JP2004068186A - 作業指示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店頭側では人員削減ができ、作業工場側では依頼者からの要望を画像及び音声で直接的に詳しく把握でき、適切な見積もり及び納期を提示する。
【解決手段】依頼者(利用者・客)側の端末装置1、作業工場3(作業員)側の端末装置21に対して、カメラ11,12、音声入力手段16、音声出力手段(図示せず)、及び画像表示部15を備える。依頼者側のカメラ12が撮影した製品乃至物品に対する具体的な作業指示の画像情報、及び依頼者による作業指示の音声情報を通信回線2を通して作業工場3側の端末装置21にリアルタイムに転送し、かつ必要に応じ音声会話の双方向通信を行い、作業者側が、自局の端末装置21に転送された上記画像情報及び音声情報に基づいて上記製品乃至物品の作業指示の内容を詳しく把握する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば製品として、洋服等の衣類のリフォームや直しを行う場合に作業者側の端末装置にその具体的な内容を画像及び音声で転送し、もって依頼者の要望を正確に伝えることを可能にする作業指示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば洋服等の衣類をリフォーム等する場合、図5に示すように、利用者(依頼者)が店頭(例えばクリーニング店等)の受付員に対しリフォーム・直し等の説明を行うことで、受付員に衣類を預けるとともに全てを託して店頭から離れるというのが一般的である。この場合、受付員は、専用伝票に利用者から聞いたリフォーム・直し等の内容を具体的に記述して、預かった衣類とともに作業工場へ配送するという作業を行う。一方、作業工場では、作業員が専用伝票を見てリフォーム・直し等の内容を把握して作業に移ることになるが、専用伝票からでは情報不足で、十分な理解が得られない場合は、利用者に電話等をかけてリフォーム・直し等の内容の再確認を行ってから実際の作業に移ることになる。そして、リフォーム・直し後の衣類は、作業工場から店頭へ配送されるか、あるいは直接に利用者(依頼者)の自宅等に配送されることとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように従来においては、先ず店頭で、受付員が衣類を見ながら依頼者からの説明を受付けるのであるが、例えば依頼者が説明に困惑した場合等、受付員が知識、及び経験の不足のため適切なアドバイス等を行うことができず、しかも専用伝票に必要事項を詳しく記入できない場合も実際上多くあるのが現状である。このため作業工場側の作業員が後日専用伝票を見ながら依頼者に再確認の電話をかけなおすという余分な二度手間が必要になる場合が少なくなく、効率が悪い課題があった。そして、このような状況のため、最初の来店時の依頼者に対する適切な見積もり、及び適切な納期の提示が難しい場合があり、特に納期の提示には数日の余裕を含ませざるを得ない状況が生じることもあった。
【0004】
このため、店頭側では、受付員に対し技術や知識の習得のため各種教育を行う必要があり、教育者(経営者)側に大きな金銭的、肉体的な負担と労力が必要となっているのであり、しかも、リフォーム・直しの依頼者の要望や説明を的確、かつ十分に理解するのには経験の豊富な者でも比較的長い時間を要する場合も多い。従って、クリーニング店等のように他の職種を含めて、リフォーム・直し等を兼用して受付ける店頭である場合、受付員が一人しか配属されていない小規模の店頭では、受付員がリフォーム・直し等の説明を聞いている間、クリーニングの受付、収受のみを望んで来店した客を比較的長い時間待たせ続けなければならない状況が発生していた。また、このような状況のため、クリーニング店等の店頭では、複数の優秀な受付員を配属しておくことを考慮しておかなければならず、教育者の負担とともに人件費が嵩む課題が生じていた。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、製品乃至物品のリフォーム・直し等の作業指示を受付けるにあたり、店頭側にあっては、受付者に適切な教育を施さずとも、問題なく速やかに、かつ適切に受付処理を行え、かつ人員削減による人件費の低減化をも可能にし、作業工場側にあっては、依頼者からの要望を画像及び音声で直接的に詳しく把握することができ、適切な見積もり及び納期を提示することができるようにした作業指示システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、依頼者側に、カメラ12が撮影した製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、及び依頼者の音声を送信する送信手段2,20を備え、作業工場3側に、当該画像、及び音声を受信して出力する受信・出力手段2,24,25,31を備えて成り、上記作業工場3側の受付員が、上記画像、及び音声で、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を把握できるようにしたことを特徴とする。
また本発明にあっては、上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25に、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容をリアルタイムに画像表示し、双方で共有するようにしたことを特徴とする。
また上記依頼者側、及び作業工場3側で、音声の双方向通信が可能であることを特徴とする。
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25に、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を記入し得る作業指示書S、乃至受付書を画像表示し、必要事項の記録後、プリントアウトするようにしたことを特徴とする。
また上記作業指示書S、乃至受付書には、上記依頼者側、及び作業工場3側の受付者側が任意の必要事項を記入することが可能であり、双方で共有するようにしたことを特徴とする。
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25に、互いに相手者を撮影した画像を表示するようにしたことを特徴とする。
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25には、上記製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、上記作業指示書S、乃至受付書、上記相手者を撮影した画像のうち、任意の画像を任意に並べて同時に表示したり、重ねて表示したりすることが可能であることを特徴とする。
また上記製品乃至物品が、洋服、着物、帽子等の衣類、あるいは装飾品であることを特徴とする。
また上記音声の送受信に電話端末を用いることを特徴とする。
【0007】
以上のように構成された本発明にあって、依頼者側のカメラ12が撮影した製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、及び依頼者の音声は、送信手段2,20を介して作業工場3側に送信され、作業工場3側の受信・出力手段24,25,31に受信されるとともに出力されるため、作業工場3側の受付者(作業者)は、リアルタイムに自らの目と耳で、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を把握する。
また本発明にあっては、上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25に、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容をリアルタイムに画像表示し、双方で共有するため、作業工場3側の受付者(作業者)が作業指示の内容を誤って理解することなく、正確な内容が伝わる。
また上記依頼者側、及び作業工場3側で、音声の双方向通信が可能であるため、作業工場3側の受付者は、作業指示の内容に対し質問を行うことも可能であり作業指示の内容を詳しく、かつ完全に理解することができる。
また上記依頼者側、及び作業工場3側では、画像表示部15,25に表示された上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を記録した作業指示書S、乃至受付書をプリントアウトするため、依頼者及び受付者で同じ書面を保持できる。
また上記作業指示書S、乃至受付書には、上記依頼者側、及び作業工場3側の受付者側が任意の必要事項を記入でき、しかも双方で共有できるため、何れの側の者が作業指示書S、乃至受付書を作成しても良く、一方の側の者が自分の作業に専念し誤りなく手続きを行うことが可能である。
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25には、互いに相手者を撮影した画像を表示するため、親近感、信頼感が感じられる。
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25には、上記製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、上記作業指示書S、乃至受付書、上記相手者を撮影した画像のうち、任意の画像を任意に並べて同時に表示したり、重ねて表示したりすることが可能であるため、依頼者と作業工場3側の受付者との間で、十分な説明や打ち合わせを繰り返し何度でも行える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1において、符号1は、例えばクリーニング店等の店頭に備えられた端末装置であり、この端末装置1は店頭における利用者・客(依頼者)が持ち込んだ各種の被修理品等を撮影し、それを修理等する作業工場(修理作業員)3側の端末装置21に通信回線(ネットワーク)2を通して接続されている。通信回線2としては、高速なデータ通信が行えるADSLや、動画、音声を信号化して伝送するISDN等のネットワーク、もしくは専用回線等を適用することが考えられる。
【0009】
店頭側の端末装置1には、本例の場合、2台のカメラ11,12が接続されている。第1のカメラ11は正面の利用者・客(依頼者)を撮影するもので、例えば画像表示部15の上方近傍側にあらかじめ配設されている。第2のカメラ12は製品乃至物品としての洋服や着物、帽子等の衣類や、装飾品等を撮影するものであり、端末装置1の付近において例えばフレキシブルな支柱(図示せず)、もしくは伸縮動作可能の支柱(図示せず)等の上端側に配設されて撮影の高さや撮影の方向を任意に変更することが可能となっている。しかし、夫々のカメラ11,12の設置は当該何れかの支柱を用いることに限定されるものではなく、端末装置1の側の所要の位置にあらかじめ取り付けたものであったり、利用者の手に持つタイプ等を採用しても良い。またカメラ11,12は、例えばケーブルを介しあらかじめ自由な移動性をもった1台で対応しても良い。
【0010】
また、店頭側の端末装置1は、図2に示すように、画像認識部13、画像生成部14、画像表示部(ディスプレイ)15、マイク(音声入力手段)16、スピーカ(図示せず:音声出力手段)、入力部(例えばキーボード等であるがタッチパネルでも良い)17、プリンタ18、記憶部(図示せず)、制御部(CPUを備える)19、及び、インターフェイス20を備えて構成されている。尚、送信手段は、カメラ11,12、画像認識部13、マイク16、制御部19、及び、図示しない通信制御装置で構成される。
【0011】
画像認識部13は、カメラ11,12が撮影した画像を電気信号に変換して、制御部19の指令に基づく転送先へ転送する。第1のカメラ11からの画像の転送先は、作業工場3側の端末装置21の画像表示部25であり、第2のカメラ12からの画像の転送先は、自局(店頭側)の画像表示部15、もしくは作業工場3側の端末装置21の画像表示部25である。即ち第2のカメラ12からの画像(衣類のリフォーム・直しの詳しい作業指示を映す画像:即ち利用者の衣類に対する手の動きで詳しい作業内容を映す画像)は、店頭側、及び作業工場3側の端末装置1,21の双方の画像表示部15,25で共有することができる。
【0012】
画像生成部14は、制御部19の指令を介し転送された画像情報を画像表示部15に出力し画像表示を実行する。画像表示部15に表示される画像は、カメラ12からの作業指示の画像の他、作業工場3側の端末装置21からの受付者(作業者)の画像、及び、後述する作業指示書S、乃至受付書の画像としてある。作業指示書S、乃至受付書の画像も、様式データは、双方の端末装置1,21の記憶部内にあり、双方の端末装置1,21の記憶部及び画像表示部15,25で共有することができる。マイク16は、依頼者の音声を入力して作業工場3側の端末装置21へ出力し端末装置21のスピーカ(図示せず)から発音させる。入力部17は、依頼者による所要の操作により、制御部19に対し諸種の動作命令を与えたり、詳しくは後述する画像上の作業指示書S、乃至受付書等への文字入力等を行える。文字入力後の作業指示書S、乃至受付書も、制御部19の起動を介して双方の端末装置1,21の記憶部及び画像表示部15,25で共有できる。プリンタ18は、入力部17の指示を解した制御部19の起動を介し画像表示部15に表示された画像(即ち作業指示書S、乃至受付書等)をプリントアウトする。
【0013】
記憶部(図示せず)は、ディスクや主記憶装置を含むものであり、本作業指示システムの動作を実行させるプログラムや、各依頼者毎の作業指示書S、受付書等を記憶する。制御部19は、電源投入後、上記入力部17の操作や、上記プログラム等に基づいて本店頭側の端末装置1の全体を制御し、またインターフェイス20を介し作業工場3側の端末装置21との間で各種の画像情報(即ち、依頼者の画像、受付者の画像、衣類のリフォーム・直しの詳しい作業指示を映す画像、作業指示書S、受付書等)の送受信をも制御する。また発呼、音声信号の接続、切断も制御の対象となる。即ち、依頼者が、作業指示書S、乃至受付書に記入等を行った場合は、制御部19が当該記入に関する情報を作業工場3側の端末装置21へ送信するとともに、作業工場3側の端末装置21の画像表示部25上の作業指示書Sの内容をも同じ内容にすることを促す命令を送信する。そして、この処理は、作業工場3側の端末装置21からの指示に基づく逆の場合も同様である。作業指示書Sの送信は、例えばファクシミリ装置を使用することも可能であり、また作業指示の内容はパソコン等のコンピュータシステムにおけるキーボード、マウス等によって入力し、それらを画像として出力して依頼者、作業受付者双方で確認した後にプリントアウトするようにすることも可能である。
【0014】
尚、制御部19は、例えば入力部17の操作に応じて、少なくとも受付者(作業者)の画像、第2のカメラ12による作業指示の画像、作業指示書S、受付書のうち任意の画像を画像表示部15上に表示させるための制御を行うことが可能であり、かつこれらの画像を適宜のサイズに変更して同時に画像表示させたり、重ねて画像表示させたりすることも可能である。
【0015】
一方、作業工場3側の端末装置21は、図2に示すように、カメラ22、画像認識部23、画像生成部24、画像表示部(ディスプレイ)25、マイク(音声入力手段)26、スピーカ(図示せず:音声出力手段)、入力部(例えばキーボード等であり、タッチパネル等でも良い)27、プリンタ28、記憶部29、制御部(CPUを備える)30、及び、インターフェイス31を備えて構成されている。尚、受信・出力手段は、インターフェイス31、図示しない通信制御装置、画像生成部24、画像表示部25、及び、スピーカで構成される。
【0016】
カメラ22は、例えば画像表示部25の上方近傍の位置に配設されて正面の受付者(作業者)を撮影する。画像認識部23は、カメラ22が撮影した画像を電気信号に変換して、制御部30の指令に基づく転送先へ転送するのであり、このカメラ22からの画像の転送先は、店頭の端末装置1の画像表示部15である。
【0017】
画像生成部24は、画像表示部25に対して、少なくとも店頭側の端末装置1から転送された依頼者の画像、作業指示の画像(衣類のリフォーム・直しの詳しい作業指示を映す画像:即ち利用者の衣類に対する手の動きで詳しい作業内容を映す画像)、及び記憶部29内の作業指示書S、乃至受付書のうち、任意の画像を表示させることが可能で、かつこれらの画像を適宜のサイズに変更して同時に画像表示させたり、重ねて画像表示させたりすることが可能である。この画像表示部25においても、記述した通り、例えば入力部27の所要の操作に応じて店頭側の端末装置1の画像表示部15と同じ画像をリアルタイムに表示することが可能である。
【0018】
マイク26は、受付者の音声を入力して店頭側の端末装置1へ出力する。入力部27は、受付者による所要の操作により制御部30に対し諸種の動作命令や、画像表示部15上の作業指示書S等への文字入力等を行える。プリンタ18は、入力部27の操作を介した制御部30の起動を介し画像表示部25に表示された画像として、店頭側の端末装置1から転送された作業指示の画像や、作業指示書S、乃至受付書をプリントアウトする。
【0019】
記憶部29は、上述と同じくディスクや主記憶装置を含むものであり、本作業指示システムの動作を実行させるプログラムや、各依頼者毎の作業指示書S、乃至受付書等を記憶する。制御部30は、電源投入後、上記プログラム等に基づいて本作業工場3側の端末装置21の全体を制御し、またインターフェイス31を介し店頭側の端末装置1との間での各種の画像情報(即ち、依頼者の画像、受付者の画像、衣類のリフォーム・直しの詳しい作業指示を映す画像、作業指示書S、作業受付書等)の送受信をも制御する。受付者が、店頭側の端末装置1からの画像情報及び音声情報に基づいて作業指示書Sに具体的な作業内容を示す文字入力等を行った場合も、制御部30は、当該文字入力の情報、及び当該文字入力への変換を指令する情報をインタフェイス31を介して、店頭側の端末装置1に転送し、店頭側の端末装置1の画像表示部15上の作業指示書Sの内容を同じ内容に更新させたり、同じ内容の書き込みや、書き換えを行わせる。また、この処理は、店頭側の端末装置1からの依頼に基づく逆の場合も同様であり、即ち、制御部30は、店頭側の端末装置1の画像表示部15上の作業指示書S、乃至受付書の内容が更新されたり、変更された場合も、自局、つまり作業工場3側の画像表示部25上の作業指示書S、乃至受付書を同じ内容に更新したり、変更する処理を行う。
【0020】
一方、画像表示部15,25に表示される作業指示書Sは、一例として、図3に示すように、上方の領域に、製品としての持込品、色柄、添付品(ボタン)等を記入する欄を設け、その下の領域に、スソ直し、ウエスト直し等の衣類のリフォーム・直しの詳細を記入する各種の項目を羅列し、更に下の領域に、タックNo、受付日、仕上がり予定日、担当者(受付者)、料金等を記入する欄、及び右側のコメント欄を設け、最も下の領域に、依頼者の名前、会員No、連絡先を記入する欄を設けるという態様がある。但し、作業指示書Sは、作業工場3側において所要の用紙で対応し、例えば、タックNo、受付日、仕上がり予定日、担当者(受付者)、料金、コメント、依頼者の名前、会員No、連絡先等を記入する欄のみ設けた受付書(図示せず)を双方で共有し画像表示しても良い。
【0021】
次に、図4を参照して本実施の形態の使用の一例について説明する。尚、図4において、左側のフローは店頭側の端末装置1の制御部19の処理を示し、右側のフローは作業工場3側の端末装置21の制御部30の処理を示す。先ず店頭側のステップ401において、初期画像として、洋服等のリフォーム・直し等の受付画像を表示する。ステップ402において、依頼者が初期画像中の例えばアクセスのボタン(図示せず)をクリック等で指定したことを検知すると、制御部19がこのアクセスを認識して、通信回線2を介し作業工場3側の端末装置21のアドレスに発呼の情報を送信し、作業工場3側の受付員を呼び出す。このとき、作業工場3側の端末装置21では、ステップ501において、店頭からの呼び出しを画像の変化、または発音等で受付員に知らせる。また、ステップ403において、カメラ11,12が撮影した画像情報を通信回線2を介し作業工場3側の端末装置21へ送信するため、作業工場3側では、ステップ502において、店頭側からの画像情報を受信するとともに画像表示部25に表示する。
【0022】
カメラ11,12の双方の画像情報を送信した場合、作業工場3側では、作業工場3側の端末装置21の制御部30の起動により、例えば、カメラ11からの依頼者の画像を画像表示部25の例えば右上の領域に小さな画像として表示するとともに、カメラ12からの画像を当該画像表示部25の他の残りの領域全体に表示するという形態の設定を行っても良いが、本例では、先ず最初は画像表示部25の可能な限り広い領域に依頼者の画像を表示するものとする。
【0023】
続いて、作業工場3側の受付員が、例えば入力部27の操作により、ステップ503において、制御部30の起動を介して自局のカメラ22が撮影している受付者(作業者)の画像を通信回線2を通して店頭側の端末装置1へ送信すると、店頭側の端末装置1では、ステップ404において、制御部19の起動を介して、受付者の画像を店頭側の画像表示部15に表示させる。この場合も、受付者の画像は、最初は画像表示部15の可能な限り広い領域に表示されるものとするが、この設定を変更して、画面の右上等に小さく表示しても良い。
【0024】
しかる状態では、ステップ405、及びステップ504において、店頭側、及び作業工場3側のマイク16,26に電源が供給されているとともに、双方が通信回線2に接続されており、互いに相手方のスピーカ(図示せず)から音声を出力させ、双方向の会話を行える状態になっている。従って、例えば先ず受付者から依頼者に対し、カメラ12の前に依頼者のリフォーム・直し等に係わる洋服等を提示させ、かつ、リフォーム・直し等の具体的な内容の説明をさせることを促す音声を発すると、受付者が依頼者の説明を聞き、リフォーム・直し等の具体的内容を把握することが可能となる。勿論、この間にも依頼者は、第2のカメラ12に洋服等を向けて、リフォーム・直し等の具体的な指示を実際の手の動きと洋服の動きを映す映像を端末装置1を介して作業工場3側の画像表示部25に対し送信しているため、受付者は自局の端末装置21の画像表示部25のリアルタイムの映像を見ることをもって、より具体的かつ詳細にリフォーム・直し等の内容を把握することができ、質問を行うこともできる。
【0025】
一方、受付者は、入力部27の操作により、画像表示部25上には、どの画像を表示させるかを任意に設定することが可能であり、従って、ステップ505において、入力部27の操作により画像表示部25上に対し、第2のカメラ12からのリフォーム・直し等の作業指示を映す画像と、作業指示書Sの画像との両者を、例えば画面の中央から左右に分けて同時に表示させ、作業指示の具体的説明を画像及び音声から受けながら、作業指示書Sにリフォーム・直し等の具体的な内容を記入してゆくことができる。しかし、リフォーム・直し等の説明を全て理解した上で、即ちステップ505において、作業工場3側の端末装置21の画像表示部25上のなるべく広い領域に作業指示書Sを表示させ、この作業指示書Sに必要事項を順次に記入し、これを店頭側の端末装置1へ転送するという作業手順を踏まえても良い。そして、作業工場3側の端末装置21では、例えば記入後の作業指示書Sに誤りのないことを音声等で確認した後、ステップ506において、今回の作業指示書Sをプリントアウトする。
【0026】
かくてステップ406において、依頼者が作業指示書Sの内容を具体的に確認して、問題ないと判断した場合は、入力部17の操作をもってステップ407へ進み当該作業指示書Sをプリントアウトする。プリントアウトが終了すると、ステップ408において、制御部19の起動を介して作業工場3側の端末装置21に対し作業終了の指令を出力して本フローを終了する。また、作業工場3側の端末装置21においても、ステップ507において、店頭側からの作業終了の通知を受信すると、作業工場3側の端末装置21のフローを終了する。
【0027】
尚、本実施の形態においては、音声入力手段をマイク16,26とし、音声出力手段をスピーカ(図示せず:あらかじめ端末装置1,21と一体のもの等)としたが、電話端末の受話器を採用しても良い。また製品乃至物品としても、洋服、着物、帽子等の衣類に限定されるものではなく、他の製品として、電化製品や消費材、その他のものに適用しても良いことは勿論である。
【0028】
また、作業指示書Sは作業工場3側でのみ、例えば受付整理番号の表記と共にプリントアウトして作成し、その内容を依頼者に例えば画面によって確認させた後で依頼者には受付整理番号のみを表示した受付票のみを交付するようにしても良いのである。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているために、製品乃至物品のリフォーム・直し等の作業指示を受付けるにあたり、店頭側にあっては、作業指示システムが受付者に代わって全ての受付業務を処理することができ、従って教育の施された受付者を配属する必要がなくなるのである。しかも本システムは、作業工場3側の経験の豊富な作業者が受付者となって対応することが可能であって、店頭側の者に一切頼らなくとも、問題なく速やかに、かつ適切に受付処理を行え、このため他の目的のため来店した客を不覚にも長時間待たせてしまったりするような従来の不手際を改善し、もって店頭側の人員削減、及び人件費の低減化が可能となる。また一方で作業工場3側にあっては、作業者(受付者)が依頼者からの要望を画像及び音声で直接的に詳しく受付けることができ、即ち作業者の目と耳で直に依頼者の要望をリアルタイムに把握し確認することが可能となるため、依頼者に適切な見積もりや納期を提示することが可能となり、業務上の効率が向上するとともに、依頼者との間にサービスの向上、及び信頼感の向上を図ることができる。
【0030】
即ち、これは本発明にあって、依頼者側のカメラ12が撮影した製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、及び依頼者の音声が、送信手段2,20を介して作業工場3側に送信され、作業工場3側の受信・出力手段24,25,31に受信されるとともに出力されるようにしたからであり、これによって、作業工場3側の受付者(作業者)は、リアルタイムに自らの目と耳で、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を把握することができ、かつ上記作業者側から積極的に質問やアドバイス等を与えることも可能となって、これにより理解不足や勘違い等をなくし業務上の効率向上、サービス向上、及び信頼性向上を図ることが可能となるのである。
【0031】
また本発明にあっては、上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25に、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容をリアルタイムに画像表示し、双方で共有するため、作業工場3側の受付者(作業者)が作業指示の内容を誤って理解する心配がなく、適切な内容が確実に伝わるものとなり、理解不足や勘違い等をなくし業務上の効率向上、サービス向上、及び信頼性向上を大きく図ることが可能となるのである。
【0032】
また上記依頼者側、及び作業工場3側で、音声の双方向通信が可能であるため、作業工場3側の受付者は、作業指示の内容に対し質問を行うことも可能でありこれにより作業指示の内容を詳しく、かつ完全に理解することが容易となり、受付者(作業者)が誤った理解をするような事態の発生を格段に低減し、業務運営上の信頼性を向上させる。
【0033】
また上記依頼者側、及び作業工場3側では、画像表示部15,25に表示された上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を記録した作業指示書S、乃至受付書をプリントアウトするため、依頼者及び受付者で同じ書面を保持でき、従って、受付者(作業者)が誤った理解をするような事態の発生を格段に低減し、業務運営上の信頼性を向上させる。
【0034】
また上記作業指示書S、乃至受付書には、上記依頼者側、及び作業工場3側の受付者側が任意の必要事項を記入でき、しかも双方で共有できるため、何れの側の者が作業指示書S、乃至受付書を作成しても良く、一方の側の者が自分の作業に専念し誤りなく手続きを行え、依頼者、受付者(作業者)の意思疎通の効率、及び作業指示書S、乃至受付書の作成効率が向上する。
【0035】
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25には、互いに相手者を撮影した画像を表示するため、親近感、信頼感が増し、顧客の利用頻度も向上する。
【0036】
また上記依頼者側、及び作業工場3側の画像表示部15,25には、上記製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、上記作業指示書S、乃至受付書、上記相手者を撮影した画像のうち、任意の画像を任意に並べて同時に表示したり、重ねて表示したりすることが可能であるため、依頼者と作業工場3側の受付者との間で、十分な打ち合わせを繰り返し何度でも行えるものとなり、よりサービスの充実、及び親近感、信頼感の向上が可能となる。
【0037】
また本発明にあっては、上記製品乃至物品が、洋服、着物、帽子等の衣類、あるいは装飾品であるため、一般の消費者が気軽に利用することができ、かつ本システムの普及とともに、より一層、消費者に衣類のリフォーム・直し等の有用性の認識が広まり、資源の有効活用が広く期待でき、産業の発達にも寄与する効果がある。
【0038】
また本発明にあっては、上記音声入力手段、及び音声出力手段に電話端末を採用した場合には、低費用で本システムの構築が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要点を示す概念図である。
【図2】同じく要点の具体的構成を示すブロック図である。
【図3】作業指示書の具体例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態の処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】従来のシステムを示す概念図である。
【符号の説明】
1…端末装置             2…通信回線
3…作業工場
11…カメラ             12…カメラ
13…画像認識部           14…画像生成部
15…画像表示部           16…マイク
17…入力部             18…プリンタ
19…制御部(CPU)        20…インターフェイス
21…端末装置            22…カメラ
23…画像認識部           24…画像生成部
25…画像表示部           26…マイク
27…入力部             28…プリンタ
29…記憶部             30…制御部(CPU)
31…インターフェイス        S…作業指示書

Claims (9)

  1. 依頼者側に、カメラが撮影した製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、及び依頼者の音声を送信する送信手段を備え、作業工場側に、当該画像、及び音声を受信して出力する受信・出力手段を備えて成り、
    上記作業工場側の受付員が、上記画像、及び音声で、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容を把握できるようにしたことを特徴とする作業指示システム。
  2. 上記依頼者側、及び作業工場側の画像表示部に、上記製品乃至物品に対する作業指示の内容をリアルタイムに画像表示し、双方で共有するようにしたことを特徴とする請求項1記載の作業指示システム。
  3. 上記依頼者側、及び作業工場側で、音声の双方向通信が可能であることを特徴とする請求項1または2記載の作業指示システム。
  4. 上記依頼者側、及び作業工場側の画像表示部に、上記製品乃至物品に対する作業の内容を記入し得る作業指示書、乃至受付書を画像表示し、必要事項の記録後、プリントアウトするようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか記載の作業指示システム。
  5. 上記作業指示書、乃至受付書には、上記依頼者側、及び作業工場側の受付者側で任意の必要事項を記入することが可能であり、双方で共有するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか記載の作業指示システム。
  6. 上記依頼者側、及び作業工場側の画像表示部に、互いに相手者を撮影した画像を表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか記載の作業指示システム。
  7. 上記依頼者側、及び作業工場側の画像表示部には、上記製品乃至物品に対する作業の指示を含む画像、上記作業指示書、乃至受付書、上記相手者を撮影した画像のうち、任意の画像を任意に並べて同時に表示したり、重ねて表示したりすることが可能であることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか記載の作業指示システム。
  8. 上記製品乃至物品が、洋服、着物、帽子等の衣類、あるいは装飾品であることを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか記載の作業指示システム。
  9. 上記音声の送受信に電話端末を用いることを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか記載の作業指示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009099154A (ja) * 2007-09-28 2009-05-07 Kyoto Sangyo:Kk 情報管理システム
JP2016118822A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 青山商事株式会社 情報処理システム

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