクエストデータに従って、被制御機器10からリモートコントローラ20側に、記憶部12に記憶されているウェブデータ15を送信する機能をもつ。
【0019】
なお、被制御機器10の通信インターフェース14及びリモートコントローラ20の通信インターフェース21は、互いにデータリンクを、近距離無線通信(Bluetooth、赤外線通信など)を介して確立するものとする。
【0020】
本発明によれば、リモートコントローラ20のクライアント機能部22は、従来のようなリモートコントロールプログラムを受信するのではなく、テキストデータであるウェブデータを受信するため、リモートコントローラ20側の記憶部(図示せず)に、リモートコントロールプログラムと比較して小さい容量のウェブデータを格納する領域を確保すればよいという利点がある。また、リモートコントローラ20のブラウザ23は、従来必要であった、JAVA(登録商標)、ActiveXなどのリモートコントロールプログラムを実行するための環境を備える必要がないという利点がある。
【0021】
図4は、被制御機器10たるテレビのチャンネルを、リモートコントローラ20を用いてリモートコントロールする場合の動作例を示す。以下、図4を参照しながら、具体的に本発明の動作を説明する。
【0022】
被制御機器10とリモートコントローラ20との間にデータリンクが確立すると、リモートコントローラ20のクライアント機能部22は、ブラウザ23によって生成された制御開始用リクエストデータ、即ち制御開始用URL(Uniform Resource Locator)を、被制御機器10のサーバ機能部13に対し、通信インターフェース21及び14を介して送信する。これに対し、被制御機器10のサーバ機能部13は、制御開始用リクエストデータに対応する制御開始用ウェブデータ15、即ち記憶部12に記憶する制御開始用ウェブデータ15を、リモートコントローラ20のクライアント機能部22に対して送信する。
【0023】
この制御開始用ウェブデータ15は、図2に示すように、あらかじめテレビのチャンネルを制御できるようなデザインとなるよう記述されている。また、この制御開始用ウェブデータ15を受信したクライアント機能部22は、この制御開始用ウェブデータ15をブラウザ23に出力し、図3に示すように、ブラウザ23は、この制御開始用ウェブデータデータ15を解析してこのデータ15に対応する情報を表示手段に表示する。
【0024】
次にリモートコントローラ20側で、ユーザーが、表示手段に表示される情報のうち所望の要求に対応する情報を選択すると、ブラウザ23は、新たな制御動作用リクエストデータを生成し、これにより、クライアント機能部22は、この新たな制御動作用リクエストデータ、即ち新たな制御動作用URLを、被制御機器10に対して送信する。なお、図4の例ではユーザーより3ch.htmlのGETリクエストが行われている。
【0025】
この制御動作用リクエストデータを受けた被制御機器10のサーバー機能部13は、この制御動作用リクエストデータを機器内制御プログラム11の対応するプログラムモジュールに伝える。言い換えれば、サーバー機能部13は、制御動作用リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動する。そして最終的には機器内制御プログラム11が、プログラムモジュールを介してテレビのチャンネルを制御する。このように、本発明によれば、リモートコントローラ20を操作しているユーザーからの要求に応じてリクエストデータを被制御機器10に送信し、被制御機器10側の機器内制御プログラム11によりリモートコントロールが実現することとなる。
【0026】
また、機器内制御プログラム11は、その実行結果に対応する新たな制御結果用ウェブデータを生成し、これにより、クライアント機能部22は、この新たな制御結果用ウェブデータをリモートコントローラ20に送信する。リモートコントローラ20のブラウザ23は、この新たなウェブデータデータを解析してこのデータ15に対応する情報を表示手段に表示する。このように、ユーザーからの要求に応じて新たなウェブデータデータがリモートコントローラ側に返されることにより、ユーザーは、自分が行ったリモートコントロール要求が正しく実行できたかどうかを知る事ができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、被制御機器とリモートコントローラーとのデータリンクが確立すると、リモートコントローラが、被制御機器に対してリモートコントロール機能を果たすウェブデータ転送を要求するリクエストデータを生成し、被制御機器の機器内制御プログラムが、リクエストデータに基づいて被制御機器を制御するように構成することにより、リモートコントローラの記憶部にリモートコントロールプログラムを確保する領域を不要とし、またリモートコントローラ側にリモートコントロールプログラムを実行するための環境も不要とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントロールシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のウェブデータの一例である。
【図3】ブラウザが、図2に示すウェブデータに対応する情報を表示する例である。
【図4】本発明の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…被制御機器、11…機器内制御プログラム、12…記憶部、13…サーバー機能部、14、21…通信インターフェース、15…ウェブデータ、20…リモートコントローラ、22…クライアント機能部、23…ブラウザ、100…リモートコントロールシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、Bluetooth(2.4GHz帯域を用いる無線伝送方式)、赤外線通信方式(IrDA)などの近距離無線通信を利用するリモートコントロールシステムに関するものである。本発明は、特に、被制御機器とリモートコントローラーとのデータリンクが確立すると、リモートコントローラが、被制御機器に対してリモートコントロール機能を果たすウェブデータ転送を要求するリクエストデータを生成し、被制御機器の機器内制御プログラムが、リクエストデータに基づいて被制御機器を制御するリモートコントロールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリモートコントロールシステムによれば、例えば、特開2001−268668号公報に開示されているように、被制御機器側にこの被制御機器を遠隔制御する機能をもつリモートコントロールプログラムを格納し、被制御機器とリモートコントローラとのデータリンクが確立すると、被制御機器側からリモートコントローラ側に、リモートコントロールプログラムをダウンロードする事によりリモートコントロールシステムを実現するものがある。
【0003】
このような従来の技術によれば、新たな被制御機器を導入したとしても、その被制御機器とリモートコントローラとを近距離無線通信(Bluetoothなど)を介して接続するだけで、リモートコントロールプログラムの導入が簡単に行えるというメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術は、リモートコントローラ側に、JAVA(登録商標)、ActiveXなどのリモートコントロールプログラムを実行するための環境を備えなければならないという問題がある。
【0005】
また、従来の技術は、リモートコントローラ側の記憶部に、被制御機器に対応するリモートコントロールプログラムをダウンロードして格納する領域を確保しなければならないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、リモートコントローラ側で、被制御機器を制御可能とするデータを送信し、被制御機器側で、このデータに基づいてリモートコントロールプログラム(機器内制御プログラム)を実行するリモートコントロールシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールする方法であって、該方法は、
被制御機器が、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを、リモートコントローラに送信するステップと、
リモートコントローラが、ウェブデータを受信し、複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するステップと、
被制御機器が、リクエストデータを受信し、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するステップと
を含む方法である。
【0008】
また、上記目的を達成するために、第2の発明は、第1の発明の方法において、
ウェブデータ及びリクエストデータの送受信を、近距離無線通信を利用して実行する、方法である。
【0009】
また、上記目的を達成するために、第3の発明は、被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールするシステムであって、
前記被制御機器は、
複数のプログラムモジュールを含む制御プログラムを記憶する記憶部と、
複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを送信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを受信して、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するサーバー機能部とを備え、
前記リモートコントローラは、
前記ウェブデータを受信し、また前記リクエストデータを送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザとを備える、システムである。
【0010】
また、上記目的を達成するために、第4の発明は、第5の発明のシステムにおいて、
前記被制御機器はさらに、近距離無線通信を利用して、リモートコントローラとの間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備え、
前記リモートコントローラはさらに、近距離無線通信を利用して、被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備える、システムである。
【0011】
また、上記目的を達成するために、第5の発明は、第3又は第4の発明のシステムにおいて、
被制御機器内の前記制御プログラムが、前記制御結果に対応する新たなウェブデータを生成し、
被制御機器の前記サーバー機能部が、新たなウェブデータを送信する、システムである。
【0012】
また、上記目的を達成するために、第6の発明は、被制御機器をリモートコントロールするリモートコントローラであって、該リモートコントローラは、
被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースと、
通信インターフェースを介して、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを被制御機器から受信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザと
を備えるリモートコントローラである。
【0013】
また、上記目的を達成するために、第7の発明は、第6に発明のリモートコントローラにおいて、
前記通信インターフェースが、近距離無線通信を利用して、データリンクを確立する、リモートコントローラである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明のリモートコントロールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、リモートコントロールシステム100は、被制御機器10とリモートコントローラ20とを含む。
【0015】
被制御機器10は、様々なデータを記憶可能な記憶部12と、リモートコントローラ20との間でデータリンクを確立する通信インターフェース14と、リモートコントローラ20との間でデータを送受信するサーバー機能部13とを備える。この被制御機器10は、リモートコントロールの対象になる任意の機器であり、例えば、テレビなどの家庭電化製品である。
【0016】
被制御機器10の記憶部12は、複数のプログラムモジュールを含む機器内制御プログラム11と、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータを送信可能なウェブデータ15とを記憶している。この機器内制御プログラム11の複数のプログラムモジュールのそれぞれは、リモートコントローラー20からのHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストなどのリクエストデータに基づいて、制御被制御機器10の内部機構を直接制御する機能を持つ。また、ウェブデータ15は、HTML(Hypertext Markup Language)形式のテキストデータである。このウェブデータ15の記述例(ファイル名:「index.html」)を図2に示す。
【0017】
リモートコントローラ20は、被制御機器10との間でデータリンクを確立する通信インターフェース21と、被制御機器10に対してデータを送受信するクライアント機能部22と、リクエストデータを生成してクライアント機能部22に出力し、またウェブデータデータを解析してデータに対応する情報を表示手段に表示するブラウザ23とを備える。このリモートコントローラ20は、例えばノートパソコン、HPC(Handheld Personal Computer)、携帯電話などの機器である。なお、図2に示すウェブデータをブラウザ23で表示した情報例を図3に示す。
【0018】
被制御機器10のサーバー機能部13は、リモートコントローラ20との間でデータリンクが確立すると、通信インターフェース14及び21を介してリモートコントローラ20側のクライアント機能部22と接続されることとなる。サーバー機能部13は、クライアント機能部22からの接続開始用リクエストデータに従って、被制御機器10からリモートコントローラ20側に、記憶部12に記憶されているウェブデータ15を送信する機能をもつ。
【0019】
なお、被制御機器10の通信インターフェース14及びリモートコントローラ20の通信インターフェース21は、互いにデータリンクを、近距離無線通信(Bluetooth、赤外線通信など)を介して確立するものとする。
【0020】
本発明によれば、リモートコントローラ20のクライアント機能部22は、従来のようなリモートコントロールプログラムを受信するのではなく、テキストデータであるウェブデータを受信するため、リモートコントローラ20側の記憶部(図示せず)に、リモートコントロールプログラムと比較して小さい容量のウェブデータを格納する領域を確保すればよいという利点がある。また、リモートコントローラ20のブラウザ23は、従来必要であった、JAVA(登録商標)、ActiveXなどのリモートコントロールプログラムを実行するための環境を備える必要がないという利点がある。
【0021】
図4は、被制御機器10たるテレビのチャンネルを、リモートコントローラ20を用いてリモートコントロールする場合の動作例を示す。以下、図4を参照しながら、具体的に本発明の動作を説明する。
【0022】
被制御機器10とリモートコントローラ20との間にデータリンクが確立すると、リモートコントローラ20のクライアント機能部22は、ブラウザ23によって生成された制御開始用リクエストデータ、即ち制御開始用URL(Uniform Resource Locator)を、被制御機器10のサーバ機能部13に対し、通信インターフェース21及び14を介して送信する。これに対し、被制御機器10のサーバ機能部13は、制御開始用リクエストデータに対応する制御開始用ウェブデータ15、即ち記憶部12に記憶する制御開始用ウェブデータ15を、リモートコントローラ20のクライアント機能部22に対して送信する。
【0023】
この制御開始用ウェブデータ15は、図2に示すように、あらかじめテレビのチャンネルを制御できるようなデザインとなるよう記述されている。また、この制御開始用ウェブデータ15を受信したクライアント機能部22は、この制御開始用ウェブデータ15をブラウザ23に出力し、図3に示すように、ブラウザ23は、この制御開始用ウェブデータデータ15を解析してこのデータ15に対応する情報を表示手段に表示する。
【0024】
次にリモートコントローラ20側で、ユーザーが、表示手段に表示される情報のうち所望の要求に対応する情報を選択すると、ブラウザ23は、新たな制御動作用リクエストデータを生成し、これにより、クライアント機能部22は、この新たな制御動作用リクエストデータ、即ち新たな制御動作用URLを、被制御機器10に対して送信する。なお、図4の例ではユーザーより3ch.htmlのGETリクエストが行われている。
【0025】
この制御動作用リクエストデータを受けた被制御機器10のサーバー機能部13は、この制御動作用リクエストデータを機器内制御プログラム11の対応するプログラムモジュールに伝える。言い換えれば、サーバー機能部13は、制御動作用リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動する。そして最終的には機器内制御プログラム11が、プログラムモジュールを介してテレビのチャンネルを制御する。このように、本発明によれば、リモートコントローラ20を操作しているユーザーからの要求に応じてリクエストデータを被制御機器10に送信し、被制御機器10側の機器内制御プログラム11によりリモートコントロールが実現することとなる。
【0026】
また、機器内制御プログラム11は、その実行結果に対応する新たな制御結果用ウェブデータを生成し、これにより、クライアント機能部22は、この新たな制御結果用ウェブデータをリモートコントローラ20に送信する。リモートコントローラ20のブラウザ23は、この新たなウェブデータデータを解析してこのデータ15に対応する情報を表示手段に表示する。このように、ユーザーからの要求に応じて新たなウェブデータデータがリモートコントローラ側に返されることにより、ユーザーは、自分が行ったリモートコントロール要求が正しく実行できたかどうかを知る事ができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、被制御機器とリモートコントローラーとのデータリンクが確立すると、リモートコントローラが、被制御機器に対してリモートコントロール機能を果たすウェブデータ転送を要求するリクエストデータを生成し、被制御機器の機器内制御プログラムが、リクエストデータに基づいて被制御機器を制御するように構成することにより、リモートコントローラの記憶部にリモートコントロールプログラムを確保する領域を不要とし、またリモートコントローラ側にリモートコントロールプログラムを実行するための環境も不要とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントロールシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のウェブデータの一例である。
【図3】ブラウザが、図2に示すウェブデータに対応する情報を表示する例である。
【図4】本発明の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…被制御機器、11…機器内制御プログラム、12…記憶部、13…サーバー機能部、14、21…通信インターフェース、15…ウェブデータ、20…リモートコントローラ、22…クライアント機能部、23…ブラウザ、100…リモートコントロールシステム
Claims (7)
- 被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールする方法であって、該方法は、
被制御機器が、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを、リモートコントローラに送信するステップと、
リモートコントローラが、ウェブデータを受信し、複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するステップと、
被制御機器が、リクエストデータを受信し、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するステップと
を含む方法。 - 請求項1に記載の方法において、
ウェブデータ及びリクエストデータの送受信を、近距離無線通信を利用して実行する、方法。 - 被制御機器をリモートコントローラによってリモートコントロールするシステムであって、
前記被制御機器は、
複数のプログラムモジュールを含む制御プログラムを記憶する記憶部と、
複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを送信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを受信して、リクエストデータに対応するプログラムモジュールを起動して被制御機器自身を制御するサーバー機能部とを備え、
前記リモートコントローラは、
前記ウェブデータを受信し、また前記リクエストデータを送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザとを備える、システム。 - 請求項3に記載のシステムにおいて、
前記被制御機器はさらに、近距離無線通信を利用して、リモートコントローラとの間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備え、
前記リモートコントローラはさらに、近距離無線通信を利用して、被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースを備える、システム。 - 請求項3又は請求項4に記載のシステムにおいて、
被制御機器内の前記制御プログラムが、前記制御結果に対応する新たなウェブデータを生成し、
被制御機器の前記サーバー機能部が、新たなウェブデータを送信する、システム。 - 被制御機器をリモートコントロールするリモートコントローラであって、該リモートコントローラは、
被制御機器との間でデータリンクを確立する通信インターフェースと、
通信インターフェースを介して、複数のプログラムモジュールのそれぞれを実行可能とさせるリクエストデータをリモートコントローラから送信可能にするためのウェブデータを被制御機器から受信し、また複数のプログラムモジュールのうち何れか一に対応するリクエストデータを被制御機器に送信するクライアント機能部と、
前記ウェブデータデータを解析して複数のプログラムモジュールのそれぞれに対応する複数の情報を表示手段に表示し、また複数のうち何れか一をユーザーに選択させて前記リクエストデータを生成するブラウザと
を備えるリモートコントローラ。 - 請求項6に記載のリモートコントローラにおいて、
前記通信インターフェースが、近距離無線通信を利用して、データリンクを確立する、リモートコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002232383A JP2004072648A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 近距離無線通信を利用してリモートコントロールする方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002232383A JP2004072648A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 近距離無線通信を利用してリモートコントロールする方法及びシステム |
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-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002232383A patent/JP2004072648A/ja active Pending
Cited By (2)
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WO2009090906A1 (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | コンテンツ再生装置、制御方法、およびネットワークシステム |
US8909731B2 (en) | 2008-01-16 | 2014-12-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Content reproduction device, control method and network system |
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