JP2004054180A - Table device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラの手振れ補正や撮像素子の画素ずらし等に好適に用いられる2軸方向に移動可能なテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベース部材に対向して配置され前記ベース部材に対し2軸方向に任意に移動可能な移動テーブルを備えたテーブル装置において、ベース部材に対する移動テーブルの位置を光学的に検出する方法として、種々のものが開示されている。中でも高い測定精度と測定装置の小型化の観点から、LEDとPSDとのセットを用いたものが広く用いられている。LEDとPSDとのセットを用いた位置検出機構については、例えば、特開2001−42377号公報に開示されている。このLEDとPSDとのセットを用いた位置検出は、被写体の光軸と平行に発光するようにLEDを移動テーブルに固定し、移動テーブルの移動に伴って移動するスポット光の位置を線状の受光面を有するPSDを用いて検出する。
【0003】
一般に、PSDは受光面に当たるスポット光の重心と両端子間までの距離に反比例した電流値比から位置を算出する。よって、暗ノイズ等の関係からスポット光の径を大きくすることで精度を向上させることができる。逆に、LEDとPSDとの距離が短い場合は、スポット径が小さくなることでLED発光位置とスリットのずれなどの制御困難な誤差が拡大されて測定範囲を大幅に減少させるという問題を生じる。一方、スポット径を大きくすることで生ずる検出範囲が減少するという問題については、大型のPSDを用い検出範囲を広くする等の工夫がなされている。しかし、大型のPSDをもちいるとコストがかかるばかりか、機構のサイズが大きくなる。また、LEDの発光の方向性を高めるために、レンズなどを付して発光の方向性を高めたものを用いる必要もあり、LEDも大型のものを用いることが必要という問題があった。
【0004】
すなわち、位置検出の精度を高めるためには、LEDとPSD間の距離を長く取り、大型のLEDやPSDを用いて機構自体を大型化することが好ましい。しかし、撮像装置に組み込むためには、光学系との設計の整合により、大型の位置検出機構を組み込むことは困難な場合が多い。また、近年小型のカメラが主流になりつつあり、大型の位置検出機構を備えたテーブル装置を用いることの困難性が顕著になっている。特に、撮像素子を駆動させるために用いられるテーブル装置の場合、撮影光学系と撮像面までの距離が離れすぎるとカメラ全体が大型化してしまうため、鏡筒から一定距離内に移動テーブルを設ける必要がある。この場合、大型の位置検出機構を用いることが困難であり、結果として、精度を犠牲にして、LEDとPSDの間の距離を短くし小型の素子を用いた位置検出機構を用いざるを得ないという状況にあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、小型で高精度の位置検出機能を有するテーブル装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のテーブル装置を提供する。
【0007】
テーブル装置は、ベース部材に対向して配置され互いに平行でない2軸方向に前記ベース部材に対して任意に移動可能な移動テーブルと、発光部と受光部から構成され前記2軸方向における移動テーブルの位置をそれぞれ検出する一対の位置センサとを備えるものである。そして、前記各位置センサは、前記発光部と受光部のうちのどちらか一方が移動テーブルに配置されており、かつ前記発光部と受光部の間の光路が前記移動テーブルの移動平面に平行でかつそれぞれの光路が互いに平行とならないように設けられている。
【0008】
上記構成において、移動テーブルは、互いに平行でない、例えば、直交する2軸方向に任意に移動することができる。移動テーブルのベース部材に対する位置は、例えばLEDなどで構成される発光部と、例えば位置検出素子(PSD)、CCD、MOSセンサ等で構成される受光部とを備える位置センサにより行われる。位置センサは移動テーブルの2軸方向における位置をそれぞれ検出するために、一対で設けられている。
【0009】
それぞれの位置センサは、発光部と受光部のうちのどちらか一方が移動テーブルに設けられており、それぞれ、発光部と受光部の間の光路が前記移動テーブルの移動平面に平行になるように設けられている。したがって、移動テーブルとベース部材との間の距離にかかわらず、発光部と受光部間の距離を長く取ることができる。したがって、制御不可能な位置誤差感度が下がり、PSDなどの受光部を大きくする必要がなくなる。また、発光部から光束が移動テーブル上を通過するように構成することもできるので、位置センサの光路のために必要な空間を別に確保する必要がなく、テーブル装置自体を小型化することができる。
【0010】
本発明のテーブル装置は、具体的には以下のように種々の態様で構成することができる。
【0011】
好ましくは、前記各位置センサは、それぞれの光路が交差するように配置されている。
【0012】
上記構成において、2つ以上の検出方向の光路を重複させて配置することにより、光路が占める空間を省スペース化することができ、装置全体として小型化することができる。
【0013】
前記各位置センサの発光部は1つの発光側ホルダにそれぞれ配置され、各位置センサの受光部は1つの受光側ホルダにそれぞれ配置されていることが好ましい。すなわち、それぞれの位置センサを構成する同種部材同士を同じホルダに保持することで、組立時の取り付け精度の調整を容易にすることができ、互いの検出方向の位置関係を精度よく保つことができる。
【0014】
上記各構成のテーブル装置は、撮像素子の移動・位置検出手段として好適に用いることができる。具体的には、撮像素子を移動することによって、手振れ補正や画素ずらしを高精度で行うことができる撮像装置を小型に構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテーブル装置を用いた撮像装置の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
撮像装置は、図1に示すように、カメラ本体2と、撮像装置10とで構成されるデジタルカメラ1に搭載されて用いられる。撮像装置10は、複数のレンズ4と鏡胴3とから構成される光学ユニットAと当該光学ユニットに接続して用いられる撮像素子などを備えた手振れ補正機能を有する撮像ユニットBとからなる。撮像ユニットBは、図1の矢印5で示すように、撮影中にデジタルカメラ1がブレて、光学ユニットAの光軸が図1にLで示す位置よりずれた場合に、撮像素子を矢印6に示すように移動させて光軸のずれを補正する。本発明のテーブル装置は、撮像ユニットBにおいて、上記手振れ補正機能のために撮像素子を移動させるのに用いられる。
【0017】
図2に撮像装置10の組立分解斜視図を示す。図3に、図2の撮像装置をI−I断面で切断した断面図を示す。図4に図2の撮像装置をII−II断面で切断した断面図を示す。図5に図2の撮像装置をIII−III断面で切断した断面図を示す。
【0018】
まず、撮像ユニットから説明する。撮像ユニットBは、土台となるベース部材11と、該ベース部材12に対して水平方向(以下、この方向をX軸方向とする。)に移動する第1ステージ13と、該第1ステージ13の移動方向(X軸方向)に対して垂直方向(以下、Y軸方向として説明する。)に移動する第2ステージ12と、該第2ステージに固定される撮像素子15と、ベース部材に固着され第1及び第2ステージの移動量を検知する位置検出素子(以下、PSDと表記する。)を搭載したPSDホルダ14とを備える。また、撮像ユニット全体を光学ユニットの底面3aと共に外部から密閉する防塵キャップ19が設けられている。
【0019】
撮像素子15を揺動可能に支持するベース部材11、第1ステージ13、第2ステージ12、及びPSDホルダ14は、撮像素子15(撮像素子からの情報を処理する第1基板を含む。)の周囲に位置し鏡胴3の底面外郭と撮像素子15外郭の余剰空間を充填するように配置される。
【0020】
ベース部材11は、光軸L方向(以下、Z軸方向とする。)に略垂直に設けられた板体であり、中央に光軸用の大穴24を有する金属製フレーム23である。ベース部材11のフレーム23には、PSDホルダ14を固定するためのPSDホルダ固定穴25、鏡筒3に該ベース部材11を固定するための鏡筒固定穴26、ベース部材と第1ステージとの間に懸架される押圧スプリングを固定するための押圧スプリング掛け27が設けられている。
【0021】
図2及び図3に示すように、鏡胴3との位置(煽りとレンズバック)を調整することができるように撮像ユニットBを光学ユニットAに連結するため、ベース部材11は、鏡筒3の底面上に突状に形成されている3つの固定部20との間でそれぞれ調整ビス33と調整スプリング21によって固定される。固定部20に用いられた調整スプリング21によって、ベース部材11と鏡筒3の底面との距離や傾きを調整でき、その結果光学ユニットAと撮像ユニットBとの間の光軸調整をすることができる。
【0022】
ベース部材11には、ロッド支持腕29及び位置決め腕(図示なし)がZ軸方向に立設されている。ロッド支持腕29は、振動伝達ロッド28の端部に圧電素子57を固定し、さらに圧電素子57の他端にウェイト30を固定した構成の第1アクチュエータが設けられている。第1アクチュエータは、位置決め腕にウェイト30を当接した状態で、振動伝達ロッド28がX軸方向に延在する方向に、振動伝達ロッド28の両端近傍がロッド支持腕に嵌合されてベース部材11に固定される。ロッド支持腕29と振動伝達ロッド28との間の接着には、硬化後も弾性の残るシリコン接着剤などの接着剤を用いることが好ましい。また、位置決め腕とウェイト30との間の接着には、柔らかいゴム系又はシリコン含有の接着剤が好適に用いられる。
【0023】
図4に示すように、ベース部材11の2つのロッド支持腕29には、その上面にZ軸方向に延在する突部84が設けられている。後述のように突部84は、組立時に第1ステージ13の移動制限穴52aに嵌合される。
【0024】
第1ステージ13は、ベース部材11に対して光軸方向(Z軸方向)下流側に配置される。第1ステージ13は、ほぼ同一面内に第2ステージ12を収めるための開口51が設けられたアルミニウム製の矩形のフレーム52により構成される。第1ステージ13には、ベース部材11に固定された第1アクチュエータ59の振動伝達ロッド28に当接する第1ロッド当接部53と、後述する第2ステージに固定された第2アクチュエータ44の振動伝達ロッド47に当接する第2ロッド当接部54と、ベース部材11の押圧スプリング掛け27との間に押圧スプリング55を係止するための押圧スプリング掛け56と、移動制限穴79とを備える。
【0025】
第1ロッド当接部は、別部材であるキャップ32とスプリング31と共に第1アクチュエータ59の振動伝達ロッド28を上下から挟持し、振動伝達ロッド28に沿って摺動自在に第1アクチュエータに結合する。キャップ32は、一端を第1ステージに係止され、中央部を該振動伝達ロッド28と当接し、他端を挟持スプリング31に引っ張られることによって第1ステージの第1ロッド当接部に固定される。該キャップ32と振動伝達ロッド28の接触圧は該挟持スプリング31の力量の2倍程度となる。該挟持スプリング31は捩りコイルスプリングである。該挟持スプリング31は、キャップ32の2つのフックと第1ステージ13のスプリングフックとの間にそれぞれ、両腕と中央円弧部を掛け渡している。
【0026】
移動制限穴は、前述したようにベース部材11のロッド支持腕29の先端の突部84とゆるく勘合する(図4参照)。移動制限穴52aは第1ステージ13の移動量を決めるために移動方向(X軸方向)に伸びた長穴で、第1ステージがX軸方向へのみ移動可能なように短辺方向(Y軸方向)に勘合し、その両端で移動が規制される。また、振動伝達ロッド28と第1ステージ13が移動制限穴の短辺方向(Y軸方向)へ移動(脱落)することを防止する。
【0027】
図5に示すように、組み上げ時にベース部材11と第1ステージ13にそれぞれ設けられた押圧スプリング掛け27,56に設けられた押圧スプリング55によって、第1ステージ13は、ベース部材12に近づく方向に付勢されており、第1ステージ13が、第1ステージ13の振動伝達ロッド28を中心として回転するのを防止している。
【0028】
第2ステージ12は、底に開口41を備えた導電樹脂製の箱体40であり、撮像素子15と放熱板16とローパスフィルタ65と第2アクチュエータ44とを保持する。放熱板16は、撮像素子15の撮像面が付されていない背面側に当接して、第2ステージの周壁40によって区画された開口を覆うように第2ステージに固定される。撮像素子15と撮像素子の前に間隔枠を介し密着して位置するローパスフィルタ65は前方より密着スプリングによって該放熱板16に押圧される。
【0029】
第2ステージ12は、第2アクチュエータ44を保持する。第2アクチュエータ44は、箱体40の側部に設けられた支持腕45に接着保持されている。振動伝達ロッド47の先端と末端(圧電素子55側)を第2ステージ12の2本のロッド支持腕に軸嵌合させ、同じく第2ステージに設けられている位置決め面45a(図3参照)にウェイト46を当接させた状態で、該ウェイト46を第2ステージ12に対して接着している。接着には上述の第1アクチュエータ59の接着と同様に、振動伝達ロッド60の接着には、シリコン接着剤などの硬化後も弾性の残る接着剤、ウェイト58の接触には、柔らかいゴム系若しくはシリコン含有の接着剤が好適に用いられる。
【0030】
第2ステージ12の第2アクチュエータ44は、第1ステージ13の第2ロッド当接部54とキャップ48とで挟持される。その結果、第2ステージ12が第1ステージ13の開口51内に配置された状態で摩擦結合する。第2ロッド当接部54とキャップ48の固定には、挟持スプリング49が用いられる。キャップ48の一端は、第2ロッド当接部54に係止され、中央部は振動伝達ロッド47と当接し、他端が挟持スプリング49に引っ張られる。キャップ48と振動伝達ロッド47との接触圧は、用いられる挟持スプリング49の2倍程度となる。挟持スプリング49は、第1アクチュエータ59に用いられたものと同様に捩りコイルスプリングである。挟持スプリング49は、キャップ48の2つフックと第1ステージの第2ロッド当接部54のスプリングフックの間にそれぞれ端部と直線部中央とを掛け渡すようにして両者を固定する。
【0031】
第2ステージ12は、その一部に金属製の方向基準部42を有する。方向基準部42は、その表裏に剛球43をそれぞれ介して、ベース部材11と第1ステージ13と接している。第1ステージ13とベース部材11との間に押圧スプリング55が掛けられることで、2つのステージ12,13は、それぞれが摩擦結合している振動伝達ロッドを中心とする回転を抑止される。
【0032】
図3乃至5に示すように、放熱板16の背面には第1基板17が設けられている。撮像素子15は、端子部69が放熱板16の通穴68を通って第1基板17に配設される。第1基板17の背面側には、撮像素子15の位置を検知するため、2つの赤外LED82X,82Yを収納したLEDホルダ70と、撮像素子ドライバ、撮像素子からの光電信号を処理するためのプリアンプ及び色分離回路、ホワイトバランス調整回路、アナログ処理回路などの撮像素子の画像信号出力回路の一部が搭載される。
【0033】
また、第1基板17は、CCDの端子部69に接続し、CCD、ローパスフィルタを第2ステージに固定する。第1基板17には、撮像素子15と第2基板18とつなぐフレキシブル基板67が接続される。該フレキシブル基板67は、図7に示すように、第1基板17に接続されるのみならず、放熱板16にも接続し、該放熱板16を接地させている。具体的には、フレキシブル基板67は、第1基板17に接続されている端子88近傍に分枝部87が設けられており、この分枝部87が第1基板17に設けられた貫通穴を通過してその下に存在する放熱板16と接続されている。これにより放熱板16に接している第2ステージ12、剛球43、ベース部材11も接地されることになる。フレキシブル基板67は、水平方向に第1基板17を出た直後に、一旦光軸方向前方へ折り曲げられ、該ベース部材11付近で折り返されて第2基板18の位置で再び水平方向に折り曲げられ、第2基板18と接続される。
【0034】
PSDホルダ14は、ベース部材11上に配置され、第2ステージ12(すなわち、第1基板17)の移動量を検知する位置検出素子(第1及び第2PSD62X,62Y)を2つ搭載する。また、図4に示すように、PSDホルダ14の内壁には、PSDホルダ14から第1ステージ13の一部を覆うように突起83が設けられており、第1ステージ13の光軸方向の脱落を防止する。
【0035】
防塵キャップ19は、周壁19aと底壁19bとから構成され、片面が閉じた円筒体である。防塵キャップ19は、その周壁19a下部に設けられたビス止め穴73aと鏡筒の底面3aのキャップ固定穴25aとによって、上述の撮像素子15及びその駆動機構を内包するように鏡筒ユニットの底面に固着される。防塵キャップの上面19bにはフレキシブル基板67を通すための小開口部74があり、第1基板と接続されたフレキシブル基板を防塵キャップの外側に存在する第2基板(図示なし)と接続可能にしている。また、小開口部74の密閉性をより向上させるために、小開口部を密閉する密閉部材が設けられており、具体的には、フレキシブル基板を折り曲げた状態で、テープなどを用いて小開口部74を閉塞する。
【0036】
図6は、図2の撮像装置におけるLEDとPSDとの配置関係を示す要部拡大図である。上述のように、2つの赤外LED82X,82Yは、第1基板17の移動面と発光する光束が平行になるようにLEDホルダ70に保持される。LEDホルダ70にはスリット71X,71YがLED82から離れた位置に併設されており、各LED82から発光された光は、スリット71X,71Yを通ることによって線光源へと変換される。各LED82は、光束の方向性を高めるためにレンズを備えているが、上述のように発光方向が第1基板の移動平面に平行であるので、必要スポット径の光強度を高めることができ、距離を離しても十分な出力を得ることができる。これによって、後述するように、LEDとPSD間の距離が変化しても、位置検出の精度が変化することがない。
【0037】
LEDホルダ70は、スリット71X,71Yが放熱板16(第1基板包絡線)外周に沿うように第1基板17上に配置されるので、LED82X,82Yから射出する光路の大部分は放熱板16(第1基板包絡線)内を通る。したがって、光路のためのスペースを省くことができる。
【0038】
また、2つのLED82X,82Yにそれぞれ対応する2つのPSD62X,62Yは、上述のようにPSDホルダ14に保持される。PSDホルダ14には、それぞれのPSD62X,62Yを保持する配置部61X,61Yが設けられている。配置部61X,61Yにそれぞれ組み込まれたPSD62X,62Yは、クリップ63によって固定されている。
【0039】
PSDホルダ14の配置部61X,61Yに設けられたXY平面に平行に伸びるスリット64X,64Yによって各々のPSD62X,62Yの受光面は、対応する2つのLED82X,82Yの光束と直交する。
【0040】
図7は、図6のLEDからの光束の発光の様子を説明する概念図である。2つのLED82X,82Yからそれぞれ発光された光束X,Yは、LEDホルダの空隙部分60で互いに交差するようにして進む。2つの光束X,Yのための光路が占める空間60を重複させ、このスペースを小さくすることができる。そして光束X,Yは、LEDホルダ70に設けられたスリット71X,71Yから、PSDホルダ14に設けられたスリット64X,64Yを通過してそれぞれ対応するPSD62X,62Yに到達する。
【0041】
ここで、第2スライダ12と共に第1基板17が移動した場合は、LED82X,82YとPSD62X,62Y間の距離が変化するが、上述のように、LED82X,82Yは、光束の方向性を高めるためにレンズを備えているため、距離が変わったとしても光束の強度は顕著に変化することなく、PSD62X,62Yによる位置検出の精度は変わることがない。
【0042】
次にLEDとPSDとの配置に関する変形例について説明する。図8(a)は、図2に示すLEDとPSDの配置関係を示す概略図である。図8(b)は、変形例にかかるLEDとPSDとの配置関係を示す概略図である。上記実施例においては、上述のように、LEDから射出された光束X,Yは、第1基板17に平行に射出され、そのまま直接PSDに入射する。変形例では、光路の途中にプリズム91を配置して、光束をZ軸方向に屈折させ、受光面がZ軸方向を向くようにPSDを配置する。このように光束X,Yを屈折させることにより、光路長を長くすることができ、位置検出の精度をより高めることができる。
【0043】
次に本実施形態にかかる撮像装置の手振れ補正の動作について説明する。図9は、本実施形態にかかる手振れ補正撮像装置の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。
【0044】
制御回路は、カメラ本体すなわち、鏡胴3に入射される光軸Lのブレ5を検知して角速度信号を出力するジャイロ素子90と第2ステージ12(撮像素子15)の位置を検出するPSD62X,62Yの総合的な制御を行い、入力された信号に基づいて移動量や存在位置を演算するマイコン102と、マイコンからの駆動信号に基づいて所定周波数の駆動パルスを発生させるドライブ回路104とで構成される。ドライブ回路から発生された駆動パルスは第1及び第2アクチュエータ30,46に出力され、アクチュエータに沿って第1及び第2ステージ12、13が移動する。
【0045】
ジャイロ素子90は、鏡胴3に固定されており、カメラ本体が矢印5で示すようにぶれると2軸方向(X軸方向、Y軸方向)の角速度を検出してマイコン102に出力する。
【0046】
マイコン102は、ジャイロ素子90から角速度信号が入力されると、光学系の焦点距離信号から撮像素子上(結像面上)のぶれによる像の移動量、移動速度を算出する。算出した移動速度と第2ステージ12(撮像素子15)の位置から2つのリニアアクチュエータへ印加される所定周波数の供給電圧を決定する。すなわち、マイコン102は、LED82X,82Yからの光を受けてPSD62X,62Yから出力された信号に基づいて第2ステージ12(撮像素子15)が現在存在している位置を算出し、ジャイロ素子90から入力された角速度信号に基づいて、撮像素子15が本来あるべき位置を計算し、現在位置との差を比較して、あるべき位置に撮像素子15が戻るようにステージを移動させるようフィードバック制御を行なう。
【0047】
ドライブ回路104は、マイコン102からの信号を受けて、アクチュエータ30,46の共振周波数の7割程度の周波数の駆動パルスを出力する。駆動パルスは、圧電素子57,55に印加され、以下の原理によって、第1及び第2ステージを振動伝達ロッド28、47に沿って移動させる。
【0048】
図10(a)に示すような緩やかな立ち上がり110と急激な立下り部分112を有する鋸歯状波の駆動パルスを圧電素子57,55に印加すると、(b2)に示すように、駆動パルスの緩やかな立ち上がり部分110では圧電素子57,55が緩やかにその厚み方向に伸び変位し、圧電素子に固定されている振動伝達ロッド28,47が軸方向に緩やかに変位する。このとき振動伝達ロッド28,47に摩擦結合したステージ12,13は摩擦力により振動伝達ロッド28,47と共に移動する。
【0049】
一方、駆動パルスの急激な立下り部分112では、圧電素子57,55は、急速に厚み方向に縮み変位し圧電素子57,55に結合する振動伝達ロッド28,47も急速に軸方向に変位する。このとき、(b3)に示すように、振動伝達ロッド28,47に摩擦結合したステージ12,13は慣性力により摩擦結合力に打ち勝って実質的にその位置に留まり移動しない。結果として、(b1)に示す初期状態よりもステージは右側に移動する。圧電素子57,55に前記鋸歯状波の駆動パルスを連続的に印加することにより、ステージ12,13を連続的に軸方向に移動させることができる。なお、ここで実質的にその位置に留まり移動しないとは、振動伝達ロッド28,47の正方向及び負方向の伸縮時のいずれにおいてもステージ12,13と振動伝達ロッド28,47との間で滑りを生じつつステージがそれぞれ移動するが、移動量が対称ではないため、全体としてどちらか任意の位置方向にステージ12,13移動する場合を含む。
【0050】
なお、ステージ12,13を左方向に移動させるには、圧電素子57,55に印加する鋸歯状波の波形を変えて急速な立ち上がりと緩やかな立下りからなる駆動パルスを印加すれば上述とは逆の作用によってこれを達成することができる。なお、駆動パルスは、矩形波やその他の波形を適用することもできる。
【0051】
ベース部材11に保持された第1アクチュエータの圧電素子57に駆動パルスが印加された場合は、上述のように圧電素子57は伸縮を繰り返す。圧電素子57の伸縮はウェイト30と振動伝達ロッド28に伝達する。ウェイト30と振動伝達ロッド28の慣性質量の差からウェイト30はほとんど移動せず、振動伝達ロッド28のみに伸縮が伝達される。振動伝達ロッド28は、上述のように、ロッド支持腕29に接着されているが、接着剤が弾性的に撓むため伸縮が妨げられることがない。上述のように、ロッドの左右に移動する速度差で摩擦結合する第1ステージ13が振動伝達ロッド28に沿ってX軸方向に移動する。第1ステージ13の加減速に伴ない第1アクチュエータ59に嵌合ガタ内で移動しようとする力が働くが、振動伝達ロッド28とロッド支持腕29とが接着されているため、移動は起こらず、補正性能のみならず焦点移動による光学性能劣化も防止することができる。
【0052】
第1ステージ13がX軸方向へ移動すると、第1ステージに連結されている第2ステージ12も同時にX軸方向に移動する。第2ステージ12は第1ステージ13とベース部材11の間にかかる押圧スプリング55と、第2ステージ12とベース部材11との間の剛球43により、抵抗が少なくかつ光軸方向にがたつくことなく移動する。このとき、第1基板17上の第2LED82Yは光路Yが撮像素子の撮像面と直交する第2PSD62Yに対して検出方向に移動するため、第2PSD62Yによる位置の変化が検出される。なお、第1LED82Xは第1PSD62Xに対する光路X方向に移動するため、第1PSDによる位置の変化の検出はなされない。
【0053】
一方、第2ステージ12に保持された第2アクチュエータ44の圧電素子58に駆動パルスが印加された場合は、上述のように圧電素子58は伸縮を繰り返す。圧電素子58の伸縮はウェイト46と振動伝達ロッド47に伝達する。ウェイト46と振動伝達ロッド47の慣性質量の差からウェイト46はほとんど移動せず、振動伝達ロッド47のみに伸縮が伝達される。振動伝達ロッド47は、上述のように、第2ステージ12のロッド支持腕45に接着されているが、接着剤が弾性的に撓むため伸縮が妨げられることがない。上述のように、ロッドの左右に移動する速度差によって第2ステージ12が第1ステージ13に対して振動伝達ロッド47の延在方向(Y軸方向)に移動(自走)する。第2ステージ12の加減速に伴ない第2アクチュエータ44に嵌合ガタ内で移動しようとする力が働くが、振動伝達ロッド47とロッド支持腕45とが接着されているため、移動できない。よって、補正性能のみならず焦点移動による光学性能劣化も防止することができる。
【0054】
このように第2アクチュエータ44に駆動パルスが印加された場合は、第1ステージ13とは独立して第2ステージ12だけがY軸方向に移動(自走)する。第2ステージ12は第1ステージ13とベース部材11との間にかかる押圧スプリング55と、第2ステージ12と第1ステージの間の剛球43により、抵抗が少なく、かつ光軸方向へのがたつきを起こすことなく移動する。このとき、第1基板17上の第1LED82Xは光路Xが撮像素子の撮像面と直交する第1PSD62Xに対して検出方向に移動するため、第1PSDによる位置の変化が検出される。なお、第2LED82Yは第2PSD62Yに対する光路Y方向に移動するため、第2PSDによる位置の変化の検出はなされない。
【0055】
第1及び第2アクチュエータ59,44には、振動伝達ロッド28、47と第1ステージ13の2つのロッド当接部53,54との接触部分に、粘着特性を有するグリスが塗布されている。グリスを接触部分に塗布することにより、ロッド当接部と振動伝達ロッド28とが使用時において繰り返し研磨された場合に生じる研磨粉がグリスの粘着特性により飛散せず、ゴミとして撮像素子15の撮像面に付着することを防止することができる。
【0056】
以上説明したように、本実施形態にかかる撮像装置によれば、ステージの位置を検出するためのLEDとPSDがステージの移動方向と平行な光路を持つように配置されているため、光学ユニットとの設計の整合のために、鏡筒と撮像素子の撮像面までのZ軸方向の距離を短くせざる得ない場合であっても、ベース部材11とスライダとの距離に関係なくLED,PSDの配置位置を決定することができる。したがって、両素子間の距離を長くすることもでき、精度と検出範囲を両立することができる。また、それぞれのLEDは、それぞれ射出する光束が交差するように配置されているため、LEDからの光路のためのスペースを小さくすることができ、装置を小型に構成することができる。
【0057】
また、それぞれLEDとPSDはホルダ70,14に固定して設けられているため、装置への組み込み時における組み込み誤差を少なくし、検出精度を高めることができる。したがって、高い検出制度を必要とする手振れ補正や画素ずらしのために撮像素子を移動させる移動・位置検出に好適に用いることができる。
【0058】
次に本発明の撮像装置の第2実施形態について説明する。図10は本発明の第2実施形態の撮像装置の組立分解斜視図である。本実施形態にかかる撮像装置は概ね第1実施形態にかかる撮像装置と共通した構造を有しており、異なる構成部分を中心に説明する。
【0059】
撮像装置は、光学ユニットと撮像ユニットの2つのユニットからなる。本実施形態の鏡筒3は、撮像ユニットを取り付けるための固定部20が鏡筒の周囲に設けられている。2つのユニットは、互いの位置(煽りとレンズバック)を調整されて固定される。3ヶ所に設けられた固定部20とスプリング21は光学ユニットと撮像ユニットとの間隔を調整するものである。
【0060】
撮像素子を支持、揺動するベース部材11、第1ステージ13、第2ステージ12及びPSDホルダ14aは撮像素子15(第1基板17を含む)の周囲に位置し鏡胴3の底面3a外郭と撮像素子15外郭の余剰空間を充填するように配置される。
【0061】
ベース部材は、中央に光軸用の大穴24を有する金属フレームである。ベース部材11のフレーム23には、PSDホルダ14aを固定するためのPSDホルダ固定穴25、鏡筒3に該ベース部材11を固定するための鏡筒固定穴26などが設けられている。ベース部材からはZ軸方向に伸びるロッド支持腕が立設されており、第1アクチュエータ59の振動伝達ロッドの先端と末端を2本のロッド支持腕に軸嵌合により固定している。
【0062】
第1ステージ13及び第2ステージは、第1の実施形態にかかる撮像装置と同様の構造を有している。すなわち、ベース部材11に対して第1ステージ13がX軸方向に移動すると共に、第1ステージ13に対して第2ステージ12がY軸方向に移動する。よって、結果的に第2ステージに固定されている撮像素子15は、ベース部材に対してXY平面上を移動することができる。
【0063】
PSDホルダ14aは、ベース部材と連結し前記第1ステージ13、第2ステージ12、撮像素子15(放熱板16、基板17を含む)とを全周囲むようにベース部材11に固着されるとともに、第2ステージの移動量を検知する素子(第1及び第2PSD62X,62Y)を2つ搭載する。各々のPSD62X,62Yの受光面は、その配置部61X,61Yに設けられたXY平面に水平に伸びるスリットによって、第2ステージ13上の2つのLED82X,82Yの光束と直交する。
【0064】
第2基板18は、結像面の背面に位置し、PSDホルダ14aの背面開口部を被覆するようにPSDホルダ14aに固着されると共に、第1基板17とフレキシブル基板67で結線されている。すなわち、ベース部材11、PSDホルダ14a、第2基板18は、撮像素子15とその駆動機構とを光路と移動スペースを除き密閉して内包する構造をとる。
【0065】
第2基板18には、撮像素子15又は第1基板17からの信号を処理する回路とPSDからの第2ステージの位置信号とジャイロ回路から2つのリニアアクチュエータを制御する回路とが搭載されている。第2基板へは検出方向が直交する2つのジャイロ信号がジャイロ基板(図示なし)より入力される。また、この第2基板からはリニアアクチュエータ制御信号と処理された撮像素子信号が出力される。
【0066】
以上説明したように、本実施形態にかかる撮像装置によれば、PSDを保持するPSDホルダ14aが撮像素子の密閉部材としても使用されているため、キャップなどの防塵カバーを付すことなく、撮像素子の防塵対策を行うことができる。
【0067】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、上記各実施形態では、LEDをX軸、Y軸方向にそれぞれ設けているが、例えば、1つのLEDを用い、当該LEDからの光束をプリズムなどで分光させて、それぞれの分光成分が2つのPSDに対応するように構成することもできる。
【0068】
また、受光部には、PSDの変わりに、CCDやMOSセンサなどを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置を用いたデジタルカメラの概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる撮像装置の組立分解斜視図である。
【図3】図2の撮像装置をI−I断面で切断した断面図である。
【図4】図2の撮像装置をII−II断面で切断した断面図である。
【図5】図2の撮像装置をIII−III断面で切断した断面図である。
【図6】図2の撮像装置におけるLEDとPSDとの配置関係を示す要部拡大図である。
【図7】図6のLEDからの光束の発光の様子を説明する概念図である。
【図8】図8(a)は、図2に示すLEDとPSDの配置関係を示す概略図である。図8(b)は、変形例にかかるLEDとPSDとの配置関係を示す概略図である。
【図9】図2の手振れ補正撮像装置の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。
【図10】アクチュエータの駆動原理を説明するための図である。(a)は圧電素子に印加される駆動パルスの波形の例である。(b)はアクチュエータの動きを説明する図である。
【図11】本発明の第2実施形態の撮像装置の組立分解斜視図である。
【符号の説明】
A 光学ユニット
B 撮像ユニット(テーブル装置)
X,Y 光路
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 光学ユニット
4 レンズ
10 撮像装置
11 ベース部材
12 第2ステージ
13 第1ステージ
14,14a PSDホルダ
15 撮像素子
16 放熱板
17 第1基板
18 第2基板
19 防塵キャップ
20 固定部
21 調整スプリング
23 フレーム
25 PSDホルダ固定穴
44 第2アクチュエータ
59 第1アクチュエータ
62X,62Y PSD
67 フレキシブル基板
70 LEDホルダ
82X,82Y LED[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a biaxially movable table device that is preferably used for camera shake correction of a digital camera, pixel shift of an image sensor, and the like.
[0002]
[Prior art]
In a table apparatus provided with a moving table arranged opposite to a base member and arbitrarily movable in two axial directions with respect to the base member, there are various methods for optically detecting the position of the moving table with respect to the base member. Is disclosed. Among them, a device using a set of an LED and a PSD is widely used from the viewpoint of high measurement accuracy and downsizing of the measurement device. A position detection mechanism using a set of an LED and a PSD is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-42377. In the position detection using the set of the LED and the PSD, the LED is fixed to the moving table so as to emit light in parallel with the optical axis of the subject, and the position of the spot light moving with the movement of the moving table is represented by a linear shape. Detection is performed using a PSD having a light receiving surface.
[0003]
In general, the PSD calculates a position from a current value ratio inversely proportional to the distance between the center of gravity of the spot light hitting the light receiving surface and the distance between both terminals. Therefore, the accuracy can be improved by increasing the diameter of the spot light in view of dark noise and the like. Conversely, when the distance between the LED and the PSD is short, the spot diameter becomes small, so that a difficult-to-control error such as a deviation between the LED light emitting position and the slit is enlarged, and the measurement range is greatly reduced. On the other hand, with respect to the problem that the detection range is reduced by increasing the spot diameter, various measures such as using a large PSD to widen the detection range have been devised. However, using a large PSD not only increases the cost, but also increases the size of the mechanism. Further, in order to enhance the directionality of light emission of the LED, it is necessary to use a lens or the like having a higher directionality of light emission by attaching a lens or the like, and there is a problem that a large-sized LED needs to be used.
[0004]
That is, in order to increase the accuracy of position detection, it is preferable to increase the distance between the LED and the PSD and to increase the size of the mechanism itself using a large LED or PSD. However, it is often difficult to incorporate a large-sized position detection mechanism in order to incorporate it into an imaging device due to the design matching with the optical system. In recent years, small cameras have become mainstream, and the difficulty of using a table apparatus having a large position detection mechanism has become remarkable. In particular, in the case of a table device used for driving an imaging element, if the distance between the imaging optical system and the imaging surface is too large, the entire camera becomes large. Therefore, it is necessary to provide a moving table within a certain distance from the lens barrel. There is. In this case, it is difficult to use a large position detecting mechanism, and as a result, the distance between the LED and the PSD must be shortened and the position detecting mechanism using a small element must be used at the expense of accuracy. It was in the situation.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, a technical problem to be solved by the present invention is to provide a table apparatus having a small size and a highly accurate position detecting function.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Functions / Effects]
The present invention provides a table device having the following configuration to solve the above technical problem.
[0007]
The table device is provided with a moving table arbitrarily movable with respect to the base member in two axial directions that are arranged opposite to the base member and that are not parallel to each other, and a moving table that includes a light emitting unit and a light receiving unit. And a pair of position sensors for detecting positions. In each of the position sensors, one of the light emitting unit and the light receiving unit is disposed on a moving table, and an optical path between the light emitting unit and the light receiving unit is parallel to a moving plane of the moving table. Moreover, the optical paths are provided so as not to be parallel to each other.
[0008]
In the above configuration, the moving table can arbitrarily move in two axes directions that are not parallel to each other, for example, orthogonal to each other. The position of the moving table with respect to the base member is determined by a position sensor including a light emitting unit including, for example, an LED, and a light receiving unit including, for example, a position detecting element (PSD), a CCD, and a MOS sensor. The position sensors are provided in a pair to detect the positions of the moving table in the two axial directions.
[0009]
In each position sensor, one of the light-emitting unit and the light-receiving unit is provided on the moving table, and the optical path between the light-emitting unit and the light-receiving unit is parallel to the moving plane of the moving table. Is provided. Therefore, the distance between the light emitting unit and the light receiving unit can be increased regardless of the distance between the moving table and the base member. Therefore, the uncontrollable position error sensitivity is reduced, and it is not necessary to increase the size of the light receiving unit such as a PSD. In addition, since the light beam from the light emitting unit can be configured to pass on the moving table, it is not necessary to separately secure a space necessary for the optical path of the position sensor, and the table device itself can be downsized. .
[0010]
The table device of the present invention can be specifically configured in various modes as described below.
[0011]
Preferably, the position sensors are arranged such that their optical paths intersect.
[0012]
In the above configuration, by arranging the optical paths in two or more detection directions so as to overlap with each other, the space occupied by the optical paths can be reduced, and the overall size of the apparatus can be reduced.
[0013]
It is preferable that the light emitting units of the respective position sensors are arranged in one light emitting side holder, and the light receiving units of the respective position sensors are arranged in one light receiving side holder. That is, by holding the same kind of members constituting each position sensor in the same holder, it is possible to easily adjust the mounting accuracy at the time of assembling, and it is possible to maintain the positional relationship in the detection direction with high accuracy. .
[0014]
The table device of each of the above configurations can be suitably used as a movement / position detection unit of the image sensor. Specifically, by moving the image sensor, it is possible to reduce the size of the image pickup apparatus capable of performing camera shake correction and pixel shift with high accuracy.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of an imaging device using the table device of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
As shown in FIG. 1, the imaging device is used by being mounted on a
[0017]
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
[0018]
First, the imaging unit will be described. The imaging unit B includes a
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIGS. 2 and 3, in order to connect the imaging unit B to the optical unit A so that the position with respect to the lens barrel 3 (the tilt and the lens back) can be adjusted, the
[0022]
A
[0023]
As shown in FIG. 4, the two
[0024]
The
[0025]
The first rod contact portion, together with the
[0026]
The movement restriction hole is loosely fitted with the
[0027]
As shown in FIG. 5, at the time of assembly, the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
As shown in FIGS. 3 to 5, a
[0033]
Further, the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
FIG. 6 is an enlarged view of a main part showing an arrangement relationship between an LED and a PSD in the imaging device of FIG. As described above, the two
[0037]
Since the
[0038]
The two
[0039]
The light receiving surfaces of the
[0040]
FIG. 7 is a conceptual diagram illustrating the state of light emission from the LED in FIG. The luminous fluxes X and Y emitted from the two
[0041]
Here, when the
[0042]
Next, a modified example regarding the arrangement of the LED and the PSD will be described. FIG. 8A is a schematic diagram showing an arrangement relationship between the LED and the PSD shown in FIG. FIG. 8B is a schematic diagram illustrating an arrangement relationship between an LED and a PSD according to a modification. In the above embodiment, as described above, the light beams X and Y emitted from the LED are emitted in parallel to the
[0043]
Next, an operation of the camera shake correction of the imaging apparatus according to the present embodiment will be described. FIG. 9 is a block diagram illustrating an electrical structure of a drive control circuit of the camera shake correction imaging apparatus according to the present embodiment.
[0044]
The control circuit detects the position of the
[0045]
The
[0046]
When the angular velocity signal is input from the
[0047]
The
[0048]
When a sawtooth drive pulse having a
[0049]
On the other hand, in the sharp falling
[0050]
In order to move the
[0051]
When a drive pulse is applied to the
[0052]
When the
[0053]
On the other hand, when a drive pulse is applied to the
[0054]
When the drive pulse is applied to the
[0055]
Grease having adhesive properties is applied to the first and
[0056]
As described above, according to the imaging apparatus of the present embodiment, the LED for detecting the position of the stage and the PSD are arranged so as to have an optical path parallel to the moving direction of the stage. Even if it is necessary to shorten the distance in the Z-axis direction between the lens barrel and the imaging surface of the imaging device due to the matching of the design of the LED, the PSD and the PSD regardless of the distance between the
[0057]
Further, since the LED and the PSD are provided fixed to the
[0058]
Next, a second embodiment of the imaging device of the present invention will be described. FIG. 10 is an exploded perspective view of the imaging apparatus according to the second embodiment of the present invention. The imaging device according to the present embodiment has substantially the same structure as the imaging device according to the first embodiment, and different components will be mainly described.
[0059]
The imaging device includes two units, an optical unit and an imaging unit. In the
[0060]
The
[0061]
The base member is a metal frame having a
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
On the
[0066]
As described above, according to the imaging device according to the present embodiment, the
[0067]
Note that the present invention is not limited to the above embodiments, and can be implemented in various other modes. For example, in each of the embodiments described above, the LEDs are provided in the X-axis and Y-axis directions, respectively. It can also be configured to support one PSD.
[0068]
Further, instead of the PSD, a CCD, a MOS sensor, or the like can be used for the light receiving unit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a digital camera using an imaging device of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the imaging device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the imaging device of FIG. 2 taken along a line II.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the imaging device of FIG. 2 cut along a II-II cross section.
5 is a cross-sectional view of the imaging device of FIG. 2 cut along a III-III cross section.
FIG. 6 is an enlarged view of a main part showing an arrangement relationship between an LED and a PSD in the imaging device of FIG. 2;
FIG. 7 is a conceptual diagram illustrating light emission of a light beam from the LED of FIG. 6;
FIG. 8A is a schematic diagram illustrating an arrangement relationship between the LED and the PSD illustrated in FIG. 2; FIG. 8B is a schematic diagram illustrating an arrangement relationship between an LED and a PSD according to a modification.
FIG. 9 is a block diagram illustrating an electrical structure of a drive control circuit of the camera shake correction imaging apparatus in FIG. 2;
FIG. 10 is a diagram for explaining the driving principle of the actuator. (A) is an example of the waveform of the drive pulse applied to the piezoelectric element. (B) is a diagram for explaining the movement of the actuator.
FIG. 11 is an exploded perspective view of an imaging device according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
A optical unit B imaging unit (table device)
X,
67
Claims (5)
前記各位置センサは、前記発光部と受光部のうちのどちらか一方が移動テーブルに配置されており、かつ前記発光部と受光部の間の光路が前記移動テーブルの移動平面に平行でかつそれぞれの光路が互いに平行とならないように設けられていることを特徴とするテーブル装置。A moving table that is arbitrarily movable with respect to the base member in two axial directions that are disposed opposite to the base member and that are not parallel to each other; and a position of the moving table in the two axial directions that includes a light emitting unit and a light receiving unit. A table device comprising a pair of position sensors
In each of the position sensors, one of the light emitting unit and the light receiving unit is disposed on a moving table, and an optical path between the light emitting unit and the light receiving unit is parallel to a moving plane of the moving table and respectively. Wherein the optical paths are provided so as not to be parallel to each other.
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