JP2004067206A - 運搬用パレット - Google Patents

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茂木 佑樹
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Abstract

【課題】大きな面積の保管場所を必要とせず、且つ、繰り返し使用することができる運搬用パレットを提供する。
【解決手段】複数の金属製長尺素材を格子状に溶接した本体11を設ける。本体11を少なくとも一方向に伸縮可能に構成する。本体11の少なくとも一つの対角線上にある両端部には、積み重ねられた他の運搬用パレット10と連結するための連結部材30を設ける。連結部材30は、本体11に固定された固定板31とこの固定板31に立設された支持ピン33とこの支持ピン33に移動、且つ、回転自在に設けられた連結板35とを備える。支持ピン33には、積み重ねられた他の運搬用パレット10の連結板35が係脱自在に係合可能に構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の大きさの金属板を複数枚重ねて移送する運搬用パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から鉄板などの金属板の運搬用パレットとして木製のものが多用されている。この金属板の運搬用パレットは、所定の形状の金属板を複数枚載置すると非常に重くなるため下部にフォークリフト等の爪を挿入可能に構成されている。該金属板は長さ1000mm×幅700mm、長さ1219mm×幅1000mm、長さ1219×幅700mmなど予め大きさが決められており、運搬用パレットは予め決められた金属板の大きさに合わせた形状に作られていた。
【0003】
この運搬用パレットは木材が格子状に組み立てられたものが使用されており、金属板を所定枚数載置して使用する木製の運搬用パレットは雨濡れや取り扱いなどによって損傷してしまう。運搬用パレットが損傷すると作業者などが怪我をしてしまうなどの危険性があった。このため、一度使用した運搬用パレットは塵処理場などに持っていき廃棄処分を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、木製の運搬用パレットは、森林伐採による環境破壊の問題があり、また、降雨時の水濡れやカビ発生などに対処しなければならないため、燻蒸剤による燻蒸処理が行われている。しかし、燻蒸剤には環境に有害な薬品が含まれるため廃棄処理を行うと環境破壊を起こしてしまう問題があった。
【0005】
また、木製の運搬用パレットは運搬する金属板の大きさに合わせて作られていたので、金属板の大きさの種類に合わせられた運搬用パレットが数種類用意されていた。この未使用の運搬用パレットの保管には大きな面積の保管場所が必要となる問題があった。
【0006】
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、大きな面積の保管場所を必要とせず、且つ、繰り返し使用することができる運搬用パレットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の運搬用パレットは、複数の金属製長尺素材を格子状に溶接して本体を構成し、該本体を少なくとも一方向に伸縮可能としているので、本体の強度を向上させることが可能となると共に、例えば異なる大きさの金属板に合わせて運搬用パレットの幅を調整することが可能となり、異なる大きさの金属板を一台の運搬用パレットで運搬することができるようになる。
【0008】
これにより、従来のように異なる大きさの金属板に合わせて多数の運搬用パレットを用意する必要もなくなる。また、本体を金属製長尺素材で構成しているので、木製の運搬用パレットに対して強度も強く容易に腐ることもないので運搬用パレットを繰り返し使用することが可能となる。従って、運搬用パレットの利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0009】
また、請求項2の発明の運搬用パレットは、上記に加えて、本体の少なくとも一つの対角線上にある両端部には、積み重ねられた他の運搬用パレットと連結するための連結部材を設けているので、運搬用パレットを複数段積み重ねた際に運搬用パレットがずれ崩れてしまうのを防止することが可能となる。これにより、未使用の運搬用パレットを複数段積み重ねて保管することができるようになると共に、使用後の運搬用パレットを複数段積み重ねて運搬することが可能となる。従って、運搬用パレットの取り扱いを極めて容易に行うことができるようになるものである。
【0010】
また、請求項3の発明の運搬用パレットは、請求項2に加えて、連結部材は、本体に固定された固定板と、該固定板に立設された支持ピンと、該支持ピンに移動、且つ、回転自在に設けられた連結板とを備え、支持ピンには、積み重ねられた他の運搬用パレットの連結板が係脱自在に係合可能とされているので、積み重ねられた運搬用パレットの対角線位置を容易に連結、分離することができるようになる。これにより、運搬用パレットの保管時は連結部材を連結して運搬用パレットを積み重ねた状態で固定することができるようになると共に、使用時は連結部材を外せば容易に運搬用パレットを使用することが可能となる。従って、運搬用パレットの利便性を更に向上させることができるようになるものである。
【0011】
また、請求項4の発明の運搬用パレットは、請求項3に加えて、固定板には、連結板が本体に沿った状態に回転したときに当該連結板に当接するストッパピンを設けているいので、連結板がそれ以上回転してしまうのを阻止することができるようになる。これにより、運搬用パレットを積み重ねて連結板を連結する際、一方の連結板が他方の連結板と重なってしまうなどの不都合を未然に防止することが可能となる。従って、連結板を極めて容易に取り扱うことが可能となり、積み重ねた運搬用パレットの連結、分離の作業性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0012】
更に、請求項5の発明の運搬用パレットは、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に加えて、本体を構成する金属製長尺素材として、断面矩形状の金属製パイプを用いているので、例えば一方の金属製パイプに他方の金属製パイプを挿脱可能に構成することにより本体の幅を容易に伸縮させることができるようになる。これにより、一台の運搬用パレットで大きさの異なる金属板を運搬することができる。
【0013】
更にまた、請求項6の発明の運搬用パレットは、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に加えて、本体の接地面には滑り止めを設けているので、例えば、運搬用パレットを車両に載せて輸送する際、運搬用パレットが滑って動いてしまうのを防止することができるようになる。これにより、車両に乗せた運搬用パレットが輸送中に車両の荷台上で動いてしまうなどの不都合を未然に防止することが可能となる。従って、車両の荷台上の運搬用パレットに載置した金属板を荷崩れせず安全に運ぶことができて、運搬用パレットの利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の運搬用パレット10の斜視図、図2は本発明の運搬用パレット10の平面図、図3は本発明の運搬用パレット10の本体11を構成する中本体12の平面図、図4は本発明の運搬用パレット10の本体11を構成する側本体20の平面図をそれぞれ示している。
【0015】
運搬用パレット10は、複数の金属製長尺素材を格子状に溶接した略矩形状の本体11と、この本体11の対角線上両端部に位置して設けた連結部材30とから構成されている。本体11は、中本体12と、この中本体12の両側に伸縮自在に設けられた側本体20とから構成されており、中本体12は鉄、ステンレス或いはアルミニウム等の金属製パイプからなる中央パイプ13と、この中央パイプ13に直交して設けられた中央パイプ13同様の内側パイプ15とから構成されている。中央パイプ13は長さ約800mm、縦約40mm×横約40mm角、厚さ約3.2mm、内側パイプ15は長さ約620mm、縦約32mm×横約32mm角、厚さ約3.2mmの断面矩形状の角筒にて構成されている。
【0016】
内側パイプ15は中央パイプ13の両端から所定寸法中心側に位置して設けられた金属製パイプからなる補助パイプ14内に挿入固定されている。該補助パイプ14は長さ約140mm、厚さ約3.2mmの断面矩形状の角筒にて構成されると共に、両補助パイプ14、14は約600mmの間隔を存して中央パイプ13に固定されている。この場合、中央パイプ13下面に補助パイプ14の長手方向略中央部が溶接固定されると共に、補助パイプ14と内側パイプ15も溶接固定されている。尚、補助パイプ14は図示しないがフォークリフトの爪の厚さより厚い大きさ縦約40mm×横約40mm角に構成されている。また、16は補助パイプ14と内側パイプ15との溶接固定部である。
【0017】
また、側本体20も鉄、ステンレス或いはアルミニウム等の金属製パイプからなる外側パイプ21とスライドパイプ22とから構成されており、外側パイプ21は長さ約1219mm、縦約40mm×横約40mm角、厚さ約3.2mm、スライドパイプ22は長さ約280mm、厚さ約3.2mmの断面矩形状の角筒にて構成されている。該スライドパイプ22は外側パイプ21に直交して設けられると共に、スライドパイプ22の一端が外側パイプ21の下面に溶接固定されている。このスライドパイプ22は、中本体12を構成する内側パイプ15を内部に挿脱可能に構成されている。尚、スライドパイプ22は補助パイプ14同様図示しないがフォークリフトの爪の厚さより厚い大きさ縦約40mm×横約40mm角に構成されている。
【0018】
該側本体20のスライドパイプ22は、内側パイプ15をスライドパイプ22内に挿入した状態でスライド可能に構成されると共に挿脱可能に構成されている。そして、本体11は、側本体20に各スライドパイプ22、22が固定された状態で、中本体12の一側に固定された両内側パイプ15、15を挿脱可能に構成されている。尚、本体11は中本体12の中央パイプ13及び側本体20の外側パイプ21を上側、中本体12の内側パイプ15及び側本体20のスライドパイプ22を下側に位置させており、中央パイプ13及び外側パイプ21の下側にフォークリフトの爪を容易に挿入可能とされている。
【0019】
各スライドパイプ22、22の端部となる外側パイプ21の下面位置にはスライドパイプ22側を開口した断面コ字状の滑り止め24が設けられており、この滑り止め24は長さ約40mm、幅(内法)約40mm、高さ(内法)約40mmを呈している。該滑り止め24も鉄、ステンレス或いはアルミニウム等の金属製の芯部材24Aと、この芯部材24Aの周囲面を覆って設けられた弾性ゴム或いは弾性合成ゴム等の滑り止め部材24Bとから構成されている(図5)。
【0020】
芯部材24Aは、断面コ字状に形成され周囲面に厚さ約2.0mmの滑り止め部材24Bが焼き付け、或いは、接着剤等によって強固に固定されている。該滑り止め24は、芯部材24Aの周囲面に滑り止め部材24Bが固定された状態でスライドパイプ22に密着して下方から装着され、両側面からネジ26(一方図示せず)にてスライドパイプ22に固定されている(図6)。尚、25はネジ孔である。
【0021】
該スライドパイプ22には、長さ約161mm、幅約11mmのスライド長孔23が形成されている(図4)。このスライド長孔23は、スライドパイプ22の幅方向略中央部に設けられると共に、スライドパイプ22の長手方向一端から他端に渡って設けられている。また、前記中本体12の内側パイプ15には蝶ネジ28が設けられている。蝶ネジ28は、内側パイプ15とスライドパイプ22を固定し運搬用パレット10の幅を調整するもので、側本体20のスライドパイプ22内に中本体12の内側パイプ15が挿入された状態で、内側パイプ15と外側パイプ21とを締付固定可能に構成されている。
【0022】
蝶ネジ28は、スライドパイプ22内奥まで内側パイプ15が挿入された状態で、スライド長孔23の外側パイプ21側に位置して中本体12に螺合可能に設けられている。該スライドパイプ22は中本体12に螺合された蝶ネジ28に対してスライド長孔23の長さ寸法の範囲移動可能に構成されている。これによって本体11は、中本体12に対して側本体20をスライド長孔23の任意の位置で幅調整可能に構成されると共に、蝶ネジ28にて本体11の幅を締付固定可能に構成されている。
【0023】
即ち、本体11幅は蝶ネジ28を緩めることによって両側(図中右側図示せず)を矢印方向、或いは、逆矢印方向に調整可能(矢印A、或いは、矢印B)に構成されている(図7)。係る本体11の幅は蝶ネジ28に対してスライド長孔23の長さ寸法の範囲で調整可能に構成されている。
【0024】
前記連結部材30は、固定板31と連結板35とから構成されている(図8、図9)。該固定板31は、長さ約80mm、幅約35mm、厚さ約3.2mmの金属板にて構成されており、長手方向両端部近傍には固定孔31A、31Aが設けられている(図10)。両固定孔31A、31Aの略中間となる一面側には鉄等からなる金属製の支持ピン33が立設され溶接固定されている。
【0025】
支持ピン33は、長さ約7.3mm、直径約8mmの支持部33Aと、この支持部33Aの先端に設けられた長さ約2.0mm、直径約14mmのフランジ部33Bとから構成されている。支持部33Aは、後述する連結板35の長孔36が挿入されて固定板31と連結板35とが一体に固定される。支持ピン33は他の連結板35を係脱自在に係合可能とされており、支持ピン33の支持部33Aに連結板35の長孔36が挿入された状態で、支持部33Aに他の連結板35の係合孔37を係合可能な長さを呈している。
【0026】
また、固定板31には長さ約8.8mm、直径約8mmで鉄等からなる金属製のストッパピン32が設けられており、このストッパピン32は固定板31の一面側に立設され溶接固定されている。即ち、ストッパピン32と支持ピン33は固定板31の同一面側に立設固定されている。該ストッパピン32は、支持ピン33と固定孔31Aとの間で固定孔31A側に位置すると共に、固定板31の幅方向中心より端(図10下側)に接近した位置に設けられている。
【0027】
また、連結板35は長さ約135.6mm、幅約30mm、厚さ約3.2mmの金属板にて構成されており、幅方向中央には長孔36及び係合孔37が形成されている。これらの長孔36及び係合孔37は連結板35の長手方向に延在して形成されている(図11)。長孔36は、長さ約29mm、幅約9mmで長手方向一側に設けられると共に、長手方向他側には長さ約32.5mmの係合孔37が設けられている。この係合孔37は、幅約9mmの長孔部37Aと、直径16mmの丸孔部37Bとから構成され、長孔部37Aと丸孔部7Bとは連通している。
【0028】
丸孔部37Bは、前記支持ピン33のフランジ部33Bを挿通可能な大きさの径にて形成され、長孔部37Aはフランジ部33Bより狭い幅にて形成されている。また、連結板35の長手方向一側(長孔36側)の下側角部(図11左下側)に略直角のストッパ部38を形成すると共に、上側角部(図11左上側)に所定の湾曲形状のR部39を形成しており、長手方向他側(合孔孔37側)は所定の湾曲形状に形成されている。
【0029】
係る連結部材30は、連結板35の係合孔37を固定板31に設けたストッパピン32の離間側に位置させた状態で、連結板35の長孔36に支持ピン33の支持部33Aが挿入されて固定板31に支持ピン33が溶接固定され、ストッパピン32も溶接固定される。このとき、連結板35のストッパ部38を下側(ストッパピン32側)、R部39を上側に位置させた状態で固定板31に支持ピン33が溶接固定される。
【0030】
そして、固定板31を水平、連結板35を垂直にして上方に移動させた状態で支持ピン33を支点に連結板35を時計方向に回転させた場合、連結板35のR部39は固定板31に立設固定されたストッパピン32に接触せず回転させられる(図12矢印)。この回転によって、連結板35のストッパ部38は固定板31に立設固定したストッパピン32に当接して連結板35はそれ以上の回転が阻止される。即ち、連結板35を時計方向に回転させた場合、水平の固定板31に対して連結板35も略水平位置でストッパ部38がストッパピン32に当接してそれ以上回転しないように構成されている。尚、連結板35を半時計方向へ回転させた場合は幅方向端部がストッパピン32に当接する位置(約60度)まで回転させることができる。
【0031】
また、固定板31が水平、連結板35が垂直の状態では、長孔36の長さ範囲で連結板35を上下動させることができる(図13矢印)。また、固定板31が水平、連結板35が垂直の状態で連結板35を下動させたときは支持ピン33を支点に時計方向(図中矢印方向)へ回転させようとすると、連結板35の幅方向端部(R部39の上側)はストッパピン32に、長孔36は支持ピン33の長孔部37Aに当接してそれ以上回転させることができないように構成されている。即ち、連結部材30は固定板31が水平、連結板35が垂直の状態で連結板35の上下動を行うことができ、連結板35を下動させたときは時計方向へ回転できず、連結板35を上動させたときは90度(連結板35の水平状態)以上時計方向へ回転できないように構成されている。
【0032】
そして、連結部材30は、運搬用パレット10の本体11の対角線上両端部(図中左上と右下)に位置して外側パイプ21端部の中本体12側面に固定板31の両固定孔31Aにボルト40、40が挿入され締め付けられて固定される(図14、図15)。次に、連結部材30の連結板35を時計方向に回転させて、連結板35を水平状態にする。尚、中本体12側には図示しないが予めボルト孔が設けられており、このボルト孔に連結部材30がボルト40にて固定される。また、固定板31の固定孔31Aには図示しないが面取りされており、固定したボルト40の頭部は固定板31の面と面一に固定される。
【0033】
そして、運搬用パレット10を複数段積み重ねる。この場合、各運搬用パレット10の幅を予め同じ幅に調整しておく。次に、下側の運搬用パレット10に固定された連結部材30の連結板35を支持ピン33を支点に垂直状態まで回転させる。次に、上側の運搬用パレット10の連結部材30の固定板31に設けた支持ピン33のフランジ部33Bに下側の連結板35の丸孔部37Bを挿入し、連結板35を下方に下動させる。これによって、下側の運搬用パレット10と上側の運搬用パレット10とが連結部材30によって連結される。そして、復薄段積み重ねられた運搬用パレット10全て連結部材30にて連結する。
【0034】
運搬用パレット10の対角線上左上に設けた連結部材30の連結板35は前述の如き時計方向へは回転しないので、積み重ねられた運搬用パレット10が右方向にずれてしまうのを防止することができる。また、運搬用パレット10の対角線上右上に設けた連結部材30の連結板35は前述の如き時計方向へ回転しないので、積み重ねられた運搬用パレット10が左方向にずれてしまうのを防止することができる。
【0035】
即ち、複数段積み重ねた運搬用パレット10は左右方向にずれてしまうのを防止できるようになると共に、連結板35は上下の運搬用パレット10に固定した連結部材30の支持ピン33に係合しているので、複数段積み重ねた運搬用パレット10は前後方向にずれてしまうのも防止することが可能となる。これにより、運搬時に運搬用パレット10を複数段積み重ねた場合でも、運搬用パレット10が崩れてしまう等の不都合を確実に防止することができるようになる。
【0036】
このように、複数の金属製長尺素材を格子状に溶接して本体11を構成し、該本体11を少なくとも一方向に伸縮可能としているので、本体11の強度を向上させることが可能となると共に、異なる大きさの金属板に合わせて運搬用パレット10の幅を調整することができる。これにより、運搬用パレット10を異なる金属板に合わせ運搬することが可能となると共に、運搬用パレット10を繰り返し使用することが可能となる。従って、従来のように異なる大きさの金属板に合わせて多数の運搬用パレット10を用意する必要もなくなり、運搬用パレットの製作費用を大幅に低減させることができる。
【0037】
また、本体11の少なくとも一つの対角線上にある両端部には、積み重ねられた他の運搬用パレット10と連結するための連結部材30を設けているので、運搬用パレット10を複数段積み重ねた際に運搬用パレット10がずれて崩れてしまうのを未然に防止することができる。これにより、未使用の運搬用パレット10を複数段積み重ねて保管することが可能となると共に、使用後の運搬用パレット10を複数段積み重ねて運搬することができるようになる。
【0038】
また、連結部材30は、本体11に固定された固定板31と、該固定板31に立設された支持ピン33と、この支持ピン33に移動、且つ、回転自在に設けられた連結板35とを備えており、支持ピン33には、積み重ねられた他の運搬用パレット10の連結板35が係脱自在に係合可能とされているので、積み重ねられた運搬用パレット10の対角線位置を容易に連結、分離することが可能となる。これにより、運搬用パレット10の保管時は連結部材30を連結して運搬用パレット10を積み重ねた状態で固定することができ、使用時は連結部材30を外せば容易に運搬用パレット10を使用することができる。
【0039】
また、固定板31には、連結板35が本体11に沿った状態に回転したときに連結板35に当接するストッパピン32を設けているいので、連結板35がそれ以上下側に回転してしまうのを阻止することができる。これにより、運搬用パレット10を積み重ねて連結板35を連結する際、一方の連結板35が垂れ下がって他方の連結板35と重なってしまうなどの不都合を未然に防止することができる。
【0040】
また、本体11を構成する金属製長尺素材として、断面矩形状の中央パイプ13、内側パイプ15、外側パイプ21、スライドパイプ22など金属製パイプを用いているので、一方の内側パイプ15に他方のスライドパイプ22を挿脱可能に構成することにより本体11の幅を容易に伸縮させることができるようになる。これにより、一台の運搬用パレット10で大きさの異なる金属板を運搬することができ、然も、本体11の強度を維持しつつ運搬用パレット10の大幅な軽量化を図ることが可能となる。
【0041】
また、本体11の接地面には滑り止め24を設けているので、運搬用パレット10を車両に載せて輸送する際、運搬用パレット10が車両の荷台の上で滑って動いてしまうのを防止することができるようになる。これにより、車両に乗せた運搬用パレット10が輸送中に動いてしまうなどの不都合を未然に防止することができる。
【0042】
尚、実施例では連結部材30を本体11の対角線上両端部(左上と右下)に位置して設けたが、連結部材30の取付位置はこの位置に限らず、本体11の対角線上両端部(左下と右上)位置して設けても差し支えない。この場合、連結板35の上下動と回転方向を考慮して連結部材30を作ればよい。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、複数の金属製長尺素材を格子状に溶接して本体を構成し、該本体を少なくとも一方向に伸縮可能としているので、例えば異なる大きさの金属板に合わせて運搬用パレットの幅を調整することが可能となり、異なる大きさの金属板を一台の運搬用パレットで運搬することができるようになる。これにより、従来のように異なる大きさの金属板に合わせて多数の運搬用パレットを用意する必要もなくなる。また、本体を金属製長尺素材で構成しているので、木製の運搬用パレットに対して強度も強く容易に腐ることもないので運搬用パレットを繰り返し使用することが可能となる。従って、運搬用パレットの利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0044】
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて、本体の少なくとも一つの対角線上にある両端部には、積み重ねられた他の運搬用パレットと連結するための連結部材を設けているので、運搬用パレットを複数段積み重ねた際に運搬用パレットがずれ崩れてしまうのを防止することが可能となる。これにより、未使用の運搬用パレットを複数段積み重ねて保管することができるようになると共に、使用後の運搬用パレットを複数段積み重ねて運搬することが可能となる。従って、運搬用パレットの取り扱いを極めて容易に行うことができるようになるものである。
【0045】
また、請求項3の発明によれば、請求項2に加えて、連結部材は、本体に固定された固定板と、該固定板に立設された支持ピンと、該支持ピンに移動、且つ、回転自在に設けられた連結板とを備え、支持ピンには、積み重ねられた他の運搬用パレットの連結板が係脱自在に係合可能とされているので、積み重ねられた運搬用パレットの対角線位置を容易に連結、分離することができるようになる。これにより、運搬用パレットの保管時は連結部材を連結して運搬用パレットを積み重ねた状態で固定することができるようになると共に、使用時は連結部材を外せば容易に運搬用パレットを使用することが可能となる。従って、運搬用パレットの利便性を更に向上させることができるようになるものである。
【0046】
また、請求項4の発明によれば、請求項3に加えて、固定板には、連結板が本体に沿った状態に回転したときに当該連結板に当接するストッパピンを設けているいので、連結板がそれ以上回転してしまうのを阻止することができるようになる。これにより、運搬用パレットを積み重ねて連結板を連結する際、一方の連結板が回転して他方の連結板と重なってしまうなどの不都合を防止することが可能となる。従って、連結板を極めて容易に取り扱うことが可能となり、積み重ねた運搬用パレットの連結、分離の作業性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0047】
更に、請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に加えて、本体を構成する金属製長尺素材として、断面矩形状の金属製パイプを用いているので、例えば一方の金属製パイプに他方の金属製パイプを挿脱可能に構成することにより本体の幅を容易に伸縮させることができるようになる。これにより、一台の運搬用パレットで大きさの異なる金属板を運搬することができ、然も、本体の強度を維持しつつ運搬用パレットの大幅な軽量化を図ることが可能となる。従って、運搬用パレットの取り扱い作業性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【0048】
更にまた、請求項6の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に加えて、本体の接地面には滑り止めを設けているので、例えば、運搬用パレットを車両に載せて輸送する際、運搬用パレットが車両の荷台上で滑って動いてしまうのを防止することができるようになる。これにより、車両に乗せた運搬用パレットが輸送中に動いてしまうなどの不都合を未然に防止することが可能となる。従って、車両の荷台上に載置した金属板を安全に運ぶことができて、運搬用パレットの利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運搬用パレットの斜視図である。
【図2】本発明の運搬用パレットの平面図である。
【図3】本発明の運搬用パレットの本体を構成する中本体の平面図である。
【図4】本発明の運搬用パレットの本体を構成する側本体の平面図である。
【図5】滑り止めの斜視図である。
【図6】スライドパイプの端部に固定した滑り止めの斜視図である。
【図7】幅を調整した状態の運搬用パレットの平面図である。
【図8】連結部材の斜視図である。
【図9】同図8の連結部材の平面図である。
【図10】連結部材を構成する固定板の正面図である。
【図11】連結部材を構成する連結板の正面図である。
【図12】連結板を回転させてストッパ部がストッパピンに当接した状態を示す連結部材の正面図である。
【図13】連結板の上下移動状態を示す連結部材の正面図である。
【図14】複数段積み重ねた運搬用パレットの斜視図である。
【図15】複数段積み重ねて運搬用パレットの対角線位置を連結した連結部材部の拡大斜視図である。
【図16】同図15の連結部材の正面図である。
【図17】図16の連結部材の側面図である。
【符号の説明】
10 運搬用パレット
11 本体
12 中本体
13 中央パイプ
15 内側パイプ
20 側本体
21 外側パイプ
22 スライドパイプ
24 滑り止め
30 連結部材
31 固定板
32 ストッパピン
33 支持ピン
35 連結板
36 長孔
37 係合孔
38 ストッパ部

Claims (6)

  1. 複数の金属製長尺素材を格子状に溶接して本体を構成し、該本体を少なくとも一方向に伸縮可能としたことを特徴とする運搬用パレット。
  2. 前記本体の少なくとも一つの対角線上にある両端部には、積み重ねられた他の運搬用パレットと連結するための連結部材を設けたことを特徴とする請求項1の運搬用パレット。
  3. 前記連結部材は、前記本体に固定された固定板と、該固定板に立設された支持ピンと、該支持ピンに移動、且つ、回転自在に設けられた連結板とを備え、
    前記支持ピンには、積み重ねられた他の運搬用パレットの連結板が係脱自在に係合可能とされていることを特徴とする請求項2の運搬用パレット。
  4. 前記固定板には、前記連結板が前記本体に沿った状態に回転したときに当該連結板に当接するストッパピンを設けたことを特徴とする請求項3の運搬用パレット。
  5. 前記本体を構成する金属製長尺素材として、断面矩形状の金属製パイプを用いたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の運搬用パレット。
  6. 前記本体の接地面には滑り止めを設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5の運搬用パレット。
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