JP2004070444A - System and method for managing consumable of image processor, computer program, and computer readable storage medium - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置の消耗品管理システム及び方法、コンピュータプログラムならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、より具体的には、一度市場に設置された画像処理装置の使用状況をネットワークを通じてデータベース・システムに蓄積し、そのデータベース内の情報から、中古機機として再販した場合の、消耗部品の保証期間や交換・補充情報を管理する画像処理装置の消耗品管理システム及び方法、コンピュータプログラムならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写機、あるいは複写機及びFAXなどの機能を有する複合機等の画像処理装置において、ネットワークや電話回線を使用して、使用状況や障害、故障などの情報を販売店のサーバコンピュータに集める仕組みが存在している。
【0003】
また、消費者により一度使用されたそれらの機器を引き取り、中古製品として新品より低価格で販売するという販売方法も従来から存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中古製品として販売するにあたって、その後の機械の動作保証期間は、大まかな期間が設定によってなされているのが現状である。また、消耗部品の交換時期もほとんど管理されていないのが現状である。このため、必ずしも消耗品について正確な期間が保証されているとは限らないという問題がある。
【0005】
また、同様の理由から、中古製品の使用者においては、どのようなタイミングで部品交換を行うべきかを正確に知ることができないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中古製品の動作保証期間の設定や、中古製品に使用されている消耗品の交換等のタイミングを正確に管理することができる画像処理装置の消耗品管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像処理装置と、該画像処理装置に使用されている消耗品を管理するデータベース・システムとがネットワークを通じて接続された画像処理装置の消耗品管理システムであって、前記データベース・システムは、前記画像処理装置から入力される前記消耗品の使用量を示す情報を蓄積する手段と、該蓄積する手段により蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定する手段と、該設定する手段により設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行う手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置の消耗品管理システムにおいて、前記消耗品の使用量は、前記画像処理装置に取り付けられているタイマ、カウンタまたはセンサにより測定されることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置の消耗品管理システムにおいて、前記画像処理装置は情報を送信しまたは前記データベース・システムからの情報を受信するためのインターフェイス手段を備え、該インターフェイス手段を通じて前記消耗品の使用量を示す情報を送信することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置の消耗品管理システムにおいて、前記データベース・システムは前記消耗品が新品である場合の保証限度を予め記憶しており、前記消耗品の使用限度の設定は、前記消耗品が新品である場合の保証限度と、前記消耗品の使用量を示す情報とに基づいて行うことを特徴とする。
【0011】
また、請求項5に記載の発明は、画像処理装置にネットワークを通じて接続されたデータベース・システムを用いて行う画像処理装置の消耗品管理方法であって、前記画像処理装置から入力される、前記画像処理装置に使用されている消耗品の使用量を示す情報を蓄積するステップと、該蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定するステップと、該設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行うステップとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置の消耗品管理方法において、前記消耗品の使用量は、前記画像処理装置に取り付けられているタイマ、カウンタまたはセンサにより測定されることを特徴とする。
【0013】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置の消耗品管理方法において、前記画像処理装置は、情報を送信しまたは前記データベース・システムからの情報を受信するためのインターフェイスを通じて前記消耗品の使用量を示す情報を送信することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置の消耗品管理方法において、前記データベース・システムは前記消耗品が新品である場合の保証限度を予め記憶しており、前記消耗品の使用限度の設定は、前記消耗品が新品である場合の保証限度と、前記消耗品の使用量を示す情報とに基づいて行うことを特徴とする。
【0015】
また、請求項9に記載の発明は、コンピュータ・プログラムであって、画像処理装置にネットワークを通じて接続されたデータベース・システムに対し、前記画像処理装置から入力される、前記画像処理装置に使用されている消耗品の使用量を示す情報を蓄積するステップと、該蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定するステップと、該設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行うステップとを実行させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10に記載の発明は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、請求項9に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態におけるリサイクルシステムのライフサイクルを示す図で、製品が製造されてから廃棄されるまでのライフサイクルの流れ、つまり、製造、販売、使用、メンテナンス、回収、修理、中古販売、及び廃棄を、実線にて示している。また、製品のライフサイクルにおける各ステップに対応した、集中管理データベース・システムとの情報のやり取りを破線にて示している。
【0019】
まず、製品のライフサイクルの流れの説明を行う。製品は、工場の生産ライン等によって「製造」される。その後、販売会社や量販店などに出荷されそこで「販売」され、使用者のもとへ納品される。そこで使用者は実際にその製品を「使用」する。その間、消耗品の交換や、修理などの「メンテナンス」を受けながら製品を使って行く。
【0020】
その後、使用者が製品に対する必要性を無くしたとき、または新たな代替製品を購入したときに、これまで使われていた製品は「回収」される。回収された製品はその状態によって、そのまま「中古販売」されるもの、「修理」が行われ「中古販売」されるもの、またはそのまま「廃棄」されるものに区分けされる。「中古販売」されたものに関しては、再び消費者に「使用」される。
【0021】
次に図1の破線で示した、ライフサイクルの各ステップにおける集中管理データベース・システム100とのデータのやり取りについての説明を行う。
【0022】
製品が、工場の生産ライン等によって「製造」されたとき、工場の端末から所定通信回線を介して集中管理データベース・システム100にアクセスし、その製品に関する情報などの「初期設定」を登録する。その後、販売会社や量販店などに出荷されそこで「販売」され、使用者のもとへ納品されたとき、使用者或いは販売店の端末から所定通信回線を介して集中管理データベース・システム100にアクセスし、使用者の登録などの「販売時の設定」を登録する。使用者が実際にその製品を「使用」する間、あるいは消耗品の交換や、修理などの「メンテナンス」を受けながら製品を使っている間は、サービスセンターの端末または画像処理装置から集中管理データベース・システム100に使用状況、メンテナンス状況などの情報を登録し、または「更新」して行く。使用状況、メンテナンス状況などの情報の登録は既に公知のメンテンナンスシステムによって可能であり、製品(例えば画像形成装置)に設けられた各種センサにて検知された情報に基づく通知情報を装置から直接、或いは、外部の情報処理装置を介して集中管理データベース・システム100/サービスセンタ(情報処理装置)に所定の通信回線を介して通知する仕組みにより実現される。詳細な説明はここでは省略する。
【0023】
このようにして、集中管理データベース・システム100にはその機械の履歴や市場での動向などの情報が記録される。そして、これまで使われていた製品が「回収」されるとき、データベースに記録されているその機械の履歴や市場での動向などの情報から算出された「買い取り価格」が提示される。また、回収された製品を、そのまま「中古販売」されるものと、「修理」が行われ「中古販売」されるものと、そのまま「廃棄」されるものとに区分する場合にも、データベースに記録されているその機械の履歴を使用し、判断を行う。「中古販売」されたものに関しては、再び市場にでて「使用」のステップに戻ることとなる。
【0024】
次に図2を参照し、集中管理データベース・システム100に製品の情報の入出力を行うリサイクル支援システムについて説明する。
【0025】
本実施形態における集中管理データベース・システム100との接続には、通信回線156を使用した使用者側の情報のやり取り、及び、通信回線158を使用したメーカー側の情報のやり取りと分けた形で、アクセスするような形態をとる。
【0026】
本実施形態におけるライフサイクルの各ステップの作業を行う拠点を以下のようにする。
【0027】
「製造」を行うのは「工場」、「販売」及び「中古販売」を行うのは「販売店」、「使用」するのは「使用者」、「メンテナンス」及び「修理」を行うのは「サービスセンター」、「回収」を行うのは「回収業者」、「廃棄」を行うのは「廃棄業者」とする。
【0028】
なお、このステップと作業拠点との関係は一例であり、その組み合わせは自由にできるものとする。従って、例えば「販売」と「中古販売」、「メンテナンス」と「修理」が異なる拠点を持っていても良いし、「回収」と「修理」及び「中古販売」の拠点が一ヶ所にあったとしても良い。
【0029】
使用者の使う複写機やプリンタ及びFAXなどの画像処理装置(画像形成装置とも呼ぶ)152には、データ通信インターフェイス(I/F)502が接続されており、各画像処理装置152の使用状況などの情報を通信回線156を通して集中管理データベース・システム100へと送り出すように構成される。尚、上にも説明したように、画像処理装置から通信回線を介しての各種情報の通知は画像処理装置と通信可能にされた外部サーバ(情報処理装置)を介して成される形態でも構わない。このことは工場端末160、販売端末162、サービスセンタ164、回収業者端末166、廃棄業者端末168が通信回線158を介して通信を行う際にも同様のものとする。
【0030】
また、「工場」「販売店」「サービスセンター」「回収業者」「廃棄業者」の各拠点にはそれぞれ、通信回線158に接続されたコンピュータである工場端末160、販売店端末162、サービスセンター端末164、回収業者端末166、廃棄業者端末168が用意されており、そこから情報の入出力を行なえるように構成されている。
【0031】
これらの拠点と集中管理データベース・システム100との情報のやり取りは、通信回線156及び158を使用して行う。これは、電話回線などの公共のものを使用してもかまわないし、光ケーブルなどの専用線を使用してもかまわない。また、本実施形態においては、使用者側の通信回線156と、メーカー側の通信回線158とを分けた形の例を挙げているが、回線の混み具合などから、もっと細分化して集中管理データベース・システム100に接続しても良いし、全ての通信について1本の回線を共有しても良い。
【0032】
次に、本実施形態による画像処理装置152、及びデータ通信I/F502の説明を行う。
【0033】
図3は本実施形態による画像処理装置の代表的な構成を示すブロック図である。リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0034】
画像入出力制御部3はリーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータ・インターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9、コア部10などからなる。
【0035】
ファクシミリ部4は電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、また、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。ファクシミリ部4にはハードディスク12が接続されており、受信した圧縮画像データを一時的に保存することができる。
【0036】
ファイル部5には光磁気ディスク・ドライブユニット6が接続されており、ファイル部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードとともに光磁気ディスク・ドライブユニット6にセットされた光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5はコア部10を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
【0037】
コンピュータ・インターフェイス部7は、パーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)11とコア部10の間のインターフェイスである。フォーマッタ部8はPC/WS11から転送された画像を表すコードデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものであり、イメージメモリ部9はPC/WS11から転送されたデータを一時的に記憶するものである。
【0038】
コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータ・インターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0039】
図4はリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。
【0040】
原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。このときの原稿からの反射光は、ミラー105、106、107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0041】
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。
【0042】
給紙用カセット204、205は、出力用紙のサイズ、縦・横、色などの違いによって、複数段のカセットが用意されている。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙用カセット204または給紙用カセット205、及び手差し用給紙部230のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。
【0043】
定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。
【0044】
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
【0045】
上記動作制御は、後に詳細な説明を行う、機体動作制御部によって制御されているものとする。
【0046】
図5はリーダ部1、プリンタ部2、画像入出力制御部3、機体動作制御部501、及びデータ通信I/F502の接続状況の内部ブロック図である。同図において、実線にて示している矢印は、画像データの流れであり、破線にて示している矢印は、制御用の信号及びデータの流れとする。
【0047】
CCD109から出力された画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行われる。
【0048】
A/D・SH部110によって処理された画像データは画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0049】
CPU114は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111を制御する。例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。
【0050】
プリンタ部2では、CPU114からの制御信号に従って、リーダ部1からの画像データのプリント出力を行う。
【0051】
このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使われる。
【0052】
また、CPU114には、リーダ部1、プリンタ部2、画像入出力制御部3の各部分に取り付けられた、センサ、カウンタ、タイマーなどから機体動作情報、部品情報、障害情報などの各種情報を入力し、それらをデータ通信I/F502に出力する。
【0053】
データ通信I/F502は、機体動作制御部501内のCPU114に接続されており、CPU114から入力する機体動作情報、部品情報、障害情報などの各種情報を図2で示した通信回線156へと出力するとともに、PDA、パームトップコンピュータ、ノートパソコン携帯電話、PHSなどの携帯端末503の接続も可能で、通信回線156を通して携帯端末503と集中管理データベース・システム100とのI/Fにもなる。
【0054】
また、データ通信I/F502は、バージョンアップされた制御プログラムをネットワークを介してメモリ116内にダウンロードする場合のI/Fの役割も担う。
【0055】
図6はコア部10のブロック図である。リーダ部1からの画像データはデータ処理部121へ転送されるとともに、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。
【0056】
データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェイス120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータ・インターフェイス部7へ転送される。
【0057】
また、コンピュータ・インターフェイス部7を介して入力された画像を表すコードデータは、データ処理部121に転送された後フォーマッタ部8へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。
【0058】
ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、コンピュータ・インターフェイス部7へ転送される。
【0059】
また、ファイル部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータ・インターフェイス部7へ転送される。
【0060】
CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラム、及びリーダ部1から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。このように、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータ(端末)からのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0061】
次に、製品のライフサイクルの各ステップにおける、集中管理データベース・システム100との情報のやり取りを詳細に説明していく。
【0062】
図7は、「製造」時に行われる情報のやり取りを示した図である。このときは、「製造」の拠点(本実施形態においては「工場」)に設置された工場端末160から、集中管理データベース・システム100への情報の入力となる。
【0063】
その内容は、製品の型番や個々の製品の区別を行うための「製品ID」、その製品の「製造年月日」、製品に使用されている「消耗品の基本設定値」、製品内で使用されている各種「ソフトウェアのバージョン」となる。なお、「消耗品の基本設定値」の詳細に関しては後述する。
【0064】
図8は、「販売」時に行われる情報のやり取りを示した図である。このときは、「販売」の拠点(本実施形態においては「販売店」)に設置された販売店端末162を使用して、集中管理データベース・システム100への情報の入出力が行われる。あるいは、「使用者」の画像処理装置152に接続されているデータ通信I/F502に、携帯端末503などを接続して情報の入出力が行われる場合もある。また、使用者が利用する情報処理装置を介して情報の入出力が行われるような形態も想定され、以下の説明では販売点端末162を携帯端末503或いは使用者が利用する情報処理装置と置き換えることもできるものとする。
【0065】
販売店端末162を使用した作業内容は、実際に使用される場所や管理者の情報である「使用者」の登録、その製品が設置された「販売年月日」の設定、その製品に関する情報として設定されている「コピー枚数」、「障害情報」、「メンテナンス情報」のリセットなどである。また、画像処理装置152のソフトウェアが既に新しいバージョンのものに更新されている場合には、「ソフトウェアのバージョン」の更新(バージョンアップ)も通信回線156を通じて行われる。
【0066】
図9は、「使用」時に行われる情報のやり取りを示した図である。このときの拠点は製品が設置された「使用者」の所となり、画像処理装置152の状態が、その画像処理装置からデータ通信I/F502を通じて集中管理データベース・システム100へ入力される。
【0067】
その内容としては、実際に電源を入れて使用していた時間を示す「通電時間情報」、「コピー枚数」、「消耗品の使用量」の他、ジャムや印刷不良、トナー切れ、電気回路故障などの障害があった場合の「障害情報」などがある。「障害情報」の更新が行われた場合には、その情報が集中管理データベース・システム100からサービスセンター端末164に直ちに通知され、サービスセンター内のサービスマンが製品のメンテナンスに向かう。なお、「消耗品の使用量」の更新に関しては、後程詳細な説明を行う。
【0068】
図10は、「メンテナンス」時の情報のやり取りを示した図である。
【0069】
このときは、「メンテナンス」の拠点(本実施形態においては「サービスセンター」)に設置されたサービスセンター端末164、または「使用者」の画像処理装置152に接続されたデータ通信I/F502に、携帯端末503などを接続して、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0070】
その内容は、以下のようなものとなる。通常の定期的なメンテナンスの場合、サービスマンはサービスセンター端末164から集中管理データベース・システム100にアクセスし、カウンタ料金の算出のための「コピー枚数」の確認や、消耗品の交換時期の指示を行うための「消耗部品の使用量」の確認などを行う。
【0071】
また、集中管理データベース・システム100からサービスセンター端末164に対し、画像処理装置152からの障害情報の通知がなされて、サービスセンターの係員がメンテナンスを行う場合には、サービスマンによる「障害情報」の確認によって、原因の究明、修理内容の検討、修理用の部品の準備などを行う。その後、実際のメンテナンスを行ない、携帯端末503から集中管理データベース・システム100にアクセスし、その内容を「メンテナンス情報」として登録しておく。
【0072】
また、障害の修理によって消耗品を交換した場合や、消耗品の使用量が保証されている量を超え、新しいものに交換を行ったときには、携帯端末503から集中管理データベース・システム100にアクセスし、交換した消耗品に対応する「消耗部品の使用量」のリセットを行う。
【0073】
メンテナンス時や、製品のソフトウェアのバージョンアップが行われた場合や、使用者からオプションで設定されているソフトの購入要求などがあった場合には、集中管理データベース・システム100に登録されている「ソフトウェアのバージョン」の更新(バージョンアップ)も行う。
【0074】
なお、「交換した消耗部品の使用量のリセット」に関しては、後程詳細な説明を行う。
【0075】
図11は、「回収」時の情報のやり取りを示した図である。
【0076】
このときは、「回収」の拠点(本実施例においては「回収業者」)に設置された回収業者端末166、画像処理装置152本体に接続されている操作部、または「使用者」の画像処理装置152に接続されているデータ通信I/F部502に携帯端末503などを接続して、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0077】
また、本実施形態における演算処理は、全て集中管理データベース・システム100によって行われる。その内容は、以下のようなものとなる。
【0078】
まず、画像処理装置152を回収するにあたり、集中管理データベース・システム100上に登録されている「使用者」の削除を行う。
【0079】
また、画像処理装置152を置き換え時の下取りとして回収する場合や、今後その製品を中古製品として販売できるときには、使用者に対して買い取り価格の提示を行う必要がある。このときの査定を行うための情報として「販売年月日」、「通電時間情報」、「コピー枚数」、「消耗部品の使用量」などが必要となるが、それらは全て集中管理データベース・システム100内に蓄積されているものとする。また、それ以外にも、集中管理データベース・システム100に蓄積された製品に関する市場での障害件数や、販売台数などの市場の動向から設定した「買い取り基準価格」も使用するが、これもあらかじめ集中管理データベース・システム100内に入力されているものとする。
【0080】
買い取り価格を決めるにあたって、回収時に新たに入力が必要となる情報は、使用されていた製品の外装の状態(傷や汚れなど)である。回収業者は回収業者端末166を使用して集中管理データベース・システム100にアクセスし、製品のIDナンバーを入力して製品の特定を行った後、その外装の状態を「外装レベル」として集中管理データベース・システム100へ登録する。
【0081】
すると、集中管理データベース・システム100では、蓄積されている製品個別の履歴データや、入力された外装レベル、買い取り基準価格などから「買い取り価格」を算出し、回収業者端末166や画像処理装置152本体に接続されているデータ通信I/F502に情報を送ることとなる。
【0082】
また、回収後に「修理」、「中古販売」及び「廃棄」のいずれのステップに送るべきかという情報も、蓄積されている製品個別の履歴データや、入力された外装レベルなどから判断し、回収業者端末166や、画像処理装置152本体に接続されているデータ通信I/F502に情報を送ることとなる。なお、「回収」時の買い取り価格算出方法、次ステップの判断基準に関しては、後程詳細な説明を行う。
【0083】
図12は、「修理」時の情報のやり取りを示した図である。
【0084】
このときは、「修理」の拠点(本実施例においては「サービスセンター」)に設置されたサービスセンター端末164により、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0085】
また、本実施例における演算処理は、全て集中管理データベース・システム100によって行う。その内容は、以下のようなものとなる。
【0086】
まず、回収された画像処理装置を修理するにあたり、どの部分の修理が必要かといった判断を行うことが必要となる。そのための判断材料として、「通電時間情報」、「消耗部品の使用量」、「外装の状態」、使用されている「ソフトのバージョン」などが必要となるが、それらは全て集中管理データベース・システム100に蓄積されており、それらを使用した修理個所の判断も集中管理データベース・システム100内で行う。
【0087】
よって、「修理」時は、サービスセンター端末164から集中管理データベース・システム100にアクセスし、機体を指定する製品IDの入力を行うことによって、修理個所の指定を行う情報のみが集中管理データベース・システム100からサービスセンター端末164に送られる。
【0088】
サービスセンターの係員それらの情報を基に修理を行ない、「中古販売」のステップに移る。また、画像処理装置152で使用されているソフトウェアのバージョンの確認を行ったときに古いバージョンのソフトが使用されていた場合には集中管理データベース・システム100に登録されている「ソフトウェアのバージョン」を最新のものに更新し、該当機器のソフトを最新のソフトにバージョンアップする。また、不必要と思われるオプションのソフトなどが画像処理装置152に追加されていた場合には、このステップで集中管理データベース・システム100に登録されている該当する「ソフトウェアのバージョン」を削除し、該当機器からそのソフトウェアの削除を行う。なお、この場合の交換部品の判断方法に関しては、後程詳細な説明を行う。
【0089】
図13は、「中古販売」時の情報のやり取りを示した図である。このときは、「中古販売」の拠点(本実施例においては「販売店」)に設置されている販売店端末162、画像処理装置152本体に取り付けられている操作部を使用し、または中古製品として使用する「使用者」の画像処理装置152に接続されているデータ通信I/F部502に携帯端末503などを接続して、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0090】
中古製品として販売するための販売価格の設定を行う必要がある。このときの価格設定を行うための情報として「通電時間情報」「コピー枚数」、「消耗部品の使用量」、「外装の状態」などが必要となるが、それらは全て集中管理データベース・システム100に蓄積されている。また、それ以外にも、集中管理データベース・システム100に蓄積された製品に関する市場での障害件数や、販売台数などの市場動向などの情報から設定した「中古販売基準価格」も集中管理データベース・システム100に設定されている。
【0091】
よって、「中古販売」時の情報の入出力は、販売店端末162等から集中管理データベース100に機体を指定する製品IDの入力を行うことによって行う。集中管理データベース・システム100は、蓄積された情報のうち、指定された製品IDに対応するものを使用して中古販売価格を算出する。この中古販売価格は、集中管理データベース・システム100から販売店端末162に送られる。なお、この場合の価格決定方法に関しては、後程詳細な説明を行う。
【0092】
中古製品としての再販が決まり、納品が終了した後、携帯端末503から集中管理データベース・システム100にアクセスし、使用される場所や管理者の情報である「使用者」の再登録、その製品が設置された「中古製品販売年月日」の設定を行う。
【0093】
図14は、「廃棄」時の情報のやり取りを示した図である。このときは、「廃棄」の拠点(本実施形態においては「廃棄業者」)に設置された廃棄業者端末168によって、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0094】
この場合は、集中管理データベース・システム100から「製品に関するデータ」の削除を行う。このとき、市場調査などに必要な情報は確保し、または他のデータベースに移動しておくこととしても良い。
【0095】
以上が、製品のライフサイクルの各ステップにおける集中管理データベース・システム100との情報のやり取りの内容である。
【0096】
次に、ライフサイクルの各ステップにおける消耗品の使用量に関する説明を行う。この場合の消耗品とは、トナー、定着オイルなどから、原稿照射用のハロゲンランプ、感光ドラム、帯電機、また電気回路基板、電源ユニットなどの部品のことまでも含むものとする。
【0097】
これらの消耗品に関しては、それぞれに品質の保証期間(保証限度)が決められている。トナーや定着オイルに関しては、その量が一定量より少なくなった場合には、交換もしくは補充する必要がある。また、ハロゲンランプ、感光ドラム、帯電機などに関しては、何回スキャンやプリントを行ったかという回数によって保証回数が決められている。電源ユニットや電気回路基板などに関しては、通電時間が何時間であるかといった形で、保証期間が決められている。
【0098】
製品を回収してくるときの買い取り価格や、中古製品として販売するときの中古販売価格や、中古品(リサイクル品)のメンテナンス情報としての判断基準として、これら消耗品があとどれだけ使えるものかを判断することは、重要なものとなる。
【0099】
そこで、本発明では、各消耗品の消耗品レベルを、それぞれの保証期間と使用量から算出し、買い取り価格、中古販売価格を決める場合の基準とすることを特徴としている。
【0100】
次に、消耗品レベルについての説明を行う。消耗品レベルとは、各消耗品の使用期限を分母とし、その部品の使用量を分子とした分数によって表わされる。この場合、保証期間や使用量の単位はその部品によって異なる。
【0101】
例えば、トナーや定着オイルなどに関する消耗品レベルは、完全に入っているときの量(単位:グラム)を分母とし、実際に使用した量を分子とする。つまり、トナーを完全に補給したときに、500グラム入っているとし、200グラム使用していたとすると、トナーに関する消耗品レベルは、200/500=2/5となる。
【0102】
感光ドラム、帯電機などに関する消耗品レベルは、プリントの保証枚数(単位:枚)を分母とし、実際にプリントを行った回数が分子となる。つまり、50万枚までの使用保証枚数のある感光ドラムで、5万枚プリントを行った場合、感光ドラムに関する消耗品レベルは、50000/500000=1/10となる。
【0103】
電源ユニットや電気回路基板などに関する消耗品レベルは、通電保証時間(単位:時間)が分母となり、実際の通電時間の合計が分子となる。つまり、通電保証時間が20万時間である電源ユニットで、15万時間通電を行った場合、電源ユニットに関する消耗品レベルは、150000/200000=3/4となる。
【0104】
このように、消耗品の使用量とは使用された量や回数によって決まる値であり、消耗品レベルとは使用期限や使用可能回数等の基準値としてその消耗品が使用された程度を示す値であることに留意されたい。
【0105】
本実施形態における製品のライフサイクルにおいて、この消耗品レベルをどのように算出していくか説明を行う。
【0106】
製造時、工場において工場端末160を使用し、集中管理データベース・システム100に対し「消耗品の基本設定値」の設定を行う。これは、各製品の各消耗品全てに対して保証期間の設定を行うものである。つまり、この時点で各消耗品レベルの分母となる値の設定を行う。
【0107】
次に、販売時にコピー枚数のリセットや、消耗品の使用量の値のリセットを行ない、設置する。
【0108】
設置後は、使用者側から画像処理装置152に接続されたデータ通信I/F502を通して、画像処理装置152内の各所に取り付けられたセンサや、カウンタ、タイマーなどからの情報が集中管理データベース・システム100に送られて「消耗品の使用量」の更新が行われる。具体的には、トナーや定着オイルの残量はセンサによって検知され、コピー枚数やプリント枚数はカウンタ、また通電時間などはタイマーによってそれぞれの情報が検知され、通信回線156を通して集中管理データベース・システム100へと送られて「消耗品の使用量」の更新が行われる。
【0109】
また、メンテナンス時に交換、もしくは補充された消耗品に関しては、サービスマンが携帯端末503から集中管理データベース・システム100にアクセスし、「交換した消耗部品の使用量」のリセットを行う。つまり、トナーの補充を行った場合には、トナーの使用量のリセット、電源ユニットを交換した場合には、電源ユニットに対する使用量のリセットを行うこととなる。
【0110】
次に、「回収」時の買い取り価格査定方法に関しての詳細な説明を行う。
【0111】
回収時の査定は、「回収」の拠点(本実施形態においては「回収業者」)に設置された回収業者端末166、または「使用者」の画像処理装置152に接続されたデータ通信I/F502に、携帯端末503などを接続して、集中管理データベース・システム100への情報の入出力を行う。
【0112】
先に述べたように回収業者は回収業者端末166を使用して集中管理データベース・システム100にアクセスし、査定時の買い取り価格を決める判断基準として、「販売年月日」、「通電時間情報」、「コピー枚数」、「消耗部品の使用量」、外装の傷や汚れを示す「外装の状態」を取得し、その内容の確認を行う。また、中古製品としての市場での需要なども、回収業者端末166が査定時の買い取り価格を決める大きな判断基準となる。
【0113】
以下に本実施形態における買い取り価格の決定方法を詳細に述べる。
【0114】
まず、回収業者端末166に、回収する機械に使用される各消耗品の消耗品レベルと、消耗品ポイントが対応付けて記憶される。本実施形態の場合、図15に示すように、全く使われていないもの、つまり消耗品レベル=0のものには、100ポイント、0より大きく1/4以下のものには75ポイント、1/4より大きく1/2以下のものには50ポイント、1/2より大きく3/4以下のものには25ポイント、3/4より大きいものには0ポイントというように、消耗品ポイントの設定が行われるものとする。
【0115】
また、もう1つの判断基準となる外装に関しても、汚れや傷の状態の良い方から悪い方へ、AからEまでの5段階の評価(レベル)が定義され、それぞれのレベルに対して、図16に示すような外装ポイントが設定される。本実施形態においては、外装レベルAのものには、外装ポイント100、外装レベルBのものには、外装ポイント75、外装レベルCのものには、外装ポイント50、外装レベルDのものには、外装ポイント25、外装レベルEのものには、外装ポイント0と設定されている。
【0116】
次に、図17を参照し、回収業者端末166により実行される買い取り価格の算出方法の説明を行う。
【0117】
まず消耗品の種類によって、その消耗品の重要度を示す加重値というものが設定される。例えば、交換や補充が比較的簡単なトナーや定着オイルなどは「加重値1」、感光ドラムやスキャナに使用されているハロゲンランプなど、使用中に一定の回数使用した場合、交換が必要となるものに関しては「加重値2」、電源ユニットや電気基板など、ほとんど交換の必要がないと思われる部品に関しては「加重値3」といったように、設定が行われる。
【0118】
仮に製品Aというものがあったとし、その製品Aの新品のときの消耗品ポイントの合計を算出すると、図17の式1のようになる。つまり、新品時の消耗品ポイントは全て100ポイントであるため、「加重値1」と設定されている部品の部品数と、ポイント数100、及び「加重値1」を掛けることによって、「加重値1」が設定された部品の新品時のポイントの合計が算出される。同様に「加重値2」と設定された部品の新品時のポイントの合計は、「加重値2」と設定されている部品の部品数と、ポイント数100、及び「加重値2」を掛けることによって算出される。以上の計算を設定されている加重値の全ての種類に対して行う。それら各加重値をもつ部品のポイントの合計が製品Aの新品時の消耗品ポイントとなる。
【0119】
次に、製品Aの回収時の消耗品ポイントの算出方法に関して説明する。回収時は各部品によって、消耗品ポイントが異なる。それらの消耗品ポイントを加重値の種類ごとに足しあわせ、それらに加重値を掛けた値の合計を求めることによって、回収時の消耗品ポイントの算出を行う。つまり、図17の式2に示すように、「加重値1」に対応する各消耗品ポイントの合計に「加重値1」を掛けた値、「加重値2」に対応する各消耗品ポイントの合計に「加重値2」を掛けた値というように、それぞれの加重値に対応する消耗品ポイントごとに演算を行う。そして、最後にその合計値を求めて、製品Aの回収時の消耗品ポイントとする。
【0120】
先に述べたように、外装の汚れや傷も価格決定に大きな判定基準となる。そこで、本実施形態では製品Aの総合ポイントとして、外装ポイントに関しても、判断の基準とする。つまり消耗品の重要度を示す加重値Pと外装の重要度を示す加重値Qの設定を行うのである。加重値Pと加重値Qは、消耗品に対する外装のレベルをどの程度考慮するかといった設定となる。つまり、消耗品に関して重点を置いて価格の決定を行う場合、加重値Qに対して加重値Pの値が大きくなる。反対に外装に関して重点を置いて価格の決定を行う場合、加重値Pに対して加重値Qの値が大きくなるような設定を行う。
【0121】
前記加重値P及び加重値Qを基に、まず製品Aの新品のときの総合ポイントの算出を行う。式3に示すように、製品Aの新品のときの総合ポイントは、消耗品ポイントに加重値Pを掛けた値と、外装レベルAの外装ポイントつまり100に加重値Qを掛けた値の合計値となる。
【0122】
また、回収時には製品Aの回収時の総合ポイントの算出を行う。式4に示すように、製品Aの回収時の総合ポイントは、回収時の消耗品ポイントに加重値Pを掛けた値と、外装ポイントに加重値Qを掛けた値の合計値となる。
【0123】
最後に製品Aの新品のときの総合ポイント及び、製品Aの回収時の総合ポイントから、買い取り時の価格の算出を行う。このとき、製品Aの買い取り価格の基準となる「買い取り基準価格」をあらかじめ設定しておく。「買い取り基準価格」とは、集中管理データベース・システム100に収集されている、各製品ごとの市場での使用台数や稼動状況、障害の発生件数、中古製品としての需要などを考慮して決めておく価格である。市場でまだ多くの同じ製品が使用されており、故障や苦情も少なく、中古製品としても十分需要の見込まれる製品に関しては、高い価格設定とされる。
【0124】
回収業者端末166は、この買い取り基準価格に(製品Aの回収時の総合ポイント/製品Aの新品のときの総合ポイント)を掛け合わせることにより、買い取り価格の算出を行う(式5)。
【0125】
そして、算出された価格によって回収を終了した場合、回収業者は回収業者端末166を使用して集中管理データベース・システム100にアクセスし、「使用者登録」の削除を行う。
【0126】
図18を参照し、製品Aに関する買い取り価格の算出例を説明する。図18における表1は、製品Aに関する加重値、各部品の消耗品レベル、各消耗品レベルに対応した消耗品ポイント、またそれらの値を用いた演算結果を表わす表である。
【0127】
本実施形態において、製品Aに関して消耗品として消耗品レベルを設定し、買い取り価格の算出に考慮する部品は、トナー、定着オイル、感光ドラム、スキャナ内のハロゲンランプ、電源ユニットの5つの部品とする。また、各消耗部品の加重値を、トナー、定着オイルに関しては「1」、感光ドラム、ハロゲンランプに関しては「2」、電源ユニットに関しては「3」と設定を行う。
【0128】
このとき、製品Aに関する新品時の消耗品ポイントは、式1に示すように900ポイントとなる。
【0129】
回収時の消耗品ポイントは、各消耗品の消耗品レベルによって式2に示すように算出される。
【0130】
トナーは消耗品レベルが3/5なので、消耗品ポイントは25、定着オイルは消耗品レベルが1/4なので、消耗品ポイントは75ポイントである。よって、加重値が1と設定されている部品に関するポイント値は、(25+75)×1=100ポイントとなる。
【0131】
また、感光ドラムはレベルが1/3なので、消耗品ポイントは50、ハロゲンランプは消耗品レベルが3/4なので、消耗品ポイントは25ポイントである。よって、加重値が2と設定されている部品に関するポイント値は、(50+25)×2=150ポイントとなる。
【0132】
同様に、電源ユニットはレベルが2/3なので、消耗品ポイントは25ポイントである。よって、加重値が3と設定されている部品に関するポイント値は、25×3=75ポイントとなる。
【0133】
これらの加重値別のポイントの合計100+150+75=325ポイントが、製品Aの回収時の消耗品ポイントとなる。
【0134】
次に外装に関するレベルとポイントだが、本実施形態における製品Aの回収時の外装レベルは「C」であったものとする。よって、この場合の外装ポイントは50ポイントであるとする(式3)。
【0135】
次に、製品Aに関する新品時の総合ポイント及び回収時の総合ポイントの算出を行う。
【0136】
本実施形態における製品Aに関する消耗品に対する加重値Pは「2」、外装に関する加重値Qは「7」と設定されているものとする。
【0137】
このとき、製品Aの新品時の総合ポイントは、式4が示すように2500ポイントとなる。また、製品Aの回収時の総合ポイントは、式5が示すように1000ポイントとなる。
【0138】
製品Aに関する買い取り基準価格が300000円と設定されていたとすると、回収時の買い取り価格は、式6が示すように、120000円と算出される。以上が、買い取り価格算出の例となる。
【0139】
この査定によって価格が算出される。回収業者では、回収業者端末166により算出された価格を閲覧して、中古販売するに値しない製品と判断した場合には、「廃棄」のステップに移る。このときに集中管理データベース・システム100が判断を行う際の判断基準の例を図19に示す。
【0140】
本実施形態では、製品Aに関して「回収」の後に「廃棄」を行う基準として、4つの条件を設定した。
【0141】
条件1は、加重値が「3」の部品の消耗品レベルが4/5以上のものがあったとき。つまり、ほとんど交換が必要ない部品の交換が必要なほど使用されていたときである。条件2は、外装レベルが「E」と判断されたとき。つまり、あまりにも外装が汚れていたり、傷ついていたりしたときである。条件3は、消耗品ポイントのが合計が250ポイント以下の場合。つまり、消耗品が全体として使い込まれている状況にあるときである。条件4は、総合ポイントのが合計が500ポイント以下の場合。つまり、製品が全体として使い込まれているときである。
【0142】
以上の4つの条件のどれか1つでも満たしている場合には、製品Aは「回収」の次に「廃棄」される。本実施形態では、上記4つの条件を設定したが、必ずしもこれに従う必要はなく、集中管理データベース・システム100から取得可能な情報を基に、各製品ごとにさまざまな条件を設定してもかまわない。
【0143】
上述した製品Aの場合は、上記4つの条件のいずれにも当てはまらないため、「修理」のステップを経て「中古販売」されるもとのなる。
【0144】
次に「修理」を行う際に、サービスセンター端末164が実行する、消耗品に対するの部品交換の判断方法に関して詳細な説明を行う。
【0145】
本実施形態においては、各消耗品の加重値によって、修理を行う内容が変更される。つまり図20に示すように、加重値「1」と設定されているものに関しては、交換、補充が容易にできるため、全て交換及び、補充を行うべきと判断する。加重値「2」と設定されているものに関しては、交換、補充に多少手間がかかるので、消耗品レベルが1/2以上の部品に関して交換及び、補充を行うべきと判断する。加重値「3」と設定されているものに関しては、交換、補充に非常に手間がかかるので、消耗品レベルが3/4以上の部品に関して交換及び、補充を行うべきと判断する。
【0146】
また、交換した部品に関しては、「サービス」時と同様に消耗品レベルをリセットし、「0」となるようにする。
【0147】
よって、図18に示した製品Aに関して、修理を行うと、図21のように、トナーと定着オイル、ハロゲンランプに関しては、交換、補充を行ない、消耗品レベルが「0」となる。その他の部品に関しては、消耗品レベルが各加重値の交換条件に至っていないため、修理を行わずそのままの消耗品レベルで、「中古販売」へと移されることとなる。
【0148】
本実施形態においては、上記3つの条件を設定したが、必ずしもこれに従う必要はなく、集中管理データベース・システム100から取得可能な情報を基に、各製品ごとにさまざまな条件を設定してもかまわない。
【0149】
次に「修理」を行う際にサービスセンター端末164が実行する、外装に対するの部品交換の判断方法に関して詳細な説明を行う。
【0150】
外装に関しては、先に述べた「外装レベル」に対応して、修理内容を設定しておくものとする。つまり、図22に示すように、外装レベルEのものは、既に述べた「廃棄」の条件により、「修理」を行わずに廃棄処分される。
【0151】
外装レベルC及びDのものに関しては、汚れている外装部品や、傷ついている外装部品の交換を行うべきと判断する。また、外装レベルA及びBのものに関しては、汚れている外装部品や、傷ついている外装部品の交換を行わないと判断する。
【0152】
つまり、図23のように本実施形態における製品Aの回収時の外装レベルは「C」であったため、外装は交換されることとなり、交換後の外装レベルは「A」と設定し直されることとなる。サービスマンは、サービスセンター端末164から集中管理データベース・システム100に対し設定を行う。
【0153】
なお、本実施形態においては上記条件を設定したが、必ずしもこれに従う必要はなく、外装レベルや機械の状態を基に、各製品ごとにさまざまな条件を設定してもかまわない。
【0154】
次に「中古販売」時において、販売店端末162により実行される価格決定方法に関して、詳細な説明を行う。
【0155】
図24を参照して、中古販売時の価格の算出方法の説明を行う。まず、販売店端末162に、消耗品の種類ごとに、加重値が設定される。例えば、交換や補充が比較的簡単なもの、例えばトナーや定着オイルなどは「加重値A」、感光ドラムやスキャナに使用されているハロゲンランプなど、使用中に一定の回数使用した場合、交換が必要となるものに関しては「加重値B」、電源ユニットや電気基板など、ほとんど交換の必要がないと思われる部品に関しては「加重値C」などと設定を行っておく。
【0156】
仮に製品Aというものがあったとし、その製品Aの新品のときの消耗品ポイントの合計を算出すると、図24の式1のようになる。つまり、新品時の消耗品ポイントは全て100ポイントであるため、「加重値A」と設定されている部品の部品数と、ポイント数100、及び「加重値A」を掛けることによって、「加重値A」が設定された部品の新品時のポイントの合計が算出される。同様に「加重値B」と設定された部品の新品時のポイントの合計は、「加重値B」と設定されている部品の部品数と、ポイント数100、及び「加重値B」を掛けることによって算出される。以上の計算を設定されている加重値の全ての種類に対して行う。それら各加重値をもつ部品のポイントの合計が製品Aの新品時の消耗品ポイントとなる。
【0157】
次に、販売店端末162により実行される製品Aの中古販売時の消耗品ポイントの算出方法に関して説明する。中古販売時は以前の使われ方や、修理の程度によって各部品ごとに、消耗品ポイントが異なる。それらの消耗品ポイントを加重値の種類ごとに足しあわせ、それらに加重値を掛けた値の合計を求めることによって、中古販売時の消耗品ポイントの算出を行う。つまり、図24の式2に示すように、「加重値A」に対応する各消耗品ポイントの合計に「加重値A」を掛けた値、「加重値B」に対応する各消耗品ポイントの合計に「加重値B」を掛けた値というように、それぞれの加重値に対応する消耗品ポイントごとに演算を行う。最後にその合計値を求めて、製品Aの中古販売時の消耗品ポイントとする。
【0158】
先に述べたように、外装の汚れや傷も価格決定に大きな判定基準となる。そこで、本実施形態では製品Aの総合ポイントとして、外装ポイントに関しても、判断の基準としている。つまり消耗品に関する加重値pと外装に関する加重値qの設定を行うのである。加重値pと加重値qは、消耗品に対する外装のレベルをどの程度考慮するかといった設定となる。つまり、消耗品に関して重点を置いて価格の決定を行う場合、加重値qに対して加重値pの値が大きくなる。反対に、外装に関して重点を置いて価格の決定を行う場合、加重値pに対して加重値qの値が大きくなるような設定を行う。
【0159】
前記加重値p及び加重値qを基に、まず製品Aの新品のときの総合ポイントを算出する。式3に示すように、製品Aの新品のときの総合ポイントは、消耗品ポイントに加重値pを掛けた値と、外装レベルAの外装ポイントつまり100に加重値qを掛けた値の合計値となる。
【0160】
また、中古販売時には製品Aの中古販売時の総合ポイントの算出を行う。式4に示すように、製品Aの中古販売時の総合ポイントは、中古販売時の消耗品ポイントに加重値pを掛けた値と、外装ポイントに加重値qを掛けた値の合計値となる。
【0161】
次に、製品Aの新品のときの総合ポイント、及び製品Aの中古販売時の総合ポイントから、買い取り時の価格の算出を行う。このとき、製品Aの中古販売価格の基準となる「中古販売基準価格」をあらかじめ設定しておく。「中古販売基準価格」とは、各製品ごとの市場での使用台数や稼動状況、障害の発生件数、中古製品としての需要などを考慮して決めておく価格である。市場でまだ多くの同じ製品が使用されており、故障や苦情も少なく、中古製品としても十分需要の見込まれる製品に関しては、高い価格設定とされる。「中古販売基準価格」の設定も、使用者から集中管理データベース・システム100に送られてくる情報を使用するものとする。
【0162】
この中古販売基準価格に、(製品Aの中古販売時の総合ポイント/製品Aの新品のときの総合ポイント)を掛け合わせることにより、中古販売価格の算出を行う。
【0163】
図25を参照し、販売店端末162により実行される製品Aに関する中古販売価格の算出例を説明する。図25における表1は、先に「回収」及び「修理」を行った後の製品Aに関する加重値、各部品の消耗品レベル、各消耗品レベルに対応した消耗品ポイント、またそれらの値を用いた演算結果を表わす表である。
【0164】
本実施形態において、製品Aに関して消耗品として消耗品レベルを設定し、中古販売価格の算出に考慮する部品は、トナー、定着オイル、感光ドラム、スキャナ内のハロゲンランプ、電源ユニットの5つの部品とする。また、各消耗部品の加重値を、トナー、定着オイルに関しては「1」、感光ドラム、ハロゲンランプに関しては「2」、電源ユニットに関しては「3」と設定を行う。
【0165】
このとき、製品Aに関する新品時の消耗品ポイントは、式1に示すように、900ポイントとなる。
【0166】
中古販売時の消耗品ポイントは、各消耗品の消耗品レベルによって式2に示すように算出される。
【0167】
トナーは「修理」時に補充され、消耗品レベルは0なので、消耗品ポイントは100、定着オイルも「修理」時に補充され、消耗品レベルは0なので、消耗品ポイントは100ポイントである。よって、加重値が1と設定されている部品に関するポイント値は、(100+100)×1=200ポイントとなる。
【0168】
また、感光ドラムは「修理」時に交換されていないので、「回収」時と同じ消耗品レベルで1/3である。つまり、消耗品ポイントは50である。ハロゲンランプは「修理」時に交換され、消耗品レベルは0なので、消耗品ポイントは100ポイントである。よって、加重値が2と設定されている部品に関するポイント値は、(50+100)×2=300ポイントとなる。
【0169】
同様に、電源ユニットは「修理」時に交換されていないので、「回収」時と同じ消耗品レベルで2/3。消耗品ポイントは25なので、加重値が3と設定されている部品に関するポイント値は、25×3=75ポイントとなる。
【0170】
これらの加重値別のポイントの合計、即ち200+300+75=575ポイントが、製品Aの中古販売時の消耗品ポイントとなる。
【0171】
次に、外装に関するレベルとポイントだが、本実施形態における製品Aの回収時の外装レベルは「C」でり、「修理」時に交換を行ったため、外装レベルは「A」となっている。よって、この場合の外装ポイントは100ポイントであるとする(式3)。
【0172】
次に、製品Aに関する新品時の総合ポイント及び中古販売時の総合ポイントの算出を行う。
【0173】
本実施形態において、製品Aに関する消耗品に対する加重値pは「2」、外装に関する加重値qは「7」と設定されているものとする。
【0174】
このとき、製品Aの新品時の総合ポイントは、式4が示すように2500ポイントとなる。また、製品Aの回収時の総合ポイントは、式5が示すように1850ポイントとなる。
【0175】
製品Aに関する中古販売基準価格が500000円と設定されていたとすると、中古販売時の価格は、式6に示すように、370000円と算出される。以上が、中古販売時の価格算出の例となる。
【0176】
本実施形態においては、各消耗品の加重値や、消耗品と外装の加重値などを「回収」時と同じ値に設定しているが、必ずしもそうである必要はない。また、本実施形態においては、価格の算出対象となる消耗品を、「回収」時と「中古販売」時で同じ物としているが、必ずしも同じである必要はない。
【0177】
集中管理データベース・システム100内の構造は、図26の例に示すようになっている。各製品別にデータがまとめられており、それぞれの製品のデータは、各機体のデータと、その製品全体のデータとに分けられている。演算処理部2602は、それぞれの製品のデータを登録し、更新し、または削除する。
【0178】
同図に示す演算処理部2602において、入力された製品IDによって、処理を行う製品の特定を行ない、処理に必要な情報を入力し、各製品の「回収」時の買い取り価格の算出、「修理」時の修理個所判断、「中古販売」時の中古販売価格の算出に係わる全ての演算、データ処理を行う。
【0179】
各機体のデータは、図27に示すように、製品のIDによって内容が管理されており、機体ID別に、製造年月日、販売年月日、使用ソフトウェアのバージョン、各部品の基本値や使用量などのデータが蓄積されている。ライフサイクルの各ステップにおける機体ごとの情報は、製品IDを打ち込むことによって機体の特定を行い、必要な情報の呼び出し及び書き込みができるような仕組みになっている。
【0180】
また、各製品の全体データには、図28に示すように、障害やクレームの総件数、障害やクレームの内容別件数、市場における稼動台数や、毎月の販売台数、新品の注文台数や中古製品の注文台数などの情報が蓄積されており、これらの情報を基に「回収」時の「買い取り基準価格」や「中古販売」時の「中古販売基準価格」の設定を行う。
【0181】
以上のように本実施形態では、使用されていた時期の使用状況や障害、故障などの情報をネットワークを通じてデータベース化し、その機械の使用状況の履歴から、買い取り価格や中古製品としての中古販売価格の算出を行い、この中古販売価格で販売することにより、画像処理装置を再び市場に送り出すことができる。
【0182】
また、本実施形態では、中古製品を販売する際に、集中管理データベース・システム100に蓄積されている各機体の消耗品の使用量をもとに各消耗品の保証期間を設定するとともに、消耗品の部品交換の時期に関しても、正確に把握することを可能とする。この処理は、集中管理データベース・システム100において、消耗品が新品である場合の保証限度(保証期間、保証枚数、保証通電時間等)を予め記憶しておくことにより実現される。
【0183】
上記製品Aに関して例を挙げると、製品Aは中古販売時の各消耗品の消耗品レベルは、図21の「修理後消耗品レベル」のようになっている。つまり、トナー、定着オイル、ハロゲンランプに関しては、「修理」時に補充または交換が行われているので、消耗品レベルが「0」となり、新品と同様の保証期間が設定できる。
【0184】
感光ドラムに関しては、「修理」時に交換されていないので、消耗品レベルは「回収」時と同じ1/3となっている。つまり、予め記憶されている新品時の感光ドラムの品質保証枚数が50000枚であった場合、中古製品として設置されてからは、50000×(1−1/3)=33333枚まで保証される。
【0185】
同様に電源ユニットに関しても「修理」時に交換されていないので、消耗品レベルは「回収」時と同じ2/3となっている。つまり、予め記憶されている新品時の電源ユニットの品質保証通電時間が150000時間であった場合、中古製品として設置されてからは、150000×(1−2/3)=50000時間まで保証される。
【0186】
このようにして、集中管理データベース・システム100において、消耗品が新品である場合の保証限度を予め記憶しておき、消耗品の使用限度の設定を、消耗品が新品である場合の保証限度と、消耗品の使用量を示す情報とに基づいて行う処理が実現される。
【0187】
また、消耗品レベルに関しては、中古販売時にリセットを行わないため、中古販売後も引き続き、ネットワーク経由で集中管理データベース・システム100の内容が更新されていくので、消耗品で消耗品レベルが「1」となったものに関しては、集中管理データベース・システム100からサービスセンター端末100へ保証期間が満了したことを示す情報が通知されることとなり、修理・交換等の作業を行うタイミングを正確に知ることが可能となる。
【0188】
このようにして、画像処理装置から入力される消耗品の使用量を示す情報を集中管理データベース・システム100に蓄積し、蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の消耗品の保証限度を設定し、設定された消耗品の保証限度に基づいて、消耗品の交換時期の管理を行う処理が実現される。
【0189】
なお、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0190】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0191】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0192】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0193】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0194】
本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0195】
【発明の効果】
以上のように本発明では、使用されていた時期の使用状況や消耗部品の使用度、障害・故障などの情報をネットワークを通じてデータベースに蓄積し、管理することによって、中古製品として販売するにあたって、その後の機械の動作保証期間を、各消耗部品ごとに正確に設定することができる。また、消耗部品の修理・交換等の作業を行うタイミングを正確に知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる製品のライフサイクルの流れと、データベースとのデータのやり取りを示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係わるネットワーク構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる画像処理装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係わるリーダ部1とプリンタ部2の内部の詳細な処理の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係わるリーダ部1とプリンタ部2の接続を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係わるコア部10の接続を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係わる製品「製造」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係わる製品の「販売」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係わる製品の「使用」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図10】本発明の実施形態に係わる製品の「メンテナンス」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図11】本発明の実施形態に係わる製品の「回収」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図12】本発明の実施形態に係わる製品の「修理」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図13】本発明の実施形態に係わる製品の「中古販売」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図14】本発明の実施形態に係わる製品の「廃棄」時のデータベースとの情報のやり取りを示す図である。
【図15】本発明における消耗品レベルと消耗品ポイントを示す図である。
【図16】本発明の実施形態に係わる外装レベルと外装ポイントを示す図である。
【図17】本発明の実施形態に係わる「回収」時の買い取り価格算出方法を示す図である。
【図18】本発明の実施形態に係わる「回収」時の買い取り価格算出方法の例を示す図である。
【図19】本発明の実施形態に係わる「廃棄」の条件を示す図である。
【図20】本発明の実施形態に係わる消耗品の修理を行う条件を示す図である。
【図21】本発明の実施形態に係わる製品Aの修理前後の消耗品レベルを示す図である。
【図22】本発明の実施形態に係わる外装レベルとの修理を行う条件を示す図である。
【図23】本発明の実施形態に係わる製品Aの修理前後の外装レベルを示す図である。
【図24】本発明の実施形態に係わる「中古販売」時の中古販売価格の算出方法を示す図である。
【図25】本発明の実施形態に係わる「中古販売」時の中古販売価格算出方法の例を示す図である。
【図26】本発明の実施形態に係わる集中管理データベース・システムの内部構成を示す図である。
【図27】本発明の実施形態に係わる集中管理データベース・システム内の各機体データの内容を示す図である。
【図28】本発明の実施形態に係わる集中管理データベース・システム内の製品全体データの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ファイル部
6 光磁気ディスク・ドライブユニット
7 コンピュータ・インターフェイス部
8 フォーマッタ部
9 イメージメモリ部
10 コア部
12 ハードディスク
100 集中管理データベース・システム
101 原稿給送装置
102 プラテンガラス
103 ランプ
104 スキャナユニット
105 ミラー
108 レンズ
110 A/D・SH部
111 画像処理部
115 操作部
116 メモリ
120 インターフェイス
121 データ処理部
124 メモリ
152 画像処理装置
152 画像処理装置
156 通信回線
158 通信回線
160 工場端末
162 販売店端末
164 サービスセンター端末
166 回収業者端末
168 廃棄業者端末
200 集中管理データベース・システム
201 レーザ発光部
202 感光ドラム
203 現像器
204 給紙用カセット
205 給紙用カセット
206 転写部
207 定着部
208 排出ローラ
209 フラッパ
220 ソータ
221 レーザドライバ
230 用給紙部
501 機体動作制御部
502 データ通信I/F
503 携帯端末
2602 演算処理部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a system and method for managing consumables of an image processing apparatus, a computer program, and a computer-readable storage medium. The consumables management system and method of the image processing apparatus for managing the warranty period and replacement / replenishment information of consumable parts when the machine is stored and resold as a used machine from the information in the database, a computer program, and a computer readable It relates to a storage medium.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in an image processing apparatus such as a copier or a multifunction peripheral having a function such as a copier and a facsimile, information such as a use situation, a failure, and a failure is transmitted to a server computer of a store using a network or a telephone line. There is a collecting mechanism.
[0003]
In addition, there has conventionally been a sales method of collecting such devices once used by a consumer and selling them as used products at a lower price than new products.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, at the present time, when selling as a used product, a rough period is set for the subsequent operation guarantee period of the machine. At the present time, the replacement time of consumable parts is hardly managed. For this reason, there is a problem that an accurate period is not necessarily guaranteed for consumables.
[0005]
Further, for the same reason, there is a problem that a user of a used product cannot know exactly when to replace parts.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and its purpose is to accurately set the operation guarantee period of a used product and to accurately replace timing of a consumable used in the used product. An object of the present invention is to provide a consumables management system for an image processing apparatus that can be managed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, an image processing apparatus according to the first aspect of the present invention includes an image processing apparatus and a database system for managing consumables used in the image processing apparatus, which are connected via a network. An expendable supplies management system for an apparatus, wherein the database system stores information indicating the usage amount of the expendable supplies input from the image processing apparatus, and stores the information of the consumable supplies stored by the storing means. Means for setting a guarantee limit for the consumable when the use of the image processing apparatus is completed, collected and sold as a used product, based on the information indicating the usage amount, and the consumable set by the setting means. Means for managing the replacement time of the consumable based on the guarantee limit of the consumable.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the consumables management system for an image processing apparatus according to the first aspect, the usage amount of the consumable is controlled by a timer, a counter, or a sensor attached to the image processing apparatus. It is characterized by being measured.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the consumable goods management system for an image processing apparatus according to the first aspect, the image processing apparatus transmits information or receives information from the database system. Means for transmitting information indicating the usage amount of the consumable item through the interface means.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in the consumables management system for the image processing apparatus according to the first aspect, the database system stores in advance a guarantee limit when the consumable is new. The setting of the usage limit of the consumable is performed based on a guarantee limit when the consumable is new and information indicating the usage amount of the consumable.
[0011]
The invention according to
[0012]
According to a sixth aspect of the present invention, in the method for managing consumables of the image processing apparatus according to the fifth aspect, the usage of the consumable is controlled by a timer, a counter, or a sensor attached to the image processing apparatus. It is characterized by being measured.
[0013]
According to a seventh aspect of the present invention, in the consumables management method for the image processing apparatus according to the fifth aspect, the image processing apparatus transmits information or receives information from the database system. The information indicating the consumption of the consumable is transmitted through an interface.
[0014]
According to an eighth aspect of the present invention, in the consumables management method for an image processing apparatus according to the fifth aspect, the database system stores in advance a guarantee limit when the consumable is new. The setting of the usage limit of the consumable is performed based on a guarantee limit when the consumable is new and information indicating the usage amount of the consumable.
[0015]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a computer program, which is used in the image processing apparatus, which is input from the image processing apparatus to a database system connected to the image processing apparatus via a network. Accumulating information indicating the amount of used consumables, and, based on the information indicating the accumulated amount of used consumables, when the use of the image processing apparatus is terminated and collected and sold as a used product. A step of setting a guarantee limit of the consumable item and a step of managing replacement time of the consumable item based on the set guarantee limit of the consumable item are executed.
[0016]
The invention according to
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 is a diagram showing the life cycle of a recycling system according to the first embodiment of the present invention. The life cycle flow from the production of a product to its disposal, that is, production, sales, use, maintenance, collection, and repair , Used sales, and disposal are indicated by solid lines. The exchange of information with the centralized management database system corresponding to each step in the product life cycle is indicated by a broken line.
[0019]
First, the flow of the product life cycle will be described. Products are "manufactured" by factory production lines and the like. After that, it is shipped to a sales company or a mass retailer, where it is "sold" and delivered to the user. So the user actually "uses" the product. In the meantime, they use the product while receiving "maintenance" such as replacement of consumables and repair.
[0020]
Thereafter, when the user no longer needs the product or purchases a new replacement product, the previously used product is "collected". Depending on the state, the collected products are classified into those that are “used for sale” as they are, those that are “repaired” and “used for sale”, and those that are “discarded” as they are. Those that are "used for sale" are again "used" by consumers.
[0021]
Next, the exchange of data with the centralized
[0022]
When a product is "manufactured" by a factory production line or the like, the terminal of the factory accesses the centralized
[0023]
In this way, information such as the history of the machine and market trends is recorded in the centralized
[0024]
Next, a recycling support system for inputting and outputting product information to and from the centralized
[0025]
The connection with the centralized
[0026]
The base for performing the work of each step of the life cycle in the present embodiment is as follows.
[0027]
"Manufacturing" is a "factory", "Sales" and "Used" are "Resellers", "Uses" are "Users", "Maintenance" and "Repairs" are "Service center", "collection" is "collection company", and "disposal" is "disposal company".
[0028]
Note that the relationship between this step and the work site is an example, and the combination can be freely determined. Therefore, for example, “sales” and “used sales”, “maintenance” and “repair” may have different bases, or “collection”, “repair” and “used sales” may be in one place. It is good.
[0029]
A data communication interface (I / F) 502 is connected to an image processing apparatus (also referred to as an image forming apparatus) 152 such as a copying machine, a printer, and a facsimile used by a user. Is transmitted to the centralized
[0030]
Further, at each of the bases of “factory”, “dealer”, “service center”, “collector” and “disposer”, a
[0031]
The exchange of information between these sites and the centralized
[0032]
Next, the
[0033]
FIG. 3 is a block diagram illustrating a typical configuration of the image processing apparatus according to the present embodiment. The
[0034]
The image input /
[0035]
The
[0036]
A magneto-optical disk drive unit 6 is connected to the
[0037]
The
[0038]
Although the
[0039]
FIG. 4 is a sectional view of the
[0040]
When the document is conveyed onto the
[0041]
The
[0042]
A plurality of cassettes are prepared for the
[0043]
The recording paper that has passed through the fixing unit 207 is discharged by
[0044]
When double-sided recording is set, the recording sheet is conveyed to the
[0045]
It is assumed that the operation control is controlled by a body operation control unit, which will be described in detail later.
[0046]
FIG. 5 is an internal block diagram of the connection status of the
[0047]
The image data output from the
[0048]
The image data processed by the A / D /
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
Such a control program of the
[0052]
Further, the
[0053]
The data communication I /
[0054]
Further, the data communication I /
[0055]
FIG. 6 is a block diagram of the
[0056]
The
[0057]
Further, the code data representing the image input through the
[0058]
The image data from the
[0059]
The image data from the
[0060]
The
[0061]
Next, the exchange of information with the centralized
[0062]
FIG. 7 is a diagram showing exchange of information performed at the time of “manufacturing”. At this time, information is input to the centralized
[0063]
The contents include “Product ID” for identifying the product model and individual products, “Production date” of the product, “Basic consumable settings” used for the product, and Various "software versions" used. The details of the “basic set value of consumables” will be described later.
[0064]
FIG. 8 is a diagram showing the exchange of information performed at the time of “sales”. At this time, input / output of information to / from the centralized
[0065]
The contents of work using the
[0066]
FIG. 9 is a diagram showing exchange of information performed at the time of “use”. The base at this time is the “user” where the product is installed, and the state of the
[0067]
The contents include "power-on time information" indicating the time actually used with the power turned on, "number of copies", "consumable consumption", as well as jams, poor printing, running out of toner, and electric circuit failure. For example, there is "failure information" in the event of a failure. When the "failure information" is updated, the information is immediately notified from the centralized
[0068]
FIG. 10 is a diagram showing exchange of information at the time of “maintenance”.
[0069]
At this time, the data communication I /
[0070]
The contents are as follows. In the case of regular regular maintenance, the service person accesses the centralized
[0071]
In addition, when the central
[0072]
In addition, when the consumables are replaced due to repair of a failure, or when the amount of consumables exceeds the guaranteed amount and is replaced with a new one, the
[0073]
At the time of maintenance, when the version of the product software is upgraded, or when there is a request for purchasing software set as an option from the user, the information registered in the central
[0074]
The “reset of the used amount of the replaced consumable part” will be described later in detail.
[0075]
FIG. 11 is a diagram showing exchange of information at the time of “collection”.
[0076]
At this time, the
[0077]
Further, all the arithmetic processing in the present embodiment is performed by the centralized
[0078]
First, when the
[0079]
When the
[0080]
In determining the purchase price, information that needs to be newly input at the time of collection is the state of the exterior (scratch, dirt, etc.) of the used product. The collection company accesses the centralized
[0081]
Then, the central
[0082]
In addition, information on whether to send to the “repair”, “second-hand sale”, or “disposal” step after collection is determined based on accumulated product-specific history data and the entered exterior level. Information is sent to the
[0083]
FIG. 12 is a diagram showing exchange of information at the time of “repair”.
[0084]
At this time, information is input to and output from the centralized
[0085]
Further, all the arithmetic processing in this embodiment is performed by the centralized
[0086]
First, in repairing the collected image processing apparatus, it is necessary to determine which part needs to be repaired. For this purpose, “power-on time information”, “consumable parts usage”, “exterior condition”, “software version” used, etc. are required, but they are all centralized management database systems. The information is stored in the centralized
[0087]
Therefore, at the time of "repair", by accessing the centralized
[0088]
The service center staff repairs the product based on the information and moves on to the "second-hand sale" step. When the version of the software used in the
[0089]
FIG. 13 is a diagram showing the exchange of information at the time of “used sales”. At this time, the user can use the
[0090]
It is necessary to set a selling price for selling as a used product. At this time, "power-on time information", "number of copies", "consumable part usage", "exterior condition", and the like are required as information for setting a price. Has been accumulated. In addition to the above, the "second-hand reference price" set from information such as the number of troubles in the market concerning the products accumulated in the centralized
[0091]
Therefore, the input and output of information at the time of "second-hand sale" is performed by inputting a product ID designating the machine into the
[0092]
After resale as a used product is decided and delivery is completed, the centralized
[0093]
FIG. 14 is a diagram illustrating the exchange of information at the time of “discard”. At this time, input / output of information to / from the centralized
[0094]
In this case, the “data on the product” is deleted from the central
[0095]
The above is the contents of the exchange of information with the centralized
[0096]
Next, a description will be given of the amount of consumables used in each step of the life cycle. The consumables in this case include toner, fixing oil, and the like, as well as components such as a halogen lamp for irradiating a document, a photosensitive drum, a charger, an electric circuit board, and a power supply unit.
[0097]
For these consumables, the quality guarantee period (guarantee limit) is determined for each. When the amount of the toner or the fixing oil becomes smaller than a predetermined amount, it is necessary to replace or replenish the toner or the fixing oil. For a halogen lamp, a photosensitive drum, a charger, and the like, the guaranteed number of times is determined by the number of times of scanning or printing. For a power supply unit, an electric circuit board, and the like, a warranty period is determined based on how many hours of energization time.
[0098]
The purchase price when collecting products, the selling price when selling them as used products, and how much of these consumables can be used as a criterion as maintenance information for used products (recycled products). Judgment is important.
[0099]
In view of this, the present invention is characterized in that the consumable level of each consumable is calculated from the warranty period and the usage amount, and is used as a reference when determining a purchase price and a used selling price.
[0100]
Next, the consumable level will be described. The consumable level is represented by a fraction in which the expiration date of each consumable is used as a denominator and the usage of the part is used as a numerator. In this case, the unit of the warranty period and the amount of use differs depending on the component.
[0101]
For example, the level of consumables relating to toner, fixing oil, and the like is represented by the amount (unit: gram) when it is completely contained, and the numerator is the amount actually used. In other words, when the toner is completely replenished and 500 g is used and 200 g is used, the consumable level of the toner is 200/500 = 2/5.
[0102]
The consumables level of the photosensitive drum, the charging device, and the like is based on the guaranteed number of prints (unit: sheets) as a denominator, and the number of times of actual printing is a numerator. In other words, when 50,000 prints are made on a photosensitive drum having a guaranteed number of use of up to 500,000, the consumable level of the photosensitive drum is 50,000 / 500000 = 1/10.
[0103]
The consumable level of the power supply unit, the electric circuit board, and the like is based on the guaranteed energization time (unit: time) as a denominator, and the total of the actual energization times is a numerator. In other words, when power is supplied for 150,000 hours using a power supply unit whose power supply guarantee time is 200,000 hours, the consumables level of the power supply unit is 150,000 / 200000 = 3/4.
[0104]
As described above, the usage amount of the consumable is a value determined by the amount and the number of times the consumable is used, and the consumable level is a value indicating the degree of use of the consumable as a reference value such as the expiration date and the number of usable times. Note that
[0105]
A description will be given of how to calculate the consumable level in the life cycle of the product according to the present embodiment.
[0106]
At the time of manufacturing, the
[0107]
Next, at the time of sale, the number of copies is reset and the value of the amount of consumables used is reset and installed.
[0108]
After installation, information from sensors, counters, timers, and the like attached to various parts of the
[0109]
For the consumables replaced or replenished at the time of maintenance, the service person accesses the centralized
[0110]
Next, a detailed description will be given of a method of assessing the purchase price at the time of “collection”.
[0111]
The assessment at the time of collection is performed by the data communication I /
[0112]
As described above, the collection company accesses the centralized
[0113]
Hereinafter, a method of determining the purchase price in the present embodiment will be described in detail.
[0114]
First, the consumables level of each consumable used for the collecting machine and the consumables point are stored in the collecting
[0115]
In addition, with respect to the exterior, which is another criterion, five levels of evaluations (levels) from A to E are defined from good to bad conditions of dirt and scratches. Exterior points as shown in FIG. 16 are set. In the present embodiment, for exterior level A,
[0116]
Next, a method of calculating the purchase price executed by the
[0117]
First, a weight value indicating the importance of the consumable is set depending on the type of the consumable. For example, toner or fixing oil which is relatively easy to replace or replenish is "weighted 1", and if used a certain number of times during use, such as a halogen lamp used for a photosensitive drum or a scanner, it needs to be replaced. The setting is made such as “
[0118]
Assuming that there is a product A, when the sum of the consumable points when the product A is new is calculated, it is as shown in
[0119]
Next, a method of calculating a consumable point when the product A is collected will be described. At the time of collection, consumable points differ depending on each part. The consumable points at the time of collection are calculated by adding up the consumable points for each type of weight and calculating the sum of the values multiplied by the weight. That is, as shown in
[0120]
As described above, dirt and scratches on the exterior are also important criteria for determining the price. Therefore, in the present embodiment, the exterior point is also used as a criterion for determination as the total point of the product A. That is, the weight value P indicating the importance of the consumables and the weight value Q indicating the importance of the exterior are set. The weight value P and the weight value Q are settings such as how much the level of the exterior of the consumable is considered. That is, when the price is determined with emphasis on the consumables, the value of the weight value P becomes larger than the weight value Q. Conversely, when the price is determined with emphasis on the exterior, setting is made so that the value of the weight Q becomes larger than the weight P.
[0121]
First, based on the weights P and Q, a total point of the product A when it is new is calculated. As shown in
[0122]
At the time of collection, a total point at the time of collection of the product A is calculated. As shown in
[0123]
Finally, the price at the time of purchase is calculated from the total points when the product A is new and the total points when the product A is collected. At this time, a “purchase reference price” serving as a reference for the purchase price of the product A is set in advance. The "purchase reference price" is determined in consideration of the number of products used in the market, the operating status, the number of failures, the demand for used products, etc., collected in the centralized
[0124]
The
[0125]
When the collection is completed at the calculated price, the collection company accesses the centralized
[0126]
With reference to FIG. 18, an example of calculating the purchase price for the product A will be described. Table 1 in FIG. 18 is a table showing the weight value of the product A, the consumable level of each part, the consumable point corresponding to each consumable level, and the calculation result using those values.
[0127]
In the present embodiment, the consumable level is set as the consumable for the product A, and the components to be considered in the calculation of the purchase price are five components: toner, fixing oil, photosensitive drum, halogen lamp in the scanner, and power supply unit. . Further, the weight value of each consumable part is set to "1" for the toner and the fixing oil, "2" for the photosensitive drum and the halogen lamp, and "3" for the power supply unit.
[0128]
At this time, the consumables point of the product A at the time of a new article is 900 points as shown in
[0129]
The consumable point at the time of collection is calculated as shown in
[0130]
The toner has a consumable level of 3/5, so the consumable point is 25, and the fixing oil has a consumable level of 1/4, so the consumable point is 75 points. Therefore, the point value related to the component for which the weight value is set to 1 is (25 + 75) × 1 = 100 points.
[0131]
Since the level of the photosensitive drum is 1/3, the consumable point is 50 points, and the consumable point of the halogen lamp is 3/4, so the consumable point is 25 points. Therefore, the point value relating to the component for which the weight value is set to 2 is (50 + 25) × 2 = 150 points.
[0132]
Similarly, since the power supply unit has a level of 2/3, the consumable point is 25 points. Therefore, the point value relating to the component for which the weight value is set to 3 is 25 × 3 = 75 points.
[0133]
A total of 100 + 150 + 75 = 325 points of the points for each weight value is the consumable point when the product A is collected.
[0134]
Next, regarding the level and points related to the exterior, it is assumed that the exterior level at the time of collection of the product A in this embodiment is “C”. Therefore, it is assumed that the number of exterior points in this case is 50 (Equation 3).
[0135]
Next, the total points of the product A when it is new and the total points when it is collected are calculated.
[0136]
In this embodiment, it is assumed that the weight value P for the consumables related to the product A is set to “2” and the weight value Q for the exterior is set to “7”.
[0137]
At this time, the total point of the product A when it is new is 2500 points as shown in
[0138]
Assuming that the purchase reference price for product A is set to 300,000 yen, the purchase price at the time of collection is calculated to be 120,000 yen, as shown in Expression 6. The above is an example of the purchase price calculation.
[0139]
The price is calculated by this assessment. The collection company browses the price calculated by the
[0140]
In the present embodiment, four conditions are set as criteria for performing “disposal” after “recovery” for the product A.
[0141]
[0142]
If any one of the above four conditions is satisfied, the product A is "discarded" after "collection". In the present embodiment, the above four conditions are set. However, it is not always necessary to follow these conditions, and various conditions may be set for each product based on information that can be obtained from the central
[0143]
In the case of the above-described product A, since none of the above four conditions is satisfied, the product A is to be “used for sale” through the “repair” step.
[0144]
Next, a detailed description will be given of a method of determining replacement of a consumable part performed by the
[0145]
In the present embodiment, the repair content is changed depending on the weight of each consumable item. In other words, as shown in FIG. 20, it is determined that all the replacements and replenishments should be performed for the ones set to the weight value “1” because the replacement and the replenishment can be easily performed. Since the replacement and replenishment of the parts set with the weight value “2” take some time, it is determined that the replacement and replenishment should be performed on the parts having the consumable level of 以上 or more. Since the replacement and replenishment of the one set with the weight value “3” is very troublesome, it is determined that the replacement and replenishment should be performed on the parts having the consumable level of / or more.
[0146]
For the replaced part, the consumable level is reset to "0" as in the "service".
[0147]
Therefore, when the product A shown in FIG. 18 is repaired, as shown in FIG. 21, the toner, the fixing oil, and the halogen lamp are replaced and replenished, and the consumable level becomes “0”. As for the other parts, since the consumable level does not reach the replacement condition of each weight value, the parts are transferred to "used sales" at the same consumable level without repair.
[0148]
In the present embodiment, the above three conditions are set. However, it is not always necessary to follow these conditions, and various conditions may be set for each product based on information obtainable from the centralized
[0149]
Next, a detailed description will be given of a method of determining whether or not to replace a component on the exterior, which is performed by the
[0150]
Regarding the exterior, the repair content is set according to the “exterior level” described above. That is, as shown in FIG. 22, the exterior level E is discarded without performing “repair” under the condition of “discard” described above.
[0151]
Regarding the exterior level C and D, it is determined that a dirty exterior part or a damaged exterior part should be replaced. In addition, with respect to the exterior level A and B, it is determined that a dirty exterior component or a damaged exterior component is not replaced.
[0152]
That is, as shown in FIG. 23, since the exterior level at the time of collection of the product A in this embodiment was “C”, the exterior was replaced, and the exterior level after replacement was reset to “A”. It becomes. The service person makes settings for the centralized
[0153]
In the present embodiment, the above conditions are set, but it is not always necessary to comply with the conditions, and various conditions may be set for each product based on the exterior level and the state of the machine.
[0154]
Next, a detailed description will be given of the price determination method executed by the
[0155]
With reference to FIG. 24, a method of calculating the price at the time of second-hand sale will be described. First, a weight value is set in the
[0156]
Assuming that there is a product A and the sum of the consumable points when the product A is new is calculated as shown in
[0157]
Next, a method of calculating a consumable point at the time of second-hand sale of the product A, which is executed by the
[0158]
As described above, dirt and scratches on the exterior are also important criteria for determining the price. Therefore, in the present embodiment, the exterior point as a total point of the product A is also used as a criterion for determination. That is, the weight value p for the consumables and the weight value q for the exterior are set. The weight p and the weight q are settings such as how much the level of the exterior of the consumable is considered. That is, when the price is determined with emphasis on the consumables, the value of the weight p becomes larger than the weight q. Conversely, when the price is determined with emphasis on the exterior, setting is made such that the value of the weight q becomes larger than the weight p.
[0159]
First, a total point when the product A is new is calculated based on the weights p and q. As shown in
[0160]
At the time of second-hand sale, a total point at the time of second-hand sale of the product A is calculated. As shown in
[0161]
Next, the price at the time of purchase is calculated from the total points when the product A is new and the total points when the product A is second-hand sold. At this time, a “second-hand sales reference price” that is a reference of the second-hand sales price of the product A is set in advance. The “second-hand reference price” is a price that is determined in consideration of the number of products used in the market and the operation status of each product, the number of occurrences of failures, demand for used products, and the like. Many of the same products are still used in the market, there are few failures and complaints, and prices for products that are expected to be sufficiently used as second-hand products are set at a high price. The setting of the "second-hand reference price" also uses information sent from the user to the centralized
[0162]
The used selling price is calculated by multiplying the used selling base price by (total points of used product A at the time of second-hand sales / total points of new product A).
[0163]
With reference to FIG. 25, a description will be given of a calculation example of the used selling price for the product A executed by the
[0164]
In this embodiment, the consumables level is set as a consumable for the product A, and the parts to be considered in calculating the secondhand selling price include five parts: toner, fixing oil, photosensitive drum, halogen lamp in the scanner, and power supply unit. I do. Further, the weight value of each consumable part is set to "1" for the toner and the fixing oil, "2" for the photosensitive drum and the halogen lamp, and "3" for the power supply unit.
[0165]
At this time, the consumable point for the product A at the time of a new article is 900 points as shown in
[0166]
The consumable point at the time of second-hand sales is calculated as shown in
[0167]
Since the toner is replenished at the time of "repair" and the consumable level is 0, the consumable point is 100. The fixing oil is also replenished at the time of "repair" and the consumable level is 0, so the consumable point is 100 points. Therefore, the point value relating to the component for which the weight value is set to 1 is (100 + 100) × 1 = 200 points.
[0168]
Also, since the photosensitive drum has not been replaced at the time of "repair", the consumable level is the same as that at the time of "collection". That is, the consumable point is 50. Since the halogen lamp is replaced at the time of "repair" and the consumable level is 0, the consumable point is 100 points. Therefore, the point value relating to the component for which the weight value is set to 2 is (50 + 100) × 2 = 300 points.
[0169]
Similarly, the power supply unit has not been replaced at the time of "repair", so the consumable level at the time of "recovery" is 2/3. Since the consumables point is 25, the point value of the component for which the weight value is set to 3 is 25 × 3 = 75 points.
[0170]
The sum of the points for each weight value, that is, 200 + 300 + 75 = 575 points is the consumable point at the time of second-hand sale of the product A.
[0171]
Next, regarding the level and points related to the exterior, the exterior level at the time of collection of the product A in this embodiment is “C”, and the exterior level is “A” because the product A was replaced at the time of “repair”. Therefore, the exterior points in this case are assumed to be 100 points (Equation 3).
[0172]
Next, the total points of the product A at the time of a new article and the total points at the time of second-hand sale are calculated.
[0173]
In the present embodiment, it is assumed that the weight p for the consumables regarding the product A is set to “2” and the weight q for the exterior is set to “7”.
[0174]
At this time, the total point of the product A when it is new is 2500 points as shown in
[0175]
Assuming that the used selling base price for the product A is set to 500,000 yen, the price at the time of used selling is calculated to be 370000 yen, as shown in Expression 6. The above is an example of price calculation at the time of second-hand sale.
[0176]
In the present embodiment, the weight value of each consumable item, the weight value of the consumable item and the exterior, and the like are set to the same values as those at the time of “recovery”, but this is not always necessary. In the present embodiment, the consumables for which the price is to be calculated are the same at the time of “collection” and “second-hand sale”, but are not necessarily the same.
[0177]
The structure in the centralized
[0178]
In the
[0179]
As shown in FIG. 27, the contents of the data of each aircraft are managed by the product ID, and the date of manufacture, the date of sale, the version of the software used, the basic value of each part, Data such as the amount is stored. The information for each machine in each step of the life cycle has a mechanism in which the machine is specified by inputting a product ID, and necessary information can be called and written.
[0180]
Further, as shown in FIG. 28, the total data of each product includes the total number of failures and complaints, the number of failures and complaints by content, the number of units operated in the market, the number sold monthly, the number of new orders, and used products. The information such as the number of orders is stored, and based on this information, the "standard purchase price" for "collection" and the "standard price for second-hand sales" for "second-hand sales" are set.
[0181]
As described above, in the present embodiment, information such as the usage status, failure, and failure at the time of use has been made into a database through a network, and from the history of the usage status of the machine, the purchase price and the used selling price as a used product have been obtained. By calculating and selling at the used selling price, the image processing apparatus can be sent back to the market.
[0182]
In the present embodiment, when selling a used product, the warranty period of each consumable is set based on the consumption of the consumable of each machine accumulated in the centralized
[0183]
For example, regarding the product A, the consumable level of each consumable at the time of second-hand sale of the product A is as shown in FIG. That is, since the toner, the fixing oil, and the halogen lamp are replenished or replaced at the time of “repair”, the consumable level becomes “0”, and the same warranty period as that of a new one can be set.
[0184]
Since the photosensitive drum has not been replaced at the time of "repair", the consumables level is 1/3 that at the time of "recovery". That is, if the pre-stored quality assurance number of the photosensitive drum at the time of a new article is 50,000 sheets, it is guaranteed up to 50,000 × (1-1 / 3) = 33333 sheets after being installed as a used product.
[0185]
Similarly, the power supply unit has not been replaced at the time of “repair”, so that the consumable level is 2/3 as at the time of “recovery”. In other words, if the pre-stored quality assurance energizing time of the new power supply unit is 150,000 hours, it is guaranteed up to 150,000 × (1-2 / 3) = 50,000 hours after being installed as a used product. .
[0186]
In this way, in the centralized
[0187]
Also, regarding the consumable level, since the content is not reset at the time of second-hand sale, the content of the centralized
[0188]
In this way, the information indicating the amount of consumption of the consumables input from the image processing apparatus is accumulated in the centralized
[0189]
According to the present invention, a storage medium storing program codes of software for realizing the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or an apparatus, and a computer (or CPU or MPU) of the system or the apparatus stores the storage medium in the storage medium. Needless to say, this can also be achieved by reading and executing the stored program code.
[0190]
In this case, the program code itself read from the storage medium implements the novel function of the present invention, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
[0191]
As a storage medium for supplying the program code, for example, a floppy (registered trademark) disk, hard disk, magneto-optical disk, optical disk, CD-ROM, CD-R, magnetic tape nonvolatile memory card, ROM, or the like is used. Can be.
[0192]
The functions of the above-described embodiments are implemented when the computer executes the readout program code. In addition, the OS or the like running on the computer executes one of the actual processing based on the instruction of the program code. The functions of the above-described embodiments can also be realized by performing all or part of the processes.
[0193]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided on a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. The CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the functions of the above-described embodiments can also be realized by the processing.
[0194]
It goes without saying that the present invention can also be applied to a case where the program is delivered to a requester via a communication line such as a personal computer communication from a storage medium in which a program code of software for realizing the functions of the above-described embodiments is recorded. No.
[0195]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, information such as the usage status at the time of use, the usage of consumable parts, and information such as failures and failures is stored in a database through a network and managed, so that when selling as a used product, Can be set accurately for each consumable part. Further, it is possible to accurately know the timing of performing work such as repair and replacement of consumable parts.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a life cycle flow of a product and exchange of data with a database according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a network configuration according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of an image processing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a detailed processing configuration inside a
FIG. 5 is a diagram showing a connection between a
FIG. 6 is a diagram showing connection of a
FIG. 7 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of product “manufacturing” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of “sale” of a product according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing exchange of information with a database when a product according to an embodiment of the present invention is used.
FIG. 10 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of “maintenance” of a product according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of “collection” of a product according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of “repair” of a product according to the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing exchange of information with a database at the time of “second-hand sale” of a product according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing exchange of information with a database when a product is “discarded” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a diagram showing consumable levels and consumable points according to the present invention.
FIG. 16 is a diagram showing exterior levels and exterior points according to the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a diagram showing a purchase price calculation method at the time of “collection” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a diagram illustrating an example of a purchase price calculation method at the time of “collection” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a diagram showing conditions of “discard” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a diagram showing conditions for repairing consumables according to the embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a diagram showing consumables levels before and after repair of a product A according to the embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a diagram showing conditions for performing repair with an exterior level according to the embodiment of the present invention.
FIG. 23 is a diagram showing exterior levels before and after repair of a product A according to the embodiment of the present invention.
FIG. 24 is a diagram showing a method of calculating a used selling price at the time of “used selling” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 25 is a diagram showing an example of a used selling price calculation method at the time of “used selling” according to the embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a diagram showing an internal configuration of a centralized management database system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 27 is a diagram showing contents of each machine data in the central management database system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 28 is a diagram showing the contents of the entire product data in the centralized management database system according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
503 Mobile terminal 2602 Arithmetic processing unit
Claims (10)
前記画像処理装置から入力される前記消耗品の使用量を示す情報を蓄積する手段と、
該蓄積する手段により蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定する手段と、
該設定する手段により設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行う手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置の消耗品管理システム。An image processing apparatus and a consumables management system for the image processing apparatus, wherein a database system for managing consumables used in the image processing apparatus is connected through a network, wherein the database system includes:
Means for storing information indicating the used amount of the consumables input from the image processing apparatus,
Means for setting a guarantee limit of the consumable when the use of the image processing apparatus is completed and collected and sold as a used product, based on the information indicating the amount of use of the consumable stored by the storing means. ,
Means for managing the replacement time of the consumable based on the guarantee limit of the consumable set by the setting means.
前記画像処理装置から入力される、前記画像処理装置に使用されている消耗品の使用量を示す情報を蓄積するステップと、
該蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定するステップと、
該設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行うステップと
を備えたことを特徴とする画像処理装置の消耗品管理方法。A consumables management method for an image processing apparatus, which is performed using a database system connected to the image processing apparatus via a network,
A step of storing information indicating the amount of consumables used in the image processing apparatus, which is input from the image processing apparatus,
Setting a guarantee limit for the consumable when the use of the image processing apparatus is terminated and collected and sold as a used product, based on the information indicating the amount of use of the stored consumable;
Managing the replacement time of the consumables based on the set guarantee limit of the consumables.
前記画像処理装置から入力される、前記画像処理装置に使用されている消耗品の使用量を示す情報を蓄積するステップと、
該蓄積された消耗品の使用量を示す情報を基に、前記画像処理装置の使用が終了し回収され中古製品として販売される際の前記消耗品の保証限度を設定するステップと、
該設定された前記消耗品の保証限度に基づいて、前記消耗品の交換時期の管理を行うステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。For a database system connected to the image processing device via a network,
A step of storing information indicating the amount of consumables used in the image processing apparatus, which is input from the image processing apparatus,
Setting a guarantee limit for the consumable when the use of the image processing apparatus is terminated and collected and sold as a used product, based on the information indicating the amount of use of the stored consumable;
Managing replacement time of the consumables based on the set guarantee limit of the consumables.
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013008227A (en) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Sharp Corp | Image forming apparatus, display device, management server, consumption article management system with the same and consumption article management method |
KR101701339B1 (en) * | 2015-08-25 | 2017-02-02 | 주식회사 아이온커뮤니케이션즈 | Integrated system for managing consumable goods by using wearable device |
-
2002
- 2002-08-01 JP JP2002225313A patent/JP2004070444A/en active Pending
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KR101701339B1 (en) * | 2015-08-25 | 2017-02-02 | 주식회사 아이온커뮤니케이션즈 | Integrated system for managing consumable goods by using wearable device |
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