JP2004055664A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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JP2004055664A JP2002208412A JP2002208412A JP2004055664A JP 2004055664 A JP2004055664 A JP 2004055664A JP 2002208412 A JP2002208412 A JP 2002208412A JP 2002208412 A JP2002208412 A JP 2002208412A JP 2004055664 A JP2004055664 A JP 2004055664A
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Takashi Harada
原田 剛史
Masashi Hamanaka
濱中 雅司
Toru Hinomura
樋野村 徹
Hideki Doshita
堂下 秀樹
Tsuneo Ikura
伊倉 恒生
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】配線プラグに発生したシームが原因となる配線間ショートの発生を防ぎ、高い歩留まりを持つ半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板上に層間絶縁膜100、下層配線101、第1の絶縁膜102を堆積する。次に、絶縁膜102内に形成したホール内に導電膜を堆積し、ホールからはみ出した導電膜103を除去する。その後、導電膜103に対して同一チャンバー内で熱処理を行うと共に、第1の絶縁膜102、導電膜103の表面に第2の絶縁膜105を堆積する。
その結果、導電膜103中に混入した不純物を除去することが出来るため、ホールの上部における第2の絶縁膜105の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜105の内部に配線層を形成した場合においても、配線間ショートは発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の高集積化に伴い、隣接する配線層の間隔は狭められている。隣接する配線層の間隔が狭められると、配線層間において、意図せぬ導通部分が発生する頻度が増大するために、半導体装置の歩留まりは低下する。特に、配線材料として銅を使用する場合には、配線材料の除去にドライエッチングではなくCMP工程を用いる必要があるため、この問題が顕著となる。
【0003】
この問題を解決するために、特開2001−358211号公報に示すような方法がある。以下、図面を参照しながら、従来の技術における半導体装置の製造方法について説明する。
【0004】
まず、図15(a)に示すように、トランジスタ等の形成された半導体基板(不図示)上に、プラズマCVD法等によりシリコン酸化膜1、シリコン酸窒化膜2、シリコン酸化膜3を形成した後、シリコン酸化膜3中に銅膜5を埋設し、銅配線を形成する。次いでその上にプラズマCVD法等によりシリコン窒化膜6、シリコン酸化膜7を形成する。
【0005】
次に、図15(b)に示すように、シリコン酸化膜7上に所定の開口部を有するレジスト膜8を設け、これをマスクとしてシリコン酸化膜7をドライエッチングし、シリコン窒化膜6に達するビアホールを形成する。
【0006】
その後、図15(c)に示すように、レジスト膜8を除去するため、酸素プラズマアッシングを行った後、レジスト剥離液によりシリコン酸化膜7表面やホール内壁に付着するレジスト残渣を除去する。
【0007】
続いて、図15(d)に示すように、シリコン窒化膜6をドライエッチングして銅膜5表面を露出させた後、レジスト剥離液によりレジスト残渣を除去する。
【0008】
次に、図16(a)に示すように、密着膜の上にタングステン膜9をCVD法等により成膜する。
【0009】
その後、図16(b)に示すように、タングステン膜9を成膜した後、酸化剤および研磨材を含むスラリーを用いてCMPを行い、つづいて純水等によりリンス洗浄を行う。これによりホール外に形成された余分なタングステン膜9が除去され、ビアホール内にタングステン膜9からなるビアプラグが形成される。このとき、タングステン膜9中に発生するシームにCMP研磨液やリンス液等からなるCMP処理液11が侵入する。
【0010】
続いて、図17(a)に示すように、この上にシリコン酸化膜12を形成する。
【0011】
次に、図17(b)に示すように、シリコン酸化膜12成膜後、所定の開口部を有するレジスト膜14を設け、これをマスクとして、図17(c)に示すように、シリコン酸化膜12中に配線溝を形成する。その後、酸素プラズマアッシングおよびアミン系剥離液による処理を行い、レジスト膜14およびエッチング残渣を除去する。
【0012】
続いて、レジスト剥離後、図18(a)に示すように、タングステン膜のシームにアミン系剥離液15が侵入する。
【0013】
次に、図18(b)に示すように、このアミン系剥離液15を蒸発させるために熱処理を行う。
【0014】
その後、図18(c)に示すように、配線溝に銅膜16を埋設し、ダマシン銅配線を形成する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、熱処理は別の装置で行われるため、装置間を移動している間に、再びシーム内に不純物が混入し、結局十分に不純物除去が行われない場合がある。
【0016】
具体的には、次のようにして配線中に、シームに基づく欠陥が発生する。
【0017】
まず、図14(a)に示すように、半導体基板20上に下層配線21、絶縁膜22が順に形成され、絶縁膜22内に配線プラグ23が存在する半導体装置において、配線プラグ23内に空孔(シーム)24が発生している。また、このシーム24内には、その前工程で使用した洗浄液等の不純物が混入している。
【0018】
次に、図14(b)に示すように、CVD法により絶縁膜25を堆積する工程において、シーム24内の不純物が気化し、水蒸気を発生させる。発生した水蒸気は、CVD法の原料ガスとして用いられるSiHと反応するため、絶縁膜25の成長を阻害する。
【0019】
この結果、図14(c)に示すように、配線プラグ23の上部で絶縁膜25の膜厚が局所的に薄膜化した部分26が発生し、その部分ではCMP工程の効果が不十分となるため、配線用金属膜が残留する。よって、上部配線層27の間に意図せぬ導通部分、つまり配線間ショート28が発生し、半導体装置の歩留まりが著しく低下する。
【0020】
よって本発明は、配線プラグ上の絶縁膜の薄膜化を防ぐことによって、配線間ショート28の発生を防ぎ、半導体装置を高い歩留まりで製造する方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本発明は、半導体基板上に下層配線を形成する工程と、下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、絶縁膜内にホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を堆積する工程と、ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程とを備え、導電膜の熱処理と、第2の絶縁膜の堆積とを同一チャンバー内で行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法を提供する。
【0022】
その結果、配線プラグのシーム内に混入した不純物を除去することが出来るため、本発明ではホールの上部、つまり配線プラグ上における第2の絶縁膜の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜の内部に配線層を形成した場合においても、図14(c)に示すような配線間ショート28は発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0023】
また本発明では、半導体基板上に下層配線を形成する工程と、下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、絶縁膜内にホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を堆積する工程と、ホールからはみ出した導電膜を除去して配線プラグを形成する工程と、第1の絶縁膜、導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、ホールからはみ出した導電膜を除去して配線プラグを形成する工程において、配線プラグの最上面が、第1の絶縁膜の最上面より高いことを特徴とする、半導体装置の製造方法を提供する。
【0024】
その結果、配線プラグのシーム内に不純物が混入するのを防ぐことが出来るため、本発明ではホールの上部、つまり配線プラグ上における第2の絶縁膜の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜の内部に配線層を形成した場合においても、図14(c)に示すような配線間ショート28は発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0025】
また本発明では、半導体基板上に下層配線を形成する工程と、下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、絶縁膜内にホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を堆積する工程と、ホールからはみ出した導電膜を除去して配線プラグを形成する工程と、第1の絶縁膜、導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、ホールからはみ出した導電膜を除去して配線プラグを形成する工程において、ホール内に形成されたシームの開口部を直径20nm以下にすることを特徴とする、半導体装置の製造方法を提供する。
【0026】
その結果、配線プラグのシーム内に不純物が混入するのを防ぐことが出来るため、本発明ではホールの上部、つまり配線プラグ上における第2の絶縁膜の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜の内部に配線層を形成した場合においても、図14(c)に示すような配線間ショート28は発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0027】
また本発明では、半導体基板上に下層配線を形成する工程と、下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、絶縁膜内にホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を堆積する工程と、ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、第1の絶縁膜、金属膜の表面に、第2の絶縁膜を堆積する工程と、第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、第2の絶縁膜はPVD法により行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法を提供する。
【0028】
その結果、絶縁膜堆積時に、配線プラグのシーム内に混入した不純物が反応を起こさないために、本発明ではホールの上部、つまり配線プラグ上における第2の絶縁膜の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜の内部に配線層を形成した場合においても、図14(c)に示すような配線間ショート28は発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0029】
また本発明では、半導体基板上に下層配線を形成する工程と、下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、第1の絶縁膜内にホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を堆積する工程と、ホールからはみ出した導電膜を除去する工程と、第1の絶縁膜、導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、導電膜は選択CVD法により行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法を提供する。
【0030】
その結果、配線プラグ中にシームが形成されずシーム内不純物が混入しないために、本発明ではホールの上部、つまり配線プラグ上における第2の絶縁膜の局所的な薄膜化を防止することが出来る。よって、第2の絶縁膜の内部に配線層を形成した場合においても、図14(c)に示すような配線間ショート28は発生せず、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施形態1)
まず、図1(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に層間絶縁膜100を形成し、その上に下層配線101をパターニングした後、プラズマCVD法により第1の絶縁膜(シリコン酸化膜)102を700nmの膜厚で堆積する。
【0033】
次に、図1(b)に示すように、第1の絶縁膜102中にビアホールを形成した後、密着層として、TiN/Ti=50/20nmの積層膜(図示せず)をリアクティブスパッタ法およびスパッタ法により成膜する。続いて、密着層の上に導電膜、例えばタングステン膜を膜厚400nmでCVD法により成膜する。その後、CMP工程においてビアホールからはみ出したタングステン膜を除去し、配線プラグ(タングステンプラグ)103を形成する。この時タングステンプラグ103内には、シームと呼ばれる空孔104が形成されている。
【0034】
その後、図1(c)に示すように、基板を高密度プラズマCVDチャンバー中に導入し、例えばArを100sccm、Oを100sccm供給し、チャンバー圧力を4〜10mTorrに保つ。また、プラズマのRFパワーを4000Wに設定して高密度プラズマを生成し、この主にAr及びOから構成されるプラズマを用いて、基板温度が350℃〜500℃の範囲になるように加熱し、基板を100〜200秒の間プラズマ中で暴露することにより、プラグからの脱ガス処理を行う。
【0035】
その結果、シーム104内に混入した不純物を除去することが出来る。この不純物は、W−CMP時のスラリーに含まれる水分や有機物、CMP後洗浄に使用する有機酸、例えばH含有物や、界面活性剤に含まれる水分やアミン化合物、例えばNHOH,HF,HO等からなる。これらの不純物の内、HO等の水分は加熱することによりガス化され、容易に除去することが出来る。一方、不純物中に含まれる、例えば有機物やNHOH,HFのようなアミン化合物は、Oプラズマを用いることにより、完全に除去することが出来る。
【0036】
その後図2(a)に示すように、脱ガス処理をした後、基板を大気中に露出させること無く同一チャンバー内で、全面に膜厚400nmの第2の絶縁膜(シリコン酸化膜)105を、高密度プラズマCVD法により堆積する。この工程が本実施形態の特徴であり、これにより空気中の水分等、予期せぬ汚染原因を排除出来るため、シーム104内に不純物が再び吸着するのを防ぐことが出来る。
【0037】
続いて、図2(b)に示すように、第2の絶縁膜105に配線溝106パターンを形成した後、バリア層のTaN/Ta=60/20nm積層膜(図示せず)をスパッタ法により全面に成膜する。
【0038】
次に、シードのCu(図示せず)をスパッタ法により200nmの膜厚で全面に成膜した後、メッキ法によりCu(図示せず)を全面に400nmの膜厚で成膜する。
【0039】
最後に、配線溝106からはみ出したCu膜をCMP工程において除去し、配線を形成する。
【0040】
以上本実施形態によると、同一チャンバー内で処理することによりシーム104内に混入した不純物を完全に除去出来るとともに、後の工程においてシーム104に不純物が再び混入することを防ぐことが出来るため、第2の絶縁膜105の薄膜化を防止することが出来る。その結果、配線間において意図せぬ導通部分が発生せず、配線間ショートの発生率を低減させることが出来るため、半導体装置を高い歩留まりで製造することが出来る。
【0041】
(実施形態2)
本発明の実施形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0042】
まず、実施形態1と同様の方法に従い、図3(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に層間絶縁膜100を形成し、その上に下層配線101、若しくはゲート酸化膜107を形成した後、プラズマCVD法により第1の絶縁膜(シリコン酸化膜)102を700nmの膜厚で堆積する。
【0043】
次に、図3(b)に示すように、第1の絶縁膜102中にビアホールを形成した後、密着層として、TiN/Ti=50/20nmの積層膜(図示せず)をリアクティブスパッタ法およびスパッタ法により成膜する。続いて、密着層の上に導電膜、例えばタングステン膜を膜厚400nmでCVD法により成膜する。その後、CMP工程においてビアホールからはみ出したW膜を除去し、配線プラグ(タングステンプラグ)103を形成する。この際、配線プラグ103の表面にはシームと呼ばれる空孔104が形成され、このシーム104の内部に研磨液や洗浄液などの不純物が侵入する。
【0044】
続いて、図3(c)に示すように、Hガスをチャンバー内に導入した後、プラズマにより半導体基板を加熱し基板温度を上昇させる。この工程が、本実施形態の特徴である。本工程によりシーム104の内部に侵入した液体を気化させることにより、後の工程においてシーム104内から水蒸気等が発生するのを防ぐことが出来る。更に、以下に説明する効果を得ることが出来る。
【0045】
まず、Hガスを導入することにより、Hガスを導入しない場合において発生する、ゲート酸化膜107の劣化問題を軽減することが出来る。具体的には、プラズマ加熱前に一度Hガスをチャンバー内に導入することにより、ゲート酸化膜107の特性を回復させ、それまでに蓄積されたプラズマによるダメージを軽減することが出来る。
【0046】
また、Hガスを用いることにより、シーム104内の不純物の除去効率を高めることも出来る。これは、H原子がW膜表面に衝突してH原子が膜表面にあるWに一部配位することにより、W表面がHで終端され、W表面に吸着した物質の離脱が容易となるためである。
【0047】
ここで基板の熱処理温度は、350〜500℃の温度範囲で実施するのが望ましい。温度が350℃よりも低いとシーム104中の不純物の除去が不十分となり、温度が500℃より高いと半導体の特性に悪い影響を及ぼすためである。
【0048】
次に、図4(a)に示すように、第1の絶縁膜102、Wプラグ103の表面にSiHを用いたプラズマCVD法により、第2の絶縁膜であるSiO膜105を堆積する。
【0049】
この際、SiO膜105の局所的な薄膜化は起こらない。これは先の工程において、シーム104内に侵入した液体をあらかじめ除去しているためである。つまり、シーム104内の不純物から水蒸気やアミン系のガス等が発生しないため、これらのガスとSiHの反応は起こらず第2の絶縁膜(SiO膜)105の成長を阻害する現象を防ぐことが出来る。
【0050】
その後、図4(b)に示すように、リソグラフィー法及びドライエッチング法を適用して、配線溝106を形成し、この配線溝106を完全に埋め込まないようにバリア膜(図示せず)を堆積し、導電膜(Cu膜)を順に堆積する。ここで、必ずしも全ての上層配線が下層の配線プラグ103と導通している必要はない。
【0051】
最後に、CMP工程において膜の平坦化を行い、上部配線層を形成し、半導体装置が完成する。
【0052】
以上より本実施形態では、Hガスを導入した後基板に対して熱処理することにより、シーム104内に侵入した不純物を予め除去しているため、第2の絶縁膜(SiO膜)105の局所的な薄膜化を防止出来、その結果、上部配線層間に意図しない導通部分が発生せず、配線間ショートの発生率を低減させることが出来るため、信頼性の高い半導体装置を製造することが出来る。
【0053】
(実施形態3)
本発明の実施形態3について、図面を参照しながら説明する。
【0054】
まず、図5(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に層間絶縁膜(SiO膜)200を全面に堆積し、層間絶縁膜(SiO膜)200の表面に、主にW膜からなる下部配線201を形成する。次に、下部配線201の表面全体にCVD法により第1の絶縁膜であるSiO膜202を堆積する。
【0055】
その後、図5(b)に示すように、リソグラフィー法およびドライエッチング法を順に適用することにより、SiO膜202の内部に、下部配線201と導通するように、配線プラグ203を形成する。
【0056】
続いて、図5(c)に示すように、第1の絶縁膜202の表面および配線プラグ203の内部壁面全体に、ホールを完全に埋め込まないようにして、PVD法またはCVD法により、密着層204を堆積する。密着層204として、例えばTi膜とTiN膜の積層膜を用いる。
【0057】
次に、図5(d)に示すように、密着層204の表面全体に対して、WFを用いたCVD法により配線プラグ用導電膜205であるW膜を堆積し、配線プラグ203を埋め込む。このとき、配線プラグ203内部の導電膜205には、シーム206が発生する。
【0058】
その後、図6(a)に示すように、配線プラグ203からはみ出した導電膜(W膜)205を、CMP工程により除去する。この導電膜205のCMP工程において行う導電膜205の除去が、第1の絶縁膜であるSiO膜202の表面上に堆積されている密着層204の表面で停止するように、CMP工程の条件を調整する。このCMP工程が、本実施形態において顕著な効果を示す工程である。
【0059】
本工程においては、密着層204の研磨速度よりも導電膜205の研磨速度の方が小さくなるようにCMP工程の条件を調整する。その結果、導電膜(W膜)205の研磨量が減少するために、開口部207の直径を小さく抑えることが出来る。ここで、開口部207の直径は、例えば20nmより小さいことが望ましい。開口部207の径が20nmより小さいと、研磨液中に含まれる砥粒が開口部207に詰まり、研磨液や洗浄液の侵入を防止する効果が向上するためである。
【0060】
続いて、図6(b)に示すように、配線プラグ203からはみ出した密着層204をCMP工程により除去する。
【0061】
次に、図6(c)に示すように、第1の絶縁膜(SiO膜)202、密着層204、導電膜(W膜)205の表面にSiHを用いたプラズマCVD法により、第2の絶縁膜であるSiO膜208を堆積する。この際、第2の絶縁膜208の局所的な薄膜化は起こらない。
【0062】
それは、前工程において開口部207のサイズを大変小さくすることにより、シーム206の内部へ研磨液や洗浄液が殆ど混入していないためである。つまり、シーム206内には研磨スラリー由来の有機成分や、洗浄工程由来の水分、アミン系物質が混入しておらず、若しくは混入していてもシームの開口部が狭いため、シーム206内にある不純物を放出出来ず、SiHガスとこの不純物が反応して、第2の絶縁膜208の成長を阻害する現象が発生しないからである。
【0063】
その後、図6(d)に示すように、リソグラフィー法およびドライエッチング法を順に適用することにより、第2の絶縁膜208の内部に配線溝209を形成する。なお、この配線溝209は、必ずしも全てが下層の配線プラグ203と導通している必要はない。
【0064】
続いて、図7(a)に示すように、第2の絶縁膜(SiO膜)208の表面全体に、配線溝209を完全に埋め込まないように、バリア膜210を堆積し、配線溝209を完全に埋め込むように導電膜(Cu膜)211を順に堆積する。ここでバリア膜210は、Ta膜とTaN膜の積層膜を用いている。
【0065】
最後に、図7(b)に示すように、配線溝209からはみ出したバリア膜210および導電膜(Cu膜)211をCMP工程により除去し、上部配線層を形成し半導体装置が完成する。
【0066】
以上より、本実施形態ではシーム206の開口経を縮小させることにより、シーム206の内部に研磨液や洗浄液が侵入する現象を抑制し、第2の絶縁膜(SiO膜)208の局所的な薄膜化を防止することが出来る。その結果、図14に示すような配線間の意図せぬ導通部分は発生せず、配線間ショート28の発生率を低減でき、高い歩留まりを保持した半導体装置を製造することが出来る。
【0067】
(実施形態4)
本発明の実施形態4について、図面を参照しながら説明する。
【0068】
まず、実施形態1と同様の方法に従って、第1の絶縁膜202中に下部配線層201との配線プラグ203aを形成する。
【0069】
具体的には、図8(a)、(b)に示すように、基板上に層間絶縁膜(SiO膜)200を堆積し、下部配線201の形成、第1の絶縁膜(SiO膜)202の堆積、および配線プラグ203の形成を行う。
【0070】
次に、図8(c)、(d)に示すように、密着層204および導電膜(W膜)205の堆積を行う。この際、配線プラグ203の内部にはシーム206が発生する。
【0071】
その後、図9(a)に示すように、配線プラグ203からはみ出した導電膜205を、CMP工程により除去する。この際、導電膜205の表面には開口部207が形成され、開口部207よりシーム206の内部に研磨液や洗浄液などの不純物が侵入する。
【0072】
次に、図9(b)に示すように、CMP工程において密着層204の除去を行い、続いて第1の絶縁膜(SiO膜)202の上表面をCMP工程により除去する。この工程が、本実施形態の特徴である。
【0073】
この際、第1の絶縁膜202に対する研磨速度が密着層204および導電膜(W膜)205の研磨速度より大きくなるように、CMP工程の条件を調整する。その結果、第1の絶縁膜の最上面と配線プラグの最上面の間に段差が発生し、溝中の密着層204および導電膜(W膜)205上部が、第1の絶縁膜(SiO膜)202の上に突き出した構造を得ることが出来る。この構造が、後の工程で大きな効果を示すことになる。なお、ここで研磨工程を経たことにより、開口部207よりシーム206の内部には、研磨液や洗浄液などの不純物が侵入している。
【0074】
続いて、図9(c)に示すように、第1の絶縁膜202、密着層204、導電膜205の表面にSiHを用いたプラズマCVD法により、第2の絶縁膜(SiO膜)208を堆積する。
【0075】
この際、シーム206内部にある不純物に含有される有機物や水分、アミン化合物が気化してSiHと反応するために、第2の絶縁膜(SiO膜)208の成長は阻害される。しかし前工程で、密着層204および導電膜(W膜)205の上部が第1の絶縁膜202から突き出すように配線プラグ203を形成しているため、結果として配線プラグ203の上部近傍では、第2の絶縁膜208が膨らんだ凸部212が発生する。よって、第2の絶縁膜208の凹みが発生せず、第2の絶縁膜(SiO膜)208の局所的な薄膜化を防止することが出来る。
【0076】
次に、図9(d)に示すように、リソグラフィ−法及びドライエッチング法を適用して、配線溝209を形成する。なお、ここで形成する配線溝209は、必ずしも全ての下層の配線プラグ203と導通している必要はない。
【0077】
その後、図10(a)に示すように、配線溝209の表面全体に、配線溝209を完全に埋め込まないようにバリア膜210を形成し、続いて、配線溝209を完全に埋め込むように導電膜(Cu膜)211を堆積する。ここで、先に形成した凸部212に基づいて、新たな凸部213が形成される。
【0078】
最後に、図10(b)に示すように、CMP工程により配線溝209からはみ出しているバリア膜210及び導電膜(Cu膜)211を除去し、凸部213も平坦化され、半導体装置が完成する。
【0079】
以上より、本実施形態では配線プラグ203の高さを周辺の絶縁膜202より高く形成することにより、第2の絶縁膜(SiO膜)208の局所的な薄膜化を防止することが出来る。その結果、図14に示すような配線間の意図せぬ導通部分は発生せず、配線間ショート28の発生率を低減でき、高い歩留まりを保持した半導体装置を製造することが出来る。
【0080】
(実施形態5)
本発明の実施形態5について、図面を参照しながら説明する。
【0081】
まず、実施形態1と同様の方法に従い、絶縁膜202中に下部配線201との配線プラグ203を形成する。
【0082】
具体的には、図11(a)、(b)に示すように、基板上への層間絶縁膜(SiO膜)200の堆積、下部配線201の形成、第1の絶縁膜(SiO膜)202の堆積、および配線プラグ203の形成を行う。
【0083】
次に、図11(c)、(d)に示すように、密着層204および導電膜(W膜)205の堆積を行う。この際、配線プラグ203の内部にはシーム206が発生する。
【0084】
その後、図12(a)に示すように、配線プラグ203からはみ出した、導電膜(W膜)205および密着層204をCMP工程により一括して除去する。この際、導電膜205の表面には開口部207が形成され、開口部207より、シーム206の内部に研磨液や洗浄液などの不純物が侵入する。
【0085】
続いて、図12(b)に示すように、第1の絶縁膜202、密着層204、導電膜(W膜)205の表面にPVD法により第2の絶縁膜(SiO膜)208を堆積する。この工程が、本実施形態の特徴となる部分である。
【0086】
この際、第2の絶縁膜208の局所的な薄膜化は起こらない。それは、PVD法によるSiO膜の堆積では、SiHなどの反応性ガスが関与しないためである。
【0087】
通常シーム206内には、CMP工程時のスラリーや洗浄工程での界面活性剤が混入して、水分やアミン化合物からなる不純物が含有されているため、SiH等のガスを用いると反応が起こり、膜成長が阻害される。しかし本実施形態における膜の形成方法では、SiHなどの反応性ガスが関与しないため、シーム206内にある不純物が混入していたとしても、SiHと不純物間で反応が起こり得ず、SiO膜の成長を阻害する現象が発生しないためである。
【0088】
次に、図12(c)に示すように、リソグラフィー法及びドライエッチング法を適用して、配線溝209を形成する。この配線溝209は、必ずしも全てが下層の配線プラグ203と導通している必要はない。続いて、バリア膜210は配線溝209を完全に埋め込まないように、導電膜(Cu膜)211は配線溝209を完全に埋め込むように順に堆積する。
【0089】
最後に、図12(d)に示すように、CMP工程において膜の平坦化を行い、上部配線層を形成し半導体装置が完成する。
【0090】
以上より、本実施形態では、PVD法による第2の絶縁膜(SiO膜)208の堆積では、反応性ガスが関与することはないため、シーム206内に混入した不純物との反応が起こらず、第2の絶縁膜(SiO膜)208の局所的な薄膜化を防止出来る。その結果、図14に示すような配線間の意図せぬ導通部分は発生せず、配線間ショート28の発生率を低減でき、高い歩留まりを保持した半導体装置を製造することが出来る。
【0091】
(実施形態6)
本発明の実施形態6について、図面を参照しながら説明する。
【0092】
まず、実施形態1と同様の方法に従い、図13(a)に示すように、基板上への層間絶縁膜200の堆積、下部配線201の形成、第1の絶縁膜(SiO膜)202の堆積、および配線プラグ203の形成を行う。
【0093】
次に、配線プラグ203の内部に選択CVD法により導電膜(W膜)205を堆積する。この工程が、本実施形態の特徴である。
【0094】
選択CVD法を用いた場合、導電膜(W膜)205の成長は配線プラグ203の底部から上部に向かって起こり、配線プラグ203の壁面である第1の絶縁膜202の表面からは膜成長しないため、配線プラグ203の底部から順に緻密な膜を形成でき、従来の技術で見られるようなシームが発生しない。導電膜(W膜)205の堆積は、その高さが配線プラグ203の高さと一致した時点で停止させる。
【0095】
その後、図13(b)に示すように、第1の絶縁膜(SiO膜)203、導電膜(W膜)205の表面にSiHを用いたプラズマCVD法により第2の絶縁膜(SiO膜)208を堆積する。この際、SiO膜208の局所的な薄膜化は起こらない。これは、導電膜(W膜)205の内部にはシームは発生せず、シームに不純物が混入する可能性が殆どないためである。具体的には、W膜中にシームと呼ばれる空孔が発生すると、CMP工程で用いるスラリーや洗浄工程で用いる界面活性剤等がシーム内に混入し、不純物として残留する。これらの不純物は、具体的にはHOやH等の水分やNHOH等のアミン化合物からなり、SiHガスを用いてSiO膜を形成するとSiHと反応して、膜成長を阻害する。
【0096】
本実施形態では、シームが発生していないため不純物の残留もなく、このような現象は発生しない。
【0097】
次に、図13(c)に示すように、リソグラフィー法及びドライエッチング法を適用して、第2の絶縁膜208中に配線溝209を形成する。この配線溝209は、必ずしも全てが下層の配線プラグ203と導通している必要はない。
【0098】
続いて、図13(d)に示すように、バリア膜210および導電膜(Cu膜)211を順に堆積し、その後、CMP工程において膜の平坦化を行い、上部配線層を形成し半導体装置が完成する。
【0099】
以上より、本実施形態では、導電膜(W膜)205堆積時にシームが発生しないので、CMP工程においてシーム内に洗浄液等の不純物が混入せず、第2の絶縁膜208の局所的な薄膜化を防止出来る。その結果、図14に示すような配線間の意図せぬ導通部分は発生せず、配線間ショート28の発生率を低減でき、高い歩留まりを保持した半導体装置を製造することが出来る。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、配線プラグ用の導電膜(W膜)中にシームが形成された場合においても、シーム中に混入する不純物を除去することが出来るため、配線プラグ上の膜の薄膜化を防ぐことが出来る。よって、膜の平坦度の低下により配線間の絶縁膜の厚みがばらつくのを防ぐことが出来るため、予期せぬ架橋が配線間に発生することなく、配線間ショートの発生を防ぐことが出来る。
【0101】
また、シームの発生自体を抑制することにより、シーム上の膜の薄膜化を防ぎ、配線間ショートが発生しない所望の配線構造を形成することが出来る。
【0102】
その結果、高い歩留まりを有する半導体装置の製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の工程断面図
【図2】本発明の実施形態1の工程断面図
【図3】本発明の実施形態2の工程断面図
【図4】本発明の実施形態2の工程断面図
【図5】本発明の実施形態3の工程断面図
【図6】本発明の実施形態3の工程断面図
【図7】本発明の実施形態3の工程断面図
【図8】本発明の実施形態4の工程断面図
【図9】本発明の実施形態4の工程断面図
【図10】本発明の実施形態4の工程断面図
【図11】本発明の実施形態5の工程断面図
【図12】本発明の実施形態5の工程断面図
【図13】本発明の実施形態6の工程断面図
【図14】従来方法の問題点を示す工程断面図
【図15】従来方法の工程断面図
【図16】従来方法の工程断面図
【図17】従来方法の工程断面図
【図18】従来方法の工程断面図
【符号の説明】
100 層間絶縁膜
101 下層配線
102 第1の絶縁膜
103 配線プラグ
104 空孔(シーム)
105 第2の絶縁膜
106 配線溝
107 ゲート酸化膜
200 層間絶縁膜
201 下層配線
202 第1の絶縁膜
203 配線プラグ
204 密着層
205 導電膜
206 シーム
207 開口部
208 第2の絶縁膜
209 配線溝
210 バリア膜
211 導電膜
212 凸部
213 凸部
22 第1の絶縁膜
23 ホール
24 シーム
25 第2の絶縁膜
26 薄膜化部分
27 配線
28 配線間ショート

Claims (11)

  1. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、
    前記導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、を備え、
    前記導電膜の熱処理と、前記第2の絶縁膜の堆積とを同一チャンバー内で行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 前記熱処理において、主にAr,Oを含むガス雰囲気下で行うことを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記熱処理を、H雰囲気下で行うことを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記熱処理は、基板バイアスを用いて加熱することを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記熱処理時の基板温度を、成膜時の基板温度より高く設定することを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記熱処理時の基板温度を、350℃〜500℃に設定することを特徴とする、請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第1の絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、
    前記導電膜に対して、H雰囲気下で熱処理を行う工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去して配線プラグを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去して配線プラグを形成する工程において、前記配線プラグの最上面が、前記第1の絶縁膜の最上面より高いことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  9. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去して配線プラグを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去して配線プラグを形成する工程において、前記ホール内に形成されたシームの開口部を直径20nm以下にすることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  10. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記金属膜の表面に、第2の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、前記第2の絶縁膜はPVD法により行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  11. 半導体基板上に下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第1の絶縁膜内にホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を堆積する工程と、
    前記ホールからはみ出した前記導電膜を除去する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記導電膜の表面に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の絶縁膜中に上層配線を形成する工程とを備え、
    前記導電膜は選択CVD法により行うことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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