JP2004070766A - 車両到着時刻通知システム - Google Patents

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Takaaki Habara
羽原 貴明
Norikazu Yamagishi
山岸 令和
Mutsuharu Takesada
武貞 睦治
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Abstract

【課題】特に、定期的に一定の路線を走行する路線バスの到着予定時刻を通知するのに最適な車両到着時刻通知システムの提供。
【解決手段】車両到着時刻通知システムSは、路線バス1と携帯通信端末2とバス運行管理センタ3とバス停留所BS1〜BSnと携帯電話機4とを具備する。バス運行管理センタ3のパソコン30が携帯通信端末2から送出された路線バス1の現在位置情報とバスID情報を受信し、路線バス1の現在位置からバス停留所BS1〜BSnまでの路線バス1の到着予定時刻を算出し、算出した路線バス1の到着予定時刻を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する。利用者Pの所持する携帯電話機4が路線バス1の到着予定時刻を表示部40に表示させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、定期的に一定の路線を走行して予め決められた運賃で乗客を輸送する路線バスの到着予定時刻を通知するのに最適な車両到着時刻通知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衛星航法システムの一種であるGPS(Global Positioning System;全地球的測位システム)は、高度約20000kmを移動する原子時計を搭載した24個のGPS人工衛星を利用して、その内の4個のGPS人工衛星から発信される軌道情報を受信することにより、観測点の3次元の位置及び速度を測定できるシステムであり、自動車などのナビゲーションとして利用されている。
【0003】
定期的に一定の路線を走行する路線バスの運行は、道路の交通状況によって大きく左右され、特に、車両の交通量の多い都市部においては、バス専用通行車線やバス優先通行車線があるにもかかわらず、バス専用通行車線やバス優先通行車線に違法駐車をするものも多く、交通渋滞を招く原因にもなっており、これに加えて道路工事や交通事故などによる交通規制が重り、終日慢性的に交通渋滞している場合も多い。
【0004】
このため、定期的に運行している路線バスも道路の交通渋滞に大きく左右され、路線バスがバス運行時刻表どおりにバス停留所に到着することが困難で、路線バスのバス停留所への到着時刻が所定のバス運行時刻よりも大幅に遅れることもよくある。
【0005】
近年、路線バスとその最寄りのバス停留所との間の微弱な電波による至近距離無線交信により、路線バスの現在位置を検出して、バス停留所に、その路線バスが到着する予測時刻等を行き先別にバス停留所の表示装置に表示するバス停連動システムが提案されている。
【0006】
従来、走行している現在の位置情報と、バス路線を特定するバス路線ID番号や自車を特定するバスID番号等のID情報とを含んだバス位置情報を送信する路線バスと、バージョン番号を含んだバス路線情報と、以前に作成したバージョン番号を含んだバス運行情報を保有し、路線バスから送信されたバス位置情報に基づき、バージョン番号を更新したバス運行情報を作成し、保有しているバス路線情報や作成したバス運行情報を送信する管理センタと、管理センタから送信されたバス路線情報やバス運行情報をデータ放送フォーマットに変換し、本放送とデータ放送を多重して配信する放送局と、放送局から配信された本放送とデータ放送を受信して多重分離し、分離されたバス路線情報、バス運行情報と、外部より指定された利用する停留所に基づき、利用する停留所と路線バスの走行位置を、分離された本放送に重ねて表示する受信機とを備えたバス運行状況確認システムが特開2001−283385号公報に開示されている。
【0007】
また、路線バス搭載のGPS装置によりGPS衛星からの航法電波を受信してこのバスの現在位置を検出するGPSシステムと、路線バス搭載の無線機と最寄りのバス停留所設置の無線機とにより交信してこのバスの現在位置を検出するバス停連動システムと、路線バス搭載のセンサーにより道路に埋設された情報マーカーを検出してこのバスの現在位置を検出する情報マーカーシステムと、各システムの2種以上のシステムの併用により路線バスの現在位置を検出して最寄りのバス停留所の表示装置に表示させるバス位置検出表示手段とを具備した路線バス運行管理システムが特開2001−101588号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開2001−283385号公報に開示されたバス運行状況確認システムは、大勢の利用者が確実に、しかも安価にバス運行情報を入手できるようにしたものであり、運転手が路線バスに搭載したGPSを携帯して持ち運ぶことができないものであった。
【0009】
また、特開2001−101588号公報に開示された路線バス運行管理システムは、GPSシステム、バス停連動システム、情報マーカーシステムのいずれか2種以上のシステムの併用によりバス位置を検出し、これらのシステムのうちの1つのシステムによるバス位置検出精度よりもバス位置検出精度の向上を図ることができるようにしたものであり、運転手が路線バスに搭載したGPS装置を携帯して持ち運ぶことができないものであった。
【0010】
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、運行ルートに沿って走行する路線バスの現在位置情報を自動的に取得し、路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を任意の契機にバス運行管理センタのパソコンに自動的に通知し、路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を路線バスに搭載した携帯通信端末から自動的に入手し、路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンにより自動的に計算して求め、路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に迅速に通知し、算出した路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に確実に伝送し、利用者がバス停留所における実際のバス到着時刻を携帯電話機でバス運行管理センタのパソコンに問い合わせるに際し、入力されたバス停留所のバス停IDをバス運行管理センタのパソコンに確実に伝送し、算出した路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから自動的に入手し、利用者が携帯電話機の表示部に表示された路線バスの到着予定時刻を目視で確認することが可能な車両到着時刻通知システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両到着時刻通知システムは、路線を運行し、自車を特定するバスIDを設定された路線バスと、路線バスに搭載された携帯通信端末と、路線バスの運行を管理するバス運行管理センタと、路線バスのバス運行ルートに沿った所定位置の路側上に設置され、バス停IDを設定された複数のバス停留所と、バス運行管理センタのパソコンと通信可能な利用者の所持する携帯電話機とを具備し、路線バスに搭載された携帯通信端末とバス運行管理センタのパソコンとを通信回線を介して各種の情報を送受信するように接続し、バス運行管理センタのパソコンと利用者の所持する携帯電話機とを通信回線を介して各種の情報を送受信するように接続し、利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタのパソコンへのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせに対して、バス停留所に到着する路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから利用者の所持する携帯電話機に通知する車両到着時刻通知システムであって、路線バスに搭載した携帯通信端末が、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に受信して自車の現在位置を検出する機能と、検出した自車の現在位置情報と自車のバスID情報を任意の契機にバス運行管理センタのパソコンに送出する機能とを備え、バス運行管理センタのパソコンが、路線バスに搭載した携帯通信端末から送出された路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を受信する機能と、路線バスの現在位置から進行先の各バス停留所までの路線バスの到着予定時刻を算出する機能と、バス到着時刻の問い合わせに対する路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機へ応答する機能と、算出した路線バスの到着予定時刻をバス到着時刻の問い合わせに対して利用者の所持する携帯電話機に送出する機能とを備え、利用者の所持する携帯電話機が、バス停留所における実際のバス到着時刻をバス運行管理センタのパソコンに問い合わせる機能と、乗車するバス停留所に予め設定されたバス停IDを入力してバス運行管理センタのパソコンに送出する機能と、バス運行管理センタのパソコンから送出された算出した路線バスの到着予定時刻を受信する機能と、受信した路線バスの到着予定時刻を表示部に表示する機能とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0012】
本発明の車両到着時刻通知システムは、路線バスに搭載した携帯通信端末が、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に捕捉するGPSアンテナと、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に受信するGPS受信機とを有し、自車の現在位置情報を複数個のGPS人工衛星からの測距電波を同時にGPSアンテナを介してGPS受信機により受信して取得する機能を備えている。
【0013】
本発明の車両到着時刻通知システムは、バス運行管理センタのパソコンが、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、利用者の所持する携帯電話機から送出されたバス停留所を特定するバス停IDを受信する機能と、受信したバス停IDから利用者の乗車しようとするバス停留所の設置位置情報を取得する機能と、路線バスの現在位置情報と取得したバス停留所の設置位置情報から路線バスの到着予定時刻を算出する機能と、算出した路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に送出するメッセージを作成する機能とを備えている。
【0014】
本発明の車両到着時刻通知システムは、バス運行管理センタのパソコンが、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、算出した路線バスの到着予定時刻を音声情報若しくは文字情報で利用者の所持する携帯電話機に送出する機能を備えている。
【0015】
本発明の車両到着時刻通知システムは、利用者の所持する携帯電話機が、バス停留所における実際のバス到着時刻を音声でバス運行管理センタに問い合わせる機能を備えている。
【0016】
本発明の車両到着時刻通知システムは、利用者の所持する携帯電話機が、バス停留所における実際のバス到着時刻をインターネットでバス運行管理センタのパソコンに問い合わせる機能を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムを示す構成図である。
本発明の車両到着時刻通知システムSは、定期的に一定の路線を運行し、自車を特定するバスIDを設定された路線バス1と、路線バス1に搭載された携帯通信端末2と、路線バス1の運行を管理するバス運行管理センタ3と、路線バス1のバス運行ルートに沿った所定位置の路側上に設置され、バス停IDを設定された複数のバス停留所BS1,BS2,…BSnと、バス運行管理センタ3のパソコン(PC)30と通信可能な利用者Pの所持する携帯電話機4とを具備している。
【0018】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、路線バス1に搭載された携帯通信端末2とバス運行管理センタ3のパソコン30とが通信回線5を介して各種の情報を送受信するように接続され、バス運行管理センタ3のパソコン30と利用者Pの所持する携帯電話機4とが通信回線6を介して各種の情報を送受信するように接続され、利用者Pの所持する携帯電話機4からバス運行管理センタ3のパソコン30へのバス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻の問い合わせに対して、バス停留所BS1,BS2,…BSnに到着する路線バス1の到着予定時刻をバス運行管理センタ3のパソコン30から利用者Pの所持する携帯電話機4に通知するものである。
【0019】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、路線バス1に搭載した携帯通信端末2が、4個のGPS人工衛星AS1,AS2,AS3,AS4から送信される測距電波を同時に受信して自車の現在位置を検出する機能と、検出した自車の現在位置情報と自車のバスID情報を任意の契機にバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する機能とを備えている。
【0020】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、バス運行管理センタ3のパソコン30が、路線バス1に搭載した携帯通信端末2から送出された路線バス1の現在位置情報と路線バス1のバスID情報を受信する機能と、路線バス1の現在位置から進行先の各バス停留所BS1,BS2,…BSnまでの路線バス1の到着予定時刻を算出する機能と、バス到着時刻の問い合わせに対する路線バス1の到着予定時刻を利用者Pの所持する携帯電話機4へ応答する機能と、算出した路線バス1の到着予定時刻をバス到着時刻の問い合わせに対して利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する機能とを備えている。
【0021】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、利用者Pの所持する携帯電話機4が、バス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻をバス運行管理センタ3のパソコン30に問い合わせる機能と、乗車するバス停留所BS1,BS2,…BSnに予め設定されたバス停IDを入力してバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する機能と、バス運行管理センタ3のパソコン30から送出された算出した路線バス1の到着予定時刻を受信する機能と、受信した路線バス1の到着予定時刻を表示部40に表示する機能とを備えている。
【0022】
バス運行管理センタ3は、パソコン30と、パソコン30に接続されたサーバ31と、サーバ31に接続されたデータベース(DB)32とを有している。
バス運行管理センタ3のサーバ31は、データベース32に登録された路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報,路線バス1の現在位置情報を管理し、利用者Pからの要求に応じて各種サービスの提供を行うものである。
【0023】
図2は本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムの路線バスに搭載した携帯通信端末を示す構成図である。
車両到着時刻通知システムSの路線バス1に搭載した携帯通信端末2は、図2に示すように、4個のGPS人工衛星AS1,AS2,AS3,AS4から送信される測距電波を同時に受信するGPS受信機20Aと、自車の現在位置情報を検出する位置情報検出部20Bと、自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報をバス運行管理センタ3のパソコン30に送出するための任意の契機を制御する送出契機制御部20Cと、路線バス1のドアの開閉を検出するドア開閉検出部20Dと、路線バス1の発車または停車を検出するスタート/ストップ検出部20Eと、設定した時間間隔を計るタイマ20Fと、路線バス1に設けられた通報スイッチ(図示せず)の押下を検出する通報スイッチ検出部20Gと、路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報,各種のバス運行情報,送出契機情報を格納する格納部20Hと、各種の情報の送受信を制御する通信制御部20Iとを有している。
【0024】
携帯通信端末2には、GPS受信機20AにGPSアンテナ21が接続されると共に、通信制御部20Iにアンテナ22が接続されている。
【0025】
携帯通信端末2の通信制御部20Iには、GPS受信機20A、位置情報検出部20B、送出契機制御部20C、格納部20Hがそれぞれ接続され、送出契機制御部20Cにはドア開閉検出部20D、スタート/ストップ検出部20E、タイマ20F、通報スイッチ検出部20Gがそれぞれ接続されている。
【0026】
図3は本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムのバス停留所を拡大して示す説明図である。
バス停留所BS1,BS2,…BSnには、バス停ID,路線バス1のバス到着時刻を問い合わせるためのバス運行管理センタ3の問い合わせ先の電話番号,バス運行管理センタ3のパソコン30のホームページアドレス,路線バス1の運行時刻表などが表記されている。
【0027】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、路線バス1に搭載した携帯通信端末2が、4個のGPS人工衛星AS1,AS2,AS3,AS4から送信される測距電波を同時に捕捉するGPSアンテナ21と、4個のGPS人工衛星AS1,AS2,AS3,AS4から送信される測距電波を同時に受信するGPS受信機20Aとを有し、自車の現在位置情報を4個のGPS人工衛星AS1,AS2,AS3,AS4からの測距電波を同時にGPSアンテナ21を介してGPS受信機20Aにより受信して取得する機能を備えている。
【0028】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、バス運行管理センタ3のパソコン30が、利用者Pの所持する携帯電話機4からのバス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、利用者Pの所持する携帯電話機4から送出されたバス停留所BS1,BS2,…BSnを特定するバス停IDを受信する機能と、受信したバス停IDから利用者Pの乗車しようとするバス停留所BS1,BS2,…BSnの設置位置情報を取得する機能と、路線バス1の現在位置情報と取得したバス停留所BS1,BS2,…BSnの設置位置情報から路線バス1の到着予定時刻を算出する機能と、算出した路線バス1の到着予定時刻を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出するメッセージを作成する機能とを備えている。
【0029】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、バス運行管理センタ3のパソコン30が、利用者Pの所持する携帯電話機4からのバス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、算出した路線バス1の到着予定時刻を音声情報若しくは文字情報で利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する機能を備えている。
【0030】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、利用者Pの所持する携帯電話機4が、バス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻を音声でバス運行管理センタ3に問い合わせる機能を備えている。
【0031】
本発明の車両到着時刻通知システムSは、利用者Pの所持する携帯電話機4が、バス停留所BS1,BS2,…BSnにおける実際のバス到着時刻をインターネットでバス運行管理センタ3のパソコン30に問い合わせる機能を備えている。
【0032】
図4は本発明の車両到着時刻通知システムにおける路線バスのバスID情報を基にバス運行管理センタのパソコンから路線バスに搭載した携帯通信端末に送出される各種のバス運行情報のデータ構造を示す説明図である。
路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通信制御部20Iから通信回線6を経由してバス運行管理センタ3のパソコン30に自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を送出すると、バス運行管理センタ3のパソコン30が路線バス1のバスID情報を基に各種のバス運行情報を通信回線6を経由して路線バス1に搭載した携帯通信端末2に送出する。
【0033】
バス運行管理センタ3のパソコン30から送出される各種のバス運行情報は、図4に示すように、運行ルート名,運行時刻表,バス停留所毎の運賃表示,案内放送,バス行き先表示,乗車数集計,運賃集計(売上げ)等の情報を有している。
【0034】
図5は本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタへの路線バスの運行に必要な各種の初期設定情報の初期設定時の処理フロー図である。
ステップS100でスタートした処理は、バス運行管理センタ3への路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報の初期設定時に、まず、ステップS101でバス運行管理センタ3のパソコン30に路線バス1のバス運行ルートと路線バス1のバス運行時刻と各バス停留所BS1,BS2,…BSn毎に対応したバス停留所番号を設定し、次いで、ステップS102でバス運行管理センタ3のパソコン30が設定したバス運行ルート情報とバス運行時刻とバス停留所番号をデータベース32に登録する。
【0035】
次いで、ステップS103でバス運行管理センタ3のパソコン30にバス運行ルートに対する各バス停留所BS1,BS2,…BSn毎に対応したバス停IDとバス停留所BS1,BS2,…BSnのバス停設置位置を設定し、次いで、ステップS104でバス運行管理センタ3のパソコン30が設定したバス停ID情報とバス停設置位置情報をデータベース32に登録する。
【0036】
次いで、ステップS105でバス運行管理センタ3のパソコン30にバス運行ルート,バス運行時刻に対応して路線バス1のバスIDと路線バス1の各種のバス運行情報を設定し、次いで、ステップS106でバス運行管理センタ3のパソコン30が設定したバスID情報と各種のバス運行情報をデータベース32に登録する。
【0037】
次いで、ステップS107でバス運行管理センタ3のパソコン30に路線バス1に搭載した携帯通信端末2からの自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を送出する任意の契機を設定し、次いで、ステップS108でバス運行管理センタ3のパソコン30が設定した送出契機情報をデータベース32に登録する。
【0038】
次いで、ステップS109でバス運行管理センタ3のパソコン30が路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報を通信回線6を経由して路線バス1に搭載した携帯通信端末2に送出し、次いで、ステップS110でバス運行管理センタ3のパソコン30が各種のバス運行情報を通信回線6を経由して路線バス1に搭載した携帯通信端末2に送出し、次いで、ステップS111でバス運行管理センタ3のパソコン30が送出契機情報を通信回線6を経由して路線バス1に搭載した携帯通信端末2に送出する。
【0039】
図6は本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタから送出された路線バスの運行に必要な各種の初期設定情報,各種のバス運行情報,送出契機情報の路線バスに搭載した携帯通信端末の格納部への格納時の処理フロー図である。
ステップS200でスタートした処理は、バス運行管理センタ3から送出された路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報,各種のバス運行情報,送出契機情報の路線バス1に搭載した携帯通信端末2の格納部20Hへの格納時に、まず、ステップS201で路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通信制御部20Iがアンテナ22を介してバス運行管理センタ3のパソコン30から送出された路線バス1の運行に必要な各種の初期設定情報を受信し、次いで、ステップS202で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が受信した各種の初期設定情報を格納部20Hに格納する。
【0040】
次いで、ステップS203で路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通信制御部20Iがアンテナ22を介してバス運行管理センタ3のパソコン30から送出された各種のバス運行情報を受信し、次いで、ステップS204で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が受信した各種のバス運行情報を格納部20Hに格納する。
【0041】
次いで、ステップS205で路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通信制御部20Iがアンテナ22を介してバス運行管理センタ3のパソコン30から送出された送出契機情報を受信し、次いで、ステップS206で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が受信した送出契機情報を格納部20Hに格納する。
【0042】
次いで、ステップS207で路線バス1に搭載した携帯通信端末2にバス運行管理センタ3の通信先アドレスを設定する。
【0043】
図7は本発明の車両到着時刻通知システムにおける路線バスのバス運行ルートに対する走行時の処理フロー図である。
ステップS300でスタートした処理は、路線バス1のバス運行ルートに対する走行時に、まず、ステップS301で自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報をバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する任意の契機であるか否かを判断する。
【0044】
ステップS301において、自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報をバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する任意の契機である場合は、ステップS302で路線バス1に搭載した携帯通信端末2のドア開閉検出部20Dが路線バス1のドアの開閉を検出したか否かを判断する。
【0045】
ステップS302において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のドア開閉検出部20Dが路線バス1のドアの開閉を検出した場合は、ステップS303で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を通信制御部20Iから通信回線6を経由してバス運行管理センタ3のパソコン30に送出し、次いで、ステップS304で路線バス1の運行が終了したか否かを判断する。
【0046】
ステップS302において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のドア開閉検出部20Dが路線バス1のドアの開閉を検出していない場合は、ステップS305で路線バス1に搭載した携帯通信端末2のスタート/ストップ検出部20Eが路線バス1の発車または停車を検出したか否かを判断する。
【0047】
ステップS305において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のスタート/ストップ検出部20Eが路線バス1の発車または停車を検出した場合は、ステップS303で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を通信制御部20Iから通信回線6を経由してバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する。
【0048】
ステップS305において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のスタート/ストップ検出部20Eが路線バス1の発車または停車を検出していない場合は、ステップS306で路線バス1に搭載した携帯通信端末2のタイマ20Fが任意に設定した時間間隔の経過を検出したか否かを判断する。
【0049】
ステップS306において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のタイマ20Fが任意に設定した時間間隔の経過を検出した場合は、ステップS303で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を通信制御部20Iから通信回線6を経由してバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する。
【0050】
ステップS306において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2のタイマ20Fが任意に設定した時間間隔の経過を検出していない場合は、ステップS307で路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通報スイッチ検出部20Gが通報スイッチの押下を検出したか否かを判断する。
【0051】
ステップS307において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通報スイッチ検出部20Gが通報スイッチの押下を検出した場合は、ステップS303で路線バス1に搭載した携帯通信端末2が自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報を通信制御部20Iから通信回線6を経由してバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する。
【0052】
ステップS307において、路線バス1に搭載した携帯通信端末2の通報スイッチ検出部20Gが通報スイッチの押下を検出していない場合は、ステップS304で路線バス1の運行が終了したか否かを判断する。
【0053】
ステップS304において、路線バス1の運行が終了していない場合は、ステップS301に復帰し、ステップS301で自車の現在位置情報と自車を特定するバスID情報をバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する任意の契機であるか否かを判断する。
【0054】
図8は本発明の車両到着時刻通知システムにおける利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタへの路線バスの実際のバス到着時刻の音声による問い合わせ時の処理フロー図である。
ステップS400でスタートした処理は、利用者Pの所持する携帯電話機4からバス運行管理センタ3への路線バス1の実際のバス到着時刻の音声による問い合わせ時に、まず、ステップS401で利用者Pが携帯電話機4にバス運行管理センタ3の問い合わせ先の電話番号を入力し、次いで、ステップS402で利用者Pの所持する携帯電話機4からバス運行管理センタ3に電話をかけて路線バス1の実際のバス到着時刻を音声で問い合わせる。
【0055】
次いで、ステップS403でバス運行管理センタ3のパソコン30がバス停留所BS1,BS2,…BSnを特定するバス停IDの入力要求を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出し、次いで、ステップS404で利用者Pがバス運行管理センタ3のパソコン30からのバス停IDの入力要求に応じて携帯電話機4に乗車するバス停留所BS1,BS2,…BSnのバス停IDを入力し、次いで、ステップS405で利用者Pの所持する携帯電話機4が乗車するバス停留所BS1,BS2,…BSnのバス停IDをバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する。
【0056】
次いで、ステップS406でバス運行管理センタ3のパソコン30が路線バス1の現在位置から進行先の各バス停留所BS1,BS2,…BSnまでの路線バス1の到着予定時刻を算出し、次いで、ステップS407でバス運行管理センタ3のパソコン30が算出した路線バス1の到着予定時刻をバス到着時刻の問い合わせに対して利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する。
【0057】
次いで、ステップS408で利用者Pの所持する携帯電話機4がバス運行管理センタ3のパソコン30から送出された算出した路線バス1の到着予定時刻を受信し、次いで、ステップS409で利用者Pの所持する携帯電話機4が受信した路線バス1の到着予定時刻を表示部40に表示する。
【0058】
図9は本発明の車両到着時刻通知システムにおける利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタのパソコンへの路線バスの実際のバス到着時刻のインターネットによる問い合わせ時の処理フロー図である。
ステップS500でスタートした処理は、利用者Pの所持する携帯電話機4からバス運行管理センタ3のパソコン30への路線バス1の実際のバス到着時刻のインターネットによる問い合わせ時に、まず、ステップS501で利用者Pが携帯電話機4にバス運行管理センタ3のパソコン30のホームページアドレスを入力し、次いで、ステップS502で利用者Pの所持する携帯電話機4からバス運行管理センタ3のパソコン30にアクセスして路線バス1の実際のバス到着時刻をインターネットで問い合わせる。
【0059】
次いで、ステップS503でバス運行管理センタ3のパソコン30がバス停留所BS1,BS2,…BSnを特定するバス停IDの入力要求を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出し、次いで、ステップS504で利用者Pがバス運行管理センタ3のパソコン30からのバス停IDの入力要求に応じて携帯電話機4に乗車するバス停留所BS1,BS2,…BSnのバス停IDを入力し、次いで、ステップS505で利用者Pの所持する携帯電話機4が乗車するバス停留所BS1,BS2,…BSnのバス停IDをバス運行管理センタ3のパソコン30に送出する。
【0060】
次いで、ステップS506でバス運行管理センタ3のパソコン30が路線バス1の現在位置から進行先の各バス停留所BS1,BS2,…BSnまでの路線バス1の到着予定時刻を算出し、次いで、ステップS507でバス運行管理センタ3のパソコン30が算出した路線バス1の到着予定時刻をバス到着時刻の問い合わせに対して利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する。
【0061】
次いで、ステップS508で利用者Pの所持する携帯電話機4がバス運行管理センタ3のパソコン30から送出された算出した路線バス1の到着予定時刻を受信し、次いで、ステップS509で利用者Pの所持する携帯電話機4が受信した路線バス1の到着予定時刻を表示部40に表示する。
【0062】
図10は本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタのパソコンから利用者の所持する携帯電話機への路線バスの到着予定時刻の応答時の処理フロー図である。
ステップS600でスタートした処理は、バス運行管理センタ3のパソコン30から利用者Pの所持する携帯電話機4への路線バス1の到着予定時刻の応答時に、まず、ステップS601でバス運行管理センタ3のパソコン30が路線バス1に搭載した携帯通信端末2から送出された路線バス1の現在位置情報と路線バス1のバスID情報を受信し、次いで、ステップS602でバス運行管理センタ3のパソコン30が受信した路線バス1の現在位置情報と路線バス1のバスID情報をデータベース32に登録する。
【0063】
次いで、ステップS603でバス運行管理センタ3のパソコン30が利用者Pの所持する携帯電話機4からの路線バス1の実際のバス到着時刻の問い合わせに対して、乗車しようとするバス停留所BS1,BS2,…BSnを特定するバス停IDの入力要求を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出し、次いで、ステップS604でバス運行管理センタ3のパソコン30が利用者Pの所持する携帯電話機4から送出されたバス停留所BS1,BS2,…BSnを特定するバス停IDを受信し、次いで、ステップS605でバス運行管理センタ3のパソコン30が受信したバス停IDから利用者Pの乗車しようとするバス停留所BS1,BS2,…BSnの設置位置情報を取得する。
【0064】
次いで、ステップS606でバス運行管理センタ3のパソコン30が受信したバス停IDからバス運行ルート上を走行する最も近くの路線バス1のバスIDを特定し、次いで、ステップS607でバス運行管理センタ3のパソコン30が既に取得した路線バス1の現在位置情報をデータベース32から読み出し、次いで、ステップS608でバス運行管理センタ3のパソコン30が読み出した路線バス1の現在位置情報と取得したバス停留所BS1,BS2,…BSnの設置位置情報から路線バス1の到着予定時刻を算出し、次いで、ステップS609でバス運行管理センタ3のパソコン30が算出した路線バス1の到着予定時刻を利用者Pの所持する携帯電話機4に送出するメッセージを作成し、次いで、ステップS610でバス運行管理センタ3のパソコン30が作成したメッセージの音声出力であるか否かを判断する。
【0065】
ステップS610において、作成したメッセージの音声出力である場合は、ステップS611でバス運行管理センタ3のパソコン30が音声メッセージを利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する。
【0066】
ステップS610において、作成したメッセージの音声出力でない場合は、ステップS612でバス運行管理センタ3のパソコン30が文字メッセージを利用者Pの所持する携帯電話機4に送出する。
【0067】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の車両到着時刻通知システムによれば、携帯通信端末を路線バスに搭載するのみで、路線バスに搭載した携帯通信端末が複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に受信して自車の現在位置を検出するので、運行ルートに沿って走行する路線バスの現在位置情報を自動的に取得することができ、路線バスに搭載した携帯通信端末が検出した自車の現在位置情報と自車のバスID情報を任意の契機にバス運行管理センタのパソコンに送出するので、路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を任意の契機に路線バスに搭載した携帯通信端末から通信回線を経由してバス運行管理センタのパソコンに自動的に通知することができる。
【0068】
また、バス運行管理センタのパソコンが路線バスに搭載した携帯通信端末から送出された路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を受信するので、路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を路線バスに搭載した携帯通信端末から自動的に入手することができ、バス運行管理センタのパソコンが路線バスの現在位置から進行先の各バス停留所までの路線バスの到着予定時刻を算出するので、路線バスの現在位置から進行先の各バス停留所までの路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンにより自動的に計算して求めることができ、バス運行管理センタのパソコンがバス到着時刻の問い合わせに対する路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機へ応答するので、バス到着時刻の問い合わせに対して路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから通信回線を経由して利用者の所持する携帯電話機に迅速に通知することができ、バス運行管理センタのパソコンが算出した路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に送出するので、算出した路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから通信回線を経由して利用者の所持する携帯電話機に確実に伝送することができ、バス運行管理センタが路線バスの運行状況や路線バスの現在位置を把握し、運行ルートに沿って走行する路線バスの運行位置をバス運行管理センタにより管理することができ、路線バスの運転手が携帯通信端末を自由に携帯して持ち運べるので、携帯通信端末を運行中以外の全ての路線バスに常時搭載させておく必要がなく、経費の削減を図ることができる。
【0069】
さらに、利用者がバス停留所における実際のバス到着時刻を携帯電話機でバス運行管理センタのパソコンに問い合わせるに際し、利用者の所持する携帯電話機に乗車するバス停留所に予め設定されたバス停IDを入力するのみで、利用者の所持する携帯電話機が入力されたバス停留所のバス停IDをバス運行管理センタのパソコンに送出するので、入力されたバス停留所のバス停IDを利用者の所持する携帯電話機から通信回線を経由してバス運行管理センタのパソコンに確実に伝送することができ、利用者の所持する携帯電話機がバス運行管理センタのパソコンから送出された算出した路線バスの到着予定時刻を受信するので、算出した路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから自動的に入手することができ、利用者の所持する携帯電話機が受信した路線バスの到着予定時刻を表示部に表示させるので、利用者が携帯電話機の表示部に表示された路線バスの到着予定時刻を目視で確認することができ、路線バスの到着時刻が交通渋滞により遅れた場合でも、路線バスがバス停留所に到着するまでの待ち時間が分かるので、利用者がバス停留所で路線バスの到着を苛々を感じることなく待つことができる。
【0070】
本発明の車両到着時刻通知システムによれば、路線バスに搭載した携帯通信端末が自車の現在位置情報を複数個のGPS人工衛星からの測距電波を同時にGPSアンテナを介してGPS受信機により受信して取得するので、バス運行ルートに沿って走行中の路線バスの現在位置情報を自動的に入手することができる。
【0071】
本発明の車両到着時刻通知システムによれば、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、バス運行管理センタのパソコンが利用者の所持する携帯電話機から送出されたバス停留所を特定するバス停IDを受信するので、バス停留所のバス停IDを利用者の所持する携帯電話機から自動的に入手することができ、バス運行管理センタのパソコンが受信したバス停IDから利用者の乗車しようとするバス停留所の設置位置情報を取得するので、バス運行ルートに沿った所定位置の路側上に設置されたバス停留所の設置位置情報を自動的に入手することができ、バス運行管理センタのパソコンが路線バスの現在位置情報と取得したバス停留所の設置位置情報から路線バスの到着予定時刻を算出するので、路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンにより自動的に計算して求めることができ、バス運行管理センタのパソコンが算出した路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に送出するメッセージを作成するので、作成したメッセージ情報をバス運行管理センタのパソコンから通信回線を経由して利用者の所持する携帯電話機に送出することができる。
【0072】
本発明の車両到着時刻通知システムによれば、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、バス運行管理センタのパソコンが算出した路線バスの到着予定時刻を音声情報若しくは文字情報で利用者の所持する携帯電話機に送出するので、利用者が路線バスの到着予定時刻を携帯電話機から耳または目で確認することができる。
【0073】
本発明の車両到着時刻通知システムによれば、利用者の所持する携帯電話機がバス停留所における実際のバス到着時刻を音声でバス運行管理センタに問い合わせるので、利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタに電話をかけるのみで、利用者が携帯電話機を使用して路線バスのバス到着時刻の音声による問い合わせを行うことができる。
【0074】
本発明の車両到着時刻通知システムによれば、利用者の所持する携帯電話機がバス停留所における実際のバス到着時刻をインターネットでバス運行管理センタのパソコンに問い合わせるので、利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタのパソコンにアクセスするのみで、利用者が携帯電話機を使用して路線バスのバス到着時刻のインターネットによる問い合わせを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムを示す構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムの路線バスに搭載した携帯通信端末を示す構成図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる車両到着時刻通知システムのバス停留所を拡大して示す説明図。
【図4】本発明の車両到着時刻通知システムにおける路線バスのバスID情報を基にバス運行管理センタのパソコンから路線バスに搭載した携帯通信端末に送出される各種のバス運行情報のデータ構造を示す説明図。
【図5】本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタへの路線バスの運行に必要な各種の初期設定情報の初期設定時の処理フローチャート図。
【図6】本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタから送出された路線バスの運行に必要な各種の初期設定情報,各種のバス運行情報,送出契機情報の路線バスに搭載した携帯通信端末の格納部への格納時の処理フローチャート図。
【図7】本発明の車両到着時刻通知システムにおける路線バスのバス運行ルートに対する走行時の処理フローチャート図。
【図8】本発明の車両到着時刻通知システムにおける利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタへの路線バスの実際のバス到着時刻の音声による問い合わせ時の処理フローチャート図。
【図9】本発明の車両到着時刻通知システムにおける利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタへの路線バスの実際のバス到着時刻のインターネットによる問い合わせ時の処理フローチャート図。
【図10】本発明の車両到着時刻通知システムにおけるバス運行管理センタのパソコンから利用者の所持する携帯電話機への路線バスの到着予定時刻の応答時の処理フローチャート図。
【符号の説明】
1 路線バス
2 携帯通信端末
3 バス運行管理センタ
4 携帯電話機
5 通信回線
6 通信回線
20A GPS受信機
20B 位置情報検出部
20C 送出契機制御部
20D ドア開閉検出部
20E スタート/ストップ検出部
20F タイマ
20G 通報スイッチ検出部
20H 格納部
20I 通信制御部
21 GPSアンテナ
22 アンテナ
30 パソコン(PC)
31 サーバ
32 データベース(DB)
40 表示部
P 利用者
S 車両到着時刻通知システム
AS1〜AS4 GPS人工衛星
BS1〜BSn バス停留所

Claims (6)

  1. 路線を運行し、自車を特定するバスIDを設定された路線バスと、路線バスに搭載された携帯通信端末と、路線バスの運行を管理するバス運行管理センタと、路線バスのバス運行ルートに沿った所定位置の路側上に設置され、バス停IDを設定された複数のバス停留所と、バス運行管理センタのパソコンと通信可能な利用者の所持する携帯電話機とを具備し、路線バスに搭載された携帯通信端末とバス運行管理センタのパソコンとを通信回線を介して各種の情報を送受信するように接続し、バス運行管理センタのパソコンと利用者の所持する携帯電話機とを通信回線を介して各種の情報を送受信するように接続し、利用者の所持する携帯電話機からバス運行管理センタのパソコンへのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせに対して、バス停留所に到着する路線バスの到着予定時刻をバス運行管理センタのパソコンから利用者の所持する携帯電話機に通知する車両到着時刻通知システムであって、
    路線バスに搭載した携帯通信端末は、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に受信して自車の現在位置を検出する機能と、検出した自車の現在位置情報と自車のバスID情報を任意の契機にバス運行管理センタのパソコンに送出する機能とを備え、バス運行管理センタのパソコンは、路線バスに搭載した携帯通信端末から送出された路線バスの現在位置情報と路線バスのバスID情報を受信する機能と、路線バスの現在位置から進行先の各バス停留所までの路線バスの到着予定時刻を算出する機能と、バス到着時刻の問い合わせに対する路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機へ応答する機能と、算出した路線バスの到着予定時刻をバス到着時刻の問い合わせに対して利用者の所持する携帯電話機に送出する機能とを備え、利用者の所持する携帯電話機は、バス停留所における実際のバス到着時刻をバス運行管理センタのパソコンに問い合わせる機能と、乗車するバス停留所に予め設定されたバス停IDを入力してバス運行管理センタのパソコンに送出する機能と、バス運行管理センタのパソコンから送出された算出した路線バスの到着予定時刻を受信する機能と、受信した路線バスの到着予定時刻を表示部に表示する機能とを備えたことを特徴とする車両到着時刻通知システム。
  2. 路線バスに搭載した携帯通信端末は、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に捕捉するGPSアンテナと、複数個のGPS人工衛星から送信される測距電波を同時に受信するGPS受信機とを有し、自車の現在位置情報を複数個のGPS人工衛星からの測距電波を同時にGPSアンテナを介してGPS受信機により受信して取得する機能を備えている請求項1に記載の車両到着時刻通知システム。
  3. バス運行管理センタのパソコンは、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、利用者の所持する携帯電話機から送出されたバス停留所を特定するバス停IDを受信する機能と、受信したバス停IDから利用者の乗車しようとするバス停留所の設置位置情報を取得する機能と、路線バスの現在位置情報と取得したバス停留所の設置位置情報から路線バスの到着予定時刻を算出する機能と、算出した路線バスの到着予定時刻を利用者の所持する携帯電話機に送出するメッセージを作成する機能とを備えている請求項1に記載の車両到着時刻通知システム。
  4. バス運行管理センタのパソコンは、利用者の所持する携帯電話機からのバス停留所における実際のバス到着時刻の問い合わせ時に、算出した路線バスの到着予定時刻を音声情報若しくは文字情報で利用者の所持する携帯電話機に送出する機能を備えている請求項1または3のいずれかに記載の車両到着時刻通知システム。
  5. 利用者の所持する携帯電話機は、バス停留所における実際のバス到着時刻を音声でバス運行管理センタに問い合わせる機能を備えている請求項1に記載の車両到着時刻通知システム。
  6. 利用者の所持する携帯電話機は、バス停留所における実際のバス到着時刻をインターネットでバス運行管理センタのパソコンに問い合わせる機能を備えている請求項1に記載の車両到着時刻通知システム。
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