JP2004062285A - 生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用icカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法 - Google Patents
生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用icカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】通院患者の生体情報を確実に記録して的確な治療が行なえるサービスを提供すること。
【解決手段】サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれたICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いる医療端末とを備え、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、患者の個人情報と測定された生体情報と加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とするシステム。
【選択図】図1
【解決手段】サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれたICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いる医療端末とを備え、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、患者の個人情報と測定された生体情報と加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とするシステム。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用ICカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通院患者の中には、自己の生体情報を、定期的に自身で記録し、診察の際に提出することが求められている人がいる。
【0003】
例えば、通院の糖尿病患者の場合、病院から糖尿病手帳が配布される。患者は、自己の血糖値と血圧を定期的に自身で測定し、この手帳に測定値を記入してグラフを作成する。そして、診察の際に、この手帳を医師に見せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、患者の手作業で、生体情報の記録が行なわれる為、生体情報の記録間違い、記録忘れが発生する可能性が高く、また在宅療養の為、医師が、患者の生体情報をリアルタイムで把握することができなかった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決することを目指してなされたもので、通院患者の生体情報を確実に記録して的確な治療が行なえるサービスを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムであって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービスシステムとしたものである。
【0007】
また請求項2の発明では、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードであって、
患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス用ICカードとしたものである。
【0008】
また請求項3の発明では、サーバであって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス用サーバとしたものである。
【0009】
また請求項4の発明では、サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムが実行する方法であって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービス方法としたものである。
【0010】
また請求項5の発明では、ICカードに対して実行される方法であって、
患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行され、
患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス方法。
【0011】
また請求項6の発明では、サーバが実行する方法であって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス方法としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
【0013】
1.構成
本発明システムは、図1に例示するように、少なくとも、ICカード1と、医療端末2と、サーバ4と、クライアント5とを備える。
【0014】
ICカード1は、患者に対して病院が発行するものである。ICカードには、サーバ4へのアクセス権の記録がなされており、また、医療端末2で得られた情報を記録するエリアがある。
【0015】
医療端末2は、患者に対して病院が貸与するか、或いは患者自身が購入したものである。医療端末2は、患者の生体情報を測定する機能と、測定された生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工する機能と、図表や文字等で表現された生体情報を表示する機能と、ICカード1に対して読書きする機能と、サーバ4との間で情報(データ)通信をする機能とを有する。
図1の例では、医療端末2は、外部の携帯電話機又は電話機3を経由して、サーバ4との間で情報(データ)通信を行なっている。もちろん、医療端末2自身が、携帯電話機又は電話機3を内蔵しても良い。
【0016】
サーバ4は、第三者のサービス会社によって運用される。サーバ4は、医療端末2との間で情報(データ)通信を行なう機能と、クライアント5との間で情報(データ)通信を行なう機能とを有する。
【0017】
病院は、クライアント5を所持する。患者も、クライアント5を所持しても良い。クライアント5は、パソコンなどのコンピュータであって、サーバ4との間で情報(データ)通信を行なう機能と、ICカード1に対して読書きする機能とを有する。
【0018】
2.サービス
ここでは、本発明システムよって提供されるサービスを、以下に説明する。
【0019】
病院は、外来患者に対してICカード1を発行する。発行する際、病院は、患者の個人情報を、ICカード1に書き込む。この個人情報には、個人を識別する個人識別情報が含まれる。また、医療端末2の測定条件を書き込んでも良い。これらの書き込みは、クライアント5によって行なっても良い。
また病院は、患者に、医療端末2を貸し出すか、或いは購入してもらう。
また病院は、医療端末2で生体情報を測定する患者のスケジュールを、クライアント5に入力し、サーバ4に送信する。
【0020】
患者は、決められたスケジュールに従って、自宅や勤務先など都合の良い所で、医療端末2を用いて、自己の生体情報を測定する。その時、医療端末2は、ICカード1から患者の個人情報を読み込む。また、医療端末2は、ICカード1から測定条件を読み込み、この測定条件に従って、患者の生体情報を測定しても良い。
医療端末2は、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と、加工された生体情報とをICカード1に書き込む。また、医療端末2は、患者の個人情報と、測定した生体情報と、加工された生体情報とを、サーバ4に送信する。
【0021】
サーバ4は、送信されて来た、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを、患者別に記録する。
また、サーバ4は、決められたスケジュールに従って患者から生体情報が送信されているか否かをチェックし、未送信者に送信を促す。例えば、サーバ4は、未送信者に送信を促す情報を、医療端末2に表示させる。また例えば、図1に例示するように、医療端末2が、携帯電話機又は電話機3を経由して、サーバ4と情報(データ)通信を行なう場合、サーバ4は、未送信者の携帯電話機又は電話機3に、送信を促す電話を掛ける。
【0022】
病院は、クライアント5からサーバ4にアクセスし、加工された生体情報を入手して、外来患者を治療する。
【0023】
3.その他
患者は、医療端末2、病院又は個人のクライアント5で、ICカード1の個人情報を読み取ることにより、サーバ4にアクセスし、自分の加工された生体情報を知ることができる。
また、患者は、個人のクライアント5で、直接ICカード1に記録されている情報を読み込んで、この情報を知ることができる。
【0024】
ICカード1に、患者の個人情報、サーバー4へのアクセス権の記録があるので、旅行や出張或いは引越等の事情で掛り付けの病院に通えなくなった場合でも、同サービスを利用している他の病院にICカード1を持参すれば、この病院は、サーバ4にアクセスでき、記録されている生体情報を治療に生かすことができる。
【0025】
また、医療端末2からサーバ4に生体情報を送信することができない場合があっても、ICカード1を病院に持参することにより、ICカード1から生体情報を得ることができ、同様に正確な治療を受けることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によって、患者は、自己の生体情報を測定するだけで、測定した生体情報が図表や文字等で表現されたものに加工され、測定した生体情報と共に加工された生体情報がサーバに送信されて記録される。また、患者が自己の生体情報を測定し忘れると、サーバから送信を促される。さらに、医師は、クライアントからサーバにアクセスすることにより、患者の生体情報をリアルタイムに把握することができる。
【0027】
従って、本発明は、通院患者の生体情報を確実に記録して的確な治療が行なえるサービスを提供できる。
【0028】
またICカードを介在させることにより、高齢者等にハードルの高いデータ送信等の作業をさせることなくとも、通院時に医師に、ICカードを手渡すことなどにより、正確な情報を医師と患者が共有でき、より精度の高い治療・指導に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…ICカード
2…医療端末
3…携帯電話機又は電話機
4…サーバ
5…クライアント
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用ICカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通院患者の中には、自己の生体情報を、定期的に自身で記録し、診察の際に提出することが求められている人がいる。
【0003】
例えば、通院の糖尿病患者の場合、病院から糖尿病手帳が配布される。患者は、自己の血糖値と血圧を定期的に自身で測定し、この手帳に測定値を記入してグラフを作成する。そして、診察の際に、この手帳を医師に見せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、患者の手作業で、生体情報の記録が行なわれる為、生体情報の記録間違い、記録忘れが発生する可能性が高く、また在宅療養の為、医師が、患者の生体情報をリアルタイムで把握することができなかった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決することを目指してなされたもので、通院患者の生体情報を確実に記録して的確な治療が行なえるサービスを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムであって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービスシステムとしたものである。
【0007】
また請求項2の発明では、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードであって、
患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス用ICカードとしたものである。
【0008】
また請求項3の発明では、サーバであって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス用サーバとしたものである。
【0009】
また請求項4の発明では、サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムが実行する方法であって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービス方法としたものである。
【0010】
また請求項5の発明では、ICカードに対して実行される方法であって、
患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行され、
患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス方法。
【0011】
また請求項6の発明では、サーバが実行する方法であって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス方法としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
【0013】
1.構成
本発明システムは、図1に例示するように、少なくとも、ICカード1と、医療端末2と、サーバ4と、クライアント5とを備える。
【0014】
ICカード1は、患者に対して病院が発行するものである。ICカードには、サーバ4へのアクセス権の記録がなされており、また、医療端末2で得られた情報を記録するエリアがある。
【0015】
医療端末2は、患者に対して病院が貸与するか、或いは患者自身が購入したものである。医療端末2は、患者の生体情報を測定する機能と、測定された生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工する機能と、図表や文字等で表現された生体情報を表示する機能と、ICカード1に対して読書きする機能と、サーバ4との間で情報(データ)通信をする機能とを有する。
図1の例では、医療端末2は、外部の携帯電話機又は電話機3を経由して、サーバ4との間で情報(データ)通信を行なっている。もちろん、医療端末2自身が、携帯電話機又は電話機3を内蔵しても良い。
【0016】
サーバ4は、第三者のサービス会社によって運用される。サーバ4は、医療端末2との間で情報(データ)通信を行なう機能と、クライアント5との間で情報(データ)通信を行なう機能とを有する。
【0017】
病院は、クライアント5を所持する。患者も、クライアント5を所持しても良い。クライアント5は、パソコンなどのコンピュータであって、サーバ4との間で情報(データ)通信を行なう機能と、ICカード1に対して読書きする機能とを有する。
【0018】
2.サービス
ここでは、本発明システムよって提供されるサービスを、以下に説明する。
【0019】
病院は、外来患者に対してICカード1を発行する。発行する際、病院は、患者の個人情報を、ICカード1に書き込む。この個人情報には、個人を識別する個人識別情報が含まれる。また、医療端末2の測定条件を書き込んでも良い。これらの書き込みは、クライアント5によって行なっても良い。
また病院は、患者に、医療端末2を貸し出すか、或いは購入してもらう。
また病院は、医療端末2で生体情報を測定する患者のスケジュールを、クライアント5に入力し、サーバ4に送信する。
【0020】
患者は、決められたスケジュールに従って、自宅や勤務先など都合の良い所で、医療端末2を用いて、自己の生体情報を測定する。その時、医療端末2は、ICカード1から患者の個人情報を読み込む。また、医療端末2は、ICカード1から測定条件を読み込み、この測定条件に従って、患者の生体情報を測定しても良い。
医療端末2は、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と、加工された生体情報とをICカード1に書き込む。また、医療端末2は、患者の個人情報と、測定した生体情報と、加工された生体情報とを、サーバ4に送信する。
【0021】
サーバ4は、送信されて来た、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを、患者別に記録する。
また、サーバ4は、決められたスケジュールに従って患者から生体情報が送信されているか否かをチェックし、未送信者に送信を促す。例えば、サーバ4は、未送信者に送信を促す情報を、医療端末2に表示させる。また例えば、図1に例示するように、医療端末2が、携帯電話機又は電話機3を経由して、サーバ4と情報(データ)通信を行なう場合、サーバ4は、未送信者の携帯電話機又は電話機3に、送信を促す電話を掛ける。
【0022】
病院は、クライアント5からサーバ4にアクセスし、加工された生体情報を入手して、外来患者を治療する。
【0023】
3.その他
患者は、医療端末2、病院又は個人のクライアント5で、ICカード1の個人情報を読み取ることにより、サーバ4にアクセスし、自分の加工された生体情報を知ることができる。
また、患者は、個人のクライアント5で、直接ICカード1に記録されている情報を読み込んで、この情報を知ることができる。
【0024】
ICカード1に、患者の個人情報、サーバー4へのアクセス権の記録があるので、旅行や出張或いは引越等の事情で掛り付けの病院に通えなくなった場合でも、同サービスを利用している他の病院にICカード1を持参すれば、この病院は、サーバ4にアクセスでき、記録されている生体情報を治療に生かすことができる。
【0025】
また、医療端末2からサーバ4に生体情報を送信することができない場合があっても、ICカード1を病院に持参することにより、ICカード1から生体情報を得ることができ、同様に正確な治療を受けることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によって、患者は、自己の生体情報を測定するだけで、測定した生体情報が図表や文字等で表現されたものに加工され、測定した生体情報と共に加工された生体情報がサーバに送信されて記録される。また、患者が自己の生体情報を測定し忘れると、サーバから送信を促される。さらに、医師は、クライアントからサーバにアクセスすることにより、患者の生体情報をリアルタイムに把握することができる。
【0027】
従って、本発明は、通院患者の生体情報を確実に記録して的確な治療が行なえるサービスを提供できる。
【0028】
またICカードを介在させることにより、高齢者等にハードルの高いデータ送信等の作業をさせることなくとも、通院時に医師に、ICカードを手渡すことなどにより、正確な情報を医師と患者が共有でき、より精度の高い治療・指導に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…ICカード
2…医療端末
3…携帯電話機又は電話機
4…サーバ
5…クライアント
Claims (6)
- サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムであって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービスシステム。 - 患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードであって、患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス用ICカード。
- サーバであって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス用サーバ。 - サーバと、クライアントと、患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行されるICカードと、患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末とを備えるシステムが実行する方法であって、
医療端末は、ICカードから患者の個人情報を読み込み、患者の生体情報を測定し、測定した生体情報を図表や文字等で表現されたものに加工し、測定した生体情報と加工した生体情報と患者の個人情報とをサーバに送信し、測定した生体情報と加工した生体情報とをICカードに書き込み、
サーバは、医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、加工された生体情報とを受信して患者別に記録し、決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
クライアントは、サーバに記録されている患者の測定された又は加工された生体情報をアクセスするのに用いられることを特徴とする生体情報管理サービス方法。 - ICカードに対して実行される方法であって、
患者の個人情報が書き込まれて患者に対して発行され、
患者が医療端末を用いて自己の生体情報を測定する際に、医療端末に患者の個人情報を読み取られ、測定された生体情報とその生体情報を図表や文字等で表現されたものとを書き込まれることを特徴とする生体情報管理サービス方法。 - サーバが実行する方法であって、
患者が自己の生体情報を測定してサーバに送信するのに用いられる医療端末から送信される、患者の個人情報と、測定された生体情報と、その生体情報を図表や文字等で表現されたものとを受信して患者別に記録し、
決められたスケジュール通りにそれら情報を送信しない患者に対して送信を促し、
記録されている患者の測定された生体情報又はその生体情報を図表や文字等で表現されたものをクライアントからアクセスさせることを特徴とする生体情報管理サービス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216398A JP2004062285A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用icカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216398A JP2004062285A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用icカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004062285A true JP2004062285A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31938173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002216398A Pending JP2004062285A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 生体情報管理サービスシステム、生体情報管理サービス用icカード、生体情報管理サービス用サーバ、及び生体情報管理サービス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062285A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012196330A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | R3Dstar Biomedical Corp | 近距離無線伝送機能を備えた生物医学装置、及びその使用者識別、生物医学データ測定、生物医学データアップロード/ダウンロード、生物医学データ管理、及びリモート医療看護の方法 |
EP2518654A1 (en) | 2011-04-27 | 2012-10-31 | Arkray, Inc. | Measuring device, communication device, monitoring system and program |
JP2012223401A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Nec Corp | 管理装置、プログラム及び方法 |
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2002
- 2002-07-25 JP JP2002216398A patent/JP2004062285A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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