JP2004058129A

JP2004058129A - Method for preventing surface flaw on cast slab, and its cast slab

Info

Publication number: JP2004058129A
Application number: JP2002223224A
Authority: JP
Inventors: Kazuki Obara; 小原　一樹; Hiroshi Nomura; 野村　寛; Masayuki Mitsuzono; 満園　将行
Original assignee: JFE Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 2002-07-31
Filing date: 2002-07-31
Publication date: 2004-02-26
Anticipated expiration: 2022-07-31
Also published as: JP4096654B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for preventing surface flaw on a cast slab, and the cast slab on which the surface flaw can be prevented. <P>SOLUTION: Among pinch rolls disposed in a continuous casting line for producing the cast slab, at least one or more rolls on the side coming in contact with the lower surface when hot-rolling is performed, are formed with the roll diameter in the center part increased and the center part in the width direction at the lower surface side of the cast slab is recessed along the rolling direction after passing through the pinch rolls. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面欠陥の少ない薄板の製造に関し、特に、熱間圧延ラインで圧延機入側までの搬送ロール上での鋳片（以下、スラブともいう。）搬送に際し、鋳片の下面側に発生する割れ等に起因して圧延後の薄板表面に発生する「へげ欠陥」を低減するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図２に模式的に示す熱間圧延ライン１０において、加熱炉１２から抽出された鋳片１１は、幅プレス装置１３を介して粗圧延機１４に向けて搬送ロール１５上を搬送される。この搬送で鋳片１１は搬送ロール１５と接触し、表面温度が低下していくとともに機械的な衝撃を受けて割れ欠陥が発生し、さらに、その割れが助長されることにもなる。
【０００３】
このような割れ欠陥が発生したスラブを熱間圧延した場合、最終製品である薄板に「へげ欠陥」とよぶ表面疵が発生する。特に、上記の割れ欠陥がスラブの幅方向の中央近傍に発生すると、製品にならなくなる場合が多々発生する。一方、割れ欠陥がスラブの幅方向のエッジ部近傍に限定される場合には、後工程でのエッジ部除去処理等の救済手段によって製品化できる場合が多くなる。
【０００４】
特に、連続鋳造ラインで製造されるスラブは、ピンチロール等のロールをフラットにして、断面が矩形となるようにしているが、実際には、スラブの形状は、その内圧等によって、フラットと言うよりもむしろ中央部が若干膨らんだ形状となる。
そのように中央部が膨らんだスラブを熱間圧延ラインで搬送すると、スラブ下面の中央部がさらに搬送ロールと接触しやすくなって、一段と冷却や衝撃を受けやすくなり、また、疵も入りやすくなる。
【０００５】
ところで、上述のスラブでの表面割れは、オーステナイト粒界（以下、γ粒界ともいう。）に析出した炭窒化物やＦｅ−Ｍｎ（Ｃｕ）−Ｓ系の低融点硫化物が原因となることが既に知られている。そして、この表面割れを防止するために、γ粒界への炭窒化物や低融点硫化物の析出を防止する方法が種々提案されてきている（例えば、特開昭５６−６７０４　号公報、特開昭６２−１３９８１４　号公報、特開平１０−３０５３０２　号公報、「まてりあ」第３３巻第８号（１９９４）ｐｐ．１０８２−１０９１、「ふぇらむ」Ｖｏｌ．７（２００２）Ｎｏ．４ｐｐ．１８−２２等参照）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、表面割れの発生程度や発生形態は鋼種で異なり、　上記のような析出防止方法だけでは、表面疵発生を完全に防止することはできない。
本発明は、上記のように鋼種に見合った成分系や加熱温度を採用するだけでは抑えきることができず、搬送中の衝撃や温度低下等に起因して発生するスラブの幅方向中央部近傍の表面割れを極力低減することを可能とした鋳片の表面疵防止方法およびその鋳片を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、　下記の各号記載の鋳片の表面疵防止方法およびその鋳片によって上記課題を解決するものである。
▲１▼　鋳片を製造する連続鋳造ラインに配設するピンチロールのうち、少なくとも１つ以上の熱延時の下面にあたる側のロールの中央部のロール径を拡幅して形成し、ピンチロール通過後の鋳片の下面側の幅方向中央部を、圧延方向に沿ってくぼませることを特徴とする鋳片の表面疵防止方法。
▲２▼　前記の熱延時の下面にあたる側のロールを、その中央部のロール径が両端側のロール径よりも拡幅されてなる段差付ロールとすることを特徴とする上記▲１▼に記載の鋳片の表面疵防止方法。
▲３▼　前記の熱延時の下面にあたる側のロールを、その中央部のロール径が両端のロール径よりも拡幅されてなる樽状ロールとすることを特徴とする上記▲１▼に記載の鋳片の表面疵防止方法。
▲４▼　連続鋳造ラインに配設したピンチロールの熱延時の下面にあたる側のロールとしてその中央部のロール径が拡幅して形成されてなるロールを適用し、当該ピンチロールで押圧することで、下面側の幅方向中央部に圧延方向に沿ってくぼみが形成されてなることを特徴とする鋳片。
▲５▼　前記くぼみの最大深さΔｈ（ｍｍ）が２ｍｍ≦Δｈ≦１５ｍｍであって、かつ、幅ΔＷが鋳片幅Ｗに対して、Ｗ／３≦ΔＷ＜Ｗであることを特徴とする上記▲４▼に記載の鋳片。
【０００８】
【発明の実施の形態】
まず、図１（ａ）に基づき、本発明を適用する連続鋳造ラインの概略について説明する。
連続鋳造ラインでは、取鍋１からタンディッシュ２を介して溶鋼が鋳型３に鋳込まれ、鋳型３の下方から、内部が未だ未凝固状態のシェルとなった連続鋳造材（鋳片）７が引き抜かれる。このとき、シェル内部の鋳片内未凝固部８をガイドロール４と圧下ロール５で押えておき、　内部まで完全に固化した状態の鋳片７をピンチロール６で押圧して引き抜く。ただし、図１（ａ）では、水冷等の付帯設備の記載を一切省略している。
【０００９】
本発明は、このような連続鋳造ラインにおけるピンチロールの熱延時の下面にあたる側のロールを異形ロールとし、鋳片の下面側の幅方向中央部を、圧延方向に沿ってくぼませるように形成することを特徴とする。なお、ここでは、下側ロール６ｂを熱延時の下面にあたる側のロールとして説明する。
ピンチロールの熱延時の下面にあたる側のロール、ここでは下側ロール６ｂは、図１（ｂ）に示すように、その中央部のロール径が両端側のロール径よりも拡幅されてなる段差付ロールとすることができる。こうすることで、鋳片の下面側に、その段差に対応するくぼみを形成することができる。
【００１０】
また、図１（ｃ）に示すように、その中央部のロール径が両端のロール径よりも拡幅されてなる樽状ロールとしてもよい。こうすることで、鋳片の下面側に樽形状をそのまま転写し、鋳片の下面側を全体的にくぼませることができる。
通常、複数のピンチロールが設けられていることから、それらのピンチロールの１つ以上の熱延時の下面にあたる側のロールでくぼみを形成すればよく、好適には最終ピンチロールの熱延時の下面にあたる側のロールを含む１つ以上の熱延時の下面にあたる側のロールでくぼみを形成すればよい。
【００１１】
本発明では、このように鋳片の下面側にくぼみを設けるようにしたので、次工程の熱間圧延ラインにおける搬送ロールでの搬送中の衝撃や温度低下等に起因する表面割れを大幅に低減することができた。すなわち、図２（ｂ）に模式的に示すように、本発明の鋳片１１は、その下面側にくぼみを設けてなるため、幅方向中央部が搬送ロール１５とぶつかることがなくなるのである。
【００１２】
このくぼみの最大深さΔｈは、搬送ロールとぶつかることを回避する上から、フラットな搬送ロールのロール形状のばらつき等を考慮して２ｍｍ以上とすることを好適とする。また、粗圧延以降の圧下で当該くぼみが完全に解消される必要があることから、このくぼみの最大深さΔｈを１５ｍｍ以下とすることが好適である。これよりもくぼみを深くすると、圧延条件によっては、くぼみが残ってしまう恐れもあるからである。
【００１３】
また、このくぼみの幅ΔＷが鋳片幅Ｗに対して、Ｗ／３≦ΔＷ＜Ｗであることを好適とする。くぼみの幅ΔＷが鋳片幅Ｗに対してＷ／３より小さいと、幅が狭すぎて下面側で発生する表面割れを十分に低減できないからである。なお、くぼみの幅ΔＷは、搬送ロールでの鋳片の搬送に問題がなければ、特に上限を規定するものではなく、鋳片幅Ｗよりも小さければよい。但し、段付のロールでくぼみを形成する際は、安定搬送のためにある程度は搬送ロールと接する面を確保することを好適とする。この場合、両端で発生する表面疵の範囲をエッジ処理可能な範囲とすることを考慮し、くぼみの幅ΔＷを鋳片幅Ｗに対して４／５・Ｗ以下とすることが好適である。
【００１４】
なお、本発明では連続鋳造ラインにおけるピンチロールで鋳片の下面側にくぼみを形成しているが、例えば、熱間圧延ラインの加熱炉出側に本発明の構成のピンチロールと同様の圧下ロールを配設して、搬送ロールの入側で鋳片の下面側にくぼみを形成するようにしてもよい。
【００１５】
【実施例】
図３（ｂ）の本発明例で示す幅ΔＷ、最大深さΔｈのくぼみを下面側に有する鋳片を熱間圧延し、圧延後のへげ発生状況を調査した。なお、鋳片幅Ｗ＝１２００ｍｍ、鋳片厚ｈ＝２２０ｍｍ　であり、くぼみの幅ΔＷ＝６００ｍｍ　、最大深さΔｈ＝５ｍｍとした。一方、鋳片幅Ｗ＝１２００ｍｍ、鋳片厚ｈ＝２２０ｍｍ　の矩形の鋳片を従来例として同様に熱間圧延を行い、圧延後のへげ発生状況を比較調査した。
【００１６】
ここで、へげ発生状況の調査では、表１に示す１〜５のランク分けに基づく調査を実施した。すなわち、１０００ｍの単位長さあたりの１００ｍｍ　巾でのへげ発生個数を数え、その個数に応じたランク付けを実施したのである。
【００１７】
【表１】

【００１８】
図３（ａ）に、その比較調査結果を示す。
図３（ａ）から明らかなように、従来例（●）では、鋳片の幅方向中央のへげ発生ランクが大きくなっているのに対し、本発明例（○）では、鋳片の幅方向中央のへげ発生ランクが低くなっており、本発明の効果は明らかである。
【００１９】
【発明の効果】
本発明によって、搬送ロールに起因する鋳片の表面疵発生を大幅に低減でき、ひいては製品後のへげ発生を低減してその大幅な品質向上を達成した。
【図面の簡単な説明】
【図１】連続鋳造ラインにおいて本発明をピンチロールに適用した例を説明する模式図である。
【図２】熱間圧延ラインの部分模式図である。
【図３】鋳片の表面疵の発生状況について本発明例と従来例を比較して示すグラフである。
【符号の説明】
１　　　　取鍋
２　　　　タンディッシュ
３　　　　鋳型
４　　　　ガイドロール
５　　　　圧下ロール
６　　　　ピンチロール
６ａ　　上側ロール
６ｂ　　下側ロール
７　　鋳片（連続鋳造材）
８　　鋳片内未凝固部
１０　　熱間圧延ライン
１１　　鋳片（スラブ）
１２　　加熱炉
１３　　幅プレス装置
１４　　粗圧延機
１５　　搬送ロール[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to the production of a thin plate having a small number of surface defects, and in particular, when transferring a slab (hereinafter, also referred to as a slab) on a transfer roll to a rolling mill entry side in a hot rolling line, The purpose of the present invention is to reduce "shear defects" generated on the surface of the thin sheet after rolling due to cracks or the like.
[0002]
[Prior art]
In a hot rolling line 10 schematically shown in FIG. 2, a slab 11 extracted from a heating furnace 12 is conveyed on a conveying roll 15 toward a rough rolling mill 14 via a width pressing device 13. In this transport, the slab 11 comes into contact with the transport roll 15, and the surface temperature decreases, and a mechanical shock causes a crack defect, which further promotes the crack.
[0003]
When a slab having such a crack defect is hot-rolled, a surface flaw called a "shrink defect" occurs in a thin plate as a final product. In particular, if the crack defect occurs near the center in the width direction of the slab, it often does not become a product. On the other hand, when the crack defect is limited to the vicinity of the edge portion in the width direction of the slab, the product can often be commercialized by a remedy means such as an edge portion removal process in a later process.
[0004]
In particular, a slab manufactured by a continuous casting line flattenes a roll such as a pinch roll so as to have a rectangular cross section, but actually, the shape of the slab is called flat due to its internal pressure or the like. Rather, the central portion has a slightly expanded shape.
When the slab whose central portion is expanded in such a manner is conveyed by a hot rolling line, the central portion of the lower surface of the slab is more likely to come into contact with the conveying rolls, which is further susceptible to cooling and impact, and also easily becomes flawed. .
[0005]
Incidentally, surface cracking in the above-mentioned slab may be caused by carbonitride or Fe-Mn (Cu) -S-based low melting point sulfide precipitated at austenite grain boundaries (hereinafter also referred to as γ grain boundaries). Is already known. In order to prevent such surface cracks, various methods have been proposed for preventing the precipitation of carbonitrides and low-melting sulfides at the γ grain boundaries (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 56-6704, JP-A-62-139814, JP-A-10-305302, "Materia", Vol. 33, No. 8, (1994) pp. 1082-11091, "Formum" Vol. 7 (2002) No. 4pp. 18-22).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the degree and mode of occurrence of surface cracks differ depending on the type of steel, and the occurrence of surface flaws cannot be completely prevented only by the above precipitation prevention method.
The present invention cannot be suppressed only by employing the component system and the heating temperature appropriate for the steel type as described above, and the vicinity of the center in the width direction of the slab generated due to impact during transport, temperature drop, etc. The present invention provides a method for preventing surface cracks of a slab, and a slab thereof, in which surface cracks of the slab can be reduced as much as possible.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above-mentioned problems by the method for preventing surface flaws on a slab and the slab described in the following items.
{Circle around (1)} Among the pinch rolls arranged in the continuous casting line for producing a slab, at least one or more of the rolls on the side corresponding to the lower surface at the time of hot rolling are formed by widening the roll diameter at the center, and after passing through the pinch rolls A method for preventing surface defects of a slab, characterized in that a central portion in the width direction on the lower surface side of the slab is recessed along the rolling direction.
(2) The roll according to (1) above, wherein the roll on the lower surface at the time of the hot rolling is a roll with a step in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter on both ends. A method for preventing surface defects of cast slab.
(3) The casting according to (1) above, wherein the roll on the side corresponding to the lower surface during the hot rolling is a barrel-shaped roll in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter at both ends. A method for preventing surface flaws on a piece.
(4) A roll formed by widening the roll diameter at the center of the pinch roll disposed on the continuous casting line as a roll corresponding to the lower surface during hot rolling is applied, and pressed by the pinch roll, A slab characterized in that a recess is formed in a width direction central portion on a lower surface side along a rolling direction.
(5) The maximum depth Δh (mm) of the depression is 2 mm ≦ Δh ≦ 15 mm, and the width ΔW is W / 3 ≦ ΔW <W with respect to the slab width W. The slab according to (4) above.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, an outline of a continuous casting line to which the present invention is applied will be described with reference to FIG.
In the continuous casting line, molten steel is cast into the mold 3 from the ladle 1 via the tundish 2, and a continuous cast material (slab) 7 whose inside is still in an unsolidified state is formed from below the mold 3. Pulled out. At this time, the unsolidified portion 8 in the slab inside the shell is held down by the guide roll 4 and the pressing roll 5, and the slab 7, which has been completely solidified to the inside, is pressed and pulled out by the pinch roll 6. However, in FIG. 1A, the description of the auxiliary equipment such as water cooling is omitted at all.
[0009]
The present invention forms a roll on the side corresponding to the lower surface during hot rolling of the pinch roll in such a continuous casting line as a deformed roll, and forms the center in the width direction on the lower surface side of the slab so as to be recessed along the rolling direction. It is characterized by the following. Here, the lower roll 6b is described as a roll on the lower surface during hot rolling.
As shown in FIG. 1 (b), the roll on the side corresponding to the lower surface of the pinch roll at the time of hot rolling, here the lower roll 6b, is provided with a step in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter at both ends. Can be a roll. By doing so, a depression corresponding to the step can be formed on the lower surface side of the cast slab.
[0010]
Further, as shown in FIG. 1C, a barrel-shaped roll in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter at both ends may be used. By doing so, the barrel shape can be directly transferred to the lower surface side of the slab, and the lower surface side of the slab can be entirely depressed.
Usually, since a plurality of pinch rolls are provided, the depression may be formed by one or more of the pinch rolls on the side corresponding to the lower surface during hot rolling, and preferably the lower surface during hot rolling of the final pinch roll. The depression may be formed by one or more rolls on the lower surface during hot rolling, including the roll on the side corresponding to.
[0011]
In the present invention, the recesses are provided on the lower surface side of the slab as described above, so that surface cracks due to impact or temperature drop during transport by the transport rolls in the hot rolling line in the next process are significantly reduced. We were able to. That is, as schematically shown in FIG. 2B, the cast piece 11 of the present invention is provided with a depression on the lower surface side, so that the center portion in the width direction does not collide with the transport roll 15.
[0012]
The maximum depth Δh of the dent is preferably set to 2 mm or more in consideration of, for example, variations in the shape of the flat transport roll, in order to avoid collision with the transport roll. Further, since the dent needs to be completely eliminated under the rolling after the rough rolling, the maximum depth Δh of the dent is preferably set to 15 mm or less. This is because if the recess is deeper than this, depending on the rolling conditions, the recess may remain.
[0013]
In addition, it is preferable that the width ΔW of the depression is W / 3 ≦ ΔW <W with respect to the slab width W. If the width ΔW of the depression is smaller than W / 3 with respect to the width W of the slab, the width is too narrow to sufficiently reduce surface cracks generated on the lower surface side. In addition, if there is no problem in the conveyance of the slab by the conveyance roll, the width ΔW of the dent is not particularly limited, and may be smaller than the slab width W. However, when forming the depression with a stepped roll, it is preferable to secure a surface in contact with the transport roll to some extent for stable transport. In this case, it is preferable that the width ΔW of the depression is set to 4/5 · W or less with respect to the slab width W in consideration of setting the range of the surface flaws generated at both ends to the range in which edge processing can be performed.
[0014]
In the present invention, the depression is formed on the lower surface side of the slab by the pinch roll in the continuous casting line. For example, the same roll as the pinch roll of the present invention is provided on the exit side of the heating furnace of the hot rolling line. May be provided to form a depression on the lower surface side of the slab at the entry side of the transport roll.
[0015]
【Example】
A cast slab having a recess having a width ΔW and a maximum depth Δh shown in the example of the present invention in FIG. 3 (b) on the lower surface side was hot-rolled, and the state of bulging after the rolling was investigated. The slab width W was 1200 mm, the slab thickness h was 220 mm, the recess width ΔW was 600 mm, and the maximum depth Δh was 5 mm. On the other hand, a rectangular slab having a slab width of W = 1200 mm and a slab thickness of h = 220 mm was subjected to hot rolling in the same manner as a conventional example, and the occurrence of bulging after rolling was compared and investigated.
[0016]
Here, in the investigation of the state of bulging, an investigation based on the classification of 1 to 5 shown in Table 1 was performed. That is, the number of bulges generated at a width of 100 mm per unit length of 1000 m was counted, and ranking was performed according to the number.
[0017]
[Table 1]

[0018]
FIG. 3A shows the result of the comparative investigation.
As is clear from FIG. 3A, in the conventional example (●), the sliver generation rank at the center in the width direction of the slab is large, whereas in the present invention example (○), the width of the slab is large. The lane generation rank at the center in the direction is low, and the effect of the present invention is clear.
[0019]
【The invention's effect】
According to the present invention, the occurrence of surface flaws on the cast slab due to the transport rolls can be significantly reduced, and the occurrence of post-product swarf can be reduced to achieve a significant improvement in quality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an example in which the present invention is applied to a pinch roll in a continuous casting line.
FIG. 2 is a partial schematic diagram of a hot rolling line.
FIG. 3 is a graph showing the occurrence of surface flaws on a cast slab by comparing the present invention example with a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ladle 2 Tundish 3 Mold 4 Guide roll 5 Reduction roll 6 Pinch roll

6a Upper roll

6b Lower roll 7 Cast piece (continuous cast material)
8 Unsolidified part in slab 10 Hot rolling line 11 Slab (slab)
12 Heating furnace 13 Width press device 14 Rough rolling mill 15 Transport roll

Claims

Among the pinch rolls arranged in the continuous casting line for producing cast slabs, at least one or more of the rolls on the side corresponding to the lower surface at the time of hot rolling are formed by enlarging the roll diameter at the center,
A method for preventing surface defects of a slab, wherein a center portion in a width direction on a lower surface side of the slab after passing through a pinch roll is depressed in a rolling direction.

The surface of the slab according to claim 1, wherein the roll on the lower surface at the time of the hot rolling is a stepped roll in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter at both ends. Flaw prevention method.

The surface flaw of the slab according to claim 1, wherein the roll on the lower surface at the time of the hot rolling is a barrel-shaped roll in which the roll diameter at the center is wider than the roll diameter at both ends. Prevention method.

As a roll on the side corresponding to the lower surface during hot rolling of the pinch roll disposed in the continuous casting line, a roll formed by widening the roll diameter at the center portion is applied, and by pressing with the pinch roll, the lower surface side is pressed. A slab, wherein a dent is formed in a width direction central portion along a rolling direction.

5. The maximum depth Δh (mm) of the recess is 2 mm ≦ Δh ≦ 15 mm, and the width ΔW is W / 3 ≦ ΔW <W with respect to the slab width W. 6. Slab.