JP2004054323A - ユーザ登録システム - Google Patents
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Abstract
【課題】製品提供者あるいはサービス提供者から各種のサービスを受けるためのユーザ登録を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】製品提供者から製品購入者に直接または間接的に提供され、内部に対象製品あるいはサービス毎の認証識別子が保持された電子媒体と、電子媒体に保持された対象製品毎の認証識別子を読み取り、ネットワークを介して製品提供者が管理するサーバに送信し、当該サーバにおいて前記認証識別子が正当であるかの認証を受け、その認証結果に応じて、製品購入者のユーザ情報を受付けてサーバに送信するユーザ端末と、ユーザ端末から受信した認証識別子が正当な認証識別子であればユーザIDを自動生成してユーザ端末に送信すると共に、電子媒体内の認証識別子を無効に書き換える指示を前記ユーザ端末に送信するサーバとを備える。
【選択図】 図7
【解決手段】製品提供者から製品購入者に直接または間接的に提供され、内部に対象製品あるいはサービス毎の認証識別子が保持された電子媒体と、電子媒体に保持された対象製品毎の認証識別子を読み取り、ネットワークを介して製品提供者が管理するサーバに送信し、当該サーバにおいて前記認証識別子が正当であるかの認証を受け、その認証結果に応じて、製品購入者のユーザ情報を受付けてサーバに送信するユーザ端末と、ユーザ端末から受信した認証識別子が正当な認証識別子であればユーザIDを自動生成してユーザ端末に送信すると共に、電子媒体内の認証識別子を無効に書き換える指示を前記ユーザ端末に送信するサーバとを備える。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、認証識別子を記録した書き換え可能の電子媒体を用いたユーザ登録システムに関わり、特に広域ネットワークを介して電子媒体内の認証識別子を送信してユーザ登録を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアなどのサポートサービスに代表される、製品利用者あるいはサービス利用者(以下、「ユーザ」と称する場合もある)であることを登録するユーザ登録作業は、製品あるいはサービスに付随し、紙面に印刷するなど目視で確認できる状態にて提供される認証識別子を、住所や氏名などのユーザの情報と共に、郵送或いは広域ネットワーク特にインターネットを介して製品提供者或いはサービス提供者に伝達する手法が採られている。
ここでの認証識別子は、第三者の不正利用行為を防ぐため、冗長かつ推測不可能なように無意味に羅列された文字列が用いられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなユーザ登録手法では、ユーザは認証識別子およびユーザ情報を郵送にて通知、或いは広域ネットワークを介して、製品提供者或いはサービス提供者によって指定されたサーバに接続し、目視にて認証識別子を確認した上で端末等に入力し、ユーザ情報と共に送信する、といった煩雑な作業をする必要があった。
【0004】
本発明の目的は、製品提供者あるいはサービス提供者から各種のサービスを受けるためのユーザ登録を簡単に行うことができるユーザ登録システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るユーザ登録システムは、製品購入者或いはサービス利用の契約者であることを製品提供者或いはサービス提供者に登録するユーザ登録システムであって、製品提供者或いはサービス提供者から製品購入者或いはサービス利用の契約者に直接または間接的に提供され、内部に対象製品およびサービス毎の認証識別子が保持された電子媒体と、前記電子媒体に保持された対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を読み取り、ネットワークを介して製品提供者或いはサービス提供者が管理するサーバに送信し、当該サーバにおいて前記認証識別子が正当であるかの認証を受け、その認証結果に応じて、製品購入者或いはサービス利用の契約者のユーザ情報を受付けて前記サーバに送信した後、前記サーバから送信される指示に従い前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換えるユーザ端末と、対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を記憶装置内に予め記憶し、前記ユーザ端末から受信した認証識別子が前記記憶装置内に予め記憶された認証識別子と一致するか否かによって認証識別子の認証を行い、正当な認証識別子であればユーザIDを自動生成して前記ユーザ端末に送信すると共に、当該ユーザIDとユーザ端末から受信したユーザ情報を当該認証識別子に対応した前記記憶装置内の記憶領域に記憶させた後、前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換える指示を前記ユーザ端末に送信するサーバとを備えることを特徴とする。
【0006】
また、前記電子媒体がユーザ登録可能な残回数を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末が前記サーバへのユーザ登録終了毎に前記認証識別子を無効に書き換える手段に代えて、前記サーバからの指示に応じて前記ユーザ登録可能な残回数を減少させる手段を備え、前記ユーザ登録可能な残回数がユーザ登録が不可能な回数に達するまでユーザ登録を受付けることを特徴とする。
【0007】
また、前記電子媒体が、対象製品あるいはサービス毎の複数の認証識別子を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末がいずれの認証識別子を用いたユーザ登録を行うかをユーザに選択させる手段を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記サーバに付属する記憶装置が対象製品あるいはサービス毎の認証識別子対応にユーザ登録回数の上限値を記憶する領域を備え、同一の認証識別子を用いた複数のユーザ登録を前記上限値に達する回数まで受付け、受付ける都度、電子媒体の認証識別子を無効に書き換える指示を登録要求元のユーザ端末に送信する手段を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すシステム構成図である。
図1において、11は書き換え可能な電子媒体(例えばフレキシブルディスク)であり、ユーザ登録に必要な電子認証子を記憶している。この電子媒体11は、顧客(製品の購入者)あるいはサービス利用者が製品の購入時あるいは提供サービスの契約時に顧客あるいはサービス利用者に直接、あるいは仲介業者等を介して間接的提供されるものであり、内部には製品或いはサービスの利用者(購入者)であることを証明し得る認証識別子が記録された書き換え可能の媒体である。
12は前記電子媒体11と同等の機能を持つ電子媒体(例えばICカード)である。
13は電子媒体11を読み書き可能であり、広域ネットワークを介してサーバ16に接続可能であり、画面表示機能および文字入力機能を有するユーザ端末(例えばパーソナルコンピュータ)である。
14は電子媒体12を読み書き可能であり、広域ネットワークを介してサーバ12に接続可能であり、画面表示機能および文字入力機能を有するユーザ端末(例えばICカードリーダ)である。
15は広域ネットワークである。例えばインターネットがこれに相当する。
16は補助記憶装置17、18のデータを参照または更新する機能と、広域ネットワーク15を介してユーザ端末13または14と通信を行う機能を持つサーバである。
17は認証識別子情報を保持する補助記憶装置、18はユーザ情報を保持する補助記憶装置である。
【0010】
図2は、電子媒体11,12で保持する認証子情報の内容の一例を示すものであり、認証識別子21、対象製品或いはサービスの名称22、当該認証識別子を用いて可能なユーザ登録の残回数23といった情報から構成されている。
【0011】
図3は、サーバ16に接続された補助記憶装置17で保持する認証用情報の内容の一例を示すものであり、認証識別子31、対象製品或いはサービスの名称32、当該認証識別子を用いて可能なユーザ登録の残回数33といった情報で構成されている。電子媒体11または12をユーザに提供する際には、電子媒体11,12に保持させる認証識別子21、対象製品或いはサービスの名称22、ユーザ登録残回数23と同じ内容が補助記憶装置17に格納される。
【0012】
図4は、サーバ16に接続された補助記憶装置18に格納されるユーザ情報の内容の一例を示すものであり、ユーザID41、氏名42、対象製品或いはサービスの名称43、メールアドレス44から成る情報が以下で説明するユーザ登録手続を行うことによって格納される。
【0013】
図5は、電子媒体11,12内の使用可能な認証識別子一覧の端末13,14への画面表示例を示すものであり、電子媒体11をユーザ端末13の読み書き部(図示せず)に装着または接続すると、当該電子媒体11に保持されている情報が読み出され、ユーザ端末13の画面に、図5に示すように、認証識別子51、対象製品或いはサービスの名称52、ユーザ登録残回数53が表示されると共に、ユーザ登録を行うためのメッセージ「ユーザ登録を開始します。次へを押してください」と、「次へ」ボタン54が表示される。
これは、電子媒体12を端末14に装着した場合も同様である。
【0014】
図6は、ユーザ登録を行う際にユーザ端末13または端末14の画面に表示されるユーザ情報入力画面の一例を示すものであり、少なくともユーザの氏名61、メールアドレス62を入力する入力フィールドが表示される。
【0015】
図7は、以上の構成においてユーザ登録を行う場合の処理手順を示したフローチャートである。
なお、電子媒体11,12は認証識別子21を1つのみ保持し、その認証識別子21に対してのユーザ登録の残回数23を保持しているものとする。
まず、ステップ71で、ユーザ登録を行う際にユーザは、対象製品或いはサービスに付随して提供され、対象製品或いはサービスと1対1に対応付けられた認証識別子21を保持する書き換え可能の電子媒体11または12をユーザ端末13または14に装着または接続する。装着または接続が正常に完了したらステップ72に進む。
ステップ72では、電子媒体11または12が保持している認証識別子を図5のように表示する。そこで、ユーザが「次へ」ボタン54をマウス装置などによって押す操作を行うと、ステップ73に進む。
【0016】
ステップ73では、ユーザ端末13または14が広域ネットワーク15を介してサーバ16と交信する。そして、ステップ74で、サーバ16はユーザ端末13または14から送信された認証識別子が補助記憶装置17に登録されているかを検索し、ユーザ端末13または14から送信された認証識別子が正当であるか否かを判定する。正当であると判定した場合、ステップ75へ進む。しかし、認証識別子が正当で無いと判定した場合はステップ72へ戻る。
認証識別子が正当か否かは、ユーザ端末13または14から送信された認証識別子と完全に一致するものが補助記憶装置17に登録されており、かつ当該認証識別子のユーザ登録残回数33の値が「1」以上であり、対応する対象製品或いはサービスの名称が一致した場合を正当と判断する。ここで、ユーザ登録残回数33の値が「0」であれば、当該認証識別子を用いたユーザ登録は正当でないものと判断される。
【0017】
ステップ75では、ユーザ端末13または14の画面に、ユーザが氏名、連絡先を入力する為の図6で示したユーザ情報入力画面をサーバ16から送信して表示させる。そして、次のステップ76においてユーザがユーザ情報として氏名61、メールアドレス62を入力し、「送信」ボタン63を押す操作を行うと、ユーザ端末13または14はユーザが入力したユーザ情報(氏名、メールアドレス)を広域ネットワーク15を介してサーバ16へ送信する。
ステップ77では、サーバ16が広域ネットワーク15を介して受け取ったユーザ情報とサーバ16内で自動生成したユーザIDとを補助記憶装置18に図4のような構造で登録する。
【0018】
次にステップ78において、サーバ16は補助記憶装置17に登録されている当該認証識別子のユーザ登録残回数33を1つ減じ、さらにステップ79にて広域ネットワーク15およびユーザ端末13または14を介して電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録残回数23を1つ減ずるような書き換え指示を登録要求元のユーザ端末13または14に送信する。登録要求元のユーザ端末13または14は、この書き換え指示に従って、電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録残回数23を1つ減ずる書き換え処理を行う。
次のステップ80では、サーバ16が発行したユーザID41およびユーザ情報(氏名、メールアドレス)、使用した認証識別子をユーザ端末13または14の画面に表示する。
【0019】
以上によって、電子媒体11または12を使用したユーザ登録作業が終了する。
この第1の実施の形態では、ユーザ登録の残回数をユーザ登録が終了するたびに1つずつ減少させるようにしているので、電子媒体11または12に初期状態で保持されているユーザ登録の残回数の値が2以上であれば、同一識別子を用いて2回以上のユーザ登録または2つ以上のユーザの登録が可能になる。
製品提供者が同一識別子を用いたユーザ登録は1回または1つのユーザにしか認めないようにする場合は、初期状態の残回数の値を「1」にすることにより対処することができる。
なお、製品提供者が同一識別子を用いたユーザ登録は1回または1つのユーザにしか認めないようにする場合に、初期状態の残回数の値を「1」にするのに代えて、認証識別子21そのものを無効なものに書き換えるように構成することもできる。
【0020】
(第2の実施の形態)
ところで、上記実施の形態では、電子媒体11または12に保持させる認証識別子は1つであったが、複数個にすることもできる。
図8は、電子媒体11または12で保持する認証識別子の他の例を示すものであり、複数の認証識別子81と対象製品或いはサービスの名称82が保持されると共に、ユーザ登録フラグ83が各認証識別子別に保持されるようになっている。
このユーザ登録フラグ83は、「0」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行は行っていない(ユーザ登録は行っていない)こと示し、「1」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行を既に行ったことを示す。
【0021】
図9は、サーバ16に接続された補助記憶装置17に登録された認証用情報の内容を示すものであり、認証識別子91、製品或いはサービスの名称92、ユーザ登録フラグであり、「0」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行は行っていないこと示し、「1」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行を既に行ったことを示す。
【0022】
図10は、図8のような複数の認証識別子を保持した電子媒体を使用してユーザ登録を行う場合に、ユーザ端末13または14の画面に表示される使用可能な認証識別子一覧の例を示すものであり、選択列101、認証識別子102、対象製品或いはサービス名103が表示される。
【0023】
図11は、図8のような複数の認証識別子を保持した電子媒体を使用してユーザ登録を行う場合の処理手順を示したフローチャートである。
まず、ステップ111で、ユーザ登録を行う際ユーザが製品或いはサービスに付随して提供され、製品或いはサービスと1対1に対応付けられた認証識別子81を保持する書き換え可能の電子媒体11または12をユーザ端末13または14に装着または接続し、接続が正常に完了したらステップ112に進む。
ステップ112では、図8のように電子媒体が保持している認証識別子の一覧を図10のようにユーザ端末13または14の画面に表示する。複数保持している認証識別子81のうち、ユーザ登録フラグ83の値が「0」、すなわち未使用の認証識別子の場合は選択列101にチェックボックスを表示し、ユーザ登録フラグ83の値が「1」、すなわち使用済みの認証識別子の場合は一覧中の選択列101の値に「済」を表示する。
【0024】
次にステップ113で、ユーザが今回の登録作業で使用する認証識別子の101のチェックボックスを選択し、「選択」ボタン104を押す操作を行うと、ステップ114に進む。
ステップ114では、ユーザ端末13または14が広域ネットワーク15を介してサーバ16と交信し、次のステップ115でユーザ端末13または14から送信された認証識別子が正当かつ未使用であるか否かを判断し、正当かつみ使用であると判断した場合、ステップ116へ進む。しかし、正当かつ未使用で無い場合はステップ113へ戻る。
認証識別子が正当かつ未使用であるか否かは、選択した認証識別子と完全に一致するものが補助記憶装置17の認証識別子91として登録されており、かつ、対応する製品或いはサービス名が一致した場合を正当であると判断する。また未使用か否かは、電子媒体11または12が保持するユーザ登録フラグ83と、補助記憶装置17が保持するユーザ登録フラグ93の値がいずれも「0」の場合を未使用であると判断する。
【0025】
ステップ116では、ユーザ端末13または14の画面に、ユーザが氏名、メールアドレスを入力する為の図6で示したような画面を表示させる。そして次のステップ117において、ユーザがユーザ情報として、氏名61、メールアドレス62を入力し、「送信」ボタン63を押す操作を行うと、ユーザ端末13または14は広域ネットワーク15を介してサーバ16へユーザ情報(氏名、メールアドレス)を送信する。
ステップ118では、サーバ16が広域ネットワーク15を介して受け取ったユーザ情とサーバ16内で自動生成したユーザIDとを補助記憶装置18に図4のような構造で登録する。
【0026】
次にステップ119において、サーバ16は補助記憶装置17が保持する当該認証識別子のユーザ登録フラグ93を「0」から「1」に変更し、さらにステップ120にて広域ネットワーク15を介して電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録フラグ83も「0」から「1」に書き換える指示をユーザ端末13または14に送信し、電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録フラグ83を「0」から「1」に書き換えさせる。
次のステップ121では、発行されたユーザIDおよびユーザ情報、使用した認証識別子をユーザ端末13または14の画面に表示する。
以上により、複数の認証識別子を電子媒体11または12に保持させ、その中のいずれかを選択してユーザ登録を行うユーザ登録作業が終了する。
【0027】
(第3の実施の形態)
前述の第1の実施の形態では、ユーザ登録の残回数が残っている範囲内であれば、複数回のユーザ登録を可能にしているが、製品購入者或いはサービス提供者が電子媒体11または12を複製することによって、提供された電子媒体を元に複数のユーザ登録を並行して行い、サーバ16で許された範囲内で複数のユーザ登録を行うことも考えられる。
そのような要望に対しては、サーバ16に付属する補助記憶装置17に、対象製品あるいはサービス毎の認証識別子対応にユーザ登録回数の上限値を記憶する領域を設け、同一の認証識別子を用いた複数のユーザ登録を前記上限値に達する回数まで受付け、受付ける都度、電子媒体11または12の認証識別子21を無効に書き換える指示を登録要求元のユーザ端末13または14に送信するように構成すれば、サーバ16が管理している前記上限値で許される数の電子媒体の複製による複数のユーザまたは複数回の登録が可能になる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、各種のサービスを受けるための識別子を保持させた電子媒体をパーソナルコンピュータなどの端末に装着あるいは接続した後、氏名や連絡先等の必要事項を入力するだけの極めて簡単な操作でユーザ登録を行うことができる。
この結果、製品利用者あるいはサービス利用者の認証識別子およびユーザ情報を郵送にて通知、或いは目視にて認証識別子を確認した上でユーザ端末に入力するといった煩雑な作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】電子媒体で保持する認証識別子の内容の例を示す図である。
【図3】サーバに接続された補助記憶装置で保持する認証用情報の例を示す図である。
【図4】サーバに接続された補助記憶装置で保持するユーザ登録情報の例を示す図である。
【図5】電子媒体内の使用可能な認証識別子の一覧の画面表示例を示す図である。
【図6】ユーザ情報入力画面の例を示す図である。
【図7】1つの認証識別子を保持させた電子媒体を用いてユーザ登録を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】複数の認証識別子を保持させる場合の認証識別新の例を示す図である。
【図9】複数の認証識別子を保持させた電子媒体に対応し、サーバに接続された補助記憶装置に保持させる認証用情報の例を示す図である。
【図10】複数の認証識別子を保持させた電子媒体内で使用可能な認証識別子の一覧の画面表示例を示す図である。
【図11】複数の認証識別子を保持させた電子媒体を用いてユーザ登録を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,12…電子媒体、13,14…ユーザ端末、15…広域ネットワーク、16…サーバ、17、18…補助記憶装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、認証識別子を記録した書き換え可能の電子媒体を用いたユーザ登録システムに関わり、特に広域ネットワークを介して電子媒体内の認証識別子を送信してユーザ登録を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアなどのサポートサービスに代表される、製品利用者あるいはサービス利用者(以下、「ユーザ」と称する場合もある)であることを登録するユーザ登録作業は、製品あるいはサービスに付随し、紙面に印刷するなど目視で確認できる状態にて提供される認証識別子を、住所や氏名などのユーザの情報と共に、郵送或いは広域ネットワーク特にインターネットを介して製品提供者或いはサービス提供者に伝達する手法が採られている。
ここでの認証識別子は、第三者の不正利用行為を防ぐため、冗長かつ推測不可能なように無意味に羅列された文字列が用いられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなユーザ登録手法では、ユーザは認証識別子およびユーザ情報を郵送にて通知、或いは広域ネットワークを介して、製品提供者或いはサービス提供者によって指定されたサーバに接続し、目視にて認証識別子を確認した上で端末等に入力し、ユーザ情報と共に送信する、といった煩雑な作業をする必要があった。
【0004】
本発明の目的は、製品提供者あるいはサービス提供者から各種のサービスを受けるためのユーザ登録を簡単に行うことができるユーザ登録システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るユーザ登録システムは、製品購入者或いはサービス利用の契約者であることを製品提供者或いはサービス提供者に登録するユーザ登録システムであって、製品提供者或いはサービス提供者から製品購入者或いはサービス利用の契約者に直接または間接的に提供され、内部に対象製品およびサービス毎の認証識別子が保持された電子媒体と、前記電子媒体に保持された対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を読み取り、ネットワークを介して製品提供者或いはサービス提供者が管理するサーバに送信し、当該サーバにおいて前記認証識別子が正当であるかの認証を受け、その認証結果に応じて、製品購入者或いはサービス利用の契約者のユーザ情報を受付けて前記サーバに送信した後、前記サーバから送信される指示に従い前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換えるユーザ端末と、対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を記憶装置内に予め記憶し、前記ユーザ端末から受信した認証識別子が前記記憶装置内に予め記憶された認証識別子と一致するか否かによって認証識別子の認証を行い、正当な認証識別子であればユーザIDを自動生成して前記ユーザ端末に送信すると共に、当該ユーザIDとユーザ端末から受信したユーザ情報を当該認証識別子に対応した前記記憶装置内の記憶領域に記憶させた後、前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換える指示を前記ユーザ端末に送信するサーバとを備えることを特徴とする。
【0006】
また、前記電子媒体がユーザ登録可能な残回数を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末が前記サーバへのユーザ登録終了毎に前記認証識別子を無効に書き換える手段に代えて、前記サーバからの指示に応じて前記ユーザ登録可能な残回数を減少させる手段を備え、前記ユーザ登録可能な残回数がユーザ登録が不可能な回数に達するまでユーザ登録を受付けることを特徴とする。
【0007】
また、前記電子媒体が、対象製品あるいはサービス毎の複数の認証識別子を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末がいずれの認証識別子を用いたユーザ登録を行うかをユーザに選択させる手段を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記サーバに付属する記憶装置が対象製品あるいはサービス毎の認証識別子対応にユーザ登録回数の上限値を記憶する領域を備え、同一の認証識別子を用いた複数のユーザ登録を前記上限値に達する回数まで受付け、受付ける都度、電子媒体の認証識別子を無効に書き換える指示を登録要求元のユーザ端末に送信する手段を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すシステム構成図である。
図1において、11は書き換え可能な電子媒体(例えばフレキシブルディスク)であり、ユーザ登録に必要な電子認証子を記憶している。この電子媒体11は、顧客(製品の購入者)あるいはサービス利用者が製品の購入時あるいは提供サービスの契約時に顧客あるいはサービス利用者に直接、あるいは仲介業者等を介して間接的提供されるものであり、内部には製品或いはサービスの利用者(購入者)であることを証明し得る認証識別子が記録された書き換え可能の媒体である。
12は前記電子媒体11と同等の機能を持つ電子媒体(例えばICカード)である。
13は電子媒体11を読み書き可能であり、広域ネットワークを介してサーバ16に接続可能であり、画面表示機能および文字入力機能を有するユーザ端末(例えばパーソナルコンピュータ)である。
14は電子媒体12を読み書き可能であり、広域ネットワークを介してサーバ12に接続可能であり、画面表示機能および文字入力機能を有するユーザ端末(例えばICカードリーダ)である。
15は広域ネットワークである。例えばインターネットがこれに相当する。
16は補助記憶装置17、18のデータを参照または更新する機能と、広域ネットワーク15を介してユーザ端末13または14と通信を行う機能を持つサーバである。
17は認証識別子情報を保持する補助記憶装置、18はユーザ情報を保持する補助記憶装置である。
【0010】
図2は、電子媒体11,12で保持する認証子情報の内容の一例を示すものであり、認証識別子21、対象製品或いはサービスの名称22、当該認証識別子を用いて可能なユーザ登録の残回数23といった情報から構成されている。
【0011】
図3は、サーバ16に接続された補助記憶装置17で保持する認証用情報の内容の一例を示すものであり、認証識別子31、対象製品或いはサービスの名称32、当該認証識別子を用いて可能なユーザ登録の残回数33といった情報で構成されている。電子媒体11または12をユーザに提供する際には、電子媒体11,12に保持させる認証識別子21、対象製品或いはサービスの名称22、ユーザ登録残回数23と同じ内容が補助記憶装置17に格納される。
【0012】
図4は、サーバ16に接続された補助記憶装置18に格納されるユーザ情報の内容の一例を示すものであり、ユーザID41、氏名42、対象製品或いはサービスの名称43、メールアドレス44から成る情報が以下で説明するユーザ登録手続を行うことによって格納される。
【0013】
図5は、電子媒体11,12内の使用可能な認証識別子一覧の端末13,14への画面表示例を示すものであり、電子媒体11をユーザ端末13の読み書き部(図示せず)に装着または接続すると、当該電子媒体11に保持されている情報が読み出され、ユーザ端末13の画面に、図5に示すように、認証識別子51、対象製品或いはサービスの名称52、ユーザ登録残回数53が表示されると共に、ユーザ登録を行うためのメッセージ「ユーザ登録を開始します。次へを押してください」と、「次へ」ボタン54が表示される。
これは、電子媒体12を端末14に装着した場合も同様である。
【0014】
図6は、ユーザ登録を行う際にユーザ端末13または端末14の画面に表示されるユーザ情報入力画面の一例を示すものであり、少なくともユーザの氏名61、メールアドレス62を入力する入力フィールドが表示される。
【0015】
図7は、以上の構成においてユーザ登録を行う場合の処理手順を示したフローチャートである。
なお、電子媒体11,12は認証識別子21を1つのみ保持し、その認証識別子21に対してのユーザ登録の残回数23を保持しているものとする。
まず、ステップ71で、ユーザ登録を行う際にユーザは、対象製品或いはサービスに付随して提供され、対象製品或いはサービスと1対1に対応付けられた認証識別子21を保持する書き換え可能の電子媒体11または12をユーザ端末13または14に装着または接続する。装着または接続が正常に完了したらステップ72に進む。
ステップ72では、電子媒体11または12が保持している認証識別子を図5のように表示する。そこで、ユーザが「次へ」ボタン54をマウス装置などによって押す操作を行うと、ステップ73に進む。
【0016】
ステップ73では、ユーザ端末13または14が広域ネットワーク15を介してサーバ16と交信する。そして、ステップ74で、サーバ16はユーザ端末13または14から送信された認証識別子が補助記憶装置17に登録されているかを検索し、ユーザ端末13または14から送信された認証識別子が正当であるか否かを判定する。正当であると判定した場合、ステップ75へ進む。しかし、認証識別子が正当で無いと判定した場合はステップ72へ戻る。
認証識別子が正当か否かは、ユーザ端末13または14から送信された認証識別子と完全に一致するものが補助記憶装置17に登録されており、かつ当該認証識別子のユーザ登録残回数33の値が「1」以上であり、対応する対象製品或いはサービスの名称が一致した場合を正当と判断する。ここで、ユーザ登録残回数33の値が「0」であれば、当該認証識別子を用いたユーザ登録は正当でないものと判断される。
【0017】
ステップ75では、ユーザ端末13または14の画面に、ユーザが氏名、連絡先を入力する為の図6で示したユーザ情報入力画面をサーバ16から送信して表示させる。そして、次のステップ76においてユーザがユーザ情報として氏名61、メールアドレス62を入力し、「送信」ボタン63を押す操作を行うと、ユーザ端末13または14はユーザが入力したユーザ情報(氏名、メールアドレス)を広域ネットワーク15を介してサーバ16へ送信する。
ステップ77では、サーバ16が広域ネットワーク15を介して受け取ったユーザ情報とサーバ16内で自動生成したユーザIDとを補助記憶装置18に図4のような構造で登録する。
【0018】
次にステップ78において、サーバ16は補助記憶装置17に登録されている当該認証識別子のユーザ登録残回数33を1つ減じ、さらにステップ79にて広域ネットワーク15およびユーザ端末13または14を介して電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録残回数23を1つ減ずるような書き換え指示を登録要求元のユーザ端末13または14に送信する。登録要求元のユーザ端末13または14は、この書き換え指示に従って、電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録残回数23を1つ減ずる書き換え処理を行う。
次のステップ80では、サーバ16が発行したユーザID41およびユーザ情報(氏名、メールアドレス)、使用した認証識別子をユーザ端末13または14の画面に表示する。
【0019】
以上によって、電子媒体11または12を使用したユーザ登録作業が終了する。
この第1の実施の形態では、ユーザ登録の残回数をユーザ登録が終了するたびに1つずつ減少させるようにしているので、電子媒体11または12に初期状態で保持されているユーザ登録の残回数の値が2以上であれば、同一識別子を用いて2回以上のユーザ登録または2つ以上のユーザの登録が可能になる。
製品提供者が同一識別子を用いたユーザ登録は1回または1つのユーザにしか認めないようにする場合は、初期状態の残回数の値を「1」にすることにより対処することができる。
なお、製品提供者が同一識別子を用いたユーザ登録は1回または1つのユーザにしか認めないようにする場合に、初期状態の残回数の値を「1」にするのに代えて、認証識別子21そのものを無効なものに書き換えるように構成することもできる。
【0020】
(第2の実施の形態)
ところで、上記実施の形態では、電子媒体11または12に保持させる認証識別子は1つであったが、複数個にすることもできる。
図8は、電子媒体11または12で保持する認証識別子の他の例を示すものであり、複数の認証識別子81と対象製品或いはサービスの名称82が保持されると共に、ユーザ登録フラグ83が各認証識別子別に保持されるようになっている。
このユーザ登録フラグ83は、「0」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行は行っていない(ユーザ登録は行っていない)こと示し、「1」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行を既に行ったことを示す。
【0021】
図9は、サーバ16に接続された補助記憶装置17に登録された認証用情報の内容を示すものであり、認証識別子91、製品或いはサービスの名称92、ユーザ登録フラグであり、「0」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行は行っていないこと示し、「1」のときは当該認証識別子を用いてのユーザIDの発行を既に行ったことを示す。
【0022】
図10は、図8のような複数の認証識別子を保持した電子媒体を使用してユーザ登録を行う場合に、ユーザ端末13または14の画面に表示される使用可能な認証識別子一覧の例を示すものであり、選択列101、認証識別子102、対象製品或いはサービス名103が表示される。
【0023】
図11は、図8のような複数の認証識別子を保持した電子媒体を使用してユーザ登録を行う場合の処理手順を示したフローチャートである。
まず、ステップ111で、ユーザ登録を行う際ユーザが製品或いはサービスに付随して提供され、製品或いはサービスと1対1に対応付けられた認証識別子81を保持する書き換え可能の電子媒体11または12をユーザ端末13または14に装着または接続し、接続が正常に完了したらステップ112に進む。
ステップ112では、図8のように電子媒体が保持している認証識別子の一覧を図10のようにユーザ端末13または14の画面に表示する。複数保持している認証識別子81のうち、ユーザ登録フラグ83の値が「0」、すなわち未使用の認証識別子の場合は選択列101にチェックボックスを表示し、ユーザ登録フラグ83の値が「1」、すなわち使用済みの認証識別子の場合は一覧中の選択列101の値に「済」を表示する。
【0024】
次にステップ113で、ユーザが今回の登録作業で使用する認証識別子の101のチェックボックスを選択し、「選択」ボタン104を押す操作を行うと、ステップ114に進む。
ステップ114では、ユーザ端末13または14が広域ネットワーク15を介してサーバ16と交信し、次のステップ115でユーザ端末13または14から送信された認証識別子が正当かつ未使用であるか否かを判断し、正当かつみ使用であると判断した場合、ステップ116へ進む。しかし、正当かつ未使用で無い場合はステップ113へ戻る。
認証識別子が正当かつ未使用であるか否かは、選択した認証識別子と完全に一致するものが補助記憶装置17の認証識別子91として登録されており、かつ、対応する製品或いはサービス名が一致した場合を正当であると判断する。また未使用か否かは、電子媒体11または12が保持するユーザ登録フラグ83と、補助記憶装置17が保持するユーザ登録フラグ93の値がいずれも「0」の場合を未使用であると判断する。
【0025】
ステップ116では、ユーザ端末13または14の画面に、ユーザが氏名、メールアドレスを入力する為の図6で示したような画面を表示させる。そして次のステップ117において、ユーザがユーザ情報として、氏名61、メールアドレス62を入力し、「送信」ボタン63を押す操作を行うと、ユーザ端末13または14は広域ネットワーク15を介してサーバ16へユーザ情報(氏名、メールアドレス)を送信する。
ステップ118では、サーバ16が広域ネットワーク15を介して受け取ったユーザ情とサーバ16内で自動生成したユーザIDとを補助記憶装置18に図4のような構造で登録する。
【0026】
次にステップ119において、サーバ16は補助記憶装置17が保持する当該認証識別子のユーザ登録フラグ93を「0」から「1」に変更し、さらにステップ120にて広域ネットワーク15を介して電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録フラグ83も「0」から「1」に書き換える指示をユーザ端末13または14に送信し、電子媒体11または12内の当該認証識別子のユーザ登録フラグ83を「0」から「1」に書き換えさせる。
次のステップ121では、発行されたユーザIDおよびユーザ情報、使用した認証識別子をユーザ端末13または14の画面に表示する。
以上により、複数の認証識別子を電子媒体11または12に保持させ、その中のいずれかを選択してユーザ登録を行うユーザ登録作業が終了する。
【0027】
(第3の実施の形態)
前述の第1の実施の形態では、ユーザ登録の残回数が残っている範囲内であれば、複数回のユーザ登録を可能にしているが、製品購入者或いはサービス提供者が電子媒体11または12を複製することによって、提供された電子媒体を元に複数のユーザ登録を並行して行い、サーバ16で許された範囲内で複数のユーザ登録を行うことも考えられる。
そのような要望に対しては、サーバ16に付属する補助記憶装置17に、対象製品あるいはサービス毎の認証識別子対応にユーザ登録回数の上限値を記憶する領域を設け、同一の認証識別子を用いた複数のユーザ登録を前記上限値に達する回数まで受付け、受付ける都度、電子媒体11または12の認証識別子21を無効に書き換える指示を登録要求元のユーザ端末13または14に送信するように構成すれば、サーバ16が管理している前記上限値で許される数の電子媒体の複製による複数のユーザまたは複数回の登録が可能になる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、各種のサービスを受けるための識別子を保持させた電子媒体をパーソナルコンピュータなどの端末に装着あるいは接続した後、氏名や連絡先等の必要事項を入力するだけの極めて簡単な操作でユーザ登録を行うことができる。
この結果、製品利用者あるいはサービス利用者の認証識別子およびユーザ情報を郵送にて通知、或いは目視にて認証識別子を確認した上でユーザ端末に入力するといった煩雑な作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】電子媒体で保持する認証識別子の内容の例を示す図である。
【図3】サーバに接続された補助記憶装置で保持する認証用情報の例を示す図である。
【図4】サーバに接続された補助記憶装置で保持するユーザ登録情報の例を示す図である。
【図5】電子媒体内の使用可能な認証識別子の一覧の画面表示例を示す図である。
【図6】ユーザ情報入力画面の例を示す図である。
【図7】1つの認証識別子を保持させた電子媒体を用いてユーザ登録を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】複数の認証識別子を保持させる場合の認証識別新の例を示す図である。
【図9】複数の認証識別子を保持させた電子媒体に対応し、サーバに接続された補助記憶装置に保持させる認証用情報の例を示す図である。
【図10】複数の認証識別子を保持させた電子媒体内で使用可能な認証識別子の一覧の画面表示例を示す図である。
【図11】複数の認証識別子を保持させた電子媒体を用いてユーザ登録を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,12…電子媒体、13,14…ユーザ端末、15…広域ネットワーク、16…サーバ、17、18…補助記憶装置。
Claims (4)
- 製品購入者或いはサービス利用の契約者であることを製品提供者或いはサービス提供者に登録するユーザ登録システムであって、
製品提供者或いはサービス提供者から製品購入者或いはサービス利用の契約者に直接または間接的に提供され、内部に対象製品およびサービス毎の認証識別子が保持された電子媒体と、
前記電子媒体に保持された対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を読み取り、ネットワークを介して製品提供者或いはサービス提供者が管理するサーバに送信し、当該サーバにおいて前記認証識別子が正当であるかの認証を受け、その認証結果に応じて、製品購入者或いはサービス利用の契約者のユーザ情報を受付けて前記サーバに送信した後、前記サーバから送信される指示に従い前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換えるユーザ端末と、
対象製品あるいはサービス毎の認証識別子を記憶装置内に予め記憶し、前記ユーザ端末から受信した認証識別子が前記記憶装置内に予め記憶された認証識別子と一致するか否かによって認証識別子の認証を行い、正当な認証識別子であればユーザIDを自動生成して前記ユーザ端末に送信すると共に、当該ユーザIDとユーザ端末から受信したユーザ情報を当該認証識別子に対応した前記記憶装置内の記憶領域に記憶させた後、前記電子媒体内の認証識別子を無効に書き換える指示を前記ユーザ端末に送信するサーバと
を備えることを特徴とするユーザ登録システム。 - 前記電子媒体がユーザ登録可能な残回数を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末が前記サーバへのユーザ登録終了毎に前記認証識別子を無効に書き換える手段に代えて、前記サーバからの指示に応じて前記ユーザ登録可能な残回数を減少させる手段を備え、前記ユーザ登録可能な残回数がユーザ登録が不可能な回数に達するまでユーザ登録を受付けることを特徴とする請求項1に記載のユーザ登録システム。
- 前記電子媒体が、対象製品あるいはサービス毎の複数の認証識別子を記憶する領域を備え、前記ユーザ端末がいずれの認証識別子を用いたユーザ登録を行うかをユーザに選択させる手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ登録システム。
- 前記サーバに付属する記憶装置が対象製品あるいはサービス毎の認証識別子対応にユーザ登録回数の上限値を記憶する領域を備え、同一の認証識別子を用いた複数のユーザ登録を前記上限値に達する回数まで受付け、受付ける都度、電子媒体の認証識別子を無効に書き換える指示を登録要求元のユーザ端末に送信する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ登録システム。
Priority Applications (1)
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JP2002206843A JP2004054323A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | ユーザ登録システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
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KR101139658B1 (ko) | 2004-05-26 | 2012-05-16 | 소니 주식회사 | 기록 매체, 통신 장치, 데이터 처리 방법 및 통신 시스템 |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002206843A patent/JP2004054323A/ja active Pending
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KR101139658B1 (ko) | 2004-05-26 | 2012-05-16 | 소니 주식회사 | 기록 매체, 통신 장치, 데이터 처리 방법 및 통신 시스템 |
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