JP2004063080A - スイッチ装置 - Google Patents

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JP2004063080A
JP2004063080A JP2002215407A JP2002215407A JP2004063080A JP 2004063080 A JP2004063080 A JP 2004063080A JP 2002215407 A JP2002215407 A JP 2002215407A JP 2002215407 A JP2002215407 A JP 2002215407A JP 2004063080 A JP2004063080 A JP 2004063080A
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Kenichi Hamada
濱田 謙一
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】回転ダイヤルを備えたスイッチ装置を、低コストで製造することができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチング機構19及びスイッチング機構(図示しない)は、回転ダイヤル13を挟んで、かつ、左右逆向きに設けられている。スイッチング機構19は、カム本体20、プッシャ21、スイッチ17、被押圧体18から構成されている。一方、前記スイッチング機構も、同様な各部材により構成されている。前記回転ダイヤル13を正回転させると、スイッチ17がスイッチングされる。この時、前記スイッチング機構の構成部材であるスイッチはスイッチングされない。一方、回転ダイヤル13を逆回転させると、スイッチ17はスイッチングされない。この時、他方の前記スイッチはスイッチングされる。その結果、回転ダイヤルを備えたスイッチ装置を、ロータリーエンコーダを使用しないことによって、低コストで製造することができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ装置に係り、詳しくは回転操作部材を有するスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
入力装置として使用されるスイッチ装置では、回転ダイヤルを備えるとともにロータリエンコーダを備えたスイッチ装置が公知である。
【0003】
このスイッチ装置は、例えば、回転ダイヤルを正逆回転方向に回転操作自在に設けられており、所定の回転角度ごとにクリック感が得られるように構成されている。この回転ダイヤルは、例えば2相式のロータリエンコーダなどと組み合わされている。前記ロータリエンコーダは1クリックが1回転ステップとなるようにして、その回転方向と回転角度に応じた回転ステップ数の情報を出力する。例えば、正回転方向に2クリック分の回転操作を行うと、+2の回転ステップ数がロータリエンコーダにて検出される。一方、逆方向に2クリック分の回転操作を行うと、−2の回転ステップ数がロータリエンコーダにて検出される。
【0004】
このようなスイッチ装置では回転ダイヤルは、ある特定の操作モードの下で回転操作が行われると、操作時に検出される回転ステップ数に応じて、所要の選択操作や入力操作、また、所要のパラメータ値の変更等が行うようにされている。
【0005】
前記のようなスイッチ装置は、操作時に検出される回転ステップ数に応じて、所要の選択操作や入力操作、また、所要のパラメータ値の変更等ができるため、入力する手段として便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来の回転ダイヤルを備えるスイッチは、ロータリーエンコーダが高価なものであるために、高コストとなってしまう問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ロータリエンコーダと同等に回転ステップ数に応じた入力情報を入力することができ、しかも、ロータリエンコーダを備えたものよりも低コストで製造することができる回転ダイヤルを備えたスイッチ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、正逆回転自在に支持された回転操作部材と、前記回転操作部材の正回転または逆回転に基づいてそれぞれ異なる方向に回転し、第1カム面と第2カム面とを有する第1カム体と、前記回転操作部材の正回転時に伴う前記第1カム体の回転時の第1カム面のカム作用により、第1方向に作動するとともに、前記回転操作部材の逆回転時に伴う第1カム体の回転時の第2カム面のカム作用により第1方向とは異なる第2方向に作動する第1カムフォロワと、前記第1カムフォロワの第1方向への作動に基づいてスイッチング作動する第1スイッチ要素とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記回転操作部材の正逆回転に基づいてそれぞれ異なる方向に回転し、第3カム面と第4カム面とを有するとともに前記第1カム体とは別体の第2カム体と、前記回転操作部材の正回転時に伴う第2カム体の回転時の第3カム面のカム作用により、第3方向に作動するとともに、前記回転操作部材の逆回転時に伴う第2カム体の第4カム面の回転時のカム作用により、第3方向とは異なる第4方向に作動する第2カムフォロワと、前記第2カムフォロワの第3方向への作動に基づいてスイッチング作動する第2スイッチ要素とを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置において、前記第1カム面及び第2カム面を備える突起を第1カム体の回転周面に複数個備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のスイッチ装置において、前記第3カム面及び第4カム面を備える突起を第2カム体の回転周面に複数個備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記第1カム体及び第2カム体は、前記回転操作部材を挟んだ位置に配置されていることを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記第1カムフォロワの第2方向への作動に基づいてスイッチング作動する第3スイッチ要素を第1スイッチ要素とは別に設けたことを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置において、前記第1カムフォロワ又は第2カムフォロワを、第1カム体又は第2カム体側へ付勢する付勢部材を備えたことを要旨とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をオーディオ機器のボリュームスイッチに具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0016】
なお、本実施形態中に記載する上、下、左、右については、文中において特に断らない限り、図1の紙面中における上、下、左、右をいう。また、図1に示す状態を中立状態、図5に示す状態を正回転している状態、図6に示す状態を逆回転している状態として説明する。
【0017】
回転操作部材としての回転ダイヤル13を有するスイッチ装置10は、カーオーディオの側面であるボディ11に設けられている。該ボディ11は、前記カーオーディオ表面に形成された板状の表面部11aを有しており、該表面部11aの一部には透孔11bが形成されている。
【0018】
前記回転ダイヤル13は、円柱形状をなすとともに、前記透孔11bを介して、該回転ダイヤル13の一部が前記ボディ11から外部(本実施形態では上方)に突出するように形成されている。また、前記回転ダイヤル13は、前記ボディ11に対して回転可能に形成されている。
【0019】
前記回転ダイヤル13の両側面の中心には、シャフト14及びシャフト114がそれぞれ固着されており、各シャフトの一端は図示しない軸受によって支持され、その結果、前記回転ダイヤル13は支持されている。また、前記シャフト14及びシャフト114の一部には、それぞれ円柱状をなす第1カム体としてのカム本体20及び第2カム体としてのカム本体120が一体的に形成されている。
【0020】
すなわち、カム本体120は回転ダイヤル13と一体回転可能にされている。
ここで、前記スイッチ装置10は、図2、3に示すように回転ダイヤル13を挟んで両側に、同じ構成部材からなるスイッチング機構19とスイッチング機構119とを備えている。すなわち、スイッチング機構19及びスイッチング機構119は、図2〜4に示すように、前記回転ダイヤル13を挟んで左右逆向きに一対に形成されており、以下に示す作用を目的として構成されている。
【0021】
(1)図5に示すように、前記回転ダイヤル13を正回転させた場合には、第1スイッチ要素としてのスイッチ17がスイッチングされ、一方、第2スイッチ要素としてのスイッチ117はスイッチングされない。
【0022】
(2)図6に示すように、前記回転ダイヤル13を逆回転させた場合には、スイッチ117がスイッチングされ、一方、スイッチ17はスイッチングされない。
【0023】
そこで、まず、スイッチング機構19側の前記スイッチ装置10の構成について説明する。
さて、前記表面部11aから離間したところには、基板15が前記表面部11aと対向するように配置されている。前記基板15の上方(表面部11a存在方向)には、該基板15を覆うように弾性を有するゴム板16が固着されている。該ゴム板16には、コンタクトホルダ17aと被押圧体18が上方向に盛り上がるように一体形成されている。
【0024】
前記コンタクトホルダ17aは、下部周縁に形成された支持部17bを介して前記ゴム板16と一体形成されている。該支持部17bは、肉薄に形成されるとともに、前記ゴム板16と一体形成されることにより、弾性を有するように形成されている。 前記コンタクトホルダ17aの下部には、可動接点17cが固着されている。そして、該可動接点17cの下方において、基板15上には、固定接点17dが配置されている。該固定接点17dは、前記可動接点17cと対向するように、前記基板15上に形成されている。
【0025】
従って、可動接点17cが固定接点17dと離間している状態では、前記基板15の固定接点17dとコンタクトホルダ17aの可動接点17cとの間には離間距離xを有するようにスペースs1が形成される。それとともに、支持部17bの弾性力に抗して前記コンタクトホルダ17aが第1方向としての下方向に移動した際には、両接点はスイッチング作動するようにされている。
【0026】
すなわち、前記コンタクトホルダ17a、支持部17b、可動接点17c及び固定接点17dにより、スイッチ17が形成されている。
一方、前記被押圧体18は、肉薄で、かつ、弾性を有する支持部18aを介して前記ゴム板16と一体形成されている。被押圧体18は、プッシャ21に押圧されていない状態では、支持部18aの弾性力により支持されて、前記基板15とは、離間距離xよりも長い距離z離間して配置されている。従って、被押圧体18が基板15と離間している状態では、前記基板15と被押圧体18との間には逃げスペースs2が形成されている。前記被押圧体18は、支持部18aの弾性力に抗して下動可能とされている。また、前記被押圧体18の上面は、前記シャフト14の軸線方向を向くように斜状の平面を有するように形成されている。
【0027】
コンタクトホルダ17a、被押圧体18、支持部17b,18aは、付勢部材に相当する。
図2、図3に示すように前記表面部11aと基板15との間には、前記表面部11aから下方に一体的に延出して形成された第1隔壁11cと第2隔壁11eとが設けられている。前記第1隔壁11cは、前記カム本体20の一部を囲むように、断面L字型に形成され、その一端には、断面略長方形状に形成されたガイド部11dが形成されている。また、前記第2隔壁11eは、前記表面部11aから垂直方向に延出された板状に形成されている。
【0028】
次にスイッチング機構19について詳述する。スイッチング機構19は、カム本体20、第1カムフォロワとしてのプッシャ21、スイッチ17、被押圧体18とから構成されている。
【0029】
前記カム本体20の回転周面には、複数(本実施形態では8つ)の突起としてのカム突起23が所定の間隔をおいて等角度に設けられている。前記各カム突起23は、第1カム面としてのカム第1面部23aと、第2カム面としてのカム第2面部23bとを有する断面三角形状に形成されている。また、該カム突起23の頂点の高さyは前記カム本体の周面から離間距離xよりも若干長くなるように形成されている。
【0030】
前記カム第1面部23aは、カム本体20が正回転時にプッシャ21の上端面を摺接可能にカム本体20に対して、その略接線方向に向かって延びて形成されている。一方、前記は、カム本体20が逆回転時に、プッシャ21の側端面22bを摺接可能に前記カム本体20に対して、その略径方向に向かって延びて形成されている。
【0031】
前記プッシャ21は断面略T字状に形成されている。すなわち、プッシャ21の下部は左右方向にそれぞれ延出された第2押圧部25と、第1押圧部24が形成され、両押圧部の連結部からは上方に延出された従動部22が形成されている。
【0032】
一対のピン26は、前記両押圧部の連結部(プッシャ21の下部中央部)において、回転ダイヤル側側面及び反回転ダイヤル側側面からそれぞれ突出されるとともに、円柱状に形成されている。
【0033】
前記一対のピン26に対応して、一対のガイド側壁12が前記ボディ11から下方に延出するように形成されている。各ガイド側壁12は板状に形成されるとともに、上下方向に延びたガイド孔12aを備え、同ガイド孔12aにピン26が上下方向に摺接自在、かつ、揺動自在に挿入されている。すなわち、プッシャ21は、ガイド孔12aによって、上下動及び揺動自在にされている。
【0034】
前記第1押圧部24は、中立状態において、コンタクトホルダ17aの上面と当接し、コンタクトホルダ17aにより上方に付勢されている。なお、この状態では、基板15の固定接点17dとコンタクトホルダ17aの可動接点17cとの間には離間距離xを有する。
【0035】
一方、プッシャ21が、ピン26を中心として、図1において、反時計回り方向に回転した際、第1押圧部24は、前記コンタクトホルダ17aと離間するように配置され、その上部先端が、前記第1隔壁11cの下面と当接可能とされている。その結果、前記プッシャ21が所定の範囲を超えて回転することを防止している。
【0036】
前記第2押圧部25は、中立状態において、被押圧体18の上面と当接し、被押圧体18により、上方に付勢されている。なお、この状態では、被押圧体18は基板15と距離z離間している。また、中立状態において、第2押圧部25は、前記第2隔壁11eの下端と当接するように配置されている。
【0037】
従動部22には、その上端に鋭角部が形成され、中立状態において、コンタクトホルダ17a、被押圧体18の付勢力により鋭角部が前記各カム突起23の谷部に当接されている。
【0038】
前記従動部22の上端面22aは、前記回転ダイヤル13が正回転した際に、正回転方向側に位置するカム第1面部23aと係合し、摺接可能に斜状に形成されている。
【0039】
従動部22のガイド部11d側の側端面22bは、中立状態及び回転ダイヤル13を正回転して、スイッチ装置10が中立状態から、正回転している状態に至るまで、前記ガイド部11dと当接可能とされている。この結果、カム本体20の反時計回り方向の回転時にカム第1面部23aと従動部22の上端面22aの係合により、プッシャ21には、ピン26を回転中心として時計回り方向に回転モーメントが働く。しかし、第2押圧部25が第2隔壁11eに当接するとともに側端面22bがガイド部11dに当接しているため、プッシャ21は回転せず、ガイド孔12aに沿って下方に移動する。
【0040】
一方、前記側端面22bは、カム本体20の時計回り方向の回転時に前記カム第2面部23bによって、左方に押圧され、プッシャ21がピン26を中心として反時計回り方向へ回転した際には、前記ガイド部11dと離間する。
【0041】
なお、スイッチング機構119を構成する各部材及びスイッチング機構119に関係する周辺の部材(以下、単にスイッチング機構119を構成する各部材等という)は、スイッチング機構19を構成する各部材及びスイッチング機構19に関係する周辺の部材と同じである。従って、スイッチング機構119等において、スイッチング機構19及びスイッチング機構119に関係する周辺の部材と対応する部材には、スイッチング機構19側の各部材の符号に100を加算した符号を付してその説明を省略する。
【0042】
又、スイッチング機構119側にも、スイッチング機構19側に設けられた第1隔壁、第2隔壁を備えている。これらの隔壁のプッシャ121に対する機能は、スイッチング機構19側の第1隔壁11c、第2隔壁11eにおけるプッシャ21に対する機能と同様であるため、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0043】
なお、スイッチング機構119のカム第1面部123aは第3カム面に相当し、カム第2面部123bは第4カム面に相当する。
又、スイッチング機構119は、スイッチング機構19が中立状態の時に同時に中立状態となるように、スイッチング機構119側の複数のカム突起123間の谷部は、スイッチング機構19側の複数のカム突起23間の谷部と対応するように形成されている。
【0044】
前記スイッチング機構119において、カム突起123は突起に相当し、コンタクトホルダ117a、被押圧体118、支持部117b,118aは、付勢部材に相当する。
【0045】
次に前記スイッチ装置10の作用について、図1、5、6に基づいて説明する。
まず、スイッチング機構19の作用について説明する。
【0046】
なお、スイッチング機構19、119は既に中立状態であるものとする。
さて、操作者は、オーディオ機器のボリュームを上げたいと思った場合には、前記回転ダイヤル13を正回転(図1において反時計回り方向)させる。すると、カム本体20は、前記シャフト14を介して、反時計回り方向へ回転する。カム本体20の反時計回り方向の回転時にカム第1面部23aと従動部22の上端面22aの係合により、プッシャ21には、ピン26を回転中心として時計回り方向に回転モーメントが働く。しかし、第2押圧部25が第2隔壁11eに当接するとともに側端面22bがガイド部11dに当接しているため、プッシャ21は回転せず、ガイド孔12aに沿って下方に移動する。このプッシャ21の下動は、コンタクトホルダ17a,支持部17b,被押圧体18,支持部18aの付勢力に抗して行われる。
【0047】
そして、コンタクトホルダ17aは、図5に示すように前記プッシャ21の第1押圧部24に上方から押され、前記可動接点17cは、前記固定接点17dに対して接続される。なお、コンタクトホルダ17aの移動距離は、離間距離xであり、プッシャ21の移動距離yよりも短いが、その差分は、コンタクトホルダ17a,支持部117bの撓み変形により吸収される。
【0048】
この結果、スイッチ17がスイッチングされオン状態にされる。なお、前記被押圧体18は、前記第2押圧部25に押圧された際、逃げスペースs2により、距離y分の下動を許容する。
【0049】
さらに、前記カム本体20が反時計回り方向へ回転され、従動部22がカム突起23の頂点を越えると、前記プッシャ21は、コンタクトホルダ17a,支持部17b,被押圧体18,支持部18aの付勢力によって、上方向に押される。
そして、前記従動部22はカム突起23間の谷部に当接し、前記スイッチング機構19は中立状態に戻ることにより、スイッチ17はオフ作動する。
【0050】
この1回のオンオフ作動(スイッチング)により、スイッチ17から1つのパルス信号が図示しない制御回路に入力され、制御回路は、入力された1つのパルス信号に基づいて所定量のボリュームアップを行う。また、プッシャ21のカム突起23による上下動の作用により、節度感が操作者に付与される。
【0051】
次に、操作者は、オーディオ機器のボリュームを下げたいと思った場合には、前記回転ダイヤル13を逆回転(図1において時計回り方向)させる。すなわち、前記カム本体20は、前記シャフト14を介して、時計回り方向へ回転する。
その結果、前記プッシャ21は、前記従動部22の側端面22bと係合する前記カム第2面部23bにより、左方向に押圧される。すなわち、前記プッシャ21には、ピン26を中心として第2方向としての反時計回り方向に回転モーメントが働く。
【0052】
すると、プッシャ21は、図6に示すように被押圧体18,支持部18aの付勢力に抗して反時計回りに揺動し、その結果、前記第1押圧部24は、前記コンタクトホルダ17aと離間する。従って、逆回転している状態においては、前記スイッチ17は、スイッチングされずオフ状態を維持する。
【0053】
一方、前記第2押圧部25は、被押圧体18を下方向に押圧する。この際、逃げスペースs2により、前記第2押圧部25の押圧に伴う前記被押圧体18の移動が許容される。
【0054】
そして、さらに前記カム本体20が時計回り方向へ回転され、従動部22がカム突起23の頂点を越えると、前記プッシャ21は、被押圧体18,支持部18aの付勢力によって、ピン26を中心として、時計回り方向に揺動する。そして、前記従動部22はカム突起23間の谷部に当接し、前記スイッチング機構19は中立状態に戻る。
【0055】
ここで、プッシャ21における反時計回りの揺動は、前記第1隔壁と第1押圧部24が当接することにより、所定範囲で制限される。
次にスイッチング機構119の作用について説明する。
【0056】
さて、スイッチング機構19が中立状態の時にスイッチング機構119も同時に中立状態となるように、スイッチング機構119側の複数のカム突起123間の谷部は、前記スイッチング機構19側の複数のカム突起23間の谷部とそれぞれ対応するように形成されている。
【0057】
前記カム本体20を反時計回り方向へ回転した時、図1と逆側からスイッチング機構119を見るとカム本体120は時計回り方向へ回転している。すなわち、スイッチング機構119の作用は、上述した前記カム本体20が時計回り方向へ回転している時のスイッチング機構19の作用と同様である。従って、第2カムフォロワとしてのプッシャ121は、図1と逆側から見て、第4方向としての反時計回りに揺動回転し、スイッチ117はスイッチングされない。
【0058】
そして、さらに前記カム本体120が回転されると、前記プッシャ21は、被押圧体118,支持部118aの付勢力によって、ピン116を中心として、時計回り方向に揺動し、その結果、スイッチング機構119は中立状態に戻る。すなわち、スイッチ117はオフ状態を維持する。
【0059】
一方、前記カム本体20を時計回り方向へ回転した時、逆方向からスイッチング機構119を見るとカム本体120は反時計回り方向へ回転している。すなわち、スイッチング機構119の作用は、上述した前記カム本体20の反時計回り方向へ回転している時のスイッチング機構19の作用と同様である。従って、プッシャ121は、第3方向としての下方向に移動し、前記コンタクトホルダ117aを上方から押圧することにより、スイッチ117はスイッチングされ、オン状態となる。
【0060】
そして、さらに前記カム本体120が回転されると、プッシャ121は、コンタクトホルダ117a,支持部117b,被押圧体118,支持部118aの付勢力によって、上方向に押される。その結果、スイッチング機構119は中立状態に戻り、スイッチ117はオフ作動する。
【0061】
この1回のオンオフ作動により、スイッチ17から1つのパルス信号が図示しない制御回路に入力され、制御回路は、入力された1つのパルス信号に基づいて所定量のボリュームダウンを行う。又、また、プッシャ121のカム突起123による上下動の作用により、節度感が操作者に付与される。
【0062】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、回転ダイヤル13を有するスイッチ装置10を、主に、カム突起23、カム本体20、プッシャ21、スイッチ17、及び被押圧体18とを備えるスイッチング機構19と、該スイッチング機構19と同様な構造からなるスイッチング機構119とから構成している。
【0063】
従って、回転ダイヤル13を備えるスイッチ装置10において、スイッチ17を除いて、ロータリーエンコーダ等の電気的作用を持つ部品を備える必要がなく、比較的簡単な構造のみから前記スイッチ装置10を形成したので、従来に比べて低コストで前記スイッチ装置10を製造することができる。
【0064】
(2)上記実施形態では、全く同じ部材から構成される2つのスイッチング機構を、上記実施形態におけるスイッチ装置10の主要部として備えている。
従って、スイッチ装置10の構成部材の生産において、関係部品の量産効果によるコストダウンを図ることができる。
【0065】
(3)上記実施形態では、スイッチング機構19とスイッチング機構119とを図2、3、4に示すように左右逆向きに配置した。
従って、回転ダイヤル13を正回転した場合、スイッチ17はスイッチングされる一方、スイッチ117はスイッチングされない。また、回転ダイヤル13を逆回転した場合、スイッチ117はスイッチングされる一方、スイッチ17はスイッチングされない。すなわち、二つのスイッチ17及びスイッチ117を別々にスイッチング操作することができるため、オーディオのボリュームの上げ下げを、回転ダイヤル13の回転方向に基づいて容易に行うことができる。その結果、ロータリエンコーダと同等に回転ステップ数に応じた入力情報を入力できるスイッチ装置を製造できる。
【0066】
(4)上記実施形態では、スイッチ装置10は、プッシャ21を中立状態の位置に戻す被押圧体18及び支持部18aを備えている。一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
【0067】
従って、回転ダイヤル13の回転において、2方向の回転に伴って2種類の反復的な作用を施すことが可能となる。その結果、被押圧体18、被押圧体118を設けずに、一方向の回転を禁止する回転禁止手段を備えたような場合と比較して、前記回転ダイヤル13の操作感が向上する。
【0068】
(5)上記実施形態では、カム本体20は複数のカム突起23を備えている。
一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
従って、カム突起23又はカム突起123が一つだけ設けられている場合と比較して、回転ダイヤル13を少し回転させるだけで、スイッチ17又はスイッチ117をスイッチングすることができる。
【0069】
(6)上記実施形態では、被押圧体18と基板15との間に該被押圧体18を収納するための逃げスペースs2を形成するとともに、該逃げスペースs2の高さを離間距離xよりも大きい距離zに形成した。一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
【0070】
従って、逃げスペースs2を設けない場合と比較して、前記被押圧体18及び支持部18a、被押圧体118及び支持部118aの付勢力を有効に利用できる。その結果、プッシャ21、プッシャ121の作動を円滑にすることでき、回転ダイヤル13の操作感が向上される。
【0071】
(7)上記実施形態では、上端面22aを、前記回転ダイヤル13が正回転する際に、前記カム第1面部23aと係合し、摺接移動するように斜状に形成した。一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
【0072】
従って、正回転、逆回転時において、回転ダイヤル13を円滑に回転させることができるとともに、回転に伴うスイッチングを滑らかに行うことができる。
(8)上記実施形態では、被押圧体18の上面を、前記シャフト14の軸線方向を向くように斜状に形成した。一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
【0073】
従って、プッシャ21及びプッシャ121は、逆回転している状態から中立状態に戻る際において、適格に中立状態に戻ることができる。
(9)上記実施形態では、従動部22には、その上端に鋭角部が形成され、中立状態において、コンタクトホルダ17a、被押圧体18の付勢力により鋭角部が前記各カム突起23の谷部に当接されている。一方、スイッチング機構119においても同様な構造とした。
【0074】
従って、回転ダイヤル13の回転に伴うプッシャ21及びプッシャ121における上下動の作用により、節度感が操作者に付与される。その結果、操作者は、スイッチ装置10において所定のスイッチング操作が行われたことを認識することができる。
【0075】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図7〜図9に基づいて説明する。第2実施形態では、第1実施形態と比して、3つの点で相違している。すなわち、スイッチング機構119の省略、プッシャ21の形状、第3スイッチ要素の設置の点で異なる。
【0076】
尚、第2実施形態を含む以下の各実施形態においては、既に説明した実施形態の構成と同一構成又は相当する構成については、同一番号を付しその重複説明を省略する。
【0077】
なお、本実施形態中に記載する上、下、右、左については、文中において特に断らない限り、図7の紙面中における上、下、右、左をいう。また、図7に示す状態を中立状態、図8に示す状態を正回転している状態、図9に示す状態を逆回転している状態として説明する。
【0078】
第2実施形態では、スイッチ装置80は、回転ダイヤル13に対して、一方向側のみにスイッチング機構79を備えている。該スイッチング機構79は、第1カム体としてのカム本体20、第1カムフォロワとしてのプッシャ21、第1スイッチ要素としてのスイッチ17、第3スイッチ要素としてのスイッチ77、付勢部材としての被押圧体18から構成されている。
【0079】
前記スイッチ77は、前記スイッチ17と同様な構造に形成されている。すなわち基板15を覆うように上方に固着されたゴム板16は、第1実施形態におけるゴム板16と、新たにコンタクトホルダ77a及び支持部77bを一体形成した点で異なっている。
【0080】
従って、コンタクトホルダ77a、支持部77b、可動接点77c及び固定接点77dから第3スイッチ要素としてのスイッチ77が構成されている。
前記プッシャ21は、第1実施形態におけるプッシャ21の第2押圧部25側の端部を延設して形成された第3押圧部27を有している。該第3押圧部27は、図8に示すように、プッシャ21が第1方向としての下方向に中立状態の位置から平行に離間距離x移動しても、前記コンタクトホルダ77aを押圧することがないように、左斜め上方に延出されている。一方、同第3押圧部27は、図9に示すように、プッシャ21が第2方向としての反時計回り方向に揺動する際において、前記コンタクトホルダ77aと当接するのに適するように斜状に延びて形成されている。従って、従動部22、側端面22b、第1押圧部24、第2押圧部25及びピン26からプッシャ21が構成されている。
【0081】
次に前記スイッチ装置80の作用について説明する。
中立状態から前記回転ダイヤル13を正回転した場合、すなわち前記カム本体20を反時計回り方向へ回転した場合におけるスイッチ装置80の作用は第1実施形態におけるスイッチ装置10の作用と同様である。すなわち、図8に示すように、カム第1面部23aと従動部22の上端面22aとの係合及び、プッシャ21における支持構造により、前記プッシャ21は、距離y下動する。従って、前記第3押圧部27は距離y下動する。その結果、前記第3押圧部27は、前記コンタクトホルダ77aを押圧することがないため、スイッチ77はスイッチングされず、オフ状態を維持する。
【0082】
次に、操作者は、オーディオ機器のボリュームを下げたいと思った場合に、前記回転ダイヤル13を逆回転させる。すなわち、前記カム本体20は、前記シャフト14を介して、時計回り方向へ回転される。その結果、前記プッシャ21は、前記ピン26を中心にして、第2方向としての反時計回り方向へ揺動する。すると、コンタクトホルダ77aは、前記プッシャ21の第3押圧部27に上方から押され、前記可動接点77cは、前記固定接点77dに対して接続される。なお、コンタクトホルダ77aの移動距離は、離間距離xである。この結果、スイッチ77がスイッチングされオン状態にされる。
【0083】
さらに、前記カム本体20が時計回り方向へ回転され、従動部22がカム突起23の頂点を越えると、前記プッシャ21は、被押圧体18,支持部18a,コンタクトホルダ77a,支持部77bの付勢力によって、ピン26を中心として、時計回り方向に揺動する。なお、コンタクトホルダ77a,支持部77bの付勢力は、第3押圧部27がコンタクトホルダ77aから離間するまで作用し、被押圧体18,支持部18aの付勢力は、常時作用する。そして、前記従動部22はカム突起23間の谷部に当接し、前記スイッチング機構79は中立状態に戻り、その結果、スイッチ77はオフ作動する。
【0084】
この1回のオンオフ作動により、スイッチ127から1つのパルス信号が図示しない制御回路に入力され、制御回路は、入力された1つのパルス信号に基づいて所定量のボリュームダウンを行う。
【0085】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(10)第2実施形態では、スイッチング機構79に第3スイッチ要素としてのスイッチ77を設けるとともに、プッシャ21にコンタクトホルダ77aを押圧するための第3押圧部27を延設した。
【0086】
従って、スイッチ77が、前記第1実施形態のスイッチ117に代替して作用されることにより、前記第1実施形態に記載の効果(1),(3),(4),(5)に相当する効果が得られる。また、前記第1実施形態に記載の効果(6),(7),(8),(9)においては、スイッチング機構119を構成する部材が発揮する効果を除く効果は、なお維持、発揮されるため、本実施形態においても相当の効果が得られる。
【0087】
また本実施形態によれば、上記記載の効果に加えて、1つのスイッチング機構のみで、上記諸効果を得ることができるため、回転ダイヤルを備えたスイッチ装置の製造コストをさらに下げることができる。
【0088】
(11)第2実施形態では、スイッチング機構79に第3スイッチ要素としてのスイッチ77を設けるとともに、プッシャ21に第3押圧部27を延設した。
従って、回転ダイヤルを備えたスイッチ装置を第1実施形態の場合と比較して、小型化することができる。
【0089】
なお、上記各実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
○第1実施形態では、二つのスイッチング機構19及びスイッチング機構119を、回転ダイヤル13を挟んで、かつ、左右逆向きに設けたが、図10に示すようなスイッチ装置90に形成してもよい。すなわち、回転ダイヤル13を省略するとともに、カム本体20とカム本体120とを併設して固着し、前記カム本体20及びカム本体120からみて同方向に延びたシャフト14の一端に前記回転ダイヤル13を固着して形成してもよい。このようにスイッチ装置90を形成すれば、回転ダイヤル13全体を表面部10aから露出して形成することができる。
【0090】
○被押圧体18、コンタクトホルダ17aの下方にコイルスプリングを設けてもよい。このようにすれば、被押圧体18、支持部18a、コンタクトホルダ17a及び支持部17bのプッシャ21に対する付勢力に、前記コイルスプリングが発揮する付勢力を加えることができる。
【0091】
又、こうすると、被押圧体18、支持部18a、コンタクトホルダ17a及び支持部17bをゴム板16と同材質ではなく、単に可撓性を備えた部材にて形成した場合、このコイルスプリングを付勢部材として機能させることができる。
【0092】
すなわち、コイルスプリングにて、プッシャ21(第1カムフォロワ)又はプッシャ121(第2カムフォロワ)を、カム本体20(第1カム体)又はカム本体120(第2カム体)側へ付勢することができる。
【0093】
○上記各実施形態では、スイッチ装置10をオーディオのボリューム調整スイッチとして使用したが、例えば、エアコンの温度調整スイッチや、マウス等に使われているパソコン画面におけるカーソル位置調整スイッチ等の他のスイッチに使用してもよい。
【0094】
○第1実施形態では、2つのスイッチング機構を有するスイッチ装置10を形成したが、一方のスイッチング機構、例えば、スイッチング機構119を省略したスイッチ装置10を形成してもよい。
【0095】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(1)前記第1カムフォロワは、第2方向及び反第2方向へ揺動自在にかつ、第1方向及び反第1方向へ移動自在に支持されており、
前記第1カム体の周部には、第1突起が設けられ、
同第1突起には、
前記回転操作部材の正回転時に伴う同第1カム体の回転時に第1カムフォロワを押圧して、第2方向へ揺動させる第2カム面を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
【0096】
(2)前記第2カムフォロワは、第3方向及び反第3方向へ揺動自在に、かつ、第4方向及び反第4方向へ移動自在に支持されており、
前記第2カムフォロワを押圧して、第4方向へ揺動させる第4カム面を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスイッチ装置。
【0097】
【発明の効果】
以上詳述したように、ロータリーエンコーダを使用しない回転ダイヤルを備えたスイッチ装置において、ロータリエンコーダと同等に回転ステップ数に応じた入力情報を入力することができ、しかも、ロータリエンコーダを備えたものよりも低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスイッチ装置の中立状態を示す正断面図。
【図2】図1のスイッチ装置の側断面図。
【図3】図1のスイッチ装置の平面図。
【図4】図2におけるA−A矢視断面図。
【図5】図1のスイッチ装置の正回転している状態を示す正断面図。
【図6】図1のスイッチ装置の逆回転している状態を示す正断面図。
【図7】この発明のスイッチ装置の第2の中立状態を示す正断面図。
【図8】この発明のスイッチ装置の第2の正回転している状態を示す正断面図。
【図9】この発明のスイッチ装置の第2の逆回転している状態を示す正断面図。
【図10】この発明のスイッチ装置の別例を示す側断面図
【符号の説明】
10,80…スイッチ装置、
13…回転操作部材としての回転ダイヤル
17…第1スイッチ要素としてのスイッチ
17…第1スイッチ要素としてのスイッチ、
17a…付勢部材としてのコンタクトホルダ
17b…付勢部材としての支持部
18,118…付勢部材としての被押圧体
18a…付勢部材としての支持部
19…第1カム体としてのカム本体
21…第1カムフォロワとしてのプッシャ
23,123…突起としてのカム突起
23a…第1カム面としてのカム第1面部
23b…第2カム面としてのカム第2面部
77…第3スイッチ要素としてのスイッチ
117…第2スイッチ要素としてのスイッチ
120…第2カム体としてのカム本体
121…第2カムフォロワとしてのプッシャ
123a…第3カム面としてのカム第1面部
123b…第4カム面としてのカム第2面部

Claims (7)

  1. 正逆回転自在に支持された回転操作部材と、
    前記回転操作部材の正回転または逆回転に基づいてそれぞれ異なる方向に回転し、第1カム面と第2カム面とを有する第1カム体と、
    前記回転操作部材の正回転時に伴う前記第1カム体の回転時の第1カム面のカム作用により、第1方向に作動するとともに、前記回転操作部材の逆回転時に伴う第1カム体の回転時の第2カム面のカム作用により第1方向とは異なる第2方向に作動する第1カムフォロワと、
    前記第1カムフォロワの第1方向への作動に基づいてスイッチング作動する第1スイッチ要素とを備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記回転操作部材の正逆回転に基づいてそれぞれ異なる方向に回転し、第3カム面と第4カム面とを有するとともに前記第1カム体とは別体の第2カム体と、
    前記回転操作部材の正回転時に伴う第2カム体の回転時の第3カム面のカム作用により、第3方向に作動するとともに、前記回転操作部材の逆回転時に伴う第2カム体の第4カム面の回転時のカム作用により、第3方向とは異なる第4方向に作動する第2カムフォロワと、
    前記第2カムフォロワの第3方向への作動に基づいてスイッチング作動する第2スイッチ要素とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記第1カム面及び第2カム面を備える突起を第1カム体の回転周面に複数個備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第3カム面及び第4カム面を備える突起を第2カム体の回転周面に複数個備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記第1カム体及び第2カム体は、前記回転操作部材を挟んだ位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ装置。
  6. 前記第1カムフォロワの第2方向への作動に基づいてスイッチング作動する第3スイッチ要素を第1スイッチ要素とは別に設けたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  7. 前記第1カムフォロワ又は第2カムフォロワを、第1カム体又は第2カム体側へ付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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