JP2004060202A - 水圧テスタ用連結管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水道配管の水圧又は漏水を検査するために既設の屋内配管11と本管12との間に連結される水圧テスタ用連結管1において、既設の屋内配管11と本管12とに使用される2種の規格ネジを有するナット6のいずれにも螺合することができるように、連結管1の両端のネジ部に2種の規格ネジを重ねて形成した。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道配管の水圧又は漏水を検査するために屋内配管と本管との間に取り付ける水圧テスタ用連結管に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋内に水道配管を敷設した後、水道メータを取り付ける前に、屋内配管と本管との間に水圧テスタを設けることによって配管内の水圧又は漏水等を検査する必要がある。
【0003】
この水圧テスタ10は、図3に示すように、屋内配管11と本管12との間に連結管13を設け、該連結管13の途中に立管14を立設し、立管14の上端ネジ部14aに圧力計15の下端ネジ部15aを連結用ナット16で接続すると共に、連結用ナット16の途中のネジ穴16aに水圧ポンプ接続用バルブ21のネジ部21aを結合して成るものである。
【0004】
そして、連結管13の両端に形成された雄ネジ13a、13bを屋内配管11のネジ部11aと本管12のネジ部12aとにナット17、17で結合した状態にし、上記の水圧ポンプ接続用バルブ21のネジ部21bに不図示の水圧ポンプを接続して圧力をかけることにより、配管内の水圧又は漏水等を検査する。
【0005】
ところが、水道配管のネジ規格は主に2種類あり(所謂、「Gネジ」と「金門ネジ」)、夫々のネジのピッチ等が異なるため、水圧テスタの連結管も2種用意し、夫々のネジに対応して連結管を取り替えるという面倒な作業を必要としていた。また、2種の連結管を用意する必要があるという経費上の無駄も生じていた。
【0006】
さらに、図4に示す水圧テスタ10において、連結管18の途中に立設された立管14と圧力計15と連結用ナット16と水圧ポンプ接続用バルブ21とを有することは上記の構成と同様であるが、連結管18を短尺として、その両端のネジ部18a、18bにユニオンナット19、19によって結合した接続管20、20を介して屋内配管11と本管12との間に結合してあり、2種の規格を有する水道配管のネジ種に応じて、連結管18はそのままで、両側の接続管20、20を交換することによって対応するようにしている。
【0007】
ところが、この場合においても、2種のネジ規格を有する接続管を用意しておき、水道配管のネジ種に応じて接続管を取り替えるという非能率的な作業を必要とし、また2種の接続管を用意しておく必要があるという経費上の無駄も生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、水道配管の水圧又は漏水を検査するために既設の屋内配管と本管との間に連結される水圧テスタ用連結管を取り付ける際、屋内配管と本管とに使用されている2種の規格ネジがいずれのものであっても同一の連結管を用いて取り付けることができる水圧テスタ用連結管を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の水圧テスタ用連結管は、水道配管の水圧又は漏水を検査するために既設の屋内配管と本管との間に連結される水圧テスタ用連結管において、前記既設の屋内配管と本管とに使用される2種の規格ネジを有するナットのいずれにも螺合することができるように、前記連結管の両端のネジ部に前記2種の規格ネジを重ねて形成したことを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明の請求項2の水圧テスタ用連結管は、請求項1において、前記連結管の両端のネジ部に前記2種の規格ネジに応じたネジピッチを有する雄ネジを重ねて形成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明による水圧テスタ用連結管は、図1に示すように、水道配管の水圧又は漏水を検査するために既設の屋内配管11と本管12との間に連結される水圧テスタ用連結管1において、既設の屋内配管11と本管12とに使用される2種の規格ネジを有するナット6のいずれの雌ネジにも螺合することができるように、連結管1の両端のネジ部2a、2bに2種の規格ネジを重ねて形成したものである。
【0013】
このような連結管1の構成について詳細に述べると、図1に示すように、本実施例の水圧テスタ3は、屋内配管11と本管12との間に連結される連結管1を有し、この連結管1の途中に立設された立管4の上端ネジ4aに連結用ナット16を介して圧力計15の下端ネジ15aを接続すると共に、連結用ナット16の側部のネジ孔16aに水圧ポンプ接続用バルブ21のネジ部21aを結合し、該水圧ポンプ接続用バルブ21の他端のネジ部21bに不図示の水圧ポンプを接続するようにしている。
【0014】
また、連結管1の両端のネジ部2a、2bを屋内配管11のネジ部11aと本管12のネジ部12aとにナット6、6で結合する構成としている。
【0015】
ここで、本実施例においては、屋内配管11と本管12とに結合されたナット6の雌ネジの規格が、2種の規格(所謂、「Gネジ」と「金門ネジ」)のいずれであっても螺合するために、連結管1の両端のネジ部2a、2bに2種の規格による雄ネジ7a、7bを重ねて形成してある。
【0016】
即ち、図2に示すように、連結管1の両端のネジ部2a、2bには、大きいピッチの規格ネジ7aが形成され、さらにそれと重複した形で小さいピッチの他の規格ネジ7bが形成されている。このように、連結管1の両端の夫々に2種の雄ネジを形成するには、大きいピッチの雄ネジ7aを形成した後に、その外周に重複した状態で小さいピッチの雄ネジ7bを形成するという方法を用いるとよい。
【0017】
上記のように構成された水圧テスタ用連結管1によれば、その両端のネジ部2a、2bに2種の規格ネジに応じたネジピッチを有する雄ネジ7a、7bを重ねて形成したことによって、既設の屋内配管11と本管12とに使用される2種の規格ネジを有するナットのいずれにも螺合することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の水圧テスタ用連結管は、既設の屋内配管と本管とに使用される2種の規格ネジを有するナットのいずれにも螺合することができるように、連結管の両端のネジ部に2種の規格ネジを重ねて形成したことによって、水圧テスタ用連結管を1個有するだけで、規格ネジごとの選択取付の手間が必要となり、現場において必要とされる部品点数が削減され、能率的な工事が可能となり、かつ経済的な効果をも発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水圧テスタ用連結管の施工状況を示す正面図である。
【図2】本発明による水圧テスタ用連結管のネジ部の拡大図である。
【図3】従来の技術による水圧テスタ用連結管の正面図である。
【図4】従来の他の技術による水圧テスタ用連結管の正面図である。
【符号の説明】
1…水圧テスタ用連結管
2a、2b…ネジ部
3…水圧テスタ
4…立管
4a…ネジ部
5…圧力計
5a…ネジ部
6…ナット
7a…大きいピッチの雄ネジ
7b…小さいピッチの雄ネジ
11…屋内配管
11a…ネジ部
12…本管
12a…ネジ部
Claims (2)
- 水道配管の水圧又は漏水を検査するために既設の屋内配管と本管との間に連結される水圧テスタ用連結管において、前記既設の屋内配管と本管とに使用される2種の規格ネジを有するナットのいずれにも螺合することができるように、前記連結管の両端のネジ部に前記2種の規格ネジを重ねて形成したことを特徴とする水圧テスタ用連結管。
- 前記連結管の両端のネジ部に前記2種の規格ネジに応じたネジピッチを有する雄ネジを重ねて形成したことを特徴とする請求項1記載の水圧テスタ用連結管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217504A JP2004060202A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 水圧テスタ用連結管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217504A JP2004060202A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 水圧テスタ用連結管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004060202A true JP2004060202A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31938928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002217504A Pending JP2004060202A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 水圧テスタ用連結管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004060202A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200447583Y1 (ko) | 2009-07-15 | 2010-02-10 | 오세종 | 배관 일체형 수도계량기함 |
KR101239699B1 (ko) * | 2010-10-14 | 2013-03-07 | (주)나이스엔테크 | 수도 계량기 교체용 누수 측정장치 |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002217504A patent/JP2004060202A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200447583Y1 (ko) | 2009-07-15 | 2010-02-10 | 오세종 | 배관 일체형 수도계량기함 |
KR101239699B1 (ko) * | 2010-10-14 | 2013-03-07 | (주)나이스엔테크 | 수도 계량기 교체용 누수 측정장치 |
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