JP2004071125A - 記録媒体装置一体型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトかつ省スペースにて設置可能な、記録媒体装置一体型表示装置を提供する。
【解決手段】それぞれ個別の筐体にて構成された光ディスク装置1と薄型表示装置2とが、複数の連結部材20aおよび20bを備えており、これらの連結部材20aおよび20bを連結させることにより光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とする。
【選択図】 図1
【解決手段】それぞれ個別の筐体にて構成された光ディスク装置1と薄型表示装置2とが、複数の連結部材20aおよび20bを備えており、これらの連結部材20aおよび20bを連結させることにより光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体装置と表示装置とが一体化した記録媒体装置一体型表示装置に関し、より詳しくは、光ディスクの再生および記録を行う光ディスク装置等の記録媒体装置と、この記録媒体装置と一体化する機構を備え、該記録媒体装置の再生信号またはテレビジョン信号等の情報信号を出力する表示装置とを一体化させた記録媒体装置一体型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶、有機/無機エレクトロルミネッセンス(Electro−Luminescence、以下「EL」という。)、プラズマ等の方式を採用した表示パネル等の薄型表示装置の開発が盛んになっている。これらの表示装置は、いずれもブラウン管を使用した表示装置と比べて、奥行き寸法を大幅に短くできるとともに消費電力を低くすることができるという利点がある。また、これらの表示装置は、ビデオテープ等の磁気記録媒体またはDVD(Digital Versatile Disk)等の光記録媒体(情報記録媒体)に記録されている映像信号並びにテレビジョン放送信号を映像として表示するのみならず、パーソナルコンピュータ、携帯移動端末、カーナビゲーション、デジタルビデオ/ディスクカメラまたは携帯電話等の多岐にわたって使用されることにより、情報表示機器として普及してきている。
【0003】
また、光ディスク装置の開発も盛んになっており、再生専用のCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)およびDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、記録も可能なCD−R/RW(Compact Disk Recordable/Rewritable)、DVD−R/−RW/+RW/−RAM(Digital Versatile Disk Recordable/−Rewritable/+Rewritable/−Random Access Memory)等も開発されている。近年、さらに大容量となる青色半導体レーザを使用した光ディスク装置の開発も盛んになってなっている。また、ビデオテープや磁気ディスクとなるハードディスクに対応できるような、磁気媒体対応の装置を内蔵した光ディスク装置も開発されている。
【0004】
従来の光ディスク装置は、光ディスクのラベル印字面を水平にして搭載するようになっているものが多く、例えばテレビジョン放送信号を受信する大型液晶テレビを表示手段として使用する場合、光ディスク装置の奥行き寸法が液晶テレビの奥行き寸法と比べて十分大きいために、光ディスク装置は液晶テレビと比べて奥行き方向にはみ出して設置されていた。
【0005】
上記薄型表示装置と上記光ディスク装置とを組み合わせることによって映像信号の再生や記録を行うことができるが、この場合、互いの位置を情報信号の入出力が行うことができる範囲に限定する必要がある。
【0006】
このように、薄型表示装置と光ディスク装置とが一体化された一体型表示装置の例については、以下に簡単に説明する。
【0007】
実開平5−36540号公報には、パーソナルコンピュータ用のディスプレイ装置として、薄型表示装置とハードディスク等の磁気記録媒体装置とを一つの筐体に備えることによって一体化された例が開示されている。
【0008】
特開平7−23311号公報には、薄型表示装置と光ディスク等を搭載することができるディスク装置とが一体化されたディスク装置一体型表示装置が開示されている。このディスク装置一体型表示装置は、薄型表示装置の筐体の表示部に対して反対側である裏面に、光ディスクを鉛直方向に搭載するようになっている光ディスク装置の筐体を取り付けることによって一体化し、ディスク装置が薄型表示装置の表示部に対して平行移動することができるように設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開平5−36540号公報のように、薄型表示装置と磁気記録媒体装置とを奥行き方向に一体化した場合、一体化表示装置の奥行き寸法は、薄型表示装置の奥行き寸法に光ディスク装置の奥行き寸法を加算した寸法となる。このため、一体化表示装置の設置床面積は、薄型表示装置の設置床面積に比べて奥行き方向に大きくなってしまい、薄型表示装置を使用する利点がなくなるという課題が生じる。さらに、薄型表示装置と磁気記録媒体装置とを一つの筐体で構成した場合、双方の装置から発生する熱による筐体内部の上昇温度が、各々の装置単独での発熱による上昇温度と比べて高くなってしまい、双方の装置ともに正常に動作しなくなるという課題が生じる。
【0010】
上記特開平7−23311号公報のように、薄型表示装置と光ディスク装置とを個別の筐体として構成し、薄型表示装置の表示部の裏面側に光ディスク装置を設置することにより一体化した一体化表示装置の場合、上記の発熱による課題は解決することができるものの、薄型表示装置の表示部の裏面側に光ディスク装置を設置する構成であるため、上記の薄型表示装置を使用する利点がなくなるという課題は残ることとなる。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、コンパクトかつ省スペースにて設置することができる記録媒体装置一体型表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、上記課題を解決するために、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化する複数の連結部材とを備えたことを特徴としている。
【0013】
上記の発明によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とが、複数の連結部材によって互いに連結され一体化される。
【0014】
この場合、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0015】
上記連結部材が複数個設けられていることにより、複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを適宜選択することができるので、各装置のレイアウトの自由度が著しく大きくなる。記録媒体装置と表示装置とを一体化する場合、両者のレイアウトは各個人によって異なるが、上記の発明によれば、複数の連結部材によって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。例えば、記録媒体装置と表示装置とのレイアウトを適切に選択すれば、記録媒体装置一体型装置の奥行きを小さくすることができる。これにより、省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0016】
本発明の他の記録媒体装置一体型表示装置は、上記課題を解決するために、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置及び上記表示装置の各底面において連結して一体化する連結部材とを備えたことを特徴としている。
【0017】
上記の発明によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とが、連結部材によって各装置の底面において互いに連結され一体化される。
【0018】
これにより、装置間の連結の確実性、及び連結の耐久性を確保するために、連結部材の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材側に形成することが可能となる。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置に負担がかかることを確実に回避できる。
【0019】
しかも、上記記録媒体装置及び上記表示装置における上記連結部材との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材上に上記記録媒体装置及び上記表示装置を設置するので、連結操作が容易に行える。
【0020】
上記連結部材は、連結後の奥行きが上記表示装置の奥行き以下となるように、上記記録媒体表示装置と上記表示装置とを連結して一体化することが好ましい。
【0021】
この場合、記録媒体装置一体型表示装置の設置面積は、表示装置の単独設置の場合より大きくなることはない。それゆえ、よりコンパクトに省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0022】
上記連結部材は、放熱部材からなることが好ましい。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置で発生したそれぞれの熱が上記連結部材を介して放熱されるので、上記記録媒体装置及び上記表示装置がそれぞれ個別の筐体で構成されただけの場合よりも放熱効果が向上する。
【0023】
上記連結部材は、連結装置間で情報信号の伝送を行うコネクタ部を有することが好ましい。この場合、上記連結部材は、装置間の連結機能に加えて、連結装置間での情報信号の伝送を行う機能を備えることになるので、従来必要であった装置間の配線を大幅に削減することが可能となる。
【0024】
上記連結部材は、少なくとも上記記録媒体装置と上記表示装置とが回転軸の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転可能であるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結することが好ましい。
【0025】
この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置の回転角度をそれぞれ所望の角度に設定することによって、さまざまな設置環境に対応できる。このように上記記録媒体装置と上記表示装置とを設置環境に合わせて所定の角度で設置することによって、固定の場合には設置できないスペースにも設置可能となり、より省スペース化を図ることが可能となる。加えて、たとえば、上記記録媒体装置と上記表示装置とが折り重なるように角度を回転させると、固定の場合と比べてコンパクトになり、収納しやすくなると共に移動させやすくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の第一の実施の形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0027】
図1は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。図1に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、それぞれ個別の筐体で構成された光ディスク装置(記録媒体装置)1および薄型表示装置(表示装置)2から構成されている。
【0028】
光ディスク装置1は、連結部材20a、光ディスク保持部3、図示しないドライブ装置4、光ピックアップ装置5、テレビジョン信号入出力端子6、テレビジョン信号入出力回路7、外部装置信号入出力端子8、外部装置信号入出力回路9および信号処理部10を備えている。
【0029】
光ディスク保持部3は、記録再生する光ディスク11を載置するものである。図2は、本発明の記録媒体装置一体型表示装置における光ディスク装置1の光ディスク保持部3の開閉機構の例を示す側面図である。図2に示すように、光ディスク装置1のカバーと一体になった光ディスク保持部3は、正面側手前に引くことによって傾斜し、開状態となる。光ディスク保持部3を開状態にし、該光ディスク保持部3の傾斜方向に沿って光ディスク11を挿入した後、光ディスク保持部3を閉じる。このとき、光ディスク11のラベル印字面またはピット情報信号記録面がユーザと対向するように光ディスク11を挿入する。また、光ディスク装置1の奥行き方向の厚さは、薄型表示装置2の奥行き方向の厚さと比較して同等かそれ以下となっている。
【0030】
ドライブ装置4は、適宜光ピックアップ装置5を駆動させるものである。光ピックアップ装置5は、光ディスク11の再生、追記または書換えを行うものである。光ピックアップ装置5は、CD−ROMやDVD−ROM等の再生型光ディスク11やCD−R/RW、DVD−R/+RW/−RW/RAM、青色半導体レーザにより記録再生する大容量の光ディスク等の書込み型光ディスク11のうち何れか一つの規格の光ディスク11若しくは複数の規格の光ディスク11の記録再生を行うことができるようになっている。
【0031】
テレビジョン信号入出力端子6は、受信アンテナ(図示しない)を介してテレビジョン信号を受信し、テレビジョン信号入出力回路7を介して信号処理部10へ出力するようになっている。また、テレビジョン信号入出力端子6は、テレビジョン信号を薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子15に出力するようにもなっている。
【0032】
外部装置信号入出力端子8は、外部装置からの情報信号を受信し、外部装置信号入出力回路9を介して信号処理部10へ出力するようになっている。また、外部装置信号入出力端子8は、外部装置から受信した情報信号を薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17に出力するようにもなっている。なお、外部装置とは、例えばビデオデッキやハードディスク装置等のことである。
【0033】
信号処理部10は、テレビジョン信号入出力回路7および外部装置信号入出力回路9より入力された情報信号に対して所定の信号処理を行い、ドライブ装置4に出力するようになっている。また、信号処理部10は、光ピックアップ装置5により読取られた光ディスク情報信号に対して所定の信号処理を行い、外部装置信号入出力回路9へ出力するようになっている。
【0034】
薄型表示装置2は、図1に示すように、連結部材20b、表示パネル12、スピーカー13、図示しないドライブ装置14、テレビジョン信号入力端子15、テレビジョン信号入力回路16、外部装置信号入出力端子17、外部装置信号入出力回路18および信号処理部19を備えている。
【0035】
テレビジョン信号入力端子15は、光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6から出力されたテレジョン信号を受信し、テレビジョン信号入力回路16を介して信号処理部19へ出力するようになっている。
【0036】
外部装置信号入出力端子17は、光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8から出力された外部装置信号を受信し、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19へ出力するようになっている。
【0037】
信号処理部19は、テレビジョン信号入力回路16および外部装置信号入出力回路18より入力された情報信号に対して所定の信号処理を行い、ドライブ装置14へ出力するようになっている。
【0038】
ドライブ装置14は、薄型表示装置2内部に配置されており、信号処理部19より伝送された所定の信号に基づいて表示パネル12およびスピーカー13をそれぞれ駆動させるようになっている。
【0039】
表示パネル12は、ドライブ装置14の駆動により上記受信映像信号等を表示するようになっており、例えば、液晶、ELまたはプラズマ等から構成されている。
【0040】
スピーカー13は、ドライブ装置14の駆動により受信した音声信号を出力するようになっている。
【0041】
連結部材20a、20bは、互いに嵌合することにより光ディスク装置1と薄型表示装置とを連結させるものである。連結部材20aは、光ディスク装置1側に形成された凸部材で構成されており、連結部材20bは、薄型表示装置2側に形成された凹部材で構成されている。そして、この凸部材と凹部材とが嵌合することにより、連結部材20aと連結部材20bとが連結するようになっている。このように、連結部材20aおよび20bを連結することにより光ディスク装置1および薄型表示装置2を一体化することができる。なお、連結部材20aを凹部材で構成し、連結部材20bを凸部材で構成してもよい。
【0042】
図1は、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるように光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結し、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置のレイアウト例を示す。
【0043】
また、連結部材20aおよび20bは、光ディスク装置1および薄型表示装置2の横側面に形成されている場合に限定されず、他の面に形成されていてもよく、この場合、各装置のレイアウトを自由に行うことが可能となる。
【0044】
また、光ディスク装置1と薄型表示装置とを連結させる手段は、上記凹凸部材に限らず、光ディスク装置1と薄型表示装置2とがそれぞれスライド部材を有する構成であってもよく、この場合連結面に沿ってスライド部材を移動させることによって各装置を連結することができる。
【0045】
また、光ディスク装置1にて再生された光ディスク11の再生信号並びに光ディスク装置1に入力されたテレビジョン信号および外部装置信号を薄型表示装置2に出力するために、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを電気的に接続する必要がある。このため、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、例えば金属線等の接続線により接続されている。
【0046】
次に、光ディスク装置1が所定の情報を記録再生する機構および薄型表示装置2が所定の情報を表示する機構を説明する。
【0047】
図3は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置と外部装置との間での情報信号の入出力を示すブロック図である。
【0048】
まず、光ディスク11の再生信号を薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0049】
図3に示すように、光ディスク装置1に備えられたドライブ装置4が光ピックアップ装置5を駆動させることにより、光ディスク11に記録されている情報を電気信号として再生する。再生された電気信号は、ドライブ装置4を通じて信号処理部10に入力され、信号処理部10にて所定の信号処理が行われた後、外部装置信号入出力回路9および外部装置信号入出力端子8を介して薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17に入力される。外部装置信号入出力端子17へ伝送された信号は、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、入力信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0050】
次に、光ディスク装置1に入力されたテレビジョン信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0051】
光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6が受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入出力回路7を介して信号処理部10に入力される。信号処理部10は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0052】
また、テレビジョン信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6を介して受信したテレビジョン信号は、薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子15に入力される。入力されたテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路16を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、テレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0053】
次に、光ディスク装置1に入力された外部装置信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置にて表示する機構を説明する。
【0054】
光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路9を介して信号処理部10に入力される。信号処理部10は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力電気信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0055】
また、外部装置信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8に入力された外部装置信号を薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17へ出力する。外部装置信号入出力端子17に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0056】
以上のように、複数の連結部材20a、20bを用いて光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結することにより、光ディスク装置1および薄型表示装置2を一体化させることが可能となる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。
【0057】
これにより、本実施の形態のように、光ディスク装置1を薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に連結し一体化させた場合であっても光ディスク装置1は薄型表示装置2の奥行き寸法からはみ出ることがない。
【0058】
上記の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの光ディスク装置1、及び薄型表示装置2と、上記光ディスク装置1と上記薄型表示装置2とを連結して一体化する複数の連結部材20a、20bとを備えた構成である。
【0059】
上記の構成によれば、少なくとも一つの光ディスク装置1と、薄型表示装置2とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0060】
上記連結部材20a、20bが複数個設けられていることにより、複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを適宜選択することができるので、各装置のレイアウトの自由度が著しく大きくなる。光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化する場合、両者のレイアウトは各個人によって異なるが、上記の構成によれば、複数の連結部材20a、20bによって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。例えば、光ディスク装置1と薄型表示装置2とのレイアウトを適切に選択すれば、記録媒体装置一体型装置の奥行きを小さくすることができる。これにより、省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0061】
〔実施の形態2〕
本発明の第二の実施の形態を図4および図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1との相違点について主に説明するものとする。
【0062】
図4は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図4に示すように、連結部材21を個別の部材とし、連結部材21と光ディスク装置1および薄型表示装置2とを連結するものである。また、上記実施の形態1にて光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続していた金属線等に代えて光ディスク装置1と薄型表示装置2との連結面にそれぞれコネクタ部22を有する構造である。
【0063】
まず、本実施の形態にかかる記録媒体装置一体型装置の構成について具体的に説明する。
【0064】
図4に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、上記実施の形態1と同様に、光ディスク装置1および薄型表示装置2から構成されているとともに、さらに連結部材21から構成されている。また、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、さらにコネクタ部22を備えている。
【0065】
連結部材21は、連結部材21の上面と光ディスク装置1の底面および薄型表示装置2の底面とを連結することにより一体化させるようになっている。また、連結部材21は、例えば放熱性のよい部材で形成すれば、光ディスク装置1および薄型表示装置で発生した熱を連結部材21を介して放熱することが可能となり、放熱部材としての機能を持つことができる。
【0066】
コネクタ部22は、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。コネクタ部22は、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが隣接する面にそれぞれ備えられており、凸型端子と凹型端子から構成されている。そして、光ディスク装置1および薄型表示装置2が連結部材21を介して連結される際に、勘合するようになっている。また、コネクタ部22は、信号を出入力するための端子となっており、電気信号または光信号の伝送に対応した電極または光インタコネクションとしての構造を有している。
【0067】
なお、コネクタ部22は、光信号を伝送する場合は、光信号を受発光するための例えば半導体レーザおよびフォトダイオード等の発光手段および受光手段と、電気信号と光信号を相互に変換するための変換手段とをさらに備えている。
【0068】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図4に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが本一体型表示装置の正面側に配されるように、連結部材21の上面と光ディスク装置1および薄型表示装置2の底面とを連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0069】
次に、光ディスク装置1が所定の情報を記録再生する機構および薄型表示装置2が所定の情報を表示する機構を説明する。
【0070】
図5は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置間または外部装置間での情報信号の入出力を示すブロック図である。
【0071】
図5に示すように、薄型表示装置2は、表示パネル12、スピーカー13、ドライブ装置14、テレビジョン信号入力端子23、テレビジョン信号入力回路24、外部装置信号入出力端子25、外部装置信号入出力回路26および信号処理部27を備えている。また、光ディスク装置1は、ドライブ装置4、光ピックアップ装置5および信号処理部10を備えている。
【0072】
まず、光ディスク11の再生信号を薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0073】
図5に示すように、光ディスク装置1に備えられたドライブ装置4が光ピックアップ装置5を駆動させることにより、光ディスク11に記録されている情報を電気信号として再生する。再生された電気信号は、ドライブ装置4を通じて信号処理部10にて所定の信号処理が行われ、コネクタ部22を介して薄型表示装置2の信号処理部27へ入力される。信号処理部27は、入力された電気信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ伝送する。ドライブ装置14は、再生された電気信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0074】
次に、薄型表示装置2に入力されたテレビジョン信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0075】
薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子23を介して受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路24を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、光ディスク装置1の信号処理部10に出力する。信号処理部10は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0076】
また、テレビジョン信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子23を介して受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路24を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、テレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0077】
次に、薄型表示装置2に入力された外部装置信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0078】
薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子25に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路26を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、光ディスク装置1の信号処理部10へ出力する。信号処理部10は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0079】
また、外部装置信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、外部装置信号入出力端子25に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路26を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0080】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面と連結部材21とを連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0081】
なお、本実施の形態においては、テレビジョン信号入力端子23、テレビジョン信号入力回路24、外部装置信号入出力端子25、外部装置信号入出力回路26および信号処理部27が薄型表示装置3に備えられた構成としているが、本発明はこれに限定されることはなく、上記各部材が光ディスク装置1に備えられた構成としてもよい。
【0082】
〔実施の形態3〕
本発明の第三の実施の形態を図6に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1または2にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1および2との相違点について主に説明するものとする。
【0083】
図6は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図6に示すように、光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続するコネクタ部28を連結部材29に設けた構造である。
【0084】
図6に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、光ディスク装置1、薄型表示装置2および連結部材29から構成されている。また、連結部材29は、さらにコネクタ部28を備えている。
【0085】
コネクタ部28は、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。連結部材29上に設けられたコネクタ部28は、凸型形状を有している。そして、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、連結部材29上に設けられた凸型形状のコネクタ部28に対応した凹型形状のコネクタ部28(図示しない)を有している。連結部材29に光ディスク装置1および薄型表示装置2が連結される際に、対応するコネクタ部同士が嵌合するようになっている。また、コネクタ部28は、電気信号または光信号の伝送に対応した電極または光インタコネクションとしての構造を有している。さらに、連結部材29上のコネクタ部28は、それぞれが連結部材29内において電気的に結ぶ金属線または光学的に結ぶ光ファイバ等で接続されており、光ディスク装置1および薄型表示装置2間の信号の伝送は、コネクタ部28および連結部材29を介して行われる。
【0086】
なお、コネクタ部28は、光信号を伝送する場合は、光信号を受発光するための例えば半導体レーザおよびフォトダイオード等の発光手段および受光手段と、電気信号と光信号を相互に変換するための変換手段とをさらに備えている。
【0087】
また、連結部材29は、実施の形態2と同様に放熱性のよい部材で形成すれば、放熱部材としての機能を持つこともできる。
【0088】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図6に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0089】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態2にて示した機構により行うことができる。
【0090】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面を連結部材21上に連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となるとともに、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0091】
〔実施の形態4〕
本発明の第四の実施の形態を図7に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1または2にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし3との相違点について主に説明するものとする。
【0092】
図7は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図7に示すように、上記実施の形態2にて光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続していたコネクタ部22を電気的または光学的に信号の伝送を行っていたものから電磁波を使用した無線により信号の伝送を行うコネクタ部30に代えた構造である。
【0093】
図7に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、光ディスク装置1、薄型表示装置2および連結部材21から構成されている。また、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、さらにコネクタ部30を備えている。
【0094】
コネクタ部30は、赤外線やミリ波等の電磁波を使用した無線により光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。コネクタ部30は、電磁波受信部と電磁波発信部が、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが隣接する面にそれぞれ備えられており、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが連結部材21を介して連結した際に、発信した電磁波を受信する位置に配されている。
【0095】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図7に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるように、連結部材21上に光ディスク装置1および薄型表示装置2の底面を連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0096】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態2にて示した機構により行うことができる。
【0097】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面と連結部材21とを連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となるとともに、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0098】
なお、本実施の形態のように、装置間における信号の伝送を、電磁波を使用したものとした場合には、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを接触させた状態で配置せずに、電磁波を受発信することができる位置にそれぞれ接触させずに配置することもできる。これにより、分離型としても構成可能となるため、設置スペースの省スペース化を考慮して、設置個所および設置方法を選択することができる。
【0099】
〔実施の形態5〕
本発明の第五の実施の形態を図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1ないし4にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし4との相違点について主に説明するものとする。
【0100】
図8は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図8に示すように、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結させる連結部材31を、光ディスク装置1および薄型表示装置2とを連結させるとともに回転軸32の周りに互いに逆向きに所定角度(0°〜180°)だけ回転させることのできる構造のものとしている。
【0101】
連結部材31は、回転軸32と、この回転軸32の周りに互いに逆向きに回転する連結板33a、33bを有している。これにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを上記連結板33a、33bを介して回転軸32の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転させることができる。さらに、連結部材31は、実施の形態2と同様に放熱性のよい部材で形成すれば、放熱部材としての機能を持つこともできる。
【0102】
図8に示すように、連結部材31を介して光ディスク装置1および薄型表示装置2を連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に連結され、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを所望の角度だけ回転させた状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0103】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態1または2にて示した機構により行うことができる。なお、実施の形態2の機構により行う場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で信号を伝送するための手段は、電気的または光学的に信号を伝送するコネクタ部22であってもよく、電磁波を使用した無線により信号を伝送するコネクタ部30であってもよい。
【0104】
これにより、例えば長方形の部屋の4隅のいずれかに記録媒体装置一体型表示装置を設置する場合、設置個所の環境に応じて光ディスク装置1および薄型表示装置2を回転軸32の周りに所定角度だけ回転させて設置することが可能となり、省スペースにて設置することができる。さらに、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが折り重なるように回転させた状態の記録媒体装置一体型表示装置は、固定された状態の記録媒体装置一体型表示装置と比べてよりコンパクトになり、収納しやすくなるとともに移動させやすくなる。
【0105】
なお、上記説明は、表示パネル12と光ディスク装置1とが回転軸32の周りに回転する例についてなされたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて表示パネル12とスピーカー13の間、および/または光ディスク装置1とスピーカー13との間にも同様の回転結部材を設けてもよい。
【0106】
〔実施の形態6〕
本発明の第六の実施の形態を図9および図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1ないし5にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし5との相違点について主に説明するものとする。
【0107】
図9および図10は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図9および図10に示すように、光ディスク装置1を複数設けた構造である。
【0108】
図9および図10に示すように、複数の光ディスク装置1は、薄型表示装置2の下面または左右のスピーカー13との間に設置されている。このように、光ディスク装置1の設置個所が、薄型表示装置2の奥行き寸法を妨げるものでない場合には、光ディスク装置1を薄型表示装置2の左右に隣接して設置する必要はなく、薄型表示装置2の上面または下面に隣接した個所に設置することもできる。
【0109】
すなわち、実施の形態1ないし5においては、光ディスク装置1を薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に設置した例を挙げたが、これに限定されることはなく、本実施の形態のように、薄型表示装置2の表示パネル12に対して上下側または右側に設置することもできる。
【0110】
また、上記の場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化するための連結は、各装置に備えられた連結部材20aおよび20bによって連結されていてもよく、個別の部材による連結部材21、29、31を用いて各装置を連結してもよい。さらに、これらの連結部材20aおよび20b、21、29、31を組み合わせて連結してもよく、各装置を連結する連結部材20aおよび20b、21、29、31を複数使用して連結してもよい。
【0111】
また、本発明においては、上記金属線やコネクタ部22、28、30等の信号伝送手段を一つの連結部材に集約する必要はなく、複数に分割して構成してもよい。さらに、これらの設置個所は光ディスク装置1や薄型表示装置2の裏面側や横側面側、連結部材21、29の上面側に限定されることはなく、他の面に設置してもよい。
【0112】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態1または2にて示した機構により行うことができる。実施の形態2にて示した機構により行う場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で信号を伝送する手段は、電気的または光学的に信号を伝送するコネクタ部22、28と、電磁波を使用した無線により信号を伝送するコネクタ部30のいずれであってもよい。
【0113】
また、複数の光ディスク装置1は、複数の光ディスク11の規格に対応するために、例えばCD−ROM、DVD−ROM、CD−R/RW、DVD−R/−RW/+RW/−RAM、青色半導体レーザを使用した光ディスク装置等を組み合わせた構成としてもよい。
【0114】
以上のように、光ディスク装置1を、薄型表示装置2と並べて連結し、薄型表示装置2の表示パネル12に対して上下左右の何れかの方向に隣接して一体化させた記録媒体装置一体型表示装置とすることが可能となり、設置個所の環境に応じて省スペースにて設置することができるようになる。
【0115】
また、実施の形態1ないし6における光ディスク装置1は、光ディスクを1枚収納することができる光ディスク装置1に限定されることなく、例えば、複数の光ディスク11をマガジンに収納し、複数の光ディスク11の中から1枚の光ディスクの記録再生を行うマガジン式の光ディスク装置であってもよく、ビデオテープ等の磁気テープの記録再生を行うビデオデッキ等の磁気テープデッキや磁気ディスクの記録再生を行うハードディスクデッキであってもよく、さらにはこれらを内蔵した光ディスク装置であってもよい。
【0116】
上記実施の形態2から4における記録媒体装置一体型表示装置は、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの光ディスク装置1、及び薄型表示装置2と、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2の各底面において連結して一体化する連結部材21、29とを備えた構成である。
【0117】
上記の構成によれば、少なくとも一つの光ディスク装置1と、薄型表示装置2とが、連結部材21、29によって各装置の底面において互いに連結され一体化される。
【0118】
これにより、装置間の連結の確実性、及び連結の耐久性を確保するために、連結部材21、29の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材21、29側に形成することが可能となる。この場合、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2に負担がかかることを確実に回避できる。
【0119】
しかも、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2における上記連結部材21、29との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材21、29は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材21、29上に上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2を設置するので、連結操作が容易に行える。
【0120】
【発明の効果】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化する複数の連結部材とを備えた構成である。
【0121】
上記の構成によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0122】
また、複数の連結部材によって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となり、一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。
【0123】
さらに、記録媒体装置と表示装置とのレイアウトを適切に選択すれば、本一体型装置の奥行きを小さくすることができ、省スペースに一体型表示装置を設置することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0124】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置及び上記表示装置の各底面において連結して一体化する連結部材とを備えた構成である。
【0125】
上記の構成によれば、連結部材の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材側に形成することが可能となる。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置に負担がかかることを確実に回避できる。
【0126】
しかも、上記記録媒体装置及び上記表示装置における上記連結部材との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材上に上記記録媒体装置及び上記表示装置を設置するので、連結操作が容易に行えるという効果を併せて奏する。
【0127】
上記連結部材は、連結後の奥行きが上記表示装置の奥行き以下となるように、上記記録媒体表示装置と上記表示装置とを連結して一体化することが好ましい。
【0128】
この場合、本一体型表示装置の設置面積は、表示装置の単独設置の場合より大きくなることはない。それゆえ、よりコンパクトに省スペースに一体型表示装置を設置することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0129】
上記連結部材は、放熱部材からなることが好ましい。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置で発生したそれぞれの熱が上記連結部材を介して放熱されるので、上記記録媒体装置及び上記表示装置がそれぞれ個別の筐体で構成されただけの場合よりも放熱効果が向上するという効果を併せて奏する。
【0130】
上記連結部材は、連結装置間で情報信号の伝送を行うコネクタ部を有することが好ましい。この場合、上記連結部材は、装置間の連結機能に加えて、連結装置間での情報信号の伝送を行う機能を備えることになるので、従来必要であった装置間の配線を大幅に削減することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0131】
上記連結部材は、少なくとも上記記録媒体装置と上記表示装置とが回転軸の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転可能であるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結することが好ましい。
【0132】
この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置の回転角度をそれぞれ所望の角度に設定することによって、さまざまな設置環境に対応できる。このように上記記録媒体装置と上記表示装置とを設置環境に合わせて所定の角度で設置することによって、固定の場合には設置できないスペースにも設置可能となり、より省スペース化を図ることが可能となるという効果を併せて奏する。たとえば、上記記録媒体装置と上記表示装置とが折り重なるように角度を回転させると、固定の場合と比べてコンパクトになり、収納しやすくなると共に移動させやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態における光ディスク装置の側面図である。
【図3】図1に示す記録媒体装置一体型表示装置における情報信号の入出力を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図5】図4に示す記録媒体装置一体型表示装置における情報信号の入出力を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置(記録媒体装置)
2 薄型表示装置(表示装置)
20a、20b、21、28、31 連結部材
22、28、30 コネクタ部
32 回転軸
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体装置と表示装置とが一体化した記録媒体装置一体型表示装置に関し、より詳しくは、光ディスクの再生および記録を行う光ディスク装置等の記録媒体装置と、この記録媒体装置と一体化する機構を備え、該記録媒体装置の再生信号またはテレビジョン信号等の情報信号を出力する表示装置とを一体化させた記録媒体装置一体型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶、有機/無機エレクトロルミネッセンス(Electro−Luminescence、以下「EL」という。)、プラズマ等の方式を採用した表示パネル等の薄型表示装置の開発が盛んになっている。これらの表示装置は、いずれもブラウン管を使用した表示装置と比べて、奥行き寸法を大幅に短くできるとともに消費電力を低くすることができるという利点がある。また、これらの表示装置は、ビデオテープ等の磁気記録媒体またはDVD(Digital Versatile Disk)等の光記録媒体(情報記録媒体)に記録されている映像信号並びにテレビジョン放送信号を映像として表示するのみならず、パーソナルコンピュータ、携帯移動端末、カーナビゲーション、デジタルビデオ/ディスクカメラまたは携帯電話等の多岐にわたって使用されることにより、情報表示機器として普及してきている。
【0003】
また、光ディスク装置の開発も盛んになっており、再生専用のCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)およびDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、記録も可能なCD−R/RW(Compact Disk Recordable/Rewritable)、DVD−R/−RW/+RW/−RAM(Digital Versatile Disk Recordable/−Rewritable/+Rewritable/−Random Access Memory)等も開発されている。近年、さらに大容量となる青色半導体レーザを使用した光ディスク装置の開発も盛んになってなっている。また、ビデオテープや磁気ディスクとなるハードディスクに対応できるような、磁気媒体対応の装置を内蔵した光ディスク装置も開発されている。
【0004】
従来の光ディスク装置は、光ディスクのラベル印字面を水平にして搭載するようになっているものが多く、例えばテレビジョン放送信号を受信する大型液晶テレビを表示手段として使用する場合、光ディスク装置の奥行き寸法が液晶テレビの奥行き寸法と比べて十分大きいために、光ディスク装置は液晶テレビと比べて奥行き方向にはみ出して設置されていた。
【0005】
上記薄型表示装置と上記光ディスク装置とを組み合わせることによって映像信号の再生や記録を行うことができるが、この場合、互いの位置を情報信号の入出力が行うことができる範囲に限定する必要がある。
【0006】
このように、薄型表示装置と光ディスク装置とが一体化された一体型表示装置の例については、以下に簡単に説明する。
【0007】
実開平5−36540号公報には、パーソナルコンピュータ用のディスプレイ装置として、薄型表示装置とハードディスク等の磁気記録媒体装置とを一つの筐体に備えることによって一体化された例が開示されている。
【0008】
特開平7−23311号公報には、薄型表示装置と光ディスク等を搭載することができるディスク装置とが一体化されたディスク装置一体型表示装置が開示されている。このディスク装置一体型表示装置は、薄型表示装置の筐体の表示部に対して反対側である裏面に、光ディスクを鉛直方向に搭載するようになっている光ディスク装置の筐体を取り付けることによって一体化し、ディスク装置が薄型表示装置の表示部に対して平行移動することができるように設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開平5−36540号公報のように、薄型表示装置と磁気記録媒体装置とを奥行き方向に一体化した場合、一体化表示装置の奥行き寸法は、薄型表示装置の奥行き寸法に光ディスク装置の奥行き寸法を加算した寸法となる。このため、一体化表示装置の設置床面積は、薄型表示装置の設置床面積に比べて奥行き方向に大きくなってしまい、薄型表示装置を使用する利点がなくなるという課題が生じる。さらに、薄型表示装置と磁気記録媒体装置とを一つの筐体で構成した場合、双方の装置から発生する熱による筐体内部の上昇温度が、各々の装置単独での発熱による上昇温度と比べて高くなってしまい、双方の装置ともに正常に動作しなくなるという課題が生じる。
【0010】
上記特開平7−23311号公報のように、薄型表示装置と光ディスク装置とを個別の筐体として構成し、薄型表示装置の表示部の裏面側に光ディスク装置を設置することにより一体化した一体化表示装置の場合、上記の発熱による課題は解決することができるものの、薄型表示装置の表示部の裏面側に光ディスク装置を設置する構成であるため、上記の薄型表示装置を使用する利点がなくなるという課題は残ることとなる。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、コンパクトかつ省スペースにて設置することができる記録媒体装置一体型表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、上記課題を解決するために、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化する複数の連結部材とを備えたことを特徴としている。
【0013】
上記の発明によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とが、複数の連結部材によって互いに連結され一体化される。
【0014】
この場合、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0015】
上記連結部材が複数個設けられていることにより、複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを適宜選択することができるので、各装置のレイアウトの自由度が著しく大きくなる。記録媒体装置と表示装置とを一体化する場合、両者のレイアウトは各個人によって異なるが、上記の発明によれば、複数の連結部材によって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。例えば、記録媒体装置と表示装置とのレイアウトを適切に選択すれば、記録媒体装置一体型装置の奥行きを小さくすることができる。これにより、省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0016】
本発明の他の記録媒体装置一体型表示装置は、上記課題を解決するために、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置及び上記表示装置の各底面において連結して一体化する連結部材とを備えたことを特徴としている。
【0017】
上記の発明によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とが、連結部材によって各装置の底面において互いに連結され一体化される。
【0018】
これにより、装置間の連結の確実性、及び連結の耐久性を確保するために、連結部材の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材側に形成することが可能となる。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置に負担がかかることを確実に回避できる。
【0019】
しかも、上記記録媒体装置及び上記表示装置における上記連結部材との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材上に上記記録媒体装置及び上記表示装置を設置するので、連結操作が容易に行える。
【0020】
上記連結部材は、連結後の奥行きが上記表示装置の奥行き以下となるように、上記記録媒体表示装置と上記表示装置とを連結して一体化することが好ましい。
【0021】
この場合、記録媒体装置一体型表示装置の設置面積は、表示装置の単独設置の場合より大きくなることはない。それゆえ、よりコンパクトに省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0022】
上記連結部材は、放熱部材からなることが好ましい。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置で発生したそれぞれの熱が上記連結部材を介して放熱されるので、上記記録媒体装置及び上記表示装置がそれぞれ個別の筐体で構成されただけの場合よりも放熱効果が向上する。
【0023】
上記連結部材は、連結装置間で情報信号の伝送を行うコネクタ部を有することが好ましい。この場合、上記連結部材は、装置間の連結機能に加えて、連結装置間での情報信号の伝送を行う機能を備えることになるので、従来必要であった装置間の配線を大幅に削減することが可能となる。
【0024】
上記連結部材は、少なくとも上記記録媒体装置と上記表示装置とが回転軸の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転可能であるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結することが好ましい。
【0025】
この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置の回転角度をそれぞれ所望の角度に設定することによって、さまざまな設置環境に対応できる。このように上記記録媒体装置と上記表示装置とを設置環境に合わせて所定の角度で設置することによって、固定の場合には設置できないスペースにも設置可能となり、より省スペース化を図ることが可能となる。加えて、たとえば、上記記録媒体装置と上記表示装置とが折り重なるように角度を回転させると、固定の場合と比べてコンパクトになり、収納しやすくなると共に移動させやすくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の第一の実施の形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0027】
図1は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。図1に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、それぞれ個別の筐体で構成された光ディスク装置(記録媒体装置)1および薄型表示装置(表示装置)2から構成されている。
【0028】
光ディスク装置1は、連結部材20a、光ディスク保持部3、図示しないドライブ装置4、光ピックアップ装置5、テレビジョン信号入出力端子6、テレビジョン信号入出力回路7、外部装置信号入出力端子8、外部装置信号入出力回路9および信号処理部10を備えている。
【0029】
光ディスク保持部3は、記録再生する光ディスク11を載置するものである。図2は、本発明の記録媒体装置一体型表示装置における光ディスク装置1の光ディスク保持部3の開閉機構の例を示す側面図である。図2に示すように、光ディスク装置1のカバーと一体になった光ディスク保持部3は、正面側手前に引くことによって傾斜し、開状態となる。光ディスク保持部3を開状態にし、該光ディスク保持部3の傾斜方向に沿って光ディスク11を挿入した後、光ディスク保持部3を閉じる。このとき、光ディスク11のラベル印字面またはピット情報信号記録面がユーザと対向するように光ディスク11を挿入する。また、光ディスク装置1の奥行き方向の厚さは、薄型表示装置2の奥行き方向の厚さと比較して同等かそれ以下となっている。
【0030】
ドライブ装置4は、適宜光ピックアップ装置5を駆動させるものである。光ピックアップ装置5は、光ディスク11の再生、追記または書換えを行うものである。光ピックアップ装置5は、CD−ROMやDVD−ROM等の再生型光ディスク11やCD−R/RW、DVD−R/+RW/−RW/RAM、青色半導体レーザにより記録再生する大容量の光ディスク等の書込み型光ディスク11のうち何れか一つの規格の光ディスク11若しくは複数の規格の光ディスク11の記録再生を行うことができるようになっている。
【0031】
テレビジョン信号入出力端子6は、受信アンテナ(図示しない)を介してテレビジョン信号を受信し、テレビジョン信号入出力回路7を介して信号処理部10へ出力するようになっている。また、テレビジョン信号入出力端子6は、テレビジョン信号を薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子15に出力するようにもなっている。
【0032】
外部装置信号入出力端子8は、外部装置からの情報信号を受信し、外部装置信号入出力回路9を介して信号処理部10へ出力するようになっている。また、外部装置信号入出力端子8は、外部装置から受信した情報信号を薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17に出力するようにもなっている。なお、外部装置とは、例えばビデオデッキやハードディスク装置等のことである。
【0033】
信号処理部10は、テレビジョン信号入出力回路7および外部装置信号入出力回路9より入力された情報信号に対して所定の信号処理を行い、ドライブ装置4に出力するようになっている。また、信号処理部10は、光ピックアップ装置5により読取られた光ディスク情報信号に対して所定の信号処理を行い、外部装置信号入出力回路9へ出力するようになっている。
【0034】
薄型表示装置2は、図1に示すように、連結部材20b、表示パネル12、スピーカー13、図示しないドライブ装置14、テレビジョン信号入力端子15、テレビジョン信号入力回路16、外部装置信号入出力端子17、外部装置信号入出力回路18および信号処理部19を備えている。
【0035】
テレビジョン信号入力端子15は、光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6から出力されたテレジョン信号を受信し、テレビジョン信号入力回路16を介して信号処理部19へ出力するようになっている。
【0036】
外部装置信号入出力端子17は、光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8から出力された外部装置信号を受信し、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19へ出力するようになっている。
【0037】
信号処理部19は、テレビジョン信号入力回路16および外部装置信号入出力回路18より入力された情報信号に対して所定の信号処理を行い、ドライブ装置14へ出力するようになっている。
【0038】
ドライブ装置14は、薄型表示装置2内部に配置されており、信号処理部19より伝送された所定の信号に基づいて表示パネル12およびスピーカー13をそれぞれ駆動させるようになっている。
【0039】
表示パネル12は、ドライブ装置14の駆動により上記受信映像信号等を表示するようになっており、例えば、液晶、ELまたはプラズマ等から構成されている。
【0040】
スピーカー13は、ドライブ装置14の駆動により受信した音声信号を出力するようになっている。
【0041】
連結部材20a、20bは、互いに嵌合することにより光ディスク装置1と薄型表示装置とを連結させるものである。連結部材20aは、光ディスク装置1側に形成された凸部材で構成されており、連結部材20bは、薄型表示装置2側に形成された凹部材で構成されている。そして、この凸部材と凹部材とが嵌合することにより、連結部材20aと連結部材20bとが連結するようになっている。このように、連結部材20aおよび20bを連結することにより光ディスク装置1および薄型表示装置2を一体化することができる。なお、連結部材20aを凹部材で構成し、連結部材20bを凸部材で構成してもよい。
【0042】
図1は、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるように光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結し、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置のレイアウト例を示す。
【0043】
また、連結部材20aおよび20bは、光ディスク装置1および薄型表示装置2の横側面に形成されている場合に限定されず、他の面に形成されていてもよく、この場合、各装置のレイアウトを自由に行うことが可能となる。
【0044】
また、光ディスク装置1と薄型表示装置とを連結させる手段は、上記凹凸部材に限らず、光ディスク装置1と薄型表示装置2とがそれぞれスライド部材を有する構成であってもよく、この場合連結面に沿ってスライド部材を移動させることによって各装置を連結することができる。
【0045】
また、光ディスク装置1にて再生された光ディスク11の再生信号並びに光ディスク装置1に入力されたテレビジョン信号および外部装置信号を薄型表示装置2に出力するために、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを電気的に接続する必要がある。このため、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、例えば金属線等の接続線により接続されている。
【0046】
次に、光ディスク装置1が所定の情報を記録再生する機構および薄型表示装置2が所定の情報を表示する機構を説明する。
【0047】
図3は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置と外部装置との間での情報信号の入出力を示すブロック図である。
【0048】
まず、光ディスク11の再生信号を薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0049】
図3に示すように、光ディスク装置1に備えられたドライブ装置4が光ピックアップ装置5を駆動させることにより、光ディスク11に記録されている情報を電気信号として再生する。再生された電気信号は、ドライブ装置4を通じて信号処理部10に入力され、信号処理部10にて所定の信号処理が行われた後、外部装置信号入出力回路9および外部装置信号入出力端子8を介して薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17に入力される。外部装置信号入出力端子17へ伝送された信号は、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、入力信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0050】
次に、光ディスク装置1に入力されたテレビジョン信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0051】
光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6が受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入出力回路7を介して信号処理部10に入力される。信号処理部10は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0052】
また、テレビジョン信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、光ディスク装置1のテレビジョン信号入出力端子6を介して受信したテレビジョン信号は、薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子15に入力される。入力されたテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路16を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、テレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0053】
次に、光ディスク装置1に入力された外部装置信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置にて表示する機構を説明する。
【0054】
光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路9を介して信号処理部10に入力される。信号処理部10は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力電気信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0055】
また、外部装置信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、光ディスク装置1の外部装置信号入出力端子8に入力された外部装置信号を薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子17へ出力する。外部装置信号入出力端子17に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路18を介して信号処理部19に入力される。信号処理部19は、外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0056】
以上のように、複数の連結部材20a、20bを用いて光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結することにより、光ディスク装置1および薄型表示装置2を一体化させることが可能となる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。
【0057】
これにより、本実施の形態のように、光ディスク装置1を薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に連結し一体化させた場合であっても光ディスク装置1は薄型表示装置2の奥行き寸法からはみ出ることがない。
【0058】
上記の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの光ディスク装置1、及び薄型表示装置2と、上記光ディスク装置1と上記薄型表示装置2とを連結して一体化する複数の連結部材20a、20bとを備えた構成である。
【0059】
上記の構成によれば、少なくとも一つの光ディスク装置1と、薄型表示装置2とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0060】
上記連結部材20a、20bが複数個設けられていることにより、複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを適宜選択することができるので、各装置のレイアウトの自由度が著しく大きくなる。光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化する場合、両者のレイアウトは各個人によって異なるが、上記の構成によれば、複数の連結部材20a、20bによって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。例えば、光ディスク装置1と薄型表示装置2とのレイアウトを適切に選択すれば、記録媒体装置一体型装置の奥行きを小さくすることができる。これにより、省スペースに記録媒体装置一体型表示装置を設置することが可能となる。
【0061】
〔実施の形態2〕
本発明の第二の実施の形態を図4および図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1との相違点について主に説明するものとする。
【0062】
図4は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図4に示すように、連結部材21を個別の部材とし、連結部材21と光ディスク装置1および薄型表示装置2とを連結するものである。また、上記実施の形態1にて光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続していた金属線等に代えて光ディスク装置1と薄型表示装置2との連結面にそれぞれコネクタ部22を有する構造である。
【0063】
まず、本実施の形態にかかる記録媒体装置一体型装置の構成について具体的に説明する。
【0064】
図4に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、上記実施の形態1と同様に、光ディスク装置1および薄型表示装置2から構成されているとともに、さらに連結部材21から構成されている。また、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、さらにコネクタ部22を備えている。
【0065】
連結部材21は、連結部材21の上面と光ディスク装置1の底面および薄型表示装置2の底面とを連結することにより一体化させるようになっている。また、連結部材21は、例えば放熱性のよい部材で形成すれば、光ディスク装置1および薄型表示装置で発生した熱を連結部材21を介して放熱することが可能となり、放熱部材としての機能を持つことができる。
【0066】
コネクタ部22は、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。コネクタ部22は、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが隣接する面にそれぞれ備えられており、凸型端子と凹型端子から構成されている。そして、光ディスク装置1および薄型表示装置2が連結部材21を介して連結される際に、勘合するようになっている。また、コネクタ部22は、信号を出入力するための端子となっており、電気信号または光信号の伝送に対応した電極または光インタコネクションとしての構造を有している。
【0067】
なお、コネクタ部22は、光信号を伝送する場合は、光信号を受発光するための例えば半導体レーザおよびフォトダイオード等の発光手段および受光手段と、電気信号と光信号を相互に変換するための変換手段とをさらに備えている。
【0068】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図4に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが本一体型表示装置の正面側に配されるように、連結部材21の上面と光ディスク装置1および薄型表示装置2の底面とを連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0069】
次に、光ディスク装置1が所定の情報を記録再生する機構および薄型表示装置2が所定の情報を表示する機構を説明する。
【0070】
図5は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置間または外部装置間での情報信号の入出力を示すブロック図である。
【0071】
図5に示すように、薄型表示装置2は、表示パネル12、スピーカー13、ドライブ装置14、テレビジョン信号入力端子23、テレビジョン信号入力回路24、外部装置信号入出力端子25、外部装置信号入出力回路26および信号処理部27を備えている。また、光ディスク装置1は、ドライブ装置4、光ピックアップ装置5および信号処理部10を備えている。
【0072】
まず、光ディスク11の再生信号を薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0073】
図5に示すように、光ディスク装置1に備えられたドライブ装置4が光ピックアップ装置5を駆動させることにより、光ディスク11に記録されている情報を電気信号として再生する。再生された電気信号は、ドライブ装置4を通じて信号処理部10にて所定の信号処理が行われ、コネクタ部22を介して薄型表示装置2の信号処理部27へ入力される。信号処理部27は、入力された電気信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ伝送する。ドライブ装置14は、再生された電気信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0074】
次に、薄型表示装置2に入力されたテレビジョン信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0075】
薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子23を介して受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路24を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、光ディスク装置1の信号処理部10に出力する。信号処理部10は、入力されたテレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0076】
また、テレビジョン信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、薄型表示装置2のテレビジョン信号入力端子23を介して受信したテレビジョン信号は、テレビジョン信号入力回路24を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、テレビジョン信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0077】
次に、薄型表示装置2に入力された外部装置信号を光ディスク11に記録する機構および薄型表示装置2にて表示する機構を説明する。
【0078】
薄型表示装置2の外部装置信号入出力端子25に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路26を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、光ディスク装置1の信号処理部10へ出力する。信号処理部10は、入力された外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置4へ出力する。ドライブ装置4は、入力信号に基づいて光ピックアップ装置5を駆動させることにより光ディスク11に所定の情報を記録する。
【0079】
また、外部装置信号を薄型表示装置2にて表示する機構は次のとおりである。まず、外部装置信号入出力端子25に入力された外部装置信号は、外部装置信号入出力回路26を介して信号処理部27に入力される。信号処理部27は、外部装置信号に対して所定の信号処理を行った後、ドライブ装置14へ出力する。ドライブ装置14は、入力信号に基づいて映像信号を表示パネル12に表示させるとともに音声信号をスピーカー13より出力させる。
【0080】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面と連結部材21とを連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となる。さらに、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0081】
なお、本実施の形態においては、テレビジョン信号入力端子23、テレビジョン信号入力回路24、外部装置信号入出力端子25、外部装置信号入出力回路26および信号処理部27が薄型表示装置3に備えられた構成としているが、本発明はこれに限定されることはなく、上記各部材が光ディスク装置1に備えられた構成としてもよい。
【0082】
〔実施の形態3〕
本発明の第三の実施の形態を図6に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1または2にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1および2との相違点について主に説明するものとする。
【0083】
図6は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図6に示すように、光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続するコネクタ部28を連結部材29に設けた構造である。
【0084】
図6に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、光ディスク装置1、薄型表示装置2および連結部材29から構成されている。また、連結部材29は、さらにコネクタ部28を備えている。
【0085】
コネクタ部28は、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。連結部材29上に設けられたコネクタ部28は、凸型形状を有している。そして、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、連結部材29上に設けられた凸型形状のコネクタ部28に対応した凹型形状のコネクタ部28(図示しない)を有している。連結部材29に光ディスク装置1および薄型表示装置2が連結される際に、対応するコネクタ部同士が嵌合するようになっている。また、コネクタ部28は、電気信号または光信号の伝送に対応した電極または光インタコネクションとしての構造を有している。さらに、連結部材29上のコネクタ部28は、それぞれが連結部材29内において電気的に結ぶ金属線または光学的に結ぶ光ファイバ等で接続されており、光ディスク装置1および薄型表示装置2間の信号の伝送は、コネクタ部28および連結部材29を介して行われる。
【0086】
なお、コネクタ部28は、光信号を伝送する場合は、光信号を受発光するための例えば半導体レーザおよびフォトダイオード等の発光手段および受光手段と、電気信号と光信号を相互に変換するための変換手段とをさらに備えている。
【0087】
また、連結部材29は、実施の形態2と同様に放熱性のよい部材で形成すれば、放熱部材としての機能を持つこともできる。
【0088】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図6に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるようにすることにより、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0089】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態2にて示した機構により行うことができる。
【0090】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面を連結部材21上に連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となるとともに、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0091】
〔実施の形態4〕
本発明の第四の実施の形態を図7に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1または2にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし3との相違点について主に説明するものとする。
【0092】
図7は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図7に示すように、上記実施の形態2にて光ディスク装置1および薄型表示装置2とを接続していたコネクタ部22を電気的または光学的に信号の伝送を行っていたものから電磁波を使用した無線により信号の伝送を行うコネクタ部30に代えた構造である。
【0093】
図7に示すように、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置は、光ディスク装置1、薄型表示装置2および連結部材21から構成されている。また、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、さらにコネクタ部30を備えている。
【0094】
コネクタ部30は、赤外線やミリ波等の電磁波を使用した無線により光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で所定の信号を相互に伝送するものである。コネクタ部30は、電磁波受信部と電磁波発信部が、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが隣接する面にそれぞれ備えられており、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが連結部材21を介して連結した際に、発信した電磁波を受信する位置に配されている。
【0095】
上記構成において、光ディスク装置1および薄型表示装置2は、図7に示すように、薄型表示装置2の表示パネル12の表示面と、光ディスク保持部3に挿入された光ディスク11のラベル印字面若しくはピット情報信号記録面とが同じ側に配されるように、連結部材21上に光ディスク装置1および薄型表示装置2の底面を連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に並べて連結された状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0096】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態2にて示した機構により行うことができる。
【0097】
以上のように、光ディスク装置1および薄型表示装置2の各底面と連結部材21とを連結することにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化させることが可能となるとともに、光ディスク装置1の奥行き寸法を薄型表示装置2の奥行き寸法と比較して同一寸法かそれ以下とすることが可能となる。これにより、記録媒体装置一体型表示装置を省スペースにて設置することができるようになる。
【0098】
なお、本実施の形態のように、装置間における信号の伝送を、電磁波を使用したものとした場合には、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを接触させた状態で配置せずに、電磁波を受発信することができる位置にそれぞれ接触させずに配置することもできる。これにより、分離型としても構成可能となるため、設置スペースの省スペース化を考慮して、設置個所および設置方法を選択することができる。
【0099】
〔実施の形態5〕
本発明の第五の実施の形態を図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1ないし4にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし4との相違点について主に説明するものとする。
【0100】
図8は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図8に示すように、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを連結させる連結部材31を、光ディスク装置1および薄型表示装置2とを連結させるとともに回転軸32の周りに互いに逆向きに所定角度(0°〜180°)だけ回転させることのできる構造のものとしている。
【0101】
連結部材31は、回転軸32と、この回転軸32の周りに互いに逆向きに回転する連結板33a、33bを有している。これにより、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを上記連結板33a、33bを介して回転軸32の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転させることができる。さらに、連結部材31は、実施の形態2と同様に放熱性のよい部材で形成すれば、放熱部材としての機能を持つこともできる。
【0102】
図8に示すように、連結部材31を介して光ディスク装置1および薄型表示装置2を連結することによって、光ディスク装置1が、薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に連結され、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを所望の角度だけ回転させた状態の記録媒体装置一体型表示装置となる。
【0103】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態1または2にて示した機構により行うことができる。なお、実施の形態2の機構により行う場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で信号を伝送するための手段は、電気的または光学的に信号を伝送するコネクタ部22であってもよく、電磁波を使用した無線により信号を伝送するコネクタ部30であってもよい。
【0104】
これにより、例えば長方形の部屋の4隅のいずれかに記録媒体装置一体型表示装置を設置する場合、設置個所の環境に応じて光ディスク装置1および薄型表示装置2を回転軸32の周りに所定角度だけ回転させて設置することが可能となり、省スペースにて設置することができる。さらに、光ディスク装置1と薄型表示装置2とが折り重なるように回転させた状態の記録媒体装置一体型表示装置は、固定された状態の記録媒体装置一体型表示装置と比べてよりコンパクトになり、収納しやすくなるとともに移動させやすくなる。
【0105】
なお、上記説明は、表示パネル12と光ディスク装置1とが回転軸32の周りに回転する例についてなされたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて表示パネル12とスピーカー13の間、および/または光ディスク装置1とスピーカー13との間にも同様の回転結部材を設けてもよい。
【0106】
〔実施の形態6〕
本発明の第六の実施の形態を図9および図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1ないし5にて示した部材と同じ機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態においては、上記実施の形態1ないし5との相違点について主に説明するものとする。
【0107】
図9および図10は、本発明にかかる記録媒体装置一体型表示装置を示す斜視図である。本実施の形態は、図9および図10に示すように、光ディスク装置1を複数設けた構造である。
【0108】
図9および図10に示すように、複数の光ディスク装置1は、薄型表示装置2の下面または左右のスピーカー13との間に設置されている。このように、光ディスク装置1の設置個所が、薄型表示装置2の奥行き寸法を妨げるものでない場合には、光ディスク装置1を薄型表示装置2の左右に隣接して設置する必要はなく、薄型表示装置2の上面または下面に隣接した個所に設置することもできる。
【0109】
すなわち、実施の形態1ないし5においては、光ディスク装置1を薄型表示装置2の表示パネル12に対して左側に設置した例を挙げたが、これに限定されることはなく、本実施の形態のように、薄型表示装置2の表示パネル12に対して上下側または右側に設置することもできる。
【0110】
また、上記の場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2とを一体化するための連結は、各装置に備えられた連結部材20aおよび20bによって連結されていてもよく、個別の部材による連結部材21、29、31を用いて各装置を連結してもよい。さらに、これらの連結部材20aおよび20b、21、29、31を組み合わせて連結してもよく、各装置を連結する連結部材20aおよび20b、21、29、31を複数使用して連結してもよい。
【0111】
また、本発明においては、上記金属線やコネクタ部22、28、30等の信号伝送手段を一つの連結部材に集約する必要はなく、複数に分割して構成してもよい。さらに、これらの設置個所は光ディスク装置1や薄型表示装置2の裏面側や横側面側、連結部材21、29の上面側に限定されることはなく、他の面に設置してもよい。
【0112】
また、光ディスク装置1および薄型表示装置2が所定の情報を記録再生または表示する機構は、上記実施の形態1または2にて示した機構により行うことができる。実施の形態2にて示した機構により行う場合、光ディスク装置1と薄型表示装置2との間で信号を伝送する手段は、電気的または光学的に信号を伝送するコネクタ部22、28と、電磁波を使用した無線により信号を伝送するコネクタ部30のいずれであってもよい。
【0113】
また、複数の光ディスク装置1は、複数の光ディスク11の規格に対応するために、例えばCD−ROM、DVD−ROM、CD−R/RW、DVD−R/−RW/+RW/−RAM、青色半導体レーザを使用した光ディスク装置等を組み合わせた構成としてもよい。
【0114】
以上のように、光ディスク装置1を、薄型表示装置2と並べて連結し、薄型表示装置2の表示パネル12に対して上下左右の何れかの方向に隣接して一体化させた記録媒体装置一体型表示装置とすることが可能となり、設置個所の環境に応じて省スペースにて設置することができるようになる。
【0115】
また、実施の形態1ないし6における光ディスク装置1は、光ディスクを1枚収納することができる光ディスク装置1に限定されることなく、例えば、複数の光ディスク11をマガジンに収納し、複数の光ディスク11の中から1枚の光ディスクの記録再生を行うマガジン式の光ディスク装置であってもよく、ビデオテープ等の磁気テープの記録再生を行うビデオデッキ等の磁気テープデッキや磁気ディスクの記録再生を行うハードディスクデッキであってもよく、さらにはこれらを内蔵した光ディスク装置であってもよい。
【0116】
上記実施の形態2から4における記録媒体装置一体型表示装置は、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの光ディスク装置1、及び薄型表示装置2と、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2の各底面において連結して一体化する連結部材21、29とを備えた構成である。
【0117】
上記の構成によれば、少なくとも一つの光ディスク装置1と、薄型表示装置2とが、連結部材21、29によって各装置の底面において互いに連結され一体化される。
【0118】
これにより、装置間の連結の確実性、及び連結の耐久性を確保するために、連結部材21、29の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材21、29側に形成することが可能となる。この場合、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2に負担がかかることを確実に回避できる。
【0119】
しかも、上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2における上記連結部材21、29との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材21、29は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材21、29上に上記光ディスク装置1及び上記薄型表示装置2を設置するので、連結操作が容易に行える。
【0120】
【発明の効果】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化する複数の連結部材とを備えた構成である。
【0121】
上記の構成によれば、少なくとも一つの記録媒体装置と、表示装置とは、それぞれ別個の筐体で構成されているので、各装置で発生した熱が他の装置に対して影響を及ぼすことを回避できる。
【0122】
また、複数の連結部材によって、多様な各個人の好みに合ったレイアウトを実現することが可能となり、一体型表示装置の付加価値を著しく高めることが可能となる。
【0123】
さらに、記録媒体装置と表示装置とのレイアウトを適切に選択すれば、本一体型装置の奥行きを小さくすることができ、省スペースに一体型表示装置を設置することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0124】
本発明の記録媒体装置一体型表示装置は、以上のように、それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、上記記録媒体装置及び上記表示装置の各底面において連結して一体化する連結部材とを備えた構成である。
【0125】
上記の構成によれば、連結部材の連結機構の重量が増大した場合や、上記連結機構の構造が複雑化した場合でも、重量の増加や連結機構の複雑化の要因となるものを連結部材側に形成することが可能となる。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置に負担がかかることを確実に回避できる。
【0126】
しかも、上記記録媒体装置及び上記表示装置における上記連結部材との連結機構が各底面において設けられるので、各装置の美観を損なうことを未然に回避できる。更に、上記連結部材は、それ自体、設置台としての機能も果たすことができる。加えて、上記連結部材上に上記記録媒体装置及び上記表示装置を設置するので、連結操作が容易に行えるという効果を併せて奏する。
【0127】
上記連結部材は、連結後の奥行きが上記表示装置の奥行き以下となるように、上記記録媒体表示装置と上記表示装置とを連結して一体化することが好ましい。
【0128】
この場合、本一体型表示装置の設置面積は、表示装置の単独設置の場合より大きくなることはない。それゆえ、よりコンパクトに省スペースに一体型表示装置を設置することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0129】
上記連結部材は、放熱部材からなることが好ましい。この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置で発生したそれぞれの熱が上記連結部材を介して放熱されるので、上記記録媒体装置及び上記表示装置がそれぞれ個別の筐体で構成されただけの場合よりも放熱効果が向上するという効果を併せて奏する。
【0130】
上記連結部材は、連結装置間で情報信号の伝送を行うコネクタ部を有することが好ましい。この場合、上記連結部材は、装置間の連結機能に加えて、連結装置間での情報信号の伝送を行う機能を備えることになるので、従来必要であった装置間の配線を大幅に削減することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0131】
上記連結部材は、少なくとも上記記録媒体装置と上記表示装置とが回転軸の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転可能であるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結することが好ましい。
【0132】
この場合、上記記録媒体装置及び上記表示装置の回転角度をそれぞれ所望の角度に設定することによって、さまざまな設置環境に対応できる。このように上記記録媒体装置と上記表示装置とを設置環境に合わせて所定の角度で設置することによって、固定の場合には設置できないスペースにも設置可能となり、より省スペース化を図ることが可能となるという効果を併せて奏する。たとえば、上記記録媒体装置と上記表示装置とが折り重なるように角度を回転させると、固定の場合と比べてコンパクトになり、収納しやすくなると共に移動させやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態における光ディスク装置の側面図である。
【図3】図1に示す記録媒体装置一体型表示装置における情報信号の入出力を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図5】図4に示す記録媒体装置一体型表示装置における情報信号の入出力を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態における記録媒体装置一体型表示装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置(記録媒体装置)
2 薄型表示装置(表示装置)
20a、20b、21、28、31 連結部材
22、28、30 コネクタ部
32 回転軸
Claims (6)
- それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、
上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化する複数の連結部材とを備えた記録媒体装置一体型表示装置。 - それぞれ個別の筐体で構成されている、少なくとも一つの記録媒体装置、及び表示装置と、
上記記録媒体装置及び上記表示装置の各底面において連結して一体化する連結部材とを備えた記録媒体装置一体型表示装置。 - 上記連結部材は、連結後の奥行きが上記表示装置の奥行き以下となるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結して一体化することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体装置一体型表示装置。
- 上記連結部材は、放熱部材からなることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体装置一体型表示装置。
- 上記連結部材は、連結装置間で情報信号伝送を行うコネクタ部を有することを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の記録媒体装置一体型表示装置。
- 上記連結部材は、少なくとも上記記録媒体装置と上記表示装置とが回転軸の周りに互いに逆向きに所定角度だけ回転可能であるように、上記記録媒体装置と上記表示装置とを連結することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体装置一体型表示装置。
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2002
- 2002-08-09 JP JP2002233196A patent/JP2004071125A/ja not_active Withdrawn
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