JP2004053233A

JP2004053233A - 森林浴天井パネル体及び森林浴のできるベッド装置。

Info

Publication number: JP2004053233A
Application number: JP2002242716A
Authority: JP
Inventors: Norihiko Base; 馬瀬　典彦; Kokichi Ikeda; 池田　孝吉
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-07-19
Filing date: 2002-07-19
Publication date: 2004-02-19

Abstract

【課題】森林浴は健康に良い。森林浴の効果の元は清浄な空気とマイナスイオンそして樹木から発生するフィトンチッドといわれる。
清浄空気を送風し、かつ森林浴空気を発生する部屋に設置できる清浄空間装置の提供。
【解決手段】１　箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた森林浴天井パネル体とする。
２　箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた、部屋内に設備できる大きさのブースを構成し、前記ブースの内部に少なくともベッドが設備され、かつ照明設備や視聴覚設備を有することを特徴とする森林浴のできるベッド装置。
【選択図】　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は室内に設置するブースや小部屋、間仕切の空間の空気製造に関する。詳しくは清浄化された空気を送風し、これを桧材などに接触させ、下方に流下させる小空間用天井パネル体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、空気を清浄化するために小部屋を設け、天井の空気清浄機から清浄な空気を流下させ下部から排出し、部屋を清浄空間にするクリーンブースがある。また各種の清浄空気製造機はある。たとえば扇風機の羽を通気性活性炭素にし中央にマイナスイオン発生具を備えた器具や、部屋の隅におく容器の中にマイナスイオン発生具やフイルターや備長炭などあるいは桧やヤシ繊維などをいれて送風する器具もある。たとえば特許公開２００１−１９３２８０、２０００−０８３０７、２００１−３３６７９８など多数の出願公開もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
人が健康になるには塵埃，ダニ糞，化学物質，花粉などの汚染物質を除去した空気を吸う必要がある。しかし健康によい物質たとえば森林浴成分は積極的に取り入れる必要がある。森林浴は健康に良い。森林浴の効果の元は清浄な空気とマイナスイオンそして樹木から発生するフィトンチッドといわれる。森林からはマイナスイオンが多量に発生する。これは土壌や葉先から蒸発する水分がマイナスイオンを帯びるとも言われている。また滝が近辺にあればさらにマイナスイオンが多い。滝の周辺に細かい水が飛び散りその水にマイナスイオンが帯電すると言われる。また森林浴は森林からでる成分のフィトンチッドも健康に良い。
たとえば桧の香は木の大敵である腐朽菌を抑えダニの繁殖を抑制し、人間のリラックス状態を作ることが知られている。
【０００４】
健康には汚染物質を除去した空気を吸う必要がある。しかし桧オガ屑などの森林浴成分発生体を空気清浄機の前に置くと森林浴効果物質も除去される。活性炭や備長炭などと混合するのも同様に好ましくない。
本発明者は清浄空気を送風し、かつ森林浴空気を発生する方法を求めた。すなわち室内に設置するブースや小部屋、間仕切の空間の森林浴のできる構造を鋭意研究した。すなわち、本発明の課題は森林浴のできる清浄空間装置である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、下記を提案する。
１　箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた森林浴天井パネル体。
２　箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた森林浴天井パネル体、側壁用の部屋内に設備できる大きさのブースを構成し、前記ブースの内部に少なくともベッドが設備され、かつ照明設備や視聴覚設備を有する森林浴のできるベッド装置。
また、部屋にはエアコンを備えてあることが好ましい。
【０００６】
マイナスイオンは電気設備でも発生できるが、細かい水に帯電させるのがが良い。磁気処理した水や雪を遠赤外線処理で溶かした水などは水の構造が分解され細かいといわれる。人体に染み込むには細かい水がよく、細かい水は活性水とも言われる。この活性水でブース内を湿度処理するとマイナスイオン効果も向上する。
【０００７】
以下、本発明を図に従い、詳しく説明する。
図１は本発明品側面断面図、図２は本発明品展開側面図、図３は本発明品斜視図、図４は本発明品使用状態側面図、図５は森林浴空気発生材説明斜視図である。また図６は森林浴のできるベッド装置斜視図、図７は森林浴のできるベッド装置斜視図、図８は森林浴空気生成フロー図である。
符号の１は箱体、２は孔、３は下部板、４は森林浴成分発生体、５は本発明の天井パネル体、６は開閉手段、７は蝶番、８は孔への空気流れ、９は下部への空気流れ、１０は空気清浄機、１１は配管、１２は柱、１３はカーテン、１４はブース外への空気の流れ、１５はブース、１６は通気性袋、１７はオガ屑、１８は森林浴空気発生材、１９は森林浴のできるベッド装置である。
図１は本発明に係わる森林浴天井パネル体の側面断面図である。箱体１に清浄空気を送風するための給気口２を設け、下部板３を通気性とし中に森林浴成分発生体４を入れた天井パネル体５である。。
図２は作業性を説明するための展開側面図である。開閉手段６により、箱体１を開き森林浴成分発生体４を着脱する。
図３は箱体１の斜視図である。孔２から清浄空気を供給し、森林浴成分発生体４に触れ森林浴成分やマイナスイオンとともに下部板３から森林浴空気を流下する。孔への空気流れは８で示し、下部への空気流れは９で示す。
【０００８】
図５は森林浴空気発生材説明斜視図である。森林浴空気発生材としては桧、松、杉、ブナなどの各種樹木を利用したものを選択する。樹木形状としては桧オガ屑やスライス板などを利用する。図は森林浴成分発生体１８、たとえば桧オガ屑１７を通気性袋１６に入れる。または樹木エキスを染み込ませた綿や発泡ウレタンを代用してもよい。
【０００９】
図６は森林浴のできるベッド装置斜視図である。このものは箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた森林浴天井パネル体、側壁用の部屋内に設備できる大きさのブースを構成し、前記ブースの内部に少なくともベッドが設備され、かつ照明設備や視聴覚設備を有することを特徴とする森林浴のできるベッド装置である。
【００１０】
図７は森林浴のできる介護のベッド装置斜視図である。病弱者や高齢者に森林浴空気療法のできる部屋を提供できる。上部にリフトがあり、これで移動が容易になる。本発明は森林浴ブースを提供しかつ、ブースをリフト架台にでき、天井部をレール構造体にできる。
【００１１】
図８は森林浴空気生成フロー図を示す。部屋の中の空気を空気清浄機Ａで塵埃などを除去し清浄化する。この清浄化された空気Ｂに選択として加湿機Ｃで加湿し調整空気Ｄとする。Ｄを天井に配置された森林浴成分発生体Ｅに触れさせ森林浴成分を含む空気Ｆをブース内に流下する。好ましくは加湿機Ｇで室内を湿度調整する。最終的にブース内に森林浴空気Ｈを充満させる。この空気はブース下部の隙間から室内に吹き出し排出する。そして上からは次ぎ次ぎに森林浴空気Ｈを生成するのでブース内は新鮮森林浴空気の環境に保持される。
【００１２】
空気清浄機の取付位置は図に示す位置に限定されない。清掃利便性や、間取り余裕などの条件で設計する。取付位置を例示すれば天井中央部、天井端部、ブース外下部などである。
【００１３】
清浄化された空気に選択として加湿機で加湿しまたは、森林浴成分を含む空気をブース内に流下し別の加湿機で室内を湿度調整する。この時に使用する水は活性水が好ましい。磁気処理した水や雪を遠赤外線で溶かした雪溶水などが好ましい。水は通常クラスターといわれる集団を形成すると考えられている。森林の周辺に滝があれば砕けた水にマイナスイオンが付着する。また森林土壌や森林の葉から放出される湿気もマイナスイオンが付着しやすい。森林浴効果は樹木の成分フィトンチッドとマイナスイオンの相乗効果である。それゆえ活性水でブース内を湿度処理するのが好ましい。
【００１４】
【実施例１】
縦２２０センチメートル、横１１０センチメートル、厚み３０センチメートルの箱体を作り、横に給気口として３センチ直径の孔を設ける。この箱体の上と側面は非通気性とする。下部は孔開けボードなどの通気性板を利用し通気性とする。下部は、ずらし取り外しや引っ掛け式などの開閉手段を設け中の森林浴成分発生体を取り替えられるようにする。
桧のスライスを縦１１０センチメートル、横１１０センチメートル、高さ１５センチの布袋に軽く詰める。このもの２袋を下部板に取りつけ、これを森林浴天井パネル体とする。
市販の間仕切でコの字形空間を作り上に前述の森林浴天井パネル体を載せる。開放面をビニルカーテンで被う。下に設置した空気清浄機の配管を給気口孔に導き森林浴空間を製作する。
【００１５】
【実施例２】
縦２２０センチメートル、横１１０センチメートル、高さ１９０センチメトルのブースを形成する。天井に請求項１記載の本発明の箱体を載せ、その上に空気清浄機を設置し配管を給気口孔に導く。内部にベッドを配置し、かつ照明設備や視聴覚設備をも配置する。
組立式安眠室または介護室としてユニット化する。天井下裏にレール溝を設けてリフトを取付できるようにしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】
本発明により部屋の中に本格的森林浴空間を形成できる。すなわち、汚染物質を除去した空気と森林浴成分でリラックス状態を作るブースを提供できる。
安眠寝室や治療、健康促進空間などに利用できる。人間ばかりでなく、ペットや動植物の健康促進にも利用できる。
【００１７】
請求項１記載の効果としては、箱体に清浄空気を送風するための給気口孔があり、下部が通気性板であり中に森林浴成分発生体を出し入できる。パーテションや、壁パネルにより簡単に森林浴のできる空間を製作できる。
【００１８】
請求項２記載の効果として清浄空気による森林浴環境のベッド装置を提供できる。ユニット化も容易である。安眠に悩む人や病人に快適な環境を提供できる。また、ブース強度があれば天井下裏にリフト用レール溝などを取りつけられるので病人の移動も容易な森林浴空間にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明品側面断面図
【図２】本発明品展開側面図
【図３】本発明品斜視図
【図４】本発明品使用状態側面図
【図５】森林浴空気発生材説明斜視図
【図６】森林浴のできるベッド装置斜視図
【図７】森林浴のできるベッド装置斜視図
【図８】森林浴空気生成フロー図
【符号の説明】
１　　箱体
２　　孔
３　　下部板
４　　森林浴成分発生体
５　　本発明の天井パネル体
６　　開閉手段
７　　蝶番
８　　孔への空気流れ
９　　下部への空気流れ
１０　　空気清浄機
１１　　配管
１２　　柱
１３　　カーテン
１４　　ブース外への空気の流れ
１５　　ブース
１６　　通気性袋
１７　　オガ屑
１８　　森林浴空気発生材
１９　　森林浴のできるベッド装置
２０　　ベッド
２１　　リフト装置

Claims

箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れたことを特徴とする森林浴天井パネル体。
箱体に清浄空気を送風するための給気口を設け、下部を通気性板とし中に森林浴成分発生体を入れた、部屋内に設備できる大きさのブースを構成し、前記ブースの内部に少なくともベッドが設備され、かつ照明設備や視聴覚設備を有することを特徴とする森林浴のできるベッド装置。