JP2004057938A - Method of removing stuck catalyst - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油化学プラント等における反応塔内に固着堆積した廃触媒を除去するための固着触媒除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
石油化学プラント等においては各種の触媒が使用されているが、この触媒は長時間使用するうちに炭素等が付着して固結するなどの原因により活性が失われてしまう。この固結等した触媒、すなわち廃触媒は交換する必要があり、従来では反応塔内に固着堆積した廃触媒を人手によって抜き出していた。その場合、作業者が反応塔の上部入口から縄梯子等を使って反応塔内に入り、固着した触媒をピック等で粉砕してから、バキューム装置によって廃触媒を反応塔外へ排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、反応塔内は高温で、足場が悪いため動きが制限される等、その作業環境は極めて悪く危険なものであった。かかる作業環境で行なう固着触媒除去作業は、作業者にとって過酷であるばかりか、作業効率が低下せざるを得なかった。
【0004】
一方従来、パイプ先端にカッタを取り付けてなる掘削機を反応塔の上部入口から送り込み、掘削した廃触媒をバキューム装置によって反応塔外へ排出するものが知られている。しかしながら、この掘削機は分解したものを反応塔内で組み立てるという分解組立式であり、その分解組立作業にかなりの手間がかかる。また、上述したように反応塔内の作業環境は極めて悪く危険であり、この場合も作業効率が低下する等の問題がある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑み、安全性に優れているとともに、作業効率を格段に向上する固着触媒除去方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の固着触媒除去方法は、反応塔内に固着堆積した廃触媒を除去するための固着触媒除去方法であって、前記反応塔の入口に垂下される支柱に回転可能に支持された装置本体を上下動する工程と、前記装置本体の先端に取り付けた回転盤に支持された複数のカッタを含むメインカッタユニットを回転する工程と、前記装置本体の先端付近にて拡開可能に枢支された円筒型回転カッタを含む円筒カッタユニットを回転する工程と、前記円筒カッタユニットを枢軸のまわりに回動して前記メインカッタユニットの両側に対向配置する工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の固着触媒除去方法において、前記円筒カッタユニットは、前記円筒型回転カッタが回転して前記廃触媒の表層部を掘削する際に生じる回転抵抗力により、該表層部を掘削しながら前記メインカッタユニットのまわりを旋回することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の固着触媒除去方法において、前記メインカッタユニットおよび前記円筒カッタユニットが前記廃触媒を掘削する際、前記装置本体の先端部から該廃触媒に対して気体を噴出供給することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の固着触媒除去方法において、前記メインカッタユニットおよび前記円筒カッタユニットによって掘削された前記廃触媒を、前記装置本体の先端部にて吸引除去することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の固着触媒除去方法は、反応塔内に固着堆積した廃触媒を除去するための固着触媒除去方法であって、前記反応塔の入口に垂下された連結管の先端に取り付けた先導体ユニットを昇降する工程と、前記先導体ユニットを降下させながらその先端に取り付けたカッタを回転する工程と、前記先導体ユニットの先端部から長手方向に沿って配設された排出管の先端開口部付近にて気体および/または液体を噴出する工程と、前記カッタによって掘削された前記廃触媒を前記先導体ユニットの先端部から取り込んで、前記排出管を介して吸引排出する工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の固着触媒除去方法において、前記先導体ユニットのカッタの回転で前記廃触媒を掘削する際、前記先導体ユニットの位置および姿勢を監視し、該先導体ユニットの方向を修正しながら掘削することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、反応塔内に垂下、支持される装置本体の先端のメインカッタユニットとこのメインカッタユニットの両側に対向配置される円筒カッタユニットによって、廃触媒を自動的に掘削する。その場合、円筒カッタユニットはその円筒型回転カッタが回転して廃触媒を掘削する際に生じる回転抵抗力により、メインカッタユニットのまわりに旋回することで、廃触媒を満遍なくしかも効率良く掘削することができる。
【0013】
また、メインカッタユニットおよび円筒カッタユニットによって掘削された廃触媒は、バキューム手段によって装置本体の先端部から吸引除去され、これにより反応塔外へ排出される。
【0014】
また、本発明によれば、先導体ユニットは連結管を介して反応塔の入口から上下動可能に支持される。支持装置により連結管を介して先導体ユニットを降下させることにより、先導体ユニットの先端に設けたカッタによって廃触媒を掘削する。掘削された廃触媒は先導体ユニットの先端部から取り込まれ、排出管を介して効率よく吸引排出される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、本発明による固着触媒除去方法における好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この実施形態に係る固着触媒除去装置を示している。この固着触媒除去装置1は、反応塔の入口に挿脱可能に垂下される支柱に回転可能(矢印A)に支持される装置本体2と、装置本体2の先端に取り付けた回転盤に支持された複数のカッタ(好適にはコーンビット型カッタが選ばれる)を含むメインカッタユニット3と、装置本体2の先端付近にて拡開可能に枢支された一対の円筒型回転カッタを含む円筒カッタユニット4と、円筒カッタユニット4を枢軸のまわりに回動してメインカッタユニット3の両側に対向配置させる開閉機構5と、を備える。
【0016】
固着触媒除去装置1の装置本体2は、図2に示されるように反応塔100の入口100aに固定される支持装置108に、クランプ装置102によって回転可能に支持される。この場合、支持装置108は上部フレーム106、下部フレーム107、上部フレーム106および下部フレーム107を連結するガイド105、押板104、押板104に回転可能に固定されるクランプ装置102および油圧シリンダ103により構成される。なお、押板104はガイド105によりガイドされながら、油圧シリンダ103によって上下動するようになっている。なお、反応塔100内には廃触媒Sが固着堆積しているものとする。
【0017】
装置本体2は、その基本構造として上下方向に延びる中空殻体10でなる。中空殻体10は図3に示したように、円筒カッタユニット4および開閉機構5等を収容するための一対の収容凹部11を有する。なお、図3(a)は固着触媒除去装置1の正面図、図3(b)はその側面図である。収容凹部11は、円筒カッタユニット4の外形に合せて略円弧状に凹むように形成され、装置本体2の中心軸線について対向配置される。
【0018】
図4は、メインカッタユニット3まわりの構成例を示している。装置本体2の先端基板12には円筒状の匡体13が付設され、この匡体13にはメインカッタ出力軸14を介して回転盤15が取り付けられる。回転盤15は装置本体2の中空殻体10内に配置された油圧モータ16によって回転駆動され、すなわち油圧モータ16は減速機17と連結し、減速機17の出力軸17aに固着した小歯車18がメインカッタ出力軸14に設けた大歯車19と噛合することで、油圧モータ16の出力が回転盤15に伝達される。このように装置本体2の先端部には、メインカッタユニット3を回転(図1、矢印B)させるための回転駆動装置を備える。
【0019】
なお、装置本体2には図3に示したように油圧発生装置6から油圧モータ16や後述する油圧シリンダ等を作動させるための作動油が供給されるようになっている。また、後述するようにコンプレッサ7からは圧搾空気等が供給されるとともに、バキューム装置8によって吸引排気されるようになっている。
【0020】
メインカッタユニット3は、回転盤15に支持された複数のコーンビット型カッタ20を含む。コーンビット型カッタ20は概略円錐状の形態を有し、この例では図6(a)に示したように円周4分割する位置に4つのカッタ20が配置される。なお、図6(a)は、図3のE矢視図である。このように複数のコーンビット型カッタ20が配置されてなるメインカッタユニット3の外径は、少なくとも装置本体2側の外径よりも大きく設定されている。
【0021】
つぎに図5は、円筒カッタユニット4まわりの構成例を示している。円筒カッタユニット4は、装置本体2の先端付近にて拡開可能(図1、矢印C)に枢支された一対の円筒型回転カッタ21を含む。円筒型回転カッタ21は、内部に配置された基軸22等により回転可能(図1、矢印D)に支持される。基軸22は、装置本体2に設けた枢軸23のまわりに回動可能に支持されるとともに、その先端部でスプライン24を介してインナケーシング25と結合する。インナケーシング25はさらに減速機26と結合し、この減速機26は油圧モータ27と連結している。そして減速機26の出力軸26aは、スプライン28を介して円筒型回転カッタ21と係合し、油圧モータ27の出力が円筒型回転カッタ21に伝達される。このように円筒型回転カッタ21内に回転駆動装置を備える。
【0022】
ここで、円筒型回転カッタ21は図5または図6(b)に示されるように、その外周表面に多数のカッタ21bが列設された外筒体21aを含んでいる。カッタ21bは、たとえば螺旋状に列設される。なお、図6(b)は図3のF−F線に沿う断面図である。円筒型回転カッタ21(外筒体21a)の開閉機構5との連結部には短円筒体29が設けられ、短円筒体29の内側でこれを挟む両側の外筒体21aが回転伝達用スプライン30a,30bを介して連結される。なお、短円筒体29は外筒体21aに対して相対的に回転自在である。
【0023】
つぎに図7は、開閉機構5まわりの構成例を示している。なお、図7(a)は固着触媒除去装置1の正面図、図7(b)はその側面図である。装置本体2の上端部付近において、中空殻体10の収容凹部11のそれぞれ適所で支軸31を介して油圧シリンダ32が軸支される。油圧シリンダ32の出力ロッド32aの先端にはナックル33が固着し、ナックル33の両側にガイドピン34が突設されている。収容凹部11において油圧シリンダ32の下方に一対のシリンダガイド35が上下方向に配置されており、ガイドピン34はシリンダガイド35のガイド溝35aにスライド可能に嵌入する。これにより油圧シリンダ32の出力ロッド32aはシリンガダイド35にガイドされ、所定ストローク上下動する。
【0024】
ナックル33にはガイドピン34を介して、開閉アーム36の一端(上端)が連結する。開閉アーム36は二股に分岐する概略フォーク状に形成され、その二股の内側に円筒型回転カッタ21が配置されるようになっている。また、開閉アーム36の他端(下端)は図5に示されるように、円筒型回転カッタ21の短円筒体29に突設された連結ピン37と回転自在に嵌合する。これにより油圧シリンダ32の出力ロッド32aが進退することで、ナックル33を介して開閉アーム36の上端が上下動することができる。
【0025】
ここで、油圧シリンダ32は、この例ではいわゆる2段階テレスコピックシリンダにより構成され、シリンダ本体32Aおよびインナシリンダ(1段目)32Bを含む。インナシリンダ32B(1段目)はシリンダ本体32Aから進退可能に伸縮し、出力ロッド32a(2段目)はインナシリンダ32Bから進退可能に伸縮する。このように油圧シリンダ32を2段構成することで、図1に示されるように円筒カッタユニット4(円筒型回転カッタ21)は所定の傾斜角度姿勢と水平姿勢に設定保持される。
【0026】
上記の場合、メインカッタユニット3および円筒カッタユニット4が廃触媒Sを掘削する際、装置本体2の先端部から廃触媒Sに対して空気もしくは窒素等の気体を噴出供給する気体噴出手段を備える。この気体噴出手段として、図3(b)に示したように装置本体2の先端部に開口する気体噴出パイプ38を有し、この気体噴出パイプ38はコンプレッサ7と接続し、圧搾空気もしくは窒素等の気体が供給される。
【0027】
また、メインカッタユニット3および円筒カッタユニット4により掘削された廃触媒Sを装置本体2の先端部にて吸引除去するバキューム手段を備える。このバキューム手段として、図3(b)あるいは図4に示したように装置本体2の先端部に開口するバキュームパイプ39を有し、このバキュームパイプ39はバキューム装置8と接続し、廃触媒S等を吸引排出する。
【0028】
上記構成において固着触媒除去装置1は、図2に示されるように反応塔100の入口100aで支持装置108により支持されている。図8に示すようにクランプ装置102や油圧シリンダ103を含む支持装置108によって、固着触媒除去装置1を下降させ、つぎに支柱101を図8(b)のように継足しながら固着触媒除去装置1をさらに下降させ、メインカッタユニット3が廃触媒Sに接触した時点で固着触媒除去装置1を作動させる。
【0029】
この場合、まず円筒カッタユニット4および開閉機構5は装置本体2の収容凹部11に収容しておき(図3参照)、メインカッタユニット3のコーンビット型カッタ20のみをその回転駆動装置により回転駆動する。これによりコーンビット型カッタ20の回転で廃触媒Sが掘削されるが、その際装置本体2の先端部の気体噴出パイプ38から圧搾空気等を噴出し、掘削された廃触媒Sをバキュームパイプ39から吸引して排出することにより極めて効率よく廃触媒Sを掘削、排出することができる。
【0030】
メインカッタユニット3をある程度掘削したところで、円筒カッタユニット4を作動させる。この場合、開閉機構5の油圧シリンダ32を作動させて開閉アーム36を下降させることにより円筒カッタユニット4を拡開させる。これと同時に廃触媒Sに接触する円筒カッタユニット4を回転駆動装置により回転駆動し、円筒カッタユニット4の回転で廃触媒Sが掘削される。
【0031】
本発明装置では特に円筒カッタユニット4は、円筒型回転カッタ21が回転して廃触媒Sの表層部を掘削する際に生じる回転抵抗力により、図8(b)のようにメインカッタユニット4のまわりに旋回する。このように円筒カッタユニット4が廃触媒Sの表層部を掘削しながらメインカッタユニット3のまわりを旋回することで、廃触媒Sを満遍なくしかも効率良く掘削することができる。
【0032】
メインカッタユニット3および円筒カッタユニット4の双方による廃触媒Sの掘削の際にも、上記と同様に気体噴出パイプ38から圧搾空気等を噴出し、掘削された廃触媒Sをバキュームパイプ39から吸引して排出することにより極めて効率よく廃触媒Sを掘削、排出することができる。
【0033】
掘削完了後、メインカッタユニット3および円筒カッタユニット4の回転駆動を停止し、円筒カッタユニット4を開閉アーム36を介して装置本体2の収容凹部11に収容する。そして、支柱101を上昇させることで固着触媒除去装置1は元の状態に復帰する。
【0034】
(第2の実施形態)
つぎに、本発明による固着触媒除去方法の第2の実施形態を説明する。
図9は、本発明に係る装置の全体構成を示している。なお、この実施形態において石油化学プラント等における反応塔内に固着堆積した廃触媒を交換する際に、本発明に係る固着触媒の掘削除去装置を使用するものとする。図9において、固着触媒の掘削除去装置210は反応塔100の入口100aから上下動可能に支持され、先端に廃触媒を掘削するように構成されたカッタ212を有する先導体ユニット211と、反応塔100の入口100aに挿脱可能に垂下され、先導体ユニット211の高さ位置を調整可能に連結する連結管213と、連結管213を介して先導体ユニット211を昇降駆動可能に支持する支持装置214とを備える。
【0035】
図10は、先導体ユニット211まわりの構成例を示している。この先導体ユニット211は概略円筒状を呈し、先端に回転可能に軸支されたカッタ212を駆動する駆動用モータ215および減速機216を内臓し、さらに電装ボックス217内にCCDカメラ218や制御ユニット219を備えている。また、先端部から長手方向に沿って配設された排出管221を有する。
【0036】
連結管213は概略円筒状を呈し、先導体ユニット211または相互に機械的および電気的に結合するようになっている。先導体の位置確認は支持装置214に取り付けたレーザー発振器(図示せず)により計画線上になるように、導波管222を介して先導体ユニット211のスクリーン220に照射してCCDカメラ218で撮像し、そのデータを反応塔100の上部に設置した操作ユニット(図示せず)に有線または無線で送り表示する。また、傾斜計等の各センサの信号も同様に、操作ユニットに有線または無線で送り表示する。このようにして位置・姿勢を監視し、先導体ユニット211の方向を修正しながら掘削を行なうようになっている。
【0037】
図11は、先導体ユニット211の先端部まわりの構成例を示している。カッタ212は減速機216の出力軸216aに結合する駆動軸223によって回転するカッタヘッド224と、カッタヘッド224上およびその側部に配置されたビット225,226とを有する。駆動軸223にはロータ227が支持され、ロータ室228内でカッタ212と同軸に回転する。掘削された廃触媒は、ロータ室228に入り、ロータ227のポケット部227a(図12参照)に入った廃触媒はロータ227の回転で、ロータ室228と隔離された圧送室229に送られるようになっている。
【0038】
また、排出管221の先端開口部付近において、気体および/または液体を噴出する圧送手段としてのノズル230が配設されている。このノズル230は、圧送室229へ圧縮空気等を圧送し、その圧力で廃触媒を排出管221に送り込む。
【0039】
支持装置214は図9に示されるように、クランプ装置231や油圧シリンダ装置232を有し、連結管213を順次継足すことで先導体ユニット211の高さ位置を調整(降下)することができる。先導体ユニット211の高さ位置は、廃触媒の量(高さ)との関係で適宜設定される。
【0040】
また、連結管213の周囲にはカラーパイプ233が外嵌し(図9、図10参照)、該カラーパイプ233はその両端フランジ部で相互の接続可能に構成されている。
【0041】
上記の場合、排出管221の基端側から吸引するバキューム手段を備え、この場合たとえば図9のようにバキューム手段として車載のバキューム装置234を有する。また、先導体ユニット211のノズル230に対して圧縮空気を供給するコンプレッサ235や水を供給する油圧ポンプユニット236を備え、さらに該油圧ポンプユニット236から支持装置214の油圧シリンダ装置232に油圧を送るようになっている。
【0042】
上記構成において本発明によれば、先導体ユニット211は連結管213を介して反応塔100の入口100aから上下動可能に支持される(図13(a))。つぎに支持装置214により連結管213を適宜継足し、先導体ユニット211を降下させることにより廃触媒Sに達した時点で、先導体ユニット211の先端に設けたカッタ212によって廃触媒Sの掘削を開始する。
【0043】
さらに、先導体ユニット211を降下させつつカッタ212を回転させていくと、図13(b)のように掘削孔S1の周壁が矢印のように砕け落ち、これにより廃触媒Sは点線のように広く大きく掘削される。このように掘削された廃触媒Sは先導体ユニット211の先端部から取り込まれ、排出管221を介して効率よく吸引排出される。
【0044】
ここで、本発明の具体的な施工対象である反応塔100は、図14に示されるように水平の円盤状の棚111,112,113により3つのベッド(1stベッド、2ndベッドおよび3rdベッド)が構成される。各棚の中心には開口部が開設され、この開口部は断面台形状のセラミックプラグ110によって栓がされる。この例ではセラミックプラグ110の上部外径D1はφ600mm程度、下部外径D2はφ400mm程度である。セラミックプラグ110の外周は、鉄板110aで覆われる。なお、先導体ユニット211あるいは連結管213の外径dはφ360mmである。
【0045】
先導体ユニット211(連結管213)の外径はセラミックプラグ110の下部外径と略等しいため、高圧水ジェット等を用いることなく、適正にセラミックプラグ110を破砕することができる。この場合、先導体ユニット211等の断面性能(断面係数、断面二次モーメント)は極めて大きいため、高い曲げ耐力や耐座屈性を有している。
【0046】
また、廃触媒Sを掘削する際、破砕物に対して空気や水を注入するとともに、バキューム手段によりスラリー状の破砕物を吸い取り、これにより破砕物をスムースに排出することができる。したがって、破砕物が掘削の障害となることはなく、高い掘削性能を有する。
【0047】
また、支持装置214のレーザー発振器からスクリーン220に照射することで、先導体の位置確認をして先導体ユニット211の位置ずれを検出することができる。カッタ212は所定角度(たとえば150°程度)範囲内で往復旋回可能であり、一方向のみ掘削可能であるためミリメートル単位で容易かつ正確に先導体ユニット211の軌道を修正することができる。したがって、先導体ユニット211(連結管213)が反応塔100の通り芯から反れることはなく、セラミックプラグ110からはみ出した位置を掘削することはない。
【0048】
なお、3rdベッドのセラミックプラグ110を貫通後、先導体ユニット211を取り外すことで掘削管(連結管213)内にはレーザー光の通過用孔が上方まで貫通している。この孔(もしくは他の貫通孔でもよい)を利用して、上方からジェットノズルを挿通し、掘削管の上昇と伴にその下端部から高圧水ジェット(300kg/cm2)を噴出することで、廃触媒Sを粉砕するようにしてもよい。あるいはまた、掘削管を一旦上昇撤去後、下方からジェットノズルによって高圧水ジェットを噴出することで、廃触媒Sを粉砕することも可能である。
【0049】
上記のように本発明を実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態のみに限定されるものでなく、本発明の範囲内で必要等に応じて適宜変更可能である。たとえば、第1の実施形態における円筒カッタユニット4が装置本体2の両側に対向配置される一対の円筒型回転カッタ21を含む例を説明したが、装置本体2のまわりに円周等分割で配置される3つ以上の円筒型回転カッタ21を含むこともできる。
【0050】
また、第2の実施形態における相互に連結すべき連結管213の個数等は、反応塔100等の大きさ等に応じて適宜設定される。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の固着触媒除去方法において円筒カッタユニットはその円筒型回転カッタが回転して廃触媒を掘削する際に生じる回転抵抗力により、メインカッタユニットのまわりに旋回することで、廃触媒を満遍なくしかも効率良く掘削することができる。
【0052】
また、連結管を介して反応塔の入口から上下動可能に支持される先導体ユニットを降下させることにより、先導体ユニットの先端に設けたカッタによって廃触媒を掘削する。掘削された廃触媒は先導体ユニットの先端部から取り込まれ、排出管を介して効率よく吸引排出される。このように人手によらずに遠隔操作により廃触媒を自動的に掘削することで、過酷な作業環境でも極めて安全かつ効率よく掘削作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置の全体構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置が反応塔に装架された様子を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置を示す(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置のメインカッタユニットまわりの構成例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置の円筒カッタユニットまわりの構成例を示す図である。
【図6】(a)は図3(a)のE矢視図、(b)は図3(a)のF−F線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去装置の開閉機構まわりの構成例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における固着触媒除去方法の工程を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における固着触媒除去装置の全体構成例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における固着触媒除去装置の先導体ユニットまわりの構成例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における固着触媒除去装置の先導体ユニットの先端部まわりの構成例を示す図である。
【図12】図11(b)のG−G線に沿う断面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態における固着触媒除去方法の工程を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における具体的施工対象を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固着触媒除去装置、2 装置本体、3 メインカッタユニット、4 円筒カッタユニット、5 開閉機構、10 中空殻体、11 収容凹部、13 匡体、14 メインカッタ出力軸、15 回転盤、16 油圧モータ、17 減速機、20 カッタ、21 円筒型回転カッタ、22 基軸、23 枢軸、25 インナケーシング、26 減速機、27 油圧モータ、29 短円筒体、31 支軸、32 油圧シリンダ、34 ガイドピン、35 シリンダガイド、36 開閉アーム、100 反応塔、102 クランプ装置、103 油圧シリンダ、104 押板、105 ガイド、106 上部フレーム、107 下部フレーム、108 支持装置、110 セラミックプラグ、111,112,113 棚、210 掘削除去装置、211 先導体ユニット、212 カッタ、213 連結管、214 支持装置、215 駆動用モータ、216 減速機、221 排出管、223 駆動軸、224 カッタヘッド、225,226 ビット、227ロータ、229 圧送室、230 ノズル、231 クランプ装置、232 油圧シリンダ装置、233 カラーパイプ、234 バキューム装置、235 コンプレッサ、236 油圧ポンプユニット、S 廃触媒。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for removing fixed catalyst for removing waste catalyst fixed and deposited in a reaction tower in a petrochemical plant or the like.
[0002]
[Prior art]
Various types of catalysts are used in petrochemical plants and the like, but the activity of these catalysts is lost due to adhesion of carbon or the like and solidification over a long period of use. It is necessary to replace the solidified catalyst, that is, the waste catalyst. Conventionally, the waste catalyst stuck and deposited in the reaction tower is manually extracted. In that case, an operator enters the reaction tower using a rope ladder or the like from the upper entrance of the reaction tower, crushes the fixed catalyst with a pick or the like, and then discharges the waste catalyst out of the reaction tower by a vacuum device.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the working environment was extremely bad and dangerous, for example, the inside of the reaction tower was at a high temperature and the scaffold was bad, so that the movement was restricted. The operation of removing the fixed catalyst performed in such a working environment is not only severe for the operator, but also has to reduce the working efficiency.
[0004]
On the other hand, conventionally, an excavator having a cutter attached to a pipe end is fed from an upper entrance of a reaction tower, and an excavated waste catalyst is discharged out of the reaction tower by a vacuum device. However, this excavator is of a disassembly and assembly type in which disassembled components are assembled in a reaction tower, and the disassembly and assembly work requires considerable time and effort. Further, as described above, the working environment in the reaction tower is extremely bad and dangerous, and also in this case, there is a problem that the working efficiency is reduced.
[0005]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a method for removing a fixed catalyst, which is excellent in safety and significantly improves working efficiency.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for removing a fixed catalyst according to the present invention is a method for removing a fixed catalyst for removing spent catalyst fixed and deposited in a reaction tower, wherein the apparatus main body is rotatably supported by a column suspended at an inlet of the reaction tower. Moving the main cutter unit including a plurality of cutters supported by a rotary plate attached to the tip of the apparatus body, and pivotally supported so as to be able to expand near the tip of the apparatus body. A step of rotating a cylindrical cutter unit including a cylindrical rotary cutter, and a step of rotating the cylindrical cutter unit around a pivot and disposing the cylindrical cutter unit on both sides of the main cutter unit.
[0007]
Further, in the method for removing a fixed catalyst of the present invention, the cylindrical cutter unit excavates the surface layer portion by a rotational resistance generated when the cylindrical rotary cutter rotates to excavate the surface layer portion of the waste catalyst. It is characterized by turning around the main cutter unit.
[0008]
Further, in the method for removing a fixed catalyst according to the present invention, when the main cutter unit and the cylindrical cutter unit excavate the waste catalyst, a gas is ejected and supplied to the waste catalyst from a tip portion of the apparatus main body. And
[0009]
In the method for removing a fixed catalyst according to the present invention, the waste catalyst excavated by the main cutter unit and the cylindrical cutter unit is suction-removed at a tip end of the apparatus body.
[0010]
Further, the method for removing fixed catalyst of the present invention is a method for removing fixed catalyst for removing spent catalyst fixed and deposited in a reaction tower, wherein a leading catalyst attached to a tip of a connecting pipe hung at an inlet of the reaction tower is provided. Raising and lowering the body unit, rotating the cutter attached to the tip while lowering the tip conductor unit, and opening the tip end of a discharge pipe disposed along the longitudinal direction from the tip end of the tip conductor unit A step of ejecting gas and / or liquid in the vicinity of the portion, and a step of taking in the waste catalyst excavated by the cutter from the tip of the leading conductor unit and sucking and discharging the exhausted catalyst through the discharge pipe. It is characterized by the following.
[0011]
In the method for removing a fixed catalyst according to the present invention, when excavating the waste catalyst by rotating the cutter of the leading conductor unit, the position and orientation of the leading conductor unit are monitored, and the direction of the leading conductor unit is corrected. It is characterized by excavation.
[0012]
According to the present invention, the spent catalyst is automatically excavated by the main cutter unit at the tip of the apparatus main body that is suspended and supported in the reaction tower and the cylindrical cutter units that are arranged opposite to both sides of the main cutter unit. In such a case, the cylindrical cutter unit turns around the main cutter unit due to the rotational resistance generated when the cylindrical rotary cutter rotates to excavate the waste catalyst, thereby excavating the waste catalyst uniformly and efficiently. Can be.
[0013]
Further, the waste catalyst excavated by the main cutter unit and the cylindrical cutter unit is suctioned and removed from the front end of the apparatus main body by the vacuum means, and is thereby discharged out of the reaction tower.
[0014]
Further, according to the present invention, the leading conductor unit is vertically movably supported from the inlet of the reaction tower via the connecting pipe. By lowering the leading conductor unit through the connecting pipe by the support device, the waste catalyst is excavated by the cutter provided at the tip of the leading conductor unit. The excavated waste catalyst is taken in from the tip of the leading conductor unit, and is efficiently sucked and discharged through a discharge pipe.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the method for removing a fixed catalyst according to the present invention will be described with reference to the drawings.
(1st Embodiment)
FIG. 1 shows a fixed catalyst removing device according to this embodiment. The fixed
[0016]
As shown in FIG. 2, the device
[0017]
The apparatus
[0018]
FIG. 4 shows a configuration example around the
[0019]
As shown in FIG. 3, hydraulic oil for operating a
[0020]
The
[0021]
Next, FIG. 5 shows a configuration example around the
[0022]
Here, as shown in FIG. 5 or FIG. 6B, the
[0023]
Next, FIG. 7 shows a configuration example around the opening /
[0024]
One end (upper end) of an opening /
[0025]
Here, in this example, the
[0026]
In the above case, when the
[0027]
Further, a vacuum means is provided for sucking and removing the waste catalyst S excavated by the
[0028]
In the above configuration, the fixed
[0029]
In this case, first, the
[0030]
When the
[0031]
In the apparatus according to the present invention, the
[0032]
When excavating the waste catalyst S by both the
[0033]
After the excavation is completed, the rotational drive of the
[0034]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the method for removing a fixed catalyst according to the present invention will be described.
FIG. 9 shows the overall configuration of the device according to the present invention. In this embodiment, when exchanging the waste catalyst stuck and deposited in the reaction tower in a petrochemical plant or the like, the device for excavating and removing the stuck catalyst according to the present invention is used. In FIG. 9, a fixed catalyst excavating and removing
[0035]
FIG. 10 shows a configuration example around the leading
[0036]
The connecting
[0037]
FIG. 11 shows a configuration example around the distal end of the leading
[0038]
In the vicinity of the opening at the distal end of the
[0039]
As shown in FIG. 9, the
[0040]
A
[0041]
In the above case, a vacuum means for sucking from the base end side of the
[0042]
According to the present invention in the above configuration, the leading
[0043]
Further, when the
[0044]
Here, as shown in FIG. 14, the
[0045]
Since the outer diameter of the leading conductor unit 211 (the connecting pipe 213) is substantially equal to the lower outer diameter of the
[0046]
When excavating the waste catalyst S, air and water are injected into the crushed material, and the crushed material in a slurry state is sucked by the vacuum means, whereby the crushed material can be smoothly discharged. Therefore, the crushed material does not hinder the excavation and has high excavation performance.
[0047]
Further, by irradiating the
[0048]
After passing through the
[0049]
As described above, the present invention has been described with respect to the embodiment. However, the present invention is not limited to the above embodiment, and can be appropriately changed as needed within the scope of the present invention. For example, an example has been described in which the
[0050]
Further, the number and the like of the connecting
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in this type of the fixed catalyst removing method, the cylindrical cutter unit is rotated around the main cutter unit by the rotational resistance generated when the cylindrical rotary cutter rotates to excavate the waste catalyst. In this way, the waste catalyst can be excavated uniformly and efficiently.
[0052]
Further, by lowering the leading conductor unit supported vertically so as to be able to move up and down from the entrance of the reaction tower via the connecting pipe, the waste catalyst is excavated by the cutter provided at the tip of the leading conductor unit. The excavated waste catalyst is taken in from the tip of the leading conductor unit, and is efficiently sucked and discharged through a discharge pipe. As described above, by automatically excavating the waste catalyst by remote control without manual operation, excavation work can be performed extremely safely and efficiently even in a severe work environment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of the entire configuration of a fixed catalyst removing device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a state where the fixed catalyst removing device according to the first embodiment of the present invention is mounted on a reaction tower.
FIGS. 3A and 3B are a front view and a side view, respectively, showing a fixed catalyst removing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example around a main cutter unit of the fixed catalyst removing device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration example around a cylindrical cutter unit of the fixed catalyst removing device according to the first embodiment of the present invention.
6A is a view taken in the direction of an arrow E in FIG. 3A, and FIG. 6B is a sectional view taken along line FF in FIG. 3A.
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration example around an opening / closing mechanism of the fixed catalyst removal device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing steps of a method for removing a fixed catalyst according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of the entire configuration of a fixed catalyst removing device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration example around a leading conductor unit of a fixed catalyst removing device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a view showing a configuration example around a tip end of a leading conductor unit of a fixed catalyst removing device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a sectional view taken along line GG of FIG. 11 (b).
FIG. 13 is a diagram showing steps of a method for removing a fixed catalyst according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a specific construction target according to the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
Claims (6)
前記反応塔の入口に垂下される支柱に回転可能に支持された装置本体を上下動する工程と、
前記装置本体の先端に取り付けた回転盤に支持された複数のカッタを含むメインカッタユニットを回転する工程と、
前記装置本体の先端付近にて拡開可能に枢支された円筒型回転カッタを含む円筒カッタユニットを回転する工程と、
前記円筒カッタユニットを枢軸のまわりに回動して前記メインカッタユニットの両側に対向配置する工程と、を有することを特徴とする固着触媒除去方法。A fixed catalyst removal method for removing a waste catalyst fixed and deposited in a reaction tower,
A step of vertically moving an apparatus body rotatably supported by a column suspended at the inlet of the reaction tower,
A step of rotating a main cutter unit including a plurality of cutters supported on a rotating plate attached to the tip of the apparatus body,
Rotating a cylindrical cutter unit including a cylindrical rotary cutter pivotally supported so that it can be expanded near the tip of the apparatus main body,
A step of rotating the cylindrical cutter unit around a pivot and disposing the cylindrical cutter unit on both sides of the main cutter unit.
前記反応塔の入口に垂下された連結管の先端に取り付けた先導体ユニットを昇降する工程と、
前記先導体ユニットを降下させながらその先端に取り付けたカッタを回転する工程と、
前記先導体ユニットの先端部から長手方向に沿って配設された排出管の先端開口部付近にて気体および/または液体を噴出する工程と、
前記カッタによって掘削された前記廃触媒を前記先導体ユニットの先端部から取り込んで、前記排出管を介して吸引排出する工程と、を有することを特徴とする固着触媒除去方法。A fixed catalyst removal method for removing a waste catalyst fixed and deposited in a reaction tower,
Elevating and lowering the tip conductor unit attached to the tip of the connecting pipe suspended at the inlet of the reaction tower,
Rotating the cutter attached to the tip thereof while lowering the tip conductor unit,
Ejecting gas and / or liquid in the vicinity of the distal end opening of a discharge pipe arranged along the longitudinal direction from the distal end of the tip conductor unit;
Picking up the waste catalyst excavated by the cutter from the tip of the leading conductor unit and sucking and discharging the exhausted catalyst through the discharge pipe.
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JP2014054614A (en) * | 2012-09-14 | 2014-03-27 | System Kikou Co Ltd | Revolution blade device for taking out catalyst and catalyst taking out method |
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