JP2004057237A - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一連のシーケンスで本撮影を複数回行う場合には、各本撮影の前に、造影剤の流れに関して本撮影領域よりも上流側に設定されるプレップ領域について、ビジュアルプレップ撮影を行う。このとき、各ビジュアルプレップ撮影に対応するプレップ領域は、最初に設定されたプレップ領域と同一のサイズにて自動的に設定される。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療診断等に使用される磁気共鳴映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療用画像機器は、被検体についての多くの情報を画像により提供するものであり、疾病の診断、治療や手術計画等を初めとする多くの医療行為において重要な役割を果たしている。現在では、主な医療用画像機器として、超音波診断装置、X線CT装置、磁気共鳴映像装置、核医学診断装置等がある。中でも磁気共鳴映像装置は、軟部組織において優れたコントラストをもつ画像を収集でき、医用画像診断において重要な位置を占めている。
【0003】
この磁気共鳴映像装置の撮影技術の一つに、ビジュアルプレップと称されるものがある。この技術は、本撮影前に監視したい部位をモニタリングしながら造影材を注入し、当該監視したい部位の造影具合を観察することで、本撮影対象部位に造影剤が流入するタイミングを正確に把握するものであり、例えば特開2001−61809に開示されている。このビジュアルプレップにおいては、監視部位から得られる1断面の撮影信号から生成される通常の再構成画像、造影後の画像から造影前の画像を差分した差分画像等がほぼリアルタイムで生成される。医師等は、これらの画像により、本撮影対象部位に造影剤が流入する過程を十分に監視することができる。
【0004】
ところで、磁気共鳴映像装置においては、一連のシーケンスにおいて本撮影を複数回実行する場合がある。例えば、寝台移動撮影は、診断部位が広範囲であるため、一回の本撮影では造影画像を取得できない下肢等を対象とするものであり、被検体と撮影系との相対的位置を移動(すなわち、寝台により被検体を移動)させながら複数回の本撮影を行うことで、広範囲に渡る磁気共鳴造影画像を収集する。また、ダイナミック撮影では、造影剤の流入過程を経時的に観察するために、同じ断面について時間を変えて複数回撮影する。
【0005】
しかしながら、従来の磁気共鳴映像装置によれば、これら本撮影を複数回実行する場合であっても、ビジュアルプレップ撮影は、本撮影前に一回実行されるのみである。従って、造影剤の流入タイミングが本撮影毎に異なる場合、例えば膝下領域と膝上領域とでは造影剤の浸透速度が異なる下肢等を撮影する場合であっても、最初に実行されたビジュアルプレップ撮影に基づいて本撮影が実行されてしまう。その結果、常に好適なタイミングにて本撮影を開始することはできない。また、改めてビジュアルプレップ撮影を行おうとすれば、同一姿勢を長時間強いることになり、患者に対する負担が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、本撮影を複数回実行する場合であっても、患者に負担をかけずに、本撮影領域への造影剤流入タイミングを容易に把握することができる磁気共鳴映像装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
【0008】
本発明の第1の視点は、静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、前記被検体に対して、第1の領域と当該第1の領域に対して前記被検体に注入される造影剤が流れる方向の上流側に位置する第2の領域とをそれぞれ所定のサイズにて設定する領域設定手段と、前記第1の領域及び第2の領域に前記高周波パルスを印加して、前記磁気共鳴信号を収集する信号収集手段と、収集された前記磁気共鳴信号に基づいて、前記第1及び第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成する映像生成手段と、前記各磁気共鳴映像を表示する表示手段と、前記被検体と前記信号収集手段との相対的位置を段階的に移動させながら前記第1の領域に関する前記磁気共鳴信号を複数回収集する場合には、当該第1の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集する前に、前記第2の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集し、前記第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成及び表示するように、前記信号収集手段、前記映像生成手段、前記表示手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置である。
【0009】
本発明の第2の視点は、静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、前記被検体に対して、第1の領域と当該第1の領域に対して前記被検体に注入される造影剤が流れる方向の上流側に位置する第2の領域とをそれぞれ所定のサイズにて設定する領域設定手段と、前記第1の領域及び第2の領域に前記高周波パルスを印加して、前記磁気共鳴信号を収集する信号収集手段と、収集された前記磁気共鳴信号に基づいて、前記第1及び第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成する映像生成手段と、前記各磁気共鳴映像を表示する表示手段と、前記被検体と前記信号収集手段との相対的位置関係を固定しながら前記第1の領域に関する前記磁気共鳴信号を複数回収集する場合には、当該第1の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集する前に、前記第2の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集し、前記第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成及び表示するように、前記信号収集手段、前記映像生成手段、前記表示手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置である。
【0010】
このような構成によれば、本撮影を複数回実行する場合であっても、患者に負担をかけずに、本撮影領域への造影剤流入タイミングを容易に把握することができる磁気共鳴映像装置を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0012】
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴映像装置10の概略構成を示した図である。磁気共鳴映像装置10は、被検体としての患者Pを載せる寝台部と、静磁場を発生させる静磁場発生部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場発生部と、高周波信号を送受信する送受信部と、システム全体のコントロール及び画像再構成を担う制御・演算部と、を備えている。
【0013】
静磁場発生部は、例えば超電導方式の磁石101と、この磁石101に電流を供給する静磁場電源102とを備え、被検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、この磁石部にはシムコイル114が設けられている。このシムコイル114には、ホスト計算機106の制御下で、シムコイル電源115から静磁場均一化のための電流が供給される。
【0014】
寝台部131は、寝台駆動部132からの駆動により、被検体Pを載せた天板130を磁石101の開口部に退避可能に挿入できる。これにより、RFコイル107と被検体との相対的な位置関係を制御することができる。後述する寝台移動撮影においては、広範囲の磁気共鳴信号を収集するために、シーケンサ105の制御に基づいて、寝台駆動部132は天板130を段階的に移動させる。
【0015】
傾斜磁場発生部は、磁石101に組み込まれた傾斜磁場コイルユニット103を備える。この傾斜磁場コイルユニット103は、互いに直交するX、Y及びZ軸方向の傾斜磁場を発生させるための3組(種類)のx,y,zコイル103x、103y、103zを備える。傾斜磁場部はまた、x,y,zコイル103x、103y、103zに電流を供給する傾斜磁場電源4を備える。この傾斜磁場電源4は、後述するシーケンサ5の制御のもと、x,y,zコイル103x、103y、103zに傾斜磁場を発生させるためのパルス電流を供給する。
【0016】
傾斜磁場電源104からx,y,zコイル103x、103y、103zに供給されるパルス電流を制御することにより、物理軸である3軸X,Y,Z方向の傾斜磁場を合成して、互いに直交するスライス方向傾斜磁場Gs、位相エンコード方向傾斜磁場Ge、および読出し方向(周波数エンコード方向)傾斜磁場Grの各論理軸方向を任意に設定・変更することができる。スライス方向、位相エンコード方向、および読出し方向の各傾斜磁場は、静磁場H0に重畳される。
【0017】
送受信部は、磁石101内の撮影空間にて被検体Pの近傍に配設されるRFコイル107と、このコイル107に接続された送信器108T及び受信器108Rとを備える。この送信器108T及び受信器108Rは、シーケンサ105の制御のもとで動作する。送信器108Tは、核磁気共鳴(NMR)を起こさせるためのラーモア周波数のRF電流パルスをRFコイル107に供給する。受信器108Rは、RFコイル107が受信したエコー信号(高周波信号)を取り込み、これに前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリングなどの各種の信号処理を施した後、A/D変換してエコー信号に応じたデジタル量のエコーデータ(原データ)を生成する。
【0018】
制御・演算部は、シーケンサ(シーケンスコントローラとも呼ばれる)105、ホスト計算機106、演算ユニット110、記憶装置111、表示装置112、入力装置113、を備える。このうち、ホスト計算機106は、記憶したソフトウエア手順により、シーケンサ105にパルスシーケンス情報を指令するとともに、装置全体の動作を統括する機能を有する。
【0019】
ホスト計算機106は、位置決め用スキャンなどの準備作業に引き続いて、撮影種毎に応じた所定のパルスシーケンス、撮影パラメータ設定に基づいてイメージングスキャンを実施する。ここで、撮影種とは、あるコントラスト像を取得するための撮影の種類を意味する。具体的な撮影種としては、縦緩和強調(T1W)画像、横緩和強調(T2W)画像、拡散強調(DW)画像、流入(Time−Of−Flight)効果を利用したMR血管像(MRA)、Blood Oxygenation Level Dependent(BOLD)効果を利用した機能的MR画像(fMRI)、その他造影剤を使用した画像等を取得するための撮影が挙げられる。
【0020】
また、ホスト計算機106は、撮影種に応じた処理種に従って、データ処理及び画像処理を行う。なお、ホスト計算機106によって制御されるイメージングスキャンは、画像再構成に必要なエコーデータの組を収集するスキャンであり、ここでは2次元スキャンに設定されている。また、パルスシーケンスとしては、3次元(3D)スキャンまたは2次元(2D)スキャンである。そのパルス列の形態としては、SE(スピンエコー)法、FSE(高速SE)法、FASE(高速 Asymmetric SE)法(すなわち、高速SE法にハーフフーリエ法を組み合わせたイメージング法)、EPI(エコープラナーイメージング)法、などが用いられる。
【0021】
シーケンサ105は、CPUおよびメモリを備えており、ホスト計算機106から送られてきたパルスシーケンス情報を記憶し、この情報にしたがって傾斜磁場電源104、送信器108T、受信器108Rの動作を制御するとともに、受信器108Rが出力したエコーデータを一旦入力し、これを演算ユニット110に転送するように構成されている。ここで、パルスシーケンス情報とは、一連のパルスシーケンスにしたがって傾斜磁場電源104、送信器108Tおよび受信器108Rを動作させるために必要な全ての情報である。例えば、ビジュアルプレップ撮影においては通常よりも短いTR(パルス系列の繰り返し時間間隔)にてコイル103x、103y、103zにパルス電流を印加し、本撮影においては、通常のTRにてコイル103x、103y、103zにパルス電流を印加すること、及び印加時間、印加タイミングに関する情報等である。なお、ビジュアルプレップ撮影とは、本撮影前に監視したい部位をモニタリングしながら造影材を注入し、当該監視したい部位の造影具合を観察することで、本撮影対象部位に造影剤が流入するタイミングを正確に把握するためのものである。
【0022】
演算ユニット110は、受信器108Rが出力したエコーデータ(原データ又は生データ)をシーケンサ105を通して入力し、その内部メモリ上のフーリエ空間(k空間または周波数空間とも呼ばれる)にエコーデータを配置し、このエコーデータを各組毎に2次元又は3次元のフーリエ変換に付して実空間の画像データに再構成する。また演算ユニットは、必要に応じて、画像に関するデータの合成処理、差分演算処理などを行うことができる。
【0023】
この合成処理には、2次元の複数フレームの画像データを対応する画素毎に加算する加算処理、3次元データに対して視線方向の最大値又は最小値を選択する最大値投影(MIP)又は最小値(MIP)投影処理などが含まれる。また、合成処理の別の例として、フーリエ空間上で複数フレームの軸の整合をとってエコーデータのまま1フレームのエコーデータに合成するようにしてもよい。なお、加算処理には、単純加算処理、加算平均処理、重み付け加算処理などが含まれる。
【0024】
記憶装置111は、再構成された画像データのみならず、上述の合成処理や差分処理が施された画像データを保管することができる。また、記憶装置111は、後述するプレップ領域及び本撮影領域の推奨サイズを記憶している。操作者は、この推奨サイズの中から所望のサイズを選択し、プレップ領域及び本撮影領域として設定することも可能である。
【0025】
表示装置112は画像を表示する。また入力装置113を介して、術者が希望する撮影条件、パルスシーケンス、画像合成や差分演算に関する情報、パラメータ制御に関する情報をホスト計算機106に入力できる。さらに、後述するプレップ領域及び本撮影領域は、表示装置112に表示された位置決め用の磁気共鳴映像に対して、入力装置113を介して設定される。
【0026】
入力装置113は、オペレータからの各種指示・命令・情報を装置12にとりこむための入力装置(マウスやトラックボール、モード切替スイッチ、キーボード等)である。
【0027】
通信装置120は、ネットワークを介して他の装置と情報通信を行う。また、通信装置120は、第4の実施形態にて説明するように、記憶装置111内に格納された撮影情報を、ネットワークを介して所定のサーバに転送する。
【0028】
(ビジュアルプレップ撮影領域と本撮影領域との設定)
本磁気共鳴映像装置は、ビジュアルプレップ撮影領域(以下、「プレップ領域」と称する。)、本撮影領域の各サイズは、それぞれ独立に設定可能である。また、一連の撮影シーケンスにおいてプレップ撮影及び本撮影を複数回実行する場合には、一旦設定されたプレップ領域及び本撮影領域が継続して使用される。以下、これらの機能について説明する。
【0029】
図2、3は、AからB、Cへと本撮影領域が移動するような寝台移動撮影において、プレップ領域と本撮影領域との設定を説明するための図である。図3の各実線領域A,B,Cは本撮影領域を、各点線領域a,b,cはプレップ領域を示している。また、図4は、プレップ領域と本撮影領域とを設定するための位置合わせ用画像を示した図である。なお、この位置合わせ用画像のFOV(Field of View:撮像視野)は、プレップ領域や本撮影領域よりも広く設定される。
【0030】
操作者は、図4に示すように、撮影前の位置合わせ画像上において、入力装置113を介して、最前段のプレップ領域a及び本撮影領域Aをそれぞれ任意のサイズにて設定することができる(図4においては、本撮影領域Aに接続してプレップ領域aが設定されている。)。なお、図5は、位置合わせ画像上において、本撮影領域Aに一部オーバーラップしてプレップ領域aを設定した例を示している。
【0031】
本寝台移動撮影では、こうして設定されたプレップ領域及び本撮影領域によって各プレップ撮影、及び本撮影が実行される。例えば、図3の例では、操作者は、対応するアルファベットのプレップ領域に関するプレップ撮影画像に基づいて造影剤の流入過程を監視することで、各本撮影領域の撮影を開始するタイミングを判断することができる。
【0032】
さらに、操作者は、プレップ領域及び本撮影領域とともに、寝台の移動回数、及び一回の寝台移動量を設定する。これらの設定は、以下のようにして行われる。例えば、図4に示したFOVを一片が40cmの正方形とし、本撮影領域を長辺30cm、短辺20cmの長方形とする。このとき、一回の寝台移動量を20cmとし、寝台の移動回数を3回とすれば、図3に示すような形態、すなわち一連のシーケンスによって、重複、切れ目がないような形態にて3枚の本撮影画像が得られる。また、例えば、一回の寝台移動量を15cmとし、寝台の移動回数を3回とすれば、互いに5cmずつ重複する形態にて3枚の本撮影画像が得られ、一回の寝台移動量を25cmとし、寝台の移動回数を3回とすれば、互いに5cmずつ離れた3枚の本撮影画像が得られる。
【0033】
本寝台移動撮影は、こうして設定された寝台の移動回数及び一回の寝台移動量によって実行される。従って、操作者は、寝台の移動回数及び一回の寝台移動量を適当に設定することで、所望の範囲についての本撮影画像を取得することができる。
【0034】
(撮影動作)
次に、本磁気共鳴映像装置の撮影動作について説明する。本磁気共鳴映像装置は、本撮影を複数回実行する撮影法(例えば、寝台を移動して本撮影を複数回実行することにより広範囲の領域を画像化する寝台移動撮影、同じ断面を経時的に撮影するダイナミック撮影等)において、各本撮影の前段においてビジュアルプレップ撮影を行うことができる。これにより操作者は、本撮影毎に造影剤流入タイミングを適切且つ容易に把握することができる。以下、被検体の下肢を寝台移動撮影にて撮影する場合を例に、本磁気共鳴映像装置の動作を具体的に説明する。
【0035】
図6は、本磁気共鳴映像装置の撮影において実行される処理手順を示したフローチャートである。図6に示すように、まず、操作者は、入力装置113から、本撮影シーケンス及びビジュアルプレップシーケンスを入力する(ステップS1)。
【0036】
次に、位置決めスキャンによって得られた位置決め画像上に、プレップ領域、本撮影領域、寝台の移動回数、一回の寝台移動量をそれぞれ設定する(ステップS2)。プレップ領域及び本撮影領域の設定は既述の如く、表示装置112に表示された位置決め画像上にマウス等の入力装置113によって、又は予め登録された所定の形状から選択することによって、操作者により行われる。また、寝台の移動回数、一回の寝台移動量についても、既述の要領にて、入力装置113を介して操作者により行われる。
【0037】
次に、入力装置113から撮影開始指示の入力を受けると(ステップS3)、ビジュアルプレップ撮影が開始されると(ステップS4)、核磁気共鳴を起こさせるためのラーモア周波数の励起RFパルスがプレップ領域に供給され、当該プレップ領域を選択断層面とした磁気共鳴信号が収集される。以後、プレップ領域に対し所定のTRにて繰り返し励起RFパルスが供給され、磁気共鳴信号が収集される。これにより、操作者は、表示されるビジュアルプレップ撮影画像をほぼリアルタイムで観察することができる。
【0038】
また、所定のタイミングにて造影剤が注入される(ステップS5)。以後、操作者は、ビジュアルプレップ撮影画像により、ビジュアルプレップ領域から本撮影領域に向かって造影剤が流入する様子を監視することができる(ステップS6)。
【0039】
次に、操作者は、ビジュアルプレップ撮影画像を目視しながら本撮影を開始するタイミングを判断し、入力装置113から本撮影開始指示を入力する(ステップS7)。当該入力を受けると、所定の遅延時間後本撮影が開始され、核磁気共鳴を起こさせるためのラーモア周波数の励起RFパルスが本撮影領域に供給され、当該本撮影領域を選択断層面とした磁気共鳴信号が収集され、磁気共鳴映像が取得される(ステップS8)。
【0040】
図7は、造影剤注入から本撮影実行までの処理(図6中ステップS5〜S8)を経時的に示した図である。図7に示すように、ビジュアルプレップ撮影では短いTR(例えば、数十msec程度)によって画像が収集され、ほぼリアルタイムでビジュアルプレップ撮影画像が表示される。一方、本撮影では、十分な長さのTRによって画像が収集される。また、実際の本撮影は、造影剤を本撮影領域に十分流入させるため、本撮影開始指示の入力から所定の遅延時間後に開始される。この遅延時間は、任意に設定可能となっている。
【0041】
次に、全撮影範囲に関する撮影が終了したか否かが判別され(ステップS9)、終了したと判別された場合には、一連の撮影処理を終了する。一方、終了していないと判別された場合には、例えば図3に示すように、本撮影領域がBとなるように天板130が移動する(ステップS10)。
【0042】
寝台が移動すると、ステップS2において設定したプレップ領域と同じサイズの領域についてビジュアルプレップ撮影が実行され、ステップS4〜S8の処理が実行される。これらの処理は、全撮影範囲の撮影が終了するまで繰り返される。
【0043】
以上述べた構成の本磁気共鳴映像装置によれば、各本撮影前にビジュアルプレップ撮影を行うことで、造影剤が各本撮影領域に流入する過程を監視可能な画像を提供することができる。従って、操作者は、本撮影領域毎に本撮影開始タイミングを図ることが出来るから、患者毎及び部位毎に造影剤の流入速度がことなる場合であっても、診断に好適な画像を収集することができる。
【0044】
また、本磁気共鳴映像装置によれば、プレップ領域を任意のサイズに設定できるから、所望の断層幅についてのビジュアルプレップ画像を得ることができる。従って、操作者毎に本撮影開始タイミングを図りやすいサイズにてプレップ領域を設定することができ、ユーザーフレンドリーな装置を提供することができる。
【0045】
また、本磁気共鳴映像装置によれば、プレップ領域への励起RFパルスの供給及び磁気共鳴信号の収集と本撮影領域への励起RFパルスの供給及び磁気共鳴信号の収集とは、それぞれ独立して実行される。従って、各領域においては処理が中断することがないから、精度の高い磁気共鳴映像を提供することができる。
【0046】
さらに、本磁気共鳴映像装置によれば、最初に設定した各サイズによって、後続の各ビジュアルプレップ撮影及び各本撮影領域が実行されるから、操作者の手間を省き診断作業の効率化を図ることができる。その結果、操作者及び患者の負担を軽減することができる。
【0047】
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば以下に示すように、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0048】
上記実施形態においては、寝台移動撮影を例として説明した。しかしながら、本発明の技術的思想は、既述のように、本撮影を複数回実行する場合であれば適用可能である。例えば、ダイナミック撮影に適用する場合であれば、時間間隔をおいて実行される本撮影毎にビジュアルプレップ撮影を実行する。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0049】
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0050】
【発明の効果】
以上本発明によれば、本撮影を複数回実行する場合であっても、患者に負担をかけずに、本撮影領域への造影剤流入タイミングを容易に把握することができる磁気共鳴映像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態に係る磁気共鳴映像装置10の概略構成を示した図である。
【図2】図2は、AからB、Cへと本撮影領域が移動するような寝台移動撮影を説明するための図である。
【図3】図3は、AからB、Cへと本撮影領域が移動するような寝台移動撮影を説明するための図である。
【図4】図4は、プレップ領域と本撮影領域との設定を説明するための図である。
【図5】図5は、プレップ領域と本撮影領域との設定を説明するための図である。
【図6】図6は、本磁気共鳴映像装置の寝台移動撮影において実行される処理手順を示したフローチャートである。
【図7】図7は、造影剤注入から本撮影実行までの処理を経時的に示した図である。
【符号の説明】
4…傾斜磁場電源
5…シーケンサ
10…磁気共鳴映像装置
12…装置
101…磁石
102…静磁場電源
103…傾斜磁場コイルユニット
104…傾斜磁場電源
105…シーケンサ
106…ホスト計算機
107…RFコイル
108T…送信器
108R…受信器
110…演算ユニット
111…記憶装置
112…表示装置
113…入力装置
114…シムコイル
115…シムコイル電源
120…通信装置
130…天板
131…寝台部
132…寝台駆動部
Claims (4)
- 静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、
前記被検体に対して、第1の領域と当該第1の領域に対して前記被検体に注入される造影剤が流れる方向の上流側に位置する第2の領域とをそれぞれ所定のサイズにて設定する領域設定手段と、
前記第1の領域及び第2の領域に前記高周波パルスを印加して、前記磁気共鳴信号を収集する信号収集手段と、
収集された前記磁気共鳴信号に基づいて、前記第1及び第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成する映像生成手段と、
前記各磁気共鳴映像を表示する表示手段と、
前記被検体と前記信号収集手段との相対的位置を段階的に移動させながら前記第1の領域に関する前記磁気共鳴信号を複数回収集する場合には、当該第1の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集する前に、前記第2の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集し、前記第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成及び表示するように、前記信号収集手段、前記映像生成手段、前記表示手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置。 - 静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、
前記被検体に対して、第1の領域と当該第1の領域に対して前記被検体に注入される造影剤が流れる方向の上流側に位置する第2の領域とをそれぞれ所定のサイズにて設定する領域設定手段と、
前記第1の領域及び第2の領域に前記高周波パルスを印加して、前記磁気共鳴信号を収集する信号収集手段と、
収集された前記磁気共鳴信号に基づいて、前記第1及び第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成する映像生成手段と、
前記各磁気共鳴映像を表示する表示手段と、
前記被検体と前記信号収集手段との相対的位置関係を固定しながら前記第1の領域に関する前記磁気共鳴信号を複数回収集する場合には、当該第1の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集する前に、前記第2の領域に前記高周波パルスを印加して前記磁気共鳴信号を収集し、前記第2の領域に関する磁気共鳴映像を生成及び表示するように、前記信号収集手段、前記映像生成手段、前記表示手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする磁気共鳴映像装置。 - 前記第2の領域は、任意のサイズに設定可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気共鳴映像装置。
- 前記信号収集手段は、前記第2の領域に対しては、前記第1の領域の場合よりも短い繰り返し時間によって前記高周波パルスを印加することを特徴とする請求項1又は2記載の磁気共鳴映像装置。
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