JP2004058093A - ゴミ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの圧縮部材で一般ゴミと容器を別々に圧縮して圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できるゴミ圧縮機とする。
【解決手段】機体1に設けられ移動装置3で待機位置と圧縮位置とに亘って移動する圧縮部材2と、この圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と離隔した退避位置に移動する第1・第2ゴミ受け部4,5を備え、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすることで一般ゴミを圧縮部材2で圧縮でき、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすることで缶・ペットボトル等の容器を前記圧縮部材2で圧縮できるようにしたゴミ圧縮機。
【選択図】 図1
【解決手段】機体1に設けられ移動装置3で待機位置と圧縮位置とに亘って移動する圧縮部材2と、この圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と離隔した退避位置に移動する第1・第2ゴミ受け部4,5を備え、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすることで一般ゴミを圧縮部材2で圧縮でき、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすることで缶・ペットボトル等の容器を前記圧縮部材2で圧縮できるようにしたゴミ圧縮機。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として家庭の台所に設置して紙袋などの一般ゴミ、缶・ペットボトルなどの容器を圧縮するゴミ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で発生する紙袋などの一般ゴミ、缶・ペットボトルなどの容器はゴミとして廃棄している。
近年、これらの一般ゴミ、容器の発生量が多くなり、廃棄した一般ゴミ、容器の回収、処理が社会問題となっている。
このことに鑑み、一般ゴミ、容器を圧縮して容積を小さくするゴミ圧縮機が種々提案されている。
例えば、特開平7−112299号公報に開示されたように、電動モータで可動板を移動して受止板上の缶を押し潰しするゴミ圧縮機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように従来から種々提案されているゴミ圧縮機は、一般ゴミを圧縮するもの、缶を圧縮するものであり、一般ゴミと缶の両方を圧縮するものではない。このために、一般ゴミ、缶の両方を圧縮するには2台のゴミ圧縮機を設置することになるが、2台のゴミ圧縮機を設置するのは設置スペース、価格等の面から好ましくない。
特に、家庭の台所では広い設置スペースが確保できないので、2台のゴミ圧縮機を設置できない。
【0004】
なお、前述のゴミ圧縮機によれば、一般ゴミと缶をまとめて同時に圧縮することも可能である。例えば、特開平7−112299号公報に開示されたゴミ圧縮機によれば、受止板の上に一般ゴミと缶をまとめて置くことで同時に圧縮することが可能である。
しかし、一般ゴミと缶をまとめて圧縮すると、一般ゴミと缶が一つの固まりとなるので、その圧縮した一般ゴミと圧縮した缶を分別することが困難であり、圧縮した一般ゴミと圧縮した缶をまとめて廃棄することになる。
このために、近年の資源再利用のためにゴミを分別して廃棄する考え方に反することになる。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、一つの圧縮部材で一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できるようにしたゴミ圧縮機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、機体1と、この機体1に圧縮位置と待機位置とに亘って移動自在に設けた圧縮部材2と、この圧縮部材2を移動する移動装置3と、前記圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動自在な第1ゴミ受け部4、第2ゴミ受け部5を備えたことを特徴とするゴミ圧縮機である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において機体1にゴミ受け部取付体6を移動自在に取付け、このゴミ受け部取付体6に第1ゴミ受け部4を、そのゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動するように取付け、
前記ゴミ受け部取付体6に第2ゴミ受け部5を、第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4aを覆う第1位置と、解放する第2位置とに移動可能に取付けたゴミ圧縮機である。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において機体1は開口部14を有する箱形状で、その機体1内に圧縮部材2、移動装置3が設けられ、
ゴミ受け部取付体6は機体1の開口部14を開放する位置と閉じる位置に亘って移動する扉で、
開放位置の時に第1ゴミ受け部4が退避位置で、閉じ位置の時に第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置であるゴミ圧縮機である。
【0009】
第4の発明は、第2又は第3の発明において機体1は複数の収納部を有するゴミ圧縮機である。
【0010】
第5の発明は、第4の発明において収納部は、機体1から引き出し、押し込み自在な収納ボックスであるゴミ圧縮機である。
【0011】
第6の発明は、第2又は第3又は第4又は第5の発明において第1ゴミ受け部4は圧縮部材対向面4aが開口した箱形状であるゴミ圧縮機である。
【0012】
【作 用】
第1の発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすれば、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮できる。
第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出しできると共に、一般ゴミを第1ゴミ受け部4に置くことができる。
また、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすれば、その第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮できる。
第2ゴミ受け部5を退避位置とすれば、圧縮した容器を取り出しできると共に、容器を第2ゴミ受け部5に置くことができる。
【0013】
よって、一つの圧縮部材2で一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できる。
【0014】
第2の発明によれば、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第2ゴミ受け部5がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
よって、機体1に対してゴミ受け部取付体6のみを移動すれば良く、簡単な構造であると共に、コンパクトにできる。
【0015】
第3の発明によれば、機体1が開口部14を有する箱形状で、ゴミ受け部取付体6が機体1の開口部14を開閉する扉であるから、外観が見栄え良く、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
また、第1・第2ゴミ受け部4,5をゴミ圧縮位置とした時には開口部14がゴミ受け部取付体6で閉じられるので、一般ゴミ、容器を圧縮する動作が見えない。
また、第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4を機体1から突出した退避位置に移動できるから、その第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0016】
第4の発明によれば、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納部に収納して保管し、ある程度の量となった時に廃棄できる。
【0017】
第5の発明によれば、収納ボックス内に圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納して保管するから、それらが見えることがなく、外観の見栄えが良いので、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
【0018】
第6の発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用し易いし、ある程度の一般ゴミが溜まったら圧縮して再びゴミ箱として利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように、機体1と、この機体1に取付けた圧縮部材2と、この圧縮部材2を移動する移動装置3と、前記機体1に設けた第1ゴミ受け部4、第2ゴミ受け部5でゴミ圧縮機を構成している。
前記圧縮部材2は図1及び図2に実線で示す待機位置と図2に仮想線で示す圧縮位置とに亘って移動する。
前記第1ゴミ受け部4は一般ゴミを圧縮するもので、図2に示すように圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と図1に示すように圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動する。
詳しくは、圧縮部材2が待機位置の時にゴミ圧縮位置と退避位置とに亘って移動可能で、ゴミ圧縮位置とした状態で圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミが圧縮される。
圧縮部材2を待機位置として第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出したり、一般ゴミを置くことができる。
【0020】
前記第2ゴミ受け部5は缶・ペットボトル等の容器を圧縮するもので、図3に示すように圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と図1に示すように圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動する。
詳しくは、圧縮部材2が待機位置の時にゴミ圧縮位置と退避位置とに亘って移動可能で、ゴミ圧縮位置とした状態で圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで、その第2ゴミ受け部5に置いた容器が圧縮される。
圧縮部材2を待機位置として第2ゴミ受け部5を退避位置とすることで、圧縮した容器を取り出したり、容器を置くことができる。
【0021】
このようであるから、第1ゴミ受け部4に一般ゴミを置いて圧縮できると共に、その圧縮した一般ゴミを取り出しできる。
第2ゴミ受け部5に容器を置いて圧縮できると共に、その圧縮した容器を取り出しできる。
よって、一つの圧縮部材2で一般ゴミと容器を別々に圧縮し、その圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を別々に取り出して簡単に分別できる。
【0022】
図1、図2、図3では第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とした時に第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置であるが、これに限ることはなく、第1・第2ゴミ受け部4,5をそれぞれ単独にゴミ圧縮位置と退避位置に移動すると共に、一方のゴミ受け部がゴミ圧縮位置の時に他方のゴミ受け部が退避位置となるようにしても良い。
【0023】
次に、第1・第2ゴミ受け部4,5の好ましい取付け構造を説明する。
機体1にゴミ受け部取付体6を移動自在に取付ける。このゴミ受け部取付体6に第1ゴミ受け部4を取付け、そのゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4が前述のゴミ圧縮位置と退避位置に移動するようにする。
前記ゴミ受け部取付体6に第2ゴミ受け部5を、図3に示すように第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4a(つまり、一般ゴミを圧縮する面)を覆う第1位置と、図1に示すようにその圧縮部材対向面4aを解放する第2位置とに移動可能に取付け、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することでゴミ圧縮位置と退避位置に移動し、第2位置とすれば常に退避位置であるようにする。
なお、第2ゴミ受け部5は第1ゴミ受け部4に第1位置と第2位置に移動可能に取付けても良い。
【0024】
このようにすれば、第2ゴミ受け部5を第2位置とすれば、第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4aが解放するので、ゴミ受け部取付体6を移動してゴミ圧縮位置として圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮することができる。
また、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動すれば、その第2ゴミ受け部5が圧縮部材2と対向するので、第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮することができる。
【0025】
前記第1ゴミ受け部4は図1に示すように、圧縮部材対向面4aが開口した箱形状とすることが好ましい。このようにすれば、第1ゴミ受け部4を一般ゴミを入れるゴミ箱として利用し、ある程度の量の一般ゴミが溜まったら前述のようにして圧縮して再び一般ゴミを入れることができる。
そして、圧縮した一般ゴミが満杯になったら取り出して廃棄する。
【0026】
前記第2ゴミ受け部5は図3に示すようにほぼ皿形状が好ましい。
このようにすれば、第2ゴミ受け部5に容器を安定して置くことができる。
【0027】
次に、図1、図2、図3に基づいて各部の具体形状を説明する。
前記機体1は箱形状である。例えば、底板10と天板11と両側面板12と後面板13で前面に開口部14を有する箱形状である。
前記圧縮部材2は底面板20と周面板21で上面が開口した箱形状の本体22と、その上面に固着した一対のプレート23を有する。
【0028】
前記移動装置3は、底板10に取付けた電動モータ30と、底板10と天板11に亘って回転自在に取付けられ前記電動モータ30で回転駆動されるネジ杆31と、前記圧縮部材2(プレート23)に固定したナット32を備え、そのねじ杆31をナット32に螺合してある。
前記電動モータ30を一方向に回転すると圧縮部材2が下降して圧縮位置に向けて移動し、他方向に回転すると圧縮部材2が上昇して待機位置に向けて移動する。
具体的には、一対のねじ杆31を備え、各ねじ杆31の下部にスプロケット33が固着され、電動モータ30で回転される駆動ギヤ34が従動ギヤ35に噛合し、この従動ギヤ35で回転される駆動スプロケット36と前記スプロケット33にチェーン37が巻掛けてある。この実施の形態ではスプロケット33、駆動ギヤ34、従動ギヤ35、駆動スプロケット36は底板10よりも下方に突出しているが、これに限ることはない。
前記機体1には圧縮部材2の下降限を規制するストッパ38が設けてある。例えばねじ杆31に筒状のストッパ38を挿入し、そのストッパ38の下端を底板10に軸受39で回転自在に支持し、圧縮部材2(ナット32)がストッパ38の上端に当接することで下降限を規制している。
【0029】
前記ゴミ受け部取付体6は、機体1の開口部14を開閉する扉としてある。例えば表面板60の上縁に上横片61、左右の側縁に側横片62を一体的に設けた板状で、前記開口部14とほぼ同一大きさである。
前記ゴミ受け部取付体6はガイド63で機体1に挿入、引き出し自在に取付けてある。
前記ガイド63は機体1の下部(側面板12)に固着した固定レール64と、ゴミ受け部取付体6の下部に取付けた可動レール65と、この可動レール65に取付けたローラ66を備え、そのローラ66をガイドとして可動レール65が固定レール64に沿って摺動する。
前記ガイド63は前述のものに限ることはなく、任意のガイドが利用できる。
【0030】
前記第1ゴミ受け部4は、底面板40と周面板41で上面が開口した箱形状で、その大きさは前記圧縮部材2よりも大きく、圧縮部材2が第1ゴミ受け部4内に入り込むことができるようにしてある。この第1ゴミ受け部4の上面が圧縮部材対向面4aであるから、以下単に上面4aとする。
前記第1ゴミ受け部4はゴミ受け部取付体6の下部寄りに固着され、そのゴミ受け部取付体6を押し込んで開口部14を閉じると第1ゴミ受け部4が圧縮部材2と対向して前述のゴミ圧縮位置となる。
【0031】
前記第2ゴミ受け部5は皿形状の本体50の周縁にフランジ51を備えた形状で、その本体50の大きさは第1ゴミ受け部4の開口部よりも小さく、フランジ51が上面4aに接するようにしてある。
前記ゴミ受け部取付体6における第1ゴミ受け部4よりも上方位置に第2ゴミ受け部5が上下回動自在に取付けてある。
第2ゴミ受け部5を上方に回動すると表面板60の裏面と接するように縦向姿勢となって第1ゴミ受け部4の上面4aを解放し、前述の第2位置となる。
第2ゴミ受け部5を下方に回動するとフランジ51が第1ゴミ受け部4の上面4aに接する横向姿勢となって第1ゴミ受け部4の上面4aを覆い前述の第1位置となる。
【0032】
例えば、左右のフランジ51がヒンジ52で左右のブラケット62aに上下回動自在に連結され、保持手段53で縦向姿勢に保持される。
前記保持手段53は上横片61に固着した係止片で、この係止片にフランジ51を押しつけることで係止片が弾性変形してフランジ51を係止保持し、引張ることで係止片が弾性変形してフランジ51が外れる。保持手段53はこれに限ることはなく、磁石を利用したものでも良いし、可動フックであっても良い。
前記第2ゴミ受け部5には引張り易いように把手54を設けても良い。
【0033】
前述の実施の形態によれば、圧縮部材2を上限位置(待機位置)とし、ゴミ受け部取付体6を押し込んで開口部14を閉じることで、各部材が外部から見えないから外観の見栄えが良く、台所に設置しても影響がない。
また、通常時には第2ゴミ受け部5を縦向姿勢に保持しておく。
ゴミ受け部取付体6を引き出すことで第1ゴミ受け部4が待機位置に移動し、一般ゴミを入れることができるから、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0034】
そして、第1ゴミ受け部4内に一般ゴミが満杯となったら、ゴミ受け部取付体6を押し込んで第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とし、圧縮部材2を下降して一般ゴミを圧縮する。
これによって、第1ゴミ受け部4内の一般ゴミの容積が小さくなるので、再び一般ゴミを入れることができる。
このことを複数回繰り返して圧縮したゴミが満杯となったら、取り出しする。
【0035】
缶・ペットボトル等の容器を圧縮する時には、ゴミ受け部取付体6を引き出して第2ゴミ受け部5を横向姿勢とする。
これによって、第2ゴミ受け部5が退避位置となるので、その第2ゴミ受け部5に容器を置く。
ゴミ受け部取付体6を押し込んでゴミ圧縮位置とし、圧縮部材2を下降して図3に実線で示す容器aを仮想線で示すように圧縮する。
ゴミ受け部取付体6を引き出して第2ゴミ受け部5を退避位置とし、圧縮した容器を取り出しする。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
この実施の形態は前述のゴミ圧縮部と収納部を備え、その収納部に圧縮した容器を収納するようにしたゴミ圧縮機である。
図4に示すように、機体1は前述のゴミ圧縮部を設置する空間部1aと第1・第2収納部1b,1cを有する形状である。
前記第1収納部1bは機体1に第1収納ボックス70を引き出し、押し込み自在に設けた形状で、第2収納部1cは機体1に第2収納ボックス71を引き出し、押し込み自在に設けた形状である。この第1・第2収納ボックス70,71は上面が開口している。
例えば、機体1の左右一側寄りを空間部1aとし、その空間部1aに前述のゴミ受け部取付体6を引き出し、押し込み自在に設けた扉とする。
機体1の左右他側寄りの上部に第1収納ボックス70を引き出し、押し込み自在に設け、下部に第2収納ボックス71を引き出し、押し込み自在に設けると共に、この第1・第2収納ボックス70,71を押し込んだ状態で、その表面70a,71aとゴミ受け部取付体60の表面(表面板60)が面一となるようにしてある。
【0037】
このようであるから、外観の見栄えが良く台所に設置しても美観を損なうことがなく、台所に設置するゴミ圧縮機として好適である。
また、圧縮した缶を第1収納ボックス70に収納し、圧縮したペットボトルを第2収納ボックス71に収納できるから、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを圧縮した毎に廃棄する必要がなく、何回か圧縮した後にまとめて廃棄できる。
しかも、圧縮した缶と圧縮したペットボトルを分別して廃棄できる。
【0038】
次に、各部の具体形状を図5〜図8に基づいて説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同様な部分は符号を同一として説明する。
機体1は底板10と天板11と左右の側面板12と後面板13と中間縦板15で前面が開口した箱形状で、底板10、天板11、一方の側面板12、中間縦板15で前述の開口部14及び空間部1aを形成し、底板10、天板11、他方の側面板12、中間縦板15で収納用開口部16を形成している。
前記収納用開口部16の上部にはプレート17が取付けてあり、このプレート17に操作手段、例えば電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bが取付けてある。
前記開口部14の上部寄りは幕板19で閉塞され、ゴミ受け部取付体6を引き出した時に空間部1a内が見えないようにしてある。
つまり、開口部14は第2ゴミ受け部5が接した状態で第1ゴミ受け部4が出入りできる程度の上下寸法である。
【0039】
前記第1・第2収納ボックス70,71は表面板72の下部寄りに底板73を固着し、この底板73に枠体74を固着した形状で、ガイド75で引き出し・押し込み自在に取付けてある。
前記ガイド75は側面板12と中間縦板15に固着した固定レール75aと、第1・第2収納ボックス71,72(例えば底面板73)に固着した可動レール75bで構成されている。このガイド75は前述の構成に限ることはなく、任意のガイドが利用できる。
前記各表面板72に把手76が取付けてある。
【0040】
このようであるから、把手76を持って第1・第2収納ボックス70,71を機体1から引き出し、押し込みできる。
なお、第1・第2収納部1b,1cは棚であっても良い。例えば側面板12と中間縦板15に亘って2つの棚板を取付けて第1・第2棚とする。
また、第1・第2収納部1b,1cは上下方向ではなく、左右方向に設けても良い。
【0041】
前記ゴミ圧縮部、つまり、圧縮部材2、移動装置3、第1・第2ゴミ受け部4,5、ゴミ受け部取付体6は前述の第1の実施の形態と同様であるが、下記の点で相違する。
ねじ杆31は底板10で支承され、上部はフリー状態である。
圧縮部材2(プレート23)にステー24を固着し、このステー24にナット32が固着され、このナット32にねじ杆31がねじ合している。ステー24はネジ杆31が挿通できる形状、例えばコ字形状や筒形状である。
前記空間部1aには圧縮部材2を上下動自在にガイドするガイド部が設けてある。
例えば、側面板12と中間縦板15に4つの縦ガイドレール25が固着され、この4つの縦ガイドレール25に沿って圧縮部材2が上下動する。
【0042】
本発明の他の実施の形態を説明する。
機体1を箱形状ではなく、圧縮部材2、移動装置3を取付け支持できると共に、第1ゴミ受け部4を移動可能に支承できる形状とし、台所に設置する機器、例えば流し台、レンジ台の空スペースに取付ける。
また、機体1を前述の流し台、レンジ台などの台所に設置する機器と兼用する。
【0043】
圧縮部材2は上面が開口した箱形状ではなく、中空形状、中実形状でも良いし、プレート形状、枠体の下部にプレートを取付けた形状など任意のものが利用できる。
また、圧縮部材2は上下動に限ることはなく、左右動、上下揺動など任意に移動させることができる。その場合には、第1・第2ゴミ受け部4,5は圧縮部材2の移動方向に対応した形状とする。
【0044】
移動装置3は、ラックとピニオンを用いたもの、エアーシリンダなどの流体圧で伸縮するシリンダを用いたもの、圧縮空気で膨張する空気袋形状のものなどが利用できる。
【0045】
第1ゴミ受け部4はプレートと袋を組み合わせ、その袋の内に一般ゴミを入れてプレートに置くようにしたもの、かご形状のものでも良い。
第2ゴミ受け部5は孔明きのプレート、格子体などでも良い。
【0046】
第1ゴミ受け部4と第2ゴミ受け部5を機体1に移動自在に設けて一方がゴミ圧縮位置であると他方が退避位置となるようにしても良い。この場合は第1・第2ゴミ受け部4,5を機体1から引き出し、押し込み自在としてゴミを置いたり、圧縮したゴミを取り出し易くすることが好ましい。
例えば、図9に示すように機体1に左右移動自在に取付けた移動体80の移動方向両側に第1・第2ゴミ受け部4,5をスライドガイド81を介して機体1の移動方向と直交方向に移動自在にそれぞれ取付ける。
第1ゴミ受け部4を圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置とすると第2ゴミ受け部5が退避位置となる。この状態で第1ゴミ受け部4をスライドガイド81に沿って引き出し、押し込みできる。
第2ゴミ受け部5を圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置とすると第1ゴミ受け部4が退避位置となる。この状態で第2ゴミ受け部5をスライドガイド81に沿って引き出し、押し出できる。
図9においては、機体1の開口部14から引き出し、押し込みされ、その開口部14は図示しない扉で開閉自在である。
【0047】
前述の第2ゴミ受け部5は第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とした状態でゴミ圧縮位置と退避位置に移動できるようにしても良い。
例えば、ゴミ圧縮位置の第1ゴミ受け部4と圧縮部材2との間に第2ゴミ受け部5を設置、取り外し自在とする。
詳しくは、図10に示すように第1ゴミ受け部4と圧縮部材2との間に一対の支持材82を左右に間隔を置いて設け、この一対の支持材82に跨って第2ゴミ受け部5を載置してゴミ圧縮位置とし、その一対の支持部材82から取り外して仮想線で示すように退避位置に格納する。
この場合には、第2ゴミ受け部5を一対の支持材82に沿って引き出し、押し込み自在とすれば、圧縮した容器を簡単に取り出しできる。
【0048】
次に、前記電動モータ30を正回転、逆回転して圧縮部材2を移動制御する装置について説明する。
前記電動モータ30は図11に示すように、正回転する第1の結線と逆回転する第2の接線に切換え可能で、その結線を切換えても電動モータ30が回転している時には回転方向が変化せずに、電動モータ30が停止すると回転方向が変化するコンデンサ始動電動モータである。前述の結線とは電動モータ30の端子と電源の接続の仕方である。前述の停止とは定常速度よりも低速回転の場合と完全に停止した場合を含む。
【0049】
具体的には、電動モータ30は主コイル90に電流が流れると回転し、回転方向制御部91、例えば直列接続された補助コイル92、始動スイッチ93、コンデンサ94に流れる電流の向きで回転方向が決定する。つまり、電動モータ30はコンデンサ始動電動モータである。なお、電動モータ30は分相始動電動モータ(図11のコンデンサ94が無い回転方向制御部を有するモータ)でも良い。前記主コイル90は第1端子95と第2端子96に接続し、回転方向制御部91は第3端子97と第4端子98に接続している。
そして、第3端子97から第4端子98に電流が流れると正回転し、第4端子98から第3端子97に電流が流れると逆回転する。
【0050】
前記第1〜第4端子95〜98と電源99を接続する電気回路には結線切換手段と起動信号出力手段と検出手段が設けてある。
前記結線切換手段はリレー100、このリレー100の第1・第2リレー接点101,102を備え、リレー100に通電されない時には第1の結線、リレー100に通電されると第2の結線に切換える。
第1の結線の時は第3端子97から第4端子98に向けて電流が流れて正回転し、第2の結線の時は第4端子98から第3端子97に向けて電流が流れて逆回転する。
前記第1・第2リレー接点101,102はリレー100に通電されない時には閉(NC)、通電されると開(NO)となる常閉接点である。
図に示すリレー100は第3リレー接点103を備え、この第3リレー接点103は常開接点である。
前記起動信号出力手段は前述の電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bである。
前記電源スイッチ18aは一度ONするとONし続け、OFFするとOFFし続ける。
前記スタートスイッチ18bは常時OFFで、ON操作したときにのみONとなる。
【0051】
前記検出手段は、圧縮部材2が待機位置であることを検出して第1の信号を出力し、待機位置の圧縮部材2が所定ストローク圧縮方向に移動したことを検出して第2の信号を出力する。
例えば、図2に示すように機体1にリミットスイッチ104を取付け、その可動片104aを圧縮部材2と対向させる。
圧縮部材2が待機位置であると可動片104aが押されてリミットスイッチ104がOFFし、圧縮部材2が待機位置から圧縮方向に所定ストローク移動すると可動片104aが元の位置に復帰してリミットスイッチ104がONする。
よって、リミットスイッチ104がONからOFFとなったことで圧縮部材2が待機位置であることを検出でき、リミットスイッチ104がOFFからONすることで圧縮部材2が待機位置から圧縮方向に所定ストローク移動したことを検出できる。
【0052】
次に、作動とともに各部材の詳細を説明する。
圧縮部材2が待機位置で停止している時にはリミットスイッチ104がOFFで、電源スイッチ18a、スタートスイッチ18bはOFFである。
よって、リレー100には通電されずに第3リレー接点(常開接点)103は開で、第1・第2リレー接点(常閉接点)101,102は閉(NC)であるから第3端子97は第2リレー接点102、スタートスイッチ18b、電源スイッチ18aを経て電源99の一方側に接続し、第4端子98は第1リレー接点101を経て電源99の他方側に接続して前述の第1の結線である。
【0053】
前述の状態で電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bをON、つまり起動信号を出力すると第1端子95と第2端子96に電流が流れると共に、第3端子97から第4端子98に電流が流れ、電動モータ30が正回転して圧縮部材2が圧縮位置に向けて移動する。
所定ストローク移動するとリミットスイッチ104がONし、リレー100に通電され、第3リレー接点103が閉となると共に、第1・第2リレー接点101,102が開(NO)となる。
これによって、スタートスイッチ18bをOFFしてもリレー100の第3リレー接点103を経て電流が流れ続け、電動モータ30の第3端子97が第2リレー接点102、第1リレー接点101を経て電源99の他方側に接続し、第4端子98が第1リレー接点101、第2リレー接点102、第3リレー接点103、電源スイッチ18aを経て電源99の一方側に接続して第2の結線となる。
【0054】
電動モータ30が定常速度で回転しているので、遠心力で始動スイッチ93がOFFし、回転方向制御部91に電流が流れないので、電動モータ30は正回転のままで、圧縮部材2は圧縮位置に向けて移動し、第1又は第2ゴミ受け部4,5に置かれたゴミを圧縮開始し、ある程度まで圧縮すると圧縮部材2の移動抵抗が大きくなって電動モータ30の回転が遅くなり、最終的に停止する。
これにより、始動スイッチ93がONして回転方向制御部91に電流が流れ、電動モータ30は直ちに逆回転し、圧縮部材2は待機位置に向けて移動する。
圧縮部材2が待機位置となるとリミットスイッチ104がOFFし、リレー100に通電されなくなって第3リレー接点103が開となって電動モータ30が停止し、圧縮部材2が待機位置で停止する。
これと同時に第1・第2リレー接点101,102が閉となる。
【0055】
このように、圧縮部材2がゴミを圧縮することで電動モータ30の回転抵抗が大きくなり、その回転が遅くなって停止することで電動モータ30が逆回転して圧縮部材2が待機位置に向けて移動するので、圧縮部材2がゴミ圧縮した位置であることを検出するリミットスイッチと電動モータ30を逆回転させるためのスイッチが不要で電気部品点数を少なくできる。
【0056】
また、電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bをONすれば良く、操作が簡単である。
【0057】
また、圧縮部材2の圧縮終了位置を任意とすることができる。例えば、図2に示すように第1ゴミ受け部4で一般ゴミを圧縮する際には圧縮終了位置が下方で、図3に示すように第2ゴミ受け部5で缶、ペットボトル等を圧縮する際には圧縮終了位置が上方である。
【0058】
図1〜図3に示す実施の形態では、第2ゴミ受け部5を第2位置として第1ゴミ受け部4内にゴミが収納されていない状態で圧縮部材2が下降すると図2に仮想線で示すようにナット32が筒38に当接する。
これによって、圧縮部材2の最下限位置を規定することで機体1等の破損を防止する。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすれば、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮できる。
第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出しできると共に、一般ゴミを第1ゴミ受け部4に置くことができる。
また、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすれば、その第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮できる。
第2ゴミ受け部5を退避位置とすれば、圧縮した容器を取り出しできると共に、容器を第2ゴミ受け部5に置くことができる。
【0060】
よって、一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できる。
【0061】
請求項2に係る発明によれば、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第2ゴミ受け部5がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
よって、機体1に対してゴミ受け部取付体6のみを移動すれば良く、簡単な構造であると共に、コンパクトにできる。
【0062】
請求項3に係る発明によれば、機体1が開口部14を有する箱形状で、ゴミ受け部取付体6が機体1の開口部14を開閉する扉であるから、外観が見栄え良く、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
また、第1・第2ゴミ受け部4,5をゴミ圧縮位置とした時には開口部14がゴミ受け部取付体6で閉じられるので、一般ゴミ、容器を圧縮する動作が見えない。
また、第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4を機体1から突出した退避位置に移動できるから、その第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0063】
請求項4に係る発明によれば、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納部に収納して保管し、ある程度の量となった時に廃棄できる。
【0064】
請求項5に係る発明によれば、収納ボックス内に圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納して保管するから、それらが見えることがなく、外観の見栄えが良いので、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
【0065】
請求項6に係る発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用し易いし、ある程度の一般ゴミが溜まったら圧縮して再びゴミ箱として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】第1ゴミ受け部をゴミ圧縮位置とした状態の断面図である。
【図3】第2ゴミ受け部をゴミ圧縮位置とした状態の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す外観斜視図である。
【図5】全体の一部破断正面図である。
【図6】全体の一部破断平面図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す説明図である。
【図11】電動モータの制御回路図である。
【符号の説明】
1…機体、1a…空間部、1b…第1収納部、1c…第2収納部、2…圧縮部材、3…移動装置、4…第1ゴミ受け部、4a…圧縮部材対向面、5…第2ゴミ受け部、6…ゴミ受け部取付体、14…開口部、16…収納用開口部、30…電動モータ、31…ねじ杆、32…ナット、70…第1収納ボックス、71…第2収納ボックス。
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として家庭の台所に設置して紙袋などの一般ゴミ、缶・ペットボトルなどの容器を圧縮するゴミ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で発生する紙袋などの一般ゴミ、缶・ペットボトルなどの容器はゴミとして廃棄している。
近年、これらの一般ゴミ、容器の発生量が多くなり、廃棄した一般ゴミ、容器の回収、処理が社会問題となっている。
このことに鑑み、一般ゴミ、容器を圧縮して容積を小さくするゴミ圧縮機が種々提案されている。
例えば、特開平7−112299号公報に開示されたように、電動モータで可動板を移動して受止板上の缶を押し潰しするゴミ圧縮機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように従来から種々提案されているゴミ圧縮機は、一般ゴミを圧縮するもの、缶を圧縮するものであり、一般ゴミと缶の両方を圧縮するものではない。このために、一般ゴミ、缶の両方を圧縮するには2台のゴミ圧縮機を設置することになるが、2台のゴミ圧縮機を設置するのは設置スペース、価格等の面から好ましくない。
特に、家庭の台所では広い設置スペースが確保できないので、2台のゴミ圧縮機を設置できない。
【0004】
なお、前述のゴミ圧縮機によれば、一般ゴミと缶をまとめて同時に圧縮することも可能である。例えば、特開平7−112299号公報に開示されたゴミ圧縮機によれば、受止板の上に一般ゴミと缶をまとめて置くことで同時に圧縮することが可能である。
しかし、一般ゴミと缶をまとめて圧縮すると、一般ゴミと缶が一つの固まりとなるので、その圧縮した一般ゴミと圧縮した缶を分別することが困難であり、圧縮した一般ゴミと圧縮した缶をまとめて廃棄することになる。
このために、近年の資源再利用のためにゴミを分別して廃棄する考え方に反することになる。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、一つの圧縮部材で一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できるようにしたゴミ圧縮機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、機体1と、この機体1に圧縮位置と待機位置とに亘って移動自在に設けた圧縮部材2と、この圧縮部材2を移動する移動装置3と、前記圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動自在な第1ゴミ受け部4、第2ゴミ受け部5を備えたことを特徴とするゴミ圧縮機である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において機体1にゴミ受け部取付体6を移動自在に取付け、このゴミ受け部取付体6に第1ゴミ受け部4を、そのゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動するように取付け、
前記ゴミ受け部取付体6に第2ゴミ受け部5を、第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4aを覆う第1位置と、解放する第2位置とに移動可能に取付けたゴミ圧縮機である。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において機体1は開口部14を有する箱形状で、その機体1内に圧縮部材2、移動装置3が設けられ、
ゴミ受け部取付体6は機体1の開口部14を開放する位置と閉じる位置に亘って移動する扉で、
開放位置の時に第1ゴミ受け部4が退避位置で、閉じ位置の時に第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置であるゴミ圧縮機である。
【0009】
第4の発明は、第2又は第3の発明において機体1は複数の収納部を有するゴミ圧縮機である。
【0010】
第5の発明は、第4の発明において収納部は、機体1から引き出し、押し込み自在な収納ボックスであるゴミ圧縮機である。
【0011】
第6の発明は、第2又は第3又は第4又は第5の発明において第1ゴミ受け部4は圧縮部材対向面4aが開口した箱形状であるゴミ圧縮機である。
【0012】
【作 用】
第1の発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすれば、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮できる。
第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出しできると共に、一般ゴミを第1ゴミ受け部4に置くことができる。
また、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすれば、その第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮できる。
第2ゴミ受け部5を退避位置とすれば、圧縮した容器を取り出しできると共に、容器を第2ゴミ受け部5に置くことができる。
【0013】
よって、一つの圧縮部材2で一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できる。
【0014】
第2の発明によれば、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第2ゴミ受け部5がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
よって、機体1に対してゴミ受け部取付体6のみを移動すれば良く、簡単な構造であると共に、コンパクトにできる。
【0015】
第3の発明によれば、機体1が開口部14を有する箱形状で、ゴミ受け部取付体6が機体1の開口部14を開閉する扉であるから、外観が見栄え良く、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
また、第1・第2ゴミ受け部4,5をゴミ圧縮位置とした時には開口部14がゴミ受け部取付体6で閉じられるので、一般ゴミ、容器を圧縮する動作が見えない。
また、第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4を機体1から突出した退避位置に移動できるから、その第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0016】
第4の発明によれば、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納部に収納して保管し、ある程度の量となった時に廃棄できる。
【0017】
第5の発明によれば、収納ボックス内に圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納して保管するから、それらが見えることがなく、外観の見栄えが良いので、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
【0018】
第6の発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用し易いし、ある程度の一般ゴミが溜まったら圧縮して再びゴミ箱として利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように、機体1と、この機体1に取付けた圧縮部材2と、この圧縮部材2を移動する移動装置3と、前記機体1に設けた第1ゴミ受け部4、第2ゴミ受け部5でゴミ圧縮機を構成している。
前記圧縮部材2は図1及び図2に実線で示す待機位置と図2に仮想線で示す圧縮位置とに亘って移動する。
前記第1ゴミ受け部4は一般ゴミを圧縮するもので、図2に示すように圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と図1に示すように圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動する。
詳しくは、圧縮部材2が待機位置の時にゴミ圧縮位置と退避位置とに亘って移動可能で、ゴミ圧縮位置とした状態で圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミが圧縮される。
圧縮部材2を待機位置として第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出したり、一般ゴミを置くことができる。
【0020】
前記第2ゴミ受け部5は缶・ペットボトル等の容器を圧縮するもので、図3に示すように圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と図1に示すように圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動する。
詳しくは、圧縮部材2が待機位置の時にゴミ圧縮位置と退避位置とに亘って移動可能で、ゴミ圧縮位置とした状態で圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで、その第2ゴミ受け部5に置いた容器が圧縮される。
圧縮部材2を待機位置として第2ゴミ受け部5を退避位置とすることで、圧縮した容器を取り出したり、容器を置くことができる。
【0021】
このようであるから、第1ゴミ受け部4に一般ゴミを置いて圧縮できると共に、その圧縮した一般ゴミを取り出しできる。
第2ゴミ受け部5に容器を置いて圧縮できると共に、その圧縮した容器を取り出しできる。
よって、一つの圧縮部材2で一般ゴミと容器を別々に圧縮し、その圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を別々に取り出して簡単に分別できる。
【0022】
図1、図2、図3では第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とした時に第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置であるが、これに限ることはなく、第1・第2ゴミ受け部4,5をそれぞれ単独にゴミ圧縮位置と退避位置に移動すると共に、一方のゴミ受け部がゴミ圧縮位置の時に他方のゴミ受け部が退避位置となるようにしても良い。
【0023】
次に、第1・第2ゴミ受け部4,5の好ましい取付け構造を説明する。
機体1にゴミ受け部取付体6を移動自在に取付ける。このゴミ受け部取付体6に第1ゴミ受け部4を取付け、そのゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4が前述のゴミ圧縮位置と退避位置に移動するようにする。
前記ゴミ受け部取付体6に第2ゴミ受け部5を、図3に示すように第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4a(つまり、一般ゴミを圧縮する面)を覆う第1位置と、図1に示すようにその圧縮部材対向面4aを解放する第2位置とに移動可能に取付け、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することでゴミ圧縮位置と退避位置に移動し、第2位置とすれば常に退避位置であるようにする。
なお、第2ゴミ受け部5は第1ゴミ受け部4に第1位置と第2位置に移動可能に取付けても良い。
【0024】
このようにすれば、第2ゴミ受け部5を第2位置とすれば、第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4aが解放するので、ゴミ受け部取付体6を移動してゴミ圧縮位置として圧縮部材2を圧縮位置に向けて移動することで第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮することができる。
また、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動すれば、その第2ゴミ受け部5が圧縮部材2と対向するので、第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮することができる。
【0025】
前記第1ゴミ受け部4は図1に示すように、圧縮部材対向面4aが開口した箱形状とすることが好ましい。このようにすれば、第1ゴミ受け部4を一般ゴミを入れるゴミ箱として利用し、ある程度の量の一般ゴミが溜まったら前述のようにして圧縮して再び一般ゴミを入れることができる。
そして、圧縮した一般ゴミが満杯になったら取り出して廃棄する。
【0026】
前記第2ゴミ受け部5は図3に示すようにほぼ皿形状が好ましい。
このようにすれば、第2ゴミ受け部5に容器を安定して置くことができる。
【0027】
次に、図1、図2、図3に基づいて各部の具体形状を説明する。
前記機体1は箱形状である。例えば、底板10と天板11と両側面板12と後面板13で前面に開口部14を有する箱形状である。
前記圧縮部材2は底面板20と周面板21で上面が開口した箱形状の本体22と、その上面に固着した一対のプレート23を有する。
【0028】
前記移動装置3は、底板10に取付けた電動モータ30と、底板10と天板11に亘って回転自在に取付けられ前記電動モータ30で回転駆動されるネジ杆31と、前記圧縮部材2(プレート23)に固定したナット32を備え、そのねじ杆31をナット32に螺合してある。
前記電動モータ30を一方向に回転すると圧縮部材2が下降して圧縮位置に向けて移動し、他方向に回転すると圧縮部材2が上昇して待機位置に向けて移動する。
具体的には、一対のねじ杆31を備え、各ねじ杆31の下部にスプロケット33が固着され、電動モータ30で回転される駆動ギヤ34が従動ギヤ35に噛合し、この従動ギヤ35で回転される駆動スプロケット36と前記スプロケット33にチェーン37が巻掛けてある。この実施の形態ではスプロケット33、駆動ギヤ34、従動ギヤ35、駆動スプロケット36は底板10よりも下方に突出しているが、これに限ることはない。
前記機体1には圧縮部材2の下降限を規制するストッパ38が設けてある。例えばねじ杆31に筒状のストッパ38を挿入し、そのストッパ38の下端を底板10に軸受39で回転自在に支持し、圧縮部材2(ナット32)がストッパ38の上端に当接することで下降限を規制している。
【0029】
前記ゴミ受け部取付体6は、機体1の開口部14を開閉する扉としてある。例えば表面板60の上縁に上横片61、左右の側縁に側横片62を一体的に設けた板状で、前記開口部14とほぼ同一大きさである。
前記ゴミ受け部取付体6はガイド63で機体1に挿入、引き出し自在に取付けてある。
前記ガイド63は機体1の下部(側面板12)に固着した固定レール64と、ゴミ受け部取付体6の下部に取付けた可動レール65と、この可動レール65に取付けたローラ66を備え、そのローラ66をガイドとして可動レール65が固定レール64に沿って摺動する。
前記ガイド63は前述のものに限ることはなく、任意のガイドが利用できる。
【0030】
前記第1ゴミ受け部4は、底面板40と周面板41で上面が開口した箱形状で、その大きさは前記圧縮部材2よりも大きく、圧縮部材2が第1ゴミ受け部4内に入り込むことができるようにしてある。この第1ゴミ受け部4の上面が圧縮部材対向面4aであるから、以下単に上面4aとする。
前記第1ゴミ受け部4はゴミ受け部取付体6の下部寄りに固着され、そのゴミ受け部取付体6を押し込んで開口部14を閉じると第1ゴミ受け部4が圧縮部材2と対向して前述のゴミ圧縮位置となる。
【0031】
前記第2ゴミ受け部5は皿形状の本体50の周縁にフランジ51を備えた形状で、その本体50の大きさは第1ゴミ受け部4の開口部よりも小さく、フランジ51が上面4aに接するようにしてある。
前記ゴミ受け部取付体6における第1ゴミ受け部4よりも上方位置に第2ゴミ受け部5が上下回動自在に取付けてある。
第2ゴミ受け部5を上方に回動すると表面板60の裏面と接するように縦向姿勢となって第1ゴミ受け部4の上面4aを解放し、前述の第2位置となる。
第2ゴミ受け部5を下方に回動するとフランジ51が第1ゴミ受け部4の上面4aに接する横向姿勢となって第1ゴミ受け部4の上面4aを覆い前述の第1位置となる。
【0032】
例えば、左右のフランジ51がヒンジ52で左右のブラケット62aに上下回動自在に連結され、保持手段53で縦向姿勢に保持される。
前記保持手段53は上横片61に固着した係止片で、この係止片にフランジ51を押しつけることで係止片が弾性変形してフランジ51を係止保持し、引張ることで係止片が弾性変形してフランジ51が外れる。保持手段53はこれに限ることはなく、磁石を利用したものでも良いし、可動フックであっても良い。
前記第2ゴミ受け部5には引張り易いように把手54を設けても良い。
【0033】
前述の実施の形態によれば、圧縮部材2を上限位置(待機位置)とし、ゴミ受け部取付体6を押し込んで開口部14を閉じることで、各部材が外部から見えないから外観の見栄えが良く、台所に設置しても影響がない。
また、通常時には第2ゴミ受け部5を縦向姿勢に保持しておく。
ゴミ受け部取付体6を引き出すことで第1ゴミ受け部4が待機位置に移動し、一般ゴミを入れることができるから、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0034】
そして、第1ゴミ受け部4内に一般ゴミが満杯となったら、ゴミ受け部取付体6を押し込んで第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とし、圧縮部材2を下降して一般ゴミを圧縮する。
これによって、第1ゴミ受け部4内の一般ゴミの容積が小さくなるので、再び一般ゴミを入れることができる。
このことを複数回繰り返して圧縮したゴミが満杯となったら、取り出しする。
【0035】
缶・ペットボトル等の容器を圧縮する時には、ゴミ受け部取付体6を引き出して第2ゴミ受け部5を横向姿勢とする。
これによって、第2ゴミ受け部5が退避位置となるので、その第2ゴミ受け部5に容器を置く。
ゴミ受け部取付体6を押し込んでゴミ圧縮位置とし、圧縮部材2を下降して図3に実線で示す容器aを仮想線で示すように圧縮する。
ゴミ受け部取付体6を引き出して第2ゴミ受け部5を退避位置とし、圧縮した容器を取り出しする。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
この実施の形態は前述のゴミ圧縮部と収納部を備え、その収納部に圧縮した容器を収納するようにしたゴミ圧縮機である。
図4に示すように、機体1は前述のゴミ圧縮部を設置する空間部1aと第1・第2収納部1b,1cを有する形状である。
前記第1収納部1bは機体1に第1収納ボックス70を引き出し、押し込み自在に設けた形状で、第2収納部1cは機体1に第2収納ボックス71を引き出し、押し込み自在に設けた形状である。この第1・第2収納ボックス70,71は上面が開口している。
例えば、機体1の左右一側寄りを空間部1aとし、その空間部1aに前述のゴミ受け部取付体6を引き出し、押し込み自在に設けた扉とする。
機体1の左右他側寄りの上部に第1収納ボックス70を引き出し、押し込み自在に設け、下部に第2収納ボックス71を引き出し、押し込み自在に設けると共に、この第1・第2収納ボックス70,71を押し込んだ状態で、その表面70a,71aとゴミ受け部取付体60の表面(表面板60)が面一となるようにしてある。
【0037】
このようであるから、外観の見栄えが良く台所に設置しても美観を損なうことがなく、台所に設置するゴミ圧縮機として好適である。
また、圧縮した缶を第1収納ボックス70に収納し、圧縮したペットボトルを第2収納ボックス71に収納できるから、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを圧縮した毎に廃棄する必要がなく、何回か圧縮した後にまとめて廃棄できる。
しかも、圧縮した缶と圧縮したペットボトルを分別して廃棄できる。
【0038】
次に、各部の具体形状を図5〜図8に基づいて説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同様な部分は符号を同一として説明する。
機体1は底板10と天板11と左右の側面板12と後面板13と中間縦板15で前面が開口した箱形状で、底板10、天板11、一方の側面板12、中間縦板15で前述の開口部14及び空間部1aを形成し、底板10、天板11、他方の側面板12、中間縦板15で収納用開口部16を形成している。
前記収納用開口部16の上部にはプレート17が取付けてあり、このプレート17に操作手段、例えば電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bが取付けてある。
前記開口部14の上部寄りは幕板19で閉塞され、ゴミ受け部取付体6を引き出した時に空間部1a内が見えないようにしてある。
つまり、開口部14は第2ゴミ受け部5が接した状態で第1ゴミ受け部4が出入りできる程度の上下寸法である。
【0039】
前記第1・第2収納ボックス70,71は表面板72の下部寄りに底板73を固着し、この底板73に枠体74を固着した形状で、ガイド75で引き出し・押し込み自在に取付けてある。
前記ガイド75は側面板12と中間縦板15に固着した固定レール75aと、第1・第2収納ボックス71,72(例えば底面板73)に固着した可動レール75bで構成されている。このガイド75は前述の構成に限ることはなく、任意のガイドが利用できる。
前記各表面板72に把手76が取付けてある。
【0040】
このようであるから、把手76を持って第1・第2収納ボックス70,71を機体1から引き出し、押し込みできる。
なお、第1・第2収納部1b,1cは棚であっても良い。例えば側面板12と中間縦板15に亘って2つの棚板を取付けて第1・第2棚とする。
また、第1・第2収納部1b,1cは上下方向ではなく、左右方向に設けても良い。
【0041】
前記ゴミ圧縮部、つまり、圧縮部材2、移動装置3、第1・第2ゴミ受け部4,5、ゴミ受け部取付体6は前述の第1の実施の形態と同様であるが、下記の点で相違する。
ねじ杆31は底板10で支承され、上部はフリー状態である。
圧縮部材2(プレート23)にステー24を固着し、このステー24にナット32が固着され、このナット32にねじ杆31がねじ合している。ステー24はネジ杆31が挿通できる形状、例えばコ字形状や筒形状である。
前記空間部1aには圧縮部材2を上下動自在にガイドするガイド部が設けてある。
例えば、側面板12と中間縦板15に4つの縦ガイドレール25が固着され、この4つの縦ガイドレール25に沿って圧縮部材2が上下動する。
【0042】
本発明の他の実施の形態を説明する。
機体1を箱形状ではなく、圧縮部材2、移動装置3を取付け支持できると共に、第1ゴミ受け部4を移動可能に支承できる形状とし、台所に設置する機器、例えば流し台、レンジ台の空スペースに取付ける。
また、機体1を前述の流し台、レンジ台などの台所に設置する機器と兼用する。
【0043】
圧縮部材2は上面が開口した箱形状ではなく、中空形状、中実形状でも良いし、プレート形状、枠体の下部にプレートを取付けた形状など任意のものが利用できる。
また、圧縮部材2は上下動に限ることはなく、左右動、上下揺動など任意に移動させることができる。その場合には、第1・第2ゴミ受け部4,5は圧縮部材2の移動方向に対応した形状とする。
【0044】
移動装置3は、ラックとピニオンを用いたもの、エアーシリンダなどの流体圧で伸縮するシリンダを用いたもの、圧縮空気で膨張する空気袋形状のものなどが利用できる。
【0045】
第1ゴミ受け部4はプレートと袋を組み合わせ、その袋の内に一般ゴミを入れてプレートに置くようにしたもの、かご形状のものでも良い。
第2ゴミ受け部5は孔明きのプレート、格子体などでも良い。
【0046】
第1ゴミ受け部4と第2ゴミ受け部5を機体1に移動自在に設けて一方がゴミ圧縮位置であると他方が退避位置となるようにしても良い。この場合は第1・第2ゴミ受け部4,5を機体1から引き出し、押し込み自在としてゴミを置いたり、圧縮したゴミを取り出し易くすることが好ましい。
例えば、図9に示すように機体1に左右移動自在に取付けた移動体80の移動方向両側に第1・第2ゴミ受け部4,5をスライドガイド81を介して機体1の移動方向と直交方向に移動自在にそれぞれ取付ける。
第1ゴミ受け部4を圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置とすると第2ゴミ受け部5が退避位置となる。この状態で第1ゴミ受け部4をスライドガイド81に沿って引き出し、押し込みできる。
第2ゴミ受け部5を圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置とすると第1ゴミ受け部4が退避位置となる。この状態で第2ゴミ受け部5をスライドガイド81に沿って引き出し、押し出できる。
図9においては、機体1の開口部14から引き出し、押し込みされ、その開口部14は図示しない扉で開閉自在である。
【0047】
前述の第2ゴミ受け部5は第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とした状態でゴミ圧縮位置と退避位置に移動できるようにしても良い。
例えば、ゴミ圧縮位置の第1ゴミ受け部4と圧縮部材2との間に第2ゴミ受け部5を設置、取り外し自在とする。
詳しくは、図10に示すように第1ゴミ受け部4と圧縮部材2との間に一対の支持材82を左右に間隔を置いて設け、この一対の支持材82に跨って第2ゴミ受け部5を載置してゴミ圧縮位置とし、その一対の支持部材82から取り外して仮想線で示すように退避位置に格納する。
この場合には、第2ゴミ受け部5を一対の支持材82に沿って引き出し、押し込み自在とすれば、圧縮した容器を簡単に取り出しできる。
【0048】
次に、前記電動モータ30を正回転、逆回転して圧縮部材2を移動制御する装置について説明する。
前記電動モータ30は図11に示すように、正回転する第1の結線と逆回転する第2の接線に切換え可能で、その結線を切換えても電動モータ30が回転している時には回転方向が変化せずに、電動モータ30が停止すると回転方向が変化するコンデンサ始動電動モータである。前述の結線とは電動モータ30の端子と電源の接続の仕方である。前述の停止とは定常速度よりも低速回転の場合と完全に停止した場合を含む。
【0049】
具体的には、電動モータ30は主コイル90に電流が流れると回転し、回転方向制御部91、例えば直列接続された補助コイル92、始動スイッチ93、コンデンサ94に流れる電流の向きで回転方向が決定する。つまり、電動モータ30はコンデンサ始動電動モータである。なお、電動モータ30は分相始動電動モータ(図11のコンデンサ94が無い回転方向制御部を有するモータ)でも良い。前記主コイル90は第1端子95と第2端子96に接続し、回転方向制御部91は第3端子97と第4端子98に接続している。
そして、第3端子97から第4端子98に電流が流れると正回転し、第4端子98から第3端子97に電流が流れると逆回転する。
【0050】
前記第1〜第4端子95〜98と電源99を接続する電気回路には結線切換手段と起動信号出力手段と検出手段が設けてある。
前記結線切換手段はリレー100、このリレー100の第1・第2リレー接点101,102を備え、リレー100に通電されない時には第1の結線、リレー100に通電されると第2の結線に切換える。
第1の結線の時は第3端子97から第4端子98に向けて電流が流れて正回転し、第2の結線の時は第4端子98から第3端子97に向けて電流が流れて逆回転する。
前記第1・第2リレー接点101,102はリレー100に通電されない時には閉(NC)、通電されると開(NO)となる常閉接点である。
図に示すリレー100は第3リレー接点103を備え、この第3リレー接点103は常開接点である。
前記起動信号出力手段は前述の電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bである。
前記電源スイッチ18aは一度ONするとONし続け、OFFするとOFFし続ける。
前記スタートスイッチ18bは常時OFFで、ON操作したときにのみONとなる。
【0051】
前記検出手段は、圧縮部材2が待機位置であることを検出して第1の信号を出力し、待機位置の圧縮部材2が所定ストローク圧縮方向に移動したことを検出して第2の信号を出力する。
例えば、図2に示すように機体1にリミットスイッチ104を取付け、その可動片104aを圧縮部材2と対向させる。
圧縮部材2が待機位置であると可動片104aが押されてリミットスイッチ104がOFFし、圧縮部材2が待機位置から圧縮方向に所定ストローク移動すると可動片104aが元の位置に復帰してリミットスイッチ104がONする。
よって、リミットスイッチ104がONからOFFとなったことで圧縮部材2が待機位置であることを検出でき、リミットスイッチ104がOFFからONすることで圧縮部材2が待機位置から圧縮方向に所定ストローク移動したことを検出できる。
【0052】
次に、作動とともに各部材の詳細を説明する。
圧縮部材2が待機位置で停止している時にはリミットスイッチ104がOFFで、電源スイッチ18a、スタートスイッチ18bはOFFである。
よって、リレー100には通電されずに第3リレー接点(常開接点)103は開で、第1・第2リレー接点(常閉接点)101,102は閉(NC)であるから第3端子97は第2リレー接点102、スタートスイッチ18b、電源スイッチ18aを経て電源99の一方側に接続し、第4端子98は第1リレー接点101を経て電源99の他方側に接続して前述の第1の結線である。
【0053】
前述の状態で電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bをON、つまり起動信号を出力すると第1端子95と第2端子96に電流が流れると共に、第3端子97から第4端子98に電流が流れ、電動モータ30が正回転して圧縮部材2が圧縮位置に向けて移動する。
所定ストローク移動するとリミットスイッチ104がONし、リレー100に通電され、第3リレー接点103が閉となると共に、第1・第2リレー接点101,102が開(NO)となる。
これによって、スタートスイッチ18bをOFFしてもリレー100の第3リレー接点103を経て電流が流れ続け、電動モータ30の第3端子97が第2リレー接点102、第1リレー接点101を経て電源99の他方側に接続し、第4端子98が第1リレー接点101、第2リレー接点102、第3リレー接点103、電源スイッチ18aを経て電源99の一方側に接続して第2の結線となる。
【0054】
電動モータ30が定常速度で回転しているので、遠心力で始動スイッチ93がOFFし、回転方向制御部91に電流が流れないので、電動モータ30は正回転のままで、圧縮部材2は圧縮位置に向けて移動し、第1又は第2ゴミ受け部4,5に置かれたゴミを圧縮開始し、ある程度まで圧縮すると圧縮部材2の移動抵抗が大きくなって電動モータ30の回転が遅くなり、最終的に停止する。
これにより、始動スイッチ93がONして回転方向制御部91に電流が流れ、電動モータ30は直ちに逆回転し、圧縮部材2は待機位置に向けて移動する。
圧縮部材2が待機位置となるとリミットスイッチ104がOFFし、リレー100に通電されなくなって第3リレー接点103が開となって電動モータ30が停止し、圧縮部材2が待機位置で停止する。
これと同時に第1・第2リレー接点101,102が閉となる。
【0055】
このように、圧縮部材2がゴミを圧縮することで電動モータ30の回転抵抗が大きくなり、その回転が遅くなって停止することで電動モータ30が逆回転して圧縮部材2が待機位置に向けて移動するので、圧縮部材2がゴミ圧縮した位置であることを検出するリミットスイッチと電動モータ30を逆回転させるためのスイッチが不要で電気部品点数を少なくできる。
【0056】
また、電源スイッチ18aとスタートスイッチ18bをONすれば良く、操作が簡単である。
【0057】
また、圧縮部材2の圧縮終了位置を任意とすることができる。例えば、図2に示すように第1ゴミ受け部4で一般ゴミを圧縮する際には圧縮終了位置が下方で、図3に示すように第2ゴミ受け部5で缶、ペットボトル等を圧縮する際には圧縮終了位置が上方である。
【0058】
図1〜図3に示す実施の形態では、第2ゴミ受け部5を第2位置として第1ゴミ受け部4内にゴミが収納されていない状態で圧縮部材2が下降すると図2に仮想線で示すようにナット32が筒38に当接する。
これによって、圧縮部材2の最下限位置を規定することで機体1等の破損を防止する。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ圧縮位置とすれば、その第1ゴミ受け部4に置いた一般ゴミを圧縮できる。
第1ゴミ受け部4を退避位置とすることで、圧縮した一般ゴミを取り出しできると共に、一般ゴミを第1ゴミ受け部4に置くことができる。
また、第2ゴミ受け部5をゴミ圧縮位置とすれば、その第2ゴミ受け部5に置いた容器を圧縮できる。
第2ゴミ受け部5を退避位置とすれば、圧縮した容器を取り出しできると共に、容器を第2ゴミ受け部5に置くことができる。
【0060】
よって、一般ゴミと容器を別々に圧縮できると共に、圧縮した一般ゴミと圧縮した容器を簡単に分別できる。
【0061】
請求項2に係る発明によれば、第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第2ゴミ受け部5がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
第2ゴミ受け部5を第1位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで、第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動する。
よって、機体1に対してゴミ受け部取付体6のみを移動すれば良く、簡単な構造であると共に、コンパクトにできる。
【0062】
請求項3に係る発明によれば、機体1が開口部14を有する箱形状で、ゴミ受け部取付体6が機体1の開口部14を開閉する扉であるから、外観が見栄え良く、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
また、第1・第2ゴミ受け部4,5をゴミ圧縮位置とした時には開口部14がゴミ受け部取付体6で閉じられるので、一般ゴミ、容器を圧縮する動作が見えない。
また、第2ゴミ受け部5を第2位置としてゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4を機体1から突出した退避位置に移動できるから、その第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用できる。
【0063】
請求項4に係る発明によれば、圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納部に収納して保管し、ある程度の量となった時に廃棄できる。
【0064】
請求項5に係る発明によれば、収納ボックス内に圧縮した缶、圧縮したペットボトルを収納して保管するから、それらが見えることがなく、外観の見栄えが良いので、台所に設置するゴミ圧縮機として好ましい。
【0065】
請求項6に係る発明によれば、第1ゴミ受け部4をゴミ箱として利用し易いし、ある程度の一般ゴミが溜まったら圧縮して再びゴミ箱として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】第1ゴミ受け部をゴミ圧縮位置とした状態の断面図である。
【図3】第2ゴミ受け部をゴミ圧縮位置とした状態の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す外観斜視図である。
【図5】全体の一部破断正面図である。
【図6】全体の一部破断平面図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す説明図である。
【図11】電動モータの制御回路図である。
【符号の説明】
1…機体、1a…空間部、1b…第1収納部、1c…第2収納部、2…圧縮部材、3…移動装置、4…第1ゴミ受け部、4a…圧縮部材対向面、5…第2ゴミ受け部、6…ゴミ受け部取付体、14…開口部、16…収納用開口部、30…電動モータ、31…ねじ杆、32…ナット、70…第1収納ボックス、71…第2収納ボックス。
Claims (6)
- 機体1と、この機体1に圧縮位置と待機位置とに亘って移動自在に設けた圧縮部材2と、この圧縮部材2を移動する移動装置3と、前記圧縮部材2と対向したゴミ圧縮位置と圧縮部材2と離隔した退避位置とに亘って移動自在な第1ゴミ受け部4、第2ゴミ受け部5を備えたことを特徴とするゴミ圧縮機。
- 機体1にゴミ受け部取付体6を移動自在に取付け、このゴミ受け部取付体6に第1ゴミ受け部4を、そのゴミ受け部取付体6を移動することで第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置と退避位置に移動するように取付け、
前記ゴミ受け部取付体6に第2ゴミ受け部5を、第1ゴミ受け部4の圧縮部材対向面4aを覆う第1位置と、解放する第2位置とに移動可能に取付けた請求項1記載のゴミ圧縮機。 - 機体1は開口部14を有する箱形状で、その機体1内に圧縮部材2、移動装置3が設けられ、
ゴミ受け部取付体6は機体1の開口部14を開放する位置と閉じる位置に亘って移動する扉で、
開放位置の時に第1ゴミ受け部4が退避位置で、閉じ位置の時に第1ゴミ受け部4がゴミ圧縮位置である請求項2記載のゴミ圧縮機。 - 機体1は複数の収納部を有する請求項2又は3記載のゴミ圧縮機。
- 収納部は、機体1から引き出し、押し込み自在な収納ボックスである請求項4記載のゴミ圧縮機。
- 第1ゴミ受け部4は圧縮部材対向面4aが開口した箱形状である請求項2又は3又は4又は5記載のゴミ圧縮機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111851379A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-10-30 | 郭紫萍 | 一种垃圾分类回收机器人 |
CN112157937A (zh) * | 2020-08-18 | 2021-01-01 | 郝玉红 | 一种厕纸自动清理系统 |
CN114212416A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-22 | 徐州美创人力资源有限公司 | 一种家庭垃圾桶用生活垃圾压缩装置 |
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2002
- 2002-07-29 JP JP2002219275A patent/JP2004058093A/ja active Pending
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