JP2004061705A - 画像を施した成形品 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな文字などの画像が表示されたネームプレートを提供する。
【解決手段】透明な基板1の裏面には不透明被膜層2が設けられて、この不透明被膜層には、文字などの画像が表れる透孔部3が形成されると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置には、複数の色から構成された透明着色層4とホログラム層5とが順次積層されて、透孔部を介してホログラムと色彩とが融合された画像が表れるようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】透明な基板1の裏面には不透明被膜層2が設けられて、この不透明被膜層には、文字などの画像が表れる透孔部3が形成されると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置には、複数の色から構成された透明着色層4とホログラム層5とが順次積層されて、透孔部を介してホログラムと色彩とが融合された画像が表れるようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字、数字、記号あるいは図形等の各種の画像が施された例えばネームプレートなどの成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば合成樹脂材料から形成されたネームプレートなどでは、プレートに会社名や商標あるいは図形や品番などの所望の画像を表示するのに、従来では、合成樹脂材料から形成されたプレート状の基板の表面に所定の画像を例えばスクリーン印刷法などによって印刷する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら以上のネームプレートにあっては、合成樹脂材料から形成したプレート状の基板の表面に画像が直接印刷されているだけであるので、遠くからはその画像が確認し難くく、また画像を表示を見る者に与えるインパクトも小さいという不具合がある。
【0004】
また近年、ホログラムによる表示方法で画像を基板上に形成するようにしたものも提案されてはいるが、ホログラムによる表示方法にあってもやはり画像の表現力が充分ではなく、インパクトのある画像が表現されたネームプレートが待ち望まれているのが現状である。
【0005】
本発明は以上の実情に鑑みて開発されたものであり、目的とするところは、簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、透明な基板の表面又は裏面のいずれか一方には不透明被膜層が設けられて、この不透明被膜層には、所定の画像が表示された透孔部が形成されると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置には、透明着色層とホログラム層とが順次積層されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、基板の表面にホログラム層が設けられて、このホログラム層の表面側には、透明着色層と不透明被膜層とが順次積層され、この不透明被膜層における前記透明着色層と対応する位置には、所定の画像が表示された透孔部が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の成形品の透明着色層が、色の異なる複数の透明着色部から構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
更に請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の成形品の透孔部が、レーザー光を不透明被膜層に照射することにより形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【実施の形態】
図1〜図5に示す実施形態は、成形品として合成樹脂材料から形成したネームプレートPに本発明を適用したものである。
【0011】
図3に示すネームプレートPは、透明の合成樹脂材料を平板状に形成した基板1から成るものであって、この基板1の裏面には不透明被膜層2が設けられ、この不透明被膜層2には、所定の画像、実施形態では英文字「ABCDE」の形に抜けた透孔部3が形成されている。
【0012】
また不透明被膜層2の裏面側で前述の透孔部3と対応する位置には、透明の着色層4が積層され、透明着色層4の裏面側には、ホログラム層5が積層されている。
【0013】
更に基板1の裏面には、主としてホログラム層5を保護するために透明保護膜層6が積層されている。
【0014】
次に図4に示す別の実施形態では、基板1の表面に不透明被膜層2が設けられ、この不透明被膜層2には、図3に示す実施形態と同様の画像(「ABCDE」の英文字)を表す透孔部3が形成されている。
【0015】
また基板1の裏面側で不透明被膜層2の透孔部3と対向する位置には、透明着色層4が積層され、この透明着色層4の裏面側にホログラム層5が積層されている。
【0016】
そして基板1の裏面並びに不透明被膜層2の表面側には、主としてホログラム層5乃至不透明被膜層2を保護するために保護被膜層6が積層されている。
【0017】
更に図5に示す別の実施形態では、不透明の基板10を用いた場合の例であって、この基板10の表面の中央部位にはホログラム層5が積層され、このホログラム層5の表面側には透明着色層4が積層されている。
【0018】
尚、基板10は、合成樹脂材料から形成する他、例えば金属材料や石材から形成してもよい。
【0019】
また透明着色層4の表面側乃至基板10の表面には不透明被膜層2が積層され、この不透明被膜層2における透明着色層4と対応する位置には、所定の画像を表す透孔部3が形成され、この不透明被膜層2の表面には、不透明被膜層2を保護するための保護被膜層6が積層されている。
【0020】
以上の図3、図4、図5に示す各実施形態において、不透明被膜層2は、所望の色彩のインク、即ち、実施形態では濃紺のエポキシ系インクを用いて、基板1の裏面全面にオフセット印刷により形成している。
【0021】
尚、不透明被膜層2は、前述のエポキシ系インクの他に、例えばアクリル系インクやウレタン系インクを用いて形成してもよい。
【0022】
また透明着色層4は、黄色と青色と紫色の3種類の透明着色部4a・4b・4cから構成されており、これら透明着色部4a・4b・4cは、図3及び図5に示す実施形態では、それぞれ不透明被膜層2の裏面側において透孔部3を覆うように積層され、また図4に示す実施形態では、基板1の裏面において透孔部3と対向する位置に積層されている。
【0023】
透明着色層4はクリアラッカー塗料を用いてオフセット印刷により形成されている。
【0024】
ホログラム層5は、表面に所定の干渉縞により構成された金属光沢を呈するホログラムがあらわれるようにした金属薄被膜から成り、この金属薄被膜を、図3及び図4に示す実施形態では透明着色層4の裏面側に、また図5に示す実施形態では基板10の表面にそれぞれ貼り付けて、ホログラムが透明着色層4と対向するようにしている。
【0025】
また透明保護膜層6は、アクリル系の透明塗料から成り、図3に示す実施形態では、ホログラム層5の裏面側に、図4に示す実施形態では、ホログラム層5の裏面側と不透明被膜層2の表面側に、図5に示す実施形態では、不透明被膜層2の表面側にそれぞれ塗布することにより形成している。
【0026】
以上の各実施形態において、不透明被膜層2に透孔部3を形成する方法としては、YAGレーザー光を利用し、YAGレーザー光の焦点を不透明被膜層2に合わせて、このYAGレーザー光でもって、不透明被膜層2に文字、記号、図形等の所定の画像が表示される透孔部5を形成するか、若しくは不透明被膜層2を基板1にプリントするに際して同時に透孔部5を形成してもよい。
【0027】
YAGレーザー光による形成方法では、画像の異なるネームプレートを一枚一枚作成するに際して画像を簡単且つ安価に成形することが出来る。
【0028】
斯くして以上の図3、図4、図5に示す実施形態のネームプレートにあっては、基板1・10の表面側には、透孔部3を介して透明着色層4の各色彩(黄色、青色、紫色)とホログラム層のホログラムとが融合した一種独特の画像が表現されるのであって、この画像は、見る者の視覚に強く訴えるものであると同時に、今までにはない異質で高級感のある視覚的効果が期待されて、極めて個性的で見栄えのするネームプレートPとすることが出来る。
【0029】
以上の実施形態では、エポキシ系インクを用いて不透明被膜層2をオフセット印刷により形成したが、これに限定されるものではなく、例えば油性インクを用いて、基板1の裏面に不透明被膜層2をスクリーン印刷により形成するようにしてもよい。
【0030】
また以上の実施形態では、成形品としてのネームプレートPに本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば携帯電話やポータブルCDデッキなどのケーシングに名前やマークなどの画像を形成するのに適用してもよいし、あるいは鏡や自動車などに組み付けるガーニッシュメントなどに画像を形成するのに適用してもよい。
【0031】
また以上の各実施形態の不透明被覆層2として、蒸着により形成されるアルミメッキから構成してもよい。
【0032】
また以上の各実施形態では、透明着色層4として、黄色と青色と紫色の3種類の透明着色部4a・4b・4cから構成したが、これに限定されるものではなく、いずれの色彩若しくは種類でもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、透明な基板の表面又は裏面のいずれか一方に不透明被膜層を設け、この不透明被膜層に、所定の画像が表示された透孔部を形成すると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置に、透明着色層とホログラム層とを順次積層しただけの簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、基板の表面にホログラム層を設けると共に、このホログラム層の表面側に、透明着色層と不透明被膜層とを順次積層し、この不透明被膜層における前記透明着色層と対応する位置に、所定の画像が表示された透孔部を形成しただけの簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の成形品の透明着色層が、色の異なる複数の透明着色部から構成されていることにより、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、より一層表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0036】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1、2又は3に記載の成形品の透孔部が、レーザー光を不透明被膜層に照射することにより形成されていることにより、請求項1、2または3に記載の発明の効果に加え、画像の異なる成形品を例えば1枚ずつ作成するに際して画像を簡単且つ安価に成形することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネームプレートの斜視図。
【図2】ホログラム層を省略して示すネームプレートの背面図。
【図3】ネームプレートの要部の断面図。
【図4】ネームプレートの別の実施形態を示す要部の断面図。
【図5】ネームプレートの別の実施形態を示す要部の断面図。
【符号の説明】
1・10 基板
2 不透明被膜層
3 透孔部
4 透明着色層
5 ホログラム層
6 透明保護膜層
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字、数字、記号あるいは図形等の各種の画像が施された例えばネームプレートなどの成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば合成樹脂材料から形成されたネームプレートなどでは、プレートに会社名や商標あるいは図形や品番などの所望の画像を表示するのに、従来では、合成樹脂材料から形成されたプレート状の基板の表面に所定の画像を例えばスクリーン印刷法などによって印刷する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら以上のネームプレートにあっては、合成樹脂材料から形成したプレート状の基板の表面に画像が直接印刷されているだけであるので、遠くからはその画像が確認し難くく、また画像を表示を見る者に与えるインパクトも小さいという不具合がある。
【0004】
また近年、ホログラムによる表示方法で画像を基板上に形成するようにしたものも提案されてはいるが、ホログラムによる表示方法にあってもやはり画像の表現力が充分ではなく、インパクトのある画像が表現されたネームプレートが待ち望まれているのが現状である。
【0005】
本発明は以上の実情に鑑みて開発されたものであり、目的とするところは、簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、透明な基板の表面又は裏面のいずれか一方には不透明被膜層が設けられて、この不透明被膜層には、所定の画像が表示された透孔部が形成されると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置には、透明着色層とホログラム層とが順次積層されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、基板の表面にホログラム層が設けられて、このホログラム層の表面側には、透明着色層と不透明被膜層とが順次積層され、この不透明被膜層における前記透明着色層と対応する位置には、所定の画像が表示された透孔部が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の成形品の透明着色層が、色の異なる複数の透明着色部から構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
更に請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の成形品の透孔部が、レーザー光を不透明被膜層に照射することにより形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【実施の形態】
図1〜図5に示す実施形態は、成形品として合成樹脂材料から形成したネームプレートPに本発明を適用したものである。
【0011】
図3に示すネームプレートPは、透明の合成樹脂材料を平板状に形成した基板1から成るものであって、この基板1の裏面には不透明被膜層2が設けられ、この不透明被膜層2には、所定の画像、実施形態では英文字「ABCDE」の形に抜けた透孔部3が形成されている。
【0012】
また不透明被膜層2の裏面側で前述の透孔部3と対応する位置には、透明の着色層4が積層され、透明着色層4の裏面側には、ホログラム層5が積層されている。
【0013】
更に基板1の裏面には、主としてホログラム層5を保護するために透明保護膜層6が積層されている。
【0014】
次に図4に示す別の実施形態では、基板1の表面に不透明被膜層2が設けられ、この不透明被膜層2には、図3に示す実施形態と同様の画像(「ABCDE」の英文字)を表す透孔部3が形成されている。
【0015】
また基板1の裏面側で不透明被膜層2の透孔部3と対向する位置には、透明着色層4が積層され、この透明着色層4の裏面側にホログラム層5が積層されている。
【0016】
そして基板1の裏面並びに不透明被膜層2の表面側には、主としてホログラム層5乃至不透明被膜層2を保護するために保護被膜層6が積層されている。
【0017】
更に図5に示す別の実施形態では、不透明の基板10を用いた場合の例であって、この基板10の表面の中央部位にはホログラム層5が積層され、このホログラム層5の表面側には透明着色層4が積層されている。
【0018】
尚、基板10は、合成樹脂材料から形成する他、例えば金属材料や石材から形成してもよい。
【0019】
また透明着色層4の表面側乃至基板10の表面には不透明被膜層2が積層され、この不透明被膜層2における透明着色層4と対応する位置には、所定の画像を表す透孔部3が形成され、この不透明被膜層2の表面には、不透明被膜層2を保護するための保護被膜層6が積層されている。
【0020】
以上の図3、図4、図5に示す各実施形態において、不透明被膜層2は、所望の色彩のインク、即ち、実施形態では濃紺のエポキシ系インクを用いて、基板1の裏面全面にオフセット印刷により形成している。
【0021】
尚、不透明被膜層2は、前述のエポキシ系インクの他に、例えばアクリル系インクやウレタン系インクを用いて形成してもよい。
【0022】
また透明着色層4は、黄色と青色と紫色の3種類の透明着色部4a・4b・4cから構成されており、これら透明着色部4a・4b・4cは、図3及び図5に示す実施形態では、それぞれ不透明被膜層2の裏面側において透孔部3を覆うように積層され、また図4に示す実施形態では、基板1の裏面において透孔部3と対向する位置に積層されている。
【0023】
透明着色層4はクリアラッカー塗料を用いてオフセット印刷により形成されている。
【0024】
ホログラム層5は、表面に所定の干渉縞により構成された金属光沢を呈するホログラムがあらわれるようにした金属薄被膜から成り、この金属薄被膜を、図3及び図4に示す実施形態では透明着色層4の裏面側に、また図5に示す実施形態では基板10の表面にそれぞれ貼り付けて、ホログラムが透明着色層4と対向するようにしている。
【0025】
また透明保護膜層6は、アクリル系の透明塗料から成り、図3に示す実施形態では、ホログラム層5の裏面側に、図4に示す実施形態では、ホログラム層5の裏面側と不透明被膜層2の表面側に、図5に示す実施形態では、不透明被膜層2の表面側にそれぞれ塗布することにより形成している。
【0026】
以上の各実施形態において、不透明被膜層2に透孔部3を形成する方法としては、YAGレーザー光を利用し、YAGレーザー光の焦点を不透明被膜層2に合わせて、このYAGレーザー光でもって、不透明被膜層2に文字、記号、図形等の所定の画像が表示される透孔部5を形成するか、若しくは不透明被膜層2を基板1にプリントするに際して同時に透孔部5を形成してもよい。
【0027】
YAGレーザー光による形成方法では、画像の異なるネームプレートを一枚一枚作成するに際して画像を簡単且つ安価に成形することが出来る。
【0028】
斯くして以上の図3、図4、図5に示す実施形態のネームプレートにあっては、基板1・10の表面側には、透孔部3を介して透明着色層4の各色彩(黄色、青色、紫色)とホログラム層のホログラムとが融合した一種独特の画像が表現されるのであって、この画像は、見る者の視覚に強く訴えるものであると同時に、今までにはない異質で高級感のある視覚的効果が期待されて、極めて個性的で見栄えのするネームプレートPとすることが出来る。
【0029】
以上の実施形態では、エポキシ系インクを用いて不透明被膜層2をオフセット印刷により形成したが、これに限定されるものではなく、例えば油性インクを用いて、基板1の裏面に不透明被膜層2をスクリーン印刷により形成するようにしてもよい。
【0030】
また以上の実施形態では、成形品としてのネームプレートPに本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば携帯電話やポータブルCDデッキなどのケーシングに名前やマークなどの画像を形成するのに適用してもよいし、あるいは鏡や自動車などに組み付けるガーニッシュメントなどに画像を形成するのに適用してもよい。
【0031】
また以上の各実施形態の不透明被覆層2として、蒸着により形成されるアルミメッキから構成してもよい。
【0032】
また以上の各実施形態では、透明着色層4として、黄色と青色と紫色の3種類の透明着色部4a・4b・4cから構成したが、これに限定されるものではなく、いずれの色彩若しくは種類でもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、透明な基板の表面又は裏面のいずれか一方に不透明被膜層を設け、この不透明被膜層に、所定の画像が表示された透孔部を形成すると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置に、透明着色層とホログラム層とを順次積層しただけの簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、基板の表面にホログラム層を設けると共に、このホログラム層の表面側に、透明着色層と不透明被膜層とを順次積層し、この不透明被膜層における前記透明着色層と対応する位置に、所定の画像が表示された透孔部を形成しただけの簡単な構成でありながら、明瞭で且つ表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の成形品の透明着色層が、色の異なる複数の透明着色部から構成されていることにより、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、より一層表現力豊かな画像が表示された成形品を提供することができる。
【0036】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1、2又は3に記載の成形品の透孔部が、レーザー光を不透明被膜層に照射することにより形成されていることにより、請求項1、2または3に記載の発明の効果に加え、画像の異なる成形品を例えば1枚ずつ作成するに際して画像を簡単且つ安価に成形することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネームプレートの斜視図。
【図2】ホログラム層を省略して示すネームプレートの背面図。
【図3】ネームプレートの要部の断面図。
【図4】ネームプレートの別の実施形態を示す要部の断面図。
【図5】ネームプレートの別の実施形態を示す要部の断面図。
【符号の説明】
1・10 基板
2 不透明被膜層
3 透孔部
4 透明着色層
5 ホログラム層
6 透明保護膜層
Claims (4)
- 透明な基板の表面又は裏面のいずれか一方には不透明被膜層が設けられて、この不透明被膜層には、所定の画像が表示された透孔部が形成されると共に、基板の裏面側で且つ少なくとも不透明被膜層の透孔部と対応する位置には、透明着色層とホログラム層とが順次積層されていることを特徴とする画像を施した成形品。
- 基板の表面にホログラム層が設けられて、このホログラム層の表面側には、透明着色層と不透明被膜層とが順次積層され、この不透明被膜層における前記透明着色層と対応する位置には、所定の画像が表示された透孔部が形成されていることを特徴とする画像を施した成形品。
- 透明着色層が、色の異なる複数の透明着色部から構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像を施した成形品。
- 透孔部が、レーザー光を不透明被膜層に照射することにより形成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像を施した成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217899A JP2004061705A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 画像を施した成形品 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002217899A JP2004061705A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 画像を施した成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004061705A true JP2004061705A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31939231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002217899A Pending JP2004061705A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 画像を施した成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2002
- 2002-07-26 JP JP2002217899A patent/JP2004061705A/ja active Pending
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