JP2004060223A - 接合材の接合構造及び接合方法並びに複合材 - Google Patents

接合材の接合構造及び接合方法並びに複合材 Download PDF

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Hiroshi Konishi
小西 廣志
Hiroshi Arita
有田 浩
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AS SEKKEI JIMUSHO KK
KANSAI BIRU KENZAI KK
Sekkei Jimusho Kk As
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AS SEKKEI JIMUSHO KK
KANSAI BIRU KENZAI KK
Sekkei Jimusho Kk As
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Abstract

【課題】金属からなる心材を木質材料からなる外装材内に埋め込んで接着剤により結合し、方立や無目の構成材とする場合、心材外面の接合面と外装材内面の接合面との面積が大きいときであっても、接着時の接合面間の残留空気や余剰接着剤の排出を十分に行って、安定した接着性能を得、異種材料同士の熱膨張の差に拘わらず接着力を確保し、両者の接合構造の信頼性を向上させる。
【解決手段】心材11と外装材20との接合面50,51同士を弾性を有する一定厚さの接着剤層53を介して接着一体化する。心材側接合面50に、心材11の長さ方向に延びかつ接着剤層53からの余剰接着剤54が開口側から充填される凹溝56を形成する。心材11及び外装材20を接合面50,51間に接着剤53′が介在された状態で一定の圧力により加圧保持して接着剤53′を硬化させる際、接着剤53′の塗布時に入り込んだり接合面50,51間に残留したりした空気や、塗布された接着剤53′のうちの余剰接着剤54を凹溝56内に開口側から入り込ませて接合面50,51間から排出させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製の接合材と、木質材料製又は樹脂材料製の接合材とを一定厚さの接着剤層を介して接着一体化する接合構造及び接合方法、並びにその接合構造を用いた複合材に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建築物の例えば外壁を構成するサッシ、フロント、カーテンウォール等においては、風雨に晒されるために、発錆が生じ難いアルミニウム製のものが一般に用いられている。
【0003】
しかし、このアルミニウム等の金属は熱良導体であり、サッシ、フロント、カーテンウォール等は室内部分及び室外部分が共に同じである単一材料で形成されているので、冬季で外気によりサッシ、フロント、カーテンウォールが冷却されると、その外気により室内に露出している部分が冷却されて結露が発生する等の欠点がある。また、室内を空調している場合、夏季では室内の冷熱が室外に伝導されて冷房効率が、また冬季では室内の温熱が室外に伝導されて暖房効率がそれぞれ悪くなり、冷暖房費用に無駄が生じる。
【0004】
また、室内の家具等のインテリアデザインは一般に木質系とされており、この木質系のインテリアデザインにアルミニウム等の金属が混じると違和感が生じる。
【0005】
さらに、今日、例えば学校、病院、老人用施設、ホテル、レストラン等の建築物においては、「温かさ」や「柔らかさ」等をキーワードとするコンセプトが求められている。
【0006】
これらのことから、室外部分はアルミニウム等の金属であっても、室内部分については木質材料等からなる複合材をサッシ、フロント、カーテンウォール等に使用することがニーズとして高まってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを組み合わせた複合材を用い、例えば、その心材を外装材内に埋め込むように結合することで、上記ニーズを満たすようにすることを考えた。
【0008】
ところで、このように金属製心材をそれとは異なる材料の外装材に一体化する場合、心材と外装材とをビス又はボルトの締結や、接着剤を用いた糊付けにより結合する構造が考えられるが、前者のビスやボルトによる結合構造では、締結部材としてのビスやボルトのヘッド部が外部に露出して外観見映えが悪くなる問題があり、このヘッド部を隠すための工夫が必要となる。
【0009】
一方、後者の糊付けでは、上記の如き外観見映えの悪化等の問題は生じないが、金属製心材とそれとは異なる外装材との熱膨張差を吸収する何等かの工夫が必要であり、この熱膨張差の吸収が不十分であると、接着効果が低下して結合が外れることがあり、耐用年数に難がある。
【0010】
また、心材と外装材との間に隙間による空間部が生じていると、この空間部内の空気により結露が生じ、外装材として木質材料を用いている場合、この水分が木質材料の腐食を招来する虞れがある。
【0011】
このため、心材と外装材とを各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着一体化することにより、その接着剤層により金属製心材と他の材料との熱膨張差を吸収しつつ、両者の接着を確保するとともに、同じ接着剤層を隙間を埋める充填剤としても使用して隙間による空気の残存をなくすることが考えられる。
【0012】
ところが、こうして心材と外装材との接合面間に一定厚さの接着剤層を介在させるには、心材と外装材との接着時に各接合面の一方又は両方に接着剤を塗布し、心材と外装材とを両接合面間に接着剤が介在された状態で一定の圧力により加圧保持して接着剤を硬化させることが行われ、特に、例えば心材及び外装材の長さが長く、両者の接着面積が大きいときには、接着剤の塗布時に入り込んだ空気や加圧時に接合面間にあった空気が残留し易く、この空気により接着剤が接合面全体に接触せず、接着効果が低下することがある。
【0013】
しかも、心材と外装材との加圧に伴い、接合面に塗布された接着剤が接合面に沿って拡がるが、そのうちの一部が余剰のものとなると、この余剰の接着剤の逃げ道を確保しておく必要がある。そして、上記残留空気や余剰接着剤の排出が不十分であると、安定した接着性能が得られなくなる難がある。
【0014】
本発明の目的は、上記のように金属製の心材と他の材料の外装材とを接着剤により接合する等、金属からなる接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる接合材とを各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着一体化する場合において、その接合構造に工夫を加えることで、接合面の面積が大きいときであっても、接着時の接合面間の残留空気や余剰接着剤の排出を十分に行って、安定した接着性能が得られるようにし、異種材料同士の接着力を熱膨張の差に拘わらず確大に保し、両者の接合構造の信頼性を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく、この発明では、接合材の接合面に空気や余剰接着剤の逃げ道となる凹溝を形成するようにした。
【0016】
具体的には、請求項1の発明では、金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とが各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着されて一体化された接合構造が対象である。
【0017】
そして、上記第1又は第2接合材の接合面の少なくとも一方には、一定方向に延びかつ少なくとも上記接着剤層からの余剰接着剤が開口側から充填される凹溝が形成されていることを特徴とする。
【0018】
上記の構成によると、金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とが各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着されて一体化されているので、第1及び第2接合材の熱膨張率が異なっていて、両接合材同士に熱膨張差が生じても、その熱膨張差は一定厚さの接着剤層の弾性によって吸収され、熱膨張差によって接合材同士の接着性が低下することはない。しかも、接着剤層は両接合材の接合面間に一定厚さで介在されているので、両接合面間の隙間に接着剤層が充填された構造となり、接合面間に空気のある隙間が生じず、その隙間による空気の結露により第2接合材等が腐食することもない。
【0019】
さらに、上記第1又は第2接合材の接合面の少なくとも一方に凹溝が形成され、この凹溝内に少なくとも上記接着剤層からの余剰接着剤が開口側から充填されるので、両接合材の接着時に各接合面の一方又は両方に接着剤を塗布し、両接合材を接合面間に接着剤が介在された状態で一定の圧力により加圧保持して接着剤を硬化させる際、接着剤の塗布時に入り込んだ空気や加圧時に接合面間にあった空気は上記凹溝内に開口側から入り込んで接合面から排出される。このことで、接合面間に空気が残留し難くなり、接合面に接着剤を接触させて接着効果を大に確保することができる。
【0020】
また、両接合材同士の加圧に伴い、接合面に塗布された接着剤が接合面に沿って拡がるとき、そのうちの一部が余剰のものとなったとしても、その余剰の接着剤をも上記接合面の凹溝内に開口側から入り込んで接合面から排出され、その凹溝内に開口側から充填される接着剤層の一部となる。
【0021】
したがって、これら残留空気や余剰接着剤の逃げ道が凹溝により確保されることとなり、異種材料である両接合材を安定して接着でき、その接合の信頼性の向上を図ることができる。
【0022】
請求項2の発明では、上記金属からなる第1接合材の接合面のみに凹溝が形成されている構成とする。こうすると、この凹溝内に残留空気の溜まり部が形成されて、その空気による結露が生じたとしても問題はなく、第2接合材(特に木質材料の場合)が腐食することはない。
【0023】
請求項3の発明では、上記接着剤層は断熱性を有するものとする。このことで、金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材との熱膨張率の違いによる歪みの発生を防いで、この歪みによる両接合材のねじれを防止できるとともに、熱伝導率の違いによる結露の発生を防止して第2接合材の腐食を回避することができる。
【0024】
請求項4の発明では、上記凹溝は、開口部の溝幅が溝奥部よりも小さい形状とする。このことで、両接合材同士の加圧接合時に余剰の接着剤が凹溝の開口側から入り込んで逃げ、凹溝に開口側から充填されたときに、その状態では、凹溝の内部にある余剰接着剤の幅が、開口部にある部分の幅よりも大きくなり、その凹溝内の接着剤層が一種のアンカ部(係合部)となって凹溝の開口部から抜け出し難くなる。よって、両接合材同士の接着効果をさらに高めることができる。
【0025】
請求項5の発明では、凹溝は、接合面を凹陥してなるものとする。また、請求項6の発明では、凹溝は、接合材自体を成形してなるものとする。これらの構成によると、凹溝を具体的にかつ容易に形成することができる。
【0026】
請求項7の発明では、第1及び第2接合材の接合面の少なくとも一方には、両接合面間の接着剤層の厚さを規定するための突起部が形成されていることを特徴とする。
【0027】
こうすれば、両接合材の接合面の少なくとも一方に接着剤を塗布し、両接合材を接近させて加圧する際、接合面に突設された突起部が相手方の接合材の接合面(又は同様の突起部)に当接すると、それ以上両接合材が接近せず、このことで両接合面間に一定厚さの接着剤層が形成される。つまり、両接合面間の間隔を外部装置で一定距離に規制する必要がなく、両接合面間に一定厚さの接着剤層の形成を容易に行うことができる。
【0028】
請求項8の発明では、第1接合材は心材とし、第2接合材は、上記心材を埋め込むように結合された外装材とする。このことで、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを外装材内に心材が埋め込むように結合するときに、心材及び外装材を安定して接着でき、両材の接合の信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
請求項9の発明では、上記心材は押出材からなるものとする。こうすると、成形が容易であり、外装材に埋め込まれるのに好適な心材を容易に得ることができる。
【0030】
請求項10の発明では、上記接着剤層は、シリコン系接着剤からなることを特徴とする。このことで、本発明の効果が有効に発揮されるのに望ましい最適な接着剤が得られる。
【0031】
請求項11の発明では、上記請求項1〜10のいずれか1つの接合材の接合構造を備えた複合材とする。このことで、金属製心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを組み合わせた複合材が容易に得られる。
【0032】
請求項12の発明では、上記複合材は、建築物の外壁部を形成するサッシ、フロント又はカーテンウォールの構成材に用いられていることを特徴とする。このことで、本発明の効果を有効に発揮し得る望ましい用途の複合材が得られる。
【0033】
請求項13の発明は、金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とを各々の接合面間に一定厚さの接着剤層を介して接着一体化する接合方法の発明であり、その特徴とするところは、上記第1又は第2接合材の接合面の少なくとも一方に、一定方向に延びる凹溝を形成しておき、両接合材の接合面の少なくとも一方に接着使用状態で弾性を有する接着剤を塗布し、両接合材同士を接着剤を介して圧接することで、両接合面間に余剰接着剤が上記凹溝に開口側から充填された状態で接着剤層を形成することである。この発明においても、上記請求項1の発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1において、1は建築物の2階以上の外壁部において上下方向に延びる方立、2は水平方向に延びる無目であって、図示しないが、上記複数の方立1,1,…と複数の無目2,2,…とを略格子状に交差させ、これら方立1及び無目2に囲まれる部分にパネル材としてのガラス板3(この他、化粧パネル板であってもよい)を組み込むことで、建築物の2階以上の外壁部を構成するカーテンウォールが形成されている。尚、各方立1は上下方向に連続しているが、各無目2は隣接する方立1,1間に各方立1により分割された状態で直列状に配置される。
【0035】
上記各方立1は、室内側(図1で右側)に位置する内側方立部材10と、室外側(同左側)に位置する外側方立部材30とを備えてなる。上記内側方立部材10は、アルミニウム製中空押出材からなる第1接合材としての長尺状の方立心材11と、木質材料(又は樹脂材料であってもよい)からなる第2接合材としての長尺状の方立外装材20とを一体に組み合わしてなる複合材からなり、上記方立心材11は方立外装材20内に対し方立心材11の室外露出部12が方立外装材20の室外面側に部分的に突出するように埋め込まれ、方立心材11の室外露出部12以外の大半部は方立外装材20により覆われて隠蔽されている。
【0036】
上記方立心材11は略角筒状のアルミニウム製の中空押出材からなるもので、その図1で左側の室外露出部12における室外側壁部11aにはねじ孔13が貫通形成されている。
【0037】
また、方立心材11において、その室内側端に位置する内端部にはそれぞれ心材11に沿って上下方向に延びかつ水平左右方向(図1で上下方向)に突出する嵌合突条15,15が内端部から延長された状態で、また上記室外露出部12近傍でそれよりも室内側の左右側面には同様の嵌合突条16,16が、さらに上記室外露出部12の左右側面には嵌合突条15,16と平行のリブ状のパッキン支持部17がそれぞれ一体に突設され、上記嵌合突条15,16は心材11自体の壁部を折曲げ状に成形してなる。
【0038】
上記各嵌合突条15,16の先端部はいずれも先端側に向かって厚さが小さくなる先細りテーパ状の断面に形成され、室内側端及び室外側のいずれの嵌合突条15,16にあっても室外側側面が先端側に向かって室内側に向かうように傾斜している。
【0039】
一方、上記方立外装材20は、方立心材11の室外側から見て左側(図1で上側)に位置する左分割部21と、同様に右側(同下側)に位置する右分割部22とに2分割され、各分割部21,22の水平方向に対向する分割面(対向面)は、その室内側端部近くから室外端までが凹陥されていて、この各凹陥部分にそれぞれ上記方立心材11の水平方向略半部が嵌合されている。また、方立外装材20の2つの分割部21,22の水平方向に対向する対向面のうち凹陥部分以外の部分、つまり分割部21,22同士が直接に接合される室内側端部には、それぞれ上下方向に延びる凹条20a及び凸条20bが室内外に沿った交互に並んで形成されており、両分割部21,22を接合するとき、一方の分割部21(又は22)の凹条20aに他方の分割部22(又は21)の凸条20bをそれぞれ嵌合させた状態で接合されている。以上により、方立外装材20は断面略コ字状の中空角材からなり、その内部に方立心材11が嵌合されて埋め込まれている。
【0040】
上記左右分割部21,22の対向面(内面)の凹陥部分両端部、つまり室内側端近くには、分割部21,22(方立外装材20)の長さ方向に延びる室内側凹条25が、また室外側端近くに同様の室外側凹条26がそれぞれ形成され、室外側凹条26は上記嵌合突条16と略同じ断面形状を有していてそれを嵌合するようになっている。一方、室内側凹条25は、上記嵌合突条15よりも少し大きい同様の断面形状を有していてその嵌合突条15を嵌合する。
【0041】
上記室外側に位置する外側方立部材30は方立目板31と目板カバー32とを備えてなる。方立目板31は、上記方立内側部材10の左右幅と同じ幅を有する上下方向に延びる平板状のアルミニウム製押出材からなり、その幅方向の中央部にはねじ挿通孔33が貫通形成されており、このねじ挿通孔33にそれよりも小径のねじ部を有する取付ねじ34を方立目板31の外側から挿通させて、そのねじ部を上記方立内側部材10の方立心材11における室外露出部12のねじ孔13に螺合締結することにより、方立心材11の室外露出部12に外側方立部材30がねじ止めされて取り付けられ、この方立目板31(外側方立部材30)の左右両側部と方立心材11の室外露出部12以外の方立外装材20の室外面との間に、方立1の左右両側に位置する上記各ガラス板3の縦縁部(左右側縁部)が後述の等圧パッキン38及びシーリング材40によるシール状態で挟持されている。
【0042】
上記方立目板31のねじ挿通孔33は取付ねじ34のねじ部よりも大径であるため、両者は直接に接触せずに断熱空間があけられている。そして、取付ねじ34のヘッド部とねじ挿通孔33周りの方立目板31外面(表面)との間には断熱ワッシャ35が、また方立目板31の内面(裏面)と方立心材11の室外側壁部11a外面との間には板状の断熱パッキン36がそれぞれ挟み込まれている。
【0043】
上記ガラス板3は、2枚の板ガラス3a,3aを空気層をあけて重ねかつ両板ガラス3a,3a間の周縁部に封着材3bを介在させて該封着材3bで空気層を封入した複層ガラスからなり、このガラス板3の縦縁部と上記方立外装材20の室外面との間には伝熱等を阻止するためのグレーチング一体等圧パッキン38,38が介在され、この各等圧パッキン38は、その一部を方立外装材20の室外面に形成した係止溝20cに係合されかつ方立内側部材10の方立心材11におけるパッキン支持部17に係合固定されている。また、ガラス板3の縦縁部と方立目板31の左右両側部との間には、方立目板受け39と、その幅方向外側に位置し、雨水の浸入を防止するためのシーリング材40とが並んだ状態で介在されている。
【0044】
また、上記方立目板31の外側には上記取付ねじ34周りを覆うように断面コ字状の上記目板カバー32が間隔をあけて配置され、この目板カバー32の室内側に向いた両端部はそれぞれ方立目板31の幅方向両端部に設けた係止部31a,31aに係止固定されている。
【0045】
本発明の特徴は、上記方立心材11と、それを埋め込んだ状態で嵌合する方立外装材20との接合構造にある。すなわち、方立心材11の外周面において、室外側の両嵌合突条16,16よりも室内側部分、つまり嵌合突条16よりも室内側の左右側面及び室内側端面の3つの側面はいずれも方立心材11における心材側接合面50に形成されている。
【0046】
一方、方立外装材20の左右分割部21,22の対向面(内面)の凹陥部分において、上記心材側接合面50に対向する部分、つまり室外側凹条26の室内側端部から室内側凹条25内面に至るまでの部分は方立外装材20における外装材側接合面51に形成されている。
【0047】
そして、この方立心材11の心材側接合面50と、それに対向する、方立外装材20の外装材側接合面51との間には所定の間隔があけられ、この間隔には一定厚さの接着剤層53が介在されている。尚、方立外装材20の分割部21,22の凹条20a及び凸条20b間にも同様の間隔があけられていて接着剤層53が介在されている。
【0048】
上記各接着剤層53は、例えば変性シリコン系1成分形や変性シリコンエポキシ系1成分形等のシリコン系接着剤からなっていて、硬化時(使用時)に弾性を有しており、このことで、アルミニウムからなる方立心材11と、木質材料からなる方立外装材20とは各々の接合面50,51間に弾性を有する一定厚さの接着剤層53を介して接着一体化されている。
【0049】
さらに、上記心材側接合面50のうち、方立心材11の左右側面において嵌合突条15,16間の部分には方立心材11の上下方向たる長さ方向(一定方向)に延びる複数本、つまり図示例では6本の凹溝56,56,…が略等間隔をあけて形成されている。
【0050】
尚、凹溝56は各接合面50について1本以上であればよく、必要に応じて本数を変更すればよい。また、凹溝56を外装材側接合面51に設けてもよい。しかし、その場合、後述の如く、凹溝56内に空気が残留して結露が生じたときに外装材20の腐食する虞れがあるので、心材側接合面50のみに設けるのが望ましい。
【0051】
上記各凹溝56は、図2に拡大詳示するように、方立心材11の各心材側接合面50を部分的に凹陥してなるもので、溝幅が開口部から内部(底部)まで同じ断面矩形状とされ、この各凹溝56には上記接着剤層53からの余剰接着剤54(接着剤層53の一部)が開口側から充填されている。尚、凹溝56は、溝奥部から開口部に向かって溝幅がテーパ状に拡大する有底のV字溝であってもよい。
【0052】
この実施形態において、方立心材11に対し方立外装材20を各々の接合面50,51間に一定厚さの接着剤層53を介して接着一体化して、方立1における複合材からなる内側方立部材10を作る方法について図3により説明すると、予め、方立心材11に対しその左右側面からなる心材側接合面50において嵌合突条15,16間の部分に押出成形と同時に凹溝56,56,…を形成しておく。
【0053】
そして、まず、図3(a)に示すように、方立心材11に対しその左右側面及び室内側端面からなる心材側接合面50に接着剤53′を塗布する。このとき、方立外装材20の左右分割部21,22の一方の凹条20aの内面及び凸条20b外面にも接着剤53′を塗布する。この接着剤53′は、上記の如く接着使用状態で弾性を有するものである。
【0054】
この後、図3(b)に示す如く、この方立心材11の心材側接合面50にその接着剤53′上から方立外装材20の外装材側接合面51を押し付け、接着剤53′が硬化するまで、分割部21,22と方立心材11とを圧接保持することで、両接合面50,51間に弾性をもった接着剤層53を形成する。このとき、接着剤53′の一部を上記各凹溝56に開口側から充填するようにする。
【0055】
以上により、方立心材11が接合面50で方立外装材20の接合面51に接着剤層53を介して一体的に接合され、方立外装材20の分割部21,22同士も、室内端部の凹条20a及び凸条20b間で接着剤層53が介して一体的に接合される。
【0056】
したがって、この実施形態においては、方立1の内側方立部材10における方立心材11の心材側接合面50と、方立外装材20の外装材側接合面51との間が弾性を有する一定厚さの接着剤層53を介して接着されて一体化されているので、アルミニウム押出材からなる方立心材11と、木質材料からなる方立外装材20との熱膨張率の違いにより両者間に熱膨張差が生じても、その熱膨張差は上記一定厚さの接着剤層53の弾性によって吸収され、熱膨張差によって方立心材11及び方立外装材20同士の接着性が低下することはない。
【0057】
しかも、上記接着剤層53は方立心材11及び方立外装材20の接合面50,51間に一定厚さで介在されているので、両接合面50,51間の隙間に接着剤層53が充填された構造となり、接合面50,51間に空気のある隙間がなく、その隙間にある空気の結露により方立外装材20が腐食することもない。
【0058】
さらに、上記方立心材11の心材側接合面50に凹溝56,56,…が形成され、この各凹溝56内に上記接着剤層53の一部をなす余剰接着剤54が開口側から充填されるので、上記の如く、方立心材11及び方立外装材20の接着時に方立心材11側の接合面50に接着剤53′を塗布し(図3(a)参照)、方立心材11及び方立外装材20を接合面50,51間に接着剤53′が介在された状態で一定の圧力により加圧保持して接着剤53′を硬化させる(図3(b)参照)際、その接着剤53′の塗布時に入り込んだ空気や加圧時に接合面50,51間にあった空気は、逃げ道を求めて接合面50,51間を移動し、その途中で上記凹溝56内に開口側から逃げ込んでその内部を長さ方向に流れ、このようにして空気が接合面50,51間から排出される。このことで、接合面50,51間に空気が残留し難くなり、接合面50,51に接着剤層53を接触させて接着効果を大に確保することができる。
【0059】
また、方立心材11及び方立外装材20同士の加圧に伴い、心材側接合面50に塗布された接着剤53′が接合面50に沿って流動して拡がるとき、そのうちの一部が余剰のものとなったとしても、その余剰の接着剤54についても逃げ道を求めて接合面50,51間を移動し、その途中で上記各接合面50の各凹溝56内に開口側から入り込んで接合面50,51間から排出される。そして、その凹溝56内に開口側から充填される余剰接着剤54は硬化に伴って接着剤層53の一部となる。尚、図2では、余剰接着剤54が凹溝56内に完全に充填されず、凹溝56内に空気(隙間)が残存した状態を例示している。この凹溝56内に対する余剰接着剤54の充填度は、塗布する接着剤53′の量(厚さ)や圧制時の加圧力により適宜設定することができる。
【0060】
これらにより、残留空気や余剰接着剤54の逃げ道が凹溝56により確保されることとなり、異種材料である方立心材11及び方立外装材20を安定して接着でき、その接合の信頼性の向上を図ることができる。
【0061】
また、上記アルミニウムからなる方立心材11の心材側接合面50のみに凹溝56,56,…が形成されているので、この方立心材11の凹溝56,56,…内に残留空気の溜まり部が形成されて、その空気による結露が生じたとしても問題はなく、木質材料からなる方立外装材20に腐食が生じることはない。
【0062】
さらに、上記方立心材11はアルミニウム押出材からなるので、その嵌合突条15,16や凹溝56等の成形が容易であり、方立外装材20に埋め込まれるのに好適な方立心材11を容易に得ることができる。
【0063】
また、このようにして得られた複合材は、建築物の外壁部を形成する方立1の内側方立部材10に用いられているので、その方立部材10は心材11が外装材20によって覆われ、室内外に温度差があっても室内外間で伝熱され難く、金属材と木材や樹脂材との温度差による熱膨張を小さくでき、方立1の構造を簡単にすることができる。また、方立1の強度をその内部に埋め込まれている金属製心材10により確保して、方立1の全体の断面積を小さくして、細いものを使用することができる。
【0064】
尚、上記接着剤層53は断熱性を有するものとすることが望ましい。こうすると、金属からなる方立心材11と、木質材料からなる方立外装材20との熱膨張率の違いによる歪みの発生を防いで、この歪みによる内側方立部材10のねじれを防止できるとともに、熱伝導率の違いによる結露の発生を防止して方立外装材20の腐食を回避することができる。
【0065】
(実施形態2)
図4及び図5は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、凹溝56の断面形状を異ならせたものである。
【0066】
すなわち、この実施形態では、図5に示すように、方立心材11の心材側接合面50に形成される各凹溝56は、開口部の溝幅が溝奥部よりも小さい形状とされている。具体的には、凹溝56は、溝底部に向かって溝幅が広くなる蟻溝形状のものである。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
【0067】
この実施形態の場合、実施形態1と同様に、方立心材11と方立外装材20との加圧接合時に余剰接着剤54が凹溝56の開口側から入り込んで逃げ、この余剰接着剤54は接着剤層53の一部として各凹溝56の開口側から充填される。
【0068】
そのとき、図4に示すように、各凹溝56の内部にある余剰接着剤54の幅が、開口部にある部分の幅よりも大きくなり、その凹溝56内の余剰接着剤54が一種のアンカ部(係合部)となって凹溝56の開口部から抜け出し難くなる。その結果、方立心材11及び方立外装材20同士の接着効果をさらに高めることができる利点がある。
【0069】
(実施形態3)
図6は実施形態3を示す。すなわち、上記実施形態2では、各凹溝56は方立心材11の接合面50を凹陥して形成したのに対し、この実施形態では、各凹溝56は、方立心材11の壁部自体を成形して蟻溝形状としたものである。この実施形態でも上記実施形態2と同様の作用効果が得られる。
【0070】
尚、方立心材11は押出成形されるので、この実施形態のように、方立心材11の壁部自体を成形して蟻溝状の凹溝56を形成することは容易である。
【0071】
(実施形態4)
図7は実施形態4を示し、方立心材11の接合面50に形成される各凹溝56を、開口部の溝幅が溝奥部よりも小さい形状とし、具体的には、方立心材11の壁部自体を湾曲状に成形することで、凹溝56が断面円形状のものに形成されている。従って、この実施形態においても、上記実施形態3と同様の作用効果を奏することができる。
【0072】
(実施形態5)
図8は実施形態5を示す。この実施形態においては、方立心材11の接合面50及び方立外装材20の接合面51の双方にそれぞれ異なった位置に交互に凹溝56,56,…が形成されている。
【0073】
また、方立心材11の接合面50には、方立外装材20の接合面51に当接することで両接合面50,51間の接着剤層53の厚さを規定するための複数の突起部58,58が形成されている(尚、この突起部58の数は1つ以上であればよい)。
【0074】
したがって、この実施形態でも上記実施形態1と略同様の作用効果が得られる。しかも、方立心材11の接合面50に、両接合面50,51間の接着剤層53の厚さを規定するための突起部58が形成されているので、方立心材11の接合面50に接着剤53′を塗布し、この接合面50に方立外装材20を接近させて加圧する際、方立心材11の接合面50に突設された突起部58が方立外装材20の接合面51に当接すると、それ以上、方立外装材20の接合面51が方立心材11の接合面50に接近せず、このことで両接合面50,51間に一定厚さの接着剤層53が形成される。このことで、両接合面50,51間の間隔を外部の装置で一定距離に規制する必要がなく、両接合面50,51間に一定厚さの接着剤層53の形成を容易に行うことができる利点がある。
【0075】
尚、上記突起部58は方立外装材20の接合面51に突設してもよい。また、両接合面50,51に突設することもでき、さらには、両接合面50,51にそれぞれ突設した突起58,58が互いに当接するようにしてもよい。
【0076】
(他の実施形態)
尚、凹溝56は上記各実施形態のものに限定されず、その他種々の断面形状のものを採用することができる。
【0077】
また、上記実施形態1〜4において、上記実施形態5(図8参照)に示す突起58を設けることもできる。
【0078】
また、上記実施形態では、内側方立部材10の方立外装材20内に方立心材11を嵌合して埋め込む構造に使用しているが、無目2における内側無目部材の無目外装材内に無目心材を嵌合して埋め込む構造にも使用することができ、内側方立部材10及び内側無目部材の双方について同様の構造を用いてもよい。
【0079】
また、上記実施形態は、建築物の2階以上の外壁部を構成するカーテンウォールの構成材に本発明を適用したものであるが、本発明は、建築物の1階部分のいわゆるフロントやサッシ等の外壁部の構成材に対しても適用することができ、同様の作用効果が得られる。
【0080】
さらに、上記実施形態では、心材11をアルミニウム製の中空押出材で構成し、その他の部分にもアルミニウム製材料を使用しているが、他の金属材料を使用してもよいのはいうまでもない。
【0081】
また、上記実施形態では、方立外装材20を2つの分割部21,22に分割しているが、3つ以上に分割してもよく、複数の分割部を一体的に接合することにより、外装材内に心材が埋め込まれているようにすればよい。
【0082】
さらにまた、上記実施形態では、建築物の外壁部を構成する方立1の内側方立部材10に複合材を用いているが、本発明は、これらの内側方立部材10等に限らず、他の分野でも複合材として使用することができ、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを心材が外装材内に埋め込まれるように結合してなる複合材とすればよく、特に長尺ものの複合材に有効である。
【0083】
【発明の効果】
以上説明のように、請求項1又は13の発明によると、金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とを各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着一体化する場合に、両接合材の接合面の少なくとも一方に、一定方向に延びかつ接着剤層からの余剰接着剤が開口側から充填される凹溝を形成したことにより、両接合材間の熱膨張差を一定厚さの接着剤層の弾性により吸収して接合材同士の接着を確保できるとともに、両接合面間の隙間に接着剤層を充填して接合面間の隙間による空気の結露により第2接合材等の腐食を防止できる。また、両接合材を接合面間に接着剤が介在された状態で一定の圧力により加圧保持して接着剤を硬化させる際、残留空気や余剰接着剤を凹溝内に開口側から入り込ませて接合面から排出でき、異種材料である両接合材を安定して接着でき、その接合の信頼性の向上を図ることができる。
【0084】
請求項2の発明によると、金属からなる第1接合材の接合面のみに凹溝を形成したことにより、凹溝内の残留空気による結露により第2接合材(特に木質材料の場合)が腐食するという問題を回避することができる。
【0085】
請求項3の発明によると、上記接着剤層は断熱性を有するものとしたことにより、両接合材間の熱膨張率の違いによる歪みの発生を防いで、この歪みによるねじれを防止でき、熱伝導率の違いによる結露の発生を防止して第2接合材の腐食を回避することができる。
【0086】
請求項4の発明によると、凹溝を、開口部の溝幅が溝奥部よりも小さい形状としたことにより、接着剤層の一部が凹溝の開口側から充填された状態で、凹溝の内部にある余剰接着剤が、開口部にある部分の幅よりも大きくなって凹溝の開口部から抜け出し難くなり、よって両接合材同士の接着効果をさらに高めることができる。
【0087】
請求項5の発明では、凹溝は、接合面を凹陥してなるものとした。また、請求項6の発明では、凹溝は、接合材自体を成形してなるものとした。これらの発明によると、凹溝を具体的にかつ容易に形成することができる。
【0088】
請求項7の発明によると、両接合材の接合面の少なくとも一方に、両接合面間の接着剤層の厚さを規定するための突起部を形成したことにより、両接合面間の間隔を外部装置で一定距離に規制する必要がなく、両接合面間に一定厚さの接着剤層の形成を容易に行うことができる。
【0089】
請求項8の発明によると、第1接合材は心材とし、第2接合材は、心材を埋め込むように結合された外装材としたことにより、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを外装材内に心材が埋め込むように結合するときに、心材及び外装材を安定して接着でき、両材の接合の信頼性の向上を図ることができる。
【0090】
請求項9の発明によると、心材は押出材からなるものとしたことにより、成形が容易であり、外装材に埋め込まれるのに好適な心材を容易に得ることができる。
【0091】
請求項10の発明によると、接着剤層は、シリコン系接着剤からなるものとしたことにより、本発明の効果が有効に発揮されるのに望ましい最適な接着剤が得られる。
【0092】
請求項11の発明によると、上記接合材の接合構造を備えた複合材を設けたことにより、金属製心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを組み合わせた複合材が容易に得られる。
【0093】
請求項12の発明によると、上記複合材は、建築物の外壁部を形成するサッシ、フロント又はカーテンウォールの構成材に用いられているものとしたことにより、本発明の効果を有効に発揮し得る望ましい用途の複合材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る方立の断面図である。
【図2】心材と外装材との間の接合部分の拡大断面図である。
【図3】心材と外装材とを接合するときの工程を示す断面図である。
【図4】実施形態2を示す図2相当図である。
【図5】実施形態2における心材の要部を拡大して示す断面図である。
【図6】実施形態3を示す図2相当図である。
【図7】実施形態4を示す図2相当図である。
【図8】実施形態5を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1 方立
2 無目
10 内側方立部材
11 方立心材(第1接合材)
15 嵌合突条
16 嵌合突条
20 方立外装材(第2接合材)
21 左分割部
22 右分割部
25 室内側凹条
26 室外側凹条
30 外側方立部材
50 心材側接合面
51 外装材側接合面
53 接着剤層
53′ 接着剤
54 余剰接着剤
56 凹溝
58 突起部

Claims (13)

  1. 金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とが各々の接合面間に弾性を有する一定厚さの接着剤層を介して接着されて一体化された接合構造であって、
    上記第1又は第2接合材の接合面の少なくとも一方には、一定方向に延びかつ少なくとも上記接着剤層からの余剰接着剤が開口側から充填される1つの凹溝が形成されていることを特徴とする接合材の接合構造。
  2. 請求項1の接合材の接合構造において、
    第1接合材の接合面のみに凹溝が形成されていることを特徴とする接合材の接合構造。
  3. 請求項1又は2の接合材の接合構造において、
    接着剤層は断熱性を有することを特徴とする接合材の接合構造。
  4. 請求項1又は2の接合材の接合構造において、
    凹溝は、開口部の溝幅が溝奥部よりも小さい形状であることを特徴とする接合材の接合構造。
  5. 請求項1、2又は4の接合材の接合構造において、
    凹溝は、接合面を凹陥してなるものであることを特徴とする接合材の接合構造。
  6. 請求項1、2又は4の接合材の接合構造において、
    凹溝は、接合材自体を成形してなるものであることを特徴とする接合材の接合構造。
  7. 請求項1の接合材の接合構造において、
    第1及び第2接合材の接合面の少なくとも一方には、両接合面間の接着剤層の厚さを規定するための突起部が形成されていることを特徴とする接合材の接合構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つの接合材の接合構造において、
    第1接合材は心材であり、
    第2接合材は、上記心材を埋め込むように結合された外装材であることを特徴とする接合材の接合構造。
  9. 請求項8の接合材の接合構造において、
    心材は押出材からなることを特徴とする接合材の接合構造。
  10. 請求項1〜8のいずれか1つの接合材の接合構造において、接着剤層は、シリコン系接着剤からなることを特徴とする接合材の接合構造。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つの接合材の接合構造を備えたことを特徴とする複合材。
  12. 建築物の外壁部を形成するサッシ、フロント又はカーテンウォールの構成材に用いられていることを特徴とする請求項11の複合材。
  13. 金属からなる第1接合材と、木質材料又は樹脂材料からなる第2接合材とを各々の接合面間に一定厚さの接着剤層を介して接着一体化する接合方法であって、
    上記第1又は第2接合材の接合面の少なくとも一方に、一定方向に延びる凹溝を形成しておき、
    両接合材の接合面の少なくとも一方に接着使用状態で弾性を有する接着剤を塗布し、
    両接合材同士を接着剤を介して圧接することで、両接合面間に、余剰接着剤が上記凹溝に開口側から充填された状態で接着剤層を形成することを特徴とする接合材の接合方法。
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JP2010281046A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Towa Kogyo:Kk 複合構造建材

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