JP2004064465A - 光通信装置、光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

光通信装置、光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】大容量データの送受信を可能とした光通信装置、光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法を提供する。
【解決手段】複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度信号として出力するとともに、出力信号を複数の受光素子を有する二次元センサーで受信して、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の通信データシーケンスを取得する構成とした。通信データに基づいて、オン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号を画像データに対して重畳する構成としたので、画質の劣化を抑えて通信データを送信することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信装置、光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、二次元ディスプレーを光データ送信機とし、二次元センサを光データ受信機として設定して大容量データの送受信を可能とした光通信装置、光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、光を用いた無線(ワイヤレス)通信が様々な分野で利用されている。光あるいは電波を用いた無線(ワイヤレス)通信は、データ伝送路としてのケーブルが不要であることから、例えば携帯機器間での通信や、PC、PDA等の機器間相互通信、あるいはPCとプリンタあるいはディスプレイ等その他の周辺機器との通信等、様々な機器間通信において利用されている。特に、光通信は、電波を用いた通信方式に比較して低コストであり、電磁放射ノイズによる影響も受けないため、今後ますます利用範囲が広がるものと予測される。
【0003】
従来の光通信方式としては、例えば赤外線等によってパルス信号列を生成し、受信機側でパルス信号を解析する構成等がある。このように従来の光通信方式においては、光パルスを利用したシリアルデータ転送を行なうのが一般的である。
【0004】
一方、近年、ディスプレー装置として高速応答性を有する二次元ディスプレーが開発されている。二次元ディスプレー装置の中でも、小型、軽量という利点を持つ液晶ディスプレーは様々な機器に備えられている。各電子機器に多く使われているネマティック液晶ディスプレーのピクセルの応答性は10ミリセカンド前後である。近年、応答性の速い液晶ディスプレーとして強誘電性LCDや有機ELディスプレーが開発されている。
【0005】
強誘電性LCDの応答時間は100マイクロセカンド前後(例えば、文献[1]「次世代液晶ディスプレイ」、小林駿介、共立出版株式会社、2000参照)であり、液晶ディスプレーの中ではかなりの高速応答性を有する。また、有機ELディスプレーの応答速度は1マイクロセカンド以下であり、種々のディスプレー装置の中でも最高速レベルの応答速度を持つ。
【0006】
このようなピクセル高速応答性をシーケンシャルカラー手法などに利用してフルカラーディスプレーのプロジェクションTVやヘッドマウントディスプレーを実現する努力がなされている。例えば文献[2]“A UXGA/HDTV Microdisplay using FLC on Si Backplane”, O. Akimoto, S. Hashimoto, A. Yumoto, M. Mano, M. Yamagishi, K. Kawasumi, T. Kiyomiya, Y. Tanaka, Proceedings of the 9thSony Research Forum, 1999, pp. 45−50.”、および[3]“High−resolution FLC Microdisplay”, Osamu Akimoto, Shun−ichi Hashimoto, Proceedings of SPIE, Vol. 3954, 2000, pp. 104 −110.”参照。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、ディスプレー装置におけるピクセルの高速応答性は、光通信においても適用が可能であると考えられる。本発明は、このような高速応答性を持つ二次元平面ディスプレーを適用することで、従来のシリアル転送型の光通信方式におけるデータ転送容量の問題点を解決し、大容量の光データ通信を可能とする光通信装置および光通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、二次元ディスプレーを光データ送信機とし、二次元センサを光データ受信機として設定して大容量データの送受信を実現した光通信装置および光通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
光通信データの出力を行なう送信機としての光通信装置であり、
複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成手段と、
前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御手段と、
前記表示制御手段の出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を発生させる複数のピクセルを有する二次元ディスプレーと、
を有することを特徴とする光通信装置にある。
【0010】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記変調信号生成手段は、複数の通信データシーケンスの各々に基づくパルス位置変調(PPM)処理により各通信データシーケンスに対応する変調信号シーケンスを生成する構成であることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記光通信装置は、さらに、画像データに対して、前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスを重畳する重畳処理手段を有し、該重畳処理手段は、前記二次元ディスプレーを構成する各ピクセルに対応する画像信号に対してピクセル対応の変調信号シーケンスを重畳し、ピクセル毎の重畳信号を生成する処理を実行する構成であり、前記表示制御手段は、前記重畳処理手段において生成したピクセル毎の重畳信号に対応する輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する構成であることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記変調信号生成手段は、複数の通信データシーケンスの各々をパルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)処理を実行して変調信号シーケンスを生成する構成であることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記重畳処理手段は、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記二次元ディスプレーは、強誘電性液晶表示装置または有機ELディスプレーであることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の第2の側面は、
光通信データの受信、解析を行なう受信機としての光通信装置であり、
複数の受光素子を有する二次元センサーと、
前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するとともに、取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する信号解析手段と、
を有することを特徴とする光通信装置にある。
【0016】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)信号であり、前記信号解析手段は、前記パルス位置変調(PPM)信号の解析により複数のパルス位置変調(PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号であり、前記信号解析手段は、前記反転パルス位置変調(反転PPM)信号の解析により複数の反転パルス位置変調(反転PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の光通信装置の一実施態様において、前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号は、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳した信号であり、前記信号解析手段は、前記各タイムフレームのオンフレーム中の変調信号シーケンスを取得して解析を実行する構成であることを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明の第3の側面は、
光通信データの出力を行なう送信機における光通信データ出力方法であり、
複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成ステップと、
前記変調信号生成ステップにおいて生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにおいて出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を二次元ディスプレー上の複数のピクセルにおいて発生させる出力ステップと、
を有することを特徴とする光通信データ出力方法にある。
【0020】
さらに、本発明の光通信データ出力方法の一実施態様において、前記変調信号生成ステップは、複数の通信データシーケンスの各々に基づくパルス位置変調(PPM)処理により各通信データシーケンスに対応する変調信号シーケンスを生成するステップであることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明の光通信データ出力方法の一実施態様において、前記光通信データ出力方法は、さらに、画像データに対して、前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスを重畳する重畳処理ステップを有し、前記重畳処理ステップは、前記二次元ディスプレーを構成する各ピクセルに対応する画像信号に対してピクセル対応の変調信号シーケンスを重畳し、ピクセル毎の重畳信号を生成する処理を実行するステップであり、前記表示制御ステップは、前記重畳処理ステップにおいて生成したピクセル毎の重畳信号に対応する輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力することを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明の光通信データ出力方法の一実施態様において、前記変調信号生成ステップは、複数の通信データシーケンスの各々をパルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)処理を実行して変調信号シーケンスを生成するステップであることを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明の光通信データ出力方法の一実施態様において、前記重畳処理ステップは、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳する処理を実行するステップであることを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明の第4の側面は、
光通信データの受信、解析を行なう光通信データ解析方法であり、
複数の受光素子を有する二次元センサーにおいて光通信データを受信するステップと、
前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するとともに、取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する信号解析ステップと、
を有することを特徴とする光通信データ解析方法にある。
【0025】
さらに、本発明の光通信データ解析方法の一実施態様において、前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)信号であり、前記信号解析ステップは、前記パルス位置変調(PPM)信号の解析により複数のパルス位置変調(PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行するステップを含むことを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明の光通信データ解析方法の一実施態様において、前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号であり、前記信号解析ステップは、前記反転パルス位置変調(反転PPM)信号の解析により複数の反転パルス位置変調(反転PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行するステップを含むことを特徴とする。
【0027】
さらに、本発明の光通信データ解析方法の一実施態様において、前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号は、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳した信号であり、前記信号解析ステップは、前記各タイムフレームのオンフレーム中の変調信号シーケンスを取得して解析を実行するステップを含むことを特徴とする。
【0028】
さらに、本発明の第5の側面は、
光通信データの出力を行なう送信機における光通信データ出力処理を実行するコンピュータ・プログラムであって、
複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成ステップと、
前記変調信号生成ステップにおいて生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにおいて出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を二次元ディスプレー上の複数のピクセルにおいて発生させる出力ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0029】
さらに、本発明の第6の側面は、
光通信データの受信、解析を行なう光通信データ解析処理を実行するコンピュータ・プログラムであって、
二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するステップと、
取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0030】
【作用】
本発明の構成によれば、複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度信号として出力する構成としたので、光通信方式の大容量のデータ通信が実現される。
【0031】
また、本発明の構成によれば、二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度信号を複数の受光素子を有する二次元センサーで受信して、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の通信データシーケンスを取得する構成としたので、光通信方式の大容量のデータ通信が実現される。
【0032】
また、本発明の構成によれば、視覚可能な画像データに対して、通信データに基づく変調信号シーケンスを重畳し出力することが可能となり、通常の画像データとともに通信データを送信することが可能となる。
【0033】
また、本発明の構成によれば、通信データに基づいて、オン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号を視覚可能な画像データに対して重畳して送信する構成としたので、画像信号のピクセル値を大幅に変更することなく、画質の劣化を抑えて通信データを送信することが可能となる。
【0034】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0035】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の光通信装置および光通信データ出力方法、および光通信データ解析方法について詳細に説明する。
【0037】
本発明の光通信装置としての送信機および受信機の一実施例を図1を参照して説明する。図1に示すように、二次元ディスプレー装置114を持つ送信機110と、二次元の画像センサー122を持つ受信機120との間でデータ送受信を行なう。二次元ディスプレー装置114を構成する複数画素(ピクセル)の各々が出力する輝度情報を二次元画像センサー122を構成する複数の光検出素子の各々において受信し、受信した輝度情報の解析を行なうことで、二次元ディスプレー装置114を構成する画素数(p)または二次元画像センサー122を構成する光検出素子数(s)に応じたデータ数のパラレル送受信を行う。
【0038】
送信機110の二次元ディスプレー装置114は、高速レベルの応答速度を持つ例えば強誘電性LCD、あるいは、有機ELディスプレー等によって構成される。受信機120の二次元センサー122は、例えば高速応答性に優れたCMOSイメージセンサーが適用される。
【0039】
送信機110中の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセルは、受信機120に対して送信するデータ情報のみを出力表示する構成としてもよいが、通常の視覚可能な動画像、静止画像等の画像情報を表示しながら受信機120に対して送信するデータ情報を併せて出力する構成とするこができる。この場合、通常の視覚可能な画像信号用の輝度情報に加えて、画像信号用の輝度情報に畳み込む形で画像信号以外の通信用データ情報を埋め込んだ複合信号を生成して、複合信号に基づく輝度信号を二次元ディスプレー装置114を構成する画素(ピクセル)において出力表示する。
【0040】
受信機120の二次元画像センサー122は、例えばレンズを含む光学系121を介して送信機110の二次元ディスプレー装置114の表示する画像データをセンサー面に結像する。受信機120の二次元画像センサー122は、送信機110の二次元ディスプレー装置114の有するピクセル数(p)に相当するセンサー数(s)を有する構成とすることが好ましい。この場合、二次元ディスプレー装置114のピクセル1つの対応像が二次元画像センサー122の1つのセンサーに結像し、二次元ディスプレー装置114の各ピクセル毎の輝度変化情報を画像センサー122の各センサーが取得し、取得輝度情報の解析により、ピクセル単位のデータ列を取得することができる。
【0041】
ただし、二次元ディスプレー装置114の有するピクセル数(p)=センサー数(s)とすることは必須ではなく、画像センサー122のセンサー数(s)を、二次元ディスプレー装置114の有するピクセル数(p)より少ない構成とすることも可能であり、この場合は、二次元ディスプレー装置114の複数のピクセルの対応像が画像センサー122の1つのセンサーに結像し、複数ピクセルの合成輝度情報を画像センサー122の各センサーにおいて取得し、取得輝度情報の解析を実行する。例えば二次元ディスプレー装置114の隣接4ピクセルのトータルの輝度情報を画像センサー122の各センサーにおいて取得し、解析する場合は、二次元ディスプレー装置114の4ピクセル単位のデータ列を取得することができる。
【0042】
データ送受信の際の処理態様には2種類ある。一方は、(a)視覚用の画像を表示せず、受信機に対して送信するためのデータに基づく輝度信号を送信機110の二次元ディスプレー装置114に表示する処理方法であり、他方は、(b)二次元ディスプレー装置114に、視覚可能な画像情報を表示しながら、表示画像に、通信用データを重畳して重畳信号に基づく輝度信号を送信機110の二次元ディスプレー装置114に表示する処理方法とがある。
【0043】
まず、視覚用の画像を表示せず、受信機に対して送信する通信データに基づく輝度信号を生成し、送信機110の二次元ディスプレー装置114に表示する処理方法について説明する。
【0044】
ディスプレイに提示する画像に視覚的意味をもたせる必要がない場合、送信機110の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセルを、通信用データに従って常時輝度変調させることでデータ送信が可能である。この場合、送信機110の変調信号生成手段111において、通信データに基づく変調処理を実行し、二次元ディスプレー装置114のピクセル数(p)に対応する変調信号を生成し、表示制御手段113において、変調信号に基づく輝度信号を出力する。
【0045】
すなわち、変調信号生成手段111は、複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成し、表示制御手段113は、変調信号生成手段111において生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレー装置114の各ピクセルの輝度制御信号として出力し、表示制御手段113の出力する輝度制御信号に基づいて、複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を二次元ディスプレー装置114の各ピクセルにおいて発生させて、データ出力を行なう構成である。
【0046】
送信機110の変調信号生成手段111で実行する変調方式としては、例えばオンオフキーイング(OOK:On Off Keying)のように通信データに基づいて輝度自身を決定する方式、あるいは、輝度変化パルスのパルス位置に基づいて情報を載せるパルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式が適用可能である。オンオフキーイング(OOK:On Off Keying)は、例えば通信データのビット列が1101であれば、設定パルスをハイ,ハイ、ロー,ハイ等のように、ビット列に従って設定する。パルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式については、詳細を後述する。
【0047】
これらのいずれの方式においても、送信機110の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセル毎、あるいは複数(例えば4ピクセル)の隣接ピクセル毎に異なるデータ列に基づく変調を行なうことで、大量のデータ転送を行なうことができる。
【0048】
パルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式によるデータ転送処理について、図2を参照して説明する。パルス位置変調(PPM)は、異なる輝度レベルに基づくパルス列を生成した信号であり、予め定められたフレーム(frame)内のパルス列に基づいてデータを読み取る。図2に示す例は、1フレームを4つのパルス幅に設定した例であり、パルスの存在する部分が輝度レベルが高い部分である。1つのパルス幅を1スロット(slot)と定義する。図2に示す構成では1フレームが4スロットで構成され、1フレームに2ビット情報が格納可能である。
【0049】
図2のフレーム構成において、(a)第1スロットがハイ状態、すなわちONであり、ビット情報として(00)、すなわちデータ[0]を示す。(b)は第2スロットがONであり、ビット情報として(01)、すなわちデータ[1]を示す。(c)は第3スロットがONであり、ビット情報として(10)、すなわちデータ[2]を示す。(d)は第4スロットがONであり、ビット情報として(11)、すなわちデータ[3]を示す。送信機110は、伝送すべき通信データをこれらのビット情報に変換し、送信機110の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセルにおける輝度変化情報としてスロット単位のピクセルの輝度制御を行なうことでデータの表示および送信を行なう。
【0050】
送信機110の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセル、あるいは隣接する複数ピクセルを単位とするビクセル組の各々は、それぞれ異なる通信データに基づくPPM信号を出力可能であり、これらの複数の異なる通信データを二次元ディスプレー装置114を介して並列に表示、送信することが可能となるので、大容量のデータ送信が実現される。
【0051】
一方、データ受信側では、例えば図2に示すPPM変調信号を二次元センサー122を構成する受光素子の各々において受信し、データ処理手段において受信データのPPM信号を解析することにより通信データを取得する。二次元センサー122の各センサーは、送信機110の二次元ディスプレー装置114を構成する各ピクセルあるいは隣接する複数ピクセル毎の組に対応したPPM変調信号に基づく輝度信号をそれぞれ受信し、受信した輝度信号を解析することで、二次元センサー122を構成するセンサー数(s)に応じた異なるデータ列を取得することが可能となる。
【0052】
例えば、送信機110の二次元ディスプレー装置114が、1秒間に48,800フレームの表示処理を行ない、二次元センサー122として、192×124の受光素子を有するCMOS二次元センサーを適用した場合、192×124の二次元状のセンサーがそれぞれ一秒間に48,800フレーム受信することが可能となる。
【0053】
図2に示すような、1フレームが4スロットからなるPPMを用い、1スロットを100マイクロセカンド(0.0001秒)として、2ビット情報格納フレームを構成して、受信機側の二次元センサー中の1つのセンサーが送信機側の1つのピクセルからの情報を受信する構成とした場合、1つのセンサーは、1秒当り、5000ビット(=1/0.0001/4×2)受信できる。これを192×124の受光素子を持つ二次元センサーで各受光素子がデータ受信を並列に実行した場合、1秒当り約119Mビット(=192×124×5000)という大容量のデータ送受信が可能となる。
【0054】
送信機110がPPM変調データを二次元ディスプレー装置114を介して表示、送信した場合、受信機120側では二次元センサー122を構成する各センサーからの信号を取り出し、フレーム定義位置判別のためのフレーム同期処理の後、各フレームのスロットのパルス位置を検出することで復調、すなわち通信データの取得を行う。
【0055】
すなわち、受信機120は、複数の受光素子を有する二次元センサー122と、二次元センサー122を構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するとともに、取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する信号解析手段とを有する。
【0056】
信号解析手段は、復調対象の変調信号に対応した構成とする。図1に示す構成では、PPM変調信号の復調処理を実行する信号解析手段として、スロット積分手段123、スロットクロック124、データ変換手段125からなる構成を示している。
【0057】
図1に示す構成を持つ信号解析手段の処理にのついて説明する。スロット積分手段123において、フレームのスロット位置を判別するためスロットクロック124からのクロック情報を入力して、各受光素子において受信したPPM信号を構成する各スロットの積分処理を行なう。すなわち、予め定められた各ビット情報に対応するスロットパータン(コード)と受信信号とのマッチング積分を行い、積分値が最大のコードを最尤のコードとして選択し、データ変換手段125において、取得コードに基づくデータ(ビット情報)取得処理を行なう。
【0058】
このように、送信機に構成された二次元ディスプレーの各ピクセルを用いて、通信データに基づく輝度パターン信号を表示、送信し、各ピクセルに対応する受光素子を持つ二次元センサーを受信機として構成とすることで、二次元ディスプレーのピクセル数(p)あるいは二次元センサーの受光素子数(s)に応じたデータの並列送信が可能となる。なお、二次元ディスプレーのピクセル数(p)=二次元センサーの受光素子数(s)とする設定も可能であるが、p>sの場合は、二次元ディスプレーの複数の隣接ピクセルに同一のPPM変調パターンを設定し、その同一のPPM変調パターンを設定した複数のピクセルの表示、送信信号を二次元センサーの1つの受光素子が受信し、受信データの復調を行なう構成とする。
【0059】
次に、送信機110のディスプレー装置114に、例えば視覚可能な画像を表示しながら表示画像に重畳して通信用データを表示、送信する構成について説明する。ここでは、ディスプレー装置のうち、輝度制御をピクセルのオンの時間の長短によって制御する方式(フィールドシーケンシャル方式)を用いた表示処理方式による構成を持つ装置に、データを重畳する処理について説明する。ただし、本発明はフィールドシーケンシャル方式に限らずあらゆる表示方式に適応可能である。
【0060】
図3を参照して、一般のフィールドシーケンシャル方式によるカラー画像の表示方法について説明する。フィールドシーケンシャル方式では、ディスプレイを構成する各ピクセルにおいて、各ピクセル表示色に従ってR,G,BそれぞれのON/OFF時間を設定したフレームを連続して出力することにより、各色を表示する。すなわち、各ピクセルのR,G,Bの輝度はそれぞれのオン時間の長短によってコントロールされる。
【0061】
図3に示すように、各ピクセルに対応して、Rタイムフレーム、Gタイムフレーム、Bタイムフレームが、順次設定され、各フレームにおいて、R,G,BのそれぞれのON時間として、Rオンフレーム、Gオンフレーム、Bオンフレーム、各RGBのオンフレームの設定時間に基づいて各ピクセルの表示色が決定する。
【0062】
上述のシーケンシャル処理により、二次元ディスプレーを構成する各ピクセルの色が設定され、ディスプレー全体として画像データが表示されることになる。
【0063】
このようなフィールドシーケンシャル方式によるカラー画像表示方式において、通信データを重畳する方法について説明する。ここでは、先に図2を参照して説明したPPM変調方式を変更した変調方式を用いる。
【0064】
適用する変調方式について、図4を用いて説明する。本実施例において、適用する変調方式は、反転PPM変調方式であり、先に図2を参照して説明した各スロットにおけるパルスのオン/オフを反転させた構成を持つ、
【0065】
先に図2を参照して説明したPPM変調方式は、各フレームに設定された4つのスロットのいずれか1つをオン(High)としてデータを表現する構成であり、図2から理解されるように、フレーム中の第1スロットがオン=00、フレーム中の第2スロットがオン=01、フレーム中の第3スロットがオン=10、フレーム中の第4スロットがオン=11を、それぞれ示していた。
【0066】
本実施例においては、これら各スロットのオン(High)/オフ(Low)を反転させ、図4に示すように、フレーム中の第1スロットがオフ=00、フレーム中の第2スロットがオフ=01、フレーム中の第3スロットがオフ=10、フレーム中の第4スロットがオフ=11を示す変調方式とした。
【0067】
図1に示す送信機110の変調信号生成手段111が、通信データを構成するビット情報に基づいて図4に示す反転PPM変調信号を生成する。さらに、図1に示す重畳処理手段112において、視覚可能な画像信号に重畳する。
【0068】
重畳処理による信号生成処理について、図5を参照して説明する。先に図3を参照して説明したように、視覚画像は、フィールドシーケンシャル方式によるカラー画像表示であり、R,G,BそれぞれのON/OFF時間を設定したフレームを連続して出力することにより各ピクセルの色が表示される。
【0069】
通信データは、各タイムフレーム中のオンフレームの領域を利用して重畳される。図には、Rオンフレームに通信データを重畳した例を示している。Rオンフレーム内に例えば4スロット(2ビット)からなる反転PPM変調データからなるPPMフレームを連続して複数組み込む構成とする。
【0070】
すなわち、画像データにおいてR,G,Bの各信号がオンとなった位置において、通信データの反転PPM変調信号を重畳する。ここでの重畳処理は、反転PPM信号のスロットがオンとなった位置では、画像信号のオン状態を維持し、反転PPM信号のスロットがオフとなった位置では、画像信号のRまたはGまたはBの信号をオフとする設定である。前述のように、反転PPM信号は、例えば図4を参照して説明した4スロット構成において、いずれの信号(00〜11)においても、オン:オフの割合は3:1であり、全体としての輝度の減少は少なく抑えることができる。
【0071】
また、強誘電性LCDの応答時間は100マイクロセカンド前後であり、反転PPM信号のスロット単位を100マイクロセカンド前後に設定すれば、画像信号としての劣化レベルは視覚上ほとんど問題のないレベルに抑えることが可能となる。
【0072】
図6にRオンフレームに通信データを重畳した場合のRオンフレームの信号変化を示す。前述のように、Rオンフレームに対して、反転PPM変調信号ガ重畳されることにより、3/4がオン、1/4がオフとなったPPMフレームをn個格納し、データとしては、2×nビットの情報を格納したPPMフレームをRフレーム中に重畳することができる。
【0073】
本方式では、フィールドシーケンシャル方式によるカラー画像表示におけるR,G,Bそれぞれのオンフレームに連続して通信データに基づくPPMフレームを重畳することになるので、R,G,Bすべてのオンフレームにおいて、3/4がオン、1/4がオフとなったPPMフレームが重畳され、R,G,Bとも同様の輝度変化が発生し、偏った色の変化は発生しない。
【0074】
なお、通信データを重畳する場合に画像データ自体の調整を予め実行する構成としてもよい。例えば、R,G,Bの輝度レベルを通信データの重畳によって低下する分、予めアップするように重畳処理以前に補正する。
【0075】
具体的には、図5,6に示すように4スロットのPPMフレームを用いる場合は、通信データの重畳により、3/4の輝度レベル低下が予測されるので、オリジナル画像データのR,G,Bレベルを4/3倍に設定する補正を実行した後、通信データを重畳する構成とすれば、通信データの重畳による画像データの劣化を抑えることができる。
【0076】
次に、図7以下を参照して上述した本発明に係る光通信処理を適用した構成例について説明する。図7に示す例は、ビデオプロジェクタ311を用いて、通信データを重畳した画像を投影し、投影画像を二次元センサーを備えた受像機312,314において受信し、受信データ(画像)をPC等のデータ処理装置313,315において処理することによって通信データを取得する構成である。
【0077】
ビデオプロジェクタ311は、例えばインターネットを介して通信データをを受信し、これを、予めビデオプロジェクタ311内のメモリに格納した画像データに重畳して、スクリーンに投影する。この投影画像を各受像機において受信し、受信した各受光素子単位のデータをデータ処理装置としてのPCに出力し、上述したPPM信号の解析により、画像中のPPM変調信号を取り出して、取り出した信号に基づいてデータ、すなわち各PPMフレームに設定されたビット情報を取得する。
【0078】
この例ではビデオプロジェクタ311が、例えば家庭内でのワイヤレスのアクセスポイントとなっており、このビデオプロジェクタ311はインターネットなどから高速に取り込まれたデータを、表示すべき画像に畳み込み、表示をする。人間が画像を見ても変調されていない画像と何ら変わらない画像を見ることができる。
【0079】
各受像機312,315では、レンズ等によって構成される光学系を介して画像が二次元センサー上に撮り込まれ、二次元センサー上の複数のセンサーのそれぞれの取得データが、PC等のデータ処理装置に出力され、二次元センサー上の複数のセンサーのとり込みデータ(輝度変化データ)について、並列に復調処理がなされる。なお、1つの画像に重畳する通信データのコーディング態様を時間的、空間的に変化させることにより、各受信機においてそれぞれ取得可能なデータを区別する構成としてもよい、
【0080】
例えば反転PPM変調方式において設定するPPMフレーム間隔を画像の所定画像フレーム毎に変更したり、あるいは、反転PPM変調方式と、反転PPM変調方式以外の変調方式を行なった画像を所定画像フレーム毎に切り替えたり、あるいは画像の位置に応じて変調方式の異なるデータを重畳する等の処理を行なった画像を表示することにより、特定の変調方式のデータのみを復調可能な受像機およびデータ処理装置セットの各々は、それぞれ復調可能なデータのみを取得することが可能となる。
【0081】
図8は、ディスプレイを有するビデオカメラレコーダ間で通信データを重畳した画像により通信を実行する例を示している。ここでは各ビデオカメラレコーダ321,323には液晶モニター322,324が備えられ、液晶モニターに通信データを重畳した画像データを表示する。
【0082】
各ビデオカメラレコーダ321,323は、カメラ部を介して、液晶モニター322,324に表示された画像を撮り込み、カメラ内部の二次元センサーにおいて、各画素の輝度変化情報を読み取り、カメラ内部のデータ処理手段において、輝度変化情報に基づく通信データの取得処理を行なう。各ビデオカメラレコーダ321,323は、ディスプレイとしては、例えば強誘電性ディスプレー、あるいは有機ELディスプレー等の高速変調が可能な素子が使用される。図に示すように2台のビデオカメラレコーダを合い向かわせることにより、相互に高速データ送受信を行うことが出来る。
【0083】
図9は、カメラ機能およびディスプレイ機能を持つ携帯電話331,341間での通信処理例を示している。それぞれの携帯電話331,341は、カメラ部333,343を介して、それぞれ互いのディスプレー332,342に表示された画像を撮り込み、携帯電話331,341内部の二次元センサーにおいて、各画素の輝度変化情報を読み取り、携帯電話331,341内部のデータ処理手段において、輝度変化情報に基づく通信データの取得処理を行なう。
【0084】
本例においても、それぞれの携帯電話331,341のディスプレイは、例えば強誘電性ディスプレー、あるいは有機ELディスプレー等の高速変調が可能な素子が使用される。
【0085】
上述した各機器において、取得画像からのデータ取得処理、通信データの変調処理、あるいは画像に対する変調データの重畳処理を実行するデータ処理手段のハードウェア構成例を図10を参照して説明する。データ処理手段は、例えばPC等によって構成可能であるが、上述したように、カメラ、携帯電話、ビデオプロジェクタ等の各機器に組み込むことも可能である。図10を参照して、上述した処理を実行するデータ処理手段構成を説明する。
【0086】
CPU(Central processing Unit)711は、各種アプリケーションプログラムや、OS(Operating System)を実行するプロセッサである。上述の通信データの変調処理、画像データに対するデータ重畳処理、あるいは受信画像についてのデータ取得処理を実行する。ROM(Read−Only−Memory)712は、CPU711が実行するプログラム、あるいは演算パラメータとしての固定データを格納する。RAM(Random Access Memory)713は、CPU711の処理において実行されるプログラム、およびプログラム処理において適宜変化するパラメータの格納エリア、ワーク領域として使用される。
【0087】
HDD714はハードディスクの制御を実行し、ハードディスクに対する各種データ、プログラムの格納処理および読み出し処理を実行する。バス720はPCI(Peripheral Component Internet/Interface)バス等により構成され、各モジュール、入出力インタフェース721を介した各入出力装置とのデータ転送を可能にしている。
【0088】
入力部715は、例えば前述したCMOS等の高速応答性の二次元センサーであり、センサーによって撮り込まれた画像に基づいて、CPU711において、データ取得プログラムが実行されて通信データが取得される。出力部716は、例えば前述した強誘電性ディスプレー、あるいは有機ELディスプレー等の高速変調が可能なディスプレーであり、CPU711において通信データの重畳処理プログラムが実行されて通信データを重畳した画像が表示される。
【0089】
通信部717は、例えばインターネット、LAN等の各種ネットワークを介した通信を実行する通信処理部であり、画像データ、あるいは画像に重畳すべき通信データ、あるいは通信データを重畳済みの画像データの送受信処理に適用される。
【0090】
ドライブ718は、フロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体719の記録再生を実行するドライブであり、各記録媒体719からのプログラムまたはデータ再生、記録媒体719に対するプログラムまたはデータ格納を実行する。
【0091】
各記憶媒体に記録されたプログラムまたはデータを読み出してCPU711において実行または処理を行なう場合は、読み出したプログラム、データは入出力インタフェース721、バス720を介して例えば接続されているRAM713に供給される。
【0092】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0093】
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0094】
例えば、プログラムは記憶媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0095】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記憶媒体にインストールすることができる。
【0096】
また、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度信号として出力するとともに、出力信号を複数の受光素子を有する二次元センサーで受信して、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の通信データシーケンスを取得する構成としたので、光通信方式の大容量のデータ通信が実現される。
【0098】
また、本発明の構成によれば、視覚可能な画像データに対して、通信データに基づく変調信号シーケンスを重畳し出力することが可能であり、通常の画像データとともに通信データを送信することが可能となる。
【0099】
また、本発明の構成によれば、通信データに基づいて、オン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号を視覚可能な画像データに対して重畳して送信する構成としたので、画像信号のピクセル値を大幅に変更することなく、画質の劣化を抑えて通信データを送信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光通信装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る光通信装置において適用可能なPPM変調方式について説明する図である。
【図3】本発明に係る光通信装置において適用可能なフィールドシーケンシャル表示方式について説明する図である。
【図4】本発明に係る光通信装置において適用可能な反転PPM変調方式について説明する図である。
【図5】フィールドシーケンシャル表示方式に通信データを重畳する処理について説明する図である。
【図6】フィールドシーケンシャル表示方式に通信データを重畳する処理について説明する図である。
【図7】本発明に係る光通信装置の適用例について説明する図である。
【図8】本発明に係る光通信装置の適用例について説明する図である。
【図9】本発明に係る光通信装置の適用例について説明する図である。
【図10】本発明に係る光通信装置のデータ処理手段構成例について示す図である。
【符号の説明】
110 送信機
111 変調信号生成手段
112 重畳処理手段
113 表示制御手段
114 二次元ディスプレイ装置
120 受信機
121 光学系
122 二次元センサー
123 スロット積分手段
124 スロットクロック
125 データ変換手段
311 ビデオプロジェクタ
312,314 受像機
313,315 データ処理装置
321,323 ビデオカメラレコーダー
322,324 液晶モニター
331,341 携帯電話
332,342 ディスプレー
333,343 カメラ
711 CPU
712 ROM
713 RAM
714 HDD
715 入力部
716 出力部
717 通信部
718 ドライブ
719 記憶媒体
720 バス
721 入出力インタフェース

Claims (21)

  1. 光通信データの出力を行なう送信機としての光通信装置であり、
    複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成手段と、
    前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御手段と、
    前記表示制御手段の出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を発生させる複数のピクセルを有する二次元ディスプレーと、
    を有することを特徴とする光通信装置。
  2. 前記変調信号生成手段は、
    複数の通信データシーケンスの各々に基づくパルス位置変調(PPM)処理により各通信データシーケンスに対応する変調信号シーケンスを生成する構成であることを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記光通信装置は、さらに、
    画像データに対して、前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスを重畳する重畳処理手段を有し、該重畳処理手段は、前記二次元ディスプレーを構成する各ピクセルに対応する画像信号に対してピクセル対応の変調信号シーケンスを重畳し、ピクセル毎の重畳信号を生成する処理を実行する構成であり、
    前記表示制御手段は、
    前記重畳処理手段において生成したピクセル毎の重畳信号に対応する輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  4. 前記変調信号生成手段は、
    複数の通信データシーケンスの各々をパルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)処理を実行して変調信号シーケンスを生成する構成であることを特徴とする請求項3に記載の光通信装置。
  5. 前記重畳処理手段は、
    フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項4に記載の光通信装置。
  6. 前記二次元ディスプレーは、強誘電性液晶表示装置または有機ELディスプレーであることを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  7. 光通信データの受信、解析を行なう受信機としての光通信装置であり、
    複数の受光素子を有する二次元センサーと、
    前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するとともに、取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する信号解析手段と、
    を有することを特徴とする光通信装置。
  8. 前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)信号であり、
    前記信号解析手段は、
    前記パルス位置変調(PPM)信号の解析により複数のパルス位置変調(PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項7に記載の光通信装置。
  9. 前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号であり、
    前記信号解析手段は、
    前記反転パルス位置変調(反転PPM)信号の解析により複数の反転パルス位置変調(反転PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項7に記載の光通信装置。
  10. 前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号は、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳した信号であり、
    前記信号解析手段は、
    前記各タイムフレームのオンフレーム中の変調信号シーケンスを取得して解析を実行する構成であることを特徴とする請求項7に記載の光通信装置。
  11. 光通信データの出力を行なう送信機における光通信データ出力方法であり、
    複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成ステップと、
    前記変調信号生成ステップにおいて生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップにおいて出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を二次元ディスプレー上の複数のピクセルにおいて発生させる出力ステップと、
    を有することを特徴とする光通信データ出力方法。
  12. 前記変調信号生成ステップは、
    複数の通信データシーケンスの各々に基づくパルス位置変調(PPM)処理により各通信データシーケンスに対応する変調信号シーケンスを生成するステップであることを特徴とする請求項11に記載の光通信データ出力方法。
  13. 前記光通信データ出力方法は、さらに、
    画像データに対して、前記変調信号生成手段において生成した複数の変調信号シーケンスを重畳する重畳処理ステップを有し、
    前記重畳処理ステップは、前記二次元ディスプレーを構成する各ピクセルに対応する画像信号に対してピクセル対応の変調信号シーケンスを重畳し、ピクセル毎の重畳信号を生成する処理を実行するステップであり、
    前記表示制御ステップは、
    前記重畳処理ステップにおいて生成したピクセル毎の重畳信号に対応する輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力することを特徴とする請求項11に記載の光通信データ出力方法。
  14. 前記変調信号生成ステップは、
    複数の通信データシーケンスの各々をパルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)処理を実行して変調信号シーケンスを生成するステップであることを特徴とする請求項13に記載の光通信データ出力方法。
  15. 前記重畳処理ステップは、
    フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項14に記載の光通信データ出力方法。
  16. 光通信データの受信、解析を行なう光通信データ解析方法であり、
    複数の受光素子を有する二次元センサーにおいて光通信データを受信するステップと、
    前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するとともに、取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行する信号解析ステップと、
    を有することを特徴とする光通信データ解析方法。
  17. 前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)信号であり、
    前記信号解析ステップは、
    前記パルス位置変調(PPM)信号の解析により複数のパルス位置変調(PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の光通信データ解析方法。
  18. 前記変調信号シーケンスは、パルス位置変調(PPM)においてオン/オフ反転処理を施した反転パルス位置変調(反転PPM)信号であり、
    前記信号解析ステップは、
    前記反転パルス位置変調(反転PPM)信号の解析により複数の反転パルス位置変調(反転PPM)信号に対応する複数の通信データシーケンスを取得する処理を実行するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の光通信データ解析方法。
  19. 前記二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号は、フィールドシーケンシャル方式に従った画像データの各タイムフレームのオンフレームに変調信号シーケンスを重畳した信号であり、
    前記信号解析ステップは、
    前記各タイムフレームのオンフレーム中の変調信号シーケンスを取得して解析を実行するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の光通信データ解析方法。
  20. 光通信データの出力を行なう送信機における光通信データ出力処理を実行するコンピュータ・プログラムであって、
    複数の通信データシーケンスの各々を輝度変化情報に変調し、複数の変調信号シーケンスを生成する変調信号生成ステップと、
    前記変調信号生成ステップにおいて生成した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の輝度制御信号を二次元ディスプレーの各ピクセルの輝度制御信号として出力する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップにおいて出力する輝度制御信号に基づいて、前記複数の通信データシーケンスの各々に対応した輝度変化を二次元ディスプレー上の複数のピクセルにおいて発生させる出力ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  21. 光通信データの受信、解析を行なう光通信データ解析処理を実行するコンピュータ・プログラムであって、
    二次元センサーを構成する複数の受光素子各々の受信光信号の解析を実行し、複数の受光素子の異なる受光信号の解析に基づいて複数の変調信号シーケンスを取得するステップと、
    取得した複数の変調信号シーケンスに対応する複数の通信データシーケンスを取得するステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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