JP2018139078A - 署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム - Google Patents
署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018139078A JP2018139078A JP2017033956A JP2017033956A JP2018139078A JP 2018139078 A JP2018139078 A JP 2018139078A JP 2017033956 A JP2017033956 A JP 2017033956A JP 2017033956 A JP2017033956 A JP 2017033956A JP 2018139078 A JP2018139078 A JP 2018139078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signature
- file
- identification information
- server
- electronic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 32
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 19
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 34
- 230000006870 function Effects 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 18
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 14
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 8
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 7
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 2
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000013498 data listing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 230000009131 signaling function Effects 0.000 description 1
- 230000003936 working memory Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
Description
しかし、電子メールは、例えば、アドレスが無効となっていたり、メールアドレスの所有者(ユーザ)が放置していたりなど信頼性が乏しいという問題があった。
電子私書箱は、物理的な郵便ポストと同様に信頼性が高いため、例えば、事業者が電子的な文書ファイルで契約書を作成し、これを電子郵便物として送達することができる。
この技術は、ユーザが何らかのサーバにアクセスして当該サーバからサービスを受ける際に、電子私書箱を介在させ、ユーザのアクセス履歴を電子私書箱に記録するものである。
サーバに残っている履歴と、電子私書箱のアクセス履歴を照合することにより、第三者による不正アクセス(なりすまし、改ざんなど)を検出することができる。
これにより、事業者側はコストを大きく削減できるほか、ユーザ側も書類の本人受け取りや保管などの手間を省くことができ、また、書類の紛失も防止することができる。更に、電子政府推進の方向性とも合致する。
また、このような電子私書箱が推進されている一方で、マイナンバ制度が開始され、個々の国民が固有のマイナンバカード(ICカード)を保有する方向で行政が活動している。
マイナンバカードは、電子署名用の秘密鍵を記憶しており、これを用いてマイナンバカード内で電子署名する機能を有している。
そのため、ユーザは、文書ファイルを紙媒体にプリントアウトして署名・捺印を行い、配信者に通常の郵便で郵送しなければならなかった。
(2)請求項2に記載の発明では、前記署名対象値取得手段が、前記特定した署名対象ファイルから署名対象値を計算して取得することを特徴とする請求項1に記載の署名支援サーバを提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記受信した電子署名を前記特定した署名対象ファイルに付随させる付随手段と、前記電子署名を付随させた署名対象ファイルを出力する署名対象ファイル出力手段と、を具備したことを特徴とする請求項2に記載の署名支援サーバを提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記特定した署名対象ファイルは所定のパスワードで復号化可能に暗号化されており、前記接続した端末から、前記電子私書箱で前記識別情報と共に通知したパスワードを取得するパスワード取得手段と、前記取得したパスワードを用いて前記署名対象ファイルを復号化する復号化手段と、を具備し、前記署名対象値取得手段は、前記復号化した署名対象ファイルから署名対象値を取得することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の署名支援サーバを提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記特定した署名対象ファイルを所定期間後に消去する消去手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の署名支援サーバを提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、署名内容を規定し、所定の電子私書箱アカウントに対応づけられた原本ファイルを所定の事業体の業務サーバから取得する原本ファイル取得手段と、前記取得した原本ファイルに対応し、電子署名の対象となる署名対象ファイルを作成する署名対象ファイル作成手段と、前記作成した署名対象ファイルを識別する識別情報を生成する識別情報生成手段と、前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて前記所定の電子私書箱アカウントに送信する原本ファイル送信手段と、前記作成した署名対象ファイルと前記生成した識別情報を対応させて所定の署名支援サーバに送信する署名対象ファイル送信手段と、前記署名支援サーバから、前記送信した署名対象ファイルに対して生成された電子署名を受信する署名受信手段と、前記受信した電子署名を前記業務サーバに送信する署名送信手段と、を具備したことを特徴とする中継サーバを提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記署名対象ファイル作成手段が、所定のパスワードで復号化可能に暗号化して前記署名対象ファイルを作成し、前記原本ファイル送信手段は、前記パスワードを前記原本ファイルと対応させて送信することを特徴とする請求項6に記載の中継サーバを提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、前記署名対象ファイル作成手段が、前記署名対象ファイルとして、前記原本ファイルの複製を作成することを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の中継サーバを提供する。
(9)請求項9に記載の発明では、前記署名対象ファイル作成手段が、前記原本ファイルに対応する複数の署名対象ファイルを作成し、前記識別情報生成手段は、前記作成した複数の署名対象ファイルのそれぞれに対応させて識別情報を生成し、前記署名対象ファイル送信手段は、前記作成した複数の署名対象ファイルを前記生成した識別情報と対応させて前記署名支援サーバに送信することを特徴とする請求項6、請求項7、又は請求項8に記載の中継サーバを提供する。
(10)請求項10に記載の発明では、前記取得した原本ファイルには、複数の電子私書箱アカウントが対応づけられており、当該複数の電子私書箱アカウントのリストを取得するリスト取得手段を具備し、前記原本ファイル送信手段は、前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて、前記取得したリストに含まれる複数の電子私書箱アカウントに送信することを特徴とする請求項9に記載の中継サーバを提供する。
(11)請求項11に記載の発明では、秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置との接続インターフェースを備えた端末と接続する接続機能と、電子私書箱によって、署名内容を規定する原本ファイルと共に通知した識別情報の入力を、前記端末を介して受け付ける識別情報受付機能と、前記受け付けた識別情報を用いて署名対象ファイルを特定する署名対象ファイル特定機能と、前記特定した署名対象ファイルの署名対象値を取得する署名対象値取得機能と、前記取得した署名対象値を前記接続インターフェースを介して前記携帯型半導体装置に送信する署名対象値送信機能と、前記携帯型半導体装置が前記送信した署名対象値を用いて生成した電子署名を前記接続インターフェースを介して受信する電子署名受信機能と、をコンピュータで実現する署名支援プログラムを提供する。
(12)請求項12に記載の発明では、署名内容を規定し、所定の電子私書箱アカウントに対応づけられた原本ファイルを所定の事業体の業務サーバから取得する原本ファイル取得機能と、前記取得した原本ファイルに対応し、電子署名の対象となる署名対象ファイルを作成する署名対象ファイル作成機能と、前記作成した署名対象ファイルを識別する識別情報を生成する識別情報生成機能と、前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて前記所定の電子私書箱アカウントに送信する原本ファイル送信機能と、前記作成した署名対象ファイルと前記生成した識別情報を対応させて所定の署名支援サーバに送信する署名対象ファイル送信機能と、前記署名支援サーバから、前記送信した署名対象ファイルに対して生成された電子署名を受信する署名受信機能と、前記受信した電子署名を前記業務サーバに送信する署名送信機能と、をコンピュータで実現する中継プログラムを提供する。
中継サーバ3(図1)は、業務サーバ2からアカウント13に宛てた契約書ファイル10aを受信すると、これを複製した契約書ファイル10bを作成すると共に、契約書ファイル10bを識別する識別情報を生成する。
これにより、契約書の内容を規定した原本ファイルである契約書ファイル10aと、これに代わって電子署名を受ける契約書ファイル10bが識別情報により対応づけられる。
そして、中継サーバ3は、契約書ファイル10aと識別情報を私書箱サーバ4に送信し、契約書ファイル10bと識別情報を署名支援サーバ5に送信する。
そして、ユーザは、自己のICカード7(例えば、マイナンバカード)と控えた識別情報を持参して公共の施設(例えば、コンビニエンスストアや役所)などに設置されたICカード端末8を訪れる。
署名支援サーバ5は、ICカード端末8のディスプレイを用いてユーザに識別情報の入力を促し、ユーザは、これに応じて控えておいた識別情報をICカード端末8から入力する。ICカード端末8は、このようにして入力された識別情報を署名支援サーバ5に送信する。
更に、署名支援サーバ5は、ICカード端末8によってユーザにICカード7で電子署名するための暗証番号の入力を要求する。
署名支援サーバ5は、暗証番号を受信すると、契約書ファイル10bのハッシュ値を計算し、当該ハッシュ値と暗証番号をICカード7に送信して電子署名の実行を指令する。
署名支援サーバ5は、この電子署名を契約書ファイル10bに添付して契約書ファイル10cを生成し、これを中継サーバ3に送信する。中継サーバ3は、これを業務サーバ2に送信する。
以上の処理は、ユーザが端末6からICカード7にアクセスできる環境があれば、例えば、自宅などで行うこともできるが、例え、そのような環境を個人的に有しない場合でも、公共のICカード端末8を用いて電子署名することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子郵便システム1の構成を示した図である。
電子郵便システム1は、事業体A、B、・・・が運営する業務サーバ2、2、・・・、中継サーバ3、私書箱サーバ4、署名支援サーバ5、ユーザの端末6、6、・・・、ICカード端末8、8、・・・、ICカード7、7、・・・などがインターネットなどの通信ネットワークを介して接続可能に配設されて構成されている。
以下では、図の括弧で示した番号に対応させて説明する。
なお、本実施の形態では、処理対象の電子郵便物を契約書ファイル10aとするが、これに限定するものではなく、その他の文書ファイル(例えば、請求書)やコンテンツなど、電子署名の対象となる電子情報を広く用いることができる。
中継サーバ3は、電子署名支援サービスに申し込んだユーザのユーザ情報を記憶した中継ユーザDB12を備えている。
本人確認情報は、基本4情報(ユーザの氏名、生年月日、性別、住所)などから構成されている。
なお、オプトイン情報は、ユーザが私書箱サーバ4に対して提示し登録したものであり、これを中継サーバ3が引き継いで私書箱サーバ4に代理してブロック処理を行うものである。
このように、中継サーバ3は、私書箱サーバ4に代わって、ブロック処理を行うことにより、私書箱サーバ4の負荷の低減を図っており、私書箱サーバ4の業務処理を一部肩代わりすることができる。
このように、中継サーバ3は、署名内容を規定し、所定の電子私書箱アカウント(アカウント13)に対応づけられた原本ファイル(契約書ファイル10a)を所定の事業体の業務サーバから取得する原本ファイル取得手段を備えている。
中継サーバ3が業務サーバ2から契約書ファイル10aを取得する方式は、プル型とプッシュ型のどちらでもよい。
まず中継サーバ3は、図示しないタイムスタンプサーバと通信し、契約書ファイル10aにタイムスタンプを付与する。これにより契約書ファイル10aの改ざんを防止する。
そして、署名対象ファイル作成手段は、所定のパスワードで復号化可能に暗号化して署名対象ファイルを作成し、署名対象ファイルとして、原本ファイルの複製を作成している。
このように、中継サーバ3は、署名対象ファイルを識別する識別情報を生成する識別情報生成手段を備えている。
このように、中継サーバ3は、署名対象ファイルに識別情報を対応させて所定の署名支援サーバ5に送信する署名対象ファイル送信手段を備えている。
なお、契約書ファイルを暗号化して契約書ファイル10bとするのは、署名支援サーバ5の事業者に対して内容を秘匿し、セキュリティを高めるためである。
中継サーバ3は、この付随を、ユーザがアカウント13にアクセスして契約書ファイル10aを閲覧する際に識別情報とパスワードも表示されるような形態で行う。
このように、中継サーバ3は、原本ファイルと識別情報とパスワードを対応させて所定の電子私書箱アカウントに送信する原本ファイル送信手段を備えている。
私書箱サーバ4は、端末6からアカウント13へのログインを各ユーザに対して発行したアカウント13用のパスワードによって認証している。
このため、電子郵便システム1では、中継サーバ3、私書箱サーバ4、署名支援サーバ5、ICカード端末8を連携させることにより、アカウント13内の契約書ファイル10aの転送や参照を回避しつつ、アカウント13に対する電子署名を可能としたものである。
端末6は、私書箱サーバ4の電子郵便サイトが提供する画面を表示するディスプレイなどの出力機器や、これに対してユーザが操作を行うキーボードやタッチパネルなどの入力機器を備えている。
端末6は、ユーザの操作により、私書箱サーバ4のログイン画面にアクセスし、これに対してユーザが入力したアカウント番号とアカウント13用のパスワードを私書箱サーバ4に送信することにより当該ユーザのアカウント13にログインする(5)。
ユーザが契約書ファイル10aの表示を選択すると、端末6は、私書箱サーバ4が提供する電子郵便閲覧画面にて、契約書ファイル10aの内容、及びこれに付随する識別情報と、暗号化された契約書ファイル10bの復号化用のパスワードを表示する。
ユーザは、後ほど電子署名を行うために識別情報とパスワードを控える。
また、ICチップを内蔵した電子マネーカードや社員証カードなどのカード媒体のほか、ICチップを内蔵したスマートホン、携帯電話、携帯ゲーム機などがある。更に、ICチップと同等の機能をスマートホンのCPUなどが代替してもよい。
インターフェースには、接触式と非接触式がある。接触式の場合には、ICカード7に接続用の電極が設けられており、当該電極の接触を介して電力の供給と信号の送受信が行われる。
非接触式の場合には、ICカード7に通信、及び電力供給用のアンテナが埋め込んであり、無線にて電力の供給と信号の送受信が行われる。
ICチップ(ICカード7)は、秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置として機能する。
電子署名が行われる仕組みは、以下の通りである。
ハッシュ値は、文書ファイルから計算される署名対象値(数値)であり、文書の内容が僅かでも異なるとハッシュ値は大きく変化する。また、ハッシュ値から文書ファイルを復元することはできない。そのため、文書ファイルとハッシュ値は、一対一に対応している。
そのため、電子署名値(ハッシュ値)を秘密鍵に対応する公開鍵で復号化し、これを非改竄性の検証対象となる文書ファイルのハッシュ値と比較したところ、両者が一致するのであれば、当該ユーザが当該文書ファイルに対して署名したと確認することができる。
ICカード端末8は、秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置との接続インターフェース(リーダライタなど)を備えた端末として機能している。
ICカード7がリーダライタに設置されると、ICカード端末8は、署名支援サーバ5とICカード7の通信を仲介し、署名支援サーバ5とICカード7の通信を可能とする。
これによって、ICカード端末8は、ユーザに識別情報を入力させる指示を与えたり、ユーザからの識別情報の入力を受け付けることができる。
そのため、例えば、自宅の端末6にICカード7用のリーダライタを設置してあるユーザは、ICカード端末8まで行かなくても自宅で電子署名することができる。
このように、電子郵便システム1は、自宅にリーダライタがあるユーザに関しては、自宅で電子署名することができるが、そのような環境にないユーザについてもICカード端末8で電子署名することができる。
まず、ユーザがICカード7をICカード端末8のリーダライタに設置することにより、ICカード端末8を介してICカード7と署名支援サーバ5が接続する。
次に、ICカード端末8は、ユーザから識別情報と復号化用のパスワードの入力を受け付け、これを署名支援サーバ5に送信する。
ICカード7は、当該ハッシュ値を秘密鍵で暗号化することにより電子署名を作成して署名支援サーバ5に送信する。
電子署名処理の骨子は、以上の通りであるが、後述するように、更に電子署名用の暗証番号の入力、本人確認などを行ってセキュリティを高めることができる。
そして、署名支援サーバ5は、ICカード端末8を介してユーザから電子署名の要求があるまで待機する。
このように、署名支援サーバ5は、秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置との接続インターフェースを備えた端末(ICカード端末8)と接続する接続手段を備えている。
次いで、署名支援サーバ5は、識別情報を検索キーとして契約書DB14を検索することにより、電子署名の対象となっている契約書ファイル10bを特定し、パスワードでこれを復号化する。
更に、署名対象ファイルは所定のパスワードで復号化可能に暗号化されており、署名支援サーバ5は、端末(ICカード端末8)から、電子私書箱で識別情報と共に通知したパスワードを取得するパスワード取得手段と、当該取得したパスワードを用いて署名対象ファイルを復号化する復号化手段を備えている。
署名支援サーバ5は、これによってICカード端末8から入力された暗証番号をICカード7に送信し、ICカード7によって暗証番号が承認されると、ICカード7に公開鍵証明書の送信を要求する。
なお、暗証番号は、署名支援サーバ5を経由せずにICカード端末8からICカード7に直接送信して、ICカード端末8が暗証番号の認証結果を署名支援サーバ5に送信するようにしてもよい。
このように、署名支援サーバ5は、署名対象ファイルの署名対象値(ハッシュ値)を復号化した署名対象ファイルから計算して取得する署名対象値取得手段を備えている。
このように、署名支援サーバ5は、署名対象値をICカード端末8の接続インターフェースを介して携帯型半導体装置(ICカード7のICチップ)に送信する署名対象値送信手段を備えている。
このように、署名支援サーバ5は、携帯型半導体装置が署名対象値を用いて生成した電子署名を接続インターフェースを介して受信する電子署名受信手段と、ICカード7から受信した電子署名を署名対象ファイルに付随させる付随手段と、電子署名を付随させた署名対象ファイルを出力する署名対象ファイル出力手段を備えている。
ここで、所定タイミングとしては、例えば、契約書ファイル10bに対する電子署名が行われた場合には、署名済みの契約書ファイル10cの中継サーバ3への送信が完了した後に直ちに、又は完了後所定時間経過後に消去する。
一方、契約書ファイル10bの電子署名がなされなかった場合には、暗号化された契約書ファイル10bを中継サーバ3から受信後、電子署名のために許容された期間が経過した後に消去される。
事業体が期間を指定する場合には、契約書ファイル10aとともに指定された期間が業務サーバ2から中継サーバ3に送信され、中継サーバ3は暗号化した契約書ファイル10b、本人確認情報と共に指定された期間を署名支援サーバ5に送信する。
このように署名支援サーバ5は、署名対象ファイル(契約書ファイル10b)を所定期間後に消去する消去手段を備えている。
このように、中継サーバ3は、署名対象ファイルに対して生成された電子署名を受信する署名受信手段と、当該受信した電子署名を業務サーバ2に送信する署名送信手段を備えている。
例えば、電子郵便システム1では、署名支援サーバ5が契約書ファイル10bを記憶し、内部処理を行ったが、この内部処理を中継サーバ3で行い、署名支援サーバ5は、中継サーバ3とICカード端末8の通信を単に仲介するサーバとしてもよい。
そして、中継サーバ3は、契約書ファイル10bからハッシュ値を計算して、ICカード7に電子署名を行わせる。
この例では、電子署名に関する処理は、全て中継サーバ3が行い、中継サーバ3が署名支援サーバ5の機能も兼ね備えている。
中継サーバ3は、CPU31、ROM32、RAM33、通信制御部34、及び記憶装置35などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU31は、中央処理装置であって、記憶装置35が記憶する図示しない中継プログラムに従って動作し、業務サーバ2、私書箱サーバ4、及び署名支援サーバ5の間で上述した中継処理を行う。
RAM33は、読み書きが可能なメモリであって、CPU31が契約書ファイル10bの複製や暗号化、URLの生成など中継処理を行う際のワーキングメモリを提供する。
記憶装置35は、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体を用いて構成されており、CPU31に中継処理機能を発揮させるための中継プログラムや中継ユーザDB12などを記憶している。
署名支援サーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、通信制御部54、及び記憶装置55などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU51〜RAM53の機能は、CPU31〜RAM33と同様である。
記憶装置55は、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体を用いて構成されており、CPU51にICカード7と協働して電子署名するためのプログラム、契約書DB14などを記憶している。
ICカード7は、CPU71、ROM72、RAM73、通信制御部74、及び記憶装置75などがバスラインで接続されて構成されており、これらは、ICチップ上に形成されている。
CPU71〜RAM73の機能は、CPU31〜RAM33と同様である。
記憶装置75は、CPU71に通信を行わせたり、電子署名処理を行わせるためのプログラムや、電子署名に用いる秘密鍵や公開鍵証明書、及び、電子署名処理を行わせるための暗証番号などを記憶している。
中継ユーザDB12は、ユーザごとの「ユーザID」、「アカウント番号」、「本人確認情報」、「オプトイン情報」、その他の項目から構成されている。
「ユーザID」は、中継サーバ3がユーザを識別するためのID情報である。
中継サーバ3は、業務サーバ2が送信した契約書ファイル10aの宛先のアカウント番号を当該「アカウント番号」と照合することによりユーザを特定し、当該ユーザの本人確認情報やオプトイン情報などを特定する。
「本人確認情報」は、ユーザの基本4情報であり、「オプトイン情報」は、ユーザが設定したオプトイン情報である。
なお、オプトイン情報に基づく電子郵便物のブロックを私書箱サーバ4で行う場合は、この項目は不要である。
契約書DB14は、中継サーバ3から送信されてくる識別情報、契約書ファイル、本人確認情報の組を電子署名のために蓄積しておくデータベースであり、「識別情報」、「契約書ファイル」、「本人確認情報」、その他の項目から構成されている。
「契約書ファイル」は、暗号化された契約書ファイル10bである。
「本人確認情報」は、本人確認のための基本4情報であり、中継ユーザDB12の「本人確認情報」と同じ内容のものである。
図4(a)は、端末6に表示される電子郵便閲覧画面21の一例を示した図である。
端末6からアカウント13にログインするとアカウント13に送達されている電子郵便物がディスプレイに一覧表示される。ユーザがこれらの中から所望の電子郵便物に対して選択操作するとその内容が電子郵便閲覧画面21に表示される。
電子郵便閲覧画面21の下方には、契約書ファイル10aに付随している識別情報22が「通知番号」として表示され、復号化用のパスワード23もこれと共に表示されている。
ユーザは、識別情報22とパスワード23をメモするなどして控えて、ICカード端末8が設置された店舗に持参する。
ユーザがICカード端末8のリーダライタにICカード7を設置すると共に、ICカード端末8のディスプレイに表示されたメニュー画面から適当な項目を選択すると、識別情報入力画面24が表示される。
識別情報入力画面24は、通知番号入力欄とパスワード入力欄を備えており、ユーザは、メモしてきた識別情報とパスワードを、それぞれ、通知番号入力欄とパスワード入力欄に入力し、図示しない送信ボタンを選択する。
これにより、ICカード端末8は、識別番号とパスワードを署名支援サーバ5に送信する。
暗証番号入力画面26は、暗証番号入力欄を備えており、電子署名を行う直前に表示される。
ユーザは、ICカード7に電子署名を実行させるために暗証番号を暗証番号入力欄に入力して図示しない送信ボタンを選択する。
これにより、署名支援サーバ5とICカード7が通信して電子署名が行われる。
以下の処理は、端末6や各サーバのCPUが所定のプログラムに従って行うものである。
まず、端末6は、ユーザの操作により私書箱サーバ4の登録画面にアクセスする(ステップ5)。
端末6は、私書箱サーバ4から登録画面データを受信し、登録画面をディスプレイに表示する。登録画面には、本人確認情報(基本4情報)やオプトイン情報を入力する欄が設けられている。
ユーザがこれらを入力し、送信操作を行うと、端末6は、これらの登録情報を私書箱サーバ4に送信する(ステップ15)。
次いで、私書箱サーバ4は、作成したアカウント13のアカウント番号、本人確認情報、オプトイン情報などを中継サーバ3に送信する(ステップ25)。
まず、業務サーバ2がある特定のユーザのアカウント13に宛てた契約書ファイル10aを中継サーバ3に送信する(ステップ100)。
次に、中継サーバ3は、契約書ファイル10aのコピーを作成してこれを暗号化することにより契約書ファイル10bを生成し、更に、これを復号化するパスワードを生成する(ステップ110)。
そして、中継サーバ3は、契約書ファイル10aに識別情報と契約書ファイル10bを復号化するパスワードを対応させて(付随させて)、私書箱サーバ4に送信する(ステップ120)。
私書箱サーバ4は、契約書ファイル10aと識別情報、及びパスワードを受信し、契約書ファイル10aの宛先で指定されているアカウント13に記憶して格納する(ステップ125)。
署名支援サーバ5は、中継サーバ3から契約書ファイル10b、識別情報、及び本人確認情報を受信して、これらを対応づけて契約書DB14に記憶する(ステップ135)。
私書箱サーバ4は、端末6がアカウント13にログインすると、アカウント13に送達されている電子郵便物を一覧する画面データを端末6に送信する。
ユーザは、控えた識別情報とパスワードを携えてICカード端末8が設置された店舗などに赴く。
ユーザは、持参したICカード7をICカード端末8に設置し、ICカード端末8のメニュー画面から電子郵便システム1による電子署名サービスを選択する。
すると、ICカード端末8は、署名支援サーバ5に接続し、署名支援サーバ5とICカード7の通信が開始される(ステップ205)。
これに対し、ICカード端末8は、画面データを受信してディスプレイに識別情報入力画面24を表示する(ステップ215)。
これにより、ICカード端末8は、識別情報とパスワードを署名支援サーバ5に送信する(ステップ220)。
次に、署名支援サーバ5は、暗証番号入力画面データを作成してICカード端末8に送信する(ステップ230)。
ユーザは、暗証番号入力画面26から電子署名用の暗証番号を入力し、送信ボタンを選択する。
これにより、ICカード端末8は、暗証番号を署名支援サーバ5に送信する(ステップ235)。
ICカード端末8は、当該要求をICカード7に中継し(ステップ245)、ICカード7は、当該要求を受信する。
ICカード7は、受信した暗証番号を認証し、公開鍵証明書(本人確認情報)を署名支援サーバ5に送信する(ステップ250)。
ICカード端末8は、公開鍵証明書の送信を中継する(ステップ255)。
本人確認情報が照合できない場合、署名支援サーバ5は、エラーメッセージをICカード端末8に送信して処理を終了する。
本人確認情報が照合できた場合、署名支援サーバ5は、暗証番号及びハッシュ値をパラメータとする電子署名指令をICカード7に送信する(ステップ265)。
ICカード端末8は、当該指令をICカード7に中継する(ステップ270)。
ICカード端末8は、この送信を中継する(ステップ280)。
中継サーバ3は、署名支援サーバ5から電子署名済みの契約書ファイル10cを受信すると、これを契約書ファイル10aの送信元の業務サーバ2に送信する(ステップ290)。
業務サーバ2は、電子署名済みの契約書ファイル10cを受信して記憶する(ステップ295)。
また、業務サーバ2は、契約書等に対するユーザの合意意志が反映された書類である、署名付きの電子郵便物を受領することで、当該電子郵便物に対するユーザの意思を得ることができる。
例えば、金融機関の連帯保証契約や賃貸契約など、一つの契約書に複数人の同意が必要な契約が広く行われている。
本変形例は、このように複数人による契約を電子郵便システム1で行う。電子郵便システム1の構成は、実施の形態と同様である。
この例では、ユーザAが主契約者、ユーザB、Cが連帯契約者とする。図示しないが、ユーザA、B、Cのアカウント13をアカウント13A、13B、13Cとし、ユーザA、B、Cが使用するICカード端末8をICカード端末8A、8B、8Cとする。ICカード端末8A、8B、8Cは、同じICカード端末8であっても異なるICカード端末8であってもよい。
電子郵便システム1は、署名者リスト300に登録されたユーザA、B、Cの順で電子署名を行い、主契約者であるユーザAが最初の電子署名を行うようになっている。
このように、原本ファイル(契約書ファイル10a)には、複数の電子私書箱アカウントが対応づけられており、中継サーバ3は、当該複数の電子私書箱アカウントのリスト(署名者リスト300)を取得するリスト取得手段を備えている。
そして、中継サーバ3は、署名者リスト300を参照して、契約書ファイル10aと識別情報Aを対応づけて私書箱サーバ4のアカウント13Aに送信し(2)、契約書ファイル10dと識別情報Aを対応づけて署名支援サーバ5に送信する(3)。
署名支援サーバ5は、ユーザAがICカード端末8Aから入力した識別情報Aによって契約書ファイル10dを特定し、これのハッシュ値をICカード7Aに送信して電子署名させて、ICカード端末8Aから当該電子署名を受信する。
そして、署名支援サーバ5は、当該電子署名を契約書ファイル10dに付与してユーザAの電子署名が付与された契約書ファイル10eを生成し、これを中継サーバ3に送信する(4)。
そして、中継サーバ3は、署名者リスト300を参照して、契約書ファイル10eと識別情報Bを私書箱サーバ4のアカウント13Bに送信し(5)、契約書ファイル10fと識別情報Bを署名支援サーバ5に送信する(6)。
なお、本変形例では、ユーザA、B、C用に、それぞれ異なる識別情報A、B、Cを生成するが、同じものでもよい。
署名支援サーバ5は、ユーザBがICカード端末8Bから入力した識別情報Bによって契約書ファイル10fを特定し、これのハッシュ値をICカード7Bに送信して電子署名させて、ICカード端末8Bから当該電子署名を受信する。
そして、署名支援サーバ5は、当該電子署名を契約書ファイル10fに付与してユーザA、Bの電子署名が付与された契約書ファイル10gを生成し、これを中継サーバ3に送信する(7)。
そして、中継サーバ3は、署名者リスト300を参照して、契約書ファイル10gと識別情報Cを私書箱サーバ4のアカウント13Cに送信し(8)、契約書ファイル10hと識別情報Cを署名支援サーバ5に送信する(9)。
署名支援サーバ5は、ユーザCがICカード端末8Cから入力した識別情報Cによって契約書ファイル10hを特定し、これのハッシュ値をICカード7Cに送信して電子署名させて、ICカード端末8Cから当該電子署名を受信する。
そして、署名支援サーバ5は、当該電子署名を契約書ファイル10hに付与してユーザA、B、Cの電子署名が付与された契約書ファイル10iを生成し、これを中継サーバ3に送信する(10)。
このようにして、業務サーバ2は、署名者リスト300に登録されているユーザA、B、Cが登録順に電子署名した契約書ファイル10iを得ることができる。
例えば、ユーザAがアカウント13を持っており、ユーザB、Cがアカウント13を持っていない場合は、ユーザAのアカウントにユーザB、C用の識別情報B、Cを通知し、ユーザAが識別情報B、CをユーザB、Cに個別に伝えるなどする。
更に、電子署名は、通信ネットワークを介して行われるため、複数のユーザは、互いに顔を合わさずに一つの契約書ファイル10に電子署名することができる。
変形例1では、ユーザA→ユーザB→ユーザCの順に電子署名を重ねていったが、本変形例では、複数のユーザA、B、Cに平行して契約書ファイル10を送信して電子署名させる。
図9は、複数人が平行して契約書ファイル10に電子署名を行う手順を説明するための図である。
まず、業務サーバ2は、契約書ファイル10aと、これに電子署名するユーザのアカウント13A、13B、13Cの署名者リスト300を中継サーバ3に送信する(1)。
電子郵便システム1は、署名者リスト300に登録されたユーザA、B、Cに対して同時に平行して電子署名を行わせる。
更に、中継サーバ3は、電子署名用に契約書ファイル10aをユーザの人数分だけ複製して契約書ファイル10jを生成する。
以下では、3つの契約書ファイル10aと契約書ファイル10jを契約書ファイル10a1、契約書ファイル10a2、契約書ファイル10a3、及び、契約書ファイル10j1、契約書ファイル10j2、契約書ファイル10j3とする。
更に、中継サーバ3は、契約書ファイル10j1と識別情報Aを対応させ、契約書ファイル10j2と識別情報Bを対応させ、及び契約書ファイル10j3と識別情報Cを対応させて署名支援サーバ5に送信する(3)。
署名支援サーバ5は、ユーザがICカード端末8Aから入力した識別情報Aによってこれと対応する契約書ファイル10j1を特定し、これのハッシュ値をICカード7Aに送信して電子署名させることにより、ユーザAの電子署名が付与された契約書ファイル10kを生成して中継サーバ3に送信する(4)。
署名支援サーバ5は、ユーザBがICカード端末8Bから入力した識別情報Bによってこれと組を成す契約書ファイル10j2を特定し、これのハッシュ値をICカード7Bに送信して電子署名させることにより、ユーザBの電子署名が付与された契約書ファイル10lを生成して中継サーバ3に送信する(5)。
署名支援サーバ5は、ユーザCがICカード端末8Cから入力した識別情報Cによってこれと組を成す契約書ファイル10j3を特定し、これのハッシュ値をICカード7Cに送信して電子署名させることにより、ユーザCの電子署名が付与された契約書ファイル10mを生成して中継サーバ3に送信する(6)。
以上のようにして、本変形例では、署名者リスト300の記載順序に関係なく、複数のユーザが個別に電子署名するため、迅速に契約書ファイル10nを得ることができる。
この場合、電子郵便システム1は、まず、契約書ファイル10に対して主契約者の電子署名を取得する。
そして、従契約者の電子署名を付与した契約書ファイル10p、10q、・・・を生成して、これらを一つに結合する。
(1)重要情報の漏洩や改ざんを防止するために、電子データをシステムへ連携する前に、あらかじめ電子署名、タイムスタンプを付与するとともに、ユーザが検索キーとなる識別情報を入力しない限り電子データを特定しないので、電子データを暗号化した状態のままとすることができる。
(2)システム連携時には暗号化されたままの状態でデータ連携を行い、実際にユーザが、合意の電子署名を行う際に、ユーザが識別情報を入力することで、ユーザのみがデータを連携システムでデータを閲覧できる状態として署名処理を実行することができる。
2 業務サーバ
3 中継サーバ
4 私書箱サーバ
5 署名支援サーバ
6 端末
7 ICカード
8 ICカード端末
10、10a〜q 契約書ファイル
12 中継ユーザDB
13 アカウント
14 契約書DB
21 電子郵便閲覧画面
22 識別情報
23 パスワード
24 識別情報入力画面
26 暗証番号入力画面
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 通信制御部
35 記憶装置
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 通信制御部
55 記憶装置
71 CPU
72 ROM
73 RAM
74 通信制御部
75 記憶装置
300 署名者リスト
Claims (12)
- 秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置との接続インターフェースを備えた端末と接続する接続手段と、
電子私書箱によって、署名内容を規定する原本ファイルと共に通知した識別情報の入力を、前記端末を介して受け付ける識別情報受付手段と、
前記受け付けた識別情報を用いて署名対象ファイルを特定する署名対象ファイル特定手段と、
前記特定した署名対象ファイルの署名対象値を取得する署名対象値取得手段と、
前記取得した署名対象値を前記接続インターフェースを介して前記携帯型半導体装置に送信する署名対象値送信手段と、
前記携帯型半導体装置が前記送信した署名対象値を用いて生成した電子署名を前記接続インターフェースを介して受信する電子署名受信手段と、
を具備したことを特徴とする署名支援サーバ。 - 前記署名対象値取得手段は、前記特定した署名対象ファイルから署名対象値を計算して取得することを特徴とする請求項1に記載の署名支援サーバ。
- 前記受信した電子署名を前記特定した署名対象ファイルに付随させる付随手段と、
前記電子署名を付随させた署名対象ファイルを出力する署名対象ファイル出力手段と、
を具備したことを特徴とする請求項2に記載の署名支援サーバ。 - 前記特定した署名対象ファイルは所定のパスワードで復号化可能に暗号化されており、
前記接続した端末から、前記電子私書箱で前記識別情報と共に通知したパスワードを取得するパスワード取得手段と、
前記取得したパスワードを用いて前記署名対象ファイルを復号化する復号化手段と、
を具備し、
前記署名対象値取得手段は、前記復号化した署名対象ファイルから署名対象値を取得することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の署名支援サーバ。 - 前記特定した署名対象ファイルを所定期間後に消去する消去手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の署名支援サーバ。
- 署名内容を規定し、所定の電子私書箱アカウントに対応づけられた原本ファイルを所定の事業体の業務サーバから取得する原本ファイル取得手段と、
前記取得した原本ファイルに対応し、電子署名の対象となる署名対象ファイルを作成する署名対象ファイル作成手段と、
前記作成した署名対象ファイルを識別する識別情報を生成する識別情報生成手段と、
前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて前記所定の電子私書箱アカウントに送信する原本ファイル送信手段と、
前記作成した署名対象ファイルと前記生成した識別情報を対応させて所定の署名支援サーバに送信する署名対象ファイル送信手段と、
前記署名支援サーバから、前記送信した署名対象ファイルに対して生成された電子署名を受信する署名受信手段と、
前記受信した電子署名を前記業務サーバに送信する署名送信手段と、
を具備したことを特徴とする中継サーバ。 - 前記署名対象ファイル作成手段は、所定のパスワードで復号化可能に暗号化して前記署名対象ファイルを作成し、
前記原本ファイル送信手段は、前記パスワードを前記原本ファイルと対応させて送信することを特徴とする請求項6に記載の中継サーバ。 - 前記署名対象ファイル作成手段は、前記署名対象ファイルとして、前記原本ファイルの複製を作成することを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の中継サーバ。
- 前記署名対象ファイル作成手段は、前記原本ファイルに対応する複数の署名対象ファイルを作成し、
前記識別情報生成手段は、前記作成した複数の署名対象ファイルのそれぞれに対応させて識別情報を生成し、
前記署名対象ファイル送信手段は、前記作成した複数の署名対象ファイルを前記生成した識別情報と対応させて前記署名支援サーバに送信することを特徴とする請求項6、請求項7、又は請求項8に記載の中継サーバ。 - 前記取得した原本ファイルには、複数の電子私書箱アカウントが対応づけられており、当該複数の電子私書箱アカウントのリストを取得するリスト取得手段を具備し、
前記原本ファイル送信手段は、前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて、前記取得したリストに含まれる複数の電子私書箱アカウントに送信することを特徴とする請求項9に記載の中継サーバ。 - 秘密鍵を記憶し、当該秘密鍵を用いて電子署名する携帯型半導体装置との接続インターフェースを備えた端末と接続する接続機能と、
電子私書箱によって、署名内容を規定する原本ファイルと共に通知した識別情報の入力を、前記端末を介して受け付ける識別情報受付機能と、
前記受け付けた識別情報を用いて署名対象ファイルを特定する署名対象ファイル特定機能と、
前記特定した署名対象ファイルの署名対象値を取得する署名対象値取得機能と、
前記取得した署名対象値を前記接続インターフェースを介して前記携帯型半導体装置に送信する署名対象値送信機能と、
前記携帯型半導体装置が前記送信した署名対象値を用いて生成した電子署名を前記接続インターフェースを介して受信する電子署名受信機能と、
をコンピュータで実現する署名支援プログラム。 - 署名内容を規定し、所定の電子私書箱アカウントに対応づけられた原本ファイルを所定の事業体の業務サーバから取得する原本ファイル取得機能と、
前記取得した原本ファイルに対応し、電子署名の対象となる署名対象ファイルを作成する署名対象ファイル作成機能と、
前記作成した署名対象ファイルを識別する識別情報を生成する識別情報生成機能と、
前記取得した原本ファイルと前記生成した識別情報を対応させて前記所定の電子私書箱アカウントに送信する原本ファイル送信機能と、
前記作成した署名対象ファイルと前記生成した識別情報を対応させて所定の署名支援サーバに送信する署名対象ファイル送信機能と、
前記署名支援サーバから、前記送信した署名対象ファイルに対して生成された電子署名を受信する署名受信機能と、
前記受信した電子署名を前記業務サーバに送信する署名送信機能と、
をコンピュータで実現する中継プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033956A JP6800045B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033956A JP6800045B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018139078A true JP2018139078A (ja) | 2018-09-06 |
JP6800045B2 JP6800045B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=63451492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017033956A Active JP6800045B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6800045B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109784987A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-21 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片版权收益方法及装置 |
CN110830449A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-02-21 | 北京三快在线科技有限公司 | 文件处理方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
CN111382923A (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-07 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片版权的线上收益方法及装置 |
CN111383109A (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-07 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片的版权交易方法及装置 |
JP7509704B2 (ja) | 2018-11-30 | 2024-07-02 | 株式会社Rsystem | 文書整理支援システム及びコンピュータプログラム |
JP7534620B2 (ja) | 2020-09-28 | 2024-08-15 | 富士通株式会社 | 通信プログラム、通信装置、及び通信方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004110197A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fujitsu Ltd | センタ・システムにおける情報処理方法及びアクセス権限管理方法 |
JP2005142661A (ja) * | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Ntt Docomo Inc | 端末装置、サーバ、電子認証システム、及び、署名付電子文書生成方法 |
JP2010136176A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子署名システム、認証補助サーバおよびicカード、並びに電子署名方法 |
-
2017
- 2017-02-24 JP JP2017033956A patent/JP6800045B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004110197A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fujitsu Ltd | センタ・システムにおける情報処理方法及びアクセス権限管理方法 |
JP2005142661A (ja) * | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Ntt Docomo Inc | 端末装置、サーバ、電子認証システム、及び、署名付電子文書生成方法 |
JP2010136176A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子署名システム、認証補助サーバおよびicカード、並びに電子署名方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7509704B2 (ja) | 2018-11-30 | 2024-07-02 | 株式会社Rsystem | 文書整理支援システム及びコンピュータプログラム |
CN109784987A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-21 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片版权收益方法及装置 |
CN111382923A (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-07 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片版权的线上收益方法及装置 |
CN111383109A (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-07 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片的版权交易方法及装置 |
CN109784987B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-04-05 | 三六零科技集团有限公司 | 一种图片版权收益方法及装置 |
CN111382923B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-04-09 | 三六零科技集团有限公司 | 一种图片版权的线上收益方法及装置 |
CN111383109B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-04-12 | 三六零科技集团有限公司 | 一种图片的版权交易方法及装置 |
CN110830449A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-02-21 | 北京三快在线科技有限公司 | 文件处理方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
CN110830449B (zh) * | 2019-10-17 | 2020-11-13 | 北京三快在线科技有限公司 | 文件处理方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
JP7534620B2 (ja) | 2020-09-28 | 2024-08-15 | 富士通株式会社 | 通信プログラム、通信装置、及び通信方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6800045B2 (ja) | 2020-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6800045B2 (ja) | 署名支援サーバ、中継サーバ、署名支援プログラム、及び中継プログラム | |
JP5802137B2 (ja) | 安全なプライベート・データ記憶装置を有する集中型の認証システム、および方法 | |
US8752153B2 (en) | Accessing data based on authenticated user, provider and system | |
US6959382B1 (en) | Digital signature service | |
US9177169B2 (en) | Secure digital storage | |
US8713661B2 (en) | Authentication service | |
US8656180B2 (en) | Token activation | |
US8555079B2 (en) | Token management | |
US8751829B2 (en) | Dispersed secure data storage and retrieval | |
US8839391B2 (en) | Single token authentication | |
TWI311433B (ja) | ||
CN112106324A (zh) | 用于创建、注册和验证经数字盖章的资产的方法、计算机程序产品和设备 | |
US20130145148A1 (en) | Passcode restoration | |
WO2019179394A1 (zh) | 一种获取身份信息的方法、终端及验证服务器 | |
WO2019081530A1 (en) | METHODS OF RECORDING AND SHARING A DIGITAL IDENTITY OF A USER USING DISTRIBUTED REGISTERS | |
CN110599270B (zh) | 电子票据生成方法、装置和计算机设备 | |
JP7462903B2 (ja) | 利用者端末、認証者端末、登録者端末、管理システムおよびプログラム | |
JP6807734B2 (ja) | 中継サーバ、及び中継プログラム | |
EP1574978A1 (en) | Personal information control system, mediation system, and terminal unit | |
JP2023010221A (ja) | 情報管理サーバ、情報管理方法、及びプログラム | |
KR20140043990A (ko) | 전자위임장 시스템 및 그 방법 | |
JP7267349B2 (ja) | プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法 | |
WO2013012531A2 (en) | Authentication service | |
JP4639732B2 (ja) | 電子証明書の編集プログラム及び方法並びにicカード | |
JP2007310686A (ja) | アプリケーション実行システム、アプリケーション実行方法、およびそれに用いられる認証サーバ、認証プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201026 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6800045 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |