JP2004067221A - 粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】包装用袋の素材が何であれ、速やかに脱気をおこなうことができると共に、封止用熱融着部近傍の強度を著しく低下させず、かつ製造コストを引き上げることなく製作することのできる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋を提供する。
【解決手段】前後壁1a、1bからなる袋本体1の端部に、袋本体1の幅方向に沿って、複数箇所に幅6mmの非融着部3、3…を備えた断続状端部封止用熱融着部2を設ける。該断続状端部封止用熱融着部2と袋本体1端縁との間に非熱融着領域4を設ける。前記各非融着部3の両壁を一壁側から押圧して熱融着部2の長さ方向に120 %の延伸倍率で延伸させ、該長さ方向に直交する2条以上の長さ12mmの通気用畝部5を形成する。該通気用畝部5の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間5aを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】前後壁1a、1bからなる袋本体1の端部に、袋本体1の幅方向に沿って、複数箇所に幅6mmの非融着部3、3…を備えた断続状端部封止用熱融着部2を設ける。該断続状端部封止用熱融着部2と袋本体1端縁との間に非熱融着領域4を設ける。前記各非融着部3の両壁を一壁側から押圧して熱融着部2の長さ方向に120 %の延伸倍率で延伸させ、該長さ方向に直交する2条以上の長さ12mmの通気用畝部5を形成する。該通気用畝部5の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間5aを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、粒状物例えば精白米を市販する際に使用される粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、精白米をこの種の包装用袋に充填包装した後に、精白米充填時に精白米と一緒に混入した空気の脱気を行いやすくした包装用袋が種々提案されている。本出願人も、図9及び図10に示すように、袋本体(51)端部の封止用熱融着部(52)を断続状のものとし、その断続的熱融着部間に非融着部(53)を設け、該非融着部(53)に、脱気前の袋本体非押圧時には略々閉じ合わさっており、脱気中の袋本体押圧時に開口されうる通気用畝部(55)(55)…が形成されてなる包装用袋であって、前記通気用畝部(55)が、非融着部(53)を加圧延伸することにより形成されてなる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋(C)を提案している(特開2002−2726号公報参照)。
【0003】
而して、この包装用袋は、その提案前の公知の包装用袋に比べると、粒状物充填後の脱気に要する時間を短縮することができたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本出願人の提案した前記包装用袋(C)は、包装用袋の素材によっては、所期する脱気速度の得難いものがあった。そして、その原因を追求してみると、例えば、単層のポリエチレンフィルムからなる包装用袋は、通気用畝部(55)の閉じ合わせ面の密着度が高いために、閉じ合わせ面、ひいては非融着部(53)全体の拡開が緩やかに開始されることに原因があることがわかった。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、包装用袋の素材が熱可塑性合成樹脂薄材であればその素材が何であれ、速やかに脱気をおこなうことができると共に、封止用熱融着部近傍の強度を著しく低下させず、かつ製造コストを引き上げることなく製作することのできる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
而して、この発明は上記目的を達成するために、前後壁からなる袋本体の端部に、袋本体の幅方向に沿って、1ないし複数箇所に非融着部を備えた断続状端部封止用熱融着部が設けられると共に、該断続状端部封止用熱融着部と袋本体端縁との間に非熱融着領域が設けられ、前記非融着部の両壁が熱融着部の長さ方向に延伸され、該長さ方向に直交する通気用畝部が形成されてなる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋において、前記通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に予め隙間が設けられてなる構成を採用する。
【0007】
この発明によれば、袋内に所定量の精白米等の粒状物を充填し、開口部を封止した後、粒状物と一緒に袋内に混入した空気を脱気するために、袋本体を押圧すると、通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間が設けられているので、袋本体内の空気がいち早く前記隙間を通って通気用畝部の両壁を押し広げるので、通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間がない包装用袋に比べると、より迅速な脱気が行える。特に包装用袋が、前後壁が密着しやすい素材から作製される場合に好適である。
【0008】
前記隙間は、例えば、畝部形成時に前壁又は後壁の畝部内面に重なり合った後壁又は前壁の対応面の一部が、製袋時に畝部内面から乖離することにより形成されるものであっても良いし、前壁の畝部頂部と後壁の畝部頂部とが対向位置にあるものとして形成されることにより畝部形成時に隙間が形成されているものでも良い。
【0009】
前者の場合は、畝部形成時に前後壁を製袋後の所定位置より僅かに幅方向にずらした後、前後壁を一対の加圧板にて挟むようにして加圧することにより通気用畝部を形成することができるので、作成が比較的容易である。後者の場合は、前記一対の後壁を挟んで畝部を形成する加圧板以外に前後壁の間に挿入する内成形板を必要とするので、前者に比べて製作がいささか面倒になるが、隙間がより一層確実に形成されることになる。
【0010】
非融着部の幅(左右に隣接する熱融着部間の間隔)は、4〜8mmの範囲に設定されることが好ましい。袋本体内の粒状物が精白米である場合、通気用畝部が開口した際に精白米が通気用畝部から外部に漏出し難いからである。
【0011】
非融着部の延伸倍率は、102 〜150 %の範囲に設定されることが好ましい。もっともこの延伸倍率は、前記非融着部の幅に対応するべきもので、延伸された非融着部の幅はせいぜい10mm程度に抑えられるべきである。
【0012】
通気用畝部は、1つの非融着部において1条あれば所期する脱気機能を奏するが、2条以上が断面波形に形成されてなるものであることが好ましい。前記両壁間に隙間が多く存在することになり、脱気開始時の通気用畝部の拡開が行いやすくなること、すなわち脱気開始時の押圧力を可及的小とすることができ、物理的強度の低下する熱融着部への負担を軽減させ、ひいては強度的に優れた包装用袋を提供できるからである。
【0013】
また、通気用畝部は、短すぎると脱気効果に有効な開口を形成することができなくなり、長すぎると袋本体端縁に隙間ができてしまったり、非熱融着領域を長くしなければならなくなったりするので、その長さは6〜15mmの範囲に設定されることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、この発明の一実施形態に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋(A)を示すもので、袋本体(1)は、厚さ90μのポリエチレン積層フィルムチューブから作製され、10kg用の精白米用包装用袋として使用されるものである。
【0015】
この包装用袋(A)は、袋本体(1)の前後壁(1a)(1b)の下端部において、袋本体(1)の幅方向に沿って、複数箇所に非融着部(3)(3)…を備えた断続状端部封止用熱融着部(2)が設けられると共に、該断続状端部封止用熱融着部(2)と袋本体(1)端縁との間に非熱融着領域(4)が設けられている。前記各非融着部(3)の幅は、約6mmに設定される一方、断続状の熱融着部(2a)…の各々の長さは、約35mmに設定されている。また、非熱融着領域(4)の長さ、すなわち断続状端部封止用熱融着部(2)から袋本体(1)端縁までの距離は約12mmに設定されている。
【0016】
前記各非融着部(3)には、端部封止用熱融着部(2)の長さ方向に直交する長さ8mmの通気用畝部(5)(5)の2条が平行状に形成され、全体として波形状を呈している。この通気用畝部(5)…は、端部封止用熱融着部(2)を形成する前に設けられるもので、図4(イ)に示すように通常のチューブ状態から同図(ロ)に示すように前後壁、特に非融着部となる部位を含む前後壁の端部を僅かに(実際には1〜2mm程度)左右いずれかにずらした状態で、図5に示すような上下一対の加圧板(6)(7)、すなわち畝部形成用突条部(6a)(6b)を備えた加圧板(6)と前記突条部(6a)(6b)に対応する畝部形成用凹状部(7a)(7b)を備えた加圧板(7)との間に挟み込んで加圧することにより、後に非融着部(3)(3)となる部位が袋本体(1)の幅方向(後の断続状封止用熱融着部の長さ方向)に延伸されて形成されるものである。この実施形態における延伸倍率は120 %に設定されている。
【0017】
この前後壁(1a)(1b)をずらした状態で通気用畝部(5)(5)…を形成した後、上下両加圧板(6)(7)による加圧を解除して前後壁(1a)(1b)を図4(イ)に示すような元の状態に戻し、その後、通気用畝部(5)(5)の存する各箇所を5mm程度の幅をもった非融着部(3)(3)として袋本体端部を幅方向に沿って断続的に熱融着することにより、この包装用袋の所期する形態が得られる。
【0018】
前記上下両加圧板(6)(7)による加圧が解除されると、加圧時の前後両壁(1a)(1b)の密着状態が保持されたままの通気用畝部(5)(5)が形成されることになるが、前後壁(1a)(1b)が幅方向にずらされることにより、ある部分においては密着状態が解除され、図2に示すように隙間(5a)が形成されることになるのである。
【0019】
(4)は、断続状封止用熱融着部(2)の下方に設けられている非熱融着領域(4)で、この非熱融着領域(4)が存在することにより通気用畝部(5)が袋本体(1)端縁まで繋がることはない。
【0020】
上記構成を有する包装用袋(A)は、従来の包装用袋(C)と同様に上部開口から精白米を充填し、所定量の充填が終わると、上端部を熱シールすることにより包装が完了するものである。この時、袋本体(1)内には精白米を充填する際に混入した空気が残留して袋本体(1)が充填されて精白米の容積以上に膨らんでいるので、脱気を行う必要が生じる。
【0021】
この包装完了後、脱気を行うために袋本体(1)を押圧すると、袋本体(1)内の空気は、隙間(5a)から通気用畝部(5)(5)の前後壁間に入り込んで前後壁を押し広げて非融着部(3)を大きく開口させた後、該開口に連なる非熱融着領域(4)を押し広げて袋本体端縁から袋本体外へスムーズに抜け出る。
【0022】
そして、袋本体(1)内からほとんどの空気が抜け出ると、非熱融着領域(4)の両面を拡開させていた力がなくなり、非熱融着領域(4)が元の閉じ合わせ状態に復帰すると共に、通気用畝部(5)(5)も隙間(5a)を残した元の閉じ合わせ状態に復帰することになる。
【0023】
図6ないし図8に示される他の実施形態の包装用袋(B)は、先の実施形態の包装用袋(A)と同様に厚さ90μのポリエチレン積層フィルムチューブから作製されるものであるが、前壁の通気用畝部頂部(15c)と後壁の通気用畝部頂部(15c)とが対向位置にあるものとして形成されることにより両頂部間に隙間(15a)を具備するものとなされている。
【0024】
この包装用袋(B)において、通気用畝部(15)は、図8に示すように上下一対の加圧板(16)(17)と、袋本体(B)の前後壁(1a)(1b)間に挿入されると共に前記上下一対の加圧板(16)(17)の圧力を受ける内成形板(18)とを用いて形成される。
【0025】
すなわち、上下一対の加圧板(16)(17)は、そのの下面又は上面に互いの対向位置に突条部(16a)(17a)…が突設される一方、内成形板(18)は、前記突条部(16a)(17a)との対応位置に凹条部(18a)(18a)が設けられており、袋本体(1)の前後壁(1a)(1b)を上下一対の加圧板(16)(17)と内成形板(18)との間に挟み込み、圧力をかけることにより、凹条部(18a)(18a)に嵌まり込んだ前後壁の一部分(後に、非融着部となる部位)が加圧延伸され、加圧延伸後、加圧が解除されると、図6に示すように前壁の通気用畝部頂部(15c)と後壁の通気用畝部頂部(15c)との間に隙間(15a)が形成されることになる。この図6に示す状態から該通気用畝部(15)…の存する部位を除いて袋本体(11)の前後壁(11a)(11b)を幅方向に沿って断続的に熱融着して封止することは先に実施形態の包装用袋(A)と同様である。
【0026】
この包装用袋(B)に所定量の精米を充填した後、上端部を熱シールすると袋本体(11)内には精白米を充填する際に混入した空気が残留して袋本体(11)が充填された精白米の容積以上に膨らんでいるので、脱気を行う必要が生じることは先の包装用袋(11)と同様である。
【0027】
脱気を行うために、袋本体(11)を押圧すると、袋本体(11)内の空気は、隙間(15a)から通気用畝部(15)(15)の前後壁間に入り込んで前後壁を押し広げて非融着部(13)を大きく開口させた後、該開口に連なる非熱融着領域(図示省略)を押し広げて袋本体端縁から袋本体外へスムーズに抜け出ることも先の包装用袋(A)と同様である。
【0028】
なお、上記いずれの実施形態においても、包装用袋本体は積層ポリエチレンフィルムチューブから作製されているが、単層ポリエチレンフィルムチューブから作製されても良いし、袋本体を前後2枚のシートの左右両端を熱融着したものからなるものとしても良い。
【0029】
また、包装用袋本体は、ポリエチレンに限らず、他の熱可塑性合成樹脂フィルムからを作製されることもある。
【0030】
【発明の効果】
この発明は、上述の次第で、通気用畝部(5)(15)の前壁(1a)(11a)内面又は後壁(1b)(11b)内面とこれに対応する後壁(1b)(11b)又は前壁(1a)(11a)の対応面との間に予め隙間(5a)(15a)が設けられているので、粒状物充填後の脱気開始時に、袋本体(1)(11)内の空気がいち早く前記隙間(5a)(15a)を通って通気用畝部(5)(15)の前後両壁を押し広げるので、通気用畝部(5)(15)の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間がない包装用袋に比べると、脱気がより迅速に行われる。特に包装用袋が、前後壁が密着しやすい素材から作製されている場合に好適である。
【0031】
前記通気用畝部(5)が、畝部形成時に前壁(1a)又は後壁(1b)の畝部内面に重なり合った後壁(1b)又は前壁(1a)の対応面の一部が、製袋時に前記畝部内面から乖離することにより前記隙間(5a)を具備するものとなされている場合には、前後壁を僅かに幅方向にずらした状態で畝部形成を行い、前後壁を正常な位置に復帰させた状態で製袋を行うことができ、隙間(5a)の形成が比較的容易に行える。
【0032】
前記通気用畝部(15)が、前壁(11a)の畝部頂部(15c)と後壁(11b)の畝部頂部(15c)とが対向位置にあるものとして形成されることにより前記隙間(15a)を具備するものとなされている場合には、隙間(15a)の形成がより一層確実に行われることになる。
【0033】
非融着部(3)(13)の幅が、4〜8mmの範囲に設定されている場合には、袋本体(1)(11)内の粒状物が精白米である場合、通気用畝部(5)(5)(15)(15)を有する非融着部(3)(13)が開口した際に、開口した非融着部(3)(13)から精白米が外部に漏出し難く、特に精白米に好適な包装用袋を提供できる。
【0034】
非融着部(3)(13)の延伸倍率が、102 〜150 %の範囲に設定されている場合には、非融着部(3)(13)の幅との的確な調整を行うことによって、粒状物が袋本体(1)から不本意に漏出せずかつ脱気性に優れた包装用袋を提供できる。
【0035】
通気用畝部(5)(15)が、断面波形に形成されてなるものである場合には、その両壁間に隙間(5a)(15a)が多く存在しうることになり、脱気開始時の通気用畝部(5)(5)…の拡開を行いやすくすること、すなわち脱気開始時の押圧力を可及的小とすることができ、物理的強度の低下する熱融着部(2)(12)への負担を軽減させ、ひいては強度的に優れた包装用袋を提供できる。
【0036】
また、通気用畝部(5)(15)の長さが6〜15mmの範囲に設定されていると、脱気効果に有効な開口が形成され、長すぎることにより非熱融着領域を長くしなければならなくなったりすることもなく、従来品と同等のコストで製作できる包装用袋を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の一実施形態の一部を切り欠いて示した平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同脱気中の要部断面図である。
【図4】(イ)は、包装用袋の概略断面図、(ロ)は、通気用畝部形成時の包装用袋の概略断面図である。
【図5】非融着部に通気用畝部を形成する工程の概略断面図である。
【図6】この発明に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の他の実施形態の要部断面図である。
【図7】同包装用袋の脱気中の要部断面図である。
【図8】同包装用袋の非融着部に通気用畝部を形成する工程の概略断面図である。
【図9】従来の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の一部を切り欠いて示した平面図である。
【図10】図9のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
A、B…この発明の実施形態の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋
C…従来の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋
1、11…袋本体
1a、11 a…前壁
1b、11b…後壁
2、12…断続状端部封止用熱融着部
3、13…非融着部
4…非熱融着領域
5、15…通気用畝部
5a、15 a…隙間
15c…通気用畝部頂部
【発明の属する技術分野】
この発明は、粒状物例えば精白米を市販する際に使用される粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、精白米をこの種の包装用袋に充填包装した後に、精白米充填時に精白米と一緒に混入した空気の脱気を行いやすくした包装用袋が種々提案されている。本出願人も、図9及び図10に示すように、袋本体(51)端部の封止用熱融着部(52)を断続状のものとし、その断続的熱融着部間に非融着部(53)を設け、該非融着部(53)に、脱気前の袋本体非押圧時には略々閉じ合わさっており、脱気中の袋本体押圧時に開口されうる通気用畝部(55)(55)…が形成されてなる包装用袋であって、前記通気用畝部(55)が、非融着部(53)を加圧延伸することにより形成されてなる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋(C)を提案している(特開2002−2726号公報参照)。
【0003】
而して、この包装用袋は、その提案前の公知の包装用袋に比べると、粒状物充填後の脱気に要する時間を短縮することができたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本出願人の提案した前記包装用袋(C)は、包装用袋の素材によっては、所期する脱気速度の得難いものがあった。そして、その原因を追求してみると、例えば、単層のポリエチレンフィルムからなる包装用袋は、通気用畝部(55)の閉じ合わせ面の密着度が高いために、閉じ合わせ面、ひいては非融着部(53)全体の拡開が緩やかに開始されることに原因があることがわかった。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、包装用袋の素材が熱可塑性合成樹脂薄材であればその素材が何であれ、速やかに脱気をおこなうことができると共に、封止用熱融着部近傍の強度を著しく低下させず、かつ製造コストを引き上げることなく製作することのできる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
而して、この発明は上記目的を達成するために、前後壁からなる袋本体の端部に、袋本体の幅方向に沿って、1ないし複数箇所に非融着部を備えた断続状端部封止用熱融着部が設けられると共に、該断続状端部封止用熱融着部と袋本体端縁との間に非熱融着領域が設けられ、前記非融着部の両壁が熱融着部の長さ方向に延伸され、該長さ方向に直交する通気用畝部が形成されてなる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋において、前記通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に予め隙間が設けられてなる構成を採用する。
【0007】
この発明によれば、袋内に所定量の精白米等の粒状物を充填し、開口部を封止した後、粒状物と一緒に袋内に混入した空気を脱気するために、袋本体を押圧すると、通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間が設けられているので、袋本体内の空気がいち早く前記隙間を通って通気用畝部の両壁を押し広げるので、通気用畝部の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間がない包装用袋に比べると、より迅速な脱気が行える。特に包装用袋が、前後壁が密着しやすい素材から作製される場合に好適である。
【0008】
前記隙間は、例えば、畝部形成時に前壁又は後壁の畝部内面に重なり合った後壁又は前壁の対応面の一部が、製袋時に畝部内面から乖離することにより形成されるものであっても良いし、前壁の畝部頂部と後壁の畝部頂部とが対向位置にあるものとして形成されることにより畝部形成時に隙間が形成されているものでも良い。
【0009】
前者の場合は、畝部形成時に前後壁を製袋後の所定位置より僅かに幅方向にずらした後、前後壁を一対の加圧板にて挟むようにして加圧することにより通気用畝部を形成することができるので、作成が比較的容易である。後者の場合は、前記一対の後壁を挟んで畝部を形成する加圧板以外に前後壁の間に挿入する内成形板を必要とするので、前者に比べて製作がいささか面倒になるが、隙間がより一層確実に形成されることになる。
【0010】
非融着部の幅(左右に隣接する熱融着部間の間隔)は、4〜8mmの範囲に設定されることが好ましい。袋本体内の粒状物が精白米である場合、通気用畝部が開口した際に精白米が通気用畝部から外部に漏出し難いからである。
【0011】
非融着部の延伸倍率は、102 〜150 %の範囲に設定されることが好ましい。もっともこの延伸倍率は、前記非融着部の幅に対応するべきもので、延伸された非融着部の幅はせいぜい10mm程度に抑えられるべきである。
【0012】
通気用畝部は、1つの非融着部において1条あれば所期する脱気機能を奏するが、2条以上が断面波形に形成されてなるものであることが好ましい。前記両壁間に隙間が多く存在することになり、脱気開始時の通気用畝部の拡開が行いやすくなること、すなわち脱気開始時の押圧力を可及的小とすることができ、物理的強度の低下する熱融着部への負担を軽減させ、ひいては強度的に優れた包装用袋を提供できるからである。
【0013】
また、通気用畝部は、短すぎると脱気効果に有効な開口を形成することができなくなり、長すぎると袋本体端縁に隙間ができてしまったり、非熱融着領域を長くしなければならなくなったりするので、その長さは6〜15mmの範囲に設定されることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、この発明の一実施形態に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋(A)を示すもので、袋本体(1)は、厚さ90μのポリエチレン積層フィルムチューブから作製され、10kg用の精白米用包装用袋として使用されるものである。
【0015】
この包装用袋(A)は、袋本体(1)の前後壁(1a)(1b)の下端部において、袋本体(1)の幅方向に沿って、複数箇所に非融着部(3)(3)…を備えた断続状端部封止用熱融着部(2)が設けられると共に、該断続状端部封止用熱融着部(2)と袋本体(1)端縁との間に非熱融着領域(4)が設けられている。前記各非融着部(3)の幅は、約6mmに設定される一方、断続状の熱融着部(2a)…の各々の長さは、約35mmに設定されている。また、非熱融着領域(4)の長さ、すなわち断続状端部封止用熱融着部(2)から袋本体(1)端縁までの距離は約12mmに設定されている。
【0016】
前記各非融着部(3)には、端部封止用熱融着部(2)の長さ方向に直交する長さ8mmの通気用畝部(5)(5)の2条が平行状に形成され、全体として波形状を呈している。この通気用畝部(5)…は、端部封止用熱融着部(2)を形成する前に設けられるもので、図4(イ)に示すように通常のチューブ状態から同図(ロ)に示すように前後壁、特に非融着部となる部位を含む前後壁の端部を僅かに(実際には1〜2mm程度)左右いずれかにずらした状態で、図5に示すような上下一対の加圧板(6)(7)、すなわち畝部形成用突条部(6a)(6b)を備えた加圧板(6)と前記突条部(6a)(6b)に対応する畝部形成用凹状部(7a)(7b)を備えた加圧板(7)との間に挟み込んで加圧することにより、後に非融着部(3)(3)となる部位が袋本体(1)の幅方向(後の断続状封止用熱融着部の長さ方向)に延伸されて形成されるものである。この実施形態における延伸倍率は120 %に設定されている。
【0017】
この前後壁(1a)(1b)をずらした状態で通気用畝部(5)(5)…を形成した後、上下両加圧板(6)(7)による加圧を解除して前後壁(1a)(1b)を図4(イ)に示すような元の状態に戻し、その後、通気用畝部(5)(5)の存する各箇所を5mm程度の幅をもった非融着部(3)(3)として袋本体端部を幅方向に沿って断続的に熱融着することにより、この包装用袋の所期する形態が得られる。
【0018】
前記上下両加圧板(6)(7)による加圧が解除されると、加圧時の前後両壁(1a)(1b)の密着状態が保持されたままの通気用畝部(5)(5)が形成されることになるが、前後壁(1a)(1b)が幅方向にずらされることにより、ある部分においては密着状態が解除され、図2に示すように隙間(5a)が形成されることになるのである。
【0019】
(4)は、断続状封止用熱融着部(2)の下方に設けられている非熱融着領域(4)で、この非熱融着領域(4)が存在することにより通気用畝部(5)が袋本体(1)端縁まで繋がることはない。
【0020】
上記構成を有する包装用袋(A)は、従来の包装用袋(C)と同様に上部開口から精白米を充填し、所定量の充填が終わると、上端部を熱シールすることにより包装が完了するものである。この時、袋本体(1)内には精白米を充填する際に混入した空気が残留して袋本体(1)が充填されて精白米の容積以上に膨らんでいるので、脱気を行う必要が生じる。
【0021】
この包装完了後、脱気を行うために袋本体(1)を押圧すると、袋本体(1)内の空気は、隙間(5a)から通気用畝部(5)(5)の前後壁間に入り込んで前後壁を押し広げて非融着部(3)を大きく開口させた後、該開口に連なる非熱融着領域(4)を押し広げて袋本体端縁から袋本体外へスムーズに抜け出る。
【0022】
そして、袋本体(1)内からほとんどの空気が抜け出ると、非熱融着領域(4)の両面を拡開させていた力がなくなり、非熱融着領域(4)が元の閉じ合わせ状態に復帰すると共に、通気用畝部(5)(5)も隙間(5a)を残した元の閉じ合わせ状態に復帰することになる。
【0023】
図6ないし図8に示される他の実施形態の包装用袋(B)は、先の実施形態の包装用袋(A)と同様に厚さ90μのポリエチレン積層フィルムチューブから作製されるものであるが、前壁の通気用畝部頂部(15c)と後壁の通気用畝部頂部(15c)とが対向位置にあるものとして形成されることにより両頂部間に隙間(15a)を具備するものとなされている。
【0024】
この包装用袋(B)において、通気用畝部(15)は、図8に示すように上下一対の加圧板(16)(17)と、袋本体(B)の前後壁(1a)(1b)間に挿入されると共に前記上下一対の加圧板(16)(17)の圧力を受ける内成形板(18)とを用いて形成される。
【0025】
すなわち、上下一対の加圧板(16)(17)は、そのの下面又は上面に互いの対向位置に突条部(16a)(17a)…が突設される一方、内成形板(18)は、前記突条部(16a)(17a)との対応位置に凹条部(18a)(18a)が設けられており、袋本体(1)の前後壁(1a)(1b)を上下一対の加圧板(16)(17)と内成形板(18)との間に挟み込み、圧力をかけることにより、凹条部(18a)(18a)に嵌まり込んだ前後壁の一部分(後に、非融着部となる部位)が加圧延伸され、加圧延伸後、加圧が解除されると、図6に示すように前壁の通気用畝部頂部(15c)と後壁の通気用畝部頂部(15c)との間に隙間(15a)が形成されることになる。この図6に示す状態から該通気用畝部(15)…の存する部位を除いて袋本体(11)の前後壁(11a)(11b)を幅方向に沿って断続的に熱融着して封止することは先に実施形態の包装用袋(A)と同様である。
【0026】
この包装用袋(B)に所定量の精米を充填した後、上端部を熱シールすると袋本体(11)内には精白米を充填する際に混入した空気が残留して袋本体(11)が充填された精白米の容積以上に膨らんでいるので、脱気を行う必要が生じることは先の包装用袋(11)と同様である。
【0027】
脱気を行うために、袋本体(11)を押圧すると、袋本体(11)内の空気は、隙間(15a)から通気用畝部(15)(15)の前後壁間に入り込んで前後壁を押し広げて非融着部(13)を大きく開口させた後、該開口に連なる非熱融着領域(図示省略)を押し広げて袋本体端縁から袋本体外へスムーズに抜け出ることも先の包装用袋(A)と同様である。
【0028】
なお、上記いずれの実施形態においても、包装用袋本体は積層ポリエチレンフィルムチューブから作製されているが、単層ポリエチレンフィルムチューブから作製されても良いし、袋本体を前後2枚のシートの左右両端を熱融着したものからなるものとしても良い。
【0029】
また、包装用袋本体は、ポリエチレンに限らず、他の熱可塑性合成樹脂フィルムからを作製されることもある。
【0030】
【発明の効果】
この発明は、上述の次第で、通気用畝部(5)(15)の前壁(1a)(11a)内面又は後壁(1b)(11b)内面とこれに対応する後壁(1b)(11b)又は前壁(1a)(11a)の対応面との間に予め隙間(5a)(15a)が設けられているので、粒状物充填後の脱気開始時に、袋本体(1)(11)内の空気がいち早く前記隙間(5a)(15a)を通って通気用畝部(5)(15)の前後両壁を押し広げるので、通気用畝部(5)(15)の前壁又は後壁内面とこれに対応する後壁又は前壁の対応面との間に隙間がない包装用袋に比べると、脱気がより迅速に行われる。特に包装用袋が、前後壁が密着しやすい素材から作製されている場合に好適である。
【0031】
前記通気用畝部(5)が、畝部形成時に前壁(1a)又は後壁(1b)の畝部内面に重なり合った後壁(1b)又は前壁(1a)の対応面の一部が、製袋時に前記畝部内面から乖離することにより前記隙間(5a)を具備するものとなされている場合には、前後壁を僅かに幅方向にずらした状態で畝部形成を行い、前後壁を正常な位置に復帰させた状態で製袋を行うことができ、隙間(5a)の形成が比較的容易に行える。
【0032】
前記通気用畝部(15)が、前壁(11a)の畝部頂部(15c)と後壁(11b)の畝部頂部(15c)とが対向位置にあるものとして形成されることにより前記隙間(15a)を具備するものとなされている場合には、隙間(15a)の形成がより一層確実に行われることになる。
【0033】
非融着部(3)(13)の幅が、4〜8mmの範囲に設定されている場合には、袋本体(1)(11)内の粒状物が精白米である場合、通気用畝部(5)(5)(15)(15)を有する非融着部(3)(13)が開口した際に、開口した非融着部(3)(13)から精白米が外部に漏出し難く、特に精白米に好適な包装用袋を提供できる。
【0034】
非融着部(3)(13)の延伸倍率が、102 〜150 %の範囲に設定されている場合には、非融着部(3)(13)の幅との的確な調整を行うことによって、粒状物が袋本体(1)から不本意に漏出せずかつ脱気性に優れた包装用袋を提供できる。
【0035】
通気用畝部(5)(15)が、断面波形に形成されてなるものである場合には、その両壁間に隙間(5a)(15a)が多く存在しうることになり、脱気開始時の通気用畝部(5)(5)…の拡開を行いやすくすること、すなわち脱気開始時の押圧力を可及的小とすることができ、物理的強度の低下する熱融着部(2)(12)への負担を軽減させ、ひいては強度的に優れた包装用袋を提供できる。
【0036】
また、通気用畝部(5)(15)の長さが6〜15mmの範囲に設定されていると、脱気効果に有効な開口が形成され、長すぎることにより非熱融着領域を長くしなければならなくなったりすることもなく、従来品と同等のコストで製作できる包装用袋を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の一実施形態の一部を切り欠いて示した平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同脱気中の要部断面図である。
【図4】(イ)は、包装用袋の概略断面図、(ロ)は、通気用畝部形成時の包装用袋の概略断面図である。
【図5】非融着部に通気用畝部を形成する工程の概略断面図である。
【図6】この発明に係る粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の他の実施形態の要部断面図である。
【図7】同包装用袋の脱気中の要部断面図である。
【図8】同包装用袋の非融着部に通気用畝部を形成する工程の概略断面図である。
【図9】従来の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋の一部を切り欠いて示した平面図である。
【図10】図9のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
A、B…この発明の実施形態の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋
C…従来の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋
1、11…袋本体
1a、11 a…前壁
1b、11b…後壁
2、12…断続状端部封止用熱融着部
3、13…非融着部
4…非熱融着領域
5、15…通気用畝部
5a、15 a…隙間
15c…通気用畝部頂部
Claims (7)
- 前後壁(1a)(1b)(11a)(11b)からなる袋本体(1)(11)の端部に、袋本体(1)(11)の幅方向に沿って、1ないし複数箇所に非融着部(3)(13)を備えた断続状端部封止用熱融着部(2)(12)が設けられると共に、該断続状端部封止用熱融着部(2)(12)と袋本体(1)(11)端縁との間に非熱融着領域(4)が設けられ、前記非融着部(3)(13)の両壁が熱融着部(2)(12)の長さ方向に延伸されて、該長さ方向に直交する通気用畝部(5)(5)…(15)(15)…が形成されてなる粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋において、
前記通気用畝部(5)(15)の前壁(1a)(11a)内面又は後壁(1b)(11b)内面とこれに対応する後壁(1b)(11b)又は前壁(1a)(11a)の対応面との間に予め隙間(5a)(15a)が設けられてなることを特徴とする粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。 - 前記通気用畝部(5)は、畝部形成時に前壁(1a)又は後壁(1b)の畝部内面に重なり合った後壁(1b)又は前壁(1a)の対応面の一部が、製袋時に前記畝部内面から乖離することにより前記隙間(5a)を具備するものとなされている請求項1に記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
- 前記通気用畝部(15)は、前壁(11a)の畝部頂部(15c)と後壁(11b)の畝部頂部(15c)とが対向位置にあるものとして形成されることにより前記隙間(15a)を具備するものとなされている請求項1に記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
- 非融着部(3)(13)の幅が、4〜8mmの範囲に設定されてなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
- 非熱融着部(3)(13)の延伸倍率が、102 〜150 %の範囲に設定されてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
- 通気用畝部(5)(15)は、2条以上が断面波形に形成されてなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
- 通気用畝部(5)(15)は、長さが6〜15mmの範囲に設定されてなる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋。
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JP2002232552A JP2004067221A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 粒状物用熱可塑性合成樹脂薄材製包装用袋 |
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JP2013091530A (ja) * | 2013-02-21 | 2013-05-16 | Daiwa Gravure Co Ltd | 収納袋 |
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2002
- 2002-08-09 JP JP2002232552A patent/JP2004067221A/ja active Pending
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