JP2004060436A - 建築物の耐久性向上方法、及び建築敷地の土壌改良方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築物の耐久性を向上させる。
【解決手段】埋土石34の上面の床下全面には、セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層34が設けられ、盛土層34の上面にセラミックス・炭素混合体を含有した砕石層36が設けられ、砕石層36の上面にはセラミックス・炭素混合体を含有したコンクリート層38が設けられている。コンクリート層38の上面には、押出発泡スチロール及び防湿フィルムから構成された断熱防湿層40を介在させて、セラミックス・炭素混合体を含有するモルタル層42が形成されている。そして、モルタル層42内には、温水パイプ46や電熱ヒータが埋設され、モルタル層42の表面には仕上げ材44が敷設されている。セラミックス・炭素混合体から遠赤外線が放射される。
【選択図】図3
【解決手段】埋土石34の上面の床下全面には、セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層34が設けられ、盛土層34の上面にセラミックス・炭素混合体を含有した砕石層36が設けられ、砕石層36の上面にはセラミックス・炭素混合体を含有したコンクリート層38が設けられている。コンクリート層38の上面には、押出発泡スチロール及び防湿フィルムから構成された断熱防湿層40を介在させて、セラミックス・炭素混合体を含有するモルタル層42が形成されている。そして、モルタル層42内には、温水パイプ46や電熱ヒータが埋設され、モルタル層42の表面には仕上げ材44が敷設されている。セラミックス・炭素混合体から遠赤外線が放射される。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の耐久性向上方法、及び建築敷地の土壌改良方法に係り、特に建物及び住宅等の建築物の耐久性を向上させる建築物の耐久性向上方法、及び建築敷地の土壌を改良する建築敷地の土壌改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
現在、自然環境の悪化が深刻的になってきており、大気汚染、水質汚染、及び農薬等による食品汚染等と多方面に渡っている。
【0003】
建築物においても新建材が使用されると共に、白蟻駆除剤及びホルマリン等の化学薬品が使用され、これらの薬品やコンクリート中のセメントによって床下の土壌が酸性化され、また土壌の湿気の影響で建物及び住宅等の建築物の耐久性低下している。
【0004】
本発明は、上記問題点を解消して建築物の耐久性を向上させることができる建築物の耐久性向上方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、建築敷地の土壌の性質、すなわち土質を改良することができる建築敷地の土壌改良方法を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の建築物の耐久性向上方法は、盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させたことを特徴とする。
【0007】
本発明の建築物の耐久性向上方法では、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させてあり、既存の建築物では床下を掘り起こして、各々セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層を形成することができる。なお、新築の建築物については、各々セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層を形成すると共に、更にコンクリート製の基礎を構築する際にこの基礎にセラミックス・炭素混合体を含有させることもできる。
【0008】
セラミックス・炭素混合体は、遠赤外線の放射エネルギーが高く、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々にセラミックス・炭素混合体を混入することにより、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅の耐久性を向上することができる。
【0009】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによっても住宅の耐久性を向上することができる。
【0010】
なお、セラミックス・炭素混合体の遠赤外線放射効果は、セラミックス・炭素混合体を加温すると高くなるので、セラミックス・炭素混合体を加温する熱源を設けるのが好ましい。
【0011】
本発明の柱は、木製であることから主成分が炭素で構成されている。また、この柱の下端部が地中に埋設されると共にこの下端部の周囲にセラミックス・炭素・砂利混合体が配置されている。
【0012】
一方、柱の下端部は地中に埋設されていることから、柱の下端部の周囲に埋設されたセラミックス・炭素・砂利混合体のセラミックス及び炭素から遠赤外線が放射される。
【0013】
また、本発明では、セラミックス・炭素・砂利混合体、及びセラミックス・炭素混合体を含有する床部材を熱源により加温すると、遠赤外線放射効果は更に高くなる。
【0014】
上記で説明したように、セラミックス・炭素混合体から放射される床下からの遠赤外線によって建築物の構造体及び壁体内の湿気が除去され、結露が防止されると共に、セラミックス・炭素混合体によって土壌が弱アルカリ性に変化されるので、防湿効果との相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによって住宅の耐久性を向上することができる。
【0015】
また、前記熱源としては、前記床部材中に埋設されたパイプ内を循環する温水、または電熱ヒータや半導体ヒータ等のヒータを使用ることができる。
【0016】
そして、上記目的を達成するために、本発明の建築敷地の土壌改良方法は、盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させると共に、建築敷地内にセラミックス、炭素、及び砂利を混合して構成されたセラミックス・炭素・砂利混合体を埋設したことを特徴とする。
【0017】
セラミックス・炭素混合体は、上記で説明したように放射する遠赤外線によってセメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に、セラミックス・炭素混合体を含有させると共に、建築敷地内にセラミックス・炭素・砂利混合体を埋設することにより、建築敷地の土壌の性質、すなわち土質を改良することができる。
【0018】
セラミックス・炭素混合体の遠赤外線放射効果は、セラミックス・炭素混合体を加温すると高くなるので、セラミックス・炭素混合体を含有する土間コンクリート層、モルタル層、及びセラミックス・炭素・砂利混合体内に熱源を埋設してセラミックス・炭素混合体をを加温すると効果的である。
【0019】
また、セラミックス・炭素・砂利混合体内に、先端部が尖鋭に形成された木製の柱の下端部が埋設されるように柱、例えば大黒柱を立設し、柱の下端部に熱源を巻回すると、土壌改良効果は更に高くなる。
【0020】
上記セラミックス・炭素・砂利混合体、及びセラミックス・炭素混合体の炭素としては、備長炭等の炭が好ましく、セラミックスとしては遠赤外線放射セラミックスである抗火石が好ましい。また、セラミックス・炭素混合体としては、粉炭、荒炭、及び抗火石を1:2:3の割合で混合した混合体を使用することができ、セラミックス・炭素・砂利混合体としては、砂利とセラミックス・炭素混合体とを2:3の割合で混合した混合体を使用することがでる。
【0021】
このように、セラミックスと炭素とを混合することにより、相乗効果により中和された高い遠赤外線を放射することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、マンション、一般建築、及び住宅等の新築建築物、既存の建築物の増改築に適用することができるが、以下では新築住宅に本発明を適用した実施の形態について説明する。また、本実施の形態は、壁式構造である住宅と柱としての大黒柱とを組み合わせたものである。
【0023】
図1には、本実施の形態に係る新築された住宅または建築物の全体構成図が示されている。この住宅は、大黒柱建立、基礎工事、土間床土台据付工事、床暖房工事、1階枠組工事、2階床組工事、2階床張工事、2階枠組工事、小屋裏床組工事、小屋裏妻壁組立工事、小屋組工事、小屋野地板張、仕上工事を経て構築される。工法的には、従来の2×4(ツーバイフォー)工法を耐震及び防火の観点から改良した2×6工法が採用されている。
【0024】
住宅または建築物は、基礎12及びこの基礎12上に構築された本体14によって構成されている。さらに、本体14は、1階部分16、2階部分18、及び屋根裏部分20に大別されている。
【0025】
図2にも示されるように、住宅または建築物の床下には、直径1.3〜1.8m程度でかつ深さ1.5〜2.0m程度の手掘りの穴24が穿設されている。
【0026】
穴24の底部には砂利が敷き詰められて砂利層26が形成されている。この砂利層26の中央部には、例えば湖岸や川原で採取された礎石28が配置されている。
【0027】
礎石28上には、木製の大黒柱22の下端部22Bが載置され、大黒柱22が鉛直方向を向くように立設されている。大黒柱22は、本体14の略中心部の床部分、1階部分16、2階部分18、及び屋根裏部分20を貫通して屋根の内側まで達っしている。
【0028】
大黒柱22の先端部22Aは、尖鋭な形状となるように加工されている。また、大黒柱22の下端面は、バーナーで軽く焼いて炭化されており、この下端面には断面五角形状の保持孔が穿設されている。この保持孔内には、直径36mm程度の水晶体としての水晶球44が挿入されている。なお、水晶球44は、建築物のコンクリート製基礎12の4隅の下部にも配置されている。
【0029】
なお、本実施の形態では、大黒柱22として高さ9m程度の杉の木や檜の木が使用されている。また、大黒柱22は、住宅または建築物が建築される土地と同一又は類似する土壌を持つ山林から伐採するのが好ましい。
【0030】
大黒柱22の穴24に挿入された部分の周囲には、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体からなるセラミックス・炭素混合体、備長炭、及び砂利を混合したセラミックス・炭素・砂利混合体としてのセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32が充填され、大黒柱22の穴24に挿入された部分がセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32によって埋設されている。このように、大黒柱22の下端部が、セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32によって埋設されていることから、大黒柱がセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32の主として砂利によって強固に固定される。セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32の埋設量は、1つの穴24に対して1.5t程度である。
【0031】
また、大黒柱22の下端部には、温水パイプ30が大黒柱22の長さ方向に巻回されている。
【0032】
このセラミックス・炭素混合体は、炭等の炭素の粉体及び粒体と、抗火石等の天然セラミックスの粉体及び粒体とを混合して構成されている。本実施の形態では、粉炭、荒炭、及び抗火石を1:2:3の割合で混合して構成されている。この粉炭、荒炭、及び抗火石はいずれも遠赤外線放射材料である。なお、粉炭、及び荒炭としては、備長炭が好ましい。
【0033】
本実施の形態のセラミックス・炭素・砂利混合体としてのセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体は、砂利とセラミックス・炭素混合体とを2:3〜1:1程度の割合、例えば、砂利約1〜1.5tに対してセラミックス・炭素混合体を約1.5t混入して構成されている。この砂利に対するセラミックス・炭素混合体の混入割合は、建築地の土質に応じて調整され、酸性が強い土壌や湿気が多い土壌の場合にはセラミックス・炭素混合体が多く混入される。
【0034】
このように、手掘りの穴24を堀り、この穴24内にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32を充填することにより、セラミックス・炭素混合体の作用により生活排水や薬品等によって汚染された土壌を弱アルカリ性に変化させて活性化し、大黒柱22の下端部22Bの周囲の土壌を浄化することができる。
【0035】
床下全面には、セラミックス・炭素混合体を含有する盛土層34が設けられている。盛土層34の上面には、セラミックス・炭素混合体と砕石とを混合した厚さ100mm程度の砕石層36が設けられ、砕石層36の上面にセラミックス・炭素混合体を含有するコンクリート層38が設けられている。
【0036】
コンクリート層38の上面には、押出発泡スチロール、及び防湿フィルムから構成された30mm程度の断熱防湿層40を介在させて、セラミックス・炭素混合体を含有する60mm以上のモルタル層42が設けられている。そして、モルタル層42内には、温水パイプ46が埋設され、モルタル層42の表面には、絨毯、フローリング、コルクタイル等で構成された仕上げ材44が敷設されている。
【0037】
なお、コンクリート製の基礎12にもセラミックス・炭素混合体が混入されてセラミックス・炭素混合体が含有されている。
【0038】
基礎12、及びコンクリート層38へのセラミックス・炭素混合体の混入量、すなわち含有量は、表1に示すように1m3 当たり40kg、盛土層34、及び砕石層36へのセラミックス・炭素混合体の混入量は、表1に示すように1坪当たり40kg以上であるのが適量である。また、基礎及び各層へ混入されるセラミックス・炭素混合体の抗火石等のセラミックスと炭との混合割合は、例えば次の表1に示す通りである。
【0039】
【表1】
【0040】
温水パイプ46は、1本のパイプをジグザグ状に配置してモルタル層42に埋設され、大黒柱22の下端部に巻回された温水パイプと連通され、両端はボイラ等の給湯装置50に接続されており、この温水パイプ46には温水が循環される。また、壁内には、150mm程度の断熱材48が充填され、断熱効果を更に高めている。
【0041】
なお、温水パイプに代えて、電熱ヒータや半導体ヒータ等のヒータを用いるようにしてもよい。
【0042】
セラミックス・炭素混合体は、遠赤外線の放射エネルギーが高く、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅または建築物の耐久性を向上することができる。
【0043】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによっても住宅または建築物の耐久性を向上することができる。
【0044】
本実施の形態では、給湯装置50によって温水パイプ46に温水が循環され、遠赤外線蓄熱式の床暖房が行われると共に、セラミック・炭素混合体が温められる。大黒柱22が立設された状態では、水晶球44が配置された下端部22Bが地中に埋設され、尖鋭な先端部22Aが天井側を向いている。このような大黒柱22を備えた住宅または建築物では、大黒柱22の下端部22Bが地中に埋設されると共に下端部22Bの周囲にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体層32が埋設されていることから、遠赤外線が効果的に放射される。
【0045】
しかも、本実施の形態では、壁式構造である住宅または建築物に大黒柱22を立設したので、昔ながらの日本家屋の風合いが醸しだされ、和風建築が生かされた居住空間を得ることができる。
【0046】
さらに、本実施の形態によれば、大黒柱22の下端部22Bが挿入される穴24にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体層を充填したので、遠赤外線を効果的に放射することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、壁式構造である住宅に本発明を適用したが、これに限らず、軸組構造、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造等の住宅及び建築に本発明を適用してもよい。
【0048】
以上説明したように本実施の形態によれば、床下に遠赤外線の放射エネルギーが高いセラミックス・炭素混合体を埋設すると共に、コンクリート及びモルタルにセラミックス・炭素混合体を含有させたので、マイナスイオンや遠赤外線の放射によって体の芯まで温めることができ、暖房効率を向上することができる。また、遠赤外線によって血行を良好にして健康を増進することができる。
【0049】
なお、この遠赤外線は、酸素と炭素質の陰陽の遠赤外線であり、細胞により効果的に作用する。
【0050】
また、遠赤外線によって住宅または建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅または建築物の耐久性を向上し、建築物の耐久性を向上することができる。
【0051】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って住宅または建築物の腐敗の原因となるバクテリアや白蟻の発生を防止することができる。
【0052】
また、セラミックス・炭素混合体の炭素の除湿作用により、居住空間への湿気の進入を防止し、マイナスイオンや遠赤外線の作用との相互作用により、居住者の健康を増進することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の建築物の耐久性向上方法では、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に遠赤外線の放射エネルギーが高いセラミックス・炭素混合体を混入したので、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止すると共に、土壌を弱アルカリ性に変えることができるので、白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これらによって住宅または建築物の耐久性を向上することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る住宅または建築物の全体構成図である。
【図2】本実施の形態に係る住宅または建築物に使用される大黒柱の下部構造を示す要部拡大図である。
【図3】本実施の形態に係る住宅または建築物に使用される遠赤外線蓄熱式床暖房システム部分の部拡大図である。
【符号の説明】
10 住宅または建築物
22 大黒柱
22A 先端部
22B 下端部
24 穴
32 セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体
44 水晶球(水晶体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の耐久性向上方法、及び建築敷地の土壌改良方法に係り、特に建物及び住宅等の建築物の耐久性を向上させる建築物の耐久性向上方法、及び建築敷地の土壌を改良する建築敷地の土壌改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
現在、自然環境の悪化が深刻的になってきており、大気汚染、水質汚染、及び農薬等による食品汚染等と多方面に渡っている。
【0003】
建築物においても新建材が使用されると共に、白蟻駆除剤及びホルマリン等の化学薬品が使用され、これらの薬品やコンクリート中のセメントによって床下の土壌が酸性化され、また土壌の湿気の影響で建物及び住宅等の建築物の耐久性低下している。
【0004】
本発明は、上記問題点を解消して建築物の耐久性を向上させることができる建築物の耐久性向上方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、建築敷地の土壌の性質、すなわち土質を改良することができる建築敷地の土壌改良方法を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の建築物の耐久性向上方法は、盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させたことを特徴とする。
【0007】
本発明の建築物の耐久性向上方法では、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させてあり、既存の建築物では床下を掘り起こして、各々セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層を形成することができる。なお、新築の建築物については、各々セラミックス・炭素混合体を含有した盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層を形成すると共に、更にコンクリート製の基礎を構築する際にこの基礎にセラミックス・炭素混合体を含有させることもできる。
【0008】
セラミックス・炭素混合体は、遠赤外線の放射エネルギーが高く、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々にセラミックス・炭素混合体を混入することにより、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅の耐久性を向上することができる。
【0009】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによっても住宅の耐久性を向上することができる。
【0010】
なお、セラミックス・炭素混合体の遠赤外線放射効果は、セラミックス・炭素混合体を加温すると高くなるので、セラミックス・炭素混合体を加温する熱源を設けるのが好ましい。
【0011】
本発明の柱は、木製であることから主成分が炭素で構成されている。また、この柱の下端部が地中に埋設されると共にこの下端部の周囲にセラミックス・炭素・砂利混合体が配置されている。
【0012】
一方、柱の下端部は地中に埋設されていることから、柱の下端部の周囲に埋設されたセラミックス・炭素・砂利混合体のセラミックス及び炭素から遠赤外線が放射される。
【0013】
また、本発明では、セラミックス・炭素・砂利混合体、及びセラミックス・炭素混合体を含有する床部材を熱源により加温すると、遠赤外線放射効果は更に高くなる。
【0014】
上記で説明したように、セラミックス・炭素混合体から放射される床下からの遠赤外線によって建築物の構造体及び壁体内の湿気が除去され、結露が防止されると共に、セラミックス・炭素混合体によって土壌が弱アルカリ性に変化されるので、防湿効果との相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによって住宅の耐久性を向上することができる。
【0015】
また、前記熱源としては、前記床部材中に埋設されたパイプ内を循環する温水、または電熱ヒータや半導体ヒータ等のヒータを使用ることができる。
【0016】
そして、上記目的を達成するために、本発明の建築敷地の土壌改良方法は、盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させると共に、建築敷地内にセラミックス、炭素、及び砂利を混合して構成されたセラミックス・炭素・砂利混合体を埋設したことを特徴とする。
【0017】
セラミックス・炭素混合体は、上記で説明したように放射する遠赤外線によってセメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に、セラミックス・炭素混合体を含有させると共に、建築敷地内にセラミックス・炭素・砂利混合体を埋設することにより、建築敷地の土壌の性質、すなわち土質を改良することができる。
【0018】
セラミックス・炭素混合体の遠赤外線放射効果は、セラミックス・炭素混合体を加温すると高くなるので、セラミックス・炭素混合体を含有する土間コンクリート層、モルタル層、及びセラミックス・炭素・砂利混合体内に熱源を埋設してセラミックス・炭素混合体をを加温すると効果的である。
【0019】
また、セラミックス・炭素・砂利混合体内に、先端部が尖鋭に形成された木製の柱の下端部が埋設されるように柱、例えば大黒柱を立設し、柱の下端部に熱源を巻回すると、土壌改良効果は更に高くなる。
【0020】
上記セラミックス・炭素・砂利混合体、及びセラミックス・炭素混合体の炭素としては、備長炭等の炭が好ましく、セラミックスとしては遠赤外線放射セラミックスである抗火石が好ましい。また、セラミックス・炭素混合体としては、粉炭、荒炭、及び抗火石を1:2:3の割合で混合した混合体を使用することができ、セラミックス・炭素・砂利混合体としては、砂利とセラミックス・炭素混合体とを2:3の割合で混合した混合体を使用することがでる。
【0021】
このように、セラミックスと炭素とを混合することにより、相乗効果により中和された高い遠赤外線を放射することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、マンション、一般建築、及び住宅等の新築建築物、既存の建築物の増改築に適用することができるが、以下では新築住宅に本発明を適用した実施の形態について説明する。また、本実施の形態は、壁式構造である住宅と柱としての大黒柱とを組み合わせたものである。
【0023】
図1には、本実施の形態に係る新築された住宅または建築物の全体構成図が示されている。この住宅は、大黒柱建立、基礎工事、土間床土台据付工事、床暖房工事、1階枠組工事、2階床組工事、2階床張工事、2階枠組工事、小屋裏床組工事、小屋裏妻壁組立工事、小屋組工事、小屋野地板張、仕上工事を経て構築される。工法的には、従来の2×4(ツーバイフォー)工法を耐震及び防火の観点から改良した2×6工法が採用されている。
【0024】
住宅または建築物は、基礎12及びこの基礎12上に構築された本体14によって構成されている。さらに、本体14は、1階部分16、2階部分18、及び屋根裏部分20に大別されている。
【0025】
図2にも示されるように、住宅または建築物の床下には、直径1.3〜1.8m程度でかつ深さ1.5〜2.0m程度の手掘りの穴24が穿設されている。
【0026】
穴24の底部には砂利が敷き詰められて砂利層26が形成されている。この砂利層26の中央部には、例えば湖岸や川原で採取された礎石28が配置されている。
【0027】
礎石28上には、木製の大黒柱22の下端部22Bが載置され、大黒柱22が鉛直方向を向くように立設されている。大黒柱22は、本体14の略中心部の床部分、1階部分16、2階部分18、及び屋根裏部分20を貫通して屋根の内側まで達っしている。
【0028】
大黒柱22の先端部22Aは、尖鋭な形状となるように加工されている。また、大黒柱22の下端面は、バーナーで軽く焼いて炭化されており、この下端面には断面五角形状の保持孔が穿設されている。この保持孔内には、直径36mm程度の水晶体としての水晶球44が挿入されている。なお、水晶球44は、建築物のコンクリート製基礎12の4隅の下部にも配置されている。
【0029】
なお、本実施の形態では、大黒柱22として高さ9m程度の杉の木や檜の木が使用されている。また、大黒柱22は、住宅または建築物が建築される土地と同一又は類似する土壌を持つ山林から伐採するのが好ましい。
【0030】
大黒柱22の穴24に挿入された部分の周囲には、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体からなるセラミックス・炭素混合体、備長炭、及び砂利を混合したセラミックス・炭素・砂利混合体としてのセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32が充填され、大黒柱22の穴24に挿入された部分がセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32によって埋設されている。このように、大黒柱22の下端部が、セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32によって埋設されていることから、大黒柱がセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32の主として砂利によって強固に固定される。セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32の埋設量は、1つの穴24に対して1.5t程度である。
【0031】
また、大黒柱22の下端部には、温水パイプ30が大黒柱22の長さ方向に巻回されている。
【0032】
このセラミックス・炭素混合体は、炭等の炭素の粉体及び粒体と、抗火石等の天然セラミックスの粉体及び粒体とを混合して構成されている。本実施の形態では、粉炭、荒炭、及び抗火石を1:2:3の割合で混合して構成されている。この粉炭、荒炭、及び抗火石はいずれも遠赤外線放射材料である。なお、粉炭、及び荒炭としては、備長炭が好ましい。
【0033】
本実施の形態のセラミックス・炭素・砂利混合体としてのセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体は、砂利とセラミックス・炭素混合体とを2:3〜1:1程度の割合、例えば、砂利約1〜1.5tに対してセラミックス・炭素混合体を約1.5t混入して構成されている。この砂利に対するセラミックス・炭素混合体の混入割合は、建築地の土質に応じて調整され、酸性が強い土壌や湿気が多い土壌の場合にはセラミックス・炭素混合体が多く混入される。
【0034】
このように、手掘りの穴24を堀り、この穴24内にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体32を充填することにより、セラミックス・炭素混合体の作用により生活排水や薬品等によって汚染された土壌を弱アルカリ性に変化させて活性化し、大黒柱22の下端部22Bの周囲の土壌を浄化することができる。
【0035】
床下全面には、セラミックス・炭素混合体を含有する盛土層34が設けられている。盛土層34の上面には、セラミックス・炭素混合体と砕石とを混合した厚さ100mm程度の砕石層36が設けられ、砕石層36の上面にセラミックス・炭素混合体を含有するコンクリート層38が設けられている。
【0036】
コンクリート層38の上面には、押出発泡スチロール、及び防湿フィルムから構成された30mm程度の断熱防湿層40を介在させて、セラミックス・炭素混合体を含有する60mm以上のモルタル層42が設けられている。そして、モルタル層42内には、温水パイプ46が埋設され、モルタル層42の表面には、絨毯、フローリング、コルクタイル等で構成された仕上げ材44が敷設されている。
【0037】
なお、コンクリート製の基礎12にもセラミックス・炭素混合体が混入されてセラミックス・炭素混合体が含有されている。
【0038】
基礎12、及びコンクリート層38へのセラミックス・炭素混合体の混入量、すなわち含有量は、表1に示すように1m3 当たり40kg、盛土層34、及び砕石層36へのセラミックス・炭素混合体の混入量は、表1に示すように1坪当たり40kg以上であるのが適量である。また、基礎及び各層へ混入されるセラミックス・炭素混合体の抗火石等のセラミックスと炭との混合割合は、例えば次の表1に示す通りである。
【0039】
【表1】
【0040】
温水パイプ46は、1本のパイプをジグザグ状に配置してモルタル層42に埋設され、大黒柱22の下端部に巻回された温水パイプと連通され、両端はボイラ等の給湯装置50に接続されており、この温水パイプ46には温水が循環される。また、壁内には、150mm程度の断熱材48が充填され、断熱効果を更に高めている。
【0041】
なお、温水パイプに代えて、電熱ヒータや半導体ヒータ等のヒータを用いるようにしてもよい。
【0042】
セラミックス・炭素混合体は、遠赤外線の放射エネルギーが高く、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅または建築物の耐久性を向上することができる。
【0043】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これによっても住宅または建築物の耐久性を向上することができる。
【0044】
本実施の形態では、給湯装置50によって温水パイプ46に温水が循環され、遠赤外線蓄熱式の床暖房が行われると共に、セラミック・炭素混合体が温められる。大黒柱22が立設された状態では、水晶球44が配置された下端部22Bが地中に埋設され、尖鋭な先端部22Aが天井側を向いている。このような大黒柱22を備えた住宅または建築物では、大黒柱22の下端部22Bが地中に埋設されると共に下端部22Bの周囲にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体層32が埋設されていることから、遠赤外線が効果的に放射される。
【0045】
しかも、本実施の形態では、壁式構造である住宅または建築物に大黒柱22を立設したので、昔ながらの日本家屋の風合いが醸しだされ、和風建築が生かされた居住空間を得ることができる。
【0046】
さらに、本実施の形態によれば、大黒柱22の下端部22Bが挿入される穴24にセラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体層を充填したので、遠赤外線を効果的に放射することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、壁式構造である住宅に本発明を適用したが、これに限らず、軸組構造、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造等の住宅及び建築に本発明を適用してもよい。
【0048】
以上説明したように本実施の形態によれば、床下に遠赤外線の放射エネルギーが高いセラミックス・炭素混合体を埋設すると共に、コンクリート及びモルタルにセラミックス・炭素混合体を含有させたので、マイナスイオンや遠赤外線の放射によって体の芯まで温めることができ、暖房効率を向上することができる。また、遠赤外線によって血行を良好にして健康を増進することができる。
【0049】
なお、この遠赤外線は、酸素と炭素質の陰陽の遠赤外線であり、細胞により効果的に作用する。
【0050】
また、遠赤外線によって住宅または建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止することができるので、防湿によって住宅または建築物の耐久性を向上し、建築物の耐久性を向上することができる。
【0051】
また、セラミックス・炭素混合体は、セメントや薬品により酸化した土壌を弱アルカリ性に変化させる作用を備えているので、防湿効果と相互に作用し合って住宅または建築物の腐敗の原因となるバクテリアや白蟻の発生を防止することができる。
【0052】
また、セラミックス・炭素混合体の炭素の除湿作用により、居住空間への湿気の進入を防止し、マイナスイオンや遠赤外線の作用との相互作用により、居住者の健康を増進することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の建築物の耐久性向上方法では、盛土層、砕石層、土間コンクリート層、及びモルタル層の各々に遠赤外線の放射エネルギーが高いセラミックス・炭素混合体を混入したので、床下からの遠赤外線の放射によって建築物の構造体及び壁体内の湿気を除去し、結露を防止すると共に、土壌を弱アルカリ性に変えることができるので、白蟻の発生や雑菌の発生を抑制することができ、これらによって住宅または建築物の耐久性を向上することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る住宅または建築物の全体構成図である。
【図2】本実施の形態に係る住宅または建築物に使用される大黒柱の下部構造を示す要部拡大図である。
【図3】本実施の形態に係る住宅または建築物に使用される遠赤外線蓄熱式床暖房システム部分の部拡大図である。
【符号の説明】
10 住宅または建築物
22 大黒柱
22A 先端部
22B 下端部
24 穴
32 セラミックス・炭素・備長炭・砂利混合体
44 水晶球(水晶体)
Claims (7)
- 盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させたことを特徴とする建築物の耐久性向上方法。
- コンクリート製の基礎に前記セラミックス・炭素混合体を含有させた請求項1記載の建築物の耐久性向上方法。
- 建築敷地内に穴を穿設し、該穴にセラミックス、炭素、及び砂利を混合して構成されたセラミックス・炭素・砂利混合体を充填し、
前記モルタル層、及び前記セラミックス・炭素・砂利混合体内に熱源を埋設した請求項1または請求項2記載の建築物の耐久性向上方法。 - 前記セラミックス・炭素・砂利混合体内に、先端部が尖鋭に形成された木製の柱の下端部が埋設されるように該柱を立設し、前記柱の下端部に前記セラミックス・炭素・砂利混合体内に埋設された熱源を巻回した請求項1〜3記載の建築物の耐久性向上方法。
- 盛土層、前記盛土層の上に設けられた砕石層、前記砕石層の上に設けられた土間コンクリート層、及び前記土間コンクリート層の上に設けられたモルタル層の各々に、セラミックスと炭素とを混合したセラミックス・炭素混合体を含有させると共に、建築敷地内に穴を穿設し、該穴にセラミックス、炭素、及び砂利を混合して構成されたセラミックス・炭素・砂利混合体を充填したことを特徴とする建築敷地の土壌改良方法。
- 前記モルタル層、及びセラミックス・炭素・砂利混合体内に熱源を埋設した請求項5の建築敷地の土壌改良方法。
- 前記セラミックス・炭素・砂利混合体内に、先端部が尖鋭に形成された木製の柱の下端部が埋設されるように該柱を立設し、前記柱の下端部に前記セラミックス・炭素・砂利混合体内に埋設された熱源を巻回した請求項5または請求項6記載の建築敷地の土壌改良方法。
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