JP2004055366A - コードレスランプ - Google Patents

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宮本 慎一
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Abstract

【課題】進出時に蛍光管3の周囲を囲むことができる可動反射板6を設けることにより、広い範囲に照明を行うと共に、特定の場所も明るく照らすことができるコードレスランプを提供する。
【解決手段】本体1に装着した電池パック2の二次電池を電源として照明用の蛍光管3を点灯させるコードレスランプにおいて、内周面に反射面を有し、上方ほど径の大きいテーパ状の反射筒63〜65であって、最大径の異なる3個のものを、収納時には同心状に複数重ね合わせて蛍光管3の基部の取付部5aに固定した台座61の筒体61aの周囲に配置すると共に、進出時には各反射筒63〜65を外周側のものほど上方にスライドさせることにより蛍光管3の周囲を囲むことができる可動反射板6を備えた構成とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池を電源として照明用の光源を点灯させるコードレスランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
蛍光管を照明用の光源に用いるコードレスランプは、照度が高く光を広い範囲に照射可能であり消費電力も少ないことから、白熱灯を使用したコードレスランプ、即ち懐中電灯に代わる携帯用の照明器具として種々の用途での普及が期待されている。
【0003】
このような蛍光管を用いた従来のコードレスランプの一例を図3に示す。このコードレスランプは、手で握ることのできる棒状の本体1の下端部に電池パック2が装着されている。電池パック2は、内部にニッケルカドミウム電池等の二次電池が収納されていて、外部の充電器で充電したものを本体1の下端部に下方から押し込むことにより装着されるようになっている。棒状の本体1の上端部には、蛍光管3のソケットが設けられていて、このソケットに蛍光管3が直立して装着されている。また、この蛍光管3の背後側には、固定反射板4が取り付けられている。さらに、この本体1の上端部には、蛍光管3及び固定反射板4の周囲と上方とを覆う蛍光管カバー5が装着されている。蛍光管3は、ここでは、2本の直管を並べて上端部で繋ぐことによりソケットへの装着部を下端部に並べた形状のものを用いている。蛍光管カバー5は、透明なポリカーボネート樹脂製の細長い円筒形のカバーからなり、上端は天井部によって塞がれているが、下端は開口されている。また、この蛍光管カバー5の下端の開口部には、ステンレス鋼製等の金属筒からなる取付部5aが固着されている。そして、この取付部5aを本体1の上端部に外嵌してねじ止め等により取り付け固定されるようになっている。
【0004】
このコードレスランプは、本体1に設けた電源スイッチを投入することにより、電池パック2の二次電池から電源の供給を受けて本体1内のインバータ回路が動作し、このインバータ回路の高周波交流電源によって蛍光管3が点灯するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記コードレスランプは、蛍光管3の背後側が固定反射板4に囲まれているので、この蛍光管3の前方にしか照明光を照射することができなかった。しかも、この照明光は、蛍光管3の前方に広く広がるものであり、スポットライト状に強い指向性を持つものではないため、特定の場所を特に明るくして見易くしたり、遠方の特定の場所を明るく照らすことが十分にできなかった。また、コードレスランプによっては、蛍光管3に固定反射板4を取り付けないものも従来からあり、この場合には、蛍光管3の周り全体に照明光を照射することはできるが、特定の場所を明るく照らすことは全くできなかった。
【0006】
つまり、従来のコードレスランプは、特に蛍光管3を用いるものの場合、照明光の照射範囲が周り全体や前方の広い範囲に固定されているので、これに加えて、特定の場所を明るく照らすことができないという問題があった。また、白熱灯を光源に用いるコードレスランプには、前方をスポットライト状に強く照らすものが従来からあり、この光源の位置を前後させることにより照明光の指向性をある程度調整可能なものもあったが、この場合には逆に、周り全体や前方の広い範囲に照明光を照射することができないという問題があった。
【0007】
例えば、夜間等に照明の乏しい場所を巡回点検するような場合には、普段は周囲をできるだけ広く照明することにより、どこかに何らかの異常がないかどうかを調べる必要があり、これによって異常を発見したときや定期的に点検が必要な場所では、その場所を特に明るく照明して詳細に調べる必要がある。しかし、従来は、広い範囲の照明を行うコードレスランプと特定の場所を明るく照らすコードレスランプとを別個に持ち歩かなければならなかったので、この巡回作業が煩わしいものになっていた。
【0008】
本発明は、かかる事情に対処するためになされたものであり、進出時に光源の周囲を囲むことができる可動反射部材を設けることにより、広い範囲に照明を行うと共に、特定の場所も明るく照らすことができるコードレスランプを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電池を電源として照明用の光源を点灯させるコードレスランプにおいて、収納進出自在であり、収納時には光源の周囲をほとんど囲むことなく、進出時には光源の周囲を一方に向かうほど広く反射面で囲む可動反射部材を備えたことを特徴とするコードレスランプ。
【0010】
請求項1の発明によれば、可動反射部材の収納時には、光源の周り全体に広く照明を行うことができる。また、光源に固定された反射板等が設けられている場合にも、この反射板によって限定された広い範囲に照明を行うことができる。そして、可動反射部材の進出時には、光源の周囲がこの可動反射部材によって囲まれるので、この光源からの光がほとんど反射面で反射される。しかも、反射面は、一方に向かうほど広く光源を囲むので、この反射面で反射された光は、一方に向けてしか照射されなくなり、特定の場所を明るく照らすことができるようになる。
【0011】
なお、光源の周囲を囲むとは、光源の中心を通るいずれかの方向の軸線を考えた場合に、この軸線と直交するいずれの方向から投影を行っっても、光源が可動反射部材の陰に隠れてほとんど見えなくなるような軸線が存在することをいう。また、光源の周囲を反射面で一方に向かうほど広く囲むとは、当該軸線のいずれか一方に向かうほど、この軸線と反射面との間の距離が部分的に等しくなることはあっても、全体として広がることとなるような軸線が存在することをいう。
【0012】
請求項2の発明は、前記可動反射部材が、内周面に反射面を有し、光源の先端側ほど径の大きいテーパ状の反射筒であって、最大径の異なる複数のものを、収納時には同心状に複数重ね合わせて光源の基部の周囲に配置すると共に、進出時には各反射筒を外周側のものほど先端側にスライドさせることにより光源の周囲を囲むものであることを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明によれば、収納部で重なり合った各反射筒が、進出時にスライドして最大径の大きいものほど先端側にせり出すことにより、これらの反射筒の反射面が光源の周囲をほぼテーパ内周面状に囲むので、可動反射部材の先端側の開口部から光源の光を強い指向性で効率良く特定方向に照射することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1〜図2は本発明の一実施形態を示すものであって、図1は蛍光管を用いたコードレスランプの全体斜視図、図2は蛍光管を用いたコードレスランプの部分拡大縦断面図である。なお、図3に示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0016】
本実施形態は、図1及び図2に示すように、従来例と同様の蛍光管3を光源として用いたコードレスランプについて説明する。このコードレスランプの本体1と電池パック2と蛍光管3の構成は、従来例と全く同じである。ただし、本実施形態のコードレスランプでは、蛍光管3に従来例の固定反射板4は取り付けられていない。
【0017】
上記コードレスランプの蛍光管カバー5は、従来例と同様に、下端部の取付部5aを本体1の上端部に装着することにより、透明なポリカーボネート樹脂製の細長い円筒形のカバーで蛍光管3の周囲と上方を覆うようになっている。ただし、本実施形態では、この蛍光管カバー5の取付部5aの外周に可動反射板6が固着されている。可動反射板6は、取付部5aに取り付け固定された台座61と、この外周に配置された径の異なる3枚の反射筒63〜65とからなる。
【0018】
台座61は、筒体61aの下端に外周側に広がる円板部61bを設けたステンレス鋼製等の金属筒である。そして、この台座61は、蛍光管カバー5の取付部5aに筒体61aを外嵌してねじ止め等によって取り付け固定される。また、この台座61の筒体61aの上端部には、凹状反射板62が取り付け固定されている。凹状反射板62は、アルミニウム製等の金属筒を上部ほど広い碗状に広げてほぼ回転放物面状の凹部を形成したものであり、この凹状反射板62の上端には、外周側に少しだけ突出する鍔部が形成されている。
【0019】
反射筒63〜65は、上方ほど径が大きいテーパ状のアルミニウム製等の金属筒であり、上端には外周側に少しだけ突出する鍔部が形成されると共に、下端には内周側に少しだけ突出する鍔部が形成されている。これらの反射筒63と反射筒64と反射筒65は、この順に筒状部の上端の径が大きくなり、最も径が小さい第1段目の反射筒63の上端の鍔部の外径は、第2段目の反射筒64の筒状部の下端の内径よりもわずかに小さく形成されている。また、この第2段目の反射筒64は、下端の鍔部の内径が第1段目の反射筒63の筒状部の上端の外径よりもわずかに大きく形成されると共に、上端の鍔部の外径が第3段目の反射筒65の筒状部の下端の内径よりもわずかに小さく形成されている。さらに、この第3段目の反射筒65は、下端の鍔部の内径が第2段目の反射筒64の筒状部の上端の外径よりもわずかに大きく形成されている。しかも、第1段目の反射筒63の下端の鍔部の内径は、台座61に取り付けた凹状反射板62の鍔部を除いた凹部の上端の外径よりもわずかに大きく形成されていて、この凹状反射板62の上端の鍔部の外径は、第1段目の反射筒63の筒状部の下端の内径よりもわずかに小さく形成されている。そして、これらの反射筒63〜65は、凹状反射板62を台座61に取り付ける前に、この凹状反射板62の下方より径の小さいものから順に外嵌して行くことにより、同心状に重ね合わせている。従って、凹状反射板62を台座61の筒体61aの上端部に取り付けると、各反射筒63〜65は、図1に示すように、円板部61b上に載置された状態で重なり合い、蛍光管3の下端部の周囲のみをわずかに囲むだけとなる。
【0020】
上記第3段目の反射筒65を上方にスライドさせながら持ち上げると、外側の反射筒64,65の下端の鍔部と内側の反射筒63,64の上端の鍔部とが係止することにより、これら内側の反射筒64と反射筒65が順に持ち上がって、図2に示すように、上方に広がったほぼテーパ状の上下に長い筒状となって突出し、蛍光管3の周囲を完全に囲むことになる。この際、第1段目の反射筒63の下端の鍔部と凹状反射板62の鍔部とが係止することにより、これらの反射筒63〜65の上方へのスライドが停止される。
【0021】
上記反射筒63〜65と凹状反射板62は、少なくとも内周面が表面処理等によって鏡面状の反射面となっている。従って、蛍光管3から発した光がこれらの反射筒63〜65と凹状反射板62の内周面に当たるとほとんど全反射され、1回の反射又は2回以上の反射を繰り返すことにより上向きの成分を増加させながら進むので、最後には第3段目の反射筒65の上端開口部から上方に向けて照射されることになる。
【0022】
また、図1と図2では、煩雑になるのを避けるために図示を省略しているが、第3段目の反射筒65には、実際には係止具と透明円板とが取り付けられる。係止具は、この反射筒65が図1に示すように台座61の円板部61b上に載置されているときに、使用者が操作することによりこの反射筒65を円板部61bに係止して上方に突出させないようにするための金具等である。透明円板は、外径がこの第3段目の反射筒65の上端の鍔部とほぼ同じであり、内径が少なくとも第1段目の反射筒63の上端の鍔部の外径よりも小さい開口孔を有する透明アクリル樹脂製の円板である。そして、この透明円板は、第3段目の反射筒65の上端の鍔部上に取り付け固定されている。従って、第3段目の反射筒65が係止具によって円板部61bに係止されている場合には、コードレスランプの上下を逆にしても、この透明円板によって、第1段目の反射筒63や第2段目の反射筒64のみが第3段目の反射筒65の内周側から抜け出ようとするのを阻止することができる。しかも、蛍光管3からの光は、この透明円板の透明アクリル樹脂を効率良く透過するので、照明を阻害することにはならない。
【0023】
上記構成により、本実施形態のコードレスランプは、図1に示すように可動反射板6の反射筒63〜65を重ね合わせて台座61の円板部61b上に載置した収納時には、蛍光管3からの光がこの可動反射板6によって遮られることがほとんどないので、周り全体に広く照明を行うことができる。即ち、このコードレスランプを直立させた場合、蛍光管3の周囲や斜め上方はもちろん、本体1によって遮られる直下を除く斜め下方にも、上下に長い蛍光管3によって十分な照明を行うことができる。また、コードレスランプの真上は、蛍光管3の上端部から蛍光管カバー5の天井部を通して光が照射される。ただし、この蛍光管カバー5の天井部には、コードレスランプを釣り下げるためのフック等が設けられる場合があり、直管の蛍光管3を用いたコードレスランプの場合には、この蛍光管3の真上にもソケットが配置されることになるので、これらの場合には、フック等やソケットが邪魔をして、蛍光管3からの光が真上に照射されないことになる。しかしながら、本実施形態のコードレスランプでは、反射筒63〜65の収納時にも、蛍光管3の下端部の周囲がわずかに凹状反射板62に囲まれるので、この蛍光管3から斜め下方に発せられた光の一部が凹状反射板62の凹部の反射面で反射されて上方に照射され、これによって真上にも十分な照明を行うことができるようになる。しかも、本実施形態のコードレスランプは、重い電池パック2を下にして直立させた状態で机や床の上等に安定して載置することができるので、可動反射板6の収納時には、部屋全体を広く照明したり屋外で周り全体を満遍なく照明する照明器具として適したものとなる。
【0024】
上記コードレスランプは、図2に示すように、可動反射板6の反射筒63〜65を全て上方に突出させた進出時には、蛍光管3の周囲がこの可動反射板6の反射筒63〜65によって囲まれる。このため、蛍光管3からの光は、反射筒63〜65の内周の反射面で上方に向けて反射されて、コードレスランプの上方のみをスポットライト状に明るく照らすことができるようになる。即ち、進出時の反射筒63〜65は、蛍光管3の中心を通る上下方向の軸線に直交する真横の方向から見た場合に、蛍光管3を完全に隠して見えなくするので、この蛍光管3からほぼ側方に発せられた光をほとんど全て反射させることができる。しかも、蛍光管3から特に下方に向けて発せられた光は、凹状反射板62の反射面で反射されて上方を向くので、ほぼ真上を向くように反射された光を除けば、ほとんどの反射光を反射筒63〜65の反射面でも反射させることができる。従って、蛍光管3から発せられた光は、最初から上方に向けて発せられたものを除けば、ほとんど全てを凹状反射板62や反射筒63〜65の反射面で反射させることができる。また、進出時の反射筒63〜65の各反射面は、この軸線をほぼ中心とする、上方ほど半径が大きいテーパ内周面によって構成され、反射筒63〜65の全体としても段状のテーパ内周面となるので、これらの反射面で反射された光は、進行方向に上向きの成分が加えられて反射されることになり、反射を繰り返す度にこの上向きの成分が増大する。従って、蛍光管3から斜め上方に向けて発せられた光は、これらの反射筒63〜65の反射面で反射されてさらに上方を向く光となり、真横に向けて発せられた光も、反射を繰り返して上方を向く光となる。しかも、斜め下方に向けて発せられた光も、反射を繰り返してこの反射の度に真横から上方を向く光となる。従って、蛍光管3から発した光は、ほとんど全てが上向きとなって反射筒63〜65の上端の開口部から上方に向けて照射されることになる。
【0025】
この結果、本実施形態のコードレスランプは、可動反射板6の収納時には、蛍光管3の光を反射筒63〜65がほとんど遮らないので、周り全体の広い範囲に照明を行うことができる。また、可動反射板6の進出時には、上方に突出した反射筒63〜65が蛍光管3の光のほとんどを上方に向けて反射させるので、コードレスランプの上方をスポットライト状に強く照らすことができるようになる。そして、このコードレスランプの本体1を手で持って蛍光管3を任意の方向に向ければ、その特定の場所を特に明るく照らしたり、遠方の特定の場所を十分な明るさで照明することができる。
【0026】
なお、上記実施形態では、反射筒63〜65や凹状反射板62の反射面としてアルミニウム板の鏡面状の内周面を使用したが、光を効率良く反射する面であれば、鏡面に限らず白色面等であってもよい。ただし、鏡面であれば、光を全反射して全ての反射光に上向きの成分を加えることができるが、白色等の場合には乱反射によって一部に上向きの成分が加わらない反射光も生じる。
【0027】
また、上記実施形態では、反射筒63〜65が、収納時には蛍光管3の下端部の周囲のみをわずかに囲むと共に、進出時には蛍光管3の周囲を完全に囲む場合について説明したが、収納時には、蛍光管3の周囲を全く囲まないようにしてもよく、進出時には、蛍光管3の例えば上端部の周囲がわずかに囲まれないようになってもよい。
【0028】
また、上記実施形態では、反射筒63〜65の反射面がテーパ内周面によって構成される場合について説明したが、蛍光管3の中心を通る上下方向の軸線からの距離が上方ほど広がる面であれば、どのような面で構成してもよい。例えば半球状や回転放物面状等のように、軸線からの距離が下方では急速に広がるが、上方では徐々にしか広がらないような内周面であれば、さらに効率良く光を上方に向けて反射させることができるようになる。
【0029】
また、上記実施形態では、3個の反射筒63〜65を全てスライドさせて上方に突出させることにより、収納状態と進出状態の2段階でのみ切り換える場合について説明したが、各反射筒63〜65を段階的又は無段階に突出させて、照射光の上方への指向性を徐々に強くすることもできる。この場合、反射筒63〜65は、最大進出時に蛍光管3の周囲を囲めればよい。このように反射筒63〜65が途中まで進出した場合には、蛍光管3の周囲が十分に囲まれないので、上方が明るく照らされると共に、周囲にもある程度の光が漏れて明るくなる。
【0030】
また、上記実施形態では、3個の反射筒63〜65をそれぞれスライドさせて上方に突出させることにより進出させる場合について示したが、この進出機構も任意である。例えば、薄い金属反射板やフレキシブルな反射シートを蛇腹状に突出させたり、複数枚の羽根状の反射板を下方に収納しておき、これを上方に突出させると共に、蛍光管3の周囲に花びら状に広げるように配置することもできる。さらに、光源の周囲を反射面で囲めばよいので、板状やシート状に限らず、任意の可動反射部材を用いることができる。
【0031】
また、上記実施形態では、蛍光管3から発した光が水平方向に360°の全周にわたって照射される場合について示したが、例えば図3に示した従来例のように、この蛍光管3の背後に固定反射板4を配置して、前方の約180°の範囲にしか照射されないようにすることもできる。このように固定反射板4を用いた場合には、可動反射板6の収納時にも、照明の範囲はある程度限定されるが、この可動反射板6を進出させたときには、さらに狭い範囲の特定の場所だけを明るく照らすことができるようになる。
【0032】
また、上記実施形態では、コードレスランプの光源として蛍光管3を用いる場合について示したが、白熱電球や放電管、発光ダイオード等の任意の光源にも同様に実施可能である。特に、点光源となる光源を用いた場合には、可動反射部材の反射面の形状を半球状や回転放物面状とすることにより、照射光の指向性をさらに高めることができるようになる。
【0033】
また、上記実施形態では、本体1に着脱可能な電池パック2に収納した二次電池を電源として用いるコードレスランプについて示したが、この電池は本体1の内部に直接装着されるようになっていてもよく、この本体1の内部に容易には取り外しできないように接続されて内蔵されていてもよい。また、電池の種類も、二次電池には限定されない。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のコードレスランプによれば、可動反射部材を収納状態とすることにより、光源の光を広い範囲に照射したり、この可動反射部材を進出状態に切り換えることにより、特定の場所を明るく照らすようにすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、蛍光管を用いたコードレスランプの全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、蛍光管を用いたコードレスランプの部分拡大縦断面図である。
【図3】従来例を示すものであって、蛍光管を用いたコードレスランプの全体斜視図である。
【符号の説明】
1   本体
2   電池パック
3   蛍光管
6   可動反射板
61  台座
61a 筒体
61b 円板部
62  凹状反射板
63  反射筒
64  反射筒
65  反射筒

Claims (2)

  1. 電池を電源として照明用の光源を点灯させるコードレスランプにおいて、
    収納進出自在であり、収納時には光源の周囲をほとんど囲むことなく、進出時には光源の周囲を一方に向かうほど広く反射面で囲む可動反射部材を備えたことを特徴とするコードレスランプ。
  2. 前記可動反射部材が、内周面に反射面を有し、光源の先端側ほど径の大きいテーパ状の反射筒であって、最大径の異なる複数のものを、収納時には同心状に複数重ね合わせて光源の基部の周囲に配置すると共に、進出時には各反射筒を外周側のものほど先端側にスライドさせることにより光源の周囲を囲むものであることを特徴とする請求項1に記載のコードレスランプ。
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