JP2004061678A - ズームレンズ及びそれを有する光学機器 - Google Patents

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西尾 彰宏
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Abstract

【課題】レンズシャッターカメラ用、正負正負4群構成のコンパクトで高変倍な少レンズ枚数構成のズームレンズの達成。
【解決手段】物体側より正の屈折力を有する第1レンズ群、物体側から正又は負の単レンズで構成される2A群、正と負レンズで構成された2B群、正の単レンズで構成された2C群よりなる正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角から望遠への変倍の際は少なくとも前記第1、第2、第3レンズ群間の空気間隔を変化させつつ、各レンズ群が物体側へ移動することを特徴とする。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は写真レンズ、ビデオカメラレンズ等の撮影光学系において特にコンパクトカメラ用の写真レンズとして好適な、変倍比4.5倍程度の高変倍でコンパクトなズームレンズの達成をおこなうものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、写真レンズやビデオレンズにおいてはよりコンパクトで高性能な撮影光学系が要求されている。
【0003】
特にレンズシャッターカメラの撮影光学系においては高変倍なものの要求と共に、周辺のメカ機構、電気回路の発達によってカメラの小型化の達成に有利化と伴って光学系についてもより小型なものが望まれている。
【0004】
レンズシャッターカメラ用の高変倍な撮影光学系としては、例えば特開平8−262325公報、特開平9−120028公報等にて正、正、負の3群構成のズームレンズが提案されている。
【0005】
また正、負、正、負の4群構成の変倍比が3倍程度のズームレンズが特許2832376号、変倍比3.8倍程度のズームレンズが特開平11−352401公報で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した正、正、負の3群構成のズームレンズの提案においては、レンズ構成枚数が多いため、高変倍でかつコンパクトなズームレンズとは言えなかった。
【0007】
また、正、負、正、負の4群構成のズームレンズに対しては変倍比が3倍又は3.8倍程度であり、更にレンズ構成枚数も多いため、更なる高変倍化においても小型で高画質なズームレンズの達成要求のための光学的配置の工夫が要求されている。
【0008】
本案は、適切なズームレンズ構成及びレンズ群配置を行うことにより、高画質を維持しつつコンパクトなズームレンズ光学系を達成をおこなうものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物体側より正の屈折力を有する第1レンズ群、物体側から正又は負の単レンズで構成される2A群、正と負レンズで構成された2B群、正の単レンズで構成された2C群よりなる正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角から望遠への変倍の際は少なくとも前記第1、第2,第3レンズ群間の空気間隔を変化させつつ、各レンズ群が物体側へ移動することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
一般的にレンズシャッターカメラの撮影系に用いられる正、正、負構成の3群ズームレンズは主に正の第2レンズ群と負の第3レンズ群の空気間隔変化により変倍作用を行い更に望遠に行くに従って正の第1レンズ群と正の第2レンズ群の空気間隔を狭めることにより更なる変倍作用を行うと同時に、変倍時の像面湾曲変動の補正を行うことを特徴としている。
【0011】
しかしながら更なる高変倍化においては変倍時の色収差及び前記した3群構成のズームレンズにおいても補正困難な像面湾曲の収差変動が問題となってくる。
【0012】
他方、良好な画質を得ようとするならば、各レンズ群で発生する色収差の補正関係を良好に保つために各レンズ群で発生する色収差の量を小さくする必要が有る。そしてその色収差補正のためにレンズ構成枚数を増加させる必要が生じてしまうこととなりレンズ系の小型化や少レンズ枚数構成の要求に対しての達成が困難となっている。
【0013】
本発明においては、物体側より正の屈折力を有する第1レンズ群、物体側から正又は負の単レンズで構成される2A群、正と負レンズで構成された2B群、正の単レンズで構成された2C群よりなる正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角から望遠への変倍の際は少なくとも前記第1、第2,第3レンズ群間の空気間隔を変化させつつ、各レンズ群が物体側へ移動することを特徴とする。
【0014】
以上の構成より、特にズーム光学系の小型化及び高変倍化を行った際の前記第1レンズ群により発生する広角端における軸外のコマ収差と望遠端における高次の球面収差の収差補正を2A群及び2B群にて行い特に2B群を正と負レンズより構成するダブレット構成とすることにより、変倍時に発生する色収差変動を良好に補正を行うことができる。
【0015】
また2A群が負レンズである場合、2B群は物体側より正、負レンズの配置にするのが良く、更に最も物体側のレンズ面は凸面であることが、2A群にて発生する正の球面収差を負方向にキャンセル作用が得られるため望ましく、他方、2A群が正レンズである場合、2B群は物体側より負、正レンズの配置にするのが良く、更に最も物体側のレンズ面は凹面であることが、2A群にて発生する負の球面収差を正方向にキャンセル作用が得られるため望ましい。
【0016】
また、2A群は負レンズの場合は、像面側に強い凹面を有したレンズ形状とし、正レンズの場合においては物体側に凸な正メニスカスレンズとするのが高次の球面収差の発生を抑え良好な光学性能を得るのに望ましい。
【0017】
また、ズームレンズ系の小型化を行う際には、以下の条件式を満足することが望ましい。
【0018】
0.35 < |F3/Fw|  < 0.7  ・・・(1)
1.1  <   β3w    < 2    ・・・(2)
但し、  Fw :広角端におけるレンズ全系の焦点距離
F3 :前記、第3レンズ群の焦点距離
β3w:前記、第3レンズ群の広角端における横倍率
条件式(1)、(2)は、広角端における負の第3レンズ群の屈折力に関するものである。
【0019】
条件式(1)の上限値を越えて第3レンズ群の負の屈折力が弱くなるか、条件式(2)の上限値を越えて第3レンズ群の広角端における横倍率が大きくなりすぎると、変倍時に第3レンズ群による変倍作用が弱くなってくるため一定の変倍比を得るために各レンズ群の移動量を大きくしなければならなくなり結果としてレンズ全長が長くなってくる。
【0020】
他方、条件式(1)、(2)のどちらかが下限値を越えるとレンズ全体としてテレフォト系の作用が強まってくるため、バックフォーカスが短く成りすぎると同時に、一定の周辺光量を確保するために第3レンズ群のレンズ外径の大型化をまねいてしまうと同時に像面湾曲や非点収差が発生してくるため良くない。
【0021】
更に光学性能向上のためには、以下の条件式を満足することが望ましい。
【0022】
−0.7 <  F2C/F2ABw  < −0.15 ・・・ (3)(F2ABw < 0)
但し、 F2ABw:広角端における前記、2A群と2B群の合成焦点距離
F2C :前記、2C群の焦点距離
条件式(3)は、前記第3レンズ群の光学配置特性に関するものであり、広角端における前記正レンズである2C群と2A群2B群の合成焦点距離との屈折力比を表す。
【0023】
この条件式の上限値を越えると、2C群の屈折力が相対的に大きくなってしまい。そこで発生する高次の球面収差やコマ収差を補正することが困難になってくるため良くない。
【0024】
他方、この下限値を越えると、広角端において2A群2B群の負の合成屈折力が弱くなりすぎてくるため、第1レンズ群で発生する軸外の像面湾曲と負の球面収差のバランスを良好に補正することが困難となってくる。
【0025】
また、ズームレンズ系の小型化を達成しつつ高画質化を図るならば、以下の条件式を満足することが良い。
【0026】
1    <   F1/Fw    < 2.2    ・・・ (4)
0.6  <  F2w/Fw     <  1.2   ・・・ (5)
但し、 F1    :第1レンズ群の焦点距離
F2w :広角端における2A、2B、2C群の合成焦点距離
条件式(4)は広角端における第1レンズ群の正の合成屈折力に関するものである。下限値を越えると、広角端において前記正の合成屈折力が強くなり過ぎレンズ系全体としてテレフォト系の作用が強まってくるため、バックフォーカスが短く成りすぎたり、負の球面が大きく発生してしまいこれを補正することが困難になってくる。
【0027】
一方、上限値を越えるとレンズ全長の増加を招くとともに広角端の焦点距離を維持するために第3レンズ群の正の屈折力を強くしなければならないため変倍域全域にわたって諸収差をバランス良く補正することが困難になってくる。
【0028】
条件式(2)は広角端における2A、2B、2Cレンズ群の正の合成屈折力に関するものである。
【0029】
上限値を越えると、2A、2B、2Cレンズ群の正の合成屈折力が弱くなりすぎて球面収差の補正が不足してくると同時に一定の広角端の焦点距離を維持するためにレンズ全長が増加してしまう。
【0030】
他方、下限値を越えると、負の球面収差が大きく発生してしまい他のレンズ群でこれを補正することが困難となってくる。
【0031】
また3Cレンズ群中に用いられる正レンズのd線における屈折率をN3d、アッベ数をV3dとしたとき、
N3d < 1.65  ・・・ (6)
V3d > 55    ・・・ (7)
とするのが良くこれによりズームレンズ系を小型化することにより生ずるペッツバール和が負になる傾向を防止しつつ変倍時発生する色収差の変動を補正することができる。
【0032】
第3レンズ群は 物体側より非球面を有した凸レンズと物体側に強い凹面を向けた負レンズで構成するのがズーム光学系をコンパクトに保ちつつ高画質を得るのに対して効果的である。また前記凸レンズをプラスチィク材とするのがコストダウンのために望ましい。
【0033】
また前記、負レンズは、d線における屈折率をN4d、アッベ数をV4dとしたとき、
N4d < 1.75  ・・・ (8)
V4d > 50    ・・・ (9)
とするのが望ましく、これにより低コスト硝材を使用することによるコストダウン化とともに変倍作用の大きい第3レンズ群の変倍による色収差変動を抑えることができる。
【0034】
また、前記非球面は、生産性を考慮したときに使用できる硝種を拡大するために複合型非球面(レプリカ非球面)を用いても良い。
【0035】
図面を用いて本実施形態のズームレンズについて説明する。
【0036】
図1、図5、図9、図13、図17、図21、図25、図29、図33、図37、図41、図45、図49、図53は各々後述する数値実施例1〜14のズームレンズのレンズ断面図、図2、図6、図10、図14、図18、図22、図26、図30、図34、図38、図42、図46、図50、図54は各々後述する数値実施例1〜14のズームレンズの広角端の収差図、図3、図7、図11、図15、図19、図23、図27、図31、図35、図39、図43、図47、図51、図55は各々後述する数値実施例1〜14のズームレンズの中間の収差図、図4、図8、図12、図16、図20、図24、図28、図32、図36、図40、図44、図48、図52、図56は各々後述する数値実施例1〜14のズームレンズの望遠端の収差図である。
【0037】
本発明に好適な第1レンズ群構成は、物体側より像面側に凸である負メニスカスレンズ、物体側に強い凸面を有する正レンズの2枚構成である。
【0038】
それにより前記負レンズの物体側の凹面で発生する広角端におけるディストーションと望遠端にて発生する正の球面収差を前記正レンズの物体側の強い凸面にてキャンセル作用を生じさせ、良好な収差補正作用を行っている。
【0039】
変倍の際のレンズ移動機構は第1レンズ群と第3レンズ群を一体に移動させると機構の簡略化とレンズ群の偏心を抑えるのに有利となる。
【0040】
また、2A群と2B群を変倍中空気間隔変化を行う際には2A群と第3レンズ群を変倍中、一体に移動させる様にしても良い。
【0041】
特に前記したように、変倍中2つのレンズ群を一体に移動させた場合、ズームレンズ系の高変倍化が進むと三つのレンズ群での移動方法においては、変倍作用群と近軸像面位置補正を行うためのレンズ群移動軌跡は自ずと決定されてしまい、変倍域全域に渡っての良好な軸外の像面補正や球面収差補正を行うのが困難となってくる。
【0042】
そのため、前記2A群と2B群間の空気間隔は変倍時に変化させることを行い、前記した収差の補正作用を持たせることによりズーム変倍域全域に渡って良好な画質を得ることが可能となる。
【0043】
フォーカスは少なくとも2B群と2C群を一体に光軸上に物体側に移動させることにより行うのが望ましいが、レンズ系全体または他のレンズ群を同時に光軸上に物体側に移動させても良い。
【0044】
虹彩絞りは2B群と2C群間中に配置することが望ましい、それにより第1群レンズ群径と第3レンズ群径の大きさのバランスが取りやすくなり、鏡筒径の大きさを抑えることが可能になる。また同時に高次の軸外収差をバランスよく補正することが容易になる。
【0045】
但し、小絞り時に軸外の光線ケラレが生じなければ、レンズ群間中のどの空気間隔中に配置しても良い。
【0046】
また変倍中、虹彩絞りは各レンズ群とは独立した光軸移動を行わせることで理想的な入射瞳位置を得ることが可能となってくるが、メカ機構の簡略化のために任意のレンズ群と一体に移動させても良い。
【0047】
変倍時の第1レンズ群と第2レンズ群の間隔変化は、広角時に最小になるようにすればレンズ全長の短縮に有利である。
【0048】
そして更なる光学性能向上のためレンズ系に更なる非球面の導入や回折光学素子、屈折分布型光学材料を導入しても良い。
【0049】
また、レンズ群やレンズ群の一部を偏心させることにより手ぶれ等が原因となる像位置変位を補正する作用を持たせるのも良い。
【0050】
変倍中の各レンズ群の移動は、
数値実施例1〜4は、変倍時に第1レンズ群と第4レンズ群を一体に移動させ、同時に2A群を負レンズとして2A群と2B群間の空気間隔を変化させたものである。また2C群は2B群と一体に移動を行ない、広角端の対して望遠端では第1レンズ群と2A群の空気間隔は広く、2C群と第3レンズ群の空気間隔は狭くなるような各レンズ群を移動させている。
【0051】
数値実施例5〜8は、変倍時に第1レンズ群と第4レンズ群を一体に移動させ、同時に2A群を正レンズとして2A群と2B群間の空気間隔を変化させたものである。また2C群は2B群と一体に移動を行ない、広角端の対して望遠端では第1レンズ群と2A群の空気間隔は広く、2C群と第3レンズ群の空気間隔は狭くなるような各レンズ群を移動させている。
【0052】
数値実施例9〜13は、変倍時に第1レンズ群と第4レンズ群を一体に移動させ、同時に2A群を負レンズとして2A群、2B群、2C群を一体にして移動を行ない、広角端の対して望遠端では第1レンズ群と2A群の空気間隔は広く、2C群と第3レンズ群の空気間隔は狭くなるような各レンズ群を移動させている。
【0053】
数値実施例14は、変倍時に第1レンズ群と第4レンズ群を一体に移動させ、同時に2A群を正レンズとして2A群、2B群、2C群を一体にして移動を行ない、広角端の対して望遠端では第1レンズ群と2A群の空気間隔は広く、2C群と第3レンズ群の空気間隔は狭くなるような各レンズ群を移動させている。
【0054】
(数値実施例)
次に、本発明の実施形態1〜14に各々対応する数値実施例1〜14を示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示し、Riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、Diは第i面と第i+1面との間の間隔、Niとνiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の屈折率、アッベ数を示す。fは焦点距離、FNoはFナンバー、ωは半画角である。またkを離心率、A、B、C、D、Eを非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+k)(h/R)1/2]+Ah+Bh+Ch+Dh+Eh10
で表示される。但しRは曲率半径である。また、例えば「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。又、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
【0055】
【外1】
Figure 2004061678
【0056】
【外2】
Figure 2004061678
【0057】
【外3】
Figure 2004061678
【0058】
【外4】
Figure 2004061678
【0059】
【外5】
Figure 2004061678
【0060】
【外6】
Figure 2004061678
【0061】
【外7】
Figure 2004061678
【0062】
【外8】
Figure 2004061678
【0063】
【外9】
Figure 2004061678
【0064】
【外10】
Figure 2004061678
【0065】
【外11】
Figure 2004061678
【0066】
【外12】
Figure 2004061678
【0067】
【外13】
Figure 2004061678
【0068】
【外14】
Figure 2004061678
【0069】
【表1】
Figure 2004061678
【0070】
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたレンズシャッター形式のコンパクトカメラの実施形態を図57を用いて説明する。
【0071】
図57において、10はコンパクトカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系、12はカメラ本体に内蔵されたストロボ、13は外部式ファインダー、14はシャッターボタンである。
【0072】
このように本発明のズームレンズをレンズシャッターカメラ等の光学機器に適用することにより、小型で高い光学性能を有する光学機器を実現している。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、物体側より正、正、負レンズ群を有するズームレンズにおいて、変倍比が約4.5倍と高変倍ながら好適な光学配置を行うことにより、コンパクトでかつ良好な光学性能を維持できるズームレンズ光学系を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のレンズ断面図
【図2】本発明の実施形態1の広角端の収差図
【図3】本発明の実施形態1の中間の収差図
【図4】本発明の実施形態1の望遠端の収差図
【図5】本発明の実施形態2のレンズ断面図
【図6】本発明の実施形態2の広角端の収差図
【図7】本発明の実施形態2の中間の収差図
【図8】本発明の実施形態2の望遠端の収差図
【図9】本発明の実施形態3のレンズ断面図
【図10】本発明の実施形態3の広角端の収差図
【図11】本発明の実施形態3の中間の収差図
【図12】本発明の実施形態3の望遠端の収差図
【図13】本発明の実施形態4のレンズ断面図
【図14】本発明の実施形態4の広角端の収差図
【図15】本発明の実施形態4の中間の収差図
【図16】本発明の実施形態4の望遠端の収差図
【図17】本発明の実施形態5のレンズ断面図
【図18】本発明の実施形態5の広角端の収差図
【図19】本発明の実施形態5の中間の収差図
【図20】本発明の実施形態5の望遠端の収差図
【図21】本発明の実施形態6のレンズ断面図
【図22】本発明の実施形態6の広角端の収差図
【図23】本発明の実施形態6の中間の収差図
【図24】本発明の実施形態6の望遠端の収差図
【図25】本発明の実施形態7のレンズ断面図
【図26】本発明の実施形態7の広角端の収差図
【図27】本発明の実施形態7の中間の収差図
【図28】本発明の実施形態7の望遠端の収差図
【図29】本発明の実施形態8のレンズ断面図
【図30】本発明の実施形態8の広角端の収差図
【図31】本発明の実施形態8の中間の収差図
【図32】本発明の実施形態8の望遠端の収差図
【図33】本発明の実施形態9のレンズ断面図
【図34】本発明の実施形態9の広角端の収差図
【図35】本発明の実施形態9の中間の収差図
【図36】本発明の実施形態9の望遠端の収差図
【図37】本発明の実施形態10のレンズ断面図
【図38】本発明の実施形態10の広角端の収差図
【図39】本発明の実施形態10の中間の収差図
【図40】本発明の実施形態10の望遠端の収差図
【図41】本発明の実施形態11のレンズ断面図
【図42】本発明の実施形態11の広角端の収差図
【図43】本発明の実施形態11の中間の収差図
【図44】本発明の実施形態11の望遠端の収差図
【図45】本発明の実施形態12のレンズ断面図
【図46】本発明の実施形態12の広角端の収差図
【図47】本発明の実施形態12の中間の収差図
【図48】本発明の実施形態12の望遠端の収差図
【図49】本発明の実施形態13のレンズ断面図
【図50】本発明の実施形態13の広角端の収差図
【図51】本発明の実施形態13の中間の収差図
【図52】本発明の実施形態13の望遠端の収差図
【図53】本発明の実施形態14のレンズ断面図
【図54】本発明の実施形態14の広角端の収差図
【図55】本発明の実施形態14の中間の収差図
【図56】本発明の実施形態14の望遠端の収差図
【図57】本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたレンズシャッター形式のコンパクトカメラの要部概略図
【符号の説明】
B1、B2A、B2B、B2C、B3はそれぞれ第1レンズ群、2A群、2B群、2C群、第3レンズ群、SPは光彩絞り、IPは結像面、SAは球面収差、ASは非点収差、DISTは歪曲収差、CHROは倍率色収差、d−LINEはd線、g−LINEはg線、ΔSはサジタル像面、ΔMはメリディオナル像面

Claims (8)

  1. 物体側より正の屈折力を有する第1レンズ群、物体側から正又は負の単レンズで構成される2A群、正と負レンズで構成された2B群、正の単レンズで構成された2C群よりなる正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角から望遠への変倍の際は少なくとも前記第1、第2,第3レンズ群間の空気間隔を変化させつつ、各レンズ群が物体側へ移動することを特徴とするズームレンズ及びそれを有した光学機器。
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ及びそれを有した光学機器。
    0.35 < |F3/Fw|  < 0.7
    1.1  <   β3w    < 2
    但し、  Fw :広角端におけるレンズ全系の焦点距離
    F3 :前記、第3レンズ群の焦点距離
    β3w:前記、第3レンズ群の広角端における横倍率
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とした請求項1記載のズームレンズ及びそれを有した光学機器。
    −0.7 <  F2C/F2ABw  < −0.15
    (F2ABw < 0)
    但し、 F2ABw:広角端における前記、2A群と2B群の合成焦点距離
    F2C  :前記、2C群の焦点距離
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ及びそれを有する光学機器。
    1   < F1/Fw  < 2.2
    0.6 < F2w/Fw < 1.2
    但し、 F1  :第1レンズ群の焦点距離
    F2w :広角端における2A、2B、2C群の合成焦点距離
  5. 前記、第1、第3レンズ群は変倍時一体に光軸上を移動することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ及びそれを有した光学機器。
  6. 虹彩絞りは前記、2B群と2C群間の空気間隔中に配置されたことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ及びそれを有した光学機器。
  7. 前記、2A群と2B群間の空気間隔は変倍時に変化させることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ及びそれを有した光学機器。
  8. 請求項1から7のいずれか1項のズームレンズを有することを特徴とする光学機器。
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