JP2004055597A - Positioning table - Google Patents
Positioning table Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004055597A JP2004055597A JP2002207090A JP2002207090A JP2004055597A JP 2004055597 A JP2004055597 A JP 2004055597A JP 2002207090 A JP2002207090 A JP 2002207090A JP 2002207090 A JP2002207090 A JP 2002207090A JP 2004055597 A JP2004055597 A JP 2004055597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- printing
- positioning
- movable
- positioning member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に印刷を施す場合等において処理対象物を位置決めするために用いられる位置決めテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、厚膜回路基板製造等のために用いられる厚膜スクリーン印刷装置においては、基板等の被印刷物の印刷面に順次に印刷される複数層が面方向において予め定められた相対位置関係に保たれる必要がある。そのため、印刷装置のセッタの載置面上には、位置を固定された複数本の固定ピンおよび面方向に沿って移動可能な複数本の可動ピンから成る位置決めピンが備えられている。厚膜スクリーン印刷を施すに際しては、載置された被印刷物を可動ピンで固定ピンに向かって押圧することにより、その被印刷物の2辺をその固定ピンに押し当てて、スクリーン製版に張設されたスクリーン上の印刷パターンと被印刷物とが一定の相対位置にあるようにその被印刷物を位置決めする。すなわち、上記のセッタは位置決めテーブルの機能を備えており、上記の固定ピンは位置決めの際に位置の基準となる基準部材として設けられているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような位置決めでは、固定ピンに押し当てられる被印刷物の2辺がスクリーンとの相対位置を決定するための基準辺となる。しかしながら、例えば両面に厚膜パターンが設けられる被印刷物への印刷の場合には、表面側への印刷時と裏面側への印刷時とで2つの基準辺の一方と他方との平面的な位置関係が反対となる。そのため、それらで共通の位置決め機構を利用できないことから、従来は、それら2種類の基準辺の位置関係に応じた2つのセッタを用意して、セッタを変更すると共に固定ピン(基準側)および可動ピン(押圧側)の位置関係を変更することが行われており、それらの変更に多大な手間を必要とする問題があった。このような問題は、印刷装置に限られず、位置決めピンに押し当てることによって処理対象物を位置決めする種々の用途の位置決めテーブルにおいて、適宜に基準側と押圧側とを入れ換えたい場合に同様に生じ得る。
【0004】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的は、基準側と押圧側とを容易に切り換え可能な位置決めテーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本発明の要旨とするところは、処理対象物が載せられる載置面を備え、その処理対象物をその載置面に平行且つ互いに交叉する第1方向および第2方向に沿って押圧してその押圧方向前方にそれぞれ設けられた第1基準部材および第2基準部材に押し当てることにより、その載置面上の所定位置に位置決めして固定するための位置決めテーブルであって、(a)前記第1方向において相互に所定距離隔てて前記載置面に突設され且つ各々その第1方向に沿って移動可能な第1位置決め部材および第2位置決め部材と、(b)前記第1基準部材として機能させるために前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の一方の前記第1方向の移動を抑制するための移動抑制装置と、(c)前記処理対象物を前記第1基準部材に押し当てるために前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の他方をその第1基準部材に向かって移動させるための移動装置とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】
このようにすれば、第1方向における処理対象物の位置決めをするための第1位置決め部材および第2位置決め部材は共にその第1方向において移動可能に設けられるが、移動抑制装置に移動を抑制されることによってその一方が第1基準部材として機能させられると共に、移動装置によってその他方がその第1基準部材に向かって移動させられる。そのため、第1位置決め部材および第2位置決め部材の一方を、処理対象物の位置決めの基準となる辺の位置関係に応じて任意に第1基準部材として、押圧側と基準側とを容易に切り換えることができる。したがって、例えば基板の両面印刷を行う場合にも、その表面と裏面とで位置決めピンの押圧側と基準側とを切り換えるためにセッタを変更する必要がないので、両面に順次に印刷する場合の手間が著しく少なくなり、製造工程が簡単になる利点がある。
【0007】
【発明の他の態様】
ここで、好適には、前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材は、前記第1方向において予め定められた可動範囲内で移動可能なものであり、前記移動抑制装置は、前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の一方を前記可動範囲端で停止させることによってその移動を抑制するものである。このようにすれば、第1位置決め部材および第2位置決め部材が第1方向に移動させられた際にその可動範囲端でその移動を停止させるための機構を移動抑制に利用し得るので、可動範囲の中間位置で位置決め部材を固定する場合に比較して移動抑制のための機構を簡単に構成できる利点がある。
【0008】
また、上記のように可動範囲端で停止させることで移動を抑制する場合において、好適には、前記移動抑制装置は、前記第1基準部材として機能させられる前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の一方を他方に向かって付勢するための付勢力を相互に所定値以上異なる値とすることによってその一方の移動を抑制するものである。このようにすれば、第1位置決め部材および第2位置決め部材間に処理対象物が介在させられた状態で、それら第1位置決め部材および第2位置決め部材の付勢力を相互に異なる値にすると、相対的に付勢力の大きい一方から相対的に付勢力の小さい他方に向かう方向にそれらが移動させられる。そのため、その付勢力を所定値以上相違するものとすれば、処理対象物の大きさに応じて、相対的に付勢力の大きい一方が可動範囲端まで移動してそこに留まり、或いは、相対的に付勢力の小さい一方が可動範囲端まで移動してそこに留まる。この場合、可動範囲端まで移動する一方が基準側となり、他方が押圧側となる。したがって、付勢力を変更するだけで一層容易に基準側と押圧側とを切り換え得る利点がある。
【0009】
また、好適には、前記付勢力は、油圧、空気圧、水圧等の流体圧に基づくものである。このようにすれば、弁操作等で容易に基準側と押圧側とを切り換え得る利点がある。
【0010】
また、好適には、前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材は、前記第1方向に沿って伸びるように前記載置面に設けられた長孔内で移動させられる可動ピンである。
【0011】
また、好適には、前記位置決めテーブルは、印刷装置に備えられた印刷テーブルである。このようにすれば、両面回路基板等の製造工程における基板の両面の各々への厚膜印刷が容易になる。
【0012】
また、前記目的を達成するための位置決め方法の要旨とするところは、前記請求項1乃至請求項3の何れかの位置決めテーブルを用いて、その載置面上において処理対象物をその一面が上面側に位置する第1状態および下面側に位置する第2状態で順次に位置決めする方法であって、(a)前記第1状態で位置決めする際には、前記第1位置決め部材の移動を抑制して基準側に設定すると共に前記第2位置決め部材をその第1位置決め部材に向かって付勢し、(b)前記第2状態で位置決めする際には、その第2位置決め部材の移動を抑制して基準側に設定すると共にその第1位置決め部材をその第2位置決め部材に向かって付勢することにある。このようにすれば、処理対象物の上下を反転させて順次に処理を施す場合にも、その反転に伴う基準辺の位置関係の変更に基準側と押圧側の切換えで対応できるため、セッタの変更等が無用となる利点がある。
【0013】
なお、処理対象物と第1位置決め部材および前記第2位置決め部材との位置関係は、処理対象物の上下を反転させる際の回動軸が前記第1方向と交叉するように定めれば良い。
【0014】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1、図2は、それぞれ本発明の一実施例の印刷方法が適用される印刷装置10の全体構成を説明するための正面図および平面図である。図において、印刷装置10は、基板12にスクリーン印刷を施すための印刷部14,その印刷部14を通る経路で基板12を搬送するための基板搬送部16,基板12上への印刷位置を既に印刷済のパターン等と合わせるための位置合わせ部18、および印刷時等において基板12が載せられる印刷テーブル20等から構成されている。
【0016】
上記の印刷部14は、所定の印刷パターンが形成されたスクリーン22を有するスクリーン製版24と、その上で図における左右方向に移動させられるスキージ26およびスコップ28等とを備えたものである。スクリーン製版24は、例えば金属製の版枠がその四隅において4本の支柱30に保持されることによって一定の高さ位置に固定されている。また、スキージ26およびスコップ28は、図1における上下方向に移動可能な支持装置32に取り付けられており、スクリーン製版24に対して接近および離隔が可能となっている。その支持装置32は、移動装置34に取り付けられており、図1における左右方向においてスクリーン製版24の略全長に亘る範囲で移動可能である。この移動装置34は、例えばボールねじやエアシリンダ等で構成される。また、スキージ26は支持装置32に対して昇降可能に構成されており、スコップ28との相対的な高さ位置も変更し得る。
【0017】
そのため、それらスキージ26およびスコップ28は、所望の何れか一方がスクリーン22に押し付けられつつ図の左右方向に移動させられることにより、そのスクリーン22上に供給された厚膜印刷ペーストを基板12上に塗布し、或いは余剰のペーストを掬い取ってスキージング開始位置まで送ること(ペースト返し)が可能となっている。なお、印刷部14の構成の詳細については本実施例の理解に必要ではないので省略する。
【0018】
また、基板搬送部16は、図2における左右方向に沿って伸びる一対のレール36,36と、そのレール36に取り付けられた図示しないプーリに巻き掛けられたベルトを駆動するためのモータ38等とを備えたものである。モータ38は、断続的な回転が可能なサーボ・モータやステッピング・モータであって、図示しない制御装置の指令に従ってその回転軸が回転駆動させられる。基板12は、例えばそのモータ38が間歇的に駆動されることによって図における右方から1枚ずつ順次に印刷部14のスクリーン製版24の下方に送られ、そこで厚膜印刷ペーストが塗布された後、モータ38が再び間歇駆動させられることで図におけるその左方に送り出される。なお、基板搬送部16の前後には図示しないロボット等がそれぞれ備えられており、前工程で処理された基板12がそのロボットによってレール36上に載せられると共に、印刷を施された基板12がそのロボットによってレール36上から取り上げられて次工程に送られるようになっている。
【0019】
また、前記の印刷テーブル20は、水平移動装置40で支持されることによって図における左右方向すなわち図示の位置とスクリーン製版20の下方の位置との間で移動可能に構成されたものである。水平移動装置40にはX方向調節装置42およびθ(傾き角度)調節装置46が備えられており、その水平移動装置40に対する印刷テーブル20のX方向(後述するガイドレール54に垂直な方向)およびθ方向(鉛直軸回りの回転角度=傾き)における位置の微調節が可能となっている。これらX方向の位置およびθ方向の傾き角度は、何れも例えばロックナット等の固定機構でその調節された位置に固定されるようになっている。なお、Y方向(ガイドレール54に沿った方向すなわちX方向と直交する方向)は、例えばスクリーン製版24のY方向位置を変化させることで微調節される。但し、印刷テーブル20にY方向調節機構を設けてそれを用いても差し支えない。
【0020】
また、前記の位置合わせ部18は、一対のモニタ48,48と、基板12上の所望の位置を撮影するためのX,Y2方向に移動可能なカメラ50,50等とを備え、スクリーン製版20と印刷テーブル20上の所定位置に位置決めされる基板12との相対位置を、所定の印刷精度が得られるように修正するためのものである。この位置合わせ部18では、基板12に印刷された位置合わせマーク(例えば十字状の「トンボ」と称されるもの)をカメラ50で撮影してモニタ48に拡大して映し出すことによって、前工程で形成された位置合わせマークと今回の工程で形成された位置合わせマークとの相対的なずれの大きさを確認し、前記の調節装置42および46を用いてそのずれの大きさに応じた量だけ、印刷テーブル20のX、θ方向の位置を調節する。また、そのずれの大きさに応じた量だけスクリーン製版20のY方向位置が調節される。すなわち、基板12とスクリーン製版20との相対位置は、X,θ方向においては印刷テーブル20の位置を調節することで補正され、Y方向においてはスクリーン製版20の位置を調節することで補正される。
【0021】
図3は、上記の印刷テーブル20の水平移動装置40による支持構造等を詳細に説明するための正面図であり、図4は、そのIV−IV視断面図である。印刷装置10の架台52上には、一対のガイド・レール54,54が取り付けられており、水平移動装置40は、そのレール54上を図3に示す位置と左端に一点鎖線で印刷テーブル20を示す位置の2位置間で滑動させられる基台56を備えている。基台56上には、複数個のガイド58で相対移動可能に支持される調節台60が載せられているが、そのX,θ方向における相対位置は前記調節装置42、46で調節される。なお、説明の便宜上、図3においては調節装置42を省略した。
【0022】
また、上記の調節台60には、印刷テーブル20を上下に移動させるための昇降装置62が取り付けられている。図5は、調節台60および昇降装置62を平面視にて示す図である。図3および図5において、昇降装置62は、調節台60から下方に吊り下げられた一対の支持板64,64と、その支持板64の内側にそれぞれ固着された複数個のガイド66と、そのガイド66で案内される一対のレール68をそれぞれ備えた一対の昇降板70,70と、その昇降板70,70を下端部において相互に連結する連結板72と、支持板64,64をその下端部において相互に連結する連結板74の下面に取り付けられ且つ連結板72にピストンロッド76の先端部が取り付けられたシリンダ78等とを備えている。
【0023】
そのため、シリンダ78からそのロッド76が突き出させられると、連結板72を介して昇降板70,70が押し上げられ、それによって支持されている印刷テーブル20が上昇させられてスクリーン製版24に接近させられる。反対にロッド76が引き込まれると、連結板72を介して昇降板70,70が引き下げられ、延いては印刷テーブル20が下降させられてスクリーン製版24から離隔させられる。ロッド76が最も引き込まれたときには連結板72が図3に一点鎖線で示す位置まで下降させられ、印刷テーブル20は、実線で示す位置よりも下方において一点鎖線で示す位置すなわちレール36の上面よりも僅かに下側の位置まで下降させられる。なお、図3、図4から明らかなように、印刷テーブル20の下端に備えられている底板80は、最も上昇させられた状態(上端位置)においてもレール36より下側に位置させられており、それらが相互に干渉することはない。本実施例では、印刷テーブル20の上端位置においてその上に載せられた基板12へのペースト塗布が行われ、下端位置においてレール36上を基板12が搬送されるようになっている。
【0024】
また、昇降板70,70の上端部は、前記の印刷テーブル20の下端部に取り付けられていることから、基台56がレール54上を移動させられる際には、昇降装置62および印刷テーブル20全体が一体となって水平方向に移動させられる。このように、印刷テーブル20は、図3における上下(昇降)方向および左右(水平)方向の両方向への移動が可能に構成されている。
【0025】
なお、図3において左端部に一点鎖線で示す印刷テーブル20は、前記の位置合わせ部18で印刷位置合わせを実施する際のテーブル位置である。この場合は、図に矢印Aで示すように、印刷テーブル20を中間の高さ位置まで下降させた後、図における左方に移動させる。
【0026】
ところで、上述したように、印刷テーブル20がその上端位置においてレール36と干渉することはないが、前記の図3に示したように下端位置では印刷テーブル20の上面がレール36の上面よりも下側に位置する。そのため、その状態では印刷テーブル20とレール36との相互干渉が生じ得るが、印刷テーブル20はその基板載置面82がシャッタ方式に構成されることによってその相互干渉を回避している。以下、印刷テーブル20の詳細な構成を図6乃至図8を参照して説明する。
【0027】
図6は印刷テーブル20の平面図であり、図7は図6における右側面図、図8は正面図である。印刷テーブル20は、図6において中段に位置する中央部ユニット84と、その上下に位置する一対のシャッタ・ユニット86,86とを備えており、それら3つのユニットは何れも平面視において長方形を成している。載置面82は、これら各ユニット84,86の載置面82a、82bで構成されているが、載置面82a、82bは何れも略平坦であって相互に同様な高さ位置に備えられていることから、載置面82全体も略平坦である。
【0028】
上記の中央部ユニット84は、その長手方向における中央部に基板12が載せられるものであって、その基板12の大きさよりも僅かに大きい外周縁形状を備え且つ例えば0.8(mm)程度の僅かな深さ寸法だけ載置面82よりも低くされた凹所88を有するものである。この凹所88は、基板12をそこに載せた際に載置面82からの突出し量が小さくなるように、すなわち基板12が載せられた状態で載置面82上に凹凸が十分に小さくなるように設けられている。また、その凹所88の内側には、それよりも十分に深い6つの矩形の吸引室90が備えられている。この吸引室90は、図示しない吸引装置にその内部空間が接続されており、凹所88に載せられた基板12を吸引して固定し、或いはその基板12に設けられているスルーホールから吸引するためのものである。例えばそのスルーホールが設けられた範囲よりも十分に広い大きさとされている。すなわち、図6において一点鎖線で示す基板12の輪郭と吸引室90との間の部分は、印刷ペーストが塗布されない基板12のマージンに相当する。
【0029】
また、上記の凹所88の図6における右端部の一辺には、一対の固定ピン92,92が突設されており、その反対側の一辺の中央部には図における左右方向が長手方向に一致する長孔94が凹所88とその周囲の部分との境界部分に備えられている。中央部ユニット84の載置面82aの裏側にはリニアガイド96が備えられており、その可動ブロック(スライダ)の一端に取り付けられた可動ピン98がこの長孔94内において図における左右方向に移動させられるようになっている。リニアガイド96は例えば空気圧や油圧等で作動させられ、可動ピン98を図における右方向に移動させて、凹所88内に載せられた基板12を固定ピン92,92に向かって押圧するためのものである。
【0030】
一方、シャッタ・ユニット86,86は、載置面82の中央を通る法線回りにおいて略点対称に構成され、相互に略同一の構造を備えたものである。図7の側面図に示すように、前述した底板80の上面には、一対の支持板100,100が立設されており、それら支持板100の上面に一対のエア・シリンダ102,102が取り付けられている。図8に示すように、支持板100はシャッタ・ユニット86よりもやや小さい幅寸法を有しているが、エア・シリンダ102は、その一端(図8における右端)に配置されており、左端にはそのエア・シリンダ102と平行な向きでガイド104が取り付けられている。シャッタ・ユニット86,86の裏面にはそれらシリンダ102のガイド内およびガイド104内を摺動させられるそれぞれ一対のレール106および108,106および108が取り付けられている。そのため、エア・シリンダ102が作動させられると、シャッタ・ユニット86は、ガイド104等に案内されつつ図7における左右方向に移動させられることとなる。
【0031】
このため、印刷テーブル20の載置面82は、中央部ユニット84上の部分82aとシャッタ・ユニット86,86上の部分82b,82bが相互に離隔し得るように構成されている。エア・シリンダ102の作動によってそれらが相互に密接させられる図示の状態では、一体となって一つの載置面82を構成する一方、それらが相互に離隔させられた状態では、載置面82aと載置面82b,82bとの間に大きな空隙が生じる。この離隔状態では、図7における左側のユニット86について一点鎖線で位置を示すように、シャッタ・ユニット86の中央部ユニット84側の端面が支持板100の略内壁面上すなわちレール36よりも外側に位置し、そのレール36上が障害物の何ら存在しない開放状態とされる。そのため、このシャッタ開放状態で印刷テーブル20を昇降させることにより、レール36と載置面82とを接触させることなく図3に実線で示す上端位置とその下方に一点鎖線で示す下端位置との間で印刷テーブル20を昇降させ得るのである。また、シャッタ・ユニット86のシャッタ開閉に係る可動部分は、図7に示されるように印刷テーブル20が上端位置にあるときにはレール36よりも十分に上方に位置するので、その開閉時にもレール36との干渉は生じない。なお、シャッタ・ユニット86の載置面82bの載置面82a側の端部には、凹所88と同じ深さ寸法の凹所88bが備えられており、載置面82a,82bの密接状態では、凹所88と一体となって平面視において矩形をなす凹所を構成する。但し、シャッタ・ユニット86内には吸引室90は設けられていない。
【0032】
また、支持板100,100の上面中央部すなわちエア・シリンダ102とガイド104との間の位置には、前記リニアガイド96と同様に構成されたリニアガイド110,110がそれぞれ取り付けられている。図8の正面図に示すように、リニアガイド110は、レール112およびスライダ114を備えたものであるが、そのスライダ114上には可動ピン116が備えられている。この可動ピン116は、可動ピン98と同様に、シャッタ・ユニット86に設けられた長孔118内をその長手方向に沿って移動させられるものである。なお、固定ピン92,可動ピン98,116等は、載置面82よりも上に突き出さないようにその高さ位置が設定されている。すなわち、印刷テーブル20には、載置面82より上に凸になった部分は存在せず、載置面82よりも凹になった部分も、凹所88,吸引室90,可動ピン98,116の移動させられる長孔94,118だけで有って、全体として略平坦になっている。
【0033】
また、上記のリニアガイド110,110は、何れもリニアガイド96と同様に油圧或いは空気圧で作動させられるものであるが、その圧力媒体流路120,122は、切換弁124を介して高圧側(PH)流路126および低圧側(PL)流路128に接続されている。この切換弁124は、例えば印刷装置10に備えられた制御装置130からの指令に従って作動させられる電磁弁であり、図示しない操作パネルに設けられた切換えスイッチを操作することによって、流路120が高圧側126に、流路122が低圧側128にそれぞれ接続された第1状態と、流路120が低圧側128に、流路122が高圧側126にそれぞれ接続された第2状態とを容易且つ瞬時に切換え得る。なお、上記高圧側流路126は、例えば図示しない圧力発生装置の元圧である0.5(MPa)程度に設定され、低圧側流路128は、例えばそれよりも十分に低い0.2(MPa)程度に設定されている。
【0034】
以上のように構成された印刷装置10は、例えば、図9(a)〜(c)に示されるような例えば0.3〜1(mm)程度の厚さ寸法を有するアルミナ等のセラミック製基板12の一面(被印刷面)132,134に回路パターン136を形成して厚膜回路基板を製造するに際して、その回路パターン136を構成する配線138、抵抗体140やそれらを適宜覆う厚膜絶縁層等を形成するための厚膜印刷ペーストを厚膜スクリーン印刷法を用いてそれら一面132,134に塗布するために用いられる。
【0035】
なお、上記の配線138は、例えば銅を導体成分として含む厚膜導体であって、例えば厚さ寸法が5〜数十(μm)程度で幅寸法が数十(μm)〜1(mm)程度の厚膜導体により形成されたものである。また、抵抗体140は、酸化錫等を含む厚膜抵抗体であって、所望の特性値が得られるように適宜の寸法、例えば数十(μm)程度の厚さ寸法で一辺が1〜2(mm)程度の大きさに形成されたものである。これらは、何れも厚膜印刷ペーストを所定のパターンで塗布した後、そのペーストの種類に応じた所定の焼成温度で加熱処理を施すことによって設けられる。また、配線138の各々の端部や中間部には、電子部品の端子等を固着し、或いは上記の抵抗体140を設けるための円形或いは矩形のランド142や、表面132および裏面134にそれぞれ設けられた配線138を相互に接続するためのスルーホール・ランド144等が備えられている。このスルーホール・ランド144は、(b)に拡大して示すように、表面132および裏面134間に貫通し開口形状が円形のスルーホール146の周囲に円環状に設けられたものである。なお、スルーホール146の内径は、例えば0.4(mm)程度である。
【0036】
上記のスルーホール146は、(c)に示すように、その内壁面148に例えば配線138と同様な厚膜導体から成る貫通導体150が表面132から裏面134に貫通して設けられている。この貫通導体150は、例えば厚膜スクリーン印刷法を用いてスルーホール146上に厚膜銅ペーストを塗布して焼成することによって形成されたものである。貫通導体150の内壁面148上における厚さ寸法は、例えば20〜40(μm)程度であり、その軸心方向における両端すなわち表面132および裏面134の各々においてスルーホール・ランド144に重なる。これにより、基板両面132、134にそれぞれ設けられている配線138が貫通導体150を介して相互に接続されている。
【0037】
上記のようなスルーホール146を備えた基板12を製造する際の前記印刷装置10の作動を、印刷工程の要部を表す工程流れ図(図10)および工程の各段階における印刷テーブル20等の作動を模式的に表した図11〜図13、図15および図16等を参照して以下に説明する。
【0038】
図10に示す基板送込工程152においては、例えばレール36の図1等における右端部に載せられた基板12が印刷部14に間歇的に送り込まれる。図11(a)は、この段階を示している。このとき、同図に示すように、印刷テーブル20は、レール36よりも下方に位置させられている。そのため、この基板12の送込み過程で基板12と印刷テーブル20とが接触することはない。なお、前記の図3に示したように、印刷テーブル20は最も下降させられた状態でその載置面82がレール36の上面よりもやや下方に位置するように構成されているが、図11以下の図においては説明の便宜上レール36よりも下側に位置するように描いている。また、印刷テーブル20が昇降させられる際には、中央部ユニット84およびシャッタ・ユニット86,86が一体となって動くが、図11および後述する図16では便宜上レール36の外側に位置するシャッタ・ユニット86を省略した。
【0039】
次いで、テーブル上昇行程154においては、図11(b)に示すように、基板12が印刷テーブル20の真上の位置で停止させられた状態でその印刷テーブル20が前記の上端位置に向かって上昇させられる。このとき、印刷テーブル20のシャッタ・ユニット86は中央部ユニット84から離隔させられた開放状態にあるため、その上昇過程においてレール36に接触することは無い。この上昇過程において、基板12が中央部ユニット84に突き上げられ、その載置面82に載せられることとなる。
【0040】
印刷テーブル20の上昇が完了すると、シャッタ閉工程156において、シャッタ・ユニット86が中央部ユニット84に向かって接近させられ、シャッタが閉じられて載置面82a、82bが一体となって一つの載置面82を構成する。図12(a)〜(c)は、このシャッタ閉作動を説明する模式図である。(a)に示されるように基板12が印刷テーブル20上まで移動させられると、シャッタ・ユニット86,86が開いたまま印刷テーブル20が上昇させられる。中央部ユニット84で基板12を突き上げつつ印刷テーブル20が上端位置まで上昇すると、(b)に示されるようにシャッタ・ユニット86、86が中央部ユニット84に向かって移動させられる。印刷テーブル20の上昇時においては、基板12はその端縁(図における上下端)が中央部ユニット84の載置面82aからはみ出しているが、このようにしてシャッタが閉じられて載置面82a,82bが密接させられることにより、(c)に示すように平坦な載置面82が形成され、基板12の全体が載置面82に載せられる。すなわち、本実施例では、印刷テーブル20がシャッタ方式とされているので、レール36上を基板12が間歇的に送られるように構成されているにも拘わらず、図6に示されるような基板12を載せるための凹所88および位置決めのための長孔94,118が備えられている他は実質的に平坦な載置面82の中央部に基板12が載せられた状態となる。
【0041】
図10に戻って、基板位置決め工程158では、基板12を載置面82の所定の位置に位置決めする。この位置決めは、図13(a)に示すように、載置面82に基板12が載せられた後、可動ピン98を固定ピン92,92に向かって、可動ピン116,116を互いに接近する方向に、それぞれ長孔94,118内で移動させることによって行われる。前記の図6に示されるシリンダ96を作動させることにより、可動ピン98を移動させると、その可動ピン98に押圧されることによって基板12が固定ピン92,92に向かって移動させられ、その固定ピン92,92に基板12の一辺が押し付けられる。本実施例においては、この固定ピンが第2基準部材に相当する。
【0042】
一方、シリンダ110,110を作動させることによって可動ピン116,116を移動させると、基板12はそれらによって両側(図13(a)における上下)から押圧されるが、前述したように、これらシリンダ110,110には高圧側流路126および低圧側流路128が択一的に接続されるようになっているので、押圧力は相互に異なる。図においては、その押圧力の相違を矢印の大きさで表した。そのため、相対的に高圧を印加された一方の可動ピン116は、低圧を印加された他方の可動ピン116を基板12を介して押し戻しつつ、その低圧側に向かって移動させられる。本実施例においては、高圧側は0.5(MPa)程度、低圧側は0.2(MPa)程度に設定されているので、図において下側に位置する高圧側の可動ピン116は、長孔118の先端部まで移動してその位置で停止することとなる。すなわち、高圧側の可動ピン116は、可動範囲である長孔118の一端まで移動してそこで停止させられることとなる。そして、低圧側の可動ピン116は、基板12をその高圧側の可動ピン116に押し付ける位置まで移動させられる。この結果、基板12は、全体として矢印で示すように右上に向かって移動させられ或いは押し付けられ、図13(b)に示される位置に位置決めされることとなる。
【0043】
なお、本実施例では、一対の可動ピン116,116のうち高圧側の一方の移動量が大きくなるが、その位置は基板12の大きさに拘わらず長孔118の先端部に固定されて一定である。他方、低圧側の可動ピン116は、基板12の大きさに応じて、その一辺が高圧側の可動ピン116に押し付けられるまでの範囲で移動させられることとなる。したがって、本実施例においては、高圧側の可動ピン116に押し付けられる一辺は基板の大きさに拘わらず図13(b)に示される一定の位置に位置することとなるので、その高圧側の可動ピン116が位置決めの基準側(固定ピン92に相当)に、低圧側の可動ピン116が位置決めの押圧側(可動ピン98に相当)になる。すなわち、図13の上下方向において基板12を位置決めするための固定ピンは設けられていないが、2本の可動ピン116のうちの一方が固定ピンとして機能するので、位置決めに何ら支障はない。本実施例においては、基準側となる可動ピン116が第1基準部材に相当する。
【0044】
上記の基準側(高圧側)と押圧側(低圧側)の設定は、基板12の位置決めの基準となる辺が図13における上下何れに位置するかに応じて定められる。一般に、基板12に厚膜スクリーン印刷を施すに際しては、互いに直交する2辺が位置決めの基準辺に設定される。本実施例において、図の左右方向では右側に固定ピン92すなわち基準ピンが固定的に位置するので、2つの基準辺のうちの一方は常に図における右側に位置しなければならない。ところが、スルーホール146を備えた本実施例の印刷対象となる基板12では、その両面132,134の何れにもペーストが印刷されることから、被印刷面132が上側となる向きおよび被印刷面134が上側となる向きの2態様で載置面82に載せられる。このように基板12を裏返して載せる場合に、図における右側に一方の基準辺が常に位置するようにその向きを設定すると、残る一方の基準辺は、一方の面が上側に位置するときには下側に位置し、他方の面が上側に位置するときには上側に位置する。
【0045】
このとき、本実施例では、前述したように切換弁124で切り換えることでリニアガイド110の高圧側と低圧側とを入れ換えて、可動ピン116の基準側と押圧側とを変更できるため、一方の面132に印刷する際に、例えば図6および図13における下側に位置する可動ピン116を基準側とした場合には、他方の面134に印刷する際に切換弁124を操作して上側に位置する可動ピン116を基準側とすれば、印刷テーブル20の交換等を何ら伴うことなく基板12の両面に印刷することができる。本実施例では、可動ピン116の移動方向が第1方向に、可動ピン98の移動方向が第2方向に、可動ピン116,116の一方が第1位置決め部材に、他方が第2位置決め部材にそれぞれ相当し、長孔118、切換弁124、および制御装置130が移動抑制装置を構成し、リニアガイド110,110が移動装置に相当する。また、可動ピン116の可動範囲は、長孔118の長さ寸法の範囲内であり、その可動範囲端は図6および図13における上下方向における長孔118の内周縁である。また、本実施例において処理対象物は基板12である。
【0046】
因みに、図14に示されるような従来の印刷用セッタ160では、基板12の基準辺に対応する2辺にそれぞれ固定ピン162,164が備えられると共に、それらに対向する他の2辺にそれぞれ長孔166,168内で移動させられる可動ピン170,172が備えられていた。そのため、基板12の基準辺が常に右側および下側に位置する必要があることから、基準辺の位置関係が異なる表面および裏面への印刷時にそれぞれ位置決めをするために、表面用および裏面用の2つの印刷セッタを用意し、印刷面に応じて印刷テーブル上のセッタを取り替えていたので、その取り替え作業が印刷効率を低下させていた。
【0047】
上記のようにして基板12を載置面82の所定位置に位置決めした後、ペースト塗布工程174では、図11(c)に示すように、スキージ26でスクリーン製版24のスクリーン22を押下げつつそのスキージ26を図の矢印方向に摺動させる。これにより、前記の回路パターン136の構成要素のうち何れかを形成するための厚膜印刷ペーストが基板12の被印刷面132(或いは134)に塗布される。
【0048】
図15は、上記のペースト塗布(印刷)中のスキージ26の動きを説明するためのスクリーン製版24の平面図である。スクリーン製版24は、例えばその版枠が印刷テーブル20の載置面82よりも十分に大きく構成されている。基板12は、印刷テーブル20の中央部に載せられているが、図の矢印方向に摺動させられるスキージ26は、基板12の印刷範囲全体に可及的に一様な条件でペーストを塗布すべく、その基板12の端縁よりも十分に外側までの広い範囲に亘ってそのスクリーン22を押圧しつつ移動させられる。そのため、基板12よりも外側の範囲では、スクリーン22は載置面82に押し付けられることなるが、このように印刷が施される際には、前述したように中央部ユニット84に密接するようにシャッタ・ユニット86が閉じられることによって載置面82は実質的に平坦で凹凸無く構成されている。したがって、本実施例の印刷装置10では、載置面82に押し付けられることに起因するスクリーン22の損傷は殆ど生じ得ない。
【0049】
因みに、前記の図14に示される従来の印刷セッタ160は、スクリーン製版24の下側において一定の高さ位置に常時位置させられるものであって、基板12を間歇搬送するためのレール36上に跨るように配置されていた。基板12は、レール36上に設けられた図示しない爪で送られるようになっており、印刷セッタ160には、その爪が基板12の載置位置まで進むことができるように切り込み176が設けられている。そのため、図14および図15を対比すれば明らかなように、この切り込み176は、スキージ26が摺動させられる範囲内まで設けられていることから、そのスキージ26で基板12に向かって押圧されたスクリーン22がその切り込み176内に押し込まれることにより、その稜部で損傷させられ易い問題があった。しかも、切り込み176が存在する部分には真空吸引のための吸引室90を設けることができない不都合もあったのである。
【0050】
図10に戻って、基板12が印刷部14に順次に送り込まれる量産時においては、シャッタ開工程178において前述したシャッタ閉工程156とは反対の動作でシャッタ・ユニット86が中央部ユニット84から離隔させられ、レール36上が開放される。次いで、テーブル下降工程180において、印刷テーブル20が下端位置まで下降させられ、更に、基板送出工程182において、ペーストを塗布された基板12が印刷部14から送り出される。送り出された基板12は、例えば図示しないロボット等によって乾燥工程に送られる。図11(d)は、印刷テーブル20が下端まで下降させられた段階を示しており、右方には続いて送り込まれる基板12が待機させられている。なお、レール36は位置合わせ部18に向かって伸びるように設けられているので、印刷を終えた基板12はその位置合わせ部18に向かって送られることとなる。しかしながら、その際には印刷テーブル20が印刷部14にあって位置合わせ部18ではレール36が露出させられた状態にあるので、ロボットが乾燥工程に送る際の作動には何ら支障はない。しかも、このように位置合わせ部18と基板12の送出先が空間的に共通の位置に設けられている結果、印刷装置10全体は比較的小さくまとめられている。
【0051】
一方、載置面82上で位置決めされた基板12とスクリーン製版24との相対位置を所定の印刷精度が得られるように調節する位置合わせ時においては、前記の図11(c)に示されるようにペーストが塗布された後、テーブル下降A工程184において、印刷テーブル20がスクリーン製版24とレール36との中間の高さ位置まで下降させられる。図16(d)はこの段階を示している。このとき、印刷テーブル20のシャッタ・ユニット86は閉じられたまま、すなわち中央部ユニット84に密接させられたままであるが、その状態においても、レール36とシャッタ・ユニット86との相対位置が前記の図7にレール36を一点鎖線で示す位置関係となるまでは相互の接触(干渉)は生じ得ない。図16(d)に示される印刷テーブル20はそのような高さ位置にある。
【0052】
次いで、テーブル退避工程186においては、印刷テーブル20が位置合わせ部16まで退避すなわち水平移動させられる。図16(e)は退避完了後の位置を示しており、印刷テーブル20の上方にスクリーン製版24が位置しない状態となっている。検査・位置調節工程188においては、上記図16(e)に示される位置において、印刷テーブル20の上方に位置させられているカメラ50,50をX方向およびY方向、すなわち互いに直交する2方向に移動させて基板12上の所定の位置の印刷パターンを撮影し、モニタ48,48に表示させる。これにより、基板12上に塗布形成された図示しないトンボの相対位置に基づいて、印刷部14におけるスクリーン製版24と基板12との本来の相対位置からのずれの大きさを検査し、そのずれの大きさに応じて所定の相対位置精度が得られるように、前記の調節装置42,46等で印刷テーブル20の基台56に対する相対位置等を調節する。
【0053】
上記のようにして位置調節が終了した後、テーブル復帰工程190では、図16(d)に示される方向とは反対方向に印刷テーブル20を移動させて、スクリーン製版24の直下の位置に復帰させる。図16(f)は、その復帰後の状態を示している。その後、シャッタ開工程192においてシャッタ・ユニット86を中央部ユニット84から離隔する方向に後退させてシャッタを開放し、テーブル下降B工程194において印刷テーブル20を下端位置まで下降させることで、位置合わせ時の各機構の作動が完了する。
【0054】
このように、本実施例においては、印刷テーブル20は、量産時と位置合わせ時とで異なる動作をするように構成されており、量産時には昇降動作だけをさせられ、位置合わせ時には水平方向に移動させられる。なお、位置合わせに用いられた基板12は、量産時と同様に印刷部14から送り出しても良く、或いは、位置合わせ作業者の手作業で印刷部14から除去してもよい。前述した量産時の印刷装置10の作動は、実際にはこのような位置合わせを行った後に実施される。また、上記位置合わせ時の作動は、印刷精度の確認のために量産中に随時行っても良い。
【0055】
ここで、本実施例によれば、図6、図13における上下方向における基板12の位置決めをするための可動ピン116、116は共にその方向において移動可能に設けられるが、長孔118の端部まで移動させられた状態で移動を抑制されることによってその一方が基準側として機能させられると共に、リニアガイド110によってその他方がその基準側の可動ピン116に向かって移動させられる。そのため、可動ピン116,116の一方を、基板12の位置決めの基準となる辺の位置関係に応じて任意に基準側として、押圧側と基準側とを容易に切り換えることができる。
【0056】
また、本実施例によれば、可動ピン116、116は、図6等における上下方向において予め定められた可動範囲内すなわち長孔118の長さ寸法の範囲内で移動可能なものであり、その移動の抑制は、その可動範囲端で停止させることによってその移動を抑制するものであるため、可動ピン116をその可動範囲端で停止させるための機構を移動抑制にそのまま利用し得るので、可動範囲の中間位置で可動ピン116を固定する場合に比較して移動抑制のための機構を簡単に構成できる利点がある。
【0057】
また、本実施例においては、上記のように可動ピン116を可動範囲端で停止させる機構は、可動ピン116,116の付勢力すなわちそれらを駆動するためのリニアガイド110に供給される圧力を相互に異なる値とすることによって実現されているため、移動抑制を切換弁124の操作だけで行うことができる利点がある。なお、前述した説明においては、相対的に付勢力の大きい一方、すなわち高圧側の可動ピン116が長孔118の先端まで移動させられてそこで停止させられることによって基準側となったが、何れが基準側となるかは、長孔118,118の相互間隔と基板12の大きさとの相対的な関係で決まる。すなわち、高圧側の可動ピン116が長孔118の先端まで移動する前に低圧側の可動ピン116が後端まで移動させられるような大きさの関係になっていれば、低圧側の可動ピン116が基板12の大きさのばらつきに拘わらず常に一定の位置で停止することとなるので、これが基準側となる。
【0058】
また、本実施例によれば、印刷テーブル20を用いて基板12に印刷を施すに際しては、基板12の被印刷面132に印刷を施す際には、可動ピン116,116の一方が基準側とされ、その裏面すなわち被印刷面134に印刷を施す際には、可動ピン116,116の他方が基準側とされるので、基板12の上下を工程途中で随時反転させるような両面印刷を伴う印刷工程を容易に実施できる利点がある。
【0059】
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施できる。
【0060】
例えば、実施例においては、本発明が印刷装置10の印刷テーブル20に適用された場合について説明したが、基板12のような基準辺を備えた処理対象物を位置決めして処理する必要のある装置において、基準辺の位置関係が変動し得るものであれば、露光装置その他の種々の装置に本発明は同様に適用される。
【0061】
また、実施例においては、可動ピン116、116の移動方向に垂直な方向においては、第2基準部材に相当する固定ピン92が備えられていたが、固定ピン92に変えて可動ピン98を設けて、両方向において可動ピンの基準側と押圧側とを切換え得るように構成しても良い。
【0062】
また、実施例においては、可動ピン116,116の一方をその移動範囲端まで移動させることでその移動を抑制していたが、リニアガイド110を機械的に停止させる等、他の方法で基準側となる一方を停止させても差し支えない。
【0063】
また、実施例においては、可動ピン116,116のうち基準側となる一方を0.5(MPa)程度の圧力に、押圧側となる他方を0.2(MPa)程度の圧力にそれぞれ設定していたが、これらの値は基準側と押圧側とを切換え得る範囲で適宜変更される。
【0064】
また、実施例においては、図6等における上下方向で基準側と押圧側とを切り換えるように構成されていたが、上下方向と左右方向の何れを切換可能に構成する必要があるかは、基板12の反転時の回転軸によって決定される。すなわち、実施例においては、可動ピン98の移動方向に平行な回転軸回りに基板12が回転させられることを前提としており、可動ピン116の移動方向に平行な回転軸回りに基板12が回転させられる場合には、左右方向を切換可能に構成すれば良い。
【0065】
また、実施例においては、第1位置決め部材および第2位置決め部材が可動ピン116、116で構成される場合について説明したが、第1位置決め部材および第2位置決め部材は、処理対象物の寸法および形状に応じて、例えば、ロッド状、板状、ブロック状等の適宜のものが用いられる。
【0066】
また、実施例においては、可動ピン116、116が中央部ユニット84に密接させられるシャッタ・ユニット86、86に設けられていたが、図14に示されるように印刷テーブル20の載置面82が一つの部材で構成される場合にも、本発明は同様に適用される。
【0067】
また、実施例においては、印刷テーブル20が水平方向の移動と昇降動作とを工程に応じて使い分ける印刷装置10に本発明が適用された場合について説明したが、本発明は、昇降動作のみが実施される間歇的に基板12が送られる印刷装置や、印刷テーブル20が基板12の載置位置と印刷位置との間で往復させられる印刷装置等にも同様に適用される。
【0068】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決めテーブルの一実施例である印刷テーブルを備えた印刷装置を示す正面図である。
【図2】図1の印刷装置の平面図である。
【図3】図1の印刷装置の印刷テーブル駆動機構を説明するための正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV視断面を示す図である。
【図5】図3のテーブル駆動機構の平面図である。
【図6】図1の印刷装置に備えられている印刷テーブルの構成を詳細に説明する平面図である。
【図7】図6の印刷テーブルの右側面図である。
【図8】図6の印刷テーブルの正面図である。
【図9】(a)は図1の印刷装置で配線等が形成されたスルーホール基板の一例を示す斜視図であり、(b)はその基板に備えられているスルーホールを拡大して示す図であり、(c)は(b)におけるc−c視断面図である。
【図10】図9の基板に印刷を施す際の工程流れ図の一例である。
【図11】(a)〜(d)は図1の印刷装置を用いて多数の基板に順次に印刷処理を施す際の作動を説明するための模式図である。
【図12】(a)〜(c)は図11に示される印刷処理を施す際の印刷テーブルの作動を説明するための模式図である。
【図13】(a)、(b)は図11に示される印刷処理を施す際の印刷テーブル上における基板の位置決め作動を説明するための模式図である。
【図14】従来の印刷テーブルの一例の構造を説明する平面図である。
【図15】図11に示される印刷処理におけるスキージの動きを説明する模式図である。
【図16】(d)〜(f)は印刷位置合わせをする場合において図11(c)に示す段階に続く印刷テーブルの作動を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10:印刷装置
12:基板
20:印刷テーブル
110:リニアガイド
116:可動ピン
118:長孔
124:切換弁
130:制御装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a positioning table used for positioning a processing target when performing printing on a substrate or the like.
[0002]
[Prior art]
For example, in a thick-film screen printing apparatus used for manufacturing a thick-film circuit board or the like, a plurality of layers sequentially printed on a printing surface of a printing material such as a substrate are kept in a predetermined relative positional relationship in a plane direction. Need to be drunk. Therefore, a positioning pin including a plurality of fixed pins whose positions are fixed and a plurality of movable pins movable along the surface direction is provided on the mounting surface of the setter of the printing apparatus. When performing thick-film screen printing, the placed printing material is pressed against the fixed pin with a movable pin, so that two sides of the printing material are pressed against the fixed pin and stretched on the screen plate. The printed material is positioned so that the printed pattern on the screen and the printed material are at a fixed relative position. That is, the above-mentioned setter has the function of a positioning table, and the above-mentioned fixing pin is provided as a reference member that serves as a position reference when positioning.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described positioning, two sides of the printing material pressed against the fixing pins are reference sides for determining a relative position with respect to the screen. However, for example, in the case of printing on a printing substrate in which a thick film pattern is provided on both sides, the planar positions of one and the other of the two reference sides are different between when printing on the front side and when printing on the back side. The relationship is reversed. For this reason, since they cannot use a common positioning mechanism, conventionally, two setters corresponding to the positional relationship between these two types of reference sides are prepared, the setter is changed, and the fixed pin (reference side) and the movable pin are moved. The positional relationship of the pins (pressing side) has been changed, and there has been a problem that a great deal of trouble is required for the change. Such a problem is not limited to the printing apparatus, but may similarly occur when it is desired to appropriately switch the reference side and the pressing side in a positioning table for various applications in which a processing target is positioned by being pressed against a positioning pin. .
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a positioning table capable of easily switching between a reference side and a pressing side.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the gist of the present invention is to provide a mounting surface on which a processing target is mounted, and to set the processing target in a first direction and a second direction parallel to the mounting surface and crossing each other. By pressing along a direction and pressing against a first reference member and a second reference member provided respectively in front of the pressing direction, a positioning table for positioning and fixing at a predetermined position on the mounting surface. (A) a first positioning member and a second positioning member projecting from the mounting surface at a predetermined distance from each other in the first direction and movable respectively along the first direction; A) a movement suppressing device for suppressing movement of one of the first positioning member and the second positioning member in the first direction so as to function as the first reference member; No. And a moving device for moving towards the other of said first positioning member and the second positioning member to the first reference member for pressing the reference member is to contain.
[0006]
【The invention's effect】
With this configuration, both the first positioning member and the second positioning member for positioning the processing target in the first direction are provided so as to be movable in the first direction, but the movement is suppressed by the movement suppressing device. This allows one of the two to function as a first reference member, and the other device is moved toward the first reference member by the moving device. For this reason, one of the first positioning member and the second positioning member is arbitrarily used as the first reference member in accordance with the positional relationship of the side serving as the reference of the positioning of the processing target, so that the pressing side and the reference side can be easily switched. Can be. Therefore, for example, even when performing double-sided printing on a substrate, it is not necessary to change the setter in order to switch between the pressing side and the reference side of the positioning pins on the front side and the back side. And the manufacturing process is simplified.
[0007]
Other aspects of the invention
Here, preferably, the first positioning member and the second positioning member are movable within a predetermined movable range in the first direction, and the movement suppressing device is configured to move the first positioning member and the second positioning member. The movement is suppressed by stopping one of the member and the second positioning member at the end of the movable range. With this configuration, when the first positioning member and the second positioning member are moved in the first direction, a mechanism for stopping the movement at the end of the movable range can be used for suppressing the movement. There is an advantage that a mechanism for suppressing movement can be simply configured as compared with the case where the positioning member is fixed at an intermediate position of the above.
[0008]
In the case where the movement is suppressed by stopping at the end of the movable range as described above, preferably, the movement suppressing device includes the first positioning member and the second positioning member that function as the first reference member. The movement of one of the members is suppressed by setting the urging forces for urging one of the members toward the other to be different from each other by a predetermined value or more. With this configuration, when the biasing forces of the first positioning member and the second positioning member are set to different values in a state where the processing object is interposed between the first positioning member and the second positioning member, the relative positioning is performed. They are moved in a direction from one having a large urging force to the other having a relatively small urging force. Therefore, assuming that the biasing force differs by a predetermined value or more, depending on the size of the processing target, one of the relatively large biasing forces moves to the end of the movable range and stays there, or One of the biasing forces moves to the end of the movable range and stays there. In this case, one that moves to the end of the movable range is the reference side, and the other is the pressing side. Therefore, there is an advantage that the reference side and the pressing side can be more easily switched only by changing the urging force.
[0009]
Preferably, the urging force is based on a fluid pressure such as a hydraulic pressure, an air pressure, and a water pressure. In this case, there is an advantage that the reference side and the pressing side can be easily switched by a valve operation or the like.
[0010]
Preferably, the first positioning member and the second positioning member are movable pins that are moved in an elongated hole provided on the placement surface so as to extend along the first direction.
[0011]
Preferably, the positioning table is a printing table provided in a printing apparatus. This facilitates thick-film printing on each of both sides of the substrate in the process of manufacturing a double-sided circuit board or the like.
[0012]
Further, the gist of the positioning method for achieving the above object is to use the positioning table according to any one of claims 1 to 3 to place an object to be processed on the mounting surface such that one surface thereof is an upper surface. A positioning method for sequentially positioning a first state positioned on a side and a second state positioned on a lower side, wherein (a) when positioning in the first state, the movement of the first positioning member is suppressed. (B) When positioning in the second state, the movement of the second positioning member is suppressed by biasing the second positioning member toward the first positioning member. The first positioning member is set to the reference side and the first positioning member is urged toward the second positioning member. With this configuration, even when the processing object is turned upside down and sequentially processed, a change in the positional relationship of the reference side due to the inversion can be handled by switching between the reference side and the pressing side. There is an advantage that changes and the like are unnecessary.
[0013]
Note that the positional relationship between the processing target object, the first positioning member, and the second positioning member may be determined so that the rotation axis when the processing target object is turned upside down intersects the first direction.
[0014]
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
FIGS. 1 and 2 are a front view and a plan view, respectively, for explaining the overall configuration of a
[0016]
The
[0017]
Therefore, the
[0018]
The
[0019]
The printing table 20 is configured to be movable in the horizontal direction in the drawing, that is, between the position shown in the figure and the position below the screen plate making 20 by being supported by the horizontal moving
[0020]
The
[0021]
FIG. 3 is a front view for describing in detail the support structure and the like of the print table 20 by the horizontal moving
[0022]
An elevating
[0023]
Therefore, when the
[0024]
Since the upper ends of the lifting
[0025]
In FIG. 3, the print table 20 indicated by a dashed line at the left end is a table position at the time of performing the print position adjustment by the
[0026]
As described above, the print table 20 does not interfere with the
[0027]
FIG. 6 is a plan view of the print table 20, FIG. 7 is a right side view in FIG. 6, and FIG. 8 is a front view. The printing table 20 includes a
[0028]
The
[0029]
Also, a pair of fixing
[0030]
On the other hand, the
[0031]
For this reason, the mounting
[0032]
Further,
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
As shown in (c), the through
[0037]
The operation of the
[0038]
In the
[0039]
Next, in the
[0040]
When the printing table 20 is completely lifted, in a
[0041]
Returning to FIG. 10, in the
[0042]
On the other hand, when the
[0043]
In the present embodiment, the amount of movement of one of the pair of
[0044]
The setting of the reference side (high-pressure side) and the pressing side (low-pressure side) is determined according to whether the side serving as the reference for positioning the
[0045]
At this time, in the present embodiment, as described above, the high pressure side and the low pressure side of the
[0046]
Incidentally, in the
[0047]
After the
[0048]
FIG. 15 is a plan view of the
[0049]
Incidentally, the
[0050]
Returning to FIG. 10, in mass production in which the
[0051]
On the other hand, at the time of position adjustment for adjusting the relative position between the
[0052]
Next, in the
[0053]
After the position adjustment is completed as described above, in the
[0054]
As described above, in the present embodiment, the print table 20 is configured to perform different operations during mass production and during alignment, so that only the lifting operation is performed during mass production, and the print table 20 moves in the horizontal direction during alignment. Let me do. The
[0055]
Here, according to the present embodiment, the
[0056]
Further, according to the present embodiment, the
[0057]
In the present embodiment, the mechanism for stopping the
[0058]
Further, according to the present embodiment, when printing is performed on the
[0059]
As described above, the present invention has been described in detail with reference to the drawings. However, the present invention can be implemented in other embodiments.
[0060]
For example, in the embodiment, the case where the present invention is applied to the print table 20 of the
[0061]
In the embodiment, the fixed
[0062]
In the embodiment, one of the
[0063]
In the embodiment, one of the
[0064]
In addition, in the embodiment, the reference side and the pressing side are configured to be switched in the vertical direction in FIG. 6 and the like. 12 is determined by the rotation axis at the time of inversion. That is, in the embodiment, it is assumed that the
[0065]
Further, in the embodiment, the case where the first positioning member and the second positioning member are constituted by the
[0066]
Further, in the embodiment, the
[0067]
Further, in the embodiment, the case has been described in which the present invention is applied to the
[0068]
Although not specifically exemplified, the present invention can be variously modified without departing from the gist thereof.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a printing apparatus provided with a printing table which is an embodiment of a positioning table of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the printing apparatus of FIG.
FIG. 3 is a front view for explaining a print table driving mechanism of the printing apparatus in FIG. 1;
FIG. 4 is a view showing a cross section taken along line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a plan view of the table driving mechanism of FIG. 3;
FIG. 6 is a plan view for explaining in detail a configuration of a print table provided in the printing apparatus of FIG. 1;
FIG. 7 is a right side view of the print table of FIG. 6;
FIG. 8 is a front view of the print table of FIG. 6;
9A is a perspective view showing an example of a through-hole board on which wiring and the like are formed by the printing apparatus in FIG. 1, and FIG. 9B is an enlarged view of a through-hole provided in the board. It is a figure and (c) is cc sectional drawing in (b).
FIG. 10 is an example of a process flow chart when printing is performed on the substrate of FIG. 9;
FIGS. 11A to 11D are schematic diagrams for explaining an operation when a printing process is sequentially performed on a large number of substrates using the printing apparatus of FIG. 1;
FIGS. 12A to 12C are schematic diagrams for explaining the operation of a print table when performing the printing process shown in FIG. 11;
FIGS. 13A and 13B are schematic diagrams for explaining a positioning operation of a substrate on a print table when performing the printing process shown in FIG. 11;
FIG. 14 is a plan view illustrating the structure of an example of a conventional print table.
FIG. 15 is a schematic diagram illustrating movement of a squeegee in the printing process illustrated in FIG. 11;
FIGS. 16D to 16F are schematic diagrams for explaining the operation of the print table subsequent to the step shown in FIG. 11C in the case of performing print position alignment.
[Explanation of symbols]
10: Printing device 12: Substrate 20: Printing table 110: Linear guide 116: Movable pin 118: Slot 124: Switching valve 130: Control device
Claims (3)
前記第1方向において相互に所定距離隔てて前記載置面に突設され且つ各々その第1方向に沿って移動可能な第1位置決め部材および第2位置決め部材と、
前記第1基準部材として機能させるために前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の一方の前記第1方向の移動を抑制するための移動抑制装置と、前記処理対象物を前記第1基準部材に押し当てるために前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の他方をその第1基準部材に向かって移動させるための移動装置と
を、含むことを特徴とする位置決めテーブル。A mounting surface on which the object to be processed is mounted, the object to be processed being pressed in a first direction and a second direction which are parallel to the mounting surface and intersect with each other, and are respectively provided in front of the pressing direction; A positioning table for positioning and fixing at a predetermined position on the mounting surface by pressing against a first reference member and a second reference member,
A first positioning member and a second positioning member that are protruded from the mounting surface at a predetermined distance from each other in the first direction and are respectively movable along the first direction;
A movement suppressing device for suppressing movement of one of the first positioning member and the second positioning member in the first direction so as to function as the first reference member; A moving device for moving the other of the first positioning member and the second positioning member toward the first reference member in order to press against the first positioning member.
前記移動抑制装置は、前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の一方を前記可動範囲端で停止させることによってその移動を抑制するものである請求項1の位置決めテーブル。The first positioning member and the second positioning member are movable within a predetermined movable range in the first direction,
The positioning table according to claim 1, wherein the movement suppressing device suppresses the movement by stopping one of the first positioning member and the second positioning member at an end of the movable range.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207090A JP2004055597A (en) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | Positioning table |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207090A JP2004055597A (en) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | Positioning table |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004055597A true JP2004055597A (en) | 2004-02-19 |
Family
ID=31931638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002207090A Pending JP2004055597A (en) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | Positioning table |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004055597A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010028058A (en) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Dainippon Printing Co Ltd | Printing method |
JP2010067699A (en) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Dainippon Printing Co Ltd | Method for manufacturing substrate sheet with conductive bump |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002207090A patent/JP2004055597A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010028058A (en) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Dainippon Printing Co Ltd | Printing method |
JP2010067699A (en) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Dainippon Printing Co Ltd | Method for manufacturing substrate sheet with conductive bump |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI290097B (en) | Screen printing method and apparatus thereof | |
EP2033780A1 (en) | Printing device and printing method | |
JPH04347637A (en) | Screen printing machine | |
WO2018070016A1 (en) | Screen printer | |
JP2006167991A (en) | Screen printing device and its printing method | |
JP7015325B2 (en) | Backup block and screen printer | |
JP2006310593A (en) | Conductive ball mounting apparatus | |
JP3943481B2 (en) | Electronic component transport head and electronic component mounting apparatus | |
JP2004261924A (en) | Boring device for plate-like work and boring method | |
JP2004050434A (en) | Printing equipment and printing method | |
JP5895130B2 (en) | Screen printing machine and screen printing method | |
JP2004055597A (en) | Positioning table | |
JP3858009B2 (en) | Screen printing machine | |
JP3298395B2 (en) | Screen printing device and screen printing method for cream solder | |
JP2018079613A (en) | Screen printer | |
JP6892560B2 (en) | Clamp rail unit | |
JPWO2019234791A1 (en) | Screen printing machine | |
JP2003311919A (en) | Screen process printing machine | |
JP3154958B2 (en) | Method and apparatus for positioning printing medium with respect to screen plate of screen printing machine | |
JP2004050435A (en) | Printing table | |
JP2936601B2 (en) | Screen printing method of print paste | |
JP2004261926A (en) | Boring device | |
JP3573608B2 (en) | Screen printing machine and screen printing method | |
JP5062193B2 (en) | Screen printing machine and screen printing method | |
JPH0370395B2 (en) |