JP2004064185A - 通信制御システムおよび通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機1(1a〜1c)と、複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路3(3a〜3c)とで構成された通信制御システムにおいて、複数の交換機は、通信線路を通して他の交換機に経路情報の配信を行う経路情報配信回路6(6a〜6c)と、通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報の認識を行う経路情報認識回路7(7a〜7c)とをそれぞれ備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うことにより、操作者の誤操作による誤設定要因をなくし、また、装置故障や線路の断線等の線路異常時には自動的にルーティング経路の設定や経路変更し、確実な情報伝送を行うことができる通信制御システムおよび通信制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の通信制御システムを示すシステム構成図である。
図において、1(1a〜1c)は交換機、2(2a〜2c)は各交換機1(1a〜1c)に対してそれぞれルーティグ経路の設定を行うPC(パーソナルコンピュータ)、3(3a〜3c)は各交換機間の通信線路である。
なお、各交換機1(1a〜1c)には、PC等のデータ端末と電話機等の音声端末が含まれているものとする。
図9に示した従来の技術では、各PC2(2a〜2c)から対応する交換機1(1a〜1c)に対してルーティング経路を設定し、各交換機1(1a〜1c)はその設定された経路情報に従って通信線路3に情報を伝送していた。
ここで、ルーティング経路とは、情報が各交換機間を流れてゆく経路のことを意味し、情報とは、PC等のデータ端末からの情報と電話機等の音声端末からの音声情報の両方を意味する。
【0003】
次に、図9に示した従来システムの動作について説明する。
まず、PC2(2a〜2c)により、人間(操作者)が交換機1(1a〜1c)に対してルーティング経路の設定を行う。
ルーティング経路を設定された各交換機1(1a〜1c)は、その設定されたルーティング経路情報に従って通信線路3に情報を伝送する。
各交換機1(1a〜1c)では、情報伝送の宛先を判断し、その宛先が自接続端末(PCや電話機)であればその端末へ、その他の宛先であれば、設定されたルーティング経路に従って情報を伝送する。
【0004】
また、図10は、例えば特開平10−154979号公報に示されている従来の通信制御システムの他の例を示すシステム構成図である。
図において、1(1a〜1c)は交換機、3(3a〜3f)は通信線路、5は通信網全体のトポロジに関する制御情報を蓄積する記憶装置、4は記憶装置5によって蓄積された情報を各交換機1(1a〜1c)に配信する遠隔制御装置である。
図10においても、各交換機1(1a〜1c)にはPC等のデータ端末と電話機等の音声端末が含まれているものとする。
図10に示した従来のシステムでは、交換機1(1a〜1c)からの要求により遠隔制御装置4は、記憶装置5に蓄積された制御情報を配信し、各交換機1(1a〜1c)はその配信されたトポロジに関する制御情報に従って通信線路3(3a〜3f)に情報を伝送していた。
なお、トポロジに関する制御情報とは、通信網全体の構成であるとか、各交換機がデータ(情報)をどこ宛に伝送するかといった情報のことである。
【0005】
次に、図10に示した従来システムの動作について説明する。
それぞれの交換機1(1a〜1c)は制御情報を得るために、遠隔制御装置4にアクセスする。
遠隔制御装置4では、交換機1(1a〜1c)と通信線路3(3a〜3f)の構成から、記憶装置5に蓄積されたデータを検索し、あらかじめ決められた最も効率的な伝送経路を決定し、記憶装置5から情報を得て、各交換機1へ制御情報を伝送する。
そして、各交換機1(1a〜1c)は、伝送された制御情報に従って情報を伝送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信制御システムは以上のように構成されているので、経路情報を設定する際に誤って設定した場合には、その誤った設定のまま、各通信線路3に情報が伝送されてしまっていた。
また、交換機の装置故障や通信線路故障の場合においても、故障前の接続状態のまま情報が伝送されていた。
そのため、伝送したと思われる情報が伝送されていないことがあった。
さらに、図10のシステムのように遠隔制御装置から情報を配信している場合には、遠隔制御装置が故障すると、交換機に制御情報が伝送されず、情報伝送できないことがあるなどの問題点があった。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、交換機に対する誤設定の可能性を防止できること、および装置(交換機あるいは遠隔制御装置)故障や通信線路故障の場合にも即座にルーティング経路を変更し、情報伝送を確実に行うことができる通信制御システムあるいは通信制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通信制御システムは、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機に経路情報の配信を行う経路情報配信回路と、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うものである。
【0009】
また、この発明に係る通信制御システムは、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報の配信を行うトポロジ情報配信回路と、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報の認識を行うトポロジ情報認識回路と、上記トポロジ情報認識回路の認識結果に基づいて経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うものである。
【0010】
また、この発明に係る通信制御システムの上記複数の交換機は、上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定する瞬断保護回路をさらに備えたものである。
【0011】
また、この発明に係る通信制御システムは、上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置をさらに備えたものである。
【0012】
また、この発明に係る通信制御システムでは、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定する瞬断保護回路を備えると共に、さらに、上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置を備えたものである。
【0013】
また、この発明に係る通信制御方法は、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機に経路情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うものである。
【0014】
また、この発明に係る通信制御方法は、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報を認識し、上記トポロジ情報の認識結果に基づいて経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うものである。
【0015】
また、この発明に係る通信制御方法では、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定するものである。
【0016】
また、この発明に係る通信制御方法は、上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理するものである。
【0017】
また、この発明に係る通信制御方法では、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定すると共に、さらに、上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、1(1a〜1c)は交換機、3(3a〜3c)は通信線路、6(6a〜6c)は経路情報配信回路、7(7a〜7c)は経路情報認識回路である。
【0019】
なお、各交換機1(1a〜1c)には、図示しないPC等のデータ端末と電話機等の音声端末が含まれているものとする。
これらの端末設備は、伝送したい情報(データや音声など)を電気信号(電圧、電流あるいは光の強弱などで表す)に変換する(あるいは、その逆の変換をする)ためのものである。
また、交換機とは、各端末間に介在して、端末からの接続要求に応じて希望の相手端末との接続を行う「交換機能」を有した装置のことである。
【0020】
本実施の形態による通信制御システムに用いられる各交換機には、それぞれさらに経路情報配信回路および経路情報認識回路が設けられている。
即ち、図に示すように、交換機1aには経路情報配信回路6aおよび経路情報認識回路7aが、交換機1baには経路情報配信回路6bおよび経路情報認識回路7bが、交換機1cには経路情報配信回路6cおよび経路情報認識回路7cが設けられている。
【0021】
ここで、経路情報配信回路6(6a〜6c)は経路情報を送信(即ち、配信)する回路(送信回路)であり、経路情報認識回路7(7a〜7c)は送信されてきた経路情報を受信して認識する回路(受信回路)である。
なお、経路情報とは、例えば、自交換機に接続されている通信線路は何本で、それぞれの通信線路の先にはどの交換機が接続されていて、次の通信線路の先にはどの交換機が接続されている、などと言った情報のことである。
また、伝送されるデータ(即ち、PC等のデータ端末からの情報あるいは電話機等の音声端末からの音声情報)と経路情報は多重化されて同じ通信線路を通っているが、伝送されるデータは交換機内の端末(図示せず)に送信され、経路情報は交換機内の経路情報認識回路へ伝送され、伝送経路の決定に使用される。
【0022】
次に動作について説明する。
通信線路3(3a〜3c)によって接続されている交換機1(1a〜1c)は、経路情報配信回路6(6a〜6c)によって各通信線路3に経路情報を所定の一定周期ごとに伝送する。
なお、一定周期ごとに経路情報を伝送するのは、一定周期ごとに情報を更新することによって、装置の故障や通信線路の異常を認識するためである。
各交換機1(1a〜1c)では、受信した経路情報を交換機内の経路情報認識回路7(7a〜7c)に伝達し、各交換機内の経路情報認識回路7(7a〜7c)は経路を認識し、この交換機向けのデータはこっちの通信線路に、あの交換機向けのデータはこの通信線路に、と言った形で伝送経路の決定を行う。
具体的な伝送経路の決定は、計算機内に組み込まれた方式に従う。
上述したように、この伝送経路の決定は、一定周期ごとに更新する。
【0023】
よって、装置故障が発生した場合には、故障した交換機からは経路情報が配信されないため、故障した交換機を除いた系での伝送経路決定がなされる。
また、通信線路異常の場合にも当該通信線路からは、経路情報が配信されないため、異常のある通信線路を除いた状態での伝送経路決定がなされる。
また、PC等からの設定も不必要である。
以上により、本実施の形態による通信制御システムによれば、経路情報を誤設定することなく、また、装置故障や通信線路故障の場合にも即座にルーティング経路を変更し、情報伝送を正確に行うことができる効果がある。
【0024】
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、8はトポロジ情報認識回路、9(9a〜9c)はトポロジ情報配信回路である。
前述の実施の形態1では経路情報配信回路を備え、通信線路に経路情報を配信する方法を示したが、図2に示すように経路情報配信回路6をトポロジ情報配信回路9に置き換え、受信時には各経路情報認識回路7(7a〜7c)の前にトポロジ認識回路8(8a〜8c)を挿入した構成とし、通信線路3(3a〜3c)上に制御情報とトポロジ情報を配信することでも伝送経路の決定が可能となる。
以上のことにより、より正確な通信経路の認識、および情報伝送が可能となる効果がある。
【0025】
なお、制御情報とは各交換機が接続されている通信網の情報のことであり、トポロジ情報とは通信網全体の構成のことである。
この制御情報を流すことにより、各交換機は通信網を把握できる。
各交換機は、周期的に自分が把握(認識)しているトポロジ情報(即ち、通信網の情報)をトポロジ情報配信回路によって他の交換機に配信することにより、各交換機で認識しているトポロジを通信網全体に浸透する。
トポロジ情報認識回路8(8a〜8c)では、トポロジ情報を認識し、認識されたトポロジ情報に基づいて経路認識回路7(7a〜7c)が経路情報を認識し、その結果得られる経路情報を経路認識回路7(7a〜7c)がトポロジ情報配信回路9(9a〜9c)に通知することにより、各交換機はルーティング経路を決定する。
【0026】
また、交換機故障の場合や通信網異常の場合にも、故障していない装置は通常の動作を行い、トポロジ情報を配信する。
しかしながら、故障した交換機からはトポロジ情報が来ないため、その交換機は既にいなくなったものとして計算し直して、次にトポロジ情報を配信するときには、故障した計算機がいなくなった状態のトポロジ情報を配信する。
以上のことによって、さらに正確な通信経路の認識および交換機間の情報伝送が可能となる。
【0027】
なお、実施の形態1による通信制御システムでは、各交換機がそれぞれで経路の認識をしなければならない。そのため、各交換機が認識するパターンは数多くなる。
しかしながら、実施の形態2による通信制御システムでは、各交換機はトポロジ情報を流すので、交換機が認識するトポロジパターンは限定される。
そのため、実施の形態1による通信制御システムよりも実施の形態2による通信制御システムの方が、確率的に正確な通信経路の認識および情報伝送が可能となると考えられる。
【0028】
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、10(10a〜10c)は瞬断保護回路である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態1による通信制御システムにおいて、各交換機1(1a〜1c)に瞬断保護回路10(10a〜10c)を設けたことを特徴とする。
なお、瞬断保護回路10(10a〜10c)は、通信線路3(3a〜3c)において瞬断が発生しても、瞬断時間がある一定時間以下であれば、瞬断と判定しない回路である。
【0029】
前述の実施の形態1による通信制御システムでは、回線(即ち、通信線路)の瞬断時にも経路情報が送信されてこないため、経路が切り替わることがある。
回線(通信線路)の瞬断時に経路を切り替えたくない場合(具体的には各交換機に誤り制御機能がある場合や、誤りを許容するシステムの場合)には、図3に示すように各交換機1(1a〜1c)に瞬断保護回路10(10a〜10c)を追加することで、瞬断対策が可能となる。
以上により、回線(通信線路)の瞬断を保護しながら、さらに正確な通信経路の認識および情報伝送が可能となる。
【0030】
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、10(10a〜10c)は瞬断保護回路である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態2による通信制御システムにおいて、各交換機1(1a〜1c)に瞬断保護回路10(10a〜10c)を設けたことを特徴とする。
なお、瞬断保護回路10(10a〜10c)は、通信線路3(3a〜3c)において瞬断が発生しても、瞬断時間がある一定時間以下であれば、瞬断と判定しない回路である。
【0031】
前述の実施の形態2による通信制御システムでは、回線(通信線路)の瞬断時にもトポロジ情報が送信されてこないため、経路が切り替わることがある。
回線(通信線路)の瞬断時に経路を切り替えたくない場合は、実施の形態3の場合と同様に、図4に示すように各交換機1(1a〜1c)に瞬断保護回路10(10a〜10c)を各交換機1(1a〜1c)に追加することで、瞬断対策が可能となる。
以上により、回線の瞬断を保護しながら、さらに正確な通信経路の認識および情報伝送が可能となる効果がある。
【0032】
実施の形態5.
図5は、本発明の実施の形態5による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、11は通信管理装置である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態1による通信制御システムにおいて、さらに通信管理装置11を設けたことを特徴とする。
先述の実施の形態1による通信制御システムにおいては、各交換機1(1a〜1c)が共通の伝送経路の認識を持っているか不明であるが、図5に示すように通信管理装置11をシステムに追加することで、各交換機が共通の伝送経路の認識を持っているかかどうか、確認することが可能となる。
【0033】
各交換機1(1a〜1c)は経路情報配信回路6(6a〜6c)から接続経路情報を配信しているが、その経路情報配信回路6(6a〜6c)から配信される接続経路情報を収集し、通信網全体で管理するのが通信管理装置11である。
通信管理装置11では、収集した経路接続情報から通信網全体の経路情報を認識する。
また、通信網全体の構成から、最適化された経路情報を計算する。
そして、その認識した経路情報と計算した経路情報とを比較し、誤った認識をしている交換機に対して、正しい情報を通知する。
以上のことにより、各交換機に共通の伝送経路認識を持たせるので、実施の形態1よりもさらに確実な情報伝送が可能となる効果がある。
【0034】
実施の形態6.
図6は、本発明の実施の形態6による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、11は通信管理装置である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態2による通信制御システムにおいて、さらに通信管理装置11を設けたことを特徴とする。
前述の実施の形態2による通信制御システムにおいては、各交換機1(1a〜1c)が共通のトポロジ情報や伝送経路の認識を持っているか不明であるが、図6に示すように通信管理装置11をシステムに追加することで、各交換機が共通の伝送経路の認識を持っているかどうか、確認することが可能となる。
以上のことにより、各交換機に共通のトポロジ情報や伝送経路認識を持たせるので、実施の形態2よりもさらに確実な情報伝送が可能となる。
【0035】
実施の形態7.
図7は、本発明の実施の形態7による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、11は通信管理装置である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態3による通信制御システムにおいて、さらに実施の形態5で説明したものと同様の機能を有した通信管理装置11を設けたことを特徴とする。
前述の実施の形態3においては、各交換機1が共通の伝送経路の認識を持っているか不明であるが、図7に示すように、通信管理装置11を追加することで、各交換機が共通の伝送経路の認識を持っているかどうか、確認することが可能となる。
以上のことにより、各交換機に共通の伝送経路認識を持たせるので、実施の形態3よりもさらに確実な情報伝送が可能となる効果がある。
【0036】
実施の形態8.
図8は、本発明の実施の形態8による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
図において、11は通信管理装置である。
本実施の形態による通信制御システムは、実施の形態4による通信制御システムにおいて、さらに実施の形態5で説明したものと同様の機能を有した通信管理装置11を設けたことを特徴とする。
前述の実施の形態4による通信制御システムおいては、各交換機1が共通のトポロジ情報や伝送経路の認識を持っているか不明であるが、図8に示すように、通信管理装置11を追加することで、各交換機が共通の伝送経路の認識を持っているかどうか、確認すること可能となる。
以上のことにより、各交換機に共通のトポロジ情報や伝送経路認識を持たせるので、実施の形態4よりもさらに確実な情報伝送が可能となる効果がある。
【0037】
なお、上述した実施の形態1〜8による通信制御システムでは、交換機が3個(1a〜1c)である場合の通信制御システムを例に上げて説明しているが、交換機が3個以上の通信制御システムであってもよいことは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
この発明による通信制御システムは、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、複数の交換機のそれぞれは、通信線路を通して他の交換機に経路情報の配信を行う経路情報配信回路と、通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うので、経路情報を誤設定することなく、また、装置故障や通信線路故障の場合にも即座にルーティング経路を変更し、情報伝送を正確に行える。
【0039】
また、この発明による通信制御システムは、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、複数の交換機のそれぞれは、通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報の配信を行うトポロジ情報配信回路と、通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報の認識を行うトポロジ情報認識回路と、トポロジ情報認識回路の認識結果に基づいて経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うので、経路情報を誤設定することなく、また、装置故障や通信線路故障の場合にも、通信網全体を把握して即座にルーティング経路を変更するので、情報伝送をより正確に行える。
【0040】
また、この発明に係る通信制御システムの上記複数の交換機は、上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定する瞬断保護回路をさらに備えたので、通信線路の瞬断を保護しながら、より正確なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる。
【0041】
また、この発明に係る通信制御システムは、上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置をさらに備えたので、各交換機は共通の伝送経路認識あるいはトポロジ情報を持つことが可能となり、より確実なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる。
【0042】
また、この発明に係る通信制御システムでは、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定する瞬断保護回路を備えると共に、さらに、上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置を備えたので、
通信線路の瞬断を保護しながら、各交換機は共通の伝送経路認識あるいはトポロジ情報を持つことが可能となり、より確実なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる。
【0043】
また、この発明に係る通信制御方法は、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機に経路情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うので、経路情報を誤設定することなく、また、装置故障や通信線路故障の場合にも即座にルーティング経路を変更し、情報伝送を正確に行える通信制御方法を提供できる。
【0044】
また、この発明に係る通信制御方法は、伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報を認識し、上記トポロジ情報の認識結果に基づいて経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うので、経路情報を誤設定することなく、また、装置故障や通信線路故障の場合にも、通信網全体を把握して即座にルーティング経路を変更するので、情報伝送をより正確に行える通信制御方法を提供できる。
【0045】
また、この発明に係る通信制御方法では、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定するので、通信線路の瞬断を保護しながら、より正確なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる通信制御方法を提供できる。
【0046】
また、この発明に係る通信制御方法は、上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理するので、各交換機は共通の伝送経路認識あるいはトポロジ情報を持つことが可能となり、より確実なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる通信制御方法を提供できる。
【0047】
また、この発明に係る通信制御方法では、上記複数の交換機は上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定すると共に、さらに、上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理するので、通信線路の瞬断を保護しながら、各交換機は共通の伝送経路認識あるいはトポロジ情報を持つことが可能となり、より確実なルーティング経路の認識および情報伝送が可能となる通信制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図4】本発明の実施の形態4による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図5】本発明の実施の形態5による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図6】本発明の実施の形態6による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図7】本発明の実施の形態7による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図8】本発明の実施の形態8による通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図9】従来の通信制御システムの構成を示すシステム構成図である。
【図10】従来の通信制御システムの他の構成例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1(1a〜1c) 交換機
3(3a〜3f) 通信線路
6(6a〜6c) 経路情報配信回路
7(7a〜7c) 経路情報認識回路
8(8a〜8c) トポロジ情報配信回路
9(9a〜9c) トポロジ情報認識回路
10(10a〜10c) 瞬断保護回路
11 通信管理装置
Claims (10)
- 伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、
上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機に経路情報の配信を行う経路情報配信回路と、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うことを特徴とする通信制御システム。 - 伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、
上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおいて、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報の配信を行うトポロジ情報配信回路と、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報の認識を行うトポロジ情報認識回路と、上記トポロジ情報認識回路の認識結果に基づいて経路情報の認識を行う経路情報認識回路を備え、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うことを特徴とする通信制御システム。 - 上記複数の交換機は、上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定する瞬断保護回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御システム。
- 上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御システム。
- 上記複数の交換機の各経路情報配信回路から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理する通信管理装置をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の通信制御システム。
- 伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、
上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機に経路情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきた経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うことを特徴とする通信制御方法。 - 伝送したい情報あるいは伝送されてきた情報を所定形式の信号に変換する端末を含み、交換機能を有した複数の交換機と、
上記複数の交換機の各端末間に配設され、情報の伝送を行うための通信線路とで構成された通信制御システムにおける通信制御方法であって、
上記複数の交換機のそれぞれは、上記通信線路を通して他の交換機にトポロジ情報を配信し、上記通信線路を通して他の交換機から配信されてきたトポロジ情報を認識し、上記トポロジ情報の認識結果に基づいて経路情報を認識することにより、上記複数の交換機間のルーティング経路の設定あるいは経路変更を自動的に行うことを特徴とする通信制御方法。 - 上記複数の交換機は、上記通信線路における瞬断時間が所定時間以下であれば、瞬断ではないと判定することを特徴とする請求項6または7に記載の通信制御方法。
- 上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理することを特徴とする請求項6または7に記載の通信制御方法。
- 上記複数の交換機から配信される経路情報を収集し、通信網全体で管理することを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
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JP2002216298A JP2004064185A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 通信制御システムおよび通信制御方法 |
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