JP2004062226A - 介護支援サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】介護対象者の状況に合わせて精度の高い対応を可能とし、迅速な介護活動が可能となるようにするとともに、実車稼働中のタクシーにより24時間の介護活動が可能となるようにする。
【解決手段】介護対象者の在宅時の生活習慣を検出する各種センサー手段Sw1〜Sw4と、このセンサー手段Sw1〜Sw4による検出信号にもとづいて介護対象者の介護の要否を判断する安否確認手段と、この安否確認手段において介護対象者の介護を要すると判断されたとき、通信機器1aを起動するようにした自動発信手段1bと、を備え、一方、タクシーの運行管理センター3に、前記自動発信手段1bの起動に伴って送信される介護要求を受信するとともに介護対象者の固有情報を抽出する受信手段と、前記固有情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者の居宅1へ急行するに最も適したタクシーを抽出する検索手段と、を備え、前記検索手段により選出したタクシーの急行により介護対象者の介護を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】介護対象者の在宅時の生活習慣を検出する各種センサー手段Sw1〜Sw4と、このセンサー手段Sw1〜Sw4による検出信号にもとづいて介護対象者の介護の要否を判断する安否確認手段と、この安否確認手段において介護対象者の介護を要すると判断されたとき、通信機器1aを起動するようにした自動発信手段1bと、を備え、一方、タクシーの運行管理センター3に、前記自動発信手段1bの起動に伴って送信される介護要求を受信するとともに介護対象者の固有情報を抽出する受信手段と、前記固有情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者の居宅1へ急行するに最も適したタクシーを抽出する検索手段と、を備え、前記検索手段により選出したタクシーの急行により介護対象者の介護を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、介護支援サービスシステムに関するものであり、介護対象者の状態に応じて介護体制を迅速に整えるようにしたもので、独居老人あるいは幼児などに対し突発的な介護対応を可能とするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、核家族化などの社会的状況から独居老人が増加する傾向にあり、これに比例して独居老人を保護しなければならない家族の労力も増加する傾向にある。特に懸念されるのは病気、特に突然の発病および不法侵入者が大きな不安材料となっており、有効な対応が模索され、各種のシステムが提案されている。
【0003】
このようなシステムの一例として、介護対象者の居宅の窓や玄関ドアなどにセンサーを配置し、侵入者を検知したり、あるいは厨房や浴室にガス漏れセンサー、火災報知器などの各種センサーを配置し、このセンサーが異常を検知したとき、ブザーを発音させ、介護対象者にこれを直接認識させるか、電話回線を通じて管理責任者に自動通報するようにしたものがある。
【0004】
また、近年、急速に発達しているGPS(Global Positioning System)あるいはPHS(Personal Handyphone System)を利用し、介護対象者の位置情報から介護者の状態を判断し、訪問介護を行うようなシステムも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、介護対象者の介護の程度は、重度から軽度まで区々であり、一律に同様の対応をするのは不合理となる問題がある。例えば、身体的な機能が不十分で、歩行は困難ではあるが状況判断能力が正常である身体障害者の場合は、自身の健康状態を通信手段により通知する能力を具えているため、大掛かりな介護システムを必要としない。一方、身体機能は正常であるが、知力、状況判断能力の不足する幼児などは、犯罪者などからの保護も必要となるため、外出時などにPHS発信機を携行し、常に、位置情報を確認できるようなシステムが開発されている。
【0006】
ところが、身体的機能が不十分であり、しかも知力、状況判断能力の乏しい痴呆性の独居老人のような場合は、自身で複雑な情報機器を操作して介護を要求することは到底無理であるため、相対的に介護の必要性が高いものとなっている。このような重度の介護対象者に対しては、介護に関する有資格者の定期巡回などによる状況の確認、あるいは電話の通話による確認など人為的な確認に頼らなければならなかった。
【0007】
しかしながら、このような人為的手段による場合は、自ずと時間および労力に限界があるため、一日の処理件数にも限界が生じてしまうことになる。また、介護者と介護対象者の間には時間的、距離的な差が常に存在し、例えば、介護者が訪問から帰った直後に異常が発生するようなこともあり、必ずしも十分な対応を期待できるものではなく、このような事情から介護の対応を24時間体制とすることも不能であった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、介護対象者の状態を常時判断できるようにするとともに、異常状態が発生したと判断されたとき、どのような時間帯であっても直ちに介護訪問できるようにするもので、24時間体制を容易に実現できるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、介護対象者の居宅に、介護対象者の在宅時の生活習慣を検出する各種センサー手段と、このセンサー手段による検出信号にもとづいて介護対象者の介護の要否を判断する安否確認手段と、この安否確認手段において介護対象者の介護を要すると判断されたとき、通信機器を起動するようにした自動発信手段と、を備え、一方、タクシーの運行管理センターに、前記安否確認手段の起動に伴って送信される介護要求を受信するとともに介護対象者の固有情報を抽出する受信手段と、前記固有情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者の居宅へ急行するに最も適したタクシーを抽出する検索手段と、を備え、前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにした第1のシステムと、
【0010】
上記第1のシステムにおいて、急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者である第2のシステムと、
【0011】
介護対象者が携帯情報機器を備えるとともに、タクシーの運行管理センターに、位置情報受信手段、地図情報表示手段ならびに介護対象者の固有情報抽出手段と、介護対象者の保護要求を受けたとき、介護対象者の位置情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者のもとへ急行するに最も適したタクシーを検索する検索手段と、を備え、前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにした第3のシステムと、
【0012】
上記第3のシステムにおいて、急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者である第4のシステムと、により上記課題を解決する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の第1実施例を示す図であり、介護対象者が居住する居宅1は電話回線などによる情報通信ネットワークNTと接続されており、電話局(キャリア基地局)2へ接続可能となっている。この居宅1には、図2に示すごとく自動通信を可能とする装置、即ち、電話機1aと自動発信装置1bが設置されている。
【0015】
前記自動発信装置1bは、個々の介護対象者の生活習慣、例えば、昼夜間それぞれのトイレの利用回数、厨房の利用回数、冷蔵庫の扉の開閉回数などの統計的データが記憶されており、所定時間内における前記回数の論理積判断などによるアルゴリズムを備えたマイクロコンピュータで行い、設定条件に一致した結果となったとき、電話機1aを起動して自動発信を行うに構成されている。
【0016】
そして、前記自動発信装置1bへは居宅内の要所に配設したスイッチシステムSw1・Sw2・Sw3・Sw4から送信されてくる電波を受信し、入力信号とするようにしている。ここで、前記スイッチシステムSw1は、トイレのドアに配設されたもので、このドアの開閉毎に自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。スイッチシステムSw2は、厨房の床面に配設されたマットスイッチにより構成されたもので、このマットスイッチを介護対象者が踏圧して作動することにより自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。スイッチシステムSw3は、冷蔵庫のドアに配設されたもので、このドアの開閉毎に自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。そして、スイッチシステムSw4は在宅確認スイッチであり、手動で動作するようにするか、または玄関ドアに配設し、その開閉に応じて作動するようにしたもので、介護対象者の不在時に自動発信装置1bの起動を停止し、誤動作を防止するようにしている。なお、前記各スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3・Sw4は電波を送信するようにしているが、ケーブルにより自動発信装置1bとを有線接続し、信号を送信するようにしていもよい。
【0017】
符号3はタクシー業者の運行管理センターであり、電話局2と回線接続可能となっている。そして、この運行管理センター3には運行管理されている複数のタクシー4と無線通信を可能とするための送受信機および地図情報表示装置を備え、介護対象者の固有データを記憶蓄積したデータサーバを備える。
【0018】
前記地図情報表示装置は、タクシーの実車稼働中の任意の領域をディスプレィ表示できるようにしたもので、予め、この地図情報表示装置に介護対象者の所在位置を、例えば、赤色のドットマークで表示するようにする。一方、実車稼働中のタクシーは、例えば、青色のドットマークで表示し、常時、その所在位置が更新されて地図情報表示装置に表示され、現在位置が運行管理センター3で把握できるようにしている。
【0019】
これは、実車稼働中のタクシー4は常時、GPS衛星5から送られてくる通信データから自身の位置データを取得しており、この位置データを無線通信により運行管理センター3へ送信するようにしているので、この運行管理センター3は実時間で実車稼働中のタクシー4の現在位置を地図上で把握することが可能となるのである。したがって、地図情報表示装置において、介護対象者の居宅1を示す赤色のドットマークは地図上の定点で表示されるが、実車稼働中のタクシー4の青色のドットマークは表示された地図の道路上を常に移動していることになる。
【0020】
このように構成された本発明の第1実施例のシステムによる介護支援サービスの処理の流れを図3にもとづいて説明する。同図における処理において、ステップSa1で在宅介護が開始されている状態は、介護対象者の居宅1に介護対象者が在宅し、スイッチシステムSw4が作動せず、自動発信装置1bが起動して待機状態であることを前提とする。
【0021】
かかる状態において、介護対象者が通常に生活を営んでいる時間帯は、配設された各スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の作動状態がステップSa2・Sa3・Sa4で常時判断され、待機ルーチン、即ち、スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3が「OFF」の状態ではステップSa5において自動発信装置1bの時限装置が継続して作動し、その間、介護対象者に生活活動がないと判断する。一方、スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の何れかが「ON」となったときは、介護対象者の生活活動があったものと判断し、ステップSa6において自動発信装置1bの時限装置の計時動作をリセットして初期化し、新たな待機ルーチンに入る。
【0022】
そして、前記スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3が作動されず「OFF」の状態が継続し、予め設定した所定の時間が経過すると、自動発信装置1bはステップSa6において介護対象者の介護が必要と判断し、ステップSa7において自動発信を開始し、電話機1aをタクシーの運行管理センター3へ接続してデータ通信を開始する。このようにして運行管理センター3がステップSa8において介護対象者の居宅1から通報を受信し、送信されてくるデータをデータサーバに取り込んで検索を行い、発呼者となった介護対象者を特定し、地図情報表示装置上の赤色のドットマークを点滅するとともに、必要に応じて当該介護対象者の固有情報をステップSa9において表示する。
【0023】
以上から明らかなごとく、介護対象者からの自動発信のタイミングは、予め定めた時間幅内で介護対象者の生活活動を検出するスイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の作動の有無にもとづくことを基本とするもので、したがって、その設定内容は個々の介護対象者の生活慣習にもとづいて各別に設定し、さらに、夜間と昼間で異なる設定を施すことにより、介護の要否の判断を正確なものとすることができる。
【0024】
このようにして、介護を要する介護対象者が特定されると、運行管理センター3は当該介護対象者の近辺を走行しているタクシーを地図情報表示装置から、あるいはコンピュータの検索により抽出し、該当するタクシーと無線通信により介護対象者の居宅への急行を指示する。そして、前記指示にもとづいて当該タクシーが介護対象者の居宅を訪問し、介護活動を開始することになる。なお、この場合のタクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることが望ましく、よりきめ細かな介護活動を期待することができる。
【0025】
つぎに、本発明の第2実施例である図4に示す介護支援サービスシステムは、介護対象者が位置データの送信を可能とする携帯(PHS)電話機あるいは小型発信機などの携帯情報機器を携行している状態において介護活動を可能とするようにしたものである。
【0026】
一般に携帯電話を携行している場合、呼出音により着信を確認し、ボタン操作により通話を開始するのであるが、このような携帯情報機器に不慣れな高齢の老人あるいは幼児にはその操作が困難であり、有効に活用することができなかった。しかしながら、外出先での安否の確認は重要であり、道に迷うなどのアクシデントが多くなり、携帯情報機器に不慣れであってもその機能を有効に活用できるシステムが要望されるに至った。
【0027】
そこで、第2実施例の介護支援サービスシステムにおいては、携帯情報機器6がGPS衛星5から位置データを取得し、キャリア基地局2へ自身のIDデータとともに現在位置データを送信するようにしている。一方、運行管理センター3は第1実施例と同様にキャリア基地局2と接続可能となっており、運行管理されている複数のタクシー4と無線通信を可能とするための送受信機および地図情報表示装置を備え、介護対象者の固有データを記憶蓄積したデータサーバを備える。
【0028】
前記地図情報表示装置は、タクシーの実車稼働中の任意の領域をディスプレィ表示できるようにしたもので、実車稼働中のタクシーは、青色のドットマークで表示し、常時、その所在位置が更新されて表示され、現在位置が運行管理センター3で把握できるようにしている。これは、第1実施例と同様に、実車稼働中のタクシー4は常時、GPS衛星5から送られてくる通信データから自身の位置データを取得しており、この位置データを無線通信により運行管理センター3へ送信するようにしているので、この運行管理センター3は実時間で実車稼働中のタクシー4の現在位置を地図上で把握することが可能となるのである。したがって、地図情報表示装置には、この実施例の場合においても実車稼働中のタクシー4の青色のドットマークは表示された地図の道路上を常に移動していることになる。
【0029】
このように構成された第2実施例のシステムによる介護支援サービスは、図5の処理の流れに示すごとく、そのステップSb1において介護対象者の保護者などからの保護要求を受けて開始される。即ち、保護者などが携帯情報機器を携行させた幼児、老人などの介護対象者の行方不明あるいは未帰宅であり、その安否が気づかわれる場合、保護者が運行管理センター3へ保護を依頼する。
【0030】
つぎに、運行管理センター3はステップSb4において、依頼を受けた当該介護対象者の固有データをデータサーバから抽出する。つぎに、キャリア基地局2とのデータ通信により当該介護対象者の位置データを取得し、この位置データにより現在位置を地図情報表示装置に、例えば、赤色のドットマークを点滅表示し、必要に応じて当該介護対象者の固有情報を表示する。
【0031】
このようにして、介護を要する介護対象者が特定されると、運行管理センター3はステップSb5において当該介護対象者の近辺を走行しているタクシーを地図情報表示装置から、あるいはコンピュータの検索により抽出し、該当するタクシーと無線通信により介護対象者の介護を指示する。そして、ステップSb6においてタクシーの乗務員が介護を開始する。なお、この場合においても、タクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることにより十分な介護活動を期待することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したごとく、本発明による介護支援サービスシステムによれば、介護対象者の状況に合わせて精度の高い対応が可能となり、迅速な介護活動が可能となる。また、本発明によれば、実車稼働中のタクシーにより介護活動を行うようにしたので24時間の対応が可能となり、また、タクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることにより、充実した介護内容を期待することができるなど、多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護支援サービスシステムの第1実施例を示す図である。
【図2】介護対象者の居宅内のハードウェアの構成の概要を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例による処理の流れを示す図である。
【図4】本発明の介護支援サービスシステムの第2実施例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例による処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・居宅(介護対象者)
2・・・・・・電話局(キャリア基地局)
3・・・・・・運行管理センター(タクシー会社)
4・・・・・・タクシー
5・・・・・・GPS衛星
6・・・・・・携帯情報機器
【発明の属する技術分野】
本発明は、介護支援サービスシステムに関するものであり、介護対象者の状態に応じて介護体制を迅速に整えるようにしたもので、独居老人あるいは幼児などに対し突発的な介護対応を可能とするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、核家族化などの社会的状況から独居老人が増加する傾向にあり、これに比例して独居老人を保護しなければならない家族の労力も増加する傾向にある。特に懸念されるのは病気、特に突然の発病および不法侵入者が大きな不安材料となっており、有効な対応が模索され、各種のシステムが提案されている。
【0003】
このようなシステムの一例として、介護対象者の居宅の窓や玄関ドアなどにセンサーを配置し、侵入者を検知したり、あるいは厨房や浴室にガス漏れセンサー、火災報知器などの各種センサーを配置し、このセンサーが異常を検知したとき、ブザーを発音させ、介護対象者にこれを直接認識させるか、電話回線を通じて管理責任者に自動通報するようにしたものがある。
【0004】
また、近年、急速に発達しているGPS(Global Positioning System)あるいはPHS(Personal Handyphone System)を利用し、介護対象者の位置情報から介護者の状態を判断し、訪問介護を行うようなシステムも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、介護対象者の介護の程度は、重度から軽度まで区々であり、一律に同様の対応をするのは不合理となる問題がある。例えば、身体的な機能が不十分で、歩行は困難ではあるが状況判断能力が正常である身体障害者の場合は、自身の健康状態を通信手段により通知する能力を具えているため、大掛かりな介護システムを必要としない。一方、身体機能は正常であるが、知力、状況判断能力の不足する幼児などは、犯罪者などからの保護も必要となるため、外出時などにPHS発信機を携行し、常に、位置情報を確認できるようなシステムが開発されている。
【0006】
ところが、身体的機能が不十分であり、しかも知力、状況判断能力の乏しい痴呆性の独居老人のような場合は、自身で複雑な情報機器を操作して介護を要求することは到底無理であるため、相対的に介護の必要性が高いものとなっている。このような重度の介護対象者に対しては、介護に関する有資格者の定期巡回などによる状況の確認、あるいは電話の通話による確認など人為的な確認に頼らなければならなかった。
【0007】
しかしながら、このような人為的手段による場合は、自ずと時間および労力に限界があるため、一日の処理件数にも限界が生じてしまうことになる。また、介護者と介護対象者の間には時間的、距離的な差が常に存在し、例えば、介護者が訪問から帰った直後に異常が発生するようなこともあり、必ずしも十分な対応を期待できるものではなく、このような事情から介護の対応を24時間体制とすることも不能であった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、介護対象者の状態を常時判断できるようにするとともに、異常状態が発生したと判断されたとき、どのような時間帯であっても直ちに介護訪問できるようにするもので、24時間体制を容易に実現できるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、介護対象者の居宅に、介護対象者の在宅時の生活習慣を検出する各種センサー手段と、このセンサー手段による検出信号にもとづいて介護対象者の介護の要否を判断する安否確認手段と、この安否確認手段において介護対象者の介護を要すると判断されたとき、通信機器を起動するようにした自動発信手段と、を備え、一方、タクシーの運行管理センターに、前記安否確認手段の起動に伴って送信される介護要求を受信するとともに介護対象者の固有情報を抽出する受信手段と、前記固有情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者の居宅へ急行するに最も適したタクシーを抽出する検索手段と、を備え、前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにした第1のシステムと、
【0010】
上記第1のシステムにおいて、急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者である第2のシステムと、
【0011】
介護対象者が携帯情報機器を備えるとともに、タクシーの運行管理センターに、位置情報受信手段、地図情報表示手段ならびに介護対象者の固有情報抽出手段と、介護対象者の保護要求を受けたとき、介護対象者の位置情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者のもとへ急行するに最も適したタクシーを検索する検索手段と、を備え、前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにした第3のシステムと、
【0012】
上記第3のシステムにおいて、急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者である第4のシステムと、により上記課題を解決する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の第1実施例を示す図であり、介護対象者が居住する居宅1は電話回線などによる情報通信ネットワークNTと接続されており、電話局(キャリア基地局)2へ接続可能となっている。この居宅1には、図2に示すごとく自動通信を可能とする装置、即ち、電話機1aと自動発信装置1bが設置されている。
【0015】
前記自動発信装置1bは、個々の介護対象者の生活習慣、例えば、昼夜間それぞれのトイレの利用回数、厨房の利用回数、冷蔵庫の扉の開閉回数などの統計的データが記憶されており、所定時間内における前記回数の論理積判断などによるアルゴリズムを備えたマイクロコンピュータで行い、設定条件に一致した結果となったとき、電話機1aを起動して自動発信を行うに構成されている。
【0016】
そして、前記自動発信装置1bへは居宅内の要所に配設したスイッチシステムSw1・Sw2・Sw3・Sw4から送信されてくる電波を受信し、入力信号とするようにしている。ここで、前記スイッチシステムSw1は、トイレのドアに配設されたもので、このドアの開閉毎に自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。スイッチシステムSw2は、厨房の床面に配設されたマットスイッチにより構成されたもので、このマットスイッチを介護対象者が踏圧して作動することにより自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。スイッチシステムSw3は、冷蔵庫のドアに配設されたもので、このドアの開閉毎に自動発信装置1bへ電波を送信するようにしている。そして、スイッチシステムSw4は在宅確認スイッチであり、手動で動作するようにするか、または玄関ドアに配設し、その開閉に応じて作動するようにしたもので、介護対象者の不在時に自動発信装置1bの起動を停止し、誤動作を防止するようにしている。なお、前記各スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3・Sw4は電波を送信するようにしているが、ケーブルにより自動発信装置1bとを有線接続し、信号を送信するようにしていもよい。
【0017】
符号3はタクシー業者の運行管理センターであり、電話局2と回線接続可能となっている。そして、この運行管理センター3には運行管理されている複数のタクシー4と無線通信を可能とするための送受信機および地図情報表示装置を備え、介護対象者の固有データを記憶蓄積したデータサーバを備える。
【0018】
前記地図情報表示装置は、タクシーの実車稼働中の任意の領域をディスプレィ表示できるようにしたもので、予め、この地図情報表示装置に介護対象者の所在位置を、例えば、赤色のドットマークで表示するようにする。一方、実車稼働中のタクシーは、例えば、青色のドットマークで表示し、常時、その所在位置が更新されて地図情報表示装置に表示され、現在位置が運行管理センター3で把握できるようにしている。
【0019】
これは、実車稼働中のタクシー4は常時、GPS衛星5から送られてくる通信データから自身の位置データを取得しており、この位置データを無線通信により運行管理センター3へ送信するようにしているので、この運行管理センター3は実時間で実車稼働中のタクシー4の現在位置を地図上で把握することが可能となるのである。したがって、地図情報表示装置において、介護対象者の居宅1を示す赤色のドットマークは地図上の定点で表示されるが、実車稼働中のタクシー4の青色のドットマークは表示された地図の道路上を常に移動していることになる。
【0020】
このように構成された本発明の第1実施例のシステムによる介護支援サービスの処理の流れを図3にもとづいて説明する。同図における処理において、ステップSa1で在宅介護が開始されている状態は、介護対象者の居宅1に介護対象者が在宅し、スイッチシステムSw4が作動せず、自動発信装置1bが起動して待機状態であることを前提とする。
【0021】
かかる状態において、介護対象者が通常に生活を営んでいる時間帯は、配設された各スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の作動状態がステップSa2・Sa3・Sa4で常時判断され、待機ルーチン、即ち、スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3が「OFF」の状態ではステップSa5において自動発信装置1bの時限装置が継続して作動し、その間、介護対象者に生活活動がないと判断する。一方、スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の何れかが「ON」となったときは、介護対象者の生活活動があったものと判断し、ステップSa6において自動発信装置1bの時限装置の計時動作をリセットして初期化し、新たな待機ルーチンに入る。
【0022】
そして、前記スイッチシステムSw1・Sw2・Sw3が作動されず「OFF」の状態が継続し、予め設定した所定の時間が経過すると、自動発信装置1bはステップSa6において介護対象者の介護が必要と判断し、ステップSa7において自動発信を開始し、電話機1aをタクシーの運行管理センター3へ接続してデータ通信を開始する。このようにして運行管理センター3がステップSa8において介護対象者の居宅1から通報を受信し、送信されてくるデータをデータサーバに取り込んで検索を行い、発呼者となった介護対象者を特定し、地図情報表示装置上の赤色のドットマークを点滅するとともに、必要に応じて当該介護対象者の固有情報をステップSa9において表示する。
【0023】
以上から明らかなごとく、介護対象者からの自動発信のタイミングは、予め定めた時間幅内で介護対象者の生活活動を検出するスイッチシステムSw1・Sw2・Sw3の作動の有無にもとづくことを基本とするもので、したがって、その設定内容は個々の介護対象者の生活慣習にもとづいて各別に設定し、さらに、夜間と昼間で異なる設定を施すことにより、介護の要否の判断を正確なものとすることができる。
【0024】
このようにして、介護を要する介護対象者が特定されると、運行管理センター3は当該介護対象者の近辺を走行しているタクシーを地図情報表示装置から、あるいはコンピュータの検索により抽出し、該当するタクシーと無線通信により介護対象者の居宅への急行を指示する。そして、前記指示にもとづいて当該タクシーが介護対象者の居宅を訪問し、介護活動を開始することになる。なお、この場合のタクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることが望ましく、よりきめ細かな介護活動を期待することができる。
【0025】
つぎに、本発明の第2実施例である図4に示す介護支援サービスシステムは、介護対象者が位置データの送信を可能とする携帯(PHS)電話機あるいは小型発信機などの携帯情報機器を携行している状態において介護活動を可能とするようにしたものである。
【0026】
一般に携帯電話を携行している場合、呼出音により着信を確認し、ボタン操作により通話を開始するのであるが、このような携帯情報機器に不慣れな高齢の老人あるいは幼児にはその操作が困難であり、有効に活用することができなかった。しかしながら、外出先での安否の確認は重要であり、道に迷うなどのアクシデントが多くなり、携帯情報機器に不慣れであってもその機能を有効に活用できるシステムが要望されるに至った。
【0027】
そこで、第2実施例の介護支援サービスシステムにおいては、携帯情報機器6がGPS衛星5から位置データを取得し、キャリア基地局2へ自身のIDデータとともに現在位置データを送信するようにしている。一方、運行管理センター3は第1実施例と同様にキャリア基地局2と接続可能となっており、運行管理されている複数のタクシー4と無線通信を可能とするための送受信機および地図情報表示装置を備え、介護対象者の固有データを記憶蓄積したデータサーバを備える。
【0028】
前記地図情報表示装置は、タクシーの実車稼働中の任意の領域をディスプレィ表示できるようにしたもので、実車稼働中のタクシーは、青色のドットマークで表示し、常時、その所在位置が更新されて表示され、現在位置が運行管理センター3で把握できるようにしている。これは、第1実施例と同様に、実車稼働中のタクシー4は常時、GPS衛星5から送られてくる通信データから自身の位置データを取得しており、この位置データを無線通信により運行管理センター3へ送信するようにしているので、この運行管理センター3は実時間で実車稼働中のタクシー4の現在位置を地図上で把握することが可能となるのである。したがって、地図情報表示装置には、この実施例の場合においても実車稼働中のタクシー4の青色のドットマークは表示された地図の道路上を常に移動していることになる。
【0029】
このように構成された第2実施例のシステムによる介護支援サービスは、図5の処理の流れに示すごとく、そのステップSb1において介護対象者の保護者などからの保護要求を受けて開始される。即ち、保護者などが携帯情報機器を携行させた幼児、老人などの介護対象者の行方不明あるいは未帰宅であり、その安否が気づかわれる場合、保護者が運行管理センター3へ保護を依頼する。
【0030】
つぎに、運行管理センター3はステップSb4において、依頼を受けた当該介護対象者の固有データをデータサーバから抽出する。つぎに、キャリア基地局2とのデータ通信により当該介護対象者の位置データを取得し、この位置データにより現在位置を地図情報表示装置に、例えば、赤色のドットマークを点滅表示し、必要に応じて当該介護対象者の固有情報を表示する。
【0031】
このようにして、介護を要する介護対象者が特定されると、運行管理センター3はステップSb5において当該介護対象者の近辺を走行しているタクシーを地図情報表示装置から、あるいはコンピュータの検索により抽出し、該当するタクシーと無線通信により介護対象者の介護を指示する。そして、ステップSb6においてタクシーの乗務員が介護を開始する。なお、この場合においても、タクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることにより十分な介護活動を期待することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したごとく、本発明による介護支援サービスシステムによれば、介護対象者の状況に合わせて精度の高い対応が可能となり、迅速な介護活動が可能となる。また、本発明によれば、実車稼働中のタクシーにより介護活動を行うようにしたので24時間の対応が可能となり、また、タクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることにより、充実した介護内容を期待することができるなど、多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護支援サービスシステムの第1実施例を示す図である。
【図2】介護対象者の居宅内のハードウェアの構成の概要を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例による処理の流れを示す図である。
【図4】本発明の介護支援サービスシステムの第2実施例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例による処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・居宅(介護対象者)
2・・・・・・電話局(キャリア基地局)
3・・・・・・運行管理センター(タクシー会社)
4・・・・・・タクシー
5・・・・・・GPS衛星
6・・・・・・携帯情報機器
Claims (4)
- 介護対象者の居宅に、
介護対象者の在宅時の生活習慣を検出する各種のセンサー手段と、
このセンサー手段による検出信号にもとづいて介護対象者の介護の要否を判断する安否確認手段と、
この安否確認手段において介護対象者の介護を要すると判断されたとき、通信機器を起動するようにした自動発信手段と、を備え、
一方、タクシーの運行管理センターに、
前記自動発信手段の起動に伴って送信される介護要求を受信するとともに介護対象者の固有情報を抽出する受信手段と、
前記固有情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者の居宅へ急行するに最も適したタクシーを抽出する検索手段と、を備え、
前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにしたことを特徴とする介護支援サービスシステム。 - 急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることを特徴とする請求項1記載の介護支援サービスシステム。
- 介護対象者が携帯情報機器を備えるとともに、
タクシーの運行管理センターに、
位置情報受信手段、地図情報表示手段ならびに介護対象者の固有情報抽出手段と、
介護対象者の保護要求を受けたとき、介護対象者の位置情報にもとづいて実車稼働中のタクシーを検索し、介護対象者のもとへ急行するに最も適したタクシーを検索する検索手段と、を備え、
前記検索手段により選定したタクシーの急行により介護対象者の介護を行うようにしたことを特徴とする介護支援サービスシステム。 - 急行するタクシーの乗務員が介護に関する有資格者であることを特徴とする請求項3記載の介護支援サービスシステム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002215465A JP2004062226A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 介護支援サービスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002215465A JP2004062226A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 介護支援サービスシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004062226A true JP2004062226A (ja) | 2004-02-26 |
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ID=31937492
Family Applications (1)
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JP2002215465A Pending JP2004062226A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 介護支援サービスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062226A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521077A (ja) * | 2004-11-05 | 2008-06-19 | ワイヤレスワークス インターナショナル インコーポレイテッド | 移動可能なエンティティを監視し及び制御する地理的領域の設定及び利用 |
JP2013101661A (ja) * | 2004-11-05 | 2013-05-23 | Wirelesswerx International Inc | 移動可能なエンティティを監視し制御する地理的領域を設定して利用するシステム |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215465A patent/JP2004062226A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013101661A (ja) * | 2004-11-05 | 2013-05-23 | Wirelesswerx International Inc | 移動可能なエンティティを監視し制御する地理的領域を設定して利用するシステム |
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