JP2004070756A - Sales price output arrangement - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品購入者別の商品の販売価格情報を取得する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商店(以下において、「商店」とは百貨店などの大規模店のみならず、中規模店、小規模店を含む。また、商店主が組合などを形成している商店街など、複数の店から構成される場合も含むものとする。)などにおいて、商品購入者の注目を集めるなどのために商品ごとに値引き販売が行なわれている。また、会員制度を採用し、会員となっている商品購入者に対して、清算時において、清算価格から一律に値引き(例えば、10%引きや半額にするなど)をすることが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、商品の値引きは全ての商品購入者に対して行なわれるが、商品購入者はそれぞれ異なる商品の購入の希望を持っているので、商品購入者は、自分にとって最適の値段の商店を探して商品を購入しなければならない。
【0004】
また、商品購入者は、例えば、食事の支度のために、一つの商品だけを購入するのが目的ではなく、複数の商品を購入する目的を持っているのが通常である。このため、ある商店で商品の値引きがされていても、その値引きは個々の商品購入者の嗜好などに合わせた値引きではなく、一律に適用されるものであるため、その商店で目的の商品の全てを購入しても購入金額が、その商品購入者にとって満足のできる価格になるとは限らない。このため、全ての商品の購入について満足を得るためには、一つの商店で買い物を済ませることはできず、商品ごとに異なる商店で購入を行なう必要がある。
【0005】
また、会員になっていれば清算価格から一律に定められた値引きがされる場合であっても、他の商店で特定の商品がより安い値段に割り引いて売られている場合は、商品購入者は価格での満足を得るために、他の商店を訪問する必要がある。また、このように一律に定められた値引きがされる場合には、値引額が前もって予測できるので、商品購入者が清算時にレシートなどで値引額を知らされても、意外性が無く、商品購入者がそのうち飽きてしまう。
【0006】
そこで、本発明では、商品購入者の嗜好などに合わせて商品購入者ごとに商品の販売価格を設定することにより、一つの商店での複数の商品の購入をすることで、満足できる購入金額になるようにする。これにより、例えば、商品購入者が複数の商店を訪問することなく、一つの商店で買い物の購入金額を最小にすることができ、満足が得られ、また、意外な値引額を知らされることにより、一種の驚きなどを得ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明においては、商品購入者を識別するための商品購入者識別情報を取得し、取得された商品購入者識別情報に基づいて、商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報を取得する販売価格出力装置を提供する。
【0008】
これにより、商品購入者別に最適の価格が設定できるようになるので、商品購入者は自分にとって満足の行く値段の商店を探す必要がなくなる。また、複数の商品を一つの商店で購入することによって購入金額が最低にすることが可能になり、複数の商店を訪問して買い物をする必要がなくなる。
【0009】
なお、商品の販売価格に関する情報は、商品の販売状況に関する情報を含む情報にも基づいて取得されるようになっていてもよい。
【0010】
また、商品の販売価格に関する情報は、商品購入者の商品の購入履歴に関する情報にも基づいて取得されるようになっていてもよい。
【0011】
また、商品の販売価格に関する情報は、商品購入者の来店目的にも基づいて取得されるようになっていてもよい。
【0012】
また、商品の販売価格に関する情報は、商品購入者の嗜好を示す情報を含む情報にも基づいて取得されるようになっていてもよい。
【0013】
また、販売価格出力装置は、商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を出力するようにしてもよい。
【0014】
販売価格に関する情報が出力されることにより、例えば、商品購入者は、何を買うのが自分にとって最適になるかを知ることができる。
【0015】
また、出力される販売価格に関する情報は、全てが出力されずに一部が伏せられていてもよい。例えば、商品名が伏せられていたり、価格が伏せられていたりしてもよい。
【0016】
これにより、商品購入者は、伏せられた商品名や値段が何であるかを知りたくなり、その好奇心を満足させるために、実際に商品を購入することになる。これにより、売上の増加をもたらすことができる。
【0017】
また、販売価格に関する情報は、商品の清算時にレシートに印刷して出力されるようになっていてもよい。
【0018】
これにより、商品購入者は、商品の清算時に割引き額を知ることになり、割引き額を知ることにより、驚きなどを得ることができるようになり、次回もその商店を利用しようと考えるようになる。
【0019】
また、レシートには、次回来店時の商品販売価格の予告をするようにしてもよい。これにより、商品購入者の次回の来店を促すことができる。
【0020】
また、販売価格に関する情報は、複数の購入者によるまとめ買いを条件としたものであってもよい。
【0021】
これにより、大量の購買が動機付けられ、売上の増加をもたらすことができる。
【0022】
また、商品購入者識別情報は、ダイレクトメールに記載された情報であってもよい。すなわち、商品購入者別に嗜好などに適合した異なる内容のダイレクトメールを印刷し、商品購入者を示す商品購入者識別情報を印刷するようにする。
例えば、甲という商品購入者へ送るダイレクトメールに、甲の嗜好などに適合した内容を印刷し、甲の商品購入者識別情報を印刷する。また、別の乙という商品購入者へ送るダイレクトメールには、乙の嗜好などに適合した内容を印刷し、乙の商品購入者識別情報を印刷する。
【0023】
これにより、従来のチラシのように画一的な宣伝方法ではなく、商品購入者ごとに好適な広告宣伝を行なうことができる。また、商品購入者が、商品購入者識別情報を記録したカードなどを紛失してしまい来店の意欲を失ってしまっても、商品購入者識別情報を記載したダイレクトメールを送ることにより、来店の意欲を回復させることができる。
【0024】
また、販売価格に関する情報には、無料で引き渡す商品を特定するための情報が含まれていてもよい。
【0025】
これにより、商品購入者に適した試供品を提供することができ、広告の効果を上げることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0027】
(本発明の概要)
図1は、本発明の概要を説明するための図である。
【0028】
まず、商品購入者100が商店を訪問し、商品購入者を識別するための情報である商品購入者識別情報を商品購入者識別情報取得部101に取得させる。
【0029】
すると、本発明の販売価格出力装置を含むサーバ装置102において、商品購入者の買物の履歴である個人情報買物履歴、店頭に並んでいる商品の情報である店頭商品情報、商品の標準の価格などを格納した商品マスタ、などより、購入者別商品販売価格情報取得部103が、商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を取得して、個人価格マスタに格納する。購入者別商品販売価格情報取得部103により取得される商品の販売価格は、例えば、割引きがされることにより商品購入者100にとって適した販売価格となっている。なお、後で説明するように、購入者別商品販売価格情報取得部103による商品の販売価格に関する情報の取得には、既に決定されて格納されている販売価格に関する情報を読み出すことなどにより得る場合と、種々のファクターに基づいて計算して得る場合と、がある。
【0030】
商品購入者100は買物を行い、レジ装置104にて清算を行なうと、割引額が計算され、商品購入者100に提示がされ、割引額に驚き、あるいは、満足するようになる。
【0031】
図2は、本発明の概要を説明するための別の図である。図2と図1の違いは、図2においては、購入者別商品販売価格情報取得部103が、商品購入者に対する商品の販売価格の情報を取得して、個人価格マスタに格納すると、格納された販売価格の情報の全てあるいは一部が、個人特売価格情報として、商品購入者200に提示される。商品購入者200が買物をして、レジ装置104にて清算を行なうと、割引額が計算され、商品購入者200に提示がされる。商品購入者は、期待通りの現金などの支払にあたっての割引額や割引額に相当するポイントが貯められることによる値引額などを確認し、「いい買物をした」と満足するようになる。なお、現金の支払にあたって割引が行なわれるか、割引額相当額をポイントとして貯めるか、を商品購入者が選択できるようになっていてもよい。
【0032】
図3は、本発明の効果などを説明する図である。
【0033】
本発明においては、商品購入者300が個人認証を行なうと、この個人認証により、個人情報、買い物情報、買い物履歴などが格納されたデータベース301を用いて、一つには、例えば、個人別の特売サービス(商品購入者ごとにその嗜好などに基づいて設定された値引きのサービス)302が提供される。これにより、個人の嗜好にあった個別の特売価格設定などが行なわれ、商品購入者300にとって自分が買いたいものをより安く購入することが可能となる。
【0034】
また、別の一つとして、例えば、データベース301と、店頭商品情報303を用いて、商品セット特売サービスが提供される。これにより、店頭の販売状況を加味して個人限定に商品セットでの特売価格設定が行なわれ、商店によって、店が売りたいものをより安くして売ることが可能となる。
【0035】
以上により、商品購入者300は、「この店で全て満足」と感じるようになり、一方、商店の側としても、競合回避・顧客独占が可能となる。これにより、商品購入者300と商店の側で共存共栄の関係を築くことが可能となる。
【0036】
(実施形態1)
図4は、本発明の実施形態1に関する販売価格出力装置の機能ブロック図を例示する。
【0037】
(実施形態1:構成)
本実施形態において、販売価格出力装置400は、商品購入者識別情報取得部401と、購入者別商品販売価格情報取得部402と、を備える。
【0038】
(実施形態1:商品購入者識別情報取得部)
「商品購入者識別情報取得部」401は、商品購入者識別情報を取得する。ここに、「商品購入者識別情報」とは、商品購入者を識別するために用いる情報である。商品購入者識別情報の例としては、商品購入者がキーボードなどを用いて入力する文字や番号、商品購入者が所持する磁気カードやICカードにより提供される情報、携帯電話などの携帯型の電子機器により提供される情報(例えば、電波や赤外線により送出される情報や、ディスプレイ部分に表示されるバーコード情報など)、商品購入者の人相、指紋や虹彩などの生体的な情報などがある。
【0039】
なお、「商品購入者」とは、商品の購入をした者だけではなく、商品の購入をしていないが商品を購入する意思を持った者、また、商品を購入する可能性がある者を含む。商品を購入する可能性がある者としては、例えば、ウィンドウショッピングをするために商店を訪問した者が挙げられる。
【0040】
(実施形態1:購入者別商品販売価格情報取得部)
「購入者別商品販売価格情報取得部」402は、商品購入者識別情報取得部401で取得した商品購入者識別情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。「購入者別商品販売価格情報」とは、商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報である。ここに「商品購入者別の商品の販売価格に関する情報」とは、商品購入者識別情報取得部401に商品購入者識別情報を取得させることを行なった商品購入者に対する商品の販売価格をいくらにするかの情報である。例えば、Aという商品の通常販売価格が120円であるところを、ある商品購入者に対しては販売価格を100円にするという情報である。
【0041】
(実施形態1:購入者別商品販売価格情報の例)
図5は、購入者別商品販売価格情報の一例を示す。図5において、購入者別商品販売価格情報は、表501に格納されている。表501は、「商品購入者識別情報」、「商品コード」、「価格」の3つの列からなる。各行が、商品購入者に対して商品の販売価格をいくらにするかを表している。
【0042】
購入者別商品販売価格情報取得部402は、商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報を取得するが、ここでいう「取得」とは、すでに用意されたものを得る場合と、新たに計算して得る場合と、の両方の場合を含む。
【0043】
「すでに用意されたものを得る」とは、例えば、商品購入者別に商品とその販売価格を関連付けた表を用意しておき、そのように用意された表に格納されたデータを得ることである。
【0044】
(実施形態1:購入者別の商品の販売価格に関する情報を計算する一例)
図6は、商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を新たに計算して得るための表を例示する。図6においては、表601と表602とが例示されている。
【0045】
表601は、商品購入者識別情報と、商品購入者ランクと、を関連付ける表である。すなわち、商品購入者の格付けを行なう表である。この表により、商品購入者の格付けを知ることができる。商品購入者の格付けの例としては、商品購入者が商店にとってどの程度の利益をもたらす顧客であるかの段階がある。例えば、一定期間の購入金額によって商品購入者を並べて、最も購入金額が大きい商品購入者から100番目までの商品購入者のランクを1とし、101番目から400番目までのランクを2などとする。
【0046】
表602は、商品コードと、商品購入者ランクと、価格とを関連付ける表である。商品コード、商品購入者ランク、価格という列により、商品コードにより商品が特定され、その特定される商品を表601の商品購入者ランクに分類される商品購入者に販売する時の価格が一行に対応付けられるようになっている。
【0047】
表601と表602とにより、例えば、3220という商品購入者識別情報を商品購入者識別情報取得部401に取得させた商品購入者に、49771800という商品コードが与えられた商品を販売する際の価格を求めるには、次のようにする。まず表601を参照して、3220の商品購入者識別情報に関連付けられた商品購入者ランクを求める。結果として2が得られる。次に、表602を参照し、商品コードの列が49771800になっており、商品購入者ランクが2になっている行を探し、その行の価格という名の列の値を得ることにより価格を求めることができる。この場合は、83円が得られる。
【0048】
図5に例示した表501は、商品購入者識別情報取得部401により取得された商品購入者識別情報から商品購入者ランクを求め、上で説明した操作を全ての商品の商品コードに対して行なうことにより計算して求めることができる。
【0049】
(実施形態1:販売価格出力装置の動作)
図7は、販売価格出力装置400の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0050】
ステップS701において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部401にて、取得する。
【0051】
ステップS702において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部402にて、取得する。
【0052】
(実施形態1:効果)
本実施形態の販売価格出力装置によれば、商品購入者別に価格が設定できることになり、商品購入者ごとに最適の価格を設定することが可能となる。これにより、商品購入者にとっては、複数の商店を訪問する必要がなくなり、また、商店側としても顧客を囲い込むことが可能となる。
【0053】
(実施形態1:商品購入者の行動)
なお、商品購入者は、例えば、商品の購入の意思決定して、商品購入者識別情報を商品購入者識別情報取得部401に取得させて、購入者別商品販売価格情報取得部402により取得される購入者別商品販売価格情報により示される価格により清算を行なうようにすることもできる。
【0054】
また、図8に例示されるフローチャートのように行動するようにしてもよい。
【0055】
まず、商店へ入店する(ステップS801)。そして、商品購入者識別情報を提示し、商品購入者識別情報取得部401に取得させる(ステップS802)。これにより、購入者別商品販売価格情報取得部402が購入者別商品販売価格情報の取得を開始し、また、商品購入者は買い物をする(ステップS803)。買い物が終了すると、代金の清算を行なう(ステップS804)。この時、商店の店員に商品購入者識別情報を提示する(ステップS805)これにより、購入者別商品販売価格情報取得部402により取得された購入者別商品販売価格情報が得られるようになる。そして、その購入者別商品販売価格情報により示される代金を支払う(ステップS806)。
【0056】
(実施形態1:販売価格出力装置は計算機によって実現することができる)
なお、販売価格出力装置400は、計算機によって実現することができる。その場合、図4に例示した機能ブロック図は、計算機を販売価格出力装置として動作させるためプログラムである販売価格出力プログラムの構造を示す図となる。すなわち、その販売価格出力プログラムは、商品購入者識別情報取得部401を実現する商品購入者識別情報取得ステップと購入者別商品販売価格情報取得部402を実現する購入者別商品販売価格情報取得ステップとを含むことになる。
【0057】
(実施形態1:販売価格出力装置は販売価格出力方法を使用するための装置でもある)
また、販売価格出力装置400は、商品購入者識別情報取得ステップと購入者別商品販売価格情報取得ステップとを含む販売価格出力方法を使用するための装置であるとみなすこともできる。ここに「商品購入者識別情報取得ステップ」とは、商品購入者を識別するための商品購入者識別情報を取得するステップであり、「購入者別商品販売価格情報取得ステップ」とは、商品購入者識別情報取得ステップで取得した商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報である購入者別商品販売価格情報を取得するステップである。それぞれのステップは、商品購入者識別情報取得部401と購入者別商品販売価格情報取得部402とを使用することにより、実行されることになる。
【0058】
(実施形態2)
本発明の実施形態2においては、実施形態1の販売価格出力装置が、商品の販売状況に関する情報を含む情報にも基づいて、購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0059】
(実施形態2:構成)
図9は、実施形態2のおける販売価格出力装置の機能ブロック図を例示する。本実施形態において、販売価格出力装置900は、実施形態1の販売価格出力装置400がさらに、商品情報取得部903を備えている。
【0060】
(実施形態2:商品情報取得部)
「商品情報取得部」903は、商品情報を取得する。「商品情報」とは、商品の販売状況に関する情報である商品販売情報を含む情報である。「商品の販売状況に関する情報」とは、例えば、これまでに商品がいくつ売れたか、在庫はどれだけあるか、商品と同時に購入された他の商品には何があるか、を示す情報である。また、商品情報であって、商品の販売状況に関する情報でない情報としては、例えば、商品の品質保証期間や賞味期限などがある。
【0061】
(実施形態2:購入者別商品販売価格情報取得部)
本実施形態において、購入者別商品販売価格情報取得部902は、商品情報取得部903で取得した商品情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0062】
図10は、商品情報に、商品の在庫数(商品の在庫がどれだけあるか)と商品の適正な在庫数が含まれている場合における商品情報を格納する表1001を例示している。購入者別商品販売価格情報取得部902は、まず、商品購入者識別情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得し、次に、表1001に格納されている在庫数と適正在庫数とを比較し、その比較の結果に基づいて購入者別商品販売価格情報を修正する。例えば、在庫数が適正在庫数よりも著しく多い場合(「著しく多い」とは、在庫数が適正在庫数より、例えば、20個多い場合である。また、商品ごとに、「著しく多い」場合が異なっていてもよい)、販売価格を、例えば、10パーセント低くする。また、著しく多くはないが在庫数が適正在庫数より多い場合には、販売価格を、例えば、5パーセント低くする。
【0063】
また、商品情報に商品の賞味期限が含まれる場合には、購入者別商品販売価格情報取得部902は、賞味期限が間近に迫っている商品ほど(例えば、今日が賞味期限となっているなど)、販売価格を下げるようにしてもよい。また、生鮮食料品の場合には、閉店時刻が近くなるほど、販売価格を下げるようにしてもよい。
【0064】
(実施形態2:効果)
本実施形態によれば、商品の販売状況に関する情報などに基づいて商品販売価格が決められるので、従来行なわれているように、手作業で値札を張り替える必要が無くなり、商店の商品販売のコストを低くすることができる。
【0065】
(実施形態3)
本発明の実施形態3においては、実施形態1または実施形態2の販売価格出力装置が、商品購入者別の商品の購入履歴にも基づいて、購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0066】
(実施形態3:構成)
図11は、実施形態3における販売価格出力装置の機能ブロック図を例示する。図11においては、本実施形態の販売価格出力装置1100は、実施形態1の販売価格出力装置400がさらに購入者別商品購入履歴情報取得部1103を備えている。もちろん実施形態2の販売価格出力装置900に、さらに購入者別商品購入履歴情報取得部1103を備えるようにしてもよい。
【0067】
(実施形態3:購入者別商品購入履歴情報取得部)
「購入者別商品購入履歴情報取得部」1103は、購入者別商品購入履歴情報を取得する。「購入者別商品購入履歴情報」とは、商品購入者別の商品の購入履歴に関する情報である。例えば、商品購入者別に、何月何日にどの商品をどれだけの数量購入したかをデータベースとして蓄積しておく。購入者別商品購入履歴情報取得部は、商品購入者識別情報取得部で取得された商品購入者識別情報を用いて、その商品購入者がこれまでに購入した日付と商品とその数量を、そのデータベースを検索することにより取得する。
【0068】
あるいは、商品購入者別に、これまでの商品の購入金額の累計を蓄積しておき、購入者別商品購入履歴情報取得部1103は、それを取得するようにしてもよい。
【0069】
(実施形態3:購入者別商品販売価格情報取得部)
本実施形態において、購入者別商品販売価格情報取得部1102は、購入者別商品購入履歴情報取得部1103で取得した購入者別商品購入履歴情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0070】
例えば、購入者別商品販売価格情報取得部1102は、まず、商品購入者識別情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。もし、商品情報取得部がある場合には、商品情報取得部で取得された商品情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を修正する。次に、購入者別商品購入履歴情報取得部1103により購入者別商品購入履歴情報を取得し、例えば、これまでの購入数の総計が一定数以上の商品については、あらかじめ決められた割合で販売価格を下げることを行なう。また、商品の購入金額の累計に応じて、割引率を決定し、その割引率により販売価格を決めるようにしてもよい。
【0071】
(実施形態3:処理の流れ)
図12は、本実施形態における販売価格出力装置1100の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。なお、このフローチャートは、販売価格出力装置1100が実施形態1の販売価格出力装置に基づく場合のものである。
【0072】
ステップS1201において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部1101にて、取得する。
【0073】
ステップS1202において、購入者別商品購入履歴情報を、購入者別商品購入履歴情報取得部1103にて、取得する。
【0074】
ステップS1203において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部1102にて、取得する。
【0075】
なお、販売価格出力装置1100が実施形態2の販売価格出力装置に基づく場合には、ステップS1203の前に、商品情報が取得されるようになる。
【0076】
(実施形態3:効果)
本実施形態によれば、商品の購入履歴に関する情報にも基づいて商品の販売価格に関する情報を含む情報が取得されるので、例えば、これまでにある商品を継続している商品購入者に対して割り引いた販売価格にすることにより、その商品購入者を囲い込むことができる。
【0077】
(実施形態4)
本発明の実施形態4においては、実施形態1ないし3のいずれかの販売価格出力装置が、来店目的を示す情報にも基づいて、購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0078】
(実施形態4:構成)
図13は、実施形態4における販売価格出力装置の機能ブロック図を例示する。図13においては、本実施形態の販売価格出力装置1300は、実施形態1の販売価格出力装置がさらに来店目的情報取得部1303を備えている。もちろん、実施形態2の販売価格出力装置900、実施形態3の販売価格出力装置1100に、さらに来店目的情報取得部1303を備えるようにしてもよい。
【0079】
(実施形態4:来店目的情報取得部)
「来店目的情報取得部」1303は、来店目的情報を取得する。「来店目的情報」とは、商品購入者の来店目的を示す情報である。
【0080】
例えば、商品購入者識別情報を取得する装置の近くに、図14に示すようなタッチパネルを持つディスプレイ1401を設置しておき、商品購入者の来店の目的に合致あるいは、最も近いものを表すボタン1402、1403、1404、1405などを押させるようにする。また、商品購入者に音声によって来店目的を発声させ、音声認識の技術によって来店目的情報を得るようにしてもよい。
【0081】
(実施形態4:購入者別商品販売価格情報取得部)
本実施形態において、購入者別商品販売価格情報取得部1302は、来店目的情報取得部1303で取得した来店目的情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0082】
例えば、購入者別商品販売価格情報取得部1302に、図15に示すような枝別れをした木構造のデータ構造を格納しておき、この枝の部分のノードが表わす商品が購入されたときに、その枝の終端のノードが表わす値引額を適用して販売価格を決定する。
【0083】
ここで、図15のデータ構造を詳細に説明を行なう。木構造の根に相当するノード1501は、来店目的を表わす。この場合は、「夕飯の用意」が来店の目的となる。図15のデータ構造には、ノード1502、1503、1504、1505の枝と、ノード1506、1507、1508、1509の枝とが示されている。例えば、ノード1502、1503、1504が表わす「コロッケ」、「ソース」、「しじみ」を商品購入者が購入すると、この3点の商品の価格がノード1505で示される5%値引きされて決定されることを表わしている。
【0084】
このように来店目的情報により、商品を組み合わせて購入した場合の値引きの情報が取得される場合には、購入者別商品販売価格情報取得部1302は、まず、商品購入者識別情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。通常は、この購入者別商品販売価格情報は、商品単体ごとの販売価格の情報を持つので、この購入者別商品販売価格情報に、図15に示す木構造の枝を構成するノードが表わす情報の付加を行い、組み合わせて商品を購入した場合の値引きの情報を追加するようにする。
【0085】
なお、来店目的情報により、商品単品での値引率などが決まる場合には、取得された購入者別商品販売価格情報に対して値引率を適用して新たな購入者別商品販売価格情報を取得するようにしてもよい。
【0086】
(実施形態4:処理の流れ)
図16は、本実施形態における販売価格出力装置1300の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。なお、このフローチャートは、販売価格出力装置1300が実施形態1の販売価格出力装置に基づく場合である。
【0087】
ステップS1601において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部1301にて、取得する。
【0088】
ステップS1602において、来店目的情報を、来店目的情報取得部1303にて、取得する。
【0089】
ステップS1603において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部1302にて、取得する。
【0090】
なお、販売価格出力装置が、実施形態2の販売価格出力装置に基づく場合には、ステップS1603の前に、商品情報が取得されるようになる。また、実施形態3の販売価格出力装置に基づく場合には、ステップS1603の前に、購入者別商品購入履歴情報が取得されるようになる。
【0091】
(実施形態4:効果)
本実施形態によれば、商品購入者の目的に適合した商品を安く提供することが可能となる。
【0092】
(実施形態5)
本発明の実施形態5においては、実施形態1ないし4のいずれかの販売価格出力装置が、商品購入者の商品に関する嗜好を示す情報を含む情報にも基づいて、購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0093】
(実施形態5:構成)
図17は、実施形態5における販売価格出力装置の機能ブロック図を例示する。図17においては、本実施形態の販売価格出力装置1700は、実施形態1の販売価格出力装置がさらに購入者属性情報蓄積部を備えている。もちろん、実施形態2の販売価格出力装置900、実施形態3の販売価格出力装置1100、実施形態4の販売価格出力装置1300に、さらに購入者属性情報蓄積部1703を備えるようにしてもよい。
【0094】
(実施形態5:購入者属性情報蓄積部)
「購入者属性情報蓄積部」1703は、商品購入者識別情報と、購入者属性情報と、を関連付けて蓄積する。「購入者属性情報」とは、その商品購入者の商品に関する嗜好を示す情報である嗜好情報を含む情報である。嗜好情報の例としては、野菜料理と肉料理のどちらが好きか、中華料理は好きか、軽めの食事が好きか、などを示す情報が挙げられる。また、嗜好情報以外の購入者属性情報としては、職業、年齢、既婚かどうか、家族構成、などがある。
【0095】
例えば、購入者属性情報蓄積部1703は、データベース管理システムにより、商品購入者識別情報と、購入者属性情報と、を関連付けて蓄積する。
【0096】
(実施形態5:購入者別商品販売価格情報取得部)
本実施形態において、購入者別商品販売価格情報取得部1702は、購入者属性情報蓄積部1703に蓄積されている購入者属性情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0097】
すなわち、購入者別商品販売価格情報取得部1702は、商品購入者識別情報取得部1701で取得された商品購入者識別情報に関連付けて、購入者属性情報蓄積部1703に蓄積されている購入者属性情報を取得し、この購入者属性情報に基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する。
【0098】
例えば、購入者属性情報により、商品購入者が野菜料理を好むことが示されたならば、野菜の販売価格を値引きしたりする。
【0099】
(実施形態5:処理の流れ)
図18は、本実施形態における販売価格出力装置1700の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。なお、このフローチャートは、販売価格出力装置1700が実施形態1の販売価格出力装置に基づく場合である。
【0100】
ステップS1801において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部1701にて、取得する。
【0101】
ステップS1802において、商品購入者識別情報に関連付けて購入者属性情報蓄積部1703に蓄積されている属性情報を取得する。
【0102】
ステップS1803において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部1702にて、取得する。
【0103】
なお、販売価格出力装置が、実施形態2の販売価格出力装置に基づく場合には、ステップS1803の前に、商品情報が取得されるようになる。また、実施形態3の販売価格出力装置に基づく場合には、ステップS1803の前に、購入者別商品購入履歴情報が取得される。また、実施形態4の販売価格出力装置に基づく場合には、同様に、ステップS1803の前に、来店目的情報が取得される。
【0104】
(実施形態5:効果)
本実施形態によれば、商品購入者の嗜好や属性に応じた商品を安く提供することが可能となる。
【0105】
(実施形態6)
本発明の実施形態6においては、実施形態1ないし5のいずれかの販売価格出力装置が、購入者別商品販売価格情報を出力する。
【0106】
(実施形態6:構成(その1))
図19は、本実施形態における販売価格出力装置1900の機能ブロック図を例示している。この販売価格出力装置1900は、実施形態1の販売価格出力装置がさらに購入者別商品販売価格情報出力部1903を備えたものになっている。
【0107】
(実施形態6:購入者別商品販売価格情報出力部)
「購入者別商品販売価格情報出力部」1903は、購入者別商品販売価格情報取得部1902で取得した購入者別商品販売価格情報を該当する商品購入者のために出力する。
【0108】
「該当する商品購入者」とは、商品購入者識別情報取得部1901に商品購入者識別情報を取得させた商品購入者である。
【0109】
また、「該当する商品購入者のために出力する」とは、該当する商品購入者が認識できるように出力することを意味する。
【0110】
ここでいう「出力」には様々な形態を挙げることができる。例えば、商品購入者が商品購入者識別情報を商品購入者識別情報取得部401に取得させた際に、商品購入者識別情報取得部401の近くに設置されたディスプレイに表示されるようになっていてもよい。
【0111】
また、図20は、出力の別の一形態を例示する。図20において、販売価格出力装置1900に交換機などを介してアンテナが付属した装置2001、2002、2003が接続され、また、商品購入者2004は、携帯型端末2005を所持しており、この携帯型端末2005に、アンテナが付属した装置2002から送信された購入者別商品販売価格情報が表示されるようになっている。
【0112】
図21は、携帯型端末2005に購入者別商品販売価格情報が表示された様子を示す。画面2101に、商品購入者2004にとって認識可能となるように文字により表示がされる。
【0113】
また、文字による表示のかわりに、あるいは、文字による表示とともに、音声により読み上げられるようになっていてもよい。
【0114】
なお、商品購入者2004が、商店のどの売り場にいるかを、例えば、IDタグなどを用いて検出し、その売り場で扱っている商品に関する購入者別商品販売価格情報だけを出力するようになっていてもよい。また、商品購入者2004の移動方向を検出して、移動方向にある売り場の商品に関する購入者別商品販売価格情報を出力するようにしてもよい。
【0115】
(実施形態6:処理の流れ(その1))
図22は、本実施形態における販売価格出力装置1900の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0116】
ステップS2201において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部1901にて、取得する。
【0117】
ステップS2202において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部1902にて、取得する。
【0118】
ステップS2203において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報出力部より、出力する。なお、出力は一回だけではなく、必要に応じて繰り返し行なわれるようになっていてもよい。
【0119】
(実施形態6:構成(その2))
図23は、本発明の販売価格出力装置が実施形態2に基づく場合の機能ブロック図を例示する。
【0120】
この場合において、購入者別商品販売価格情報出力部2304は、商品情報取得部2303で取得された商品情報にも基づいて取得された購入者別商品販売価格情報を出力する。
【0121】
(実施形態6:処理の流れ(その2))
図24は、図23に示した販売価格出力装置2300の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0122】
ステップS2401において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部2301にて、取得する。
【0123】
ステップS2402において、商品情報を、商品情報取得部にて、取得する。
【0124】
ステップS2403において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部2302にて、取得する。
【0125】
ステップS2404において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報出力部より、出力する。
【0126】
(実施形態6:構成(その3))
図25は、本発明の販売価格出力装置が実施形態3に基づく場合の機能ブロック図を例示する。
【0127】
この場合において、購入者別商品販売価格情報出力部2503は、購入者別商品購入履歴情報取得部2504で取得された購入者別商品購入履歴情報にも基づいて取得された購入者別商品販売価格情報を出力する。
【0128】
(実施形態6:処理の流れ(その3))
図26は、図25に示した販売価格出力装置2500の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0129】
ステップS2601において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部2501にて、取得する。
【0130】
ステップS2602において、購入者別商品購入履歴情報を、購入者別商品購入履歴情報取得部2504にて、取得する。
【0131】
ステップS2603において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部2502にて、取得する。
【0132】
ステップS2604において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報出力部2503より、出力する。
【0133】
(実施形態6:構成(その4))
図27は、本発明の販売価格出力装置が実施形態4に基づく場合の機能ブロック図を例示する。
【0134】
この場合において、購入者別商品販売価格情報出力部2703は、来店目的情報取得部2704で取得された来店目的情報にも基づいて取得された購入者別商品販売価格情報を出力する。
【0135】
(実施形態6:処理の流れ(その4))
図28は、図27に示した販売価格出力装置2700の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0136】
ステップS2801において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部2701にて、取得する。
【0137】
ステップS2802において、来店目的情報を、来店目的情報取得部2704にて、取得する。
【0138】
ステップS2803において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部2702にて、取得する。
【0139】
ステップS2804において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報出力部2703より、出力する。
【0140】
(実施形態6:構成(その5))
図29は、本発明の販売価格出力装置が実施形態5に基づく場合の機能ブロック図を例示する。
【0141】
この場合において、購入者別商品販売価格情報出力部2903は、購入者属性情報蓄積部2904に蓄積されている購入者属性情報に基づいて取得された購入者別商品販売価格情報を出力する。
【0142】
(実施形態6:処理の流れ(その5))
図30は、図29に示した販売価格出力装置2900の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。
【0143】
ステップS3001において、商品購入者識別情報を、商品購入者識別情報取得部2901にて、取得する。
【0144】
ステップS3002において、購入者属性情報蓄積部2904に蓄積された購入者属性情報を取得する。
【0145】
ステップS3003において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報取得部2902にて、取得する。
【0146】
ステップS3004において、購入者別商品販売価格情報を、購入者別商品販売価格情報出力部2903より、出力する。
【0147】
(実施形態6:効果)
本実施形態によれば、購入者別商品販売価格情報が、商品購入者のために出力されるので、購入者別商品販売価格情報を商品購入者が知ることができる。
【0148】
(実施形態7)
本発明の実施形態7においては、購入者別商品販売価格情報出力部から出力される購入者別商品販売価格情報の一部が伏せられていることを特徴とする実施形態6の販売価格出力装置が提供される。
【0149】
すなわち、購入者別商品販売価格情報の全てが出力されるわけではなく、商品購入者は一部しか見られないようにしたものである。
【0150】
伏せられるべき購入者別商品販売価格情報の決定の仕方としては、例えば、値引率がそれほど高くないものは出力しないようにするものがある。あるいは、特に値引率が高いものが出力されないようにしてもよい。この場合、特に値引率が高いものは表示されていない旨の表示がなされれば、商品購入者は、それが一体何であるか興味を持つようになる。この結果、多くの物品を購入し、特に値引率が高いものが何であるかを知ろうとすることになる。
【0151】
なお、購入者別商品販売価格情報の一部が伏せられ、出力されない態様としては、商品名は出力されるが価格または割引率は出力されない態様、商品名は出力されないが価格または割引率は出力される態様、あるいは、商品名も価格と割引率も出力されない態様などがある。
【0152】
(実施形態7:効果)
本実施形態によれば、購入者別商品販売価格情報の一部が伏せられていることにより、購入者別商品販売価格情報をコンパクトに表示することが可能となる。また、商品購入者の商品購入に対する興味を高めることができる。
【0153】
(実施形態8)
本発明の実施形態8においては、購入者別商品販売価格情報出力部は、可視的媒体に出力することを特徴とする実施形態6または7の販売価格出力装置が提供される。
【0154】
(実施形態8:可視的媒体の定義と例)
「可視的媒体」とは、視覚的な手段により、情報を取得することができる媒体である。例えば、薄いプラスチックの2枚の皮膜間に微粒子をはさみ込み、電圧を制御することにより文字や図形を表示することができる、いわゆる電子ペーパーがある。電子ペーパーは電圧の制御により別の文字や図形を表示することができるので、再利用可能であり、また、電源を切っても表示された文字や図形は容易に消えないので、持ち運びに便利である。
【0155】
(実施形態8:商品購入者の行動)
本実施形態においては、商品購入者が商品購入者識別情報を販売価格出力装置に取得させた後に、購入者別商品販売価格情報出力部が、購入者別商品販売価格情報を可視的媒体に出力する。
【0156】
(実施形態8:効果)
これにより、商品購入者が可視的媒体を持ち歩いて買い物をすることができるようになり、特売品などの情報を見ながら買い物ができる。
【0157】
(実施形態9)
本発明の実施形態9においては、実施形態8における可視媒体が紙であり、購入者別商品販売価格情報出力部は紙に印刷して出力を行なう。
【0158】
実施形態8に例示した電子ペーパーは再利用が可能であるとしても、この明細書が書かれている時点においては、紙は安価であり、また、軽さの面からの可搬性、柔軟性の面からの折り曲げに最も優れた面を持つ可視媒体である。また、紙に印刷する技術も成熟しており、本発明の実施においては、紙は最も適したものであると言える。
【0159】
(実施形態10)
本発明の実施形態10においては、実施形態6の販売価格出力装置において、購入者別商品販売価格情報の出力は、来店後に商品の清算時にレシートに印刷して出力される。
【0160】
例えば、本実施形態の販売価格出力装置がレジスターに接続され、商品購入者がレジスターにて清算を済ませる際に、販売価格出力装置から購入者別商品販売価格情報がレジスターに出力され、その購入者別商品販売価格情報に基づいて清算額が求められる。レシートが印刷されるときに、商品の標準小売価格を格納した商品マスタより商品購入者が購入した商品の標準小売価格を取得し、購入者別商品販売価格情報により示される商品の清算額との差額を計算し、印刷を行なうようにしてもよい。
【0161】
また、購入者別商品販売価格情報取得部402は、商品購入者が次回来店する時の購入者別商品販売価格情報を取得し、その内容がレシートとして印刷されるようになっていてもよい。すなわち、次回来店時の商品販売価格の予告がレシートに印刷されるようになっていてもよい。
【0162】
(実施形態10:効果)
これにより、商品購入者は、どれだけ得な買い物をしたかを知ることができ、喜びや驚きなどを感じるようになる。
【0163】
また、商品の清算を行なう前に前もって購入者別商品販売価格情報が商品購入者に対して出力されていれば、商品購入者はレシートに印刷された差額を見て、予想通りの値引きで買い物ができたことに納得をし、満足を感じるようになる。
【0164】
結果として、商品購入者は、その商店で満足感を持って買い物をするようになり、商店側は、商品購入者を顧客として独占できるようになる。
【0165】
(実施形態11)
本発明の実施形態11は、実施形態1ないし10のいずれか一の販売価格出力装置において、購入者別商品販売価格情報が複数の購入者によるまとめ買いを条件とした販売価格を示す情報であることを特徴としている。
【0166】
(実施形態11:複数の購入者によるまとめ買いを条件とした販売価格)
「複数の購入者によるまとめ買いを条件とした販売価格」とは、販売価格出力装置に商品購入者識別情報を取得させた商品購入者であって、商品の清算のための支払をする者以外の者と共同して数人のグループとして商品を購入するときの販売価格を意味する。
【0167】
「共同して商品を購入する」とは、数人のグループで同じ商品を複数個購入する場合と、数人のグループで複数の種類の商品を購入する場合とがある。
【0168】
(実施形態11:購入者別商品販売価格情報の例)
図31は、数人のグループで同じ商品を複数購入する場合の販売価格を示す情報を格納した表3101を例示している。表3101においては、3220という商品購入者識別情報を持つ商品購入者がグループの代表者となって商品コードが49771800の商品をまとめ買いをする場合の販売価格を示す情報が格納されている。
【0169】
(実施形態11:効果)
本実施形態によれば、まとめ買いが行なわれることにより、商店側としては、大量の商品を一度の清算の作業によって販売することができ、利益を上げることができる。また、商品購入者側としては、まとめ買いをすることにより、商品を安く購入することができる。
【0170】
(実施形態12)
本発明の実施形態12においては、実施形態1から実施形態11のいずれかに記載の販売価格出力装置において、商品購入者識別情報は、商品購入者に対して送付されたダイレクトメールに記載された情報であることを特徴としたものである。
【0171】
(実施形態12:ダイレクトメールに記載された商品購入者識別情報の例)
図32は、ダイレクトメールに記載された商品購入者識別情報の例を示す。図32においては、例えば、葉書3201の裏面に広告が印刷され、表面に商品購入者の住所氏名とともに、商品購入者識別情報を表わすバーコード3202が印刷されている。印刷される広告は、葉書3201の受取人の嗜好などに適合した内容になっており、受取人ごとに異なるようになっていてもよい。
【0172】
このような葉書を受け取った者が商店に来店すると、バーコード3202を販売価格出力装置に提示し、商品購入者識別情報を取得させる。
【0173】
なお、図32は、郵便による葉書の例を示したが、一般の宅配業者が扱うダイレクトメール便を用いてもよい。
【0174】
また、商品購入者識別情報は、バーコードとして印刷されているとしたが、これは、この明細書が書かれたときにおいて、情報を入力する手段としてバーコードが最も一般的なものであるからである。バーコードを用いずに、葉書などに印刷された住所や氏名の文字を文字認識の技術によって読み取ることにより、商品購入者識別情報が取得されるようになっていてもよい。
【0175】
バーコードの代わりに、番号が印刷され、その番号が商品購入者により商品購入者情報としてテンキーなどを用いて入力されたり、音声の認識によって入力されたりするようになっていてもよい。
【0176】
なお、葉書の裏面には、広告が印刷されるが、この広告は、葉書が送られる商品購入者に応じたものとしてもよい。例えば、商品購入者の商品の購入履歴に基づいて広告の内容を決めたり、商品購入者の属性情報に基づいて広告の内容を決めたりするようにしてもよい。
【0177】
(実施形態12:効果)
このように、商品購入者識別情報をダイレクトメールに記載された情報とすることにより、例えば、商品購入者が専用のカードなどを持たなくても商品購入者識別情報を提示することが可能となり、商品購入者に適した買い物ができるようになる。特に、一人の人間が多くのカードを所持している現代にあっては、カードを紛失しやすい状況にあり、定期的にあるいは、不定期的にダイレクトメールに商品購入者識別情報が印刷されて送付されることにより、商品購入者としては、カードを特別に注意して管理する必要がなくなる。
【0178】
(実施形態13)
本発明の実施形態13においては、実施形態1ないし12のいずれか一に記載の販売価格出力装置において、購入者別商品販売価格情報には、無料商品情報が含まれる。ここに、「無料商品情報」とは、無料で引き渡す商品を特定するための情報である。
【0179】
(実施形態13:無料商品情報の例)
無料商品情報の例としては、商品購入者が購入した商品に加えて無料で引き渡す商品を特定するための情報がある。また、商品購入者が清算を行なう際に提示した商品の中から価格を無料にして引き渡す商品を特定するための情報がある。
【0180】
(実施形態13:無料商品情報の生成について)
例えば、販売価格出力装置が商品情報取得部を備えている場合には、商品の販売状況や賞味期限に基づいて、無料商品情報を生成するようにしてもよい。例えば、売れ行きの良くない商品を無料で引き渡すことにより、その商品を知ってもらうようにする。また、賞味期限が切れそうな商品を無料にて引き渡すようにしてもよい。
【0181】
また、購入者別商品購入履歴情報取得部が備えられている場合には、商品購入者の商品の購入履歴に基づいて、無料商品情報が生成されるようにしてもよい。例えば、商品購入者が頻繁に購入している商品については無料にしたり、商品購入者がまだ購入したことがない商品を試供品として提供したりする。
【0182】
また、来店目的情報取得部が備えられている場合には、来店目的に応じた商品を無料にするような無料商品情報が生成されるようになっていてもよい。例えば、夕飯の食材を購入するために来店した商品購入者に、新しく販売された食材であって夕飯に適したものを無料で提供するようにしてもよい。
【0183】
また、購入者属性情報蓄積部が備えられている場合には、商品購入者の属性にあった商品を無料にするような無料商品情報が生成されるようになっていてもよい。例えば、商品購入者の年齢と性別に応じて、化粧品などの試供品を無料で提供するようにしてもよい。
【0184】
また、購入者別商品販売価格情報出力部が備えられている場合には、無料商品情報を出力することにより、商品購入者は、その商店で商品を購入することにより、何が無料でもらえるかを知ることができ、買い物に満足感を覚えるようにできる。
【0185】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、商品購入者別に価格が設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明する図
【図2】本発明の概要を説明する図
【図3】本発明の効果などを説明する図
【図4】実施形態1に関する機能ブロック図
【図5】購入者別商品販売価格情報の一例図
【図6】商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を新たに計算して得るための表の一例図
【図7】実施形態1における処理の流れ図
【図8】商品購入者の行動を説明する図
【図9】実施形態2に関する機能ブロック図
【図10】商品情報を格納する表の一例図
【図11】実施形態3における機能ブロック図
【図12】実施形態3における処理の流れ図
【図13】実施形態4における機能ブロック図
【図14】来店目的情報を取得するための画面の一例図
【図15】来店目的から値引額を計算するためのデータ構造の一例図
【図16】実施形態4における処理の流れ図
【図17】実施形態5における機能ブロック図
【図18】実施形態5における処理の流れ図
【図19】実施形態6における機能ブロック図
【図20】購入者別商品販売価格情報が出力される様子の一例図
【図21】購入者別商品販売価格情報が表示された様子の一例図
【図22】実施形態6における処理の流れ図
【図23】実施形態6における機能ブロック図
【図24】実施形態6における処理の流れ図
【図25】実施形態6における機能ブロック図
【図26】実施形態6における処理の流れ図
【図27】実施形態6における機能ブロック図
【図28】実施形態6における処理の流れ図
【図29】実施形態6における機能ブロック図
【図30】実施形態6における処理の流れ図
【図31】同じ商品を複数購入する場合の販売価格を示す情報を格納した表の一例図
【図32】ダイレクトメールの一例図
【符号の説明】
100 商品購入者
101 商品購入者識別情報取得部
102 サーバ装置
103 購入者別商品販売価格情報取得部
104 レジ装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for acquiring sales price information of a product for each product purchaser.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, stores (hereinafter referred to as “stores” include not only large-scale stores such as department stores, but also medium-sized stores and small-scale stores. In some cases, discount sales are performed for each product to attract the attention of the product purchaser. In addition, a member system is adopted, and discounts (e.g., 10% discount, half price, etc.) are applied to product buyers who are members at the time of settlement. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, although product discounts are made to all product buyers, each of the product buyers has a desire to purchase a different product, so the product buyer can search for a store with the best price for himself. You have to buy the goods.
[0004]
Further, for example, a product purchaser usually has a purpose of purchasing a plurality of products, instead of purchasing only one product, in order to prepare a meal. For this reason, even if a product is discounted at a certain store, the discount is not applied to the individual purchaser's taste, etc., but is applied uniformly, so the target product is discounted at the store. Even if all items are purchased, the purchase price does not always reach a price that is satisfactory to the product purchaser. For this reason, in order to obtain satisfaction with the purchase of all products, it is not possible to complete shopping at one store, and it is necessary to purchase at different stores for each product.
[0005]
Also, if you are a member, even if a fixed price is discounted from the settlement price, if a particular product is sold at a lower price at another store, the product purchaser Need to visit other shops to get price satisfaction. In addition, in the case of such a fixed discount, since the discount amount can be predicted in advance, even if the product purchaser is notified of the discount amount on a receipt or the like at the time of settlement, there is no surprise and the product purchase is not made. People get bored soon.
[0006]
Therefore, in the present invention, by setting the selling price of the product for each product purchaser according to the taste of the product purchaser, etc., by purchasing a plurality of products at one store, the purchase price can be satisfied. To be. Thus, for example, the purchaser can minimize the purchase amount of shopping at one store without visiting a plurality of stores, thereby obtaining satisfaction and being informed of an unexpected discount amount. Thus, it is possible to obtain a kind of surprise.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, product purchaser identification information for identifying a product purchaser is obtained, and based on the obtained product purchaser identification information, Provided is a sales price output device for acquiring information including information on sales prices.
[0008]
As a result, the optimal price can be set for each product purchaser, and the product purchaser does not need to search for a store that is satisfactory for himself. In addition, by purchasing a plurality of products at one store, the purchase price can be minimized, so that it is not necessary to visit a plurality of stores for shopping.
[0009]
Note that the information on the sale price of the product may be obtained based on information including information on the sales status of the product.
[0010]
Further, the information on the selling price of the product may be obtained based on information on the purchase history of the product of the product purchaser.
[0011]
Further, the information on the sale price of the product may be obtained based on the purpose of visiting the store of the product purchaser.
[0012]
Further, the information on the sale price of the product may be obtained based on information including information indicating the preference of the product purchaser.
[0013]
The selling price output device may output information on the selling price of the product for each product purchaser.
[0014]
By outputting information on the selling price, for example, a product purchaser can know what to buy is optimal for himself.
[0015]
Further, the information regarding the sales price to be output may not be all output but may be partially hidden. For example, the product name may be hidden or the price may be hidden.
[0016]
As a result, the product purchaser wants to know what the name and price of the product are hidden, and actually purchases the product in order to satisfy the curiosity. This can increase sales.
[0017]
Further, the information on the selling price may be printed and output on a receipt at the time of settlement of the product.
[0018]
As a result, the product purchaser will know the discount amount when the product is settled, and will be able to get surprises and the like by knowing the discount amount, and will consider using the store next time. .
[0019]
In addition, the receipt may be notified of the product sales price at the next visit. Thereby, it is possible to urge the product purchaser to visit the store next time.
[0020]
Further, the information on the selling price may be based on a condition of bulk purchase by a plurality of purchasers.
[0021]
This can motivate large purchases and increase sales.
[0022]
The product purchaser identification information may be information described in a direct mail. That is, a direct mail having a different content suitable for the preference and the like is printed for each product purchaser, and the product purchaser identification information indicating the product purchaser is printed.
For example, in the direct mail sent to the purchaser of the product A, the content suitable for the preference of the customer A is printed, and the product purchaser identification information of the customer A is printed. In addition, in the direct mail sent to another product purchaser named “Otsu”, the content suitable for the taste of Otsu etc. is printed and the product purchaser identification information of Otsu is printed.
[0023]
As a result, it is possible to perform a suitable advertisement for each product purchaser instead of a uniform advertisement method as in a conventional flyer. In addition, even if the product purchaser loses the motivation to visit the store by losing the card or the like on which the product purchaser's identification information is recorded, the direct purchase mail with the product purchaser's identification information can be sent. Can be recovered.
[0024]
Further, the information on the selling price may include information for specifying a product to be delivered free of charge.
[0025]
As a result, it is possible to provide a free sample suitable for the product purchaser, and it is possible to enhance the effect of the advertisement.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention is not limited to these embodiments at all, and can be implemented in various modes without departing from the gist thereof.
[0027]
(Summary of the present invention)
FIG. 1 is a diagram for explaining the outline of the present invention.
[0028]
First, the product purchaser 100 visits the store and causes the product purchaser identification information acquisition unit 101 to acquire the product purchaser identification information, which is information for identifying the product purchaser.
[0029]
Then, in the
[0030]
When the merchandise purchaser 100 makes a purchase and makes a checkout at the cashier 104, the discount amount is calculated and presented to the merchandise purchaser 100, and the user is surprised or satisfied with the discount amount.
[0031]
FIG. 2 is another diagram for explaining the outline of the present invention. The difference between FIG. 2 and FIG. 1 is that, in FIG. 2, when the purchaser-specific product sales price
[0032]
FIG. 3 is a diagram illustrating the effects of the present invention.
[0033]
In the present invention, when the
[0034]
As another example, a product set special sale service is provided using, for example, the
[0035]
As described above, the
[0036]
(Embodiment 1)
FIG. 4 illustrates a functional block diagram of a sales price output device according to the first embodiment of the present invention.
[0037]
(Embodiment 1: Configuration)
In the present embodiment, the sales
[0038]
(Embodiment 1: Product purchaser identification information acquisition unit)
"Product purchaser identification information acquisition unit" 401 acquires the product purchaser identification information. Here, “product purchaser identification information” is information used to identify a product purchaser. Examples of the product purchaser identification information include characters and numbers entered by the product purchaser using a keyboard or the like, information provided by a magnetic card or IC card possessed by the product purchaser, and portable electronic devices such as mobile phones. There are information provided by the device (for example, information transmitted by radio waves or infrared rays, bar code information displayed on a display unit, etc.), a person who purchases the product, and biological information such as a fingerprint and an iris. .
[0039]
In addition, "product buyers" include not only those who have purchased the product, but also those who have not purchased the product but have the intent to purchase the product, or those who may purchase the product. Including. A person who has a possibility of purchasing a product includes, for example, a person who has visited a store to do window shopping.
[0040]
(Embodiment 1: Product sales price information acquisition unit for each buyer)
The “purchase-specific merchandise sales price information obtaining unit” 402 obtains purchaser-specific merchandise sales price information based on the purchaser identification information obtained by the purchaser identification
[0041]
(Embodiment 1: Example of merchandise sales price information by buyer)
FIG. 5 shows an example of merchandise sales price information by buyer. In FIG. 5, merchandise sales price information for each purchaser is stored in a table 501. The table 501 includes three columns of “product purchaser identification information”, “product code”, and “price”. Each row indicates how much the selling price of the product is to the product purchaser.
[0042]
The purchaser-specific merchandise sales price
[0043]
"Acquiring what is already prepared" means, for example, that a table in which products and their selling prices are associated with each product purchaser is prepared, and data stored in the prepared table is obtained. .
[0044]
(Embodiment 1: An example of calculating information related to the selling price of a product for each buyer)
FIG. 6 exemplifies a table for newly calculating and obtaining information on the selling price of a product for each product purchaser based on the product purchaser identification information. FIG. 6 illustrates a table 601 and a table 602.
[0045]
Table 601 is a table that associates product purchaser identification information with product purchaser ranks. In other words, it is a table for rating merchandise purchasers. From this table, the rating of the product purchaser can be known. An example of a product purchaser rating is the stage at which a product purchaser is a customer that benefits a store. For example, merchandise purchasers are arranged according to the purchase amount during a certain period, and the rank of the 100th purchaser from the purchaser with the largest purchase amount is 1, and the rank from the 101st to 400th is 2, and so on.
[0046]
A table 602 is a table that associates a product code, a product purchaser rank, and a price. The product code is specified by the product code in the columns of the product code, the product purchaser rank, and the price, and the price when the specified product is sold to the product purchaser classified in the product purchaser rank in Table 601 is displayed in one line. It is made to correspond.
[0047]
According to the tables 601 and 602, for example, the price at which the product with the product code of 4977800 is sold to the product purchaser who has acquired the product
[0048]
The table 501 illustrated in FIG. 5 obtains the product purchaser rank from the product purchaser identification information acquired by the product purchaser identification
[0049]
(Embodiment 1: Operation of sales price output device)
FIG. 7 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0050]
In step S701, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification
[0051]
In step S702, the purchaser-specific product sales price information is acquired by the purchaser-specific product sales price
[0052]
(Embodiment 1: Effect)
According to the selling price output device of the present embodiment, the price can be set for each product purchaser, and the optimum price can be set for each product purchaser. This eliminates the need for the product purchaser to visit a plurality of shops, and also enables the shop side to enclose customers.
[0053]
(Embodiment 1: Behavior of product purchaser)
The product purchaser, for example, makes a decision to purchase the product, causes the product purchaser identification
[0054]
Further, the action may be performed as in the flowchart illustrated in FIG.
[0055]
First, the user enters a store (step S801). Then, the product purchaser identification information is presented, and the product purchaser identification
[0056]
(Embodiment 1: Sales price output device can be realized by a computer)
The selling
[0057]
(Embodiment 1: The selling price output device is also a device for using the selling price output method)
The selling
[0058]
(Embodiment 2)
In the second embodiment of the present invention, the sales price output device of the first embodiment acquires purchaser-specific product sales price information based on information including information on the sales status of the product.
[0059]
(Embodiment 2: Configuration)
FIG. 9 illustrates a functional block diagram of a sales price output device according to the second embodiment. In the present embodiment, the selling
[0060]
(Embodiment 2: product information acquisition unit)
“Product information acquisition unit” 903 acquires product information. “Product information” is information including product sales information that is information on the sales status of products. “Information about the sale status of the product” is, for example, information indicating how many products have been sold, how much inventory is available, and what other products have been purchased at the same time as the product. . In addition, the information that is the product information and is not the information on the sales status of the product includes, for example, the quality assurance period and the expiration date of the product.
[0061]
(Embodiment 2: Product sales price information acquisition unit for each buyer)
In the present embodiment, the purchaser-specific product sales price
[0062]
FIG. 10 exemplifies a table 1001 for storing the product information when the product information includes the stock quantity of the product (how much stock of the product is) and the proper stock quantity of the product. The purchaser-specific merchandise sales price
[0063]
In addition, when the product information includes the expiration date of the product, the purchaser-specific product sales price
[0064]
(Embodiment 2: Effect)
According to the present embodiment, the product sales price is determined based on information on the sales status of the product and the like, so that it is not necessary to manually re-price the price tag as conventionally performed, and the cost of merchandise sales at the store is eliminated. Can be lowered.
[0065]
(Embodiment 3)
In the third embodiment of the present invention, the sales price output device according to the first or second embodiment acquires the purchaser-specific product sales price information based on the purchase history of the product for each purchaser.
[0066]
(Embodiment 3: Configuration)
FIG. 11 illustrates a functional block diagram of a sales price output device according to the third embodiment. In FIG. 11, the selling
[0067]
(Embodiment 3: Product purchase history information acquisition unit for each purchaser)
The “purchase-specific product purchase history information acquisition unit” 1103 acquires purchaser-specific product purchase history information. The “purchase-specific product purchase history information” is information on the purchase history of the product for each product purchaser. For example, for each product purchaser, a database is stored as to which month and on what date and how many products were purchased. The product purchase history information acquiring unit for each purchaser uses the product purchaser identification information acquired by the product purchaser identification information acquiring unit to determine the date and the product and the quantity of the product purchased by the product purchaser so far. Obtained by searching the database.
[0068]
Alternatively, the total purchase price of the product up to now may be accumulated for each product purchaser, and the purchaser-specific product purchase history information acquiring unit 1103 may acquire the accumulated total.
[0069]
(Embodiment 3: Product sales price information acquisition unit for each buyer)
In the present embodiment, the purchaser-specific product sales price information acquisition unit 1102 obtains purchaser-specific product sales price information based on the purchaser-specific product purchase history information acquired by the purchaser-specific product purchase history information acquisition unit 1103. I do.
[0070]
For example, the purchaser-specific product sales price information acquisition unit 1102 first obtains purchaser-specific product sales price information based on the product purchaser identification information. If there is a product information acquisition unit, the purchaser-specific product sales price information is corrected based on the product information acquired by the product information acquisition unit. Next, purchaser-specific product purchase history information is acquired by the purchaser-specific product purchase history information acquisition unit 1103. For example, for products whose total number of purchases is a certain number or more, sales are performed at a predetermined rate. Do price reductions. Further, a discount rate may be determined according to the total purchase price of the product, and the selling price may be determined based on the discount rate.
[0071]
(Embodiment 3: Process Flow)
FIG. 12 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0072]
In step S1201, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification
[0073]
In step S1202, purchaser-specific product purchase history information is acquired by the purchaser-specific product purchase history information acquisition unit 1103.
[0074]
In step S1203, purchaser-specific product sales price information is acquired by the purchaser-specific product sales price information acquisition unit 1102.
[0075]
When the selling
[0076]
(Embodiment 3: Effect)
According to the present embodiment, information including information on the sale price of the product is also acquired based on the information on the purchase history of the product. For example, for a product purchaser who has continued a certain product, By setting the sale price at a discount, it is possible to enclose the purchaser of the product.
[0077]
(Embodiment 4)
In the fourth embodiment of the present invention, the sales price output device according to any one of the first to third embodiments acquires purchaser-specific product sales price information based on information indicating the purpose of visiting the store.
[0078]
(Embodiment 4: Configuration)
FIG. 13 illustrates a functional block diagram of a sales price output device according to the fourth embodiment. In FIG. 13, the sales price output device 1300 of the present embodiment further includes a store visit purpose information acquisition unit 1303 in addition to the sales price output device of the first embodiment. Of course, the sales
[0079]
(Embodiment 4: visit purpose information acquisition unit)
The “visiting purpose information acquiring unit” 1303 acquires visiting purpose information. “Store visit purpose information” is information indicating the visit purpose of the product purchaser.
[0080]
For example, a
[0081]
(Embodiment 4: Product sales price information acquisition unit for each buyer)
In the present embodiment, the purchaser-specific product sales price
[0082]
For example, a data structure of a branched tree structure as shown in FIG. 15 is stored in the purchaser-specific merchandise sales price
[0083]
Here, the data structure of FIG. 15 will be described in detail. A node 1501 corresponding to the root of the tree structure indicates a store visit purpose. In this case, "preparing dinner" is the purpose of the visit. The data structure of FIG. 15 shows branches of
[0084]
As described above, in the case where discount information when a combination of products is purchased is obtained from the store visit purpose information, the purchaser-specific product sales price
[0085]
If the discount rate for individual products is determined by the visit purpose information, the discount rate is applied to the acquired purchase price information for each purchaser to obtain new purchase price information for each purchaser. You may make it.
[0086]
(Embodiment 4: Process Flow)
FIG. 16 exemplifies a flowchart for explaining the flow of processing of the selling price output device 1300 in the present embodiment. Note that this flowchart is for the case where the selling price output device 1300 is based on the selling price output device of the first embodiment.
[0087]
In step S1601, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 1301.
[0088]
In step S1602, the visit purpose information is acquired by the visit purpose information acquisition unit 1303.
[0089]
In step S1603, purchaser-specific merchandise sales price information is acquired by the purchaser-specific merchandise sales price
[0090]
When the sales price output device is based on the sales price output device of the second embodiment, the product information is obtained before step S1603. In the case of the sales price output device according to the third embodiment, before step S1603, purchaser-specific product purchase history information is obtained.
[0091]
(Embodiment 4: Effect)
According to the present embodiment, it is possible to provide a product suitable for the purpose of the product purchaser at low cost.
[0092]
(Embodiment 5)
In the fifth embodiment of the present invention, the sales price output device according to any one of the first to fourth embodiments converts purchaser-specific product sales price information based on information including information indicating a purchaser's preference for a product. get.
[0093]
(Embodiment 5: Configuration)
FIG. 17 illustrates a functional block diagram of a selling price output device according to the fifth embodiment. In FIG. 17, the sales price output device 1700 of the present embodiment further includes a purchaser attribute information storage unit in addition to the sales price output device of the first embodiment. Of course, the sales
[0094]
(Embodiment 5: Buyer attribute information storage unit)
The “buyer attribute information storage unit” 1703 stores product purchaser identification information and purchaser attribute information in association with each other. “Purchaser attribute information” is information including preference information that is information indicating the preference of the product purchaser regarding the product. Examples of the preference information include information indicating whether one likes vegetable dishes or meat dishes, Chinese dishes, or light meals. The purchaser attribute information other than the preference information includes occupation, age, marriage status, family structure, and the like.
[0095]
For example, the purchaser attribute information storage unit 1703 stores the product purchaser identification information and the purchaser attribute information in association with each other by the database management system.
[0096]
(Embodiment 5: Acquisition unit for product sales price information by buyer)
In the present embodiment, the purchaser-specific product sales price
[0097]
That is, the purchaser-specific merchandise sales price
[0098]
For example, if the purchaser attribute information indicates that the purchaser prefers vegetable dishes, the selling price of vegetables is discounted.
[0099]
(Embodiment 5: Process flow)
FIG. 18 exemplifies a flowchart for explaining the flow of processing of the selling price output device 1700 in the present embodiment. This flowchart is for the case where the selling price output device 1700 is based on the selling price output device of the first embodiment.
[0100]
In step S1801, the product purchaser identification
[0101]
In step S1802, the attribute information stored in the purchaser attribute information storage unit 1703 in association with the product purchaser identification information is acquired.
[0102]
In step S1803, purchaser-specific product sales price information is acquired by the purchaser-specific product sales price
[0103]
If the selling price output device is based on the selling price output device of the second embodiment, the product information is obtained before step S1803. In the case of the sales price output device according to the third embodiment, purchaser-specific product purchase history information is acquired before step S1803. In the case of the sales price output device according to the fourth embodiment, similarly, before the step S1803, the visit purpose information is acquired.
[0104]
(Embodiment 5: Effect)
According to the present embodiment, it is possible to provide products at low prices according to the tastes and attributes of the product purchasers.
[0105]
(Embodiment 6)
In the sixth embodiment of the present invention, the sales price output device according to any one of the first to fifth embodiments outputs purchaser-specific product sales price information.
[0106]
(Embodiment 6: Configuration (1))
FIG. 19 illustrates a functional block diagram of a sales
[0107]
(Embodiment 6: Product sales price information output unit by buyer)
The “purchase-specific merchandise sales price information output unit” 1903 outputs the purchaser-specific merchandise sales price information acquired by the purchaser-specific merchandise sales price information acquisition unit 1902 for the relevant purchaser.
[0108]
The “applicable product purchaser” is a product purchaser who has made the product purchaser identification information acquisition unit 1901 acquire the product purchaser identification information.
[0109]
Further, “output for the corresponding product purchaser” means to output so that the corresponding product purchaser can recognize the product.
[0110]
The "output" here can take various forms. For example, when the product purchaser causes the product purchaser identification
[0111]
FIG. 20 illustrates another form of output. In FIG. 20,
[0112]
FIG. 21 shows a state in which merchandise sales price information for each purchaser is displayed on the
[0113]
In addition, instead of the display by the character or together with the display by the character, the voice may be read aloud.
[0114]
It should be noted that the
[0115]
(Embodiment 6: Process flow (No. 1))
FIG. 22 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0116]
In step S2201, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 1901.
[0117]
In step S2202, purchaser-specific merchandise sales price information is acquired by the purchaser-specific merchandise sales price information acquisition unit 1902.
[0118]
In step S2203, the purchaser-specific product sales price information is output from the purchaser-specific product sales price information output unit. The output is not limited to one time, and may be repeated as needed.
[0119]
(Embodiment 6: Configuration (Part 2))
FIG. 23 illustrates a functional block diagram in the case where the selling price output device of the present invention is based on the second embodiment.
[0120]
In this case, the purchaser-specific product sales price
[0121]
(Embodiment 6: Process flow (No. 2))
FIG. 24 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0122]
In step S2401, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 2301.
[0123]
In step S2402, the product information is obtained by the product information obtaining unit.
[0124]
In step S2403, purchaser-specific merchandise sales price information is acquired by the purchaser-specific merchandise sales price
[0125]
In step S2404, the purchaser-specific product sales price information is output from the purchaser-specific product sales price information output unit.
[0126]
(Embodiment 6: Configuration (Part 3))
FIG. 25 illustrates a functional block diagram in the case where the sales price output device of the present invention is based on the third embodiment.
[0127]
In this case, the purchaser-specific product sales price information output unit 2503 outputs the purchaser-specific product sales price acquired based on the purchaser-specific product purchase history information acquired by the purchaser-specific product purchase history
[0128]
(Embodiment 6: Process flow (No. 3))
FIG. 26 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0129]
In step S2601, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 2501.
[0130]
In step S2602, purchaser-specific product purchase history information is acquired by the purchaser-specific product purchase history
[0131]
In step S2603, purchaser-specific product sales price information is acquired by the purchaser-specific product sales price
[0132]
In step S2604, the purchaser-specific product sales price information is output from the purchaser-specific product sales price information output unit 2503.
[0133]
(Embodiment 6: Configuration (Part 4))
FIG. 27 illustrates a functional block diagram in the case where the selling price output device of the present invention is based on the fourth embodiment.
[0134]
In this case, the purchaser-specific merchandise sales price information output unit 2703 outputs the purchaser-specific merchandise sales price information acquired based on the visit-purpose information acquired by the visit-purpose
[0135]
(Embodiment 6: Process flow (No. 4))
FIG. 28 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0136]
In step S2801, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 2701.
[0137]
In step S2802, the visit purpose information is acquired by the visit purpose
[0138]
In step S2803, purchaser-specific merchandise sales price information is acquired by the purchaser-specific merchandise sales price information acquisition unit 2702.
[0139]
In step S2804, the purchaser-specific product sales price information is output from the purchaser-specific product sales price information output unit 2703.
[0140]
(Embodiment 6: Configuration (Part 5))
FIG. 29 illustrates a functional block diagram in the case where the selling price output device of the present invention is based on the fifth embodiment.
[0141]
In this case, the purchaser-specific product sales price
[0142]
(Embodiment 6: Process flow (No. 5))
FIG. 30 exemplifies a flowchart for explaining the processing flow of the selling
[0143]
In step S3001, the product purchaser identification information is acquired by the product purchaser identification information acquisition unit 2901.
[0144]
In step S3002, purchaser attribute information stored in the purchaser attribute
[0145]
In step S3003, purchaser-specific merchandise sales price information is acquired by the purchaser-specific merchandise sales price
[0146]
In step S3004, the purchaser-specific product sales price information is output from the purchaser-specific product sales price
[0147]
(Embodiment 6: Effect)
According to this embodiment, since the purchaser-specific product sales price information is output for the purchaser, the purchaser can know the purchaser-specific product sales price information.
[0148]
(Embodiment 7)
In the seventh embodiment of the present invention, the sales price output device according to the sixth embodiment is characterized in that part of the purchaser-specific product sales price information output from the purchaser-specific product sales price information output unit is hidden. Is provided.
[0149]
That is, not all of the product sales price information for each purchaser is output, and only a part of the product purchaser can be seen.
[0150]
As a method of determining the purchaser-specific merchandise sales price information to be hidden, for example, there is a method of not outputting a product whose discount rate is not so high. Alternatively, it is possible not to output a product with a particularly high discount rate. In this case, if a display indicating that a product with a particularly high discount rate is not displayed is made, the product purchaser becomes interested in what it is. As a result, the user purchases many articles and wants to know what has a particularly high discount rate.
[0151]
As a mode in which a part of the purchaser-specific product sales price information is hidden and not output, a mode in which the product name is output but the price or the discount rate is not output, and a mode in which the product name is not output but the price or the discount rate is output Or a mode in which neither the product name nor the price and the discount rate are output.
[0152]
(Embodiment 7: Effect)
According to this embodiment, since part of the purchaser-specific product sales price information is hidden, it is possible to display the purchaser-specific product sales price information in a compact manner. Further, it is possible to increase the interest of the product purchaser in purchasing the product.
[0153]
(Embodiment 8)
In the eighth embodiment of the present invention, the sales price output device according to the sixth or seventh embodiment is provided, wherein the purchaser-specific merchandise sales price information output unit outputs to a visible medium.
[0154]
(Embodiment 8: Definition and example of visible medium)
A “visible medium” is a medium from which information can be obtained by visual means. For example, there is a so-called electronic paper in which fine particles are sandwiched between two thin plastic films and characters and graphics can be displayed by controlling a voltage. Electronic paper can display different characters and figures by controlling the voltage, so it can be reused.The displayed characters and figures do not disappear easily even when the power is turned off, so it is convenient to carry. is there.
[0155]
(Embodiment 8: Behavior of product purchaser)
In this embodiment, after the product purchaser causes the sales price output device to acquire the product purchaser identification information, the product sales price information output unit by purchaser outputs the product sales price information by purchaser to a visible medium. I do.
[0156]
(Embodiment 8: Effect)
As a result, the product purchaser can carry the shopping while carrying the visible medium, and can perform shopping while viewing information such as special sale items.
[0157]
(Embodiment 9)
In the ninth embodiment of the present invention, the visible medium in the eighth embodiment is paper, and the purchaser-specific merchandise selling price information output unit prints and outputs on paper.
[0158]
Even though the electronic paper illustrated in the eighth embodiment can be reused, at the time of this writing, the paper is inexpensive, and at the time of writing, the portability and flexibility of lightness are high. This is a visible medium that has the best surface to bend from the surface. The technology for printing on paper is also mature, and it can be said that paper is the most suitable in the practice of the present invention.
[0159]
(Embodiment 10)
In the tenth embodiment of the present invention, in the sales price output device of the sixth embodiment, the output of the merchandise sales price information for each purchaser is printed and output on a receipt when the merchandise is cleared after visiting the store.
[0160]
For example, the sales price output device of the present embodiment is connected to a register, and when the product purchaser completes the settlement at the register, the sales price output device outputs the product sales price information for each purchaser to the register. The settlement amount is obtained based on the information on the sales price of another product. When the receipt is printed, the standard retail price of the product purchased by the product purchaser is acquired from the product master that stores the standard retail price of the product. The difference may be calculated and printed.
[0161]
Further, the purchaser-specific product sales price
[0162]
(Embodiment 10: Effect)
As a result, the product purchaser can know how much the shopping has been made, and feel joy and surprise.
[0163]
Also, if the product sales price information for each purchaser has been output to the product purchaser before liquidation of the product, the product purchaser sees the difference printed on the receipt and purchases at the expected discount. I am convinced of what I have done and I feel satisfied.
[0164]
As a result, the merchandise purchaser can shop with satisfaction at the store, and the merchant can monopolize the merchandise purchaser as a customer.
[0165]
(Embodiment 11)
According to the eleventh embodiment of the present invention, in the sales price output device according to any one of the first to tenth embodiments, the merchandise sales price information for each purchaser is information indicating a sales price on condition of bulk purchase by a plurality of purchasers. It is characterized by.
[0166]
(Embodiment 11: Sales price on condition of bulk purchase by a plurality of buyers)
"Selling price on condition of bulk purchase by multiple buyers" means a merchandise purchaser who has obtained merchandise purchaser identification information on a selling price output device and is not a person who pays for liquidation of merchandise. Means the selling price when purchasing a product as a group of several people in cooperation with a party.
[0167]
The phrase "purchase a product jointly" includes a case where a group of several people purchases a plurality of the same product, and a case where a group of several people purchases a plurality of types of products.
[0168]
(Embodiment 11: Example of merchandise sales price information by buyer)
FIG. 31 exemplifies a table 3101 storing information indicating a selling price when a group of several people purchase the same product a plurality of times. Table 3101 stores information indicating the selling price when the product purchaser having the product purchaser identification information of 3220 becomes the representative of the group and collectively buys the product with the product code of 49771800.
[0169]
(Embodiment 11: Effect)
According to the present embodiment, by performing bulk buying, the store can sell a large amount of commodities by a single clearing operation, thereby increasing profits. In addition, the purchaser can purchase the product at a low price by making a bulk purchase.
[0170]
(Embodiment 12)
In a twelfth embodiment of the present invention, in the sales price output device according to any one of the first to eleventh embodiments, the product purchaser identification information is described in a direct mail sent to the product purchaser. It is characterized by being information.
[0171]
(Embodiment 12: Example of product purchaser identification information described in direct mail)
FIG. 32 shows an example of the product purchaser identification information described in the direct mail. In FIG. 32, for example, an advertisement is printed on the back side of a postcard 3201, and a
[0172]
When the person who receives such a postcard comes to the store, the
[0173]
Although FIG. 32 shows an example of a postcard by mail, a direct mail service handled by a general home delivery company may be used.
[0174]
The product purchaser identification information is printed as a barcode, but this is because barcodes are the most common means for inputting information when this specification is written. It is. Instead of using a barcode, merchandise purchaser identification information may be obtained by reading characters of an address or name printed on a postcard or the like by a character recognition technique.
[0175]
Instead of the barcode, a number may be printed, and the number may be input by the product purchaser as product purchaser information using a numeric keypad or the like, or may be input by voice recognition.
[0176]
Note that an advertisement is printed on the back side of the postcard, but the advertisement may be in accordance with the product purchaser to whom the postcard is sent. For example, the content of the advertisement may be determined based on the purchase history of the product of the product purchaser, or the content of the advertisement may be determined based on the attribute information of the product purchaser.
[0177]
(Embodiment 12: Effect)
As described above, by setting the product purchaser identification information to the information described in the direct mail, for example, the product purchaser can present the product purchaser identification information without having a dedicated card or the like, Shopping suitable for the product purchaser can be performed. In particular, in the present day when a single person has many cards, it is easy to lose cards, and product purchaser identification information is printed on direct mail regularly or irregularly. By being sent, it is not necessary for the purchaser to manage the card with special care.
[0178]
(Embodiment 13)
In a thirteenth embodiment of the present invention, in the sales price output device according to any one of the first to twelfth embodiments, the merchandise sales price information for each purchaser includes free merchandise information. Here, the "free product information" is information for specifying a product to be delivered free of charge.
[0179]
(Embodiment 13: Example of free product information)
As an example of free product information, there is information for specifying a product to be delivered for free in addition to the product purchased by the product purchaser. In addition, there is information for specifying a product to be delivered with a free price from the products presented when the product purchaser performs the settlement.
[0180]
(Embodiment 13: Generation of free product information)
For example, when the sales price output device includes a product information acquisition unit, free product information may be generated based on the sales status of products and the expiration date. For example, by delivering a product that does not sell well for free, the product is made known. Alternatively, a product whose expiration date is about to expire may be delivered free of charge.
[0181]
In the case where a purchaser-specific product purchase history information acquisition unit is provided, free product information may be generated based on the product purchase history of the product purchaser. For example, a product purchased frequently by a product purchaser is made free, or a product that the product purchaser has not yet purchased is provided as a free sample.
[0182]
Further, in the case where a store visit purpose information acquisition unit is provided, free product information may be generated such that a product according to the store visit purpose is made free of charge. For example, newly purchased ingredients suitable for dinner may be provided free of charge to a product purchaser who has come to the store to purchase ingredients for dinner.
[0183]
Further, in the case where a purchaser attribute information storage unit is provided, free product information may be generated so as to make a product suitable for the product purchaser's attribute free. For example, free samples such as cosmetics may be provided according to the age and gender of the product purchaser.
[0184]
In addition, when a purchaser-specific product sales price information output unit is provided, by outputting free product information, the product purchaser can purchase the product at the store and receive what is free. And you can feel satisfied with shopping.
[0185]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a price can be set for each product purchaser.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an outline of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an outline of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating effects of the present invention and the like.
FIG. 4 is a functional block diagram according to the first embodiment.
FIG. 5 is an example of merchandise sales price information by buyer.
FIG. 6 is an example of a table for newly calculating and obtaining information on a selling price of a product for each product purchaser.
FIG. 7 is a flowchart of a process according to the first embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating the behavior of a product purchaser.
FIG. 9 is a functional block diagram according to a second embodiment.
FIG. 10 is an example of a table for storing product information;
FIG. 11 is a functional block diagram according to a third embodiment.
FIG. 12 is a flowchart of a process according to the third embodiment.
FIG. 13 is a functional block diagram according to a fourth embodiment.
FIG. 14 is an example of a screen for acquiring visit purpose information;
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a data structure for calculating a discount amount from a visit purpose;
FIG. 16 is a flowchart of a process according to the fourth embodiment.
FIG. 17 is a functional block diagram according to a fifth embodiment.
FIG. 18 is a flowchart of processing according to the fifth embodiment.
FIG. 19 is a functional block diagram according to a sixth embodiment.
FIG. 20 is a diagram illustrating an example of a state in which merchandise sales price information for each purchaser is output;
FIG. 21 is an example of a state in which merchandise sales price information for each purchaser is displayed.
FIG. 22 is a flowchart of processing according to the sixth embodiment.
FIG. 23 is a functional block diagram according to a sixth embodiment.
FIG. 24 is a flowchart of processing according to the sixth embodiment.
FIG. 25 is a functional block diagram according to a sixth embodiment.
FIG. 26 is a flowchart of processing according to the sixth embodiment.
FIG. 27 is a functional block diagram according to a sixth embodiment.
FIG. 28 is a flowchart of processing according to the sixth embodiment.
FIG. 29 is a functional block diagram according to a sixth embodiment.
FIG. 30 is a flowchart of processing according to the sixth embodiment.
FIG. 31 is an example of a table storing information indicating a selling price when a plurality of same products are purchased.
FIG. 32 is an example of direct mail.
[Explanation of symbols]
100 product buyer
101 Product purchaser identification information acquisition unit
102 Server device
103 Product Sales Price Information Acquisition Unit by Buyer
104 cash register
Claims (16)
前記商品購入者識別情報取得部で取得した商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報である購入者別商品販売価格情報を取得する購入者別商品販売価格情報取得部と、
を備える販売価格出力装置。A product purchaser identification information acquisition unit that obtains product purchaser identification information for identifying a product purchaser;
Purchaser-specific merchandise sales that acquire purchaser-specific merchandise sales price information, which is information including information on the sales price of the merchandise for each merchandise purchaser, based on the merchant purchaser identification information acquired by the merchandise purchaser identification information acquisition unit Price information acquisition unit,
A sales price output device comprising:
前記購入者別商品販売価格情報取得部は、前記商品情報取得部で取得した商品情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する請求項1に記載の販売価格出力装置。A product information obtaining unit that obtains product information including product sales information that is information on the sales status of the product,
The sales price output device according to claim 1, wherein the purchaser-specific product sales price information acquisition unit obtains purchaser-specific product sales price information based on the product information acquired by the product information acquisition unit.
前記購入者別商品販売価格情報取得部は、前記購入者別商品購入履歴情報取得部で取得した購入者別商品購入履歴情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する請求項1又は2に記載の販売価格出力装置。A purchaser-specific product purchase history information acquisition unit that obtains purchaser-specific product purchase history information, which is information on purchase history of products by purchaser,
The purchaser-specific product sales price information acquisition unit acquires the purchaser-specific product sales price information based on the purchaser-specific product purchase history information acquired by the purchaser-specific product purchase history information acquisition unit. 2. The sales price output device according to 2.
前記購入者別商品販売価格情報取得部は、前記来店目的情報取得部で取得した来店目的情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する請求項1から3のいずれか一に記載の販売価格出力装置。A store visit information acquisition unit that acquires visit purpose information that is information indicating the visit purpose of the product purchaser;
4. The device according to claim 1, wherein the purchaser-specific product sales price information acquisition unit obtains purchaser-specific product sales price information based on the visit purpose information acquired by the visit purpose information acquisition unit. 5. Sales price output device.
前記購入者別商品販売価格情報取得部は、前記購入者属性情報蓄積部に蓄積されている購入者属性情報にも基づいて購入者別商品販売価格情報を取得する請求項1から4のいずれか一に記載の販売価格出力装置。A purchaser attribute information storage unit that stores the purchaser identification information and purchaser attribute information including preference information that is information indicating the preference of the purchaser regarding the product,
5. The purchaser-specific product sales price information acquisition unit acquires purchaser-specific product sales price information based on purchaser attribute information stored in the purchaser attribute information storage unit. 6. A sales price output device according to (1).
前記商品購入者識別情報取得ステップで取得した商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報である購入者別商品販売価格情報を取得する購入者別商品販売価格情報取得ステップと、
を計算機に実行させるための販売価格出力プログラム。A product purchaser identification information obtaining step of obtaining product purchaser identification information for identifying a product purchaser;
Purchaser-based product sales to acquire purchaser-specific product sales price information that is information including information on the sale price of the product for each product purchaser based on the product purchaser identification information acquired in the product purchaser identification information acquisition step Price information acquisition step,
Sales price output program for making a computer execute.
前記商品購入者識別情報取得ステップで取得した商品購入者識別情報に基づいて商品購入者別の商品の販売価格に関する情報を含む情報である購入者別商品販売価格情報を取得する購入者別商品販売価格情報取得ステップと、
を含む販売価格出力方法。A product purchaser identification information obtaining step of obtaining product purchaser identification information for identifying a product purchaser;
Purchaser-based product sales to acquire purchaser-specific product sales price information that is information including information on the sale price of the product for each product purchaser based on the product purchaser identification information acquired in the product purchaser identification information acquisition step Price information acquisition step,
Including sales price output method.
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