JP2004058467A - 樹脂部品組立体の製造方法及びコネクタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの低減を図る。
【解決手段】プラグ側コネクタ20は、合成樹脂製のハウジング30と、同じく合成樹脂製で弾性ロック片46を解除操作するための左右一対のレバー60と、上下一対のシールド板40,50を備えて構成されている。プラグ20の製造に際しては、ケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とを組み付け完了状態の位置関係でランナー81を介して連結した中間成形品80を成形し、この中間成形品80とシールド板40,50との組み付けを行った後、ランナー81を切断する。従って、組み付けの工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】プラグ側コネクタ20は、合成樹脂製のハウジング30と、同じく合成樹脂製で弾性ロック片46を解除操作するための左右一対のレバー60と、上下一対のシールド板40,50を備えて構成されている。プラグ20の製造に際しては、ケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とを組み付け完了状態の位置関係でランナー81を介して連結した中間成形品80を成形し、この中間成形品80とシールド板40,50との組み付けを行った後、ランナー81を切断する。従って、組み付けの工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の樹脂部品を備えて構成された樹脂部品組立体の製造方法及びコネクタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数の樹脂部品を備えて構成された樹脂部品組立体(例えばコネクタ)を製造するに際しては、各樹脂部品を個別の成形機にて成形した後、成形された各樹脂部品を一カ所に集めて順次組み立てを行なうようにしていた。しかし、この方法では、各樹脂部品ごとに成形・搬送・組み付けといった工程が必要なことから、完成に至るまでの多くの工数が製造コストを押し上げてしまう。また、各樹脂部品ごとに金型の管理が必要となるため、その分さらにコストが上乗せされることになる。
【0003】
そこで、特開2002−83657に記載されたものでは、コネクタの製造に際して、コネクタを構成するハウジングやリテーナといった各樹脂部品を組み付け方向が一定となるように一体化した中間成形品を始めに成形し、この中間成形品から前記各樹脂部品を順次切り離して、組み付けを行うようにしている。このものでは、複数の樹脂部品を一つの金型で一体成形するため、成形や搬送といった工程を減らすことができ、また、金型の管理も容易になるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法によっても、中間成形品より各樹脂部品を切り離すごとに部品間での位置決めや挿入といった工程を行わねばならず、やはり工数が多くなりその分製造コストがかかることとなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、製造コストの低減を図ることの可能な樹脂部品組立体の製造方法及びコネクタの製造方法を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る樹脂部品組立体の製造方法は、複数の樹脂部品と他部品とを互いに組み付けてなる樹脂部品組立体の製造方法であって、前記各樹脂部品を組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断するところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明に係るコネクタの製造方法は、合成樹脂製のコネクタハウジングと、同じく合成樹脂製で前記コネクタハウジングに対して変位動作可能な可動部材と、金属製の他部品とを互いに組み付けてなるコネクタの製造方法であって、前記コネクタハウジングと前記可動部材とを組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断するところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記連結部は、組み付け完了状態における前記コネクタの外周部に露出するような位置に配設されるところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、樹脂部品組立体の製造に際して、各樹脂部品を組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品を成形して、他部品との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0009】
請求項2の発明によれば、コネクタの製造に際して、コネクタハウジングと可動部材とを組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品を成形して、他部品との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0010】
請求項3の発明によれば、連結部は、組み付け完了状態におけるコネクタの外周部に露出するような位置に配設されるため、容易に切断できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態について図1から図10を参照して説明する。
本実施形態では、図1に示すように、ケーブル10の端末部に接続されるプラグ側コネクタ20(以下、プラグという。本発明の「樹脂部品組立体」に相当)の製造方法について説明する。このプラグ20は、回路基板(図示せず)に取り付けられた相手のリセプタクル側コネクタ70(以下、リセプタクルという)と嵌合可能とされている。なお、以下の説明においては、プラグ20及びリセプタクル70の互いの嵌合面側を前側とする。
【0012】
ケーブル10は、図3に示すように、複数本(図示5本)のシールド電線11から構成されており、その端末からは各シールド電線11の芯線12が剥き出されている。芯線12よりも基端側においては、全てのシールド電線11のシールド層が板状の短絡板13によって短絡された状態で固定され、これにより各シールド電線11の端末部が一定ピッチの並列状に保持されている。また、芯線12の先端部同士は整列シート14により同一ピッチに保持されている。
【0013】
プラグ20は、図2及び図3に示すように、図示5本のケーブル側端子金具21と、これらが装着されるケーブル側ハウジング30と、上下一対のシールド板40,50(本発明の「他部品」に相当)と、左右一対のレバー60(本発明の「可動部材」に相当)とから構成されている。
【0014】
ケーブル側端子金具21は、圧接タイプの端子金具であって、金属板をプレス成形することで前後に細長形状に形成されている。ケーブル側端子金具21の先端側には一段高く屈曲形成された端子接続部22が設けられるとともに、その後方には側方に延出した部分の先端が下方に直角曲げされることで圧入部23が形成されている。また、後端からは、一対のアーム部24が長さ方向に延出され、その延出端が上方に直角曲げされることで間に圧接溝25が形成されている。詳細には、両アーム部24は金属板から打ち抜かれる際には所定の間隔を開けた平行姿勢を取っており、延出端が直角曲げされた後、両延出端が互いに接近するように屈曲されることで、圧接溝25の溝幅がシールド電線11の芯線12の直径よりも小さくされている。
【0015】
ケーブル側ハウジング30は、合成樹脂製であって、図4及び図5に示すような形状の板状に形成されている。ケーブル側ハウジング30の前端には、中央に嵌合突部31が突設され、この嵌合突部31を挟んで左右両側に保護突部32が突設されている。ケーブル側ハウジング30の上面には、横幅方向の中央にケーブル装着凹部33が凹んで形成されており、嵌合突部31からケーブル装着凹部33の前部に至る領域の上面には、ケーブル側端子金具21を挿入可能な図示5本の端子装着溝34が横幅方向に並んで形成されている。各端子装着溝34の前後方向略中央の右側部には圧入孔34Aが形成され、ここにケーブル側端子金具21の圧入部23が上方から挿入可能とされている。また、ケーブル装着凹部33の後部には、左右一対の開口35が形成されている。なお、ケーブル装着凹部33の前部には、ケーブル10の整列シート14が各端子装着溝34を横切って収容可能とされ、後部には、ケーブル10の短絡板13が開口35を横切って収容可能とされている。また、ケーブル装着凹部33の後端には、各シールド電線11間を仕切る仕切壁36が図示4個突設されている。さらに、ケーブル側ハウジング30の左右両側部には所定形状の切欠部37があり、その内側に後述のレバー60が配されるようになっている。
【0016】
下シールド板40は、金属板をプレス成形することで図6に示す形状に形成され、ケーブル側ハウジング30の底面の大部分を覆って装着可能とされている。下シールド板40には、前後に一対ずつ圧入片41が上向きに突出して形成され、これらがケーブル側ハウジング30の対応位置に形成された差込孔38内に圧入可能となっている。また、下シールド板40の後端寄りの位置には、ケーブル10の短絡板13の下面に接触する一対の下接触片43が斜めに切り起こし形成され、ケーブル装着凹部33の開口35を通してその上方に突出するようになっている。下シールド板40の後端には左右側縁から係止板44が立ち上がり形成され、その外面に斜め上向きに突出した係止片44Aが切り起こし形成されている。さらに下シールド板40の左右両側部には、円形の軸受孔45が開口して形成されている。
【0017】
下シールド板40の後端寄り位置には、図7にも示すように、左右側縁から側方に延出する板片を上面に折り重ねることで基部46Aが形成され、さらにこの基部46Aの先端から弾性ロック片46が垂直に曲げ起こされて前方へ片持ち状に延出している。この弾性ロック片46は、先端側が横幅方向(左右方向)に撓み変形とされ、その先端部には上端から横幅方向の内側へ向けてロック爪46Bが突出して形成されている。一方、ケーブル側ハウジング30における保護突部32の底面には、弾性ロック片46の先端部を撓み変形を許容しつつ収容可能な切欠部32Aが形成されており、弾性ロック片46が撓み変形していない自然状態では保護突部32からロック爪46Bの先端部のみが横幅方向の内側へ突出し(図1参照)、弾性ロック片46が外側に撓み変形するとロック爪46B全体が保護突部32内に収容されるようになっている(図9参照)。
【0018】
上シールド板50は、金属板をプレス成形することで、図1に示す形状に形成され、ケーブル側ハウジング30のうち嵌合突部31及び保護突部32を除いた大部分を上方から覆って装着可能とされている。上シールド板50の前端寄り位置には、左右一対の圧入片51が下向きに突出して形成され、これらがケーブル側ハウジング30の対応位置に形成された差込孔38内に圧入可能となっている。また、上シールド板50の後端寄りの位置には、ケーブル10の短絡板13の上面に接触する一対の上接触片52が斜めに切り起こし形成されている。また、上シールド板50の後端には、左右両側縁端から被係止板53が立ち上がり形成され、ここには下シールド板40の係止片44Aが係止可能な係止孔が形成されている。さらに上シールド板50の左右両側部には、下シールド板40の軸受孔45と対応した円形の軸受孔54が開口して形成されている。
【0019】
レバー60は、合成樹脂材によって細長い板片状に形成され、左右のものが互いに対称形状をなしている。両レバー60は、組み付け完了状態(図1)においては、ケーブル側ハウジング30の左右両側に、上下シールド板40,50に挟まれた状態で組み付けられる。レバー60には、図7等に示すように、円柱状の軸部61がその厚み方向の両側に突出して形成され、この軸部61が上下シールド板40,50の軸受孔45,54に嵌合されることで、レバー60が軸部61を中心として回動可能に支持される。軸部61より横幅方向の外側に張り出して前方に延びた部分の底面には、前後方向に沿った溝部62が形成され、この溝部62内には、弾性ロック片46のうち基部46Aとロック爪46Bとの中間部分が前後に通されるようになっている。また、溝部62の設けられた部分よりもさらに横幅方向の外側に張り出して後方に延びた部分が操作部63として、上下シールド板40,50間より外側に延出している。この操作部63の前部における底面には、ごく浅く切欠された逃がし部64が形成され、ここに弾性ロック片46の基部46Aが逃がされるようになっている。弾性ロック片46が撓み変形していない自然状態から操作部63を横幅方向の内側に押圧してレバー60を回動させると、溝部62の内壁62Aが弾性ロック片46を横幅方向の外側へ押圧して撓み変形させる(図9参照)。これにより、ロック爪46Bの先端が保護突部32の内側に引っ込んだ解除姿勢となる。ケーブル側ハウジング30の後部左右両側端には、操作部63に面当たり状態で接触してその回動を規制するストッパ39が形成されて、弾性ロック片46が解除姿勢を越えて撓み変形されることが規制されるようになっている。
【0020】
リセプタクル70は、図1に示すように、前方に開口したフード状をなす基板側ハウジング71を備えている。この基板側ハウジング71には、ケーブル側ハウジング30の嵌合突部31が嵌合可能とされている。基板側ハウジング71の背面には横幅方向に並んで複数の取付溝(図示せず)が形成され、各取付溝に基板側端子金具72(図示5本)が装着されている。基板側端子金具72の一端部は基板側ハウジング71の外部に延出して、これが半田付けにより回路基板上の導電路に接続されている。また、基板側端子金具72のもう一端部は弾性接触部(図示せず)として基板側ハウジング71内に配されており、ケーブル側端子金具21における端子接続部22の上面に弾性的に接触可能となっている。また、基板側ハウジング71の左右両側部には、それぞれ一つずつ取付溝(図示せず)が形成され、そこにアース端子73が取り付けられている。このアース端子73の一端部は、回路基板上に形成されたアース回路に半田付けにより接続されている。また、アース端子のもう一端部は弾性接触部として基板側ハウジング71内に配され、基板側ハウジング71内に挿入された下シールド板40の下面に弾性的に接触可能となっている。また、基板側ハウジング71の左右両外側面には、弾性ロック片46のロック爪46Bが係止可能なロック受部74が段差状に切り欠き形成されている。
【0021】
本実施形態のプラグ20の構成は以上であり、次にその製造手順について説明する。本実施形態においては、合成樹脂製の部品であるケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とは、図4及び図5に示すように、ランナー81(本発明の「連結部」に相当)を介して互いを連結した形態の中間成形品80として一つの成形金型(図示せず)にて一体に成形される。ランナー81は、一個のレバー60につき一対ずつ設けられており、これによりケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とが互いに組み付け完了状態の位置関係で保持されている。また、各ランナー81は、中間成形品80の外周部に形成されており、つまり後述するようにプレス等による切断を容易とするために、組み付け完了状態において外部に露出するような位置、より詳しくは各構成部品と上下に重なり合わないような位置に配設されている。
【0022】
中間成形品80を成形した後、ケーブル側ハウジング30の各端子装着溝34へ上方からケーブル側端子金具21が装着される。
続いて、図3に示すように、この中間成形品80が上方から下シールド板40に載せられて、各圧入片41が対応する差込孔38に圧入される。また同時に、下シールド板40の軸受孔45にレバー60の軸部61が嵌合されるとともに、弾性ロック片46が嵌合突部31の切欠部37及びレバー60の溝部62内に進入する。
【0023】
次に、図8に示すように、ケーブル側ハウジング30のケーブル装着凹部33にケーブル10の端末部が上方から装着されるとともに、各シールド電線11の芯線12が対応するケーブル側端子金具21の圧接溝25内へ圧入される。これにより、各シールド電線11とケーブル側端子金具21とが接続される。
【0024】
そして、図1及び図2に示すように、上シールド板50が上方から中間成形品80に覆い付けられ、各圧入片51が対応する差込孔38に圧入される。これにより、下シールド板40の係止片44Aが上シールド板50の被係止板53に係止して、上下のシールド板40,50が電気的に接続される。また同時に、上シールド板50の軸受孔54にレバー60の軸部61が嵌合される。ここで、上シールド板50の組み付けは、プレス機等を用いて行われるのであるが、上シールド板50の組み付け動作と同時に、同プレス機等によって各ランナー81がケーブル側ハウジング30及びレバー60から切り離される。これによりレバー60が軸部61を中心として回動可能な状態となって、プラグ20の製造が完了する。
【0025】
上記プラグ20をリセプタクル70に嵌合する際には、図1の矢線で示すように、嵌合突部31が基板側ハウジング71内に前方から嵌入される。すると、基板側ハウジング71の側縁部が弾性ロック片46のロック爪46Bに突き当たって、弾性ロック片46が横幅方向の外側に撓み変形される。正規位置まで嵌合されると、弾性ロック片46が復元変形するとともに、ロック爪46Bが基板側ハウジング71のロック受部74に係合して、両ハウジング30,71が嵌合状態にロックされる。これにより、ケーブル10を構成する各シールド電線11の芯線12が、ケーブル側端子金具21、基板側端子金具72を介して、基板上の導電路に接続される。また、各シールド電線11のシールド層が短絡板13、上下シールド板40,50、アース端子73を介して基板上のアース回路に接続され、上下シールド板40,50により放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られる。
【0026】
プラグ20をリセプタクル70より外す場合には、左右のレバー60の操作部63を互いに横幅方向の内側に押圧して、レバー60を軸部61を中心として回動させる。すると、図9に示すように、溝部62の内壁62Aが弾性ロック片46を押圧して横幅方向の外側へ撓み変形させ、ロック爪46Bが保護突部32内に退避してロック受部74との係合が解除される。そのため、この状態からプラグ20をリセプタクル70から抜き出すことができる。
【0027】
以上のように本実施形態によれば、プラグ20の製造に際して、ケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とを組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品80を成形して、他の部品(上下のシールド板40,50)との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0028】
また、ランナー81は、組み付け完了状態におけるプラグ20の外周部に露出するような位置に配設されるため、容易に切断できる。
【0029】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は、上記実施形態のようなコネクタの製造方法に限らず、例えばランプソケットやスイッチ等の樹脂部品組立体の製造方法に広く適用することが可能である。また、中間成形品として一体に成形する樹脂部品の数も3つに限らず、2つ又は4つ以上としても良い。
(2)上記実施形態では、本発明でいう「他部品」として金属製のシールド板を備えたものを示したが、本発明によれば、他部品は例えば合成樹脂製の部品としても良い。
(3)上記実施形態では、上シールド板の組み付けと同時にランナーを切断するようにしたが、本発明によれば、中間成形品と他部品との組み付けを行った後の工程で連結部を切断するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるプラグとリセプタクルの嵌合前の状態を示す平面図
【図2】プラグの縦断面図
【図3】ハウジングにケーブルを装着する前の状態を示す平面図
【図4】中間成形品の平面図
【図5】その底面図
【図6】下シールド板の平面図
【図7】レバーと弾性ロック片の斜視図
【図8】ハウジングにケーブルを装着した状態を示す平面図
【図9】ロックの解除操作を行った状態を示す平面図
【図10】プラグとリセプタクルを嵌合した状態を示す平面図
【符号の説明】
20…プラグ側コネクタ(樹脂部品組立体)
30…ケーブル側ハウジング(コネクタハウジング)
40…下シールド板(他部品)
50…上シールド板(他部品)
60…レバー(可動部材)
80…中間成形品
81…ランナー(連結部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の樹脂部品を備えて構成された樹脂部品組立体の製造方法及びコネクタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数の樹脂部品を備えて構成された樹脂部品組立体(例えばコネクタ)を製造するに際しては、各樹脂部品を個別の成形機にて成形した後、成形された各樹脂部品を一カ所に集めて順次組み立てを行なうようにしていた。しかし、この方法では、各樹脂部品ごとに成形・搬送・組み付けといった工程が必要なことから、完成に至るまでの多くの工数が製造コストを押し上げてしまう。また、各樹脂部品ごとに金型の管理が必要となるため、その分さらにコストが上乗せされることになる。
【0003】
そこで、特開2002−83657に記載されたものでは、コネクタの製造に際して、コネクタを構成するハウジングやリテーナといった各樹脂部品を組み付け方向が一定となるように一体化した中間成形品を始めに成形し、この中間成形品から前記各樹脂部品を順次切り離して、組み付けを行うようにしている。このものでは、複数の樹脂部品を一つの金型で一体成形するため、成形や搬送といった工程を減らすことができ、また、金型の管理も容易になるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法によっても、中間成形品より各樹脂部品を切り離すごとに部品間での位置決めや挿入といった工程を行わねばならず、やはり工数が多くなりその分製造コストがかかることとなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、製造コストの低減を図ることの可能な樹脂部品組立体の製造方法及びコネクタの製造方法を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る樹脂部品組立体の製造方法は、複数の樹脂部品と他部品とを互いに組み付けてなる樹脂部品組立体の製造方法であって、前記各樹脂部品を組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断するところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明に係るコネクタの製造方法は、合成樹脂製のコネクタハウジングと、同じく合成樹脂製で前記コネクタハウジングに対して変位動作可能な可動部材と、金属製の他部品とを互いに組み付けてなるコネクタの製造方法であって、前記コネクタハウジングと前記可動部材とを組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断するところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記連結部は、組み付け完了状態における前記コネクタの外周部に露出するような位置に配設されるところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、樹脂部品組立体の製造に際して、各樹脂部品を組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品を成形して、他部品との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0009】
請求項2の発明によれば、コネクタの製造に際して、コネクタハウジングと可動部材とを組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品を成形して、他部品との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0010】
請求項3の発明によれば、連結部は、組み付け完了状態におけるコネクタの外周部に露出するような位置に配設されるため、容易に切断できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態について図1から図10を参照して説明する。
本実施形態では、図1に示すように、ケーブル10の端末部に接続されるプラグ側コネクタ20(以下、プラグという。本発明の「樹脂部品組立体」に相当)の製造方法について説明する。このプラグ20は、回路基板(図示せず)に取り付けられた相手のリセプタクル側コネクタ70(以下、リセプタクルという)と嵌合可能とされている。なお、以下の説明においては、プラグ20及びリセプタクル70の互いの嵌合面側を前側とする。
【0012】
ケーブル10は、図3に示すように、複数本(図示5本)のシールド電線11から構成されており、その端末からは各シールド電線11の芯線12が剥き出されている。芯線12よりも基端側においては、全てのシールド電線11のシールド層が板状の短絡板13によって短絡された状態で固定され、これにより各シールド電線11の端末部が一定ピッチの並列状に保持されている。また、芯線12の先端部同士は整列シート14により同一ピッチに保持されている。
【0013】
プラグ20は、図2及び図3に示すように、図示5本のケーブル側端子金具21と、これらが装着されるケーブル側ハウジング30と、上下一対のシールド板40,50(本発明の「他部品」に相当)と、左右一対のレバー60(本発明の「可動部材」に相当)とから構成されている。
【0014】
ケーブル側端子金具21は、圧接タイプの端子金具であって、金属板をプレス成形することで前後に細長形状に形成されている。ケーブル側端子金具21の先端側には一段高く屈曲形成された端子接続部22が設けられるとともに、その後方には側方に延出した部分の先端が下方に直角曲げされることで圧入部23が形成されている。また、後端からは、一対のアーム部24が長さ方向に延出され、その延出端が上方に直角曲げされることで間に圧接溝25が形成されている。詳細には、両アーム部24は金属板から打ち抜かれる際には所定の間隔を開けた平行姿勢を取っており、延出端が直角曲げされた後、両延出端が互いに接近するように屈曲されることで、圧接溝25の溝幅がシールド電線11の芯線12の直径よりも小さくされている。
【0015】
ケーブル側ハウジング30は、合成樹脂製であって、図4及び図5に示すような形状の板状に形成されている。ケーブル側ハウジング30の前端には、中央に嵌合突部31が突設され、この嵌合突部31を挟んで左右両側に保護突部32が突設されている。ケーブル側ハウジング30の上面には、横幅方向の中央にケーブル装着凹部33が凹んで形成されており、嵌合突部31からケーブル装着凹部33の前部に至る領域の上面には、ケーブル側端子金具21を挿入可能な図示5本の端子装着溝34が横幅方向に並んで形成されている。各端子装着溝34の前後方向略中央の右側部には圧入孔34Aが形成され、ここにケーブル側端子金具21の圧入部23が上方から挿入可能とされている。また、ケーブル装着凹部33の後部には、左右一対の開口35が形成されている。なお、ケーブル装着凹部33の前部には、ケーブル10の整列シート14が各端子装着溝34を横切って収容可能とされ、後部には、ケーブル10の短絡板13が開口35を横切って収容可能とされている。また、ケーブル装着凹部33の後端には、各シールド電線11間を仕切る仕切壁36が図示4個突設されている。さらに、ケーブル側ハウジング30の左右両側部には所定形状の切欠部37があり、その内側に後述のレバー60が配されるようになっている。
【0016】
下シールド板40は、金属板をプレス成形することで図6に示す形状に形成され、ケーブル側ハウジング30の底面の大部分を覆って装着可能とされている。下シールド板40には、前後に一対ずつ圧入片41が上向きに突出して形成され、これらがケーブル側ハウジング30の対応位置に形成された差込孔38内に圧入可能となっている。また、下シールド板40の後端寄りの位置には、ケーブル10の短絡板13の下面に接触する一対の下接触片43が斜めに切り起こし形成され、ケーブル装着凹部33の開口35を通してその上方に突出するようになっている。下シールド板40の後端には左右側縁から係止板44が立ち上がり形成され、その外面に斜め上向きに突出した係止片44Aが切り起こし形成されている。さらに下シールド板40の左右両側部には、円形の軸受孔45が開口して形成されている。
【0017】
下シールド板40の後端寄り位置には、図7にも示すように、左右側縁から側方に延出する板片を上面に折り重ねることで基部46Aが形成され、さらにこの基部46Aの先端から弾性ロック片46が垂直に曲げ起こされて前方へ片持ち状に延出している。この弾性ロック片46は、先端側が横幅方向(左右方向)に撓み変形とされ、その先端部には上端から横幅方向の内側へ向けてロック爪46Bが突出して形成されている。一方、ケーブル側ハウジング30における保護突部32の底面には、弾性ロック片46の先端部を撓み変形を許容しつつ収容可能な切欠部32Aが形成されており、弾性ロック片46が撓み変形していない自然状態では保護突部32からロック爪46Bの先端部のみが横幅方向の内側へ突出し(図1参照)、弾性ロック片46が外側に撓み変形するとロック爪46B全体が保護突部32内に収容されるようになっている(図9参照)。
【0018】
上シールド板50は、金属板をプレス成形することで、図1に示す形状に形成され、ケーブル側ハウジング30のうち嵌合突部31及び保護突部32を除いた大部分を上方から覆って装着可能とされている。上シールド板50の前端寄り位置には、左右一対の圧入片51が下向きに突出して形成され、これらがケーブル側ハウジング30の対応位置に形成された差込孔38内に圧入可能となっている。また、上シールド板50の後端寄りの位置には、ケーブル10の短絡板13の上面に接触する一対の上接触片52が斜めに切り起こし形成されている。また、上シールド板50の後端には、左右両側縁端から被係止板53が立ち上がり形成され、ここには下シールド板40の係止片44Aが係止可能な係止孔が形成されている。さらに上シールド板50の左右両側部には、下シールド板40の軸受孔45と対応した円形の軸受孔54が開口して形成されている。
【0019】
レバー60は、合成樹脂材によって細長い板片状に形成され、左右のものが互いに対称形状をなしている。両レバー60は、組み付け完了状態(図1)においては、ケーブル側ハウジング30の左右両側に、上下シールド板40,50に挟まれた状態で組み付けられる。レバー60には、図7等に示すように、円柱状の軸部61がその厚み方向の両側に突出して形成され、この軸部61が上下シールド板40,50の軸受孔45,54に嵌合されることで、レバー60が軸部61を中心として回動可能に支持される。軸部61より横幅方向の外側に張り出して前方に延びた部分の底面には、前後方向に沿った溝部62が形成され、この溝部62内には、弾性ロック片46のうち基部46Aとロック爪46Bとの中間部分が前後に通されるようになっている。また、溝部62の設けられた部分よりもさらに横幅方向の外側に張り出して後方に延びた部分が操作部63として、上下シールド板40,50間より外側に延出している。この操作部63の前部における底面には、ごく浅く切欠された逃がし部64が形成され、ここに弾性ロック片46の基部46Aが逃がされるようになっている。弾性ロック片46が撓み変形していない自然状態から操作部63を横幅方向の内側に押圧してレバー60を回動させると、溝部62の内壁62Aが弾性ロック片46を横幅方向の外側へ押圧して撓み変形させる(図9参照)。これにより、ロック爪46Bの先端が保護突部32の内側に引っ込んだ解除姿勢となる。ケーブル側ハウジング30の後部左右両側端には、操作部63に面当たり状態で接触してその回動を規制するストッパ39が形成されて、弾性ロック片46が解除姿勢を越えて撓み変形されることが規制されるようになっている。
【0020】
リセプタクル70は、図1に示すように、前方に開口したフード状をなす基板側ハウジング71を備えている。この基板側ハウジング71には、ケーブル側ハウジング30の嵌合突部31が嵌合可能とされている。基板側ハウジング71の背面には横幅方向に並んで複数の取付溝(図示せず)が形成され、各取付溝に基板側端子金具72(図示5本)が装着されている。基板側端子金具72の一端部は基板側ハウジング71の外部に延出して、これが半田付けにより回路基板上の導電路に接続されている。また、基板側端子金具72のもう一端部は弾性接触部(図示せず)として基板側ハウジング71内に配されており、ケーブル側端子金具21における端子接続部22の上面に弾性的に接触可能となっている。また、基板側ハウジング71の左右両側部には、それぞれ一つずつ取付溝(図示せず)が形成され、そこにアース端子73が取り付けられている。このアース端子73の一端部は、回路基板上に形成されたアース回路に半田付けにより接続されている。また、アース端子のもう一端部は弾性接触部として基板側ハウジング71内に配され、基板側ハウジング71内に挿入された下シールド板40の下面に弾性的に接触可能となっている。また、基板側ハウジング71の左右両外側面には、弾性ロック片46のロック爪46Bが係止可能なロック受部74が段差状に切り欠き形成されている。
【0021】
本実施形態のプラグ20の構成は以上であり、次にその製造手順について説明する。本実施形態においては、合成樹脂製の部品であるケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とは、図4及び図5に示すように、ランナー81(本発明の「連結部」に相当)を介して互いを連結した形態の中間成形品80として一つの成形金型(図示せず)にて一体に成形される。ランナー81は、一個のレバー60につき一対ずつ設けられており、これによりケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とが互いに組み付け完了状態の位置関係で保持されている。また、各ランナー81は、中間成形品80の外周部に形成されており、つまり後述するようにプレス等による切断を容易とするために、組み付け完了状態において外部に露出するような位置、より詳しくは各構成部品と上下に重なり合わないような位置に配設されている。
【0022】
中間成形品80を成形した後、ケーブル側ハウジング30の各端子装着溝34へ上方からケーブル側端子金具21が装着される。
続いて、図3に示すように、この中間成形品80が上方から下シールド板40に載せられて、各圧入片41が対応する差込孔38に圧入される。また同時に、下シールド板40の軸受孔45にレバー60の軸部61が嵌合されるとともに、弾性ロック片46が嵌合突部31の切欠部37及びレバー60の溝部62内に進入する。
【0023】
次に、図8に示すように、ケーブル側ハウジング30のケーブル装着凹部33にケーブル10の端末部が上方から装着されるとともに、各シールド電線11の芯線12が対応するケーブル側端子金具21の圧接溝25内へ圧入される。これにより、各シールド電線11とケーブル側端子金具21とが接続される。
【0024】
そして、図1及び図2に示すように、上シールド板50が上方から中間成形品80に覆い付けられ、各圧入片51が対応する差込孔38に圧入される。これにより、下シールド板40の係止片44Aが上シールド板50の被係止板53に係止して、上下のシールド板40,50が電気的に接続される。また同時に、上シールド板50の軸受孔54にレバー60の軸部61が嵌合される。ここで、上シールド板50の組み付けは、プレス機等を用いて行われるのであるが、上シールド板50の組み付け動作と同時に、同プレス機等によって各ランナー81がケーブル側ハウジング30及びレバー60から切り離される。これによりレバー60が軸部61を中心として回動可能な状態となって、プラグ20の製造が完了する。
【0025】
上記プラグ20をリセプタクル70に嵌合する際には、図1の矢線で示すように、嵌合突部31が基板側ハウジング71内に前方から嵌入される。すると、基板側ハウジング71の側縁部が弾性ロック片46のロック爪46Bに突き当たって、弾性ロック片46が横幅方向の外側に撓み変形される。正規位置まで嵌合されると、弾性ロック片46が復元変形するとともに、ロック爪46Bが基板側ハウジング71のロック受部74に係合して、両ハウジング30,71が嵌合状態にロックされる。これにより、ケーブル10を構成する各シールド電線11の芯線12が、ケーブル側端子金具21、基板側端子金具72を介して、基板上の導電路に接続される。また、各シールド電線11のシールド層が短絡板13、上下シールド板40,50、アース端子73を介して基板上のアース回路に接続され、上下シールド板40,50により放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られる。
【0026】
プラグ20をリセプタクル70より外す場合には、左右のレバー60の操作部63を互いに横幅方向の内側に押圧して、レバー60を軸部61を中心として回動させる。すると、図9に示すように、溝部62の内壁62Aが弾性ロック片46を押圧して横幅方向の外側へ撓み変形させ、ロック爪46Bが保護突部32内に退避してロック受部74との係合が解除される。そのため、この状態からプラグ20をリセプタクル70から抜き出すことができる。
【0027】
以上のように本実施形態によれば、プラグ20の製造に際して、ケーブル側ハウジング30と一対のレバー60とを組み付け完了状態の位置関係で連結した中間成形品80を成形して、他の部品(上下のシールド板40,50)との組み付けを一度に行うようにしたため、工数が低減され、製造コストの削減を図ることができる。
【0028】
また、ランナー81は、組み付け完了状態におけるプラグ20の外周部に露出するような位置に配設されるため、容易に切断できる。
【0029】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は、上記実施形態のようなコネクタの製造方法に限らず、例えばランプソケットやスイッチ等の樹脂部品組立体の製造方法に広く適用することが可能である。また、中間成形品として一体に成形する樹脂部品の数も3つに限らず、2つ又は4つ以上としても良い。
(2)上記実施形態では、本発明でいう「他部品」として金属製のシールド板を備えたものを示したが、本発明によれば、他部品は例えば合成樹脂製の部品としても良い。
(3)上記実施形態では、上シールド板の組み付けと同時にランナーを切断するようにしたが、本発明によれば、中間成形品と他部品との組み付けを行った後の工程で連結部を切断するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるプラグとリセプタクルの嵌合前の状態を示す平面図
【図2】プラグの縦断面図
【図3】ハウジングにケーブルを装着する前の状態を示す平面図
【図4】中間成形品の平面図
【図5】その底面図
【図6】下シールド板の平面図
【図7】レバーと弾性ロック片の斜視図
【図8】ハウジングにケーブルを装着した状態を示す平面図
【図9】ロックの解除操作を行った状態を示す平面図
【図10】プラグとリセプタクルを嵌合した状態を示す平面図
【符号の説明】
20…プラグ側コネクタ(樹脂部品組立体)
30…ケーブル側ハウジング(コネクタハウジング)
40…下シールド板(他部品)
50…上シールド板(他部品)
60…レバー(可動部材)
80…中間成形品
81…ランナー(連結部)
Claims (3)
- 複数の樹脂部品と他部品とを互いに組み付けてなる樹脂部品組立体の製造方法であって、前記各樹脂部品を組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断することを特徴とする樹脂部品組立体の製造方法。
- 合成樹脂製のコネクタハウジングと、同じく合成樹脂製で前記コネクタハウジングに対して変位動作可能な可動部材と、金属製の他部品とを互いに組み付けてなるコネクタの製造方法であって、
前記コネクタハウジングと前記可動部材とを組み付け完了状態における位置関係で互いに連結部を介して連結した形態の中間成形品を成形し、この中間成形品と前記他部品との組み付けを行うと同時に又はその後に、前記連結部を切断することを特徴とするコネクタの製造方法。 - 前記連結部は、組み付け完了状態における前記コネクタの外周部に露出するような位置に配設されることを特徴とする請求項2に記載のコネクタの製造方法。
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CN111162396A (zh) * | 2018-11-07 | 2020-05-15 | 贝尔威勒电子(昆山)有限公司 | 插头连接器组合 |
-
2002
- 2002-07-29 JP JP2002220153A patent/JP2004058467A/ja active Pending
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