JP2004055244A - 蓄電池 - Google Patents
蓄電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004055244A JP2004055244A JP2002209130A JP2002209130A JP2004055244A JP 2004055244 A JP2004055244 A JP 2004055244A JP 2002209130 A JP2002209130 A JP 2002209130A JP 2002209130 A JP2002209130 A JP 2002209130A JP 2004055244 A JP2004055244 A JP 2004055244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- terminal
- storage battery
- pole
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
【課題】端子や表面等、使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供する。
【解決手段】電槽内に収納された発電要素から伸びる極柱は螺着部を備える。その極柱の螺着部と螺着することのできる螺着部を備えた金属製の端子に、鉛または鉛合金以外の金属、例えば黄銅、鉄,銅などを使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】電槽内に収納された発電要素から伸びる極柱は螺着部を備える。その極柱の螺着部と螺着することのできる螺着部を備えた金属製の端子に、鉛または鉛合金以外の金属、例えば黄銅、鉄,銅などを使用する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蓄電池、特には鉛蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般によく使用される自動車用鉛蓄電池端子の断面の様子を図3に示す。蓄電池蓋4にインサート成型された、極柱2が通過することのできる孔を備えたブッシング12と称する鉛合金製部材の上方とブッシング12に挿通された図示しない発電要素につながる極柱2の上方とを相互に溶接することにより、極柱とブッシングとの電気的接触および液密を備えるものである。図3(A)は溶接前の状態を示し、(B)は溶接後の状態を示す。なお、(B)の14は溶接部分を示す。
【0003】
このような方法は溶接という作業を必要とし、人力でおこなう際には熟練を要し、機械でおこなうとしても特別な溶接装置を必要とした。そこで、実開昭57−192061号公報に記載のように極柱に設けられた螺着部と端子の螺着部とを螺着してなる蓄電池端子部という提案がなされている。
【0004】
この方法は図4に断面を示すように、発電要素1から伸びるその上部に螺着部(雄ネジ)を有する極柱2が蓄電池蓋4の孔から導出され、パッキン5を介してその下部に螺着部(雌ネジ)を有する端子3と螺着されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示したような方法において、端子3は鉛蓄電池の電解液である硫酸に対して比較的耐食性の強い鉛または鉛合金が用いられることが通常である。しかし近年、環境に対する意識が急激に向上し、安価で優れた性能を誇る蓄電池装置であるにもかかわらず、鉛蓄電池は環境あるいは人体に有害な鉛を含むために有害商品であるかのような印象を持たれ始めてきた。
【0006】
この大きな理由の1つは端子が鉛または鉛合金製であるからである。端子に鉛または鉛合金が露出していることにより、使用者が直接手を触れたり、腐食生成物である粉体状物質が飛散したりするという問題がある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになした発明は、電槽内に収納された発電要素から伸びる極柱であって螺着部を備えたものと、前記極柱の螺着部と螺着することのできる螺着部を備えた金属製端子であって鉛または鉛合金以外の金属よりなるものと、を備えたことを特徴とする蓄電池である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、図4に示すその下部に螺着部を有する端子3に例えば黄銅、鉄、銅等の非鉛金属を使用することである。このような構成とすることによって、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供することが可能になる。
【0010】
図1、図2に本発明の別の実施例を示す。図1(A)は螺着部21として極柱2側に雄ネジ、端子3側に雌ネジとした図であり、(B)はその反対に螺着部22として極柱2側に雌ネジ、端子3側に雄ネジとした図である。その他の符号は図4と同様である。実開昭57−192061号公報に記載のようにパッキンあるいはOリング5は必須ではないが、端子部の液密を確保するために使用したほうが好ましい。図1と図4との相違点としては、パッキンまたはOリングが蓄電池表面に露出していないところである。
【0011】
図2(A)、(B)は図1(A)、(B)と同様の図であるが、端子3と蓄電池蓋4との水平方向の一部に隙間を設け、その隙間にアラルダイト等の充填剤(接着剤)31を配したものである。このようにすると端子部の液密や気密がより強固になり好ましい。なお、充填剤31については端子の材質と蓄電池蓋の材質を考慮して、その双方に対して結合性に優れるものを選択することが好ましい。
【0012】
端子3に使用する金属は、鉛やカドミウム、ヒ素等の環境に対して有害な物質を含有しない金属や合金を使用する必要があるが、鉛蓄電池の電解液である希硫酸に対する耐食性を備えるとより好ましい。さらに電気機器等との接続体を取り付ける端子の機能上、剛性に富むもの、電気伝導性に富むものはさらに好ましい。
【0013】
図4あるいは図2のような実施例では端子3の形状は円柱状や円錐台状に限らず、どのような形状の端子3とすることが可能であるが、図1の示す実施例では端子3の基部(図示下側)と蓄電池蓋4との間に隙間がないので、螺着の必要性から端子3の基部(図示下側)に限り円柱状に限定されることになる。
【0014】
この他、端子の大きさや螺着部分の深さや長さやタップのピッチ、蓄電池蓋の材質や形状等本願発明の要点に係る事項以外については設計に関する事項である。
【0015】
また、本願発明によって、蓄電池蓋4には従来備えられていたブッシング12を不要とすることができるので、蓄電池蓋のインサート成型が必要なくなり、蓄電池蓋のコストを低減できる効果も認められる。また、本願発明によって極柱2との溶接の必要がなくなり、溶接作業者の熟練や溶接装置の導入をしなくてもよくなるという効果もある。
【0016】
【発明の効果】
本発明により、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供することができると共に、蓄電池蓋のコスト低減、端子部の製造に溶接が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例
【図2】本発明の実施例
【図3】従来例
【図4】従来例
【符号の説明】
1 発電要素
2 極柱
3 端子
4 蓄電池蓋
5 パッキンまたはOリング
12 ブッシング
14 ブッシングと極柱との溶接部
21 螺着部(極柱側が雄ネジ、端子側が雌ネジ)
22 螺着部(極柱側が雌ネジ、端子側が雄ネジ)
31 充填剤(接着剤)
【発明の属する技術分野】
本発明は蓄電池、特には鉛蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般によく使用される自動車用鉛蓄電池端子の断面の様子を図3に示す。蓄電池蓋4にインサート成型された、極柱2が通過することのできる孔を備えたブッシング12と称する鉛合金製部材の上方とブッシング12に挿通された図示しない発電要素につながる極柱2の上方とを相互に溶接することにより、極柱とブッシングとの電気的接触および液密を備えるものである。図3(A)は溶接前の状態を示し、(B)は溶接後の状態を示す。なお、(B)の14は溶接部分を示す。
【0003】
このような方法は溶接という作業を必要とし、人力でおこなう際には熟練を要し、機械でおこなうとしても特別な溶接装置を必要とした。そこで、実開昭57−192061号公報に記載のように極柱に設けられた螺着部と端子の螺着部とを螺着してなる蓄電池端子部という提案がなされている。
【0004】
この方法は図4に断面を示すように、発電要素1から伸びるその上部に螺着部(雄ネジ)を有する極柱2が蓄電池蓋4の孔から導出され、パッキン5を介してその下部に螺着部(雌ネジ)を有する端子3と螺着されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示したような方法において、端子3は鉛蓄電池の電解液である硫酸に対して比較的耐食性の強い鉛または鉛合金が用いられることが通常である。しかし近年、環境に対する意識が急激に向上し、安価で優れた性能を誇る蓄電池装置であるにもかかわらず、鉛蓄電池は環境あるいは人体に有害な鉛を含むために有害商品であるかのような印象を持たれ始めてきた。
【0006】
この大きな理由の1つは端子が鉛または鉛合金製であるからである。端子に鉛または鉛合金が露出していることにより、使用者が直接手を触れたり、腐食生成物である粉体状物質が飛散したりするという問題がある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになした発明は、電槽内に収納された発電要素から伸びる極柱であって螺着部を備えたものと、前記極柱の螺着部と螺着することのできる螺着部を備えた金属製端子であって鉛または鉛合金以外の金属よりなるものと、を備えたことを特徴とする蓄電池である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、図4に示すその下部に螺着部を有する端子3に例えば黄銅、鉄、銅等の非鉛金属を使用することである。このような構成とすることによって、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供することが可能になる。
【0010】
図1、図2に本発明の別の実施例を示す。図1(A)は螺着部21として極柱2側に雄ネジ、端子3側に雌ネジとした図であり、(B)はその反対に螺着部22として極柱2側に雌ネジ、端子3側に雄ネジとした図である。その他の符号は図4と同様である。実開昭57−192061号公報に記載のようにパッキンあるいはOリング5は必須ではないが、端子部の液密を確保するために使用したほうが好ましい。図1と図4との相違点としては、パッキンまたはOリングが蓄電池表面に露出していないところである。
【0011】
図2(A)、(B)は図1(A)、(B)と同様の図であるが、端子3と蓄電池蓋4との水平方向の一部に隙間を設け、その隙間にアラルダイト等の充填剤(接着剤)31を配したものである。このようにすると端子部の液密や気密がより強固になり好ましい。なお、充填剤31については端子の材質と蓄電池蓋の材質を考慮して、その双方に対して結合性に優れるものを選択することが好ましい。
【0012】
端子3に使用する金属は、鉛やカドミウム、ヒ素等の環境に対して有害な物質を含有しない金属や合金を使用する必要があるが、鉛蓄電池の電解液である希硫酸に対する耐食性を備えるとより好ましい。さらに電気機器等との接続体を取り付ける端子の機能上、剛性に富むもの、電気伝導性に富むものはさらに好ましい。
【0013】
図4あるいは図2のような実施例では端子3の形状は円柱状や円錐台状に限らず、どのような形状の端子3とすることが可能であるが、図1の示す実施例では端子3の基部(図示下側)と蓄電池蓋4との間に隙間がないので、螺着の必要性から端子3の基部(図示下側)に限り円柱状に限定されることになる。
【0014】
この他、端子の大きさや螺着部分の深さや長さやタップのピッチ、蓄電池蓋の材質や形状等本願発明の要点に係る事項以外については設計に関する事項である。
【0015】
また、本願発明によって、蓄電池蓋4には従来備えられていたブッシング12を不要とすることができるので、蓄電池蓋のインサート成型が必要なくなり、蓄電池蓋のコストを低減できる効果も認められる。また、本願発明によって極柱2との溶接の必要がなくなり、溶接作業者の熟練や溶接装置の導入をしなくてもよくなるという効果もある。
【0016】
【発明の効果】
本発明により、その表面、すなわち使用する人間が直接触れる部分に鉛または鉛合金が使用されない蓄電池を提供することができると共に、蓄電池蓋のコスト低減、端子部の製造に溶接が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例
【図2】本発明の実施例
【図3】従来例
【図4】従来例
【符号の説明】
1 発電要素
2 極柱
3 端子
4 蓄電池蓋
5 パッキンまたはOリング
12 ブッシング
14 ブッシングと極柱との溶接部
21 螺着部(極柱側が雄ネジ、端子側が雌ネジ)
22 螺着部(極柱側が雌ネジ、端子側が雄ネジ)
31 充填剤(接着剤)
Claims (1)
- 電槽内に収納された発電要素から伸びる極柱であって螺着部を備えたものと、前記極柱の螺着部と螺着することのできる螺着部を備えた金属製端子であって鉛または鉛合金以外の金属よりなるものと、を備えたことを特徴とする蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209130A JP2004055244A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209130A JP2004055244A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 蓄電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004055244A true JP2004055244A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002209130A Pending JP2004055244A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004055244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504732A (ja) * | 2013-04-29 | 2016-02-12 | エルジー・ケム・リミテッド | 自動車用バッテリーパックケース |
WO2019173378A1 (en) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | Cps Technology Holdings Llc | Cap for battery terminal |
CN111801813A (zh) * | 2018-03-05 | 2020-10-20 | Cps科技控股有限公司 | 电池端子 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209130A patent/JP2004055244A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504732A (ja) * | 2013-04-29 | 2016-02-12 | エルジー・ケム・リミテッド | 自動車用バッテリーパックケース |
WO2019173378A1 (en) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | Cps Technology Holdings Llc | Cap for battery terminal |
US10714734B2 (en) | 2018-03-05 | 2020-07-14 | Cps Technology Holdings, Llc | Cap for battery terminal |
CN111801813A (zh) * | 2018-03-05 | 2020-10-20 | Cps科技控股有限公司 | 电池端子 |
CN112088449A (zh) * | 2018-03-05 | 2020-12-15 | Cps科技控股有限公司 | 用于电池端子的帽体 |
US11431065B2 (en) | 2018-03-05 | 2022-08-30 | Cps Technology Holdings Llc | Cap for battery terminal |
US11637352B2 (en) | 2018-03-05 | 2023-04-25 | Cps Technology Holdings Llc | Battery terminal |
CN111801813B (zh) * | 2018-03-05 | 2023-10-24 | Cps科技控股有限公司 | 电池端子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9379372B2 (en) | Battery and method of manufacturing the same | |
JP5481827B2 (ja) | 電池 | |
CN203871392U (zh) | 一体化高铆接式锂电池盖板 | |
JP5920650B2 (ja) | 蓄電素子 | |
US8632912B2 (en) | Battery including baffling member and sealing material that seals auxiliary terminal to lid plate | |
JP2001357834A (ja) | 電 池 | |
CN102593409B (zh) | 电存储装置 | |
JP2006147319A (ja) | 電源装置 | |
CN102610783A (zh) | 蓄电元件及其制造方法 | |
JP2009507345A5 (ja) | ||
JP6037204B2 (ja) | 蓄電素子及び導電性部材 | |
JP2016076346A (ja) | 蓄電素子 | |
JP2000138055A (ja) | 非水電解質電池 | |
JP2000138055A5 (ja) | ||
JP6748937B2 (ja) | 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 | |
CN104466043A (zh) | 一种极柱型锂电池盖板及使用该盖板的极柱型锂电池 | |
JP6044454B2 (ja) | 蓄電装置モジュール | |
JP2000138056A5 (ja) | ||
JPH0556623B2 (ja) | ||
JP2004055244A (ja) | 蓄電池 | |
CN204375800U (zh) | 极柱型锂电池盖板及使用该盖板的极柱型锂电池 | |
JP5874755B2 (ja) | 電池 | |
JP2015038874A (ja) | 電池 | |
JP2000200597A (ja) | 電 池 | |
JP2002289156A (ja) | 蓄電池 |